JP2647472B2 - 薄肉管の継手製造方法 - Google Patents
薄肉管の継手製造方法Info
- Publication number
- JP2647472B2 JP2647472B2 JP31589888A JP31589888A JP2647472B2 JP 2647472 B2 JP2647472 B2 JP 2647472B2 JP 31589888 A JP31589888 A JP 31589888A JP 31589888 A JP31589888 A JP 31589888A JP 2647472 B2 JP2647472 B2 JP 2647472B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thin
- pipe
- welding
- walled
- walled pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高品質配管系の管継手に適用される薄肉管
の継手製造方法に関する。
の継手製造方法に関する。
従来の薄肉管と管継手とを溶接し継手を製造する方法
を第4図縦断面図に示すと、同図(A)に示すように、
薄肉管1及び管継手2に設けた開先部を突き合わせ、溶
接トーチ3を介して溶加棒4を添加し溶着する突き合わ
せ溶接法と、同図(B)に示すように、薄肉管1を管継
手2内径部に挿入し、管継手2端部と薄肉管1胴部とを
溶接トーチ3を介して溶加棒4を添加し溶着する隅肉溶
接法とがある。
を第4図縦断面図に示すと、同図(A)に示すように、
薄肉管1及び管継手2に設けた開先部を突き合わせ、溶
接トーチ3を介して溶加棒4を添加し溶着する突き合わ
せ溶接法と、同図(B)に示すように、薄肉管1を管継
手2内径部に挿入し、管継手2端部と薄肉管1胴部とを
溶接トーチ3を介して溶加棒4を添加し溶着する隅肉溶
接法とがある。
しかしながら、このような方法によると、薄肉管1と
管継手2を溶着させる際、薄肉管1の管壁が薄いため溶
融時管壁が破れ、孔があくなど品質を低下させる不具合
がある。
管継手2を溶着させる際、薄肉管1の管壁が薄いため溶
融時管壁が破れ、孔があくなど品質を低下させる不具合
がある。
本発明は、このような事情に鑑みて提案されたもの
で、薄肉管と管継手を溶着接合するときにおける溶融時
薄肉管の管壁の溶け落ちや、それによる管壁の孔あきな
どの不具合を解消し、高品質の管継手を製造するこがで
きる薄肉管の継手製造方法を提供することを目的とす
る。
で、薄肉管と管継手を溶着接合するときにおける溶融時
薄肉管の管壁の溶け落ちや、それによる管壁の孔あきな
どの不具合を解消し、高品質の管継手を製造するこがで
きる薄肉管の継手製造方法を提供することを目的とす
る。
そのために本発明は、薄肉管を管継手に溶接するにあ
たり、上記管継手に上記薄肉管内径より小径のロード孔
を穿設するとともに先端外径を上記薄肉管内に挿入可能
な寸法とし、上記管継手を上記薄肉管内へ挿入して同管
継手の先端肉厚部を裏当金に利用して溶接を施し、溶接
終了後に同管継手の内径を上記リード孔をガイドとして
上記薄肉管の内径と同等に加工することを特徴とする。
たり、上記管継手に上記薄肉管内径より小径のロード孔
を穿設するとともに先端外径を上記薄肉管内に挿入可能
な寸法とし、上記管継手を上記薄肉管内へ挿入して同管
継手の先端肉厚部を裏当金に利用して溶接を施し、溶接
終了後に同管継手の内径を上記リード孔をガイドとして
上記薄肉管の内径と同等に加工することを特徴とする。
本発明方法においては、管継手の先端部を裏当金に利
用して薄肉管と管継手の溶接ができるため、薄肉管継手
として確実な溶接が可能となり、また溶接終了後、不要
となった裏当金部はリード孔をガイドとして加工除去で
きるため、孔芯の狂いが防止され正確な孔明け加工がで
き、更に管継手の先端部の差し込み外径面をテーパーと
すれば、管内への差し込みが容易となるとともに、不要
となった裏当金部の除去の際加工が簡略容易となる。
用して薄肉管と管継手の溶接ができるため、薄肉管継手
として確実な溶接が可能となり、また溶接終了後、不要
となった裏当金部はリード孔をガイドとして加工除去で
きるため、孔芯の狂いが防止され正確な孔明け加工がで
き、更に管継手の先端部の差し込み外径面をテーパーと
すれば、管内への差し込みが容易となるとともに、不要
となった裏当金部の除去の際加工が簡略容易となる。
本発明薄肉管の継手製造方法の一実施例を図面につい
て説明すると、第1図は本発明方法における溶接態様を
示し、同図(A)は突合わせ溶接の縦断面図、同図
(B)は隅肉溶接の縦断面図、第2図は溶接終了後の管
継手不要部の除去態様を示し、同図(A)は突合わせ溶
接の縦断面図、同図(B)は隅肉溶接の縦断面図、第3
図は管継手先端部の変形例を示し、同図(A)は突合わ
せ溶接の縦断面図、同図(B)は隅肉溶接の縦断面図で
ある。
て説明すると、第1図は本発明方法における溶接態様を
示し、同図(A)は突合わせ溶接の縦断面図、同図
(B)は隅肉溶接の縦断面図、第2図は溶接終了後の管
継手不要部の除去態様を示し、同図(A)は突合わせ溶
接の縦断面図、同図(B)は隅肉溶接の縦断面図、第3
図は管継手先端部の変形例を示し、同図(A)は突合わ
せ溶接の縦断面図、同図(B)は隅肉溶接の縦断面図で
ある。
まず第1図において、1は薄肉管、2は薄肉管1と溶
着する管継手で、薄肉管内径より小径のリード孔2aが穿
設されるとともに、先端部2bの外径が薄肉管1内へ挿入
できる寸法に形成されている。3は溶接トーチ、4は溶
加棒である。
着する管継手で、薄肉管内径より小径のリード孔2aが穿
設されるとともに、先端部2bの外径が薄肉管1内へ挿入
できる寸法に形成されている。3は溶接トーチ、4は溶
加棒である。
しかして、薄肉管1内へ管継手2の先端部2bが差し込
まれ、管継手2の先端肉厚は薄肉管1より管肉が厚く、
薄肉管内径より小径のリード孔2aを有しているため、管
継手2の先端管肉部が裏当金と同様の作用をなし、溶け
落ちによる孔の発生を阻止し確実な溶接を施工すること
ができる。
まれ、管継手2の先端肉厚は薄肉管1より管肉が厚く、
薄肉管内径より小径のリード孔2aを有しているため、管
継手2の先端管肉部が裏当金と同様の作用をなし、溶け
落ちによる孔の発生を阻止し確実な溶接を施工すること
ができる。
上述のように、溶接施工された管継手2と薄肉管1
は、溶接終了後第2図に示す斜線部を管継手2のリード
孔2aをガイドに機械加工等により除去し、薄肉管1の内
径と等しくすることにより完了する。
は、溶接終了後第2図に示す斜線部を管継手2のリード
孔2aをガイドに機械加工等により除去し、薄肉管1の内
径と等しくすることにより完了する。
なお、管継手2の薄肉管1内への挿入を容易とするた
めと、リード孔2aを介して加工除去する作業を簡便とす
るためには、第3図に示すように、管継手2の先端部2b
の外径面にテーパー部2cを加工しておくことが好まし
い。
めと、リード孔2aを介して加工除去する作業を簡便とす
るためには、第3図に示すように、管継手2の先端部2b
の外径面にテーパー部2cを加工しておくことが好まし
い。
かくