JP2651642B2 - 床パネル装置 - Google Patents

床パネル装置

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JP2651642B2
JP2651642B2 JP4196118A JP19611892A JP2651642B2 JP 2651642 B2 JP2651642 B2 JP 2651642B2 JP 4196118 A JP4196118 A JP 4196118A JP 19611892 A JP19611892 A JP 19611892A JP 2651642 B2 JP2651642 B2 JP 2651642B2
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floor panel
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JP4196118A
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文宏 大山
良成 河合
浩司 丸井
孝士 堀尾
博文 中前
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、床スラブから所定の
間隔をおいて複数枚の床パネルを敷設することにより構
成される床パネル装置に関し、特に詳しく言うと、壁際
等に当接する床パネルの端縁部と壁面間の隙間を確実に
シールするようにした床パネル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、コンピュータ室ばかりでなく、一
般のオフィスにおいても複数のオフィスオートメーショ
ン機器が導入されているため、床上には多数の通信ケー
ブルや電力ケーブル類を配線する必要がある。また、製
造部門においても種々の加工機や測定機器が使用されて
おり、それらの接続コードを配線する必要がある。従
来、通信や電源用のコンセントは壁等に設けられてお
り、そこから機器設置場所までは接続コードを床上には
わせる必要があるが、床上にこれらコードが露呈してい
ると、誤って歩行中に足で接続コードを引き抜く可能性
があり、また他の機器の下敷きになったり台車等の通過
時に接続コードを切断したりする危険がある。
【0003】そこで、このような部署においてはフリー
アクセスフロアと称される床パネル装置が広く用いられ
ている。この床パネル装置は、例えば一辺が150〜1
000mmで厚さが15〜50mm程度の四辺形の床パ
ネルを複数枚用意し、床スラブ上に床パネルの一辺の長
さに相当する間隔をおいて支柱を複数本立設し、支柱の
先端部で隣接する4枚の床パネルの角部を支持するよう
にして床スラブ上に床パネルを敷き詰めるものである。
壁際に位置する床パネルは部屋の大きさや形状により施
工現場毎に異なるので、現場で定形の床パネルを適宜な
大きさに切断して使用する。これにより、床スラブと床
パネルとの間には空間ができ、この床下空間に通信ケー
ブル、電力ケーブル類を納め接続コードを配設するとと
もに、設置機器の近くの床パネルにはコンセントを設け
ることにより、床上にこれらコードやケーブルが露呈し
ないようにすることができる。
【0004】このような床パネル装置にあっては、隣接
する各床パネルの当接面は共に平滑に構成できるので、
床パネル同志の当接部は比較的密にすることができる。
しかしながら、部屋の周面である壁面を均一に仕上げる
ことは困難であり、壁面に側縁が接する床パネルにおい
ては、壁面との間に隙間が生じることなく配設すること
は不可能である。このような壁際に隙間があると、床ス
ラブ上の汚れや塵埃が空気の流れに乗って室内に舞い込
む可能性があり、例えばクリーンルームのように極端に
汚れた空気を嫌う作業室等には不適当である。
【0005】そこで、従来の床パネル装置においては、
壁の直線性を考慮して5mm程度の隙間を設けるように
床パネルを配設し、この隙間にはゴムシール材を埋めて
床パネル下からの空気が室内に入り込まないようにして
いる。また、クリーンルームのように室内のクリーン度
が求められる部屋では、この隙間を覆うように巾木を壁
に取付けるような処置が施されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、長期間
の使用により床パネルの切断面が劣化して埃となって舞
い上がり室内を汚染する可能性がある。また、巾木を設
けることはそれだけ施工工程が増え、高価になるばかり
でなく、壁際の床パネルの取外し作業も面倒になり、床
下の点検等が行ない難くなる。
【0007】そこでこの発明の目的は、壁際に位置する
床パネルに簡単な改良を施すことにより、壁際に隙間が
