JP2649826B2 - 家庭用軟水器 - Google Patents

家庭用軟水器

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JP2649826B2 JP63147957A JP14795788A JP2649826B2 JP 2649826 B2 JP2649826 B2 JP 2649826B2 JP 63147957 A JP63147957 A JP 63147957A JP 14795788 A JP14795788 A JP 14795788A JP 2649826 B2 JP2649826 B2 JP 2649826B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は家庭用の上水処理装置に係り、特に上水中か
らカルシウムやマグネシウムイオン等の硬水成分を取り
除き軟水を作る処理をする家庭用軟水器に関するもので
ある。
(従来技術) 最近、活性炭等の吸着剤を利用して残留塩素を取り除
く浄水器、電解処理によりアルカリイオン水を作る整水
器、カチオン型イオン交換樹脂を利用してカルシウムや
マグネシウムイオン等の硬水成分イオンを取り除いて軟
水を作る軟水器等の様々な上水処理器が家庭用として開
発され利用されるようになって来た。
このような様々な家庭用上水処理器の内の軟水器は、
コーヒー、紅茶等の飲み物をおいしく入れたり、洗顔や
洗濯に利用するのに適した軟水を作るのに広く利用され
ている。
従来から利用されている家庭用軟水器の一例は第7図
に示す通りであり、1がカチオン型イオン交換樹脂を充
填した水処理カラムであり、この水処理カラム1に、処
理する上水を供給する原水供給管2、処理して作った軟
水を流出する管路を開閉するコック4が配備された軟水
流出管3、イオン交換樹脂を再生するための食塩水のよ
うな再生溶液が貯められた再生溶液タンク5から再生溶
液を供給する再生溶液供給管6、再生時の廃液を流出す
る再生廃液流出管8等の各種の通水管が管路を切り換え
るための手動の切換弁7を介して接続した構成となって
いる。このような構成の軟水器において軟水を採取する
ように管路を切り換えるには、第8図(a)に示すよう
に、手動操作により切換弁7を軟水状態に切り換える。
すると、原水供給管2より供給される上水である原水
は、矢印に示すように流れ、水処理カラム1の中でカチ
オン型のイオン交換樹脂9で軟水化処理された後軟水供
給管3から流出し、コック4を開いて軟水として採取さ
れる。
水処理カラム1の中に充填されたイオン交換樹脂9
は、原水を所定の量だけ処理すると飽和に達して能力が
低下する。
したがって利用者は、使用説明書に書かれている量の
原水を処理したならイオン交換樹脂9の再生処理をしな
ければならない。
再生処理をするよう管路を切り換えるには、第8図
(b)に示すように、手動操作により切換弁7を再生状
態に切り換える。
すると、再生溶液タンク5に貯められていた食塩水の
ような再生溶液が再生溶液供給管6から供給され、矢印
に示すように、水処理カラム1の中を軟水化処理の場合
と逆方向に流れイオン交換樹脂9の再生処理をした後、
再生廃液流出管8から排出される。
この再生処理は所定量の再生液でイオン交換樹脂9を
処理するまで続けられ、再生処理が終わったなら再び切
換弁7を手動操作で切り換えて軟水処理状態に戻る。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、前記したように、利用者が使用説明書
の指示に従って手動でイオン交換樹脂の再生をする場合
には、操作が煩わしいだけでなくなかなか的確な時期に
再生できないので、十分な処理効果が得られない場合が
しばしばある。
すなわち日常生活に多忙な利用者は、使用説明書に示
された再生の時期が来ても直ちに再生処理をするのは難
しくどうしても再生処理の時期が遅れてしまい、イオン
交換樹脂が既に飽和に達してしまって処理効果の無い水
を採取し続けてしまい勝ちである。
また余り長い時間飽和に達したイオン交換樹脂で処理
し続けると再生処理しても十分に再生できなくなってし
まい、高価なイオン交換樹脂を交換しなければならなく
なってしまう。
このため処理量が所定量に達したなら自動的に再生処
