JP2651835B2 - ブーム付コンクリートポンプ車 - Google Patents

ブーム付コンクリートポンプ車

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JP2651835B2
JP2651835B2 JP10760988A JP10760988A JP2651835B2 JP 2651835 B2 JP2651835 B2 JP 2651835B2 JP 10760988 A JP10760988 A JP 10760988A JP 10760988 A JP10760988 A JP 10760988A JP 2651835 B2 JP2651835 B2 JP 2651835B2
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concrete
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concrete pump
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信行 三浦
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Ishikawajima Construction Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は圧送されるコンクリートをブームに沿わせた
コンクリート配管を通して輸送させるようにしてあるブ
ーム付コンクリートポンプ車に関するもので、特に、寒
冷地において圧送されるコンクリートの凍結防止、コン
クリート打設後の清掃に用いる洗浄水の凍結防止を図る
ようにしたブーム付コンクリートポンプ車に関するもの
である。
[従来の技術] ビーム付コンクリートポンプ車は、コンクリートポン
プが搭載されているデッキ上に、ブームを起状自在に取
り付け、コンクリートポンプの吐出側に接続されたコン
クリート配管をブームに沿わせてブームの先端部まで導
き、コンクリートポンプにて圧送されたコンクリートを
コンクリート配管内を通し、該コンクリート配管の先端
より放出させてコンクリートの打設を行うようにしてあ
り、又、デッキ上には水タンクが搭載され、コクリート
打設作業終了後に水タンク内の洗浄水を用いてコンクリ
ート配管内、コンクリートポンプの吸収吐出弁、コンク
リートホッパ内等の清掃を行うようにしてある。
[発明が解決しようとする課題] ところが、かかるブーム付コンクリートポンプ車を、
寒冷地、たとえば、−25℃位まで気温が下るような厳寒
の地方において使用する場合は、送圧しようとするコン
クリートは凍結して圧送不能になり、又、清掃用の洗浄
水も凍結して清掃も不能に陥り、何等かの方策を講じな
ければ、上記の如き寒冷地でのコンクリート打設作業を
行うことはできない。従来、コンクリートポンプ車を用
いた寒冷地でのコンクリート打設作業は考えられておら
ず、そのため、コンクリートポンプ車を耐寒仕様に工夫
した構成は採られていなかった。
そこで、本発明は、特に、寒冷地でもコンクリートの
凍結防止、洗浄水の凍結防止が図れてコンクリート打設
作業が実施できると共に、コンクリート打設作業終了後
の清掃も支障なく行えるようなブーム付コンクリートポ
ンプ車を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、上記目的を達成するために、コンクリート
ポンプの吐出側に接続したコンクリート配管がブームに
沿わせてブームの先端部まで導いてあるブーム付コンク
リートポンプ車において、デッキ側にエンジンからの排
気ガスを分岐して取り出す配管を設け、上記配管と上記
コンクリート配管の先端とを連通させるチューブを、該
コンクリート配管の先端に着脱自在に取り付け、エンジ
ンからの排気ガスをコンクリート配管内を通してコンク
リートポンプ内に流せるようにした構成とする。
又、上記配管は、その途中をデッキ上の水タンク内に
通して、水タンク内の洗浄水の加熱も行えるようにす
る。
[作用] コンクリート打設作業開始までは、エンジンからの排
気ガスを接続配管、チューブを通してコンクリート配管
中に流し続け、コンクリート配管、コンクリートポン
プ、更にはコンクリートホッパ等の暖房を行うようにす
る。コンクリート打設時は、チューブを外して排気ガス
は大気へ放出させ、コンクリート配管を通してコンクリ
ートを輸送させる。この際、コンクリートポンプ、コン
クリートホッパ、コンクリート配管が暖められていたの
で、コンクリートは凍結することなく打設される。
[実 施 例] 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図は本発明の一実施例を示すもので、
2本の輸送シリンダ内のコンクリートピストンを2本の
