JP2647715B2 - 順送り鍛造機およびその製造方法 - Google Patents

順送り鍛造機およびその製造方法

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JP2647715B2
JP2647715B2 JP1107969A JP10796989A JP2647715B2 JP 2647715 B2 JP2647715 B2 JP 2647715B2 JP 1107969 A JP1107969 A JP 1107969A JP 10796989 A JP10796989 A JP 10796989A JP 2647715 B2 JP2647715 B2 JP 2647715B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、鍛造機、特に新規かつ改良された順送り成
形機およびその新規かつ改良された製造法に関する。
(従来の技術および発明が解決しようとする課題) 大きいトン数の鍛造機は、一般に、一個形成または一
個構成の(one−piece)鋳鉄、即ち、クランクおよびピ
ットマンによって駆動される往復スライドとダイブレス
ト(die breast)を支持するスチールベッドフレーム
(steel bed frame)を備えるようになっている。この
ようなベッドフレームは、一般に矩形をなしており、か
つ、鍛造作業の際に加わる荷重が、主として引張力とし
て、クランクとダイブレストとの間で直接伝えられるよ
うに構成されている。この場合には、ダイブレストとク
ランクおよびスライドとをフレーム自身の中に取着する
ことが必要となる。多くのこのような機械においては、
ダイブレストとスライドの金型とダイは協働して複数の
作業ステーションを提供するとともに、移送体(transf
er)が加工物をある作業ステーションから次の作業ステ
ーションへ順々に移送するために設けられており、かく
して、加工物を所望の形状に順々に成形することができ
るようにしている。このような鍛造機は、一般に、「順
送り成形機」(“progressive former")または「順送
りヘッダ」(“progressive header")と呼ばれてい
る。
かかる成形機の幾つかのものは、加熱されていない加
工物を成形するものであり、加熱されていない加工物を
成形する機械は、一般に、「冷間ヘッダ(“cold heade
r")または「冷間成形機」(“cold former")と呼ばれ
ている。予熱された加工物を成形する成形機もあり、こ
のような成形機は通常は、加工物の予熱温度により、
「熱間成形機」(“hot former")または「温間成形機
(“warm former")と呼ばれる。
更に、かかる成形機は、鍛造される素材(stock)の
径によって指定あるいはクラス分けされる傾向がある。
例えば、成形機を2分の1インチのロッドまたはワイヤ
素材から切断した加工物を鍛造するように構成する場合
には、設けられる作業ステーションの数とは関係なく、
2分の1インチ成形機(one−half inch machine)とし
てクラス分けされる。
ベッドフレームのサイズと強度に関する要件は、設け
られる作業ステーションの数により、2分の1インチ成
形機のような成形機の所定のサイズとともに変わるの
で、素材のサイズが同じであっても、成形機に作業ステ
ーションの数が異なる場合には、異なるベッドフレーム
鋳造体を設計し、鋳造しかつ機械加工することが必要と
なる。従って、全範囲に亘る数の加工ステーションをカ
バーしようとするためには、素材の各サイズについて種
々のベッドフレーム鋳造体が必要となる。
更にまた、異なる作業ストロークを有する成形機に対
しては、サイズの異なるベッドフレームを準備すること
が一般に行なわれている。
従って、特に成形機のサイズと作業ステーションの数
に関して独特のものとなりがちな、数多くの異なった成
形機構成体からなる成形機ライン全体を提供するために
は、多数の異なるベッドフレームを設計し、鋳造し、か
つ、機械加工することが必要であった。かくして、成形
機のコストの大幅な上昇をきたしていた。
また、大形の一個構成のフレームは形状が特に複雑で
あるとともに、またサイズが著しく大きなものとなるこ
とがしばしばある。このような形状が複雑で大形の鋳造
体は、鍛造機において要求される品質を有するように製
造することは著しく困難である。更に、大形の一個構成
のフレーム部材は、製造に費用を要し、従って、単位重
量あたりのコストが高くなる。
更に、大形の鋳造体は、機械加工操作の多くを、従来
の工作機械では容易に行なうとができない内面に施さな
くてはならないので、機械加工が困難となる。従って、
大形の一個構成のフレームを小さな許容差で正確に機械
加工することは著しく困難となることがしばしばある。
上記した一般的なタイプの先行技術に係る鍛造機異の
例が、米国特許第3,247,534号、同第3,422,657号、同第
3,508,430号、同第3,555,586号、同第4,044,588号およ
び同第4,631,950号に記載されている。これらの米国特
許はいずれも、本譲受人に譲渡されている。
かかる成形機に、特定の成形機に関して特に設計され
かつ構成される種々の必要な作動機構を装備することも
広く行なわれている。従って、殆どの場合には、効率的
な製造技術を採用するのに十分な量の成形機の構成部品
をつくるということは行なわれていなかった。実際に
は、成形機は注文に応じて組立てられるのが殆どであ
り、しかも成形機の実質上全ては、注文を受けてからつ
くらなければならないので、成形機の発送までに要する
先行期間(lead time)は、著しく長いものとなる。所
定の構成を有する多数の成形機を販売することができる
ことが予測可能な場合でも、成形機のコストは著しく高
いので、在庫製造することは殆ど行なわれていない。
本発明は、従来技術の上記課題を解決するためになさ
れたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の数多くの重要な観点のうちの1つによれば、
一個構成のフレーム構造体を利用しない順送り成形機が
提供されている。本発明によれば、順送り成形機のベッ
ドフレームは比較的低コストで正確につくることができ
る別体をなす片から形成される。成形機のベッドフレー
ムを幾つかの方法で製造する場合にコストを削減するこ
とができる。成形機のベッドフレームをつくるのに組立
てられる構成素子は、該構成素子に対して行なわなけれ
ばならない実質上全ての機械加工操作を容易にアクセス
することができる(accessible)ように構成されてい
る。従って、ベッドフレームの構成素子は、殆どの場
合、余分な出費を招くことなく非常に狭い許容差まで従
来の工作機械を使用して行なうことができる。
例えば、実施例においては、ベッドフレームは、2つ
の側部フレーム部材とスペーサ部材とから組立てられ
る。この実施例においては、側部フレーム部材に対して
施さなければならない実質上全ての機械加工操作を、側
部フレーム部材の外面に対して行ない、即ち、外面から
アクセスすることができる。従って、機械加工操作は、
従来の工作機械で行なうことができ、しかも比較的低コ
ストで正確に行なうことができる。この実施例において
は、スペーサ部材は2つの側部フレーム部材を互いに連
結するとともに該部材を所定の距離だけ離隔して配置す
るように作用する。従って、スペーサ部材は、完全に平
坦ではない場合でも、その露出した側縁に沿って所定の
程度まで機械加工することが必要となるだけである。
この実施例のように、ベッドフレームを鋼板から形成
された2つの側部フレーム部材と鋼板から形成されたス
ペーサとから組立てる場合がある。このような場合に
は、鋼板は殆どの場合、大形の鋳造体と比べて単位重量
あたりのコストが低いので、更に節約を図ることができ
る。また、鋼板は容易に入手することができるととも
に、大形の鋳造体を製造する場合に必要となる先行期間
を必要としない。しかしながら、ベッドフレームは、鋳
造した素子から組立てることができる場合があり、また
鋳造体と鋼板とから組立てることができる場合もある。
従って、本発明は、より広い観点においては、鋼板から
組立てられるベッドフレームを備えた成形機に限定され
るものではない。しかしながら、成形機を、単位重量あ
たりのコストが低い鋼板からつくることができる場合に