理するようにすることも考えられるが、この場合は軟水
を採取してる最中に突然再生処理が始まってしまい利用
者が困ってしまう。
またこのように自動再生により軟水の採取中に突然再
生処理が始まって軟水が採取できなくなるのを防げるよ
うに、水処理カラムを複数用意して置き、処理中の水処
理カラムが再生処理時期に達したなら他の水処理カラム
での処理に自動的に切り換えることも考えられる。
しかしこの場合は、水処理カラムを複数配備するので
装置が大型となるだけでなく、配管が複雑で管路を切り
換えるための電磁弁も多数配備しなければならないので
構造が複雑で高価なものになってしまう。
さらに構造が複雑だとメンテイナンスも容易でなくな
り、家庭用の装置には適さない。
本発明は前記したような従来技術の欠点を解消し、的
確な時期に再生を自動的に出来、また水処理カラムを一
つしか設けないで小型で簡単な安価でメンテイナンスが
容易な構造とし、しかも軟水を採取している最中に突然
再生が始まらようなことは決してなく、家庭用として最
適の軟水器を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) すなわち本発明は、上水の軟水化処理のためのイオン
交換樹脂をカラム充填した水処理手段と、該水処理手段
のイオン交換樹脂の再生溶液を常時貯蔵するイオン交換
樹脂再生溶液貯蔵手段と、前記水処理手段に対する原水
及び再生溶液の流入と軟水及び再生排水の流出のための
切換弁機構を介した通水手段と、イオン交換樹脂の再生
時期の到来を計測する計測手段と、該計測手段の計測に
基づいて再生時期の到来を告げる信号を発する再生時期
到来信号発生手段と、該再生時期到来信号発生手段から
発せられた再生時期到来信号を記憶する信号記憶手段
と、前記水処理手段に対する軟水の流出管路に設けた採
水コックの開閉に基づいて非採水状態を検出するコック
閉状態検出器と、前記信号記憶手段からの再生時期到来
信号とコック閉状態検出器からの非採水状態信号とのタ
イミングを計り再生信号を発するタイミング手段と、該
タイミング手段からの再生信号に基づいて水処理手段に
対する通水手段の管路を再生状態に自動的に切り換える
再生自動制御手段とより成り、水処理手段のイオン交換
樹脂を再生時期が到来しかつ非採水時に限って自動的に
流入した再生溶液で再生処理することを特徴とする家庭
用軟水器である。
(作用) 本発明は以上のように構成され、水処理カラムに充填
されたイオン交換樹脂の再生時期が到来してたのを計測
手段が計測しても再生時期到来信号発生手段からの再生
信号は、直ちに再生自動制御手段に対して発せられない
で一旦信号記憶手段に記憶して置かれる。
また軟水の流出管路には採水コックの開閉に基づいて
非採水状態を検知するコック閉状態検出器が配備され、
採水コックが閉じられ非採水状態になったならこれを示
す信号を発するようになっている。
そこでタイミング手段が前記信号記憶手段に記憶され
た再生時期到来信号とコック閉状態検出器からの非採水
状態信号とのタイミングを計って再生信号を再生自動制
御手段に対して発するようになるので、イオン交換樹脂
は再生時期が到来しかつ非採水状態の時に限って自動的
流入した再生溶液でに再生処理されるようになる。
すると採水している時に再生時期が到来すると、直ち
に再生を開始できないとはいえ、それほど長時間に渡っ
て採水が続けることはないので、採水が終わり再生時期
が到来してからそれほど時間が経たない時期に自動的に
再生処理できるようになる。
このため水処理カラムを一つしか配備せず小型で簡単
な構造でメンテイナンスが容易でしかも安価であり、さ
らに再生時期が到来したら自動再生するような構成にし
ても、採水時に突然再生が始まってしまって利用者を困
らせるようなことは起きない家庭用として最適の軟水器
が提供される。
(実施例) まず本発明の基本的な構成について第1図の基本ブロ
ック図に基づいて説明する。Iは、イオン交換樹脂の再
生時期が到来したことを示す信号を発する再生時期到来
信号発生手段、IIは、イオン交換樹脂の再生時期を軟水
の積算採水量、積算採水時間、電気抵抗値、Caイオン濃
度等を原水の水質に合わせて任意に設定する規定計測値
設定手段、IIIは、前記規定計測値設定手段IIに設定さ
