JP2650963B2 - 洗濯機の駆動装置 - Google Patents

洗濯機の駆動装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、洗濯機の駆動装置に係り、特に、コイルス
プリングの振動を防止するに好適な駆動装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の駆動装置は、特開昭62−172995号に記載のよう
に、洗濯兼脱水槽と一体的に回転する中空軸の外周部に
コイルスプリングを締代を有して設け、コイルスプリン
グの端部は、非回転部に固定することにより、クラツチ
スプリングの締まり方向には、バネが巻きつき、中空軸
の回転を防止し、コイルスプリングを緩み方向には、中
空軸が回転するブレーキ機構を有していた。
〔発明が解決しようとする課題〕 上記従来技術は、中空軸が、脱水時コイルスプリング
の緩み方向に回転した場合には、800〜1000rmpの高速回
転による、中空軸のバネ摺動部、及びバネ内径部の摩耗
を少なくするため、グリース等の潤滑剤を軸とコイルス
プリング間に塗布し、さらにコイルスプリングの外周部
には、高速回転による潤滑剤の飛散防止及び、潤滑剤の
安定供給のため、ゴム等の弾性を有する合成樹脂から成
るリング状のグリースカツプを設けることが一般的であ
つた。
しかし、このグリースカツプとコイルスプリングの接
触状態、特にコイルスプリングの自由端とグリースカツ
プが接触している場合には、摩擦力によりコイルスプリ
ングの振動がグリースカツプに伝達され、グリースカツ
プの振動がコイルスプリングの振動を助長し、自励振動
を発生させる場合もあった。
本発明の目的は、このコイルスプリングの自励振動を
防止することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、クリースカツプの上端部がコイルバネに
接触させないこと及び、回転軸がコイルスプリングの緩
み方向に回転時、コイルスプリングは締代を有している
ためステイツクスリツプ現象を起こし、この反力により
グリースカツプが回転しようとするのを防止する回り止
めをグリースカツプ設けることにより、達成される。
〔作用〕
つまり、コイルスプリングは、中空軸の回転時中空軸
の表面状態、真円度等の影響により、摩擦力を受けて振
動しているが、グリースカツプとコイルスプリングの接
触状態が安定であり、コイルスプリングがステイツクス
リツプによる自励振動を発生するような外的切つ掛けを
与えることはない。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1図に
おいて、鋼板製でかつ箱形の外枠1内には、吊り棒2及
び防振ばね3によつて合成樹脂製の外槽4を防振支持す
る。外槽4の側壁には、吊り棒2及び防振ばね3を取り
付けるリブ4aを形成する。外槽4内には、横断面形状が
ほぼ円形でかつ合成樹脂製の洗濯兼脱水槽5を設ける。
洗濯兼脱水槽5の上端には、合成樹脂製のバランスリン
グ6を摩擦溶着により取け付ける。洗濯兼脱水槽5内の
側壁には、多数の縦溝5aを等間隔に設ける。縦溝5aに
は、多数の脱水孔5bを設ける。洗濯兼脱水槽5の内底中
央には、後述する大形の回転翼7を装着する凹部5cを形
成する。洗濯兼脱水槽5の外側壁及び外底部には、多数
の補強リブ5dを形成する。
外槽4の上端には、外槽4と洗濯兼脱水槽5との間に
洗濯物が落下するのを防止するために、合成樹脂製の槽
カバー8を固定する。外槽4の外底部には、排水装置9
と、回転翼7及び洗濯兼脱水槽5を回転させるための駆
動装置10とを、鋼板製の支持金具11を介して取り付け
る。支持金具11は、第2図に示すように、ほぼ箱形状に
なつており、ねじ等によつて外槽4の外底部に固定す
る。
排水装置9は、外槽4の内底部に連結した排水弁12
と、この排水弁12に連結した排水ホース13とを備えてい
る。排水弁12の開閉は、小形同期モータ12aによつて作
動するレバー12bにより行われる。排水弁12は、第2図
に示すように、ねじ12cによつて支持金具11に取り付け
る。排水ホース13は、外枠1の側壁下部あるいは、PPベ
ース301に設けた穴14を通して外枠1外に延在させる。
駆動装置10は、第1図に示すように、洗濯機用モータ
ー15と、クラツチ機構16と、洗濯機用モーター15の回転
をクラツチ機構16に伝える伝達機構17と、洗濯兼脱水槽
5の回転を止めるブレーキ装置18と、洗濯機用モーター
15の回転を減速して回転翼7に伝える減速機構19とを備
えている。洗濯機用モーター15は、第2図に示すよう
に、ねじ15aによつて支持金具11に固定する。
伝達機構17は、洗濯機用モーター15の回転軸に固定し
た第1プーリー17aと、クラツチ機構16の下方に配置し
た第2プーリー17bと、第1プーリー17a及び第2プーリ
