JP2649349B2 - 変速機のフィリング検出装置 - Google Patents

変速機のフィリング検出装置

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JP2649349B2
JP2649349B2 JP62114093A JP11409387A JP2649349B2 JP 2649349 B2 JP2649349 B2 JP 2649349B2 JP 62114093 A JP62114093 A JP 62114093A JP 11409387 A JP11409387 A JP 11409387A JP 2649349 B2 JP2649349 B2 JP 2649349B2
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filling
clutch
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transmission
time
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槙雄 坪田
泰則 大蔵
貴之 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、変速機におけるクラッチのフィリング終
了を正確に検出し得るフィリング検出装置に関するもの
である。
〔従来の技術〕
近年、変速時の息つきの防止あるいは走行性能の向上
等を目的としたクロスオーバー変速制御が提案されてい
る(特願昭60−271055)。このクロスオーバー変速制御
においては、変速指令が出された時点で、次に係合すべ
きクラッチに対して油を流入し始め、その後フィリング
タイムの終了を検出するとこの検出時点で前に係合され
ていたクラッチをオフし、かつ次に係合するクラッチに
対するビルドアップ制御を開始するようにしている。上
記フィリングタイムは空状態にあるクラッチのクラッチ
パック内に油を充填するために要する時間である。
かかる提案によれば、従来の通常の変速方法における
変速時の息つき現象の防止のみならず、滑らかな変速が
可能となり走行性能を向上させることができるが、かか
る変速制御を適正に実施するにはフィリングタイムの終
了を正確に検出することが不可欠である。
このフィリング検出として従来は変速指令が出された
後の油圧の漸増パターンを適当に時間管理することで行
なうようにしていた。すなわち、クラッチパックの充填
に要する時間を経験的に適宜に設定し、変速指令が出さ
れた後、この設定時間が経過するとフィリングが終了し
たと判断し、その後油圧を漸増させるようにしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、このような時間管理によるフィリング検出で
は、フィリングタイムのバラツキを吸収することができ
ず、例えば前記設定時間が経過する前にクラッチパック
が充填すると、無駄な待時間が存在し、タイムラグの原
因となる。また、検出の信頼性に欠けるので、前述した
クロスオーバー変速制御には適用できない問題点があ
る。
この発明はこれら実情に鑑みてみなされたもので、簡
単な構成でフィリングタイムを正確に検出し得る変速機
のフィリング検出装置を提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明では、変速時における変速機の変速クラッチ
のフィリング終了を検出する変速機のフィリング検出装
置において、変速機の入力軸回転数を検出する入力軸回
転数検出手段と、変速指令が出力された後、前記入力軸
回転数検出手段の検出出力に基づき変速指令が出力され
た時点の前記入力軸回転数ncに対する各時点の入力軸回
転数ntの変化率|nc−nt|/ncまたはnt/ncを逐次求め、こ
の変化率が設定した所定値以上となった時を変速クラッ
チのフィリング終了時として検知するフィリング検知手
段とを具えるようにしている。
〔作用〕
変速機の入力軸回転数は、フィリングが終了したとき
のクラッチ初期油圧がクラッチに及ぼす力によって変化
する。この発明はこの現象に着目したもので、前記フィ
リング検知手段は、変速指令が出力された時点における
前記入力軸回転数ncに対するその後の前記入力軸回転数
ntの変化率、例えば|nc−nt|/ncを求め、この変化率が
設定値以上となったときをフィリング終了時として検知
する。
〔実施例〕
以下、本発明を添付図面に示す実施例にしたがって詳
細に説明する。
第2図は、変速システムの概略構成例を示すものであ
る。
第2図において、エンジン10の出力はトルクコンバー
タ11を介してトランスミッション1に加えられ、このト
ランスミッション1の出力は差動装置、終減速機12を介
して駆動輪13に伝達される。トランスミッション1の入
力軸には、その回転数を計測する回転センサ14が設けら
れ、このセンサ14の出力はコントローラ20に入力され
る。コントローラ20は該回転センサ14の出力に基づきフ
ィリング終了を検出する。コントローラ20にはシフトセ
レクタ21からシフトポジション信号(D,N,R,1,2…)が
入力される。
トランスミッション1には第3図に示す如く速度段を
選択するための複数の油圧クラッチ1a,1b,…が設けら
れ、これら複数のクラッチのなかの所要のクラッチを係
合することで変速段を選択する。これらクラッチ1a,1b,
…は電子制御式クラッチ油圧供給装置30によって供給油
圧が制御される。
クラッチ油圧供給装置30は、第3図に示す如く、各変
速用クラッチ1a,1b,…毎に各別な電子制御式の圧力制御
弁3a,3b,…を備えている。
これら圧力制御弁3a,3b,…はスプールを移動させるた
めのアクチュエータとしてソレノイド4a,4b,…を夫々有
し、これらソレノイドはその推力がコントローラ30から
の入力電流に比例する特性を持っている。すなわち、こ
れら圧力制御弁3a,3b,…は、各ドライブ回路5a,5b,…を
介したコントローラ20からの電気信号によって各クラッ
チ1a,1b,…に対する油の供給およびドレン制御を行なう
とともに、入力電気信号に比例したクラッチ油圧出力を
得ることができる比例制御弁である。
このような構成によれば、コントローラ20の電気信号
によって各クラッチ1a,1b,…を夫々独立に作動すること
ができる。因みに、従来一般的に用いられている機械式
