JP2652197B2 - キャッシュコーナー用の消火システム - Google Patents

キャッシュコーナー用の消火システム

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JP2652197B2 JP14390088A JP14390088A JP2652197B2 JP 2652197 B2 JP2652197 B2 JP 2652197B2 JP 14390088 A JP14390088 A JP 14390088A JP 14390088 A JP14390088 A JP 14390088A JP 2652197 B2 JP2652197 B2 JP 2652197B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、キャッシュコーナー(現金自動払戻しコー
ナー)に設置される消火システムに関するものであり、
特に火災発生時にはキャッシュコーナー内の利用者は容
易に脱出を図れるとともに消火活動の確実性を高め、火
災消火後には危険エリアとなった該コーナーに、不用意
に立入られることを阻止するキャッシュコーナー用の消
火システムに関するものである。
〔従来の技術〕
現在、金融機関等において現金払戻し等のキャッシュ
サービスを受けることのできる利用者は、取引先の金融
機関の本・支店以外であっても、デパートや、企業、ま
たは駅などに設置されたキャッシュコーナーの自動支払
い機(以下ATMという)によってサービスを受けること
ができる。
これらキャッシュコーナーは、日中は利用者を除くと
無人状態にあるのが一般的である。従って、ATMや、そ
の周辺機器を原因とする火災、もしくは、利用者による
煙草の不始末などを原因とする出火の可能性がある場合
は、必要に応じて、火災の発生を覚知するための手段
や、火災に対処するために、何らかの対策を施す必要が
ある。
従来、銀行等におけるキャッシュコーナーでの火災の
防止策として、該コーナーに火災感知器、警報送信機等
を設置して、火災感知器が火災発生を検知したときに、
警報を発信して遠方監視所で監視できるようにする方法
や、火災感知器と自動消火装置を設置して、火災感知器
が火災を感知したときには、遠方監視所や警備室などの
外部への通報手段をON状態にしてあらかじめ定められた
場所に火災の発生を報知するとともに、自動消火装置を
起動させ、自動的に消火作業を行う方法が提案されてい
る。
ところで、自動消火装置に使用される消火剤(薬剤)
としては、通常の状態では人体に安全なハロン1301が知
られている。しかし、この消火剤は、消火後は分解生成
物によって酸臭を発し、しかも火災規模が大きい程強い
刺激臭を発生するという性質がある。この点、キャッシ
ュコーナーのスペースは一般に狭く、その分刺激臭が充
満するのが早いため、火災発生エリアに人がいる場合に
は、消火剤を噴出する前に、該エリアから人をすみやか
に脱出させなければならない。また、万が一、逃げ遅れ
た人がいても、脱出を容易に図れるようにすることが肝
要である。しかしながら、消火剤の噴出時に、入口扉が
開放状態にあれば、消火剤が希薄になって消火能力が低
下するため、火災発生エリアにおける扉は必要以上に開
放しないことが要求される。また消火後は、通例人体に
有毒な刺激臭のあるガスが残存しているため、かつまた
火災の現場を保全する必要があるため、部外者が容易に
入室できないように入室を規制する何らかの措置を施す
ことが要求される。
以上要するに、火災発生時には利用者が容易に脱出
を図れること;自動消火装置が動作したときには外部
から容易に入室できないこと;自動消火装置の消火後
も、不用意に入室されないこと;という条件を満足しな
ければならない。しかしながら、上記のいずれの要求を
も満足するような消火システムの提案はいまだなされて
いない。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、火
災発生時に、利用者が容易に脱出できるようにするとと
もに消火を確実に行ない、消火後には危険エリアへの不
用意な立入りを阻止できるキャッシュコーナー用の消火
システムを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るキャッシュコーナー用の消火システム