れた計測値の計測手段、IVは、再生時期到来信号発生手
段Iから発した信号を記憶する信号記憶手段、Vは、再
生時期が到来していることを示す表示手段、Cは、軟水
の流出管路に設け採水コックが閉じ非採水状態であるこ
とを検知するコック閉状態検出器、VIは、信号記憶手段
IVに記憶された再生時期到来信号とコック閉状態検出器
Cから発せられた非採水状態信号とのタイミングを計
り、両信号のタイミングが合った時に限ってイオン交換
樹脂を再生処理するための再生信号を発するタイミング
手段、VIIは、タイミング手段VIからの再生信号に基づ
いてイオン交換樹脂の再生を自動的に行うよう管路をの
切り換える制御をする再生自動制御手段である。前記し
たように構成される軟水器においては、先ず利用者は、
規定計測値設定手段IIによって、軟水の積算採水量等の
イオン交換樹脂の再生時期を定める規定計測値の値を、
利用している原水の水質に合わせて任意に設定する。
すなわち原水の硬水成分が多い場合には、規定計測値
としての軟水の積算採水量を小さな値に設定して早めの
時期に再生処理するようにし、逆に原水の硬水成分が少
ない場合には軟水の積算採水量を大きな値に設定して遅
めの時期に再生するようにし、原水の水質に合わせて的
確な時期に再生処理出来るようにする。
原水を軟水化処理して採水を続けて行く時に計測手段
IIIで規定計測値である例えば軟水の積算採水量を計測
する。
計測手段IIIで計測された計測値が規定計測値設定手
段IIに設定された値にになると、再生時期到来信号発生
手段Iが再生時期が到来したことを示す信号を発する。
再生時期到来信号発生手段Iから再生時期到来信号が発
せられると、表示手段Vに再生時期が到来したことが表
示され、同時に信号記憶手段IVに再生時期到来信号が発
せられたことが記憶される。
また軟水の流出管路に設けた採水コックの開閉に基づ
いて非採水状態であることを検出するコック閉状態検出
器Cからは、採水コックが閉じられ非採水状態の場合に
はこれを示す信号が発せられる。
さらにタイミング手段VIは、信号記憶手段IVに記憶さ
れた再生時期到来信号とコック閉状態検出器Cからの非
採水状態信号とのタイミングを計り、両信号のタイミン
グが一致した時に限って再生自動制御手段VIIに再生信
号を発し、これによりイオン交換樹脂は、所定のプログ
ラムに従い管路を切り換えて自動的に流入した再生溶液
で再生処理される。
前記したようにタイミング手段VIを配備すると同時
に、軟水の流出管路に採水コックの開閉に基づいて非採
水状態を検出するコック閉状態検出器Cを配備し、採水
コックが閉じられ非採水状態の時にはこれを示す信号を
発し、タイミング手段VIが再生時期到来信号と非採水状
態信号とのタイミングを計り、両信号のタイミングを一
致させてから再生自動制御手段VIIに再生信号を発する
ように構成してある。
このため軟水の採水時に再生時期が到来しても、再生
処理は直ちには始まらず、採水コックを閉じ採水が止め
られてから始まるようになり、利用者が採水時に突然再
生処理が始まってしまって戸惑うことはなくなる。
また採水時に再生時期が到来した場合には直ちに再生
処理が始まらないが、採水はそれほど長い時間続けられ
ることはないので、再生時期が到来してからそれほど時
間が経たない内に再生処理されるので、再生時期が到来
してから長い時間に渡って再生処理しないまま効力の落
ちた装置で軟水を採取し続けてしまうようにはならな
い。
さらにカラムが一つしか配備してないが、再生処理し
ている際には軟水を採水できないとはいえ、再生処理が
開始する前に採水していると再生時期が到来してもその
まま必要な量の軟水を採取するまで採水を続けられ、再
生処理にそれほど長い時間が掛かるわけでもないので、
軟水の利用には殆ど支障は起きない。
次に前記したように基本的に構成される軟水器の具体
的な構成を実施例に基づいて説明する。
第2図により通水路の構成について説明すると、14は
3ポジション4ポートの電磁弁であり、SOL1及びSOL2は
2つのソレノイド、SP1及びSP2は2つのばねである。
2つのソレノイドSOL1及びSOL2は、共に励磁されてな
い場合にはは2つのばねSP1及びSP2の力によって中立位
置に保持され、第2図には2つのソレノイドSOL1及びSO