のモジュレーションバルブによる構成では、各クラッチ
を同時制御することは不可能であった。
かかる構成において、フイリング終了は変速指令が出
力された後のトランスミッション1の入力軸回転数の変
化率に基づき検知する。すなわち、第4図において、変
速指令が出力された後、クラッチパックに油が充満され
るまでのフィリングタイムtfの期間中は、油はクラッチ
パックを充満させるためにだけ働き、この期間tf中クラ
ッチ油圧は零である。そして、このクラッチ油圧はフィ
リングが終了すると、この終了時点で初期圧P0になる。
一方、トランスミッションの入力軸回転数は、第4図
(a)に示すように変速指令が出力された後の上記フィ
リングタイムtfの期間中は通常或る所定レベルncを保持
しているが、フィリングが終了すると上記初期圧P0がク
ラッチに及ぼす力によって変化(降下)を起こす。した
がって、この実施例では、上記初期レベルncを基準とし
た入力軸回転数の変化率|nc−nt|/nc、即ち各時点にお
ける入力軸回転数ntが変速指令が出力された時点におけ
る入力軸回転数ncに比してどの程度の割合変化したかを
調べ、この変化率|nc−nt|/ncが予め設定した設定値k
以上となったときをフィリング終了として検出するよう
にしている。
以下かかるフィリング検出原理を用いたコントローラ
20のクロスオーバー変速制御例を第1図のフローチャー
ト等を参照して説明する。
コントローラ20は、例えばシフトセレクタ21、および
図示しないエンジン回転数センサ、スロットル量センサ
の各出力に基づき変速するか否かを判定しており、変速
すべきと判断した場合、変速指令をクラッチ油圧供給装
置30の係合しようとするクラッチの圧力制御弁に入力す
るとともに(ステップ100)、この時点における回転セ
ンサ14の出力、すなわち変速指令を出力したときのトラ
ンスミッション1の入力軸回転数nc(第4図参照)を取
込み、これを記憶しておく。上記変速指令が入力された
クラッチ油圧供給30では、該変速指令により次に供給す
べきクラッチについての圧力制御弁が開となり、この結
果、対応するクラッチに対して油が供給される(ステッ
プ110)。
コントローラ20は、前記変速指令を出力して次に係合
すべきクラッチの圧力制御弁を開とした後、回転センサ
14の出力を所定のサンプリング周期で取込み、該取込ん
だ変速機の入力軸回転数値nt(第4図参照)と前記記憶
している変速指令を出力したときの入力軸回転数値nc
に基づき、変速機入力軸回転数の変化率|nc−nt|/nc
前記サンプリング周期毎に求め(ステップ120)、この
変化率を設定値kと比較する(ステップ130)。
そして、コントローラ20はこの比較において、前記変
化率|nc−nt|/ncが初めて設定値k以上となったときを
フィリング終了時と判定し(ステップ104)、この判定
時点で、次に係合しようとするクラッチの圧力制御弁に
対する指令電圧の漸増を開始するとともに現在係合中の
クラッチについての圧力制御弁をオフする(ステップ15
0,160)。
第5図は、かかるクロスオーバー制御による前クラッ
チ(破線;現在係合中のクラッチ)と後クラッチ(実
線;次に係合しようとするクラッチ)の油圧状態を示す
ものであり、この場合、前クラッチの油圧は変速指令出
力後、フィリング終了までは徐々に初期圧P0まで降下さ
れ、フィリング終了が検出された時点で初期圧P0から零
まで急速降下されるように制御され、また後クラッチの
油圧は変速指令が出力された後、フィリング期間中は零
レベルを維持し、フィリング終了後初期圧P0まで上昇
し、この初期圧P0による変速機の入力軸回転数の変化に
よってフィリング終了が判定された時点で漸増動作を開
始するよう制御されている。
なお、上記実施例では変速機入力軸回転数の変化率を
|nc−nt|/ncとし、この変化率と設定値との比較によっ
てフィリング終了を検出するようにしたが、上記変化率
をnt/ncとし、この変化率nt/ncがある設定値より小さく
なったときをフィリング終了として検出してもよい。
また、上記実施例は本発明をオートマチックシフト車
に適用するようにしたが、本発明はマニュアルシフト車
またはこれらの併用車にも適用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、フィリング
終了を変速機の入力軸回転数の変化率によって検出する
ようにしたので、フィリング終了を簡単かつ正確に検出
することができ、クロスオーバー変速制御を精度良く安
全になし得、もって息つきのない滑らない変速を実現で
き、走行性能を向上させるようことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の動作例を示すフローチャ
ート、第2図はこの発明の一実施例構成を示すブロック
図、第3図はクラッチ油圧供給装置の内部構成例を示す
ブロック図、第4図はこの発明の一実施例の動作例を説
明するためのタイムチャート、第5図はクロスオーバー
制御を説明するタイムチャートである。 1……トランスミッション、1a,1b,1c,1d……変速クラ
ッチ、3a,3b,3c,3d……圧力制御弁、10……エンジン、1
1……トルクコンバータ、13……駆動輪、20……コント
ローラ、21……シフトセレクタ、30……クラッチ油圧供
給装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】変速時における変速機の変速クラッチのフ
    ィリング終了を検出する変速機のフィリング検出装置に
    おいて、 変速機の入力軸回転数を検出する入力軸回転数検出手段
    と、 変速指令が出力された後、前記入力軸回転数検出手段の
    検出出力に基づき変速指令が出力された時点の前記入力
    軸回転数ncに対する各時点の入力軸回転数ntの変化率|n
    c−nt|/ncまたはnt/ncを逐次求め、この変化率が設定し
    た所定値以上となった時を変速クラッチのフィリング終
    了時として検知するフィリング検知手段と、 を具える変速機のフィリング検出装置。
JP62114093A 1987-05-11 1987-05-11 変速機のフィリング検出装置 Expired - Lifetime JP2649349B2 (ja)

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