は、出入口扉を閉じることで密閉空間の形成が可能なキ
ャッシュコーナーに設置される消火システムであって、 火災を自動消火しようとするスペース内に設置された
火災感知器を含んで構成された自動消火装置と、 キャッシュコーナーの出入口扉を閉じるための閉鎖手
段と、 該閉鎖手段による出入口扉の閉鎖を解除するための閉
鎖解除手段を具備し、 前記火災感知器が火災発生を検知すると、それに呼応
して前記自動消火装置が起動し、同時に出入口扉の前記
閉鎖手段が作動するとともに、消火対象区画外で前記閉
鎖解除手段を操作可能に構成してある。
また、本発明に係るキャッシュコーナー用の消火シス
テムは、火災を消火しようとするスペース内に設置され
た火災感知器を含んで構成された自動消火装置と、 キャッシュコーナーの出入口扉を閉じるための閉鎖手
段を具備し、 該閉鎖手段を、出入口扉に設置された電気錠と、該電
気錠に施錠/解錠信号を出力する電気錠制御装置とより
構成し、 火災発生時には、前記火災感知器に連動して前記自動
消火装置が起動し、前記自動消火装置の起動信号が前記
電気錠制御装置に送出されると前記電気錠制御装置は出
入口扉に設置した前記電気錠に対して施錠信号を出力し
て外部からの入室を規制するとともに、内部よりは前記
電気錠を解錠可能に構成すると効果的である。
〔作 用〕
火災感知器は、自動消火装置によって火災を自動消火
しようとするスペース内(消火対象区画内)に設置さ
れ、自動消火装置は、火災感知器に連動する。そして、
自動消火装置の起動信号を電気錠制御装置に出力し、更
に、この信号を受信した電気錠制御装置は、出入口扉に
設置した電気錠に対して施錠信号を出力して、電気錠は
施錠状態となって、外部からの入室を規制する。
スペース内の在室者は、出入口扉が施錠状態となって
も、電気錠を一旦解錠すれば、電気錠の施錠/解錠状態
にかかわらず、外部に脱出することができる。
電気錠が施錠状態のときに内部から、機械的に電気錠
を一旦解錠して脱出した場合に、出入口扉が自重あるい
は、油圧等のドアクローザーによって閉鎖すると電気的
施錠信号によって、電気錠は施錠され、外部からの入室
規制を再開始する。
火災感知器が動作したとき、もしくは、自動消火装置
が起動したときには、外部への通報手段をONにさせて、
例えば警備室などにいる保安要員に火災の発生を覚知さ
せる。そして、外部通報手段によって対処要員が駆け付
けて、しかるべき処置を施し、同時に出入口扉の規制は
操作によって簡単に解除される。
〔実施例〕
(実施例の構成) 実施例について図面を参照して説明する。
第1図乃至第3図において、本発明に係る消火システ
ム1は、出入口を閉じることで密閉空間の形成が可能な
キャッシュコーナー10に設置される。
ここでまず、キャッシュコーナー10の構成を説明する
と、11は現金の払戻し等のサービスを受けようとする利
用者が進入するための出入口扉、12は利用者にサービス
を提供する金融機関端末機であるATM、13は機械をメン
テナンスするための機械室である。14は利用者がATM12
を操作するスペースを確保した客室であり、この客室14
と機械室13とは間仕切り15によって仕切られている。そ
して機械室13には消火剤が充填された自動消火装置3が
設置されている。
次に消火システム1について説明すると、4は消火装
置3に充填された消火剤を噴出するための噴出ヘッド、
5は火災発生時の上昇温度もしくは煙を検出する火災検
知器であり、自動消火装置3によって火災を消火しよう
とする消火対象区画A内に設置される。出入口扉11に設
置された電気錠7は、電気錠制御装置6から出力される
施錠/解錠信号によって、それぞれ、施錠状態/解錠状
態となる。そして、この電気錠7と電気錠制御装置6と
で、現金自動払戻しコーナー10の出入口扉11を閉じるた
めの閉鎖手段2を構成している。8は電気錠制御装置6
に対する火災信号を復旧させるためのスイッチであり、
閉鎖手段2による出入口扉11の閉鎖を解除するための閉
鎖解除手段を構成している。尚、出入口扉11は、手動ド
ア、自動ドアのいずれであってもよいこと勿論である。
(実施例の動作) 次に実施例の動作について説明する。
消火システム1を構成している自動消火装置3が、火
災感知器5からの火災信号を受信すると、自動消火装置
3に内蔵されたブザー(図示せず)や、スピーカ(図示
せず)によって、在室者の退出を促すための機能が一定