L2が中立位置に保持された状態が示されている。
15は2ポジション2ポートの電磁弁であり、SOL3はソ
レノイド、SP3はばねで、第2図はソレノイドSOL3が励
磁中で通水路を断った位置にある状態を示しているが、
ソレノイドSOL3の励磁を切ると、ばねSP3の力でポートP
1からP2への矢印方向の通水路が形成される。
16は2ポジション2ポートの電磁弁であり、SOL4はソ
レノイド、SP4はばねで、第2図はソレノイドSOL4が励
磁中でポートP1からP2への矢印方向の通水路が形成され
ている状態が示され、ソレノイドSOL4の励磁を切ればば
ねSP4の力で通水路は遮断される。
17は積算流量計測用水車であり、Sは水車17の回転を
検出するセンサであり、CNTはセンサSからのパルスを
カウントするカウンターで計測手段III相当し、SETは規
定流量値としてのカウント値をセットする設定手段で規
定計測値設定手段IIに相当し、DISPは表示装置で表示手
段Vに相当する。
第2図にはイオン交換樹脂の再生をしているときの通
水路の状態が示されているので、再生処理の通水経路に
ついてまず説明する。
元栓10からの原水は、電磁弁14のポートP1からP2を経
由してパイプ18及び19を通り、絞り弁20が配備されたパ
イプ34を経由して食塩水貯蔵タンク13に流入する。
食塩水貯蔵タンク13内の水が所定量に達すると、フロ
ート弁21の作用で食塩水貯蔵タンク13への給水はストッ
プするが、パイプ19からの水はそのままパイプ22を通り
水処理カラム11、パイプ23、電磁弁16を経由して排水口
24から排水される通水経路を通って流れる。
前記したようにして原水が通水されているいるときに
は、パイプ34に絞り弁20が設けられているために水流の
影響を受けて食塩水貯蔵タンク13の中の食塩水がパイプ
34から吸い上げられ、原水と共にパイプ22を通って水処
理カラム11の中に流入し、この水処理カラム11内に充填
されたイオン交換樹脂の中を流れて再生処理をする。
食塩水によるイオン交換樹脂の再生処理はタイマーで
設定されている所定の再生時間が経過する迄続けられ、
再生時間が経過すると電磁弁16が閉じるので、原水は再
び食塩水貯蔵タンク13の中に所定量となってフロート弁
21が作用する迄流れ込む。
このように食塩水貯蔵タンク13の中には再生処理が終
わった後に原水が所定量流れ込むので、貯蔵されている
食塩が溶解された飽和食塩水が常時所定量貯えられてい
ることになる。
次に原水を水処理カラム11を通して軟水化処理しない
で採水コック12を開いて直接採取する場合の通水経路に
ついて説明する。
この場合は、電磁弁14をソレノイドSOL1は励磁するが
SOL2は励磁せず、ポートP1からP3への経路を形成すると
同時にポートP1とP2との間の経路を遮断し、また電磁弁
15及び16のソレノイドSOL3及びSOL4も励磁しないように
し、原水がパイプ25から26を通って採水コック12に向か
って流れるようにする。
次に原水を水処理カラム11のイオン交換樹脂で軟水化
処理して軟水を採取する場合の通水の経路について説明
する。
この場合は、電磁弁14をソレノイドSOL1は励磁しない
がSOL2は励磁し、ポートP1からP4への経路だけを形成す
るようにし、また電磁弁15及び16のソレノイドSOL3及び
SOL4も励磁しないようにし、電磁弁15のポートP1からP2
への経路は形成するが、電磁弁16のP1からP2への経路は
遮断するようにする。
すると原水は、パイプ25から27を通り、積算流量計17
を経由して水処理カラム11の中に流れ込み、イオン交換
樹脂で軟水化処理された後パイプ22に流れ出し、電磁弁
15のポートP1からP2の経路を通って採水コック12に向か
って流れ、軟水が採取できるようになる。
この配管図からは、配管は極めて簡単で、管路を切り
換えるための電磁弁は3個配備するだけで良いので構造
が極めて簡単になることも解る。
次に前記したような通水の経路を形成するよう制御す
るための制御回路について第3図に基づいて説明する。
S1は原水を軟水化処理しないでそのまま採取する経路
を選ぶ原水選択スイッチ、S2は原水を軟水化処理し軟水
として採取する経路を選ぶ軟水選択スイッチ、S3はイオ