ー17bに巻き付けたベルト17cとを備えている。第1プー
リー17aには、洗濯機用モーター15を冷却するフアン15b
を一体的に形成する。
クラツチ,ブレーキ関係の詳細は、第3図〜第8図を
用いて説明する。ウエケース101はウエベアリング102を
介して、洗濯槽シヤフト103を軸支している。バネカケ
ピン104は、加締等の手段によりウエケース101に固定さ
れている。コイルスプリング105は洗濯時の洗濯兼脱水
槽5の回転を係止するものであり、洗濯兼脱水槽5を衣
類投入口20a側から見た場合、左回転に対してはしまり
側、右回転に対してはゆるみ側となるように洗濯槽シヤ
フト103に巻き付いている。コイルスプリング105をアー
ム部106,ピン係止部107を有し、ピン係止部は第4図に
示す如く構成されている。即ちコイルスプリング105の
一端はフツク部108を有している。このフツク部108の内
径φd1はコイルスプリング105の線径の2倍以上とす
る。アテイタA109,アテイタB110はそれぞれ溝部A111,溝
部B112を有し、この溝巾d113は、コイルスプリング105
の線径に対して若干小さく更にフツク部108の形状に沿
うように形成されている。これは、洗濯槽シヤフト103
が左回転した場合、アーム部106に引張力Pが発生する
が、これがフツク部108に伝達された場合、溝部A111,溝
部B112との間にガタがあつた場合P点に の曲げモーメントが発生し、引張力Pが大きくなくても
過大な曲げ応力が発生し、疲労破壊の原因となる。この
ためフツク部108の内、外周を固定して変形を阻止し、
曲げ応力の発生を防止するものである。ブレーキ板114
は、外周に一体成形されたライニング115を有してい
る。ブレーキ板114は、ボス(1)116と遊合部117で遊
合している。ブレーキ板114は、ブレーキアテイタ118,
ブレーキオシバネ119,バネ用ボルト120にて、ブレーキ
アテイタ118及びシタケース121に圧接されている。ブレ
ーキアテイタ118より一体的に延設されている下アーム
部122には、ソレノイド123が係止されている。ボス
(2)124は、シタシヤフト125とスプライン部126で係
合している。ボス(2)124は、逆U字状のバネ係合部1
27を有し、この係合部127にはクラツチバネ(2)129の
折曲げ部131が係合している。ボス(1)116,ボス
(2)124の外周にはクラツチバネ(2)129が係合して
いる。このクラツチバネ(2)129はボス(1)116,ボ
ス(2)124に対しては、締め代のない状態で係合して
いる。バネカラー130は、クラツチバネ(2)129の外周
に設けられ、外周部に操作バンド137を巻着している。
操作バンド137の表面は静電植毛等により、合成繊維等
を付着させ、操作バンド137とバネカラー130の摺動トル
クを安定させる。バネカラー130の下部にはバネ係合溝
(1)がありクラツチバネ(1)128の係合部(1)135
と係合し、バネカラー130の上部には複数個のバネ係合
溝(2)134を有している。これはバネカラー130を組込
む時、クラツチバネ(1)128の係合部(1)135とクラ
ツチバネ(2)の係合部(2)136の立上りを位置決め
する必要がないよう、15゜間隔でバネ係合溝(2)を設
けクラツチバネ(2)の係合部(2)136と当接する溝
と係合させ作業性を向上さす。
クラツチバネ(1)128にはボス(2)124とプーリボ
ス138に若干の締め代を有しながら係合し、その上端は
軸方向に立上げボス(2)124の長穴139に係合されクラ
ツチバネ(1)128のスリツプを防止する。
次に動作について説明する。洗濯時、まず第2プーリ
ー17bがQ方向に回転する場合にはクラツチバネ(1)1
28はゆるみ方向となるため動力は伝達されず、第2プー
リー17bの回転はギヤシヤフト141,減速ギヤ142,ハネシ
ヤフト143を通して撹拌翼7に伝達される。この時、洗
濯兼脱水槽5も慣性により回転しようとするが、洗濯兼
脱水槽5は底部のフランジ144を通して洗濯槽シヤフト1
03にトメネジ145により固定されているため、コイルス
プリング105の締め付け方向となり、回動を防止する。
第2プーリー17bがR方向に回転した場合には、クラ
ツチバネ(1)128は締まり方向となるが、ソレノイド1
23のプランジャー123aと操作バンド137の立上り部137a
が係合し、バネカラー130を係止させる。この時、クラ
ツチバネ(1)128の係合部135は、バネカラー130のバ
ネ係合溝(1)133の端部130aに係止され、バネはゆる
み同様に撹拌翼7に伝達される。この時コイルスプリン
グ105はゆるみ方向となるため動作しないが、洗濯槽シ
ヤフト103と一体的に結合されたシタシヤフト125、さら
にスプライン部126を介してボス(2)124に洗濯兼脱水
槽5の回転力は伝達される。この時クラツチバネ(2)
