JP2652356B2 - コンクリート二次製品の製造方法 - Google Patents

コンクリート二次製品の製造方法

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B7/00Moulds; Cores; Mandrels
    • B28B7/0002Auxiliary parts or elements of the mould
    • B28B7/0008Venting channels, e.g. to avoid vacuum during demoulding or allowing air to escape during feeding, pressing or moulding

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溝蓋、側溝用ブロッ
ク、ボックスカルバート等のコンクリート二次製品を成
形するためのコンクリート二次製品の型枠に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート二次製品は次のよう
に製造されてる。すなわち、型枠の上面に開口を設け、
この開口からコンクリートを投入し、バイブレータで型
枠を振動させ、コンクリートを型枠内全体に行き渡ら
せ、しかる後開口している上面のコンクリートをコテ均
しして仕上げていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来のコンクリ
ート二次製品の製造方法には、バイブレータによる振
動が不可欠なために、工場内の騒音による劣悪な作業環
境、及び、近隣住民に対する騒音公害がある、上面を
コテ均しとするためにコンクリート二次製品の上面の仕
上げ面が粗面となり、また、寸法精度も悪い、という問
題がある。本発明は、このような課題を解決するために
なされたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、すべての開口
を閉塞可能とするとともに、少なくとも1ヵ所のコンク
リート圧入口を設けた型枠にコンクリートを圧入充填す
る工程と、型枠に充填したコンクリートを硬化養生する
工程と、硬化したコンクリートを脱型する工程と、製品
に残った圧入口跡を補修する工程とからなることを特徴
とするコンクリート二次製品の製造方法である。さら
に、一部に空気抜き兼コンクリート充填確認用の小孔を
設けた型枠を使用することもできる。
【0005】
【作用】本発明コンクリート二次製品の製造方法におい
ては、コンクリートを型枠の圧入口から圧力をかけて送
り込むのでコンクリートが型枠内部に行き渡りやすく、
バイブレータの使用を最小限に抑えることができる。ま
た、従来型枠にあった上面の開口を閉塞するので、上面
の仕上面も型枠面と当接して形成され、美しく仕上げる
ことができ、寸法精度も確保できるのである。
【0006】一部に空気抜き兼コンクリート充填確認用
の小孔を設けた型枠を使用すると、小孔から空気が抜け
るので型枠内にコンクリートが充填されやすく、また、
コンクリートが充填されると小孔からコンクリートのモ
ルタル成分が溢れ出てくるので、コンクリートが充填さ
れたことを確認できる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しつつ本発明の実施例を説
明する。図1は本発明に使用される型枠1の断面図、図
2は型枠1の脱型状態の断面図、図3は型枠1の斜視
図、図4は小孔9の拡大図である。なお、図面は締付装
置など、型枠の細部については省略して表している。
【0008】型枠1は溝蓋等の板状のコンクリート二次
製品を成形するもので、側板2、底板3、蓋4、基台5
からなり、全体で閉塞された空間を形成している。側板
2は基台5にヒンジ7で、蓋4は側板2にヒンジ8でそ
れぞれ蝶着され、コンクリート製品14を脱型するとき
は、図2に示すように、型開きを行う。蓋4には1個の
コンクリート圧入口6、及び、空気抜き兼コンクリート
充填確認用の多数の小孔9が設けられている。
【0009】図1のように、型枠1を型閉じした状態
で、コンクリート圧入口6にコンクリート圧送ポンプ
(図示しない)のホース10を接続し、コンクリートを
圧入する。コンクリートが型枠内に充填されると小孔9
からコンクリートのモルタル成分が溢れ出てくるから、
その段階で圧送を停止する。そしてコンクリート圧入口
6からホース10を外し、型枠1を養生室に入れて蒸気
養生を行う。養生が完了したら、図2のように型開き
し、コンクリート製品14を脱型すると共に、製品の上
面に残った圧入口跡11及び小孔跡12をケレン棒で削
り落とすか、軽くサンダーがけするなどして補修を行
う。小孔9は、図4に示すように、ラッパ状にテーパを
つけてあるので、型開きした際に蓋を軽く叩くなどする
ことで、モルタル屑13が容易に落下し、型枠の清掃作
業を容易に行うことができる。
【0010】図5に示すのは、本発明に使用する他の型
枠の例で、ボックスカルバートを成形するための型枠2
0の断面図である。型枠20は、側板21、底板22、
蓋23、内型24、基台25でなり、全体で角筒形の閉
塞した空間を形成している。蓋23は側板21にヒンジ
26で、側板21は基台25にヒンジ27でそれぞれ蝶
着されている。蓋23には、1個のコンクリート圧入口
28、及び、空気抜き兼コンクリート充填確認用の多数
の小孔29が設けられている。内型24の底部にあた
る、いわゆる「さし」の部分30には、やはり、空気抜
き兼コンクリート充填確認用の多数の小孔31が形成さ
れている。さし30の下側にはフィルタ33が貼付さ
れ、空気及び水は通すが、コンクリートは溢れ出ないよ
うになっている。例えば、実開昭61−31815号公
報に記載されているように、この部分は最もコンクリー