ン交換樹脂の再生をする経路を選ぶ再生選択スイッチで
ある。
Tは再生時間を計時する際に動作する再生タイマー、
Mは前記再生タイマーの動作動作終了直後に起動するワ
ンショットマルチである。
CNTは軟水の採取量を計測するための流量センサSか
らのパルスをカウントするための計測手段IIIとしての
カウンタ、Cは軟水を採取する際の採水コック12が閉じ
非採水状態であることを検出するコック閉状態検出器、
SOL1、SOL2、SOL3、SOL4は第2図で説明したように電磁
弁14、15及び16を作動するソレノイドである。
SET1は軟水の採取量を計測する計測手段IIIとしての
流量カウンタCNTの設定値を設定するための規定計測値
設定手段IIとしての流量カウンタ設定手段であり、SET2
は再生タイマーTに再生時間を設定する再生タイマー設
定手段である。
先ずS1が閉じられ原水を軟水化処理しないでそのまま
採取する原水経路が選ばれた場合には、負論理表記で表
した論理回路図のAND1がアクティブになり、インバータ
IN8介してトランジスタTR1をONとし電磁弁14のソレノイ
ドSOL1を励磁する。
このときAND2及びAND3がそれぞれインバータIN4及びI
N6からの正出力により禁止されノンアクティブであるた
め、トランジスタTR2、TR3及びTR4はOFFで、電磁弁14、
15、16のソレノイドSOL2、SOL3、SOL4は励磁されない状
態となる。
次にS2が閉じられ原水を軟水化処理し軟水として採取
する経路が選ばれた場合について説明する。
このときはAND2のみがアクティブとなり、電磁弁14の
ソレノイドSOL2のみが励磁され、前記第2図で説明した
ような原子の通水経路が形成され、コック12を開くと軟
水が採取できるようになり、同時に軟水の採取量を計測
する計測手段IIIとしての流量カウンタCNTのA端子(イ
ネーブル端子)がアクティブになる。
そして前記した第2図の軟水採取時に原水が流れるパ
イプ27内に設けた計測手段IIIとしての積算流量検出セ
ンサSからのパルスが計測手段IIIとしての流量カウン
タCNTに与えられ、軟水の採取量を流量として計測する
ためのカウントが開始する。
何日か軟水の採取を続けると流量カウンタCNTは、カ
ウントした計測カウント値が流量カウンタ設定手段SET1
で設定した設定カウント値に達し、出力端子OUTがアク
ティブロウになり、再生時期到来信号発生手段Iとして
再生時期到来信号を発する。
すると信号記憶手段IVとしてのRSラッチのセット端子
がアクティブとなり、その出力Qはアクティブハイにラ
ッチ(記憶)されると同時に、そのラッチの内容がトラ
ンジスタTR5を介して表示手段VとしてのLEDを点灯させ
る。
軟水の採取が終わると水処理カラム11の流出管に配備
したコック12が閉じられるが、このコック12が閉じられ
たことはコック閉状態検出器Cで検出され、コック12が
閉められる都度、非採水状態信号がタイミング手段VIと
してのNANDの入力の一方に入力される。
そして信号記憶手段IVとしての前記RSラッチの出力が
Qが再生時期信号を記憶しアクティブの時は、前記コッ
ク閉状態検出器Cからの非採水状態信号とのアンドによ
り、タイミング手段VIとしてのNANDの出力がアクティブ
になり再生信号を発することとなる。
タイミング手段VIとしてのNANDの出力がアクティブに
なると、再生自動制御手段VIIとしての再生タイマーT
は、入力端子がアクティブとなり、再生タイマー設定手
段SET2で設定された時間分だけアクティブとなる。
すると、トランジスタTR3及びTR4がONし、電磁弁15は
ソレノイドSOL3が励磁して閉じ、電磁弁16はソレノイド
SOL4が励磁して開き、再生タイマーTに設定された時間
だけ前記第2図で説明した再生のための通水経路が形成
されイオン交換樹脂が再生処理される。
以上のように再生時期到来信号発生手段Iとしての流
量カウンタCNTが再生時期の到来をカウントし再生時期
到来信号を発しても、この信号は信号記憶手段IVとして
のRSラッチに一旦記憶され、しかもこのRSラッチに記憶
した再生時期到来信号は、タイミング手段VIとしてのNA
NDによりコック閉状態検出器Cからの非採水状態信号と
のアンドによりタイミングを計って再生信号として出力
する。
