JP2648049B2 - 2枚重ねコンタクト - Google Patents

2枚重ねコンタクト

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JP2648049B2
JP2648049B2 JP16120591A JP16120591A JP2648049B2 JP 2648049 B2 JP2648049 B2 JP 2648049B2 JP 16120591 A JP16120591 A JP 16120591A JP 16120591 A JP16120591 A JP 16120591A JP 2648049 B2 JP2648049 B2 JP 2648049B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタの雌側コン
タクトに関し、特にカード用コネクタ及び小型高密度コ
ネクタの雌側コンタクトとして用いる2枚重ねコンタク
トの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の電気コネクタは、小型化
・高密度化が進められており、雌側コンタクトとしては
寸法及び応力の制約から目的とする接触力を確保するこ
とは困難となってきた。
【0003】従来のこの種のコンタクトでは、図3に示
すように、U字曲げ部10の対向する2辺から伸長する
2本のビーム11a,11bと残りの一辺から伸長する
端子部13で構成されるタイプと、図4に示すように、
入口側U字曲げ部20及び奥側U字曲げ部25のそれぞ
れ対向する2辺から奥側及び入口側に向かって伸長する
それぞれ2本のビーム21a,21b及び22a,22
bを有し、入口側と奥側のU字曲げ部20,25は、図
4の展開図である図5に示すように、連結柱24で連結
されており、連結柱24の中心部を切り起こして端子部
26を形成し、2本ずつのビームをそれぞれ入口側と奥
側とで重ね合せた構造を持つタイプとがある(例えば実
開昭62−183371号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のコンタ
クトにおいて、図3に示すコンタクトでは、2点接触で
あるため、限られたスペース内で接触力を確保するため
には板厚を厚くしなければならず、板厚が厚くなれば雄
コンタクトの挿入スペースが犠牲になり、設計・製造条
件が制約されるほか、表面実装用のばね性を有した端子
を形成するのも困難となる。しかも一軸方向の接触でし
かなく、入口がU字形であるため雄端子のロケーション
エラーを十分に吸収できないという問題点がある。
【0005】また図4に示すコンタクトでは、板厚を厚
くせずビームを重ね合せることによって接触力を高める
ことは出来るが、重ね合せの部分の板厚が増し、変位を
十分にとれない。また入口がU字形であることは、雄端
子のロケーションエラーを十分に吸収できないという問
題をかかえる。さらに図5に示す連結柱は、中心部を切
り起こして端子としているので、連結柱の強度は不十分
で座屈の可能性があり、端子も長さと幅がかなり限定さ
れてしまうという問題点がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の2枚重ねコンタ
クトは、ピン状の雄側コンタクトを挿入するコネクタの
雌側コンタクトにおいて、入口側箱曲げ部の3辺から奥
側に伸長する3つの第1群の台形ビームと、奥側箱曲げ
部の3辺から入口側に伸長する3つの第2群の台形ビー
ムと、前記入口側箱曲げ部と前記奥側箱曲げ部とを連結
する連結柱と、前記それぞれ3つの第1群及び第2群の
台形ビームが奥側と入口側とでそれぞれ板厚の薄くなっ
た先端部分で重なり合って構成する接点部とを備えてい
る。
【0007】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0008】図1および図2は本発明の一実施例の斜視
図および展開図である。
【0009】入口側箱曲げ部1の3辺から奥側に伸長す
る3つの台形ビーム2a,2b,2cと奥側箱曲げ部4
の3辺から入口側に伸長する3つの台形ビーム3a,3
b,3cとを有し、入口側と奥側の箱曲げ部1,4は連
結柱5で連結されていて、3つの入口側と奥側のそれぞ
れ対応した台形ビーム2aと3a,2bと3b,2cと
3cは、それぞれ潰し加工によって板厚の薄くなった先
端部分どうしで重なり合っている。この重なり合った部
分で接点部8を構成する。さらに奥側箱曲げ部4におい
て、連結柱5が連結されている辺と、それに対向する辺
を除く一辺から伸長する表面実装用の半田付端子7が備
っている。
【0010】本実施例のコンタクトは、一枚の導電材板
からプレス加工によって成形される。図2は図1に示す
本実施例のコンタクトの展開図を示しており、はじめに
ビーム先端の潰し、起こし、及び係止部6の切り起しを
行った後、A−A線,B−B線,C−C線の順に90°