は、経費の節減を更に図ることができる。
更に、入手することができる鋼板から形成される構成
素子によっては所要の強度を得ることができない場合に
は、互いに連結される2つ以上の片から構成素子の幾つ
かを形成することも本発明の範囲に含まれるものであ
る。例えば、本発明のより広い観点においては、側部フ
レーム部材は、フレームの単一の構成素子を形成するよ
うに協働する2つ以上の側方に当接するプレート部材か
ら構成することができる。
更に、本発明によれば、2分の1インチ成形機のよう
な所定のサイズの成形機のフレームの実質的な部分は、
目的とする成形機に必要とされる作業ステーションの数
とは関係なく、かかるサイズの範囲内にある全ての成形
機に共通のものとすることができる。従って、多くの場
合、フレームの実質的部分を構成する素子を在庫用に製
造し、それから所要の数の作業ステーションを提供する
ように個々の成形機を組立てることが可能となり、か
つ、経済的となる。殆どの場合に、材料のコストは著し
く低くなり、しかも構成素子は多数の成形機において使
用することができるので、構成素子の注文前生産(pre
−order production)が可能となり、経済的となる。
本発明の別の重要な観点によれば、少なくとも所定の
成形機サイズの範囲内においては、目的とする成形機に
必要とされる作業スーテションの数とは関係なく、同一
である数多くの構成素子を有する順送り成形機が提供さ
れている。種々の成形機に同一の作動素子を利用するこ
とにより、作業ステーションの数とは関係なしに所定の
サイズの目的とする成形機を組立てることができるよう
に、経済的な生産のためにかかる素子を有意の量だけ製
造し、かつ、かかる作動素子を在庫品として保持するこ
とを経済的に行なうことができる。
例えば、本発明の実施例によれば、各作業ステーショ
ンの固定工具から加工物を突出すための蹴出し(kickou
t)機構は、他の作業ステーションの蹴出し機構と同じ
にすることができる。成形機が3つ以上例えば6つの作
業ステーションを有する場合には、6つの同様な蹴出し
機構を装備することができる。同様な標準化を別の作動
機構において本発明に従って行なうことができる。
本発明の更に別の観点においては、所定のサイズ範囲
内にありストロークの異なる成形機に、同一のフレーム
構成素子が設けられ、しかも殆どが同一である作動素子
が設けられる。フレームは、特殊な大形の一個構成のフ
レーム部材よりも単位重量あたりの価格が著しく低いフ
レーム構成素子から形成されるので、かかる構成素子の
幾つかを余裕を持って構成し(over−design)、一個構
成のベッドフレームにより形成される成形機よりも重量
のある成形機を組立てるのが経済的となる。
本発明の別の観点によれば、2分の1インチ成形機の
ような所定のサイズの成形機に、十分な強度と剛性とを
有する側部フレーム部材を設けることにより、側部フレ
ーム部材が組立てられる成形機が最大数の作業ステーシ
ョンよりも少ない数の作業ステーションを有する場合に
も、成形機のサイズの範囲内において最大数の作業ステ
ーションを有する成形機の荷重を支持することができる
ようにしている。
本発明の別の観点によれば、駆動モータとクラッチと
ブレーキの全てが側部フレーム部材の一方に装着されて
いる。更に、供給機構も同じ側部フレーム部材に取着さ
れている。従って、作業ステーションの数が異なること
によりフレームアセンブリの幅の変更が必要となって
も、これらの構成素子またはその取付けを変更すること
は必要ではなくなる。
本発明の別の観点によれば、スライドを側方へ位置決
めする軸受けとダイブレストを側方へ位置決めする面と
が、同じ側部フレーム部材に配設されている。従って、
フレームアセンブリの幅の許容差変動がこれらの構成素
子の側方の整合に影響を及ぼすことはなく、これらの構
成素子の正確な整合を形成保持することができる。更に
また、軸受けは、スライドを正確な側方位置に保持しよ
うとする側方へのバイアスがスライドの重量により生ず
るように構成されている。
従って、本発明によれば、最大数の作業ステーション
と同じ数またはそれよりも少ない作業ステーションを備
えた順送り鍛造機の製造方法において、前記最大数の作
業ステーションを有する成形機に対して十分な強度と剛
性とを有する別体をなす側部フレーム部材を形成し、特
定の成形機に必要な数の作業ステーションに対応する幅
を有するベッドフレームを形成するように選定された幅
を有するスペーサの両側に前記側部フレーム部材を取着
することを特徴とする構成の順送り鍛造機の製造方法が
提供されている。
本発明によれば更に、ベッドフレームと、該ベッドフ
レームに対して往復動自在のスライドと、前記ベッドフ
レームに装着されたダイブレストとを備え、前記ベッド
フレームは平坦な鋼板から形成された2つの側部フレー
ム部材と平坦な鋼板から形成されたスペーサとを備え、
前記側部フレーム部材は側方へ離隔配置されるように前
記スペーサの両側に装着されるとともに鋳造体を必要と
せずに前記ベッドフレームを提供するように互いに協働
するものであり、前記側部フレーム部材は組立前にかつ
表面に容易にアクセスすることができるときに機械加工
されることを特徴とする構成の複数の作業ステーション
の順送り鍛造機が提供されている。
更に本発明によれば、ベッドフレームと、該ベッドフ
レームに対して第1の方向へ往復動自在に配設されたス
ライドと、前記ベッドフレームに配設された固定ダイブ
レストと、前記第1の方向へ往復動するときに前記スラ
イドを案内するように前記ベッドフレームとスライドの
一側に沿って配設された第1の軸受け手段と、前記第1
の方向へ往復動するときに前記スライドを案内するよう
に前記スライドとベッドフレームの他側に沿って配設さ
れた第2の軸受け手段とを備え、前記第1の軸受け手段
は前記第1の方向と直交する第2の方向へ前記スライド
の側方位置を定めるように作動する側方を向く対向して
対をなす軸受け面を有し、前記第2の軸受け手段は前記
第2の方向への前記スライドの前記側方位置を拘束しな
いようになっており、前記固定ダイブレストは前記ベッ
ドフレームの前記一側により前記第2の方向へ側方に位
置決めされ、前記ベッドフレームの熱膨張が前記スライ
ドとダイブレストの相対的な側方位置に影響を及ぼさな
いようにしていることを特徴とする構成の鍛造機が提供
されている。
更にまた、本発明によれば、加工物を仕上品の形状ま
で順々に成形するように加工物に成形荷重をかける複数
の作業ステーションを有する順送り鍛造機のフレーム構
成素子において、第1および第2の側部フレーム部材と
少なくとも2つのスペーサアセンブリとを備え、前記各
スペーサアセンブリは前記側部フレーム部材と係合して
順送り鍛造機のベッドフレームを提供するように前記側
部フレーム部材間に前記側部フレーム部材に連結して装
着されており、前記スペーサアセンブリの一方は第1の
所定数の作業ステーションに対応するように前記側部フ
レーム部材を第1の距離だけ離隔することができる幅を
有し、前記スペーサセンブリの他方は前記第1の所定数
の作業ステーションよりも多い第2の所定数の作業ステ
ーションに適応するように前記側部フレーム部材を前記
第1の距離よりも大きい第2の距離だけ離隔することが
できる寸法に形成されており、前記側部フレーム部材は
前記第2の所定数の作業ステーションによって生ずる成
形荷重を支持するのに十分な強度と剛性を有することを
特徴とする構成の順送り鍛造機のフレーム構成素子が提
供されている。
本発明によれば更にまた、加工物を順々に鍛造する異
なった数の作業ステーションを備える複数の順送り鍛造
機において、前記鍛造機はいずれも同じサイズを有する
素材から切り出された加工物を鍛造するようになってお
り、前記各鍛造機はベッドフレームと、該ベッドフレー
ムに対して往復動自在のスライドと、前記ベッドフレー
ムに取着されたダイブレストとを備え、前記スライドと
ダイブレストは前記加工物を順々に成形するように各作
業ステーションにおいて工具を支持するようになってお
り、各鍛造機の前記ベッドフレームは第1および第2の
側部フレーム部材とスペーサとを備え、各鍛造機のスペ
ーサは前記第1の側部フレーム部材と前記第2の側部フ
レーム部材とに間に装着されかつ前記第1および第2の
側部フレーム部材各鍛造機の前記ベッドフレームを提供
するように前記第1および第2の側部フレーム部材と協
働するようになっており、前記第1の側部フレーム部材