129の折曲げ部131とボス(2)124のボネ係合部127が係
合しているため、クラツチバネ(2)129はボス(2)1
24,ボス(1)116の外周に巻きつき、ボス(1)116の
遊合部117を介してブレーキ板114に伝達され回動を防止
する。
次に脱水時には、まずソレノイド123に通電され、プ
ランジヤー123aを吸引し、操作バンド137の係合を解除
し、バネカラー130をフリー状態とする。この時第2プ
ーリー17bをR方向に回転さすことにより、クラツチバ
ネ(1)128はしまり方向となり、プーリボス138,ボス
(2)を介してシタシヤフト125、洗濯槽シヤフト103に
回転は伝達され、洗濯兼脱水槽5を高速回転させる。
この時、クラツチバネ(2)129はバネカラー130と一
体的に回転するが、締め代がない状態で係合しているた
めボス(1)116には巻きつかずブレーキは動作しな
い。また、コイルスプリング105はゆるみ方向となり、
洗濯槽シヤフト103に対し、洗濯シヤフト103の表面状
態,偏芯等の影響を受け、自励振動がおこりやすい。
しかし、コイルスプリング105の外周部に、弾性を有
する合成樹脂等から成るグリースカツプ150を設け、グ
リースカツプ150の内部には放射状のリブ152を有し、隙
間157にグリースを保持することにより、摺動時の摩耗
を低減すると共に、グリースカツプ150の外側には、バ
ネカケピン104に軸支され、グリースカツプ150を押しつ
けるオサエバネ151を設ける。このオサエバネ151はグリ
ースカツプ150を通し、その内側のコイルスプリング105
を押さえコイルスプリング105が自励振動することを防
止し、異音の発生を防止する。
またグリースカツプ150の上端部には凹部154を設け、
コイルスプリング105の先端153の底面とグリースカツプ
150の接触を防止している。これは、先端153とグリース
カツプ150が接触することにより、摩擦力が生じ、コイ
ルスプリング150の自励振動が発生する外的切掛けを与
えるのを防止し、常に安定状態を維持できる。さらにグ
ルースカツプ150の底部にはフランジ部156を有し、振動
により、グリースカツプ150が上方に動くことを防止す
ると共に、突起部155を設け、洗濯槽シヤフト103がP方
向に回転時、コイルスプリング105は締代を持つて巻着
されているため、ステイツクスリツプ状態となり、この
反力によりグリースカツプ150がQ方向に回転するのを
防止し、自励振動が発生する外的切掛けを与えない。
〔発明の効果〕
本発明によれば、コイルスプリングと洗濯槽シヤフト
の間に常に安定してグリースを供給できると共に、グリ
ースカツプとコイルスプリングとの接触状態が安定化す
るためコイルスプリングのステイツクスリツプによる自
励振動を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の洗濯機の縦断面図、第2図
は底部からの斜視図、第3図〜第8図はクラツチ部の詳
細図である。 105……コイルスプリング、150……グリースカツプ、15
2……リブ、153……先端、154……凹部、155……突起
部、156……フランジ部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石野 孝 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株式会社日立製作所多賀工場内 (72)発明者 山本 裕之 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株式会社日立製作所多賀工場内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部に回転翼を有する洗濯兼脱水槽と、前
    記洗濯兼脱水槽を回転自在に内包する外槽と、前記外槽
    を外枠より防振支持する支持装置と、前記回転翼及び洗
    濯兼脱水槽を駆動する駆動装置とを備え、前記駆動装置
    は前記洗濯兼脱水槽と一体的に回転する中空軸を有し、
    前記中空軸の回転を中空軸の外周に設けられ、その一端
    を非回転部に固定したコイルスプリングを用いた一方向
    にのみ回転を許す制御を行うブレーキ機構を備えた洗濯
    機の駆動装置において、 前記コイルスプリングの外周部に弾性を有する合成樹脂
    製の円筒状の潤滑剤保持用カップをその内周面が前記コ
    イルスプリングの外周部との間に間隙を保って配置し、
    前記潤滑剤保持用カップの上端には切り欠いた凹部を設
    け、コイルスプリングの自由端である先端の底面が前記
    凹部の底部より離間させたことを特徴とする洗濯機の駆
    動装置。
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