曲げを行い箱形にする。次にD−D線,E−E線を折っ
て奥側箱曲げ部4を入口側に向ける。そしてF−F線,
G−G線,H−H線の順に折り曲げて入口側箱曲げ部1
を作り、ビーム同志を重ね合せる。これによって出来た
コンタクトは、ニッケルめっきを施した後、金めっきを
施す。
【0011】本実施例のコンタクトは、箱形の入口と、
3点ないし連結柱を含めた4点接触の構造としているた
め非常に安定した接触を得ることが出来、2枚重ねビー
ム2つのときよりも同じ性能なら板厚を薄く出来る。さ
らに潰し加工によって重ね合せた接点部8の板厚を薄く
しているので、従来と比べハウジング壁(図示せず)ま
でのクリアランスを大きくとることができ、変位量を大
きく確保できる。重ね合せビームは、一つのビームで板
厚を厚くしたものよりも応力の点で有利である。2枚重
ねた台形ビーム2a,3aと同じ変位で同じ接触力を確
保するためには、図3に示した従来例のビーム11aに
おいて板厚を除く寸法が2枚重ねの台形ビーム2a,3
aと同じである場合、板厚を3 √2倍してやらなければ
ならない。ビーム根元にかかる応力は板厚に比例するか
ら一枚ビームの方が3 √2倍、即ち26%高くなって不
利である。従って、変位量が確保できた重ね合せビーム
の方が材料選定や設計を容易にさせてくれるほか、3つ
の重ね合せビームによって各方向の雄コンタクトのロケ
ーションエラーを吸収することができるので、接触信頼
性が高い。
【0012】また連結柱5は、奥側箱曲げ部4の一辺か
ら折り曲げて構成しており、従来例のように端子部を中
心部から切り抜いて連結柱としているよりも機械強度に
優れ、座屈の心配はない。半田付端子7においては、連
結柱5に関与しない一辺から伸長させている。従来例で
は、先に述べた様に連結柱の中心部を切り抜いて端子部
としているので、形状及び長さにかなりの制約を受け
る。本実施例の半田付端子7は薄肉化としており、ばね
性を有した表面実装用端子も構成できるほか、端子の
幅,長さ,形状等に自由度がある。
【0013】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、1枚ビーム
に比べ応力的に26%ほど有利な3つの2枚重ねビーム
と、箱形の入口部を備えた構造としているので、2枚重
ねビームが2つの場合よりも板厚を薄くでき、小型化が
可能となる。また雄コンタクト挿入時のロケーションエ
ラーを十分吸収することが出来る。とくに2枚重ね部は
潰し加工によって板厚を薄くしているのでハウジング壁
とのクリアランスが十分にとれ、変位量を大きく確保で
きる。また連結柱は、箱曲げ部の一辺に近い幅を確保可
能で座屈に対して優れている。表面実装用端子も奥側箱
曲げ部の一辺から伸長しており、板幅や端子長さを自由
に決定することができ、薄板であるのでばね性を有した
形状に加工できるという効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の斜視図である。
【図2】本実施例の展開図である。
【図3】第1の従来例のコンタクトを示す斜視図であ
る。
【図4】第2の従来例のコンタクトを示す斜視図であ
る。
【図5】第2の従来例の展開図である。
【符号の説明】
1 入口側箱曲げ部 2,3 台形ビーム 4 奥側箱曲げ部 5,24 連結柱 6,12,23 係止部 7 表面実装用半田付端子 8 接点部 10 U字曲げ部 11,21,22 ビーム 13,26 端子部 20 入口側U字曲げ部 25 奥側U字曲げ部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピン状の雄側コンタクトを挿入するコネ
    クタの雌側コンタクトにおいて、入口側箱曲げ部の3辺
    から奥側に伸長する3つの第1群の台形ビームと、奥側
    箱曲げ部の3辺から入口側に伸長する3つの第2群の台
    形ビームと、前記入口側箱曲げ部と前記奥側箱曲げ部と
    を連結する連結柱と、前記それぞれ3つの第1群及び第
    2群の台形ビームが奥側と入口側とでそれぞれ板厚の薄
    くなった先端部分で重なり合って構成する接点部とを備
    えることを特徴とする2枚重ねコンタクト。
  2. 【請求項2】 前記奥側箱曲げ部において前記連結柱が
    連結されている辺とそれに対向する辺を除く一辺から表
    面実装用の端子部が突設されていることを特徴とする請
    求項1記載の2枚重ねコンタクト。
  3. 【請求項3】 前記台形ビーム、前記連結柱及び前記端
    子部が一枚の導電材板から成形されていることを特徴と
    する請求項1または2記載の2枚重ねコンタクト。
JP16120591A 1991-07-02 1991-07-02 2枚重ねコンタクト Expired - Fee Related JP2648049B2 (ja)

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