トが行き渡りにくい部分であり、この部分もコンクリー
トが充填されたことを確認することで、美しい仕上がり
面を得ることができる。
【0011】型枠20の脱型については、外型について
は前記型枠1と同様に、蓋23及び側板21を型開き
し、内型は前記公報に記載されているように、さし30
を上方に抜き取り、側部をヒンジ32により内側に絞り
込むことにより行う。なお、図面は内型の脱型のための
装置等細部を省略して表している。
【0012】型枠20で成形したコンクリート製品の上
面には、前記実施例と同様に圧入口跡及び小孔跡が残る
ので、同様に補修工程を行う。
【0013】図6は本発明に使用する更に他の型枠の例
を示すものである。同図の型枠40もボックスカルバー
トを成形するためのもので、前述の型枠20に類似する
ものである。型枠40が型枠20と異なるのは、コンク
リート圧入口が蓋41ではなく、さし43に設けられて
いる点である。蓋41には、空気抜き兼コンクリート充
填確認用の多数の小孔42が設けられているが、圧入口
44はさし43に設けられている。従って、型枠40内
にコンクリートを圧送すると下部から上部に向かってコ
ンクリートが充填され、最も仕上げ面が粗面となりやす
い「さし」の部分は、確実にコンクリートが充填され、
常に美しい仕上がりが期待できる。ただし、コンクリー
トを最上部まで押し上げなければならないので、コンク
リートを強力に圧送する必要がある。
【0014】コンクリート圧送口は、1ヵ所に限るもの
ではなく、大型の製品を成形する型枠の場合には複数個
として差し支えない。また、コンクリート圧送口を設け
る場所も適宜位置とすることができるが、なるべる補修
工程を行いやすい位置に設けることが望ましい。
【0015】図7は、本発明方法によるコンクリート二
次製品の製造工程の例を示す説明図である。養生室52
で養生が完了した型枠は、フォークリフトなどで製造ラ
イン50のAエリアに運ばれ待機する。型枠はコンベア
やプッシャーなどの移動装置で、AエリアからB、C、
D、Eエリアへと順次運ばれていく。Bエリアは脱型エ
リアで、型枠の型開きが行われ、コンクリート製品が取
り出される。取り出されたコンクリート製品はFエリア
に移動され、ここで補修工程が行われ、更に図示しない
がストックヤードに移動される。一方型枠はCエリアに
送られる。
【0016】Cエリアでは型開きした型枠の清掃、組み
立て及び必要に応じて鉄筋の組み込みが行われ、Dエリ
アに送られる。Dエリアではコンクリートポンプ51の
ホースが型枠のコンクリート圧入口に接続され、コンク
リートが圧送される。型枠内にコンクリートが充填され
ると、Dエリアに送られ、ここからフォークリフトなど
で養生室に運搬され、蒸気養生が行われる。以上の工程
を繰り返すことでコンクリート二次製品が製造される。
【0017】
【発明の効果】本発明においては、コンクリートを型枠
のコンクリート圧入口から圧力をかけて送り込むので、
コンクリートが型枠内部に行き渡りやすく、バイブレー
タの使用を最小限に抑えることができる。従って、工場
内の騒音を低減し、作業環境及び近隣に対する騒音公害
を改善できる。また、従来型枠にあった上面の開口が閉
塞されるので、コンクリート製品の上面の仕上面も型枠
面により形成され、美しく仕上げることができ、寸法精
度も確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠1の断面図である。
【図2】型枠1の脱型状態の断面図である。
【図3】型枠1の斜視図である。
【図4】小孔9の拡大図である。
【図5】型枠20の断面図である。
【図6】型枠40の断面図である。
【図7】本発明方法によるコンクリート二次製品の製造
工程の説明図である。
【符号の説明】
1 型枠 2 側板 3 底板 4 蓋 5 基台 6 圧入口 7 ヒンジ 8 ヒンジ 9 小孔 10 ホース 11 圧入口跡 12 小孔跡 13 モルタル屑 14 コンクリート製品 20 型枠 21 側板 22 底板 23 蓋 24 内型 25 基台 26 ヒンジ 27 ヒンジ 28 圧入口 29 小孔 30 さし 31 小孔 32 ヒンジ 33 フィルタ 40 型枠 41 蓋 42 小孔 43 さし 44 圧入口 50 製造ライン 51 コンクリートポンプ 52 養生室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 E03F 5/04 E03F 5/04 D

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 すべての開口を閉塞可能とするととも
    に、少なくとも1ヵ所のコンクリート圧入口を設けた型
    枠にコンクリートを圧入充填する工程と、型枠に充填し
    たコンクリートを硬化養生する工程と、硬化したコンク
    リートを脱型する工程と、製品に残った圧入口跡を補修
    する工程とからなることを特徴とするコンクリート二次
    製品の製造方法
  2. 【請求項2】 一部に空気抜き兼コンクリート充填確認
    用の小孔を設けた型枠を使用する請求項1のコンクリー
    ト二次製品の製造方法
  3. 【請求項3】 上面の開口に開閉自在の蓋を設けるとと
    もに該蓋にコンクリート圧入口及び空気抜き兼コンクリ
    ート充填確認用の多数の小孔を設けた型枠にコンクリー
    トを圧入充填する工程と、型枠に充填したコンクリート
    を硬化養生する工程と、硬化したコンクリートを脱型す
    る工程と、製品に残った圧入口跡及び小孔跡を補修する
    工程とからなることを特徴とするコンクリート二次製品
    の製造方法
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