はいずれも実質上同一であり、前記第2の側部フレーム
部材はいずれも実質上同一であり、各鍛造機の前記スペ
ーサは各鍛造機の作業ステーションの数と対応して異な
った幅を有することを特徴とする構成の順送り鍛造機が
提供されている。
(実施例) 以下、本発明を添付図面に示す実施例に関して説明す
る。
本発明の順送り成形機の好ましい実施例を示す第1お
よび2図に関して説明すると、成形機は、平坦な鋼板材
料からつくられたフレームアセンブリ10を備えている。
フレームアセンブリは、重量のある鋼板から形成された
2つの側部フレーム部材11と12を有している。以下にお
いて詳細に説明するように、この2つの側部フレーム部
材は、第1および2図において点線で示すように、スペ
ーサアセンブリ13によって、互いに連結されされている
とともに、互いに離隔して配設されている。
第1図に詳細に示すように、成形機駆動体の主たる構
成素子が側部フレーム部材11に取着されており、側部フ
レーム部材11の端部に取付けられているモータベース16
に取着されたモータ14を備えている。モータは、ベルト
駆動体17を介して、側部フレーム部材11の外側に配置さ
れたクラッチ・フライホイールアセンブリ18(第1図)
と、第5図に明確に示すように側部フレーム部材11の反
対側部即ち内側に取着されたブレーキ19とに接続されて
いる。クラッチ18とブレーキ19は、側部フレーム部材11
を介して延びるシャフト21によって互いに連結されてい
る。クラッチ18の出力部は、クラッチが係合されるとき
にモータ14によって回転されるギヤ22によって提供さ
れ、クラッチ18が脱合されかつブレーキ19が作動される
ときには回転しないように保持される。ギヤ22は、クラ
ンクシャフト24の端部に取着されたクランクシャフトギ
ヤ23と噛合する。
遊び歯車26が、側部フレーム部材11のシャフト27に軸
受けされており、クランクシャフトギヤ23と噛合すると
ともに、カムシャフト29に取着されたカムシャフトギヤ
28を駆動する。ギヤ23、26および28は、カムシャフト29
がクランクシャフト24と同じ方向へかつ同じ速度で駆動
されるように形成されることにより、カムシャフトはク
ランクシャフトと調時されて(timed)回転するように
なっている。シャフト30に取着されているのは、クラン
クシャフトギヤと噛合しかつ調時された突出し(knocko
ut)機構に動力を与えるように駆動される調時突出し駆
動ギヤ31である。この場合には、調時突出しギヤは、ク
ランクシャフトの径の半分の径を有しているので、回転
速度は2倍であるが、クランクシャフトギヤおよびクラ
ンクシャフトの回転と調時して回転する。
側部フレーム部材11にはまた、素材供給アセンブリ32
が取着されており、該アセンブリ32はチェーン駆動体33
によってクランクシャフト29と同じ回転速度でかつ調時
されて駆動されるようになっている。チェーン駆動体33
はまた、移送駆動プーリ34を駆動する。
このようにして構成される駆動システム全体により、
成形機の種々の作動素子のすべてを機械的に確実に相互
連結するとともに、これらの素子が互いに調時して機能
することができるようにしている。更に、機構体の動力
入力部は全て、側部フレーム部材11によって支持されて
いる。クランクシャフト24の反対側端部には、第2図に
示すように、釣合い重り36が取着されている。
第4および4a図には、フレームアセンブリ10全体の構
成が明瞭に示されている。2つの側部フレーム部材11と
12は、重量のある鋼板から形成され、スペーサアセンブ
リ13によりボルト(図示せず)を使用して互いに連結さ
れている。しかしながら、本発明のより広範な観点にお
いては、フレーム素子は別々の鋳造体とすることができ
る。また、側部フレーム部材に必要な強度を、商業的に
入手することができる肉厚の一個構成の鋼板材料では得
ることができない場合には、2枚以上の鋼板材料を互い
に連結し、実際には、積層して、所要の強度を得るのに
十分な肉厚の単一側部フレーム部材とすることができ
る。各側部フレーム部材は、一枚の平坦な金属から形成
されるので、適当な形状に切断し、通常の工作機械によ
り著しく小さい許容差に機械加工することができる。こ
れは、必要な機械加工操作の実質上全てを、アクセスす
ることができる外面から行なうことができるからであ
る。一方、一個構成のベッドフレームの場合には、多く
の機械加工操作を、比較的アクセスするのが困難な内面
から行なわなければならない。実際には、側部フレーム
部材11と12は、組立てられたユニットの機械加工を省略
することができるように、組立前に、別々に完全に穿孔
されかつ機械加工される。スペーサセンブリ13もまた、
重量のある鋼板から形成されており、ベースプレート37
と該ベースプレートに溶接される直立プレート部材38、
39および40とを有している。
2分の1インチ成形機のような所定のサイズの成形機
の場合には、スペーサアセンブリは、幅が異なるだけ
で、同じ形状を有している。例えば、作業ステーション
が6つの成形機の場合には、スペーサアセンブリは、こ
のような数の作業ステーションにとって必要な距離だ
け、2つの側部フレーム部材11と12とを離隔させるのに
十分な幅を有している。これに対し、成形機に3つの作
業ステーションを設けようとする場合には、スペーサア
センブリ13の幅は、2つの側部フレーム部材11と12を一
層接近して配置するように、狭くなっている。
2つの側部フレーム部材11と12は、同じサイズのフレ
ーム部材が2分の1インチ成形機のような一定のサイズ
の成形機において使用することができるように、最大数
の作業ステーションを所定のサイズ範囲内において有す
る成形機の荷重を支持するのに十分な強度を提供するよ
うなサイズに形成されている。側部フレーム部材間に適
正な間隔を形成するためにスペーサアセンブリ13の幅を
変えることが必要となるだけである。
フレームアセンブリはまた、ブレストプレート41と、
上部ベッドクロスバー42と、下部ベッドクロスバー43と
を備えており、これらの部材は組立てられたフレームの
所定の位置にボルトで取着される。
側部フレーム部材11と12にはそれぞれ、第4a図に示す
ように、上方へ延びる突起44が設けられている。ブレス
トプレート部材41には、下部が組立てられたフレームに
おいて側部フレーム部材11と12との間を下方へ延べるよ
うに、かつ、側部フレーム部材11と12上を側部フレーム
部材の突起44の前方へ延びる端部突起47を提供するよう
に、端部にノッチ46が形成されている。これらの突起47
は、成形荷重を側部フレーム部材の突起44へ伝達するよ
うに作用する。上部ベッドクロスバー42は、突起44の後
側部に取着され、後述するように、突出しロッド調節シ
ステムの支持体を提供する。ブレストプレート41と2つ
のベッドクロスバー42および43とが図示されているが、
図面の記載を簡単にするためのに、これらの部材に形成
されている種々の通路は省略してあり、全体の形状とサ
イズだけが示されている。しかしながら、これらの各部
材は、フレームアセンブリに取着される前に、完全に機
械加工され、組立てられたフレームに機械加工を行なう
必要がないようにしている。
2つの側部フレーム部材11と12にはまた、上方へ延び
る突起51と52を残すように、長手方向へ延びる溝48と49
がそれぞれ形成されている。スライド軸受けが、詳細に
後述するように、溝48および突起49に沿って取着されて
いる。
側部フレーム部材11と12にはまた、クランクシャフト
24(第1図)の端部を支持する部分ジャーナル53と54が
形成されている。これらのジャーナルは、180度の角度
に亘って形成されており、取着されるジャーナルキャッ
プ56と協働してクランクシャフトの各端部を完全に囲ん
で、完全なジャーナルを提供するようになっている。部
分ジャーナル53と54は、側部フレーム部材の上縁に沿っ
て上方へ延びる突起の前端に形成され、かつ、後側部に
沿って上方かつ前方へ延びることにより、クランクシャ
フトに加わる成形荷重を直接支持する支持体を提供する
ようになっている。従って、クランクシャフトにかかる
成形荷重は、側部フレーム部材に直接伝達され、ジャー
ナルキャップは成形機の大きい成形荷重を受けないよう
になっている。ジャーナルキャップは、クランクシャフ
トが配設されたときに所定の位置にボルト締めされる。
ジャーナルキャップとジャーナル構造体を上記したよ
