JPH085725Y2 - ガス充満表示装置 - Google Patents

ガス充満表示装置

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JPH085725Y2
JPH085725Y2 JP1988024706U JP2470688U JPH085725Y2 JP H085725 Y2 JPH085725 Y2 JP H085725Y2 JP 1988024706 U JP1988024706 U JP 1988024706U JP 2470688 U JP2470688 U JP 2470688U JP H085725 Y2 JPH085725 Y2 JP H085725Y2
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JP
Japan
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fire
gas
compartment
extinguishant
container
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JP1988024706U
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JPH01130362U (ja
Inventor
立美 矢木
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高圧瓦斯工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 ○産業上の利用分野 本考案は、消火剤としてハロン1301、二酸化炭素等が
使用されるガス系の消火装置に関するものである。より
詳しくは、ガス系の消火装置におけるガス充満を示すた
めの充満表示装置に関するものである。
○従来技術及びその問題点 ガス系の消火装置では、消火剤としてハロン1301、二
酸化炭素等が使用される。これらの消火剤は、人体に対
して無害であるが、消火剤放出時、酸素濃度が低下し、
酸欠に到る危険性がある。たとえば二酸化炭素の場合、
消火剤濃度が35%であるため酸素濃度は約14%に低下
し、到死濃度に達する。従来の消火装置では、このよう
な危険区画への立入りを防止するため、出入口上部に消
火剤が放出された旨を知らせる充満表示灯を点灯または
点滅させている。
例えば、本願出願人が考案した実開昭59−143459号公
報「消火設備の制御装置」においては、消火剤放出配管
の途中(通常貯蔵容器に近い配管)に、ある設定圧力
(例えば10kgf/cm2)で作動する圧力スイッチを設け、
火災時、消火剤が放出される時の配管内の消火剤の圧力
を検知して圧力スイッチが作動し、充満表示灯を点灯す
るように構成されている。
第2図を参照して、充満表示灯54a,54a′は本考案の
充満表示灯54,54′と同様であるが、ガス放出センサー
(圧力スイッチ)53a,53a′は配管16,16′に接続され、
電路56,56′により制御盤23に接続されている。圧力ス
イッチは一度閉じると人による復旧作業を行うまで復旧
しない構造となっている。
上記の従来技術のガス系消火設備の動作を区画Iに火
災が発生した場合について説明する。
各消火剤容器から消火剤が流出する過程は本考案と同
様である。消火剤容器11,11から放出された消火剤は容
器弁12,12、配管14より選択弁15を経て配管16を流れ、
圧力スイッチ53aが閉じ電路56を通じて制御盤23に信号
を送る。これを受けた制御盤23から電路55を通じて充満
表示灯54aを点灯させ、区画I内への立入りを禁止する
とともに電路30を通じて表示装置32に消火剤が放出する
旨を表示する。又消火剤は区画Iに入ってノズル5から
噴出され、火災を鎮圧する。なお区画IIに火災が発生し
た場合の動作は上記と同じである。
上記の従来技術においては、貯蔵容器11の容器弁12の
出口から微量のもれが生じ、かつ第一選択弁15が開放し
ているか又は、選択弁を使用しない一系統の設備の場
合、消火剤は配管16を通って区画内に流出し、やがて区
画内が高濃度に達する。この場合、配管16内の圧力はほ
とんど上昇しないため圧力スイッチ53aは作動せず、従
って充満表示灯54aも点灯しない。このような場合に
は、区画内が危険状態にあるにもかかわらず、充満表示
灯54aが警告を表示しないことになる。
また、火災時消火剤が正常に放出され、鎮火した後、
消防隊が消火を確認するために区画内に入ることになる
が、通常事前に排気ファン(図示せず)を作動させ、視
界を良くした上で、安全のため空気呼吸器を装着するか
又は、酸素濃度計で区画内の危険度を確認した上で区画
内に入り、消火確認作業を行っているのが現状である。
この場合、消火あるいはその確認作業は迅速であること
が要求されるが、呼吸器の装着あるいは酸素濃度計での
確認に時間を要し、上記の要求に対応できない問題点が
ある。
○上記問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本考案は、ハロゲン化物
消火剤等のガス系消火剤を使用する消火装置のガス充満
表示装置において、消火対象区画内に消火剤濃度センサ
ーを設けるとともに、消火対象区域外に充満表示灯を設
け、前記消火剤濃度センサーからの検知出力が警報範囲
内であるとき前記充満表示灯を点灯させることを要旨と
する。
○実施例 まず、第1図についてガス系消火設備の概略を説明す
る。
第1図において、IといIIはコンクリート壁その他耐
火構造物で囲まれた2つの消火対象区画で、各区画はそ
れぞれ人間が出入するドア1,1′に自動閉鎖装置2,2′お
よびドアスイッチ52を備え、区画外側のドア付近に手動
式起動装置3,3′を充満表示灯54,54′とその付近かつ区
画の内側に消火剤濃度センサー(ガス検知センサー)5
3,53′があり、天井に火災感知器50,50′とスピーカ4,
4′さらに消火剤の噴射ノズル5,5′が取付けられ、天井
の換気用送風口6,6′に至るダクトには開閉可能なダン
パー7,7′があり、自動車等の出入口に備えるシャッタ
ー8,8′及びその閉鎖装置9,9′がある。
10は区画I,IIから離れた容器室で、所要数の消火剤容
器11…を設置し、各消火剤容器の頂部に容器弁12とこれ
らのガス圧式開放器13を取付け、容器弁の出口を1本の