主油圧シリンダ内のピストンロッドに各々直結し、2本
の主油圧シリンダを交互に前進、後退させることによっ
て2本の輸送シリンダを交互に吸入側、吐出側に切り換
えられるようにした型式のコンクリートポンプ、コンク
リートホッパ2、コンクリートホッパ2内をコンクリー
トポンプの吸入側に連通させるよう切り換える吸入吐出
弁、等を搭載したデッキ1上に、コンクリートポンプ車
のデッキフレームを兼ねた第1水タンク3、第2水タン
ク4を搭載すると共に、旋回テーブル5を旋回自在に設
置し、該旋回テーブル5に下段ブーム6を起状自在に取
り付け、該下段ブーム6に順次中段ブーム7、上段ブー
ム8を連結し、コンクリートポンプに接続したコンクリ
ート配管9を、デッキ1に沿わせて旋回テーブル5より
立上がらせた後、上記ブーム6,7,8に沿わせて支持させ
た構成としてあるブーム付コンクリートポンプ車におい
て、上記コンクリートポンプ、ホッパ2、コンクリート
配管9内のほかに、水タンク3,4内の水を暖めることが
できるようにする。すなわち、第1図に示す如く、第1
水タンク3内に排気ガス循環配管10を配設すると共に、
該排気ガス循環配管10を、第2水タンク4内を通して該
第2水タンク4の上方へ突出させた排気ガス循環配管11
に接続し、該第2水タンク4上に突出した排気ガス循環
配管11の端に排気切換弁12を取り付け、大気へ開口する
大気放出用ダクト13とフレキシブルチューブ14とに排気
ガスの流れが切り換えられるようにする。一方、コンク
リートポンプ車のエンジンからの排気ガスは、排気ガス
管15中の消音器16を通り排出されるようにしてあるが、
上記エンジンに連結された排気ガス管15の途中に、大気
放出用ダクト18と接続配管19を接続した排気切換弁17を
取り付けて、エンジンからの排気ガスが分岐して取り出
されるようにすると共に、上記接続配管19を第1水タン
ク3内の排気8ガス循環配管10に接続して、エンジンか
らの排気ガスの一部が接続配管19へ流れるように排気切
換弁17を切り換えることにより排気ガスが排気ガス循環
配管10,11内に流され、更に、フレキシブルチューブ14
をコンクリート配管9の先端に接続して排気切換弁12を
切り換えることにより、排気ガスがフレキシブルチュー
ブ14を経てコンクリート配管9内に入り、コンクリート
ポンプ、ホッパ内等を暖めるようにする。
第2水タンク4上の排気切換弁12に接続したフレキシ
ブルチューブ14は、コンクリート配管9の先端に着脱自
在に接続できるようにしてあり、コンクリートの打設時
は二転鎖線で示す如くコンクリート配管9から切り離
し、それ以外のときは実線で示す如くコンクリート配管
9に接続した状態にしておくようにする。
今、たとえば、コンクリート打設現場へ行くためにコ
ンクリートポンプ車が走行させるときは、排気切換弁17
を切り換えてエンジンからの排気ガスが第1水タンク3
内の排気ガス循環配管10に接続配管19を経て流されるよ
うにする。又、同時にフレキシブルチューブ14を第1図
の如く格納状態にあるコンクリート配管9の先端に接続
して、排気切換弁12を切り換え、排気ガス循環配管11内
を流れる排気ガスがフレキシブルチューブ14からコンク
リート配管9内に流れ込み、該コンクリート配管9内を
流れてコンクリートポンプやホッパ2内へ導かれるよう
にする。
かかる操作をコンクリートポンプ車がモータプールか
ら出る前より行うことにより、コンクリートポンプ車が
打設現場へ到着して打設を開始するまで、常に水タンク
内の循環配管10,11内及びコンクリート配管9内、コン
クリートポンプ内、ホッパ2内に排気ガスを流し続ける
ことができる。これによりコンクリート打設時以外は第
1水タンク3や第2水タンク4内の水は常に暖められて
いると共に、コンクリート配管9内、コンクリートポン
プ内、ホッパ2内、吸入吐出弁も常に暖められているの
で、寒冷地においてホッパ2内へコンクリートを入れて
打設作業に移るときにもコンクリートの凍結を防止する
ことができる。
次に、コンクリート打設を行うときは、排気切換弁17
はそのままにして、排気切換弁12を切り換えて排気ガス
を大気放出用ダクト13を介し大気へ放出させるようにす
ると共に、フレキシブルチューブ14をコンクリート配管
9の先端より離脱させ、且つ該コンクリート配管9の先
端がコンクリート打設位置に臨むようにビーム6,7,8を
動作させ、コンクリートポンプを運転させる。これによ
りホッパ2内のコンクリートがコンクリートポンプの吸
入吐出作用によりコンクリート配管9内を通して圧送さ
れ、コンクリート打設が行われる。この際、コンクリー
ト配管9、コンクリートポンプ、ホッパ2、吸入吐出
弁、等は、事前にエンジンからの排気ガスにより暖めら
れているので、寒冷地であってもコンクリートを凍結さ
せることなく打設させることができる。
コンクリートの打設作業が終了すると、コンクリート