うに設けることにより、クランクシャフトを直接装着す
ることができるとともに、殆どの先行技術に係る鍛造機
において要求されていた、クランクシャフトを長手方向
へ動かしてクランクシャフトをジャーナルの中に挿入す
る必要性をなくすことができる。従って、クランクシャ
フトのこのジャーナル構造体は、成形機の組立てを簡単
にすることができるとともに、シャフトのジャーナルに
クランクシャフトを支持する場合よりも実質上小さいジ
ャーナル軸受けを使用することができる。
第4図に明確に示すように、フレームアセンブリ10全
体は、重量のあるプレート材料から形成され、この限り
において如何なる鋳造体も必要としない。鋼板の単位重
量あたりのコストは、鋳造体の単位重量あたりのコスト
に比べて実質上低いので、本発明におけるフレームのコ
ストは、これまでの重量のある鍛造機において使用され
ていた鋳鉄または調製のフレームよりも著しく低くな
る。現時点では、プレートの単位重量あたりのコスト
は、鋳鉄製のフレームの単位重量あたりのコストの約25
乃至30%である。従って、本発明に従って提供されるフ
レームが従来の鋳鉄フレームよりも重量がある場合であ
っても、フレーム全体のコストは、実質上低いものとな
る。更に、殆どの場合にフレームがより重くなるという
ことは、振動およびバランス上の問題を低減させるとい
う効果を奏するとともに、余分な重りを必要としないと
いう利点も得られる。
更に、フレームアセンブリの種々の構成素子は平坦あ
るいは実質上平坦であるので、機械加工操作の際にフレ
ーム素子が取着される従来の工作機械により、一層正確
かつ低コストで機械加工することができる。また、フレ
ームアセンブリの主要素子である側部フレーム部材は、
作業ステーションの数が異なる成形機においても同じで
あるので、機械加工を低コストで行なうことができ、か
つ、特定の成形機の注文を受けたときのために組立て用
のフレームを保管することができるように、十分な数の
かかる構成素子をつくることは経済的に可能である。
フレーム素子の幾つかまたは全てを鋳造体からつくる
場合にも、同様な節約が可能である。これは、かかる鋳
造体素子は一個構成のフレーム鋳造体よりも複雑ではな
く、かつ、小さく、しかも製造および機械加工を一層経
済的に行なうことができるからである。
本発明は、容易に入手することができる鋼板を使用す
る場合に特に、成形機の製造に必要な先行期間を著しく
短くすることができる。かかる鋼板によれば、一個構成
の鋳鉄フレームを機械加工のために入手する前に遭遇し
ていた大きな遅れ防ぐことができる。フレーム素子の幾
つかあるいは全てを鋳造体として形成する場合でも、在
庫用にかかる素子をつくることは経済的に可能であるの
で、先行期間を減らすことができる。
次に、成形機の主たる作動システムを示す第3乃至5
図に関して説明する。これらの図には、図面の記載を簡
潔にし、かつ、成形機全体の理解を一層容易にするため
に、工具と部品の多くの図示を省略してある。
クランクシャフト24にはジャーナル部62が設けられ、
ジャーナル部62は軸線63を中心に回転するように2つの
側部フレーム部材11と12にジャーナル軸受けされてい
る。ジャーナルとジャーナルとの間のクランクシャフト
の部分には、偏心ジャーナル部64が設けられ、偏心ジャ
ーナル部64には側方へ離隔する一対のピットマン(pitm
an)66がジャーナル軸受けされている。ピットマン66の
反対側端部は、ピットマンをヘッダスライド(header s
lide)68に連結するリストピン(wrist pin)67にジャ
ーナル軸受けされている。従って、クランクシャフト24
が回転すると、ヘッダスライド68は前方の死点位置と後
方の死点位置との間で往復動することができるようにな
っている。第3および5図においては、ヘッダスライド
は、前方の死点位置にある。
ヘッダスライド68の面には、ツール(tool)ホルダ72
が取外し自在に取着されるパンチブロック(punch bloc
k)69が取着されている。ツールホルダには開口71が設
けられ、該開口内には往復動する工具(図示せず)が取
着されている。
ダイブレスト73とバックアッププレート74が、ブレス
トプレート41の前面に対してフレームアセンブリ10に取
着されている。ダイは図示されていないが、通常はダイ
ブレスト73のダイ開口76内に取着される。
ヘッダスライド68のストロークは、クランクシャフト
24の偏心ジャーナル部64の偏心量の2倍に等しくなって
いる。本発明によれば、フレームアセンブリ10とヘッダ
スライド28は、ヘッダスライドのストロークが異なる同
様な成形機では同一となっている。短いストロークの成
形機が必要な場合には、クランクシャフトの偏心ジャー
ナル部64の偏心量は少なく、ピットマン66は少なくなっ
た偏心量を保証するように、より長く形成される。従っ
て、スライドは、短いストロークの成形機と長いストロ
ークの成形機とにおいて同じ前方死点位置に達するが、
ヘッダスライドの後方死点位置は長いストロークの成形
機ではダイブレストから更に後方となり、短いストロー
クの成形機ではダイブレスト73に一層接近する。この場
合にも、成形機の主要部品を標準化し、かつ、クランク
シャフト24の偏心量とピットマン66の長さとを単に変え
てストロークを変えることにより、所定のサイズの範囲
内にある成形機の場合には、ストローク調が異なって
も、特定のフレームアセンブリを設ける必要性をなくす
ことができる。また、このように標準化することによ
り、製造上の経済性を高めることができるとともに、成
形機の製造コストを削減することができる。
第3図は、加工物を5回の作業において順々に加工す
るようになっている5つの作業ステーションを有する成
形機を示している。最外側の作業ステーション77aと77b
の中心線が関連するピットマン66と直接整合するよう
に、2つのピットマン66が所定の距離を介して離隔配置
されている。従って、種々の作業ステーションにおける
作業において加えられる使用荷重(working load)は、
ピットマン66を介して後方へ直接伝達されるので、ヘッ
ダスライドを整合状態から斜めに押出そうとする偏心力
をヘッダスライドが受けることはない。
作業ステーションの数がもっと少ない同様な成形機を
つくる場合には、2つの側部フレーム部材11と12とを、
離隔距離をより短くして離隔配置する。しかしながら、
ピットマン66の間隔は、最外側の作業ステーション77a
と77bの中心線を整合させて、作業の力がピットマンシ
ステムに対して偏心するのを防止するように定められ
る。2つまたは3つの作業ステーションを有する成形機
の場合には、2つのピットマンを使用することは実際的
ではないが、このような成形機の場合でも、ピットマン
の幅は、使用荷重がピットマンに対して偏心しないよう
に選定することができる。
第5、8および9図について説明すると、蹴出し駆動
体(kickout drive)81が各作業ステーションごとに設
けられている。各蹴出し駆動体81は、他のステーション
の蹴出し駆動体と同じであるので、製造上の経済性を更
に高めることができる。ステーションが5つの成形機の
場合には、蹴出し駆動体81は5つ設けられる。しかしな
がら、蹴出し駆動体の全てを、2つの側部フレーム部材
11と12に端部が支持されたシャフト83にジャーナル軸受
けされている単一のロッカーアーム(rocker arm)82に
よって作動させることができる。ロッカーアームは、カ
ムシャフト29に取着された一対のカム87と88にそれぞれ
係合する一対のカムフォロア84と86によって前後に振動
されるようになっている。従って、2つのカム87と88と
を有する単一のカムシステムにより、全ての蹴出し駆動
体81を単一のロッカーアーム82を介して作動させること
ができる。
第8図に明確に示すように、ロッカーアーム82は、成
形機を実質上横断して延びているとともに、端部と2つ
の側部フレーム部材11および12との間に介在配置された
スペーサ89によって成形機の中心に配置されている。第
8図においては、カムフォロア86は、ロッカーアームの
一端にあるように図示されているが、ロッカーアーム82
の長手方向に沿った別の位置にカムとカムフォロアを配
設することも本発明の範囲に含まれるものである。
ロッカーアーム82の長さは、成形機の作業ステーショ
ンの数に対応して選定される。しかしながら、特定のサ
イズの成形機の場合に、2つ乃至6つの作業ステーショ