時間ONとなる。その後、消火剤であるハロンガスを噴出
ヘッド4より噴出して消火活動を開始する。
一方、火災感知器5からの感知信号を受信した自動消
火装置3は電気錠制御装置6に対して火災発生の信号を
出力する。火災発生の信号を受信した電気錠制御装置6
は、出入口扉11に設置された電気錠7に対して施錠信号
を出力して、電気錠は施錠を開始して、外部からの入室
を規制する。
電気錠7が施錠状態であっても、在室者がいる場合は
電気錠7の部屋内側のノブを回して、(機械的に)電気
錠を解錠して退出する。そして、扉が(ドアクローザ等
により)閉鎖すると電気錠7は自動消火装置3からの施
錠信号によって、施錠状態を再現して、外部からの入室
規制を継続する。
出入口扉11は、火災を消火した後も自動消火装置3か
らの信号で電気錠7による入室規制を行い、部外者が容
易に入室することを阻止する。
電気錠7を解錠して、入室規制を解除するためには、
自動消火装置3が設置された機械室13に入場して、自動
消火装置3に内蔵されたスイッチ8(第3図参照)を操
作して火災信号を復旧させることで電気錠を解錠させる
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上の如く構成され、本発明によれば次の効
果を奏する。
万が一キャッシュコーナーで火災が発生しても、キャ
ッシュコーナー内にいる人は容易に脱出を図ることがで
き、自動消火装置によって火災の消火を確実に行うこと
が可能である。
火災消火後の人体に与える不快な、二次災害を防止で
きる。
消火後には危険エリアへの不用意な立入を阻止でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る消火システムを設置したキャッシ
ュコーナーを示す斜視図、第2図はその平面略図、第3
図は消火システムの構成を示すブロック図である。 1……消火システム、2……閉鎖手段 3……自動消火装置、4……噴射ヘッド 7……電気錠、10……キャッシュコーナー 11……出入口扉、12……ATM 13……機械室、14……客室

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出入口扉(11)を閉じることで密閉空間の
    形成が可能なキャッシュコーナー(10)に設置される消
    火システム(1)であって、 火災を消火しようとするスペース内に設置された火災感
    知器(5)を含んで構成された自動消火装置(3)と、 キャッシュコーナー(10)の出入口扉(11)を閉じるた
    めの閉鎖手段(2)と、 該閉鎖手段(2)による出入口扉(11)の閉鎖を解除す
    るための閉鎖解除手段(8)を具備し、 前記火災感知器(5)が火災発生を検知すると、それに
    呼応して前記自動消火装置(3)が起動し、同時に出入
    口扉(11)の前記閉鎖手段(2)が作動するとともに、
    消火対象区画外において前記閉鎖解除手段(8)を操作
    可能に構成したことを特徴とするキャッシュコーナー用
    の消火システム。
  2. 【請求項2】出入口扉(11)を閉じることで密閉空間の
    形成が可能なキャッシュコーナー(10)に設置される消
    火システム(1)であって、 火災を消火しようとするスペース内に設置された火災感
    知器(5)を含んで構成された自動消火装置(3)と、 キャッシュコーナー(10)の出入口扉(11)を閉じるた
    めの閉鎖手段(2)を具備し、 該閉鎖手段(2)が、出入口扉(11)に設置された電気
    錠(7)と、該電気錠(7)に施錠/解錠信号を出力す
    る電気錠制御装置(6)とより構成され、 火災発生時には、前記火災感知器(5)に連動して前記
    自動消火装置(3)が起動し、前記自動消火装置(3)
    の起動信号が前記電気錠制御装置(6)に送出されると
    前記電気錠制御装置(6)は出入口扉(11)に設置した
    前記電気錠(7)に対して施錠信号を出力して外部から
    の入室を規制するとともに、内部よりは前記電気錠
    (7)を解錠可能に構成したことを特徴とするキャッシ
    ュコーナー用の消火システム。
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