このため軟水を採取している際に流量カウンタCNTが
再生時期の到来流量になったことをカウントしても、採
水が終わりコック12が閉じられたのをコック閉状態検出
器Cが検出しない限り再生は始まらないようになる。
再生タイマーTは、設定された時間だけ再生処理され
ことを計時するとノンアクティブになる。
するとトランジスタTR3及びTR4がOFFとなり、電磁弁1
5はソレノイドSOL3が無励磁となって開き、電磁弁16は
ソレノイドSOL4が無励磁となって閉じ、再生処理は自動
的に終わり、再生タイマーTの計時終了と同時にワンシ
ョットマルチMがパルスを発生し、計測手段III並びに
再生時期到来信号発生手段Iとしての流量カウンタCNT
及び信号記憶手段IVとしてのR4ラッチをリセットする。
次に手動による再生処理を指示するためS3が閉じられ
た場合は、AND3がアクティブになりワイヤードORになっ
ている再生タイマーTの入力がアクティブになり、前記
した自動再生の場合と同様に電磁弁14、15及び16が開閉
してして再生の通水路が強制的に形成されるようにな
る。
なお前記実施例では再生時期の到来を積算流量計を利
用して軟水採取の積算流量に基づいて検知しているが、
軟水の採取時間、原水と軟水との電気抵抗値の差を利用
しても、積算流量の場合と同様に設定値との比較で再生
時期が到来したことを自動的に容易に検知できる。
前記第2図及び第3図に示した実施例で通水路の切り
換えに複数の電磁弁を利用しているが、回転式の切換弁
をステッピングモータで駆動する実施例を第4図及び第
5図に基づいて説明する。
第4図には、第2図における通水用パイプ25に電磁弁
14に代えて回転式の3方向の通水路切換弁35を設けた実
施例を示す。
なおこの場合第2図における電磁弁15及び16は回転式
の2方向の通水路切換弁に各々代えることになる。
第4図には通水路切換弁35を軟水側の通水路であるパ
イプ27側に開き、軟水を採取する通水路を形成するよう
切り換えた状態が示され、この状態から約45度反時計方
向に回転させパイプ26側に開けば原水を直接採取する原
水の通水路が、逆に約45度時計方向に回転させパイプ18
側に開けば再生の通水路が形成される。
第5図に前記した回転式の通水路切換弁35の回転軸を
ステッピングモータで回転制御し種々の通水路を形成す
る制御装置を示すブロック図を示す。
この制御装置は、全体的な制御をするためのマイクロ
コンピュータ36、ステッピングモータSP、このステッピ
ングモータSPを駆動するためのドライバー37、回転式の
通水路切換弁38、規定計測値や再生時間を設定し、また
原水、軟水、再生等の通水経路の種類に切り換えて設定
するキーボード39、規定計測値や再生時間を設定した場
合に設定された規定計測値や再生時間を表示し、また再
生時期が到来した場合にこれを表示する表示器40等より
構成される。
S及びCは、第2図におけると同様の、再生時期を計
測するための積算流量計測センサと、軟水流出管のコッ
ク12が閉じ非採水状態になったことを検知するコック閉
状態検出器を示す。
第6図には前記したように構成される軟水器の外観を
示し、29は原水、軟水、再生等の通水の経路を選択して
切り換えるための切換スイッチ、30は規定流量のような
再生時期を規定する規定計測値を原水の水質に応じて設
定し、また再生時間をタイマーに設定するための設定キ
ー、31は規定計測値や再生時間を設定した場合に設定さ
れた規定計測値や再生時間を表示する設定表示器、32は
設定及び表示が規定計測値の場合とタイマーへの時間と
の場合とで切り換える設定切換キー、33は再生時期が到
来した場合にこれを表示する再生時期到来表示器であ
る。
このように構成される軟水器を利用する場合は、利用
者は先ず設定切換キー32を規定計測値に切り換え、設定
キー30によりアップダウンさせつつ設定表示器31の表示
を見ながら再生時期を定めるための規定計測値を設定
し、続いて設定切換キー32をタイマーへの時間設定に切
り換え、設定キー30で再生時間を設定する。
次いで軟水器はイオン交換樹脂を再生してから利用し
始めるので、切換スイッチ29を操作し再生状態に通水路
を切り換え、設定キー30でタイマーに設定した時間だけ
再生処理する。
切換スイッチ29の操作で通水路が再生に切り換わる