ンを有する一連の成形機を設けようとする場合には、6
つの作業ステーションと4つの作業ステーションに適応
する長さを有するロッカーアームを製造するのが好まし
い。この場合、作業ステーションが5つの成形機を必要
とするときには、在庫品の中から取り出した、作業ステ
ーションが6つの成形機用のロッカーアーム82の端部を
切落すとともに、このように短くしたロッカーアームを
作業ステーションが5つの成形機に組込むことが必要と
なるだけである。また、4つよりも少ない作業ステーシ
ョンを有する成形機が必要とされる場合には、作業ステ
ーションが4つの成形機用の長さを有するロッカーアー
ム82を、このように少ない数の作業ステーションに適応
するように切断するだけでよい。かくして、所定のサイ
ズの成形機の全ての範囲の数の作業ステーションに対し
て、基本的なサイズがわずかに2通りのロッカーアーム
を製造することが必要となるだけであるので、大きな材
料損失をきたすことはない。
各蹴出し駆動体81には、振動回転を行なうことができ
るように、クロスシャフト92にジャーナル軸受けされた
ロッカーアーム91が設けられている。ロッカーアーム91
の一方のアーム93は、一対の共軸ローラフォロア(roll
er follower)97が下端部にジャーナル軸受けされてい
る駆動リンク96に、参照番号94で示す部分で回動連結さ
れている。
第8図に明確に示すように、各ローラフォロアは、ロ
ッカーアーム82にボルト締めされた関連するトラック
(track)部材98内に配置されている。駆動リンク96の
両端部の中間において該リンクに連結されているのは、
ロッカーアーム91のストロークまたは振動回転の角度、
従って、蹴出し駆動体81のストロークを調節することが
できるようになっている第2の駆動リンク99である。第
2の駆動リンク99は、下部ベッドクロスバー43に取着さ
れた調整ねじ101に回動自在に連結されている。
調整ねじ101を回転させて第2の駆動リンク99を個別
的に調節することにより、カム87および88の変更とロッ
カーアーム82の回転角の調節を必要とすることなく、個
々の蹴出し駆動体のストロークを調節することができ
る。しかしながら、所定のサイズの成形体に関しては、
蹴出し駆動体81の素子はすべて同じであるので、作業ス
テーションの数に関係なく、在庫のためにかかる素子を
製造し、所定のサイズの成形機においてこれらを組立て
ることが経済的に可能となる。従って、より経済的でよ
り大規模な連続生産により、かかる素子を製造すること
ができる。
蹴出し駆動体81を作動させると、ロッカーアーム91が
反時計廻り方向へ回転することにより、突出しピン90を
第9図において左側へ動かして、関連するダイから加工
物を突出すことができる。調節自在のバックアップねじ
95がクロスバー42に螺挿され、突出しピンの成形荷重を
吸収するとともに、成形荷重が蹴出し機構81に移るのを
防止している。
調整ねじ101とバックアップねじ95は、一緒に回転す
ることができるようにチェーン駆動体など(図示せず)
によって接続されているので、突出しピン90の後方位置
を調節するように対応して調節することができる。蹴出
し駆動体とトラック部材95のリンク結合体が構成され、
ネジ101を調節することによりロッカーアーム91の上端
の位置を直線的に調節することができるので、2つのね
じ95および101を調節して蹴出し駆動体とバックアップ
ねじとを対応して調節することができるようにしてい
る。
ヘッダスライド68の軸受け支持システムが第6図に明
確に示されている。ヘッダスライダ用の垂直支持体が側
部フレーム部材11に第1の軸受けアセンブリ106によっ
て提供され、第2の軸受けアセンブリ107が側部フレー
ム部材12に設けられている。第1の軸受けアセンブリ10
6は、溝48によって提供される水平な支持面109に支持さ
れた細長い固定軸受け部材108を有している。合せピン1
11が側部フレーム部材11から軸受け部材108の中へ突出
して、軸受け部材108を所定の位置に保持するととも
に、側部フレーム部材11に対する動きを防止するように
している。スライド68のウィング113に取着された上部
軸受け部材112が軸受け部材108の上面と係合し、スライ
ドが軸受け部材108に沿って往復動することができるよ
うにしている。2つの軸受け部材108と112には、外方お
よび下方へ延びる境界面(interface)115が設けられ、
軸受けアセンブリ106によって支持されるスライドの重
量により、スライドを第6図に示すように右方向へ動か
そうとするバイアスが生ずる。スライド68の反対側の軸
受けアセンブリ107は、側部フレーム部材12に取着され
た固定軸受け部材116と、スライド68のウィング118に取
着された上方へ移動自在の軸受け部材117とを備えてい
る。しかしながら、この場合には、2つの軸受け部材11
6と117との間の境界面119は水平方向へ延びているの
で、軸受けアセンブリ107によって支持される重量によ
り、スライドに対して側方のバイアスは生じない。
スライド68の側方位置は、スライドの一側に設けた軸
受けアセンブリ121によって設定される。このアセンブ
リは、ウィング113にボルト締めされた上下方向へ延び
る軸受けプレート122と、側部フレーム部材11の突起51
にボルト締めされた固定軸受けプレート123とを有して
いる。これら2つの軸受けプレートは、スライドが第6
図に示す位置を越えて受側へ動くのを防止する境界面12
4を提供している。C字状軸受け部材126が突起51にボル
ト締めされ、軸受けプレート122の反対側を取囲むとと
もに、スライドが図示の位置から左側へ動かないように
する、下方向へ延びる軸受け面127を提供している。著
しく小さいランニングクリアランス(running clearanc
e)が、下方へ延びる軸受け面127と軸受けプレート122
との間に提供される。しかしながら、軸受けプレート12
3へ向かう側方のバイアスが軸受けアセンブリ106によっ
て得られるので、ランニングクリアランスは通常は軸受
け面127に保持されている。このような構成とすること
により、境界面124での係合を保持するバイアスが得ら
れるので、スライドの側方の位置決めを著しく正確に行
なうことができる。
更に、スライド68の側方の案内は側部フレーム部材11
でのみ行なわれるので、2つの側部フレーム部材11と12
との間の間隔の如何なる許容差変動によっても、スライ
ドの側方位置決めに悪影響を及ぼすことはない。実際に
は、比較的大きなクリアランスが側部フレーム部材12の
突起52とスライドウィング118との間で得られる。更
に、スライドを側方へ位置決めするこのような構成によ
り、ベッドフレームの熱膨張によりまたは荷重によるフ
レームの撓みにより側方の位置決めが不正確になるのを
防ぐことができる。スライド68の一側はウィング113の
上面と軸受け部材126との係合により保持され、スライ
ドのもう一方の側はウィング118と軸受けキャップ125と
の係合により保持されている。
潤滑剤を保持する(entrap)ために、一対のワイパ部
材128が、側部フレーム部材11と12に取着されており、
該部材は潤滑剤が溜めに戻るように流れるくぼみを提供
するように形成されている。小さなランニングクリアラ
ンスが、これらのワイヤ部材128とスライドの隣接部と
の間に設けられており、従って、かかる部材は軸受け機
能を発揮するのではなくて、単に潤滑剤保持体として機
能するだけである。
ダイブレスト73は、第7図に示すように取着される。
ダイブレストは、フレームアセンブリに取外し自在に取
着され、工具を素早く取替えることができるようにして
いる。
ダイブレスト73には、2つの側部フレーム部材11と12
の正確に機械加工された面136と137に載置される下面13
3と134をそれぞれ有する側部延長部131と132が設けられ
ている。ウィング部131と132とを貫通する締付けボルト
135を設けて、ダイブレストを面136と137に対してしっ
かりと締付けることにより、フレームに対するダイブレ
ストの上下方向の位置を定めることができる。
ダイブレストの側方の位置は、側部フレーム部材に取
着されたブロック139の面138とダイブレストの合せ面14
1との係合により定められる。ブロック139は側部フレー
ム部材11に取外せないように取着され、面138はフレー
ムアセンブリの組立て前に正確に機械加工される。
