JP2650960B2 - マグネトロン用インバータ電源 - Google Patents

マグネトロン用インバータ電源

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JP2650960B2
JP2650960B2 JP9148388A JP9148388A JP2650960B2 JP 2650960 B2 JP2650960 B2 JP 2650960B2 JP 9148388 A JP9148388 A JP 9148388A JP 9148388 A JP9148388 A JP 9148388A JP 2650960 B2 JP2650960 B2 JP 2650960B2
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照明 尾高
国雄 石山
祥一 野口
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Hitachi Electronic Devices Co Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Control Of High-Frequency Heating Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ローパスフィルタのコンデンサが破壊、開
放(破壊して短絡したときは通常の電源遮断器が作用す
る)したとき、事故が更にコイル焼損等に進展しないよ
うにしたマグネトロン用インバータ電源に関する。
[従来の技術] 商用交流電源を整流して一旦直流とし、この直流スイ
ッチング素子で断続させることにより、商用電源より周
波数の高い交流に変換して変圧器に入力させるインバー
タ方式電源は、変圧器を大幅に小型軽量化できるなどの
利点があるため、近年広く利用されるようになった。
例えば特開昭61−211987号公報には、インバータ電源
をマグネトロン駆動用に利用した場合、始動直後、陰極
温度が十分上昇しておらず、陽極に高い電圧を印加して
も負荷電流が流れず、マグネトロンが発振しない非発振
状態で、スイッチング素子が長期間閉じていると、その
間に変圧器の入力巻線に過大なエネルギーが蓄積され、
スイッチング素子が開く際に発生する共振電圧が非常に
高くなってしまうから、非発振状態でのスイッチング周
波数の下限を、発振状態でのスイッチング周波数の下限
より高くすることが開示されている。第2図は此の回路
を示す。商用電源1の出力は整流器2により整流され、
その直流電力がコンデンサ4、5及びコイル3からなる
ローパスフィルタを介して、変圧器6の入力巻線6aとス
イッチング機構7を直列に接続したインバータ部に供給
される。スイッチング機構7は発振回路10が出力する高
周波パルス信号により開閉制御される。変圧器6の第1
の出力巻線6bは整流回路8を介してマグネトロンに陽極
高圧を供給する。また変圧器6の第2の出力巻線6cはマ
グネトロンの陰極加熱用電源となっている。
このとき、変圧器6の入力巻線6aには商用交流電源よ
りは遥かに周波数の高い交流の電圧、電流が入力されて
いる。このインバータ回路のスイッチングノイズが商用
電源側へ出て行かないように、コンデンサ4、5及びコ
イル3からなるローパスフィルタが配置されている。
第3図は上記ローパスフィルタの電圧、電流波形を示
し、第3図(1)は正常動作時に商用電源側のコンデン
サ4に印加される端子電圧vC1を示し、第3図(2)は
正常動作時にコイル3に流れる電流iLを示す。これらの
電圧、電流は整流器2の直流出力電圧、直流出力電流で
ある。
[発明が解決しようとする課題] しかし、上記ローパスフィルタ変圧器側のコンデンサ
5が開放破壊した場合に大きな問題が生ずる。即ち、コ
ンデンサ5が破壊して開放状態になる(破壊して短絡状
態になることもあるが其の場合は通常の電源遮断器によ
り保護される)と、正常動作時には大部分このコンデン
サを通って流れていたインバータ回路の高周波化された
電流がコイル3を流れるようになる。これを、異常時の
コイル電流iL′として第3図(3)に示す。此の場合、
コイル3の巻線は一般的に単線で構成されているため、
高周波電流による表皮効果等で、異常加熱し、最悪の場
合は、発煙、発火の恐れもある。
本発明は、ローパスフィルタの変圧器側コンデンサが
破壊開放状態になった場合でも、フィルタのコイルの異
常加熱を抑制できるようにしたマグネトロン用インバー
タ電源を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために本発明においては、ローパ
スフィルタの変圧器側に接続されたコンデンサの端子電
圧を検出する手段と、この検出電圧値が正常か異常かを
判定する手段を設け、異常と判定したときは、発振回路
を停止させるようにした。具体的には、上記端子電圧検
出手段に、高周波電圧を検出させる。コンデンサが正常
な場合は、高周波電流が流れていてもコンデンサ端子間
に現われる高周波電圧は大きくないが、コンデンサが破
壊され開放状態になっていると、コンデンサ端子間には
大きな高周波電圧が現われる。検出した高周波電圧値が
特定の基準値を越える場合は、このような異常時(コン
デンサ破壊開放状態)であると判定してインバータ回路
のスイッチング機構の開閉動作を停止させる。
[作用] 上記の如く、ローパスフィルタ用の変圧器側に接続し
たコンデンサが破壊され開放状態となった異常時には、
コンデンサ端子間に定常動作時よりも大きな高周波電圧
が現われる。これを検出して、スイッチング機構の開閉
動作を停止させれば、変圧器への電力の供給が停止さ
れ、以後、ローパスフィルタのコイルに電流が流れなく
なる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例の回路図である。商用電源
1の出力に整流器2が接続され、その直流出力は、コン
デンサ4、5及びコイル3からなるローパスフィルタを
介して、変圧器6の入力巻線6aとスイッチング機構7を
直列に接続したインバータ部に供給れる。変圧器6の第
1の出力巻線6bには整流回路8を介してマグネトロン9
の陽極が接続され、変圧器の第2の出力巻線6cにはマグ
ネトロン9の陰極が接続されている。スイッチング機構
7には、これを開閉制御する発振回路10が接続され、判
定回路11にはコンデンサ5の端子間電圧を検出する検出
回路12が接続されている。
上記のように構成されたインバータ電源の動作につい
て、第4図により説明する。第4図(1)はフィルタの
変圧器側コンデンサ5に印加される電圧vC2を示してい
る。vC2はインバータ回路の影響を受けて直流に僅かに
高周波成分が重畳している。このvC2の高周波成分だけ
を検出回路12により取り出して第4図(2)のような波
形にし、更にこれをピーク値検波して第4図(3)のよ
うな波形にする。このように動作する回路で、時刻t1
コンデンサ5が破壊して開放状態になると、第4図
(1)の右端に示すようにvC2の高周波成分の電圧が非
常に大きくなる。そして、検出回路12に検出される波形
も、第4図(2)、(3)に示すように時刻t1で大きく
変化する。この時、判定回路11では、検出回路12の出力
信号を基準電圧v1と比較し、基準電圧v1と比較し、基準
電圧v1より小さければオン、v1より大きければオフにな
る判定信号を出力するように設定しておく。これによ
り、コンデンサ5が破壊、開放状態になった時刻t1でオ
フ信号を出力し、発振回路10を停止させる。以上の動作
により高周波電流がコイル3に流れ続けることを阻止す
るため、コイル巻線の異常発熱を抑制することができ
る。
第5図に本実施例の具体的回路図を示す。コンデンサ
5に印加された電圧は、抵抗12a、12bによって次段の回
路に適した値に分圧される。そして此の信号はコンデン
サ12cと抵抗12dのハイパスフィルタにより高周波成分の
み検出され、第4図(2)のような信号となる。更にダ
イオード12eとコンデンサ12fによりピーク検波され、第
4図(3)のような信号になる。この信号レベルがトラ
ンジスタ11bのベース電流を流すのに十分な大きさにな
ると、トランジスタ11bはオンし、発振回路10をオフ状
態にする。ここで先に述べた抵抗12aと12bは、コンデン
サ5が正常な時はトランジスタ11bをオフにし、破壊開
放状態になった異常時にオンにするように設定してお
く。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、フィルタの変圧
器側コンデンサが破壊して開放状態になった場合、従来
はコイルの異常発熱、焼損まで進展し易かったのが、未
然に防止できるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の回路図、第2図は従来のマグ
ネトロン用インバータ電源の回路例図、第3図はインバ
ータ回路の動作説明図、第4図は本発明の動作説明図、
第5図は本発明要部の具体的回路図である。 1……商用電源、2……整流器、3……コイル、4、5
……コンデンサ、6……変圧器、7……スイッチング機
構、8……整流回路、9……マグネトロン、10……発振
回路、11……判定回路、12……検出回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石山 国雄 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日 立製作所茂原工場内 (72)発明者 野口 祥一 千葉県茂原市早野3673番地 日立日進エ レクトロニクス株式会社内