発生することなく、かつ長期間の使用でも切断面の劣化
による埃等の発生を防止するようにした床パネル装置を
提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明は、突き合わされた複数枚の床パネルの各
角部を支柱で支持するようにして構成された床パネル装
置において、壁際に相対する前記床パネルの端面の全面
弾性シール材を介して断面L字型をなす金属製アング
ル材の立設面で覆われているとともに、前記アングル材
の水平面は前記床パネルの下面に位置していることを特
徴としている。
【0009】この場合、アングル材の水平面と床パネル
の下面との間にも弾性シール材を介在させてもよい。
た、アングル材の立設面と壁際壁面との間にコーキング
シール材を嵌め込み、その隙間をシールすることもでき
る。
【0010】壁際に相対する床パネルの大きさは施工現
場により種々異なるため、定形の床パネルを適当な長さ
で切断して配設しているが、上記構成によれば、その切
断面の全面がシール材を介してアングル材の立設面で覆
われているので、切断面の劣化等により生じた微粉末の
塵埃が室内に舞い上がるのを防止することができる。ま
アングル材は金属で構成されているので、壁際と壁
際に相対する床パネルの端部との隙間にコーキングシー
ル材を埋め込むにあたって、その貼着あるいは摩擦係合
に必要な表面処理を容易に行なうことができ、この隙間
のシールを確実なものとすることができる。
【0011】また、アングル材の水平面と床パネルの下
面との間にも弾性シール材を介在させることにより、床
パネルや建物全体の振動を吸収することもできる。さら
には、壁際壁面とアングル材の立設面との間にコーキン
グシール材を嵌め込むことにより、粉塵を含む床下から
の空気の室内側への逆流を防止することができる。
【0012】
【実施例】以下、この発明を図面に示す一実施例につい
て説明する。
【0013】一辺が150〜1000mmで厚さが15
〜50mm程度の四辺形の床パネル1は、上面板材と下
面板材との間にコンクリートや珪酸カルシュウム等で構
成されたパネル材を介在させたり、下面板部材に多数の
凹凸を形成し、その凸部先端を上面板材の下面に固定
し、上面板材と下面板材とで構成される空間に上述のパ
ネル材を充填するようにしたり、あるいはアルミダイキ
ャストやスチール単体で構成された従来から周知の床パ
ネルで構成されている。床パネル1の周縁部はその上面
が突出した肉薄部2が形成されている。壁3の壁面にそ
の端面が相対する床パネル1aは定形の床パネル1の端
縁部から壁3の壁面までの長さにより10〜15mm程
度短い長さに切断され、その切断面が壁3の壁面と相対
するように配置される。すなわち、壁3の直線度を考慮
したゆとり以上に床パネル1aの切断面と壁3の壁面と
の間に隙間を形成するように予め設定している。床パネ
ル1aの切断面はその全面にわたってゴムあるいは弾性
合成樹脂製のシール材4で覆われており、このシール材
4の外面はアルミニウムやクロムメッキされた鋼板等
の金属で作られた略L字状のアングル材5の立設面6で
覆われている。アングル材5の水平面7は床パネル1a
の下面に位置し、この水平面7と床パネル1aの下面間
にはシール材4と同様なシール材8が介在されている。
なお、この実施例ではシール材4とシール材8とは別部
材になっているが、予めL字状に成形して一体にしたも
のを使用してもよい。
【0014】定形の床パネル1は隣接する4枚の床パネ
ルの角部を支柱9の先端部で支持するようにして、床ス
ラブ10上に床パネル1は敷き詰められる。この支柱4
は従来の支柱と同様にその高さが調整可能に構成され、
また、各床パネル1の接合部下面を支持する梁材である
ストリンガ11の端部をねじ12により固定支持する支
持部13を有している。支持部13上には各床パネル1
の角部下面に形成された孔に挿入され、床パネル1を固
定するためのピン14が立設されている。一方、壁際の
床パネル1aを支持する壁際支柱15は、隣接する2枚
の床パネル1aの端部をその上面で支持する台座16の
みを有しており、ゴムあるいは弾性合成樹脂で作られた
板状のクッション材17を介して床パネル1aの下面を
支持している。アングル材5の立設面6の高さは、シー
ル材8を介して床パネル1aを水平面7上に載置した
時、その先端が床パネル1aの上面から突出しない長さ
に予め設定しておく。なお、支柱の支持部13上にも
クッション材17は設けられている。
【0015】アングル材5の立設面6と壁3の壁面との
間に形成される隙間18には、シリコンゴムやウレタン
ゴムのようなコーキングシール材19およびゴム、ウレ
タンあるいは弾性合成樹脂のようなシールバックアップ
材20が積層の形で埋め込まれている。
【0016】上述のように構成されているので、壁3に