合せピン142が側部フレーム部材12に螺挿され、ダイ
ブレストの垂直面143と係合して、ダイブレストの反対
側の2つの面138と141が押圧係合されるようにしてい
る。従って、ダイブレストの側方の位置決めは、側部フ
レーム部材12によってのみ行なわれ、2つの側部フレー
ム部材11と12との間の距離の許容差はダイブレストの側
方位置には何らの影響も及ぼさない。スライドとダイブ
レストの側方の位置は、側部フレーム部材11によっての
み定められるので、スライドとダイブレストとの相対的
な側方の位置決めを正確に行なうことができる。
カッターアーム146は、ピボット147によってダイブレ
ストにジャーナル軸受けされ、所定の長さのワイヤ素材
またはロッド素材が第2図に示す素材供給アセンブリ32
によって供給される管状のカッター148を提供してい
る。素材がカッター148に供給されると、カッター駆動
ピン149はカムシャフト29のカム(図示せず)によって
持上げられ、これによりカッターは第7図に示すように
持上げられる。かくして、素材の端部から加工物が剪断
され、加工物は、順送り成形が行なわれる種々の作業ス
テーションへ移送される。
カッター駆動ピン149の上面151は、ダイブレストを成
形機のフレームに配備したときにカッターアーム146が
正確に位置決めされるように、正確に機械加工される。
このような構成とすることにより、カッターとダイは、
ダイブレストによって支持されダイブレストを変えると
きにはダイブレストとともに取外されるようにすること
ができる。側部フレーム部材11に取着されたばね押しピ
ン152がカッターアーム146の反対側端部と係合し、カッ
ターアームをカッター駆動ピン149と係合保持してい
る。
複数のボルト153が、ダイブレストに形成された上下
に延びるスロット154を介してブレストプレート41に螺
挿され、ダイブレストをダイブレストプレート41に対し
てしっかりと締付けている。
第5および10図には、スライドに支持されている往復
動する工具から加工物を突出す調時蹴出し駆動体160が
図示されている。この駆動体は、調時蹴出しが必要とさ
れる各作業ステーションにおいてシャフト30に取着され
た一対のカム161と162を備えている。各対をなすカム16
1と162には、クロスシャフト164に回動自在に取着され
たロッカーアーム163が係合している。ロッカーアーム1
63の一方のアーム166には、2つのカム161と162に係合
するローラフォロア167が設けられている。カムは、第1
0図に示す作動位置とロッカーアーム163が図示の位置か
ら反時計廻り方向へ回転したときの引込み位置との間で
ロッカーアーム163を振動させるように形成されてい
る。
ロッカーアーム163のもう一方のアーム168には、ロッ
カーアーム173の一方のアーム172に形成されたカム面17
1と係合するローラ169が設けられている。ロッカーアー
ム173はスライド68に支持されたシャフト174に枢着さ
れ、スライドがフレーム内で往復動するときにスライド
とともに前後に動くようになっている。もう一方のアー
ム175が突出しピン176の後端部と係合しており、ピン17
6は、伸長したときにスライドに支持されている工具か
ら加工物を突出すようになっている。第1のばね177が
通常はローラ167を関連するカム161および162と係合保
持し、第2のばね178がロッカーアーム173を時計廻り方
向へ付勢している。
2つのカム161と162にはスライド68が前記支点位置か
ら引込み動作を開始したときに図示の作動位置に第1の
ロッカーアーム163を保持する保持部が設けられてい
る。ロッカーアーム173はスライドにジャーナル軸受け
され、かつ、スライドが引込み動作を行なうときにスラ
イドとともに移動するので、カム面171は、スライドが
前方の死点位置から引込み動作を開始したときにローラ
169に対して動き、第2のロッカーアーム173を反時計廻
り方向へ回動させる。カム面171は、スライドが引込み
動作を開始したときに、突出しピン176が伸長して、ス
ライドが引込んだときに加工物がスライドの工具によっ
て担持されるのを防止するように形成されている。
スライド工具に対して突出しピン176が所望の量だけ
伸長すると、カム161と162の保持部はローラ167を越え
て回転し、第1のロッカーアーム163はカム面171との係
合を脱する反時計廻り方向へ回動して突出しピン176が
更に動くのを防止することができる。
カム161は、シャフト30に対して回転しないように固
定され、カム162はカム161従ってシャフト30に対して回
転を制限することができるように取着されている。これ
により、突出しピン176の移動量を個々に調節すること
ができる。例えば、カム162を関連するカム161に対して
反時計廻り方向へ回転すると、保持期間は短くなり、第
1のロッカーアームは機械加工サイクルの初期の点で引
込み位置まで動く。一方、突出しピンが一層大きく動く
場合には、カム162は、カムの保持期間を延ばすように
反時計廻り方向へカム161に対して回転される。
従って、2つの突出しシステムだけが必要とされると
きには、リンク結合システムは2つだけ設けられる。突
出し機構が更に必要となる3つ以上のステーションを設
ける場合には、同じ突出しシステムを更に配設する。所
定のサイズの成形機には同じ構成素子が設けられるの
で、在庫用に製造することができ、従って、製造上経済
的となる。更に、カム162に対してカム162を単に張設す
るだけで、各ダイステーションにおいて個々の突出し機
構を個々に調節することができる。
図示の実施例においては、シャフト30は、各加工サイ
クルの際に2回回転される。これにより、調時突出し駆
動ギヤ31をより小さくすることができ、成形機の構造を
一層コンパクトにすることができる。各カム161と162は
成形機の各サイクルにおいて2回完全に回転するという
かかる構成は、何らの問題も生じない。カムの回転速度
により、ロッカーアーム163は成形機の各サイクルにお
いて2回、伸長位置即ち作動位置まで動く。しかしなが
ら、作動位置への動きの一方は、スライドが後部死点位
置に実質上あるときに行なわれ、この位置においては、
ロッカーアーム173のカム面171は関連するローラ169か
ら後方に離隔され、従って、作動状態にはない。カム16
1と162のこのような動作により、調時蹴出し操作の最後
にロッカーアーム163を素早く引込ませるために、急な
カム面を設ける必要性をなくすことができる。
本発明をその好ましい実施例に関して説明したが、種
々の変更と修正とを本発明の範囲内において行なうこと
ができるものである。
(効果) 以上のように、本発明においては、工具が装備される
スライドとダイブレストは、フレームアセンブリの上部
に配設される。そして、フレームアセンブリは、実質
上、開放したC字状構造体を提供するようになってい
る。従って、工具はアクセス可能となり、工具の素早い
変更を容易に行なうことができる。これに対して、ベッ
ドフレームに鋳造体を利用している殆どの先行技術の成
形機においては、ダイブレストとスライドは、ベッドフ
レーム内のアクセスしにくい場所に下向きに取着されて
いる。
更に、本発明においては、製造しなければならない鋳
造体の数および異なる構成素子の数を著しく少なくする
ことができる。これにより、製造コストを大幅に低減す
ることができるとともに、目的とする成形機の製造に必
要な先行期間を実質上短くすることができる。また、異
なる成形機に同じ構成素子を使用することができるの
で、在庫用に種々の構成素子を多数つくることが経済的
に可能となるので、製造をより効率的にかつより低コス
トで行なうことができる。更にまた、フレームは実質上
平坦な素子から組立てることができるので、種々のフレ
ーム構成素子を一層正確にかつ低コストで製造し、機械
加工することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る順送り成形機の一の好ましい実施
例の一側部を示す側面図、第2図は第1図に示す順送り
成形機の反対側部を示す側面図、第3図は図示を明確に
するために構成部品を取除いて示しかつ成形システムと
スライド駆動体の一般的な配置を示す第1図の3−3線
部分横断面図、第4図は作動構成素子を成形機に挿着す
る前の段階にある第1乃至3図に示す成形機のフレーム
アセンブリの概略斜視図、第4a図はフレームを組立てる
前の構成素子を示す第4図のフレームアセンブリの分解