と、パイプ25から供給される原水は、パイプ34を経て食
塩が貯蔵された食塩水貯蔵タンク13に流れ込み、フロー
ト弁が作用する所定の量になるまで流れ込み続ける。
原水は食塩水貯蔵タンク13に流れ込むのが止まるとイ
オン交換樹脂の充填された水処理カラム11に流れ込むよ
うになり、この際流れ込んだ原水で貯蔵されていた食塩
を溶解して作られた食塩水貯蔵タンク13内の食塩水が水
処理カラム11内に流れ込む原水の水流の勢いで吸い上げ
られて原水と共に水処理カラム11の中に流れ込み、イオ
ン交換樹脂を再生処理した後パイプ24から排出される。
再生が終わるとパイプ24への流通路が閉じられるので、
水処理カラム11に流れ込んでいた原水は再び再生処理に
使われて食塩水が空になってしまった食塩水貯蔵タンク
13に流れ込むようになり、フロートが作用する所定の量
となるまで流れ込み続ける。
この結果食塩水貯蔵タンク13の中には、食塩を適当に
補給しておけば貯蔵された食塩が溶解して作られた飽和
食塩水が何時でも再生処理に使えるように貯えられてい
る。
このようにして軟水器は再生処理をした後で切換スイ
ッチ29を軟水に切り換えて使い始め、採水コック12を開
きさえすれば何時でも軟水が採取出来るようになる。
軟水を採取し続け採取量が最初に設定した設定計測値
となり再生時期に達っすると、再生時期表示器33にこれ
が表示されるようになる。
再生時期が到来した場合に採水コック12が閉じられて
採水中でない場合には直ちに再生が自動的に始まるが、
もし採水中の場合にはそのまま採水が続けられ、採水を
終わり採水コック12を閉じてから再生が自動的に始ま
り、採水中に突然再生は始まらない。
(効果) 本発明は以上のような構成及び作用であり、水処理カ
ラムは一つだけで小型で構造が簡単で安価であり、しか
も軟水の採取量が所定量になると、採水中に突然再生が
始まってしまって利用者を戸惑わせるようなことがない
ように、非採水時の状態で自動的にイオン交換樹脂を再
生でき、メンテイナンスも容易で家庭用として最適の軟
水器を提供する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本的な構成を示す基本ブロック図、
第2図は実施例の通水路を示す図、第3図は制御回路を
示す図、第4図及び第5図は別の実施例を示す図、第6
図は実施例の軟水器を示す図、第7図及び第8図は従来
の軟水器を示す図である。 I……再生時期到来信号発生手段、II……規定計測値設
定手段、III……計測手段、IV……信号記憶手段、VI…
…タイミング手段、VII……再生自動制御手段、C……
コック閉状態検出器。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原水を軟水化処理するためのイオン交換樹
    脂をカラム充填した水処理手段と、該水処理手段のイオ
    ン交換樹脂の再生溶液を常時貯蔵するイオン交換樹脂再
    生溶液貯蔵手段と、前記水処理手段に対する原水及び再
    生溶液の流入と軟水及び再生排水の流出のための切換弁
    機構を介した通水手段と、イオン交換樹脂の再生時期の
    到来を計測する計測手段と、該計測手段の計測に基づい
    て再生時期の到来を告げる信号を発する再生時期到来信
    号発生手段と、該再生時期到来信号発生手段から発せら
    れた再生時期到来信号を記憶する信号記憶手段と、前記
    水処理手段に対する軟水の流出管路に設けた採水コック
    の開閉に基づいて非採水状態を検出するコック閉状態検
    出器と、前記信号記憶手段からの再生時期到来信号とコ
    ック閉状態検出器からの非採水状態信号とのタイミング
    を計り再生信号を発するタイミング手段と、該タイミン
    グ手段からの再生信号に基づいて水処理手段に対する通
    水手段の管路を再生状態に自動的に切り換える再生自動
    制御手段とより成り、水処理手段のイオン交換樹脂を再
    生時期が到来しかつ非採水時に限って自動的に流入した
    再生溶液で再生処理することを特徴とする家庭用軟水
    器。
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