配管9内の残留コンクリートの排出、コンクリートポン
プ回りの洗浄のために水を使用するが、この水が凍結し
ていないことが必要である。本発明では、コンクリート
打設前のコンクリートポンプ車走行時の状態からコンク
リート打設に切り換えるときに、排気切換弁17はそのま
まにして第1水タンク3内の排気ガス循環配管10へエン
ジンからの排気ガスが常時流れてあるようにしているの
で、水タンク内の洗浄水はコンクリートポンプ車がモー
タプールから出てコンクリート打設作業を終了した後ま
で排気ガスの排熱で暖められており、寒冷地で洗浄を行
う場合でもコンクリート配管9内、吸入吐出弁、ホッパ
2内等の洗浄水の凍結を防止できる。
寒冷地でも夏季等で気温が高くなって来てエンジンか
らの排気ガスを循環させる必要としないときは、排気切
換弁17を切り換えてエンジンの排気ガスを大気へ放出さ
せるようにする。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、たとえば、エンジンからの排気ガスを第1水タンク
3内の排気ガス循環配管10に通した後、フレキシブルチ
ューブ14を通してコンクリート配管9内に通すようにし
た場合を示したが、接続配管19を、第2水タンク4を立
上がっている排気ガス循環配管11に直接接続してコンク
リート配管9内を暖房するだけの構成にしてもよい。
又、コンクリートポンプは実施例以外の型式のものでも
よい。
[発明の効果] 本発明のブーム付きコンクリートポンプ車は、上述の
如くエンジンからの排気ガスを、ブームに支持されてい
るコンクリート配管内に流してコンクリートポンプ、コ
ンクリート吸入吐出弁、ホッパ内等へ循環させるように
し、排熱を利用して上記各機器を暖房し、更に、水タン
ク内の洗浄水も暖めることができるようにしてあるの
で、次の如き効果を奏し得る。
(i) 寒冷地での使用においてもコンクリート打設前
にコンクリート配管内等が暖房されていてコンクリート
打設時のコンクリートの凍結を防止できる。
(ii) 機器の暖房にエンジンからの排気ガスの熱を利
用するので、特別な燃料を必要とせずに暖房できる。
(iii) 洗浄水も常に暖めておくことができるので、
洗浄水が凍結して洗浄できないという事態をなくすこと
ができ、コンクリート配管をばらして個々に洗浄する場
合の労力や時間を省略できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2図はブー
ム付コンクリートポンプ車の全体図である。 1……デッキ、2……コンクリートホッパ、3……第1
水タンク、4……第2水タンク、9……コンクリート配
管、10,11……排気ガス循環配管、12,17……排気切換
弁、14……フレキシブルチューブ、19……接続配管。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンからの排気ガスを分岐して取り出
    す配管を備え、該配管に排気切換弁を介し連通されるよ
    うにしたチューブを、ブームに沿わされて支持されてい
    るコンクリート配管の先端に着脱自在に接続できるよう
    にし、且つ上記コンクリート配管の先端からコンクリー
    トポンプへ排気ガスが流れるようにしてなる構成を備え
    たことを特徴とするブーム付コンクリートポンプ車。
  2. 【請求項2】エンジンからの排気ガスを分岐して取り出
    す配管の途中を、デッキ上の水タンク内に通した請求項
    (1)に記載のブーム付コンクリートポンプ車。
JP10760988A 1988-05-02 1988-05-02 ブーム付コンクリートポンプ車 Expired - Lifetime JP2651835B2 (ja)

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JPH01280178A JPH01280178A (ja) 1989-11-10
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KR20020012812A (ko) * 2000-08-08 2002-02-20 이종갑 콘크리트 펌푸카
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DE102013209878A1 (de) * 2013-05-28 2014-12-04 Putzmeister Engineering Gmbh Arbeitsgerät mit an einem Drehkopf angeordneten Arbeitsausleger
CN103696572B (zh) * 2013-12-12 2016-01-20 中联重科股份有限公司 布料杆系统和混凝土泵车

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