斜視図、第5図は図示を明確にするために構成部品を取
除いて示しかつ成形機の種々の作動構成素子の一般的な
配置を示す成形機の中心線縦断面図、第6図は図示を明
確にするために構成部品を取除いて示しかつフレーム内
にスライドを支持するための軸受けシステムを示す部分
側部横断面図、第7図は成形機にダイブレストを取着し
た成形機を示す部分側部断面図、第8図は成形機の突出
し駆動体を示す部分側部横断面図、第9図はダイブレス
トにあるダイから加工物を突出すように作動する突出し
リンクを示す拡大部分断面図、第10図はスライドにある
成形工具から加工物を突出す調時突出し用のリンクを示
す拡大部分断面図である。 10……フレームアセンブリ、11、12……側部フレーム部
材、13……スペーサアセンブリ、14……モータ、16……
モータベース、17……ベルト駆動体、18……クラッチ・
フライホイールアセンブリ、19……ブレーキ、21……シ
ャフト、22……ギヤ、23……クランクシャフトギヤ、26
……遊び歯車、27……シャフト、31……突出し駆動ギ
ヤ、32……素材供給アセンブリ、34……移送駆動プー
リ、41……ブレストプレート、53、54……ジャーナル、
64……偏心ジャーナル部、66……ピットマン、68……ヘ
ッダスライド、73……ダイブレスト、77……作業ステー
ション、81……蹴出し駆動体、82……ロッカーアーム、
106、107……軸受けアセンブリ、160……調時蹴出し駆
動体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ステファン・ジー・コーセル アメリカ合州国,オハイオ州 44883, ティフィン,サウス・タウンシップ・ロ ード17,3335 (56)参考文献 特公 昭59−14320(JP,B2) 特公 平3−6853(JP,B2) 米国特許2270819(US,A) 米国特許3002204(US,A) 米国特許3143008(US,A)

Claims (35)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】最大数の作業ステーションと同じ数または
    それよりも少ない数の作業ステーションを備えた順送り
    鍛造機の製造方法において、前記最大数の作業ステーシ
    ョンを有する成形機に対して十分な強度と剛性とを有す
    る別体をなす側部フレーム部材を形成し、目的とする成
    形機に必要な数の作業ステーションに対応する幅を有す
    るベッドフレームを形成するように選定された幅を有す
    るスペーサの両側に前記側部フレーム部材を取着するこ
    とを特徴とする順送り鍛造機の製造方法。
  2. 【請求項2】鋳造体を必要とせずに前記ベッドフレーム
    を形成することができるように前記側部フレーム部材お
    よび前記スペーサを鋼板から形成することを特徴とする
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】前記側部フレーム部材を前記スペーサに取
    着する前に前記側部フレーム部材と前記スペーサとをほ
    ぼ完全に機械加工することを特徴とする請求項1に記載
    の方法。
  4. 【請求項4】ダイブレストを取外し自在に支持するよう
    に前記側部フレーム部材間を側方へ延びる横向きフレー
    ム部材を配設し、該横向きフレーム部材は前記スペーサ
    の幅に対応する長さを有することを特徴とする請求項3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】複数の同じ突出しアセンブリと複数の調時
    蹴出しアセンブリとを形成し、前記作業ステーションの
    少なくとも幾つかにおいて前記ベッドフレームに突出し
    アセンブリと調時蹴出しアセンブリを取着することを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記突出しアセンブリ用の突出し素子と調
    時蹴出しアセンブリ用の蹴出し素子を在庫用に形成し、
    その後該素子を在庫品の中から取出すことを特徴とする
    請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記突出し素子に単一の駆動部材を設け、
    該駆動部材を在庫用に製造し、該駆動部材を配設する前
    に目的とする成形機に必要とされる作業ステーションの
    数に対応する長さに前記駆動部材を切断することを特徴
    とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記突出し素子と調時蹴出し素子のストロ
    ーク調整は個々に行なうことを特徴とする請求項6に記
    載の方法。
  9. 【請求項9】前記ベッドフレームに対し往復動自在のス
    ライドを設け、動力源とブレーキを備えるとともに前記
    スライドを往復動させる駆動手段を設け、更にち前記側
    部スライド部材の一方に前記側部スライド部材の他方と
    は関係なしに前記動力源とブレーキを装着することを特
    徴とする請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】2つの側部フレーム部材と、該側部フレ
    ーム部材間に装着されかつ該側部フレーム部材と協働し
    て成形機のベッドフレームを形成するようになっている
    スペーサとを形成し、第1の所定数の作業ステーション
    を有する成形機に対して第1の幅を有するスペーサを選
    定し、前記第1の所定数の作業ステーションよりも多い
    作業ステーションを有する成形機に対して前記第1の幅
    よりも広い第2の幅を有するスペーサを選定することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】前記側部フレーム部材に駆動手段ととも
    にスライドを装着し、前記スライドと駆動手段の幅を前
    記スペーサの幅と対応する大きさにすることを特徴とす
    る請求項10に記載の方法。
  12. 【請求項12】実質上同一の複数の突出しアセンブリを
    形成し、突出しアセンブリを複数の前記作業ステーショ
    ンにおいて前記ベッドフレームに取着することを特徴と
    する請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】複数の調時蹴出しアセンブリを形成し、
    複数の前記作業ステーションにおいて調時蹴出しアセン
    ブリを前記フレームとスライドに取着することを特徴と
    する請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】ダイブレストを前記ベッドフレームに装
    着し、前記スライドとダイブレストを前記側部フレーム
    部材の一方に対してかつ前記側部フレーム部材の他方の
    位置とは関係なく側方へ位置決めすることにより、前記
    スペーサの幅の許容差変動および前記ベッドフレームの
    熱膨張の影響を受けずに前記スライドとダイブレストと
    を整合させることができるようになっていることを特徴
    とする請求項11に記載の方法。
  15. 【請求項15】前記ダイブレストとスライドと駆動手段
    とを前記側部フレーム部材の一方の縁部に隣接して配設
    し、前記ダイブレストの成形荷重を支持するように前記
    側部フレーム部材の前記縁部に沿って第1の突起を設け
    ることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】前記駆動手段の成形荷重を支持するよう
    に前記側部フレームの前記縁部に沿って第2の突起を形
    成することを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】前記スライドを第1の方向へ往復動する
    ことができるように装着し、前記突起が前記第1の方向
    と略直交する方向へ前記側部フレーム部材の前記縁部か
    ら延びるように前記突起を配設することを特徴とする請
    求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】水平方向へ往復動自在に前記スライドを