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】商用電源を整流する整流器と、この整流器
    に接続されたコイルとコンデンサよりなるローパスフィ
    ルタと、フィルタを介して整流器から直流を供給される
    マグネトロン駆動用変圧器の入力巻線とスイッチング機
    構の直列回路と、このスイッチング機構を開閉させて前
    記変圧器巻線に商用電源より周波数の高い交流電力を供
    給する発振回路を備えたマグネトロン用インバータ電源
    において、前記ローパスフィルタの変圧器側に接続され
    たコンデンサの端子電圧を検出する手段と、この検出電
    圧値が正常か異常かを判定する手段を設け、異常と判定
    したときは、発振回路を停止させるようにしたことを特
    徴とするマグネトロン用インバータ電源。
  2. 【請求項2】コンデンサ端子電圧検出手段として高周波
    成分検出を設けた特許請求の範囲第1項記載のマグネト
    ロン用インバータ電源。
  3. 【請求項3】正常、異常を判定する手段として、コンデ
    ンサ端子電圧中の高周波成分の大きさを、特定の基準値
    と比較し、基準値を越えたときは異常と判定するように
    した特許請求の範囲第1項記載のマグネトロン用インバ
    ータ電源。
JP9148388A 1988-04-15 1988-04-15 マグネトロン用インバータ電源 Expired - Lifetime JP2650960B2 (ja)

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