相対する床パネル1aの切断面はシール材4により覆わ
れ、このシール材4はアングル材5で包みこまれている
ので、床パネル1aが振動等により揺れても、アングル
材5も同時に揺れることになり、床パネル1aの切断面
が他の部材と擦れるようなことはなく、長期間の使用で
劣化してもその微粉が室内に飛び散ることはない。ま
た、アングル材5は金属で構成されているので、コーキ
ングシール材19やシールバックアップ材20との貼着
あるいは摩擦係合に必要な表面処理を容易に行なうこと
ができ、壁3との隙間18のシールを完全にすることが
できる。更にこの隙間18は従来より広くできるので、
地震等で建物が揺れて変形した場合でもこの変形分を吸
収させ、床パネルの離脱を防止することができる。
【0017】なお、図面において床パネル1は上面板材
と下面板材との間にコンクリートや珪酸カルシュウム等
で構成されたパネル材を介在させたものが示されている
が、下面板部材に多数の凹凸を形成したり、リブを形成
した床パネルの場合、その切断面は場所により肉厚の薄
い部分のみになることがあるが、その切断面はアングル
材5の立設面6により床パネル全体の肉厚に略等しい面
が構成され、コーキングシール材19やシールバックア
ップ材20との接触面積を大きくすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明の床パネル装置
は壁際に相対する床パネルの端面の全面を弾性シール材
を介して金属製のアングル材の立設面で覆い、アングル
材の水平面を床パネルの下面に位置させたものであり、
施工現場で切断された端面の劣化等により生じた微粉末
の塵埃が室内に舞い上がるのを防止することができる。
この場合、アングル材は金属で構成されているので、壁
際と壁際に相対する床パネルの端部との隙間に埋め込ま
れるシール材との貼着あるいは摩擦係合に必要な表面処
理を容易に行なうことができ、請求項3に記載のよう
に、その隙間をコーキングシール材にて確実にシールす
ことができる。また、切断により床パネルの肉厚の薄
い部分が端部となることがあるが、その切断面はアング
ル材の立設面により床パネル全体の肉厚に略等しい面が
構成されるため、シール材との接触面積を大きくするこ
とができる。
【0019】更に、請求項2に記載のようにアングル材
の水平面と床パネルの下面との間にも弾性シール材を介
在させることにより、床パネルや建物全体の振動を吸収
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を一部切断して示す正面図
である。
【図2】この実施例における壁際の床パネルの部分を拡
大して示す縦断面図である。
【符号の説明】
1a 床パネル 3 壁 4,8 シール材 5 アングル材 6 立設面 7 水平面 15 壁際支柱 16 台座 17 クッション材 18 隙間 19 コーキングシール材 20 シールバックアップ材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀尾 孝士 東京都豊島区目白4丁目22−6 住友ゴ ム工業株式会社目白寮 (72)発明者 中前 博文 大阪府大阪市東淀川区西淡路5丁目14番 6号 (56)参考文献 実開 昭63−25735(JP,U) 実開 昭57−82531(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 突き合わされた複数枚の床パネルの各角
    部を支柱で支持するようにして構成された床パネル装置
    において、壁際に相対する前記床パネルの端面の全面が
    弾性シール材を介して断面L字型をなす金属製アングル
    材の立設面で覆われているとともに、前記アングル材の
    水平面は前記床パネルの下面に位置していることを特徴
    とする床パネル装置。
  2. 【請求項2】 前記アングル材の前記水平面と前記床パ
    ネルの前記下面との間にも前記弾性シール材が介在して
    いることを特徴とする請求項1記載の床パネル装置。
  3. 【請求項3】 前記アングル材の立設面と前記壁際壁面
    との間には、その隙間を埋めるためのコーキングシール
    材が嵌め込まれていることを特徴とする請求項1に記載
    の床パネル装置。
JP4196118A 1992-06-30 1992-06-30 床パネル装置 Expired - Lifetime JP2651642B2 (ja)

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JPH0617525A JPH0617525A (ja) 1994-01-25
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