    支持するように軸受けを離隔して配設し、前記スライド
    の重量により前記スライドが前記一方の側部フレーム部
    材へ向けて付勢されるように前記軸受けの少なくとも一
    方を形成することを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 【請求項19】前方へ動かないように前記クランクを装
    着することができるように前記クランクのジャーナル軸
    受けを配設することを特徴とする請求項16に記載の方
    法。
  20. 【請求項20】ダイブレストとスライドの側方位置が前
    記側部フレームの一方によってのみ定められるように前
    記ダイブレストとスライドを前記ベッドフレームに取着
    し、前記スライドを往復動させるように連結された動力
    駆動体を前記一方の側部フレーム部材に取着することを
    特徴とする請求項1に記載の方法。
  21. 【請求項21】ベッドフレームと、該ベッドフレームに
    対して往復動自在のスライドと、前記ベッドフレームに
    装着されたダイブレストとを備え、前記ベッドフレーム
    は平坦な鋼板から形成された2つの側部フレーム部材と
    平坦な鋼板から形成されたスペーサとを備え、前記側部
    フレーム部材は側方へ離隔配置されるように前記スペー
    サの両側に装着されるとともに鋳造体を必要とせずに前
    記ベッドフレームを提供するように互いに協働するもの
    であり、前記側部フレーム部材は組立て前にかつ表面に
    容易にアクセスすることができるときに機械加工される
    ことを特徴とする複数の作業ステーションの順送り鍛造
    機。
  22. 【請求項22】前記スライドとダイブレストの側方位置
    が前記側部フレーム部材間の間隔の許容差変動と熱膨張
    によって生ずる前記側部フレーム部材間の間隔の変化と
    に関係なく前記側部フレーム部材の一方によってのみ定
    められることを特徴とする請求項21に記載の鍛造機。
  23. 【請求項23】前記スライドを往復動するように配設さ
    れた駆動体を備え、該駆動体は前記側部フレーム部材の
    一方に前記側部フレーム部材の他方とは関係なく取着さ
    れることを特徴とする請求項22に記載の鍛造機。
  24. 【請求項24】前記一方の側部フレーム部材に前記他方
    の側部フレーム部材とは関係なく取着される素材供給体
    を備えることを特徴とする請求項23に記載の鍛造機。
  25. 【請求項25】前記スペーサは作業ステーションの数と
    対応するように選定される幅を有することを特徴とする
    請求項22に記載の鍛造機。
  26. 【請求項26】ベッドフレームと、該ベッドフレームに
    対して第1の方向へ往復動自在に配設されたスライド
    と、前記ベッドフレームに配設された固定ダイブレスト
    と、前記第1の方向へ往復動するときに前記スライドを
    案内するように前記ベッドフレームとスライドの一側に
    沿って配設された第1の軸受け手段と、前記第1の方向
    へ往復動するときに前記スライドを案内するように前記
    スライドとベッドフレームの他側に沿って配設された第
    2の軸受け手段とを備え、前記第1の軸受け手段は前記
    第1の方向と直交する第2の方向へ前記スライドの側方
    位置を定めるように作動する側方を向く対向して対をな
    す軸受け面を有し、前記第2の軸受け手段は前記第2の
    方向への前記スライドの前記側方位置を拘束しないよう
    になっており、前記固定ダイブレストは前記ベッドフレ
    ームの前記一側により前記第2の方向へ側方に位置決め
    され、前記ベッドフレームの熱膨張が前記スライドとダ
    イブレストの相対的な側方位置に影響を及ぼさないよう
    にしていることを特徴とする鍛造機。
  27. 【請求項27】前記ダイブレストは前記ベッドフレーム
    の幅とは関係なく前記ベッドフレームの前記第1の側で
    前記フレームに対して側方へ位置決めされることを特徴
    とする請求項26に記載の鍛造機。
  28. 【請求項28】前記軸受け手段は前記スライドの重量に
    よりバイアスが前記第2の方向に生ずるように構成され
    ていることを特徴とする請求項27に記載の鍛造機。
  29. 【請求項29】前記軸受け手段の一方は傾斜して配設さ
    れ、かつ、前記スライドの重量により前記スライドを前
    記第2の方向へ付勢するようになっていることを特徴と
    する請求項28に記載の鍛造機。
  30. 【請求項30】加工物を仕上品の形状まで順々に成形す
    るように加工物に成形荷重をかける複数の作業ステーシ
    ョンを有する順送り鍛造機のフレーム構成素子におい
    て、第1および第2の側部フレーム部材と少なくとも2
    つのスペーサアセンブリとを備え、前記各スペーサアセ
    ンブリは前記側部フレーム部材と係合して順送り鍛造機
    のベッドフレームを提供するように前記側部フレーム部
    材間に前記側部フレーム部材に連結された装着されてお
    り、前記スペーサアセンブリの一方は第1の所定数の作
    業ステーションに対応するように前記側部フレーム部材
    を第1の距離だけ離隔することができる幅を有し、前記
    スペーサセンブリの他方は前記第1の所定数の作業ステ
    ーションよりも多い第2の所定数の作業ステーションに
    適応するように前記側部フレーム部材を前記第1の距離
    よりも大きい第2の距離だけ離隔することができる寸法
    に形成されており、前記側部フレーム部材は前記第2の
    所定数の作業ステーションによって生ずる成形荷重を支
    持するのに十分な強度と剛性を有することを特徴とする
    順送り鍛造機のフレーム構成素子。
  31. 【請求項31】前記側部フレーム部材と前記スペーサア
    センブリは組立て前に実質上完全に機械加工されること
    を特徴とする請求項30に記載のフレーム構成素子。
  32. 【請求項32】前記構成素子は実質上同一の突出しアセ
    ンブリと、実質上同一の調時蹴出しアセンブリとを備
    え、前記突出しアセンブリと蹴出しアセンブリは前記各
    作業ステーションにおいて鍛造機に組込まれるようにな
    っていることを特徴とする請求項30に記載のフレーム構
    成素子。
  33. 【請求項33】加工物を順々に鍛造する異なった数の作
    業ステーションを備える複数の順送り鍛造機において、
    前記鍛造機はいずれも同じサイズを有する素材から切り
    出された加工物を鍛造するようになっており、前記各鍛
    造機はベッドフレームと、該ベッドフレームに対して往
    復動自在のスライドと、前記ベッドフレームに取着され
    たダイブレストとを備え、前記スライドとダイブレスト
    は前記加工物を順々に成形するように各作業ステーショ
    ンにおいて工具を支持するようになっており、各鍛造機
    の前記ベッドフレームは第1および第2の側部フレーム
    部材とスペーサとを備え、各鍛造機のスペーサは前記第
    1の側部フレーム部材と前記第2の側部フレーム部材と
    に間に装着されかつ各鍛造機の前記ベッドフレームを提
    供するように前記第1および第2の側部フレーム部材と
    協働するようになっており、前記第1の側部フレーム部
    材はいずれも実質上同一であり、前記第2の側部フレー
    ム部材はいずれも実質上同一であり、各鍛造機の前記ス
    ペーサは各鍛造機の作業ステーションの数と対応して異
    なった幅を有することを特徴とする順送り鍛造機。
  34. 【請求項34】前記鍛造機はいずれも同一の構成素子を
    有する突出しアセンブリと蹴出しアセンブリとを備える
    ことを特徴とする請求項33に記載の順送り鍛造機。
  35. 【請求項35】前記鍛造機はいずれも前記側部フレーム
    部材の一方に前記側部フレーム部材の他方と関係なく取
    着された略同一の駆動体を備えることを特徴とする請求
    項33に記載の順送り鍛造機。
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