配管14にまとめて2つの選択弁15,15′に接続し、各選
択弁を配管16,16′により区画内の噴射ノズル5,5′に連
結する。17,17′は起動ガスを充填した起動容器で、頂
部に容器弁18,18′とこれの電気式開放器19,19′を取付
け、各容器弁18,18′の出口を選択弁の操作シリンダ20,
20′に接続し、シリンダを不還弁21,21′を介して1本
の配管22により各消火剤容器弁の開放器13…に連結す
る。
23は容器室10に備える制御盤で、各区画内の火災感知
器50,50′、ドアスイッチ52,52′、手動式起動装置3,
3′、充満表示灯53,53′、スピーカー4,4′、ダンパー
7,7′、シャッターの閉鎖装置9,9′にそれぞれ電路群24
と電路51,56,25,26,27及び電路群24′と電路51′,5
6′、25′,26′,27′を接続し、電路28,28′を起動ガス
用容器弁の開放器19,19′に接続し、電路29により電源
(図示なし)に接続する。31は容器室10から離れた特定
の管理者の在室する監視室で、これに備える防災盤など
の表示装置32を電路30により容器室内の制御盤23に接続
する。又濃度センサー53,53′と充満表示灯54,54′は電
路55,55′により接続する。
ガス系消火設備の動作を区画Iに火災が発生した場合
について説明する。
区画Iに火災が発生したとき、手動式起動装置3に内
蔵している放出スイッチ(図示せず)を押すことによ
り、電路24を通じて制御盤23に起動信号を送る。これを
受けた制御盤23から電路28を通じて開放器19を作動させ
る。
開放器19により容器弁18が開くと起動容器17から起動
ガスが流出し、起動ガスは操作シリンダ20に入って選択
弁15を開くと共に、不還弁21を経て配管22を流れて開放
器13…に入る。
容器弁12…は開放器13…により一斉に開き、各消火剤
容器から消火剤が流出する。
消火剤は配管14より選択弁15を経て配管16を流れ、区
画Iに入ってノズル5から噴出され、火災を鎮圧すると
ともに区画I内の消火剤のガス濃度を検出する濃度セン
サー53が設定濃度に達した時電路55を通じて充満表示灯
54を点灯させ区画I内への立入りを禁止する。又電路56
を通じて制御盤23を経由して電路30を通じて表示装置32
に消火剤が放出されている旨を表示する。
なお区画IIに火災が発生した場合の動作は上記と同じ
である。
本考案は、上記のように構成したため、対象区画内の
危険状態を的確に外部に知らせることができ、不用意な
人の立入りによる危険を防止すると共に、火災時には迅
速な活動が行えるようになったものである。
上記の実施例は、消火剤のガス濃度を検知する濃度セ
ンサーと充満表示灯の組合せたものであり、濃度センサ
ーは消火剤の濃度がある設定値以上になると検出信号を
発生させるのである。
また、充満表示灯の点灯と同時に警報ブザー等の音響
式警報装置も作動するようにし、充満表示灯に内蔵する
か又は、直近に設置するよう構成することもできる。
○考案の効果 本考案は、従来技術の圧力スイッチに替えて、消火対
象区画内に消火剤濃度センサーを設け、その検知信号で
充満表示灯を点灯又は点滅させるように構成したため、
貯蔵容器の出口から微量の漏れが生じ、配管を通って区
画内に滞留した場合にも消火剤ガスが設定濃度に達すれ
ば、センサーが信号を発し、充満表示灯を点灯する。
また、鎮火後排気フアンを作動させた場合に、区画内
の消火剤濃度が低下し、酸欠の危険状態から脱した場合
には、ただちに充満表示灯が消灯し、消防隊に安全を知
らしめることができ、迅速な消火あるいはその確認作業
が行い得る等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例を示すガス充満表示装置を具
備したガス系消火装置の大要を示す回路図である。 第2図は、従来技術を示す第1図同様の回路図である。 53,53′……充満表示灯 54,54′……濃度センサー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハロゲン化物消火剤等のガス系消火剤を使
    用する消火装置のガス充満表示装置において、消火対象
    区画内に消火剤濃度センサーを設けるとともに、消火対
    象区域外に充満表示灯を設け、前記消火剤濃度センサー
    からの検知出力が警報範囲内であるとき前記充満表示灯
    を点灯させることを特徴とするガス充満表示装置。
JP1988024706U 1988-02-25 1988-02-25 ガス充満表示装置 Expired - Lifetime JPH085725Y2 (ja)

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JP1988024706U JPH085725Y2 (ja) 1988-02-25 1988-02-25 ガス充満表示装置

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JP1988024706U JPH085725Y2 (ja) 1988-02-25 1988-02-25 ガス充満表示装置

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JPH01130362U JPH01130362U (ja) 1989-09-05
JPH085725Y2 true JPH085725Y2 (ja) 1996-02-21

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20130053355A (ko) * 2011-11-16 2013-05-23 대우조선해양 주식회사 잠수함 기관실의 소화설비

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0622357Y2 (ja) * 1988-01-29 1994-06-15 ホーチキ株式会社 二酸化炭素消火装置

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KR20130053355A (ko) * 2011-11-16 2013-05-23 대우조선해양 주식회사 잠수함 기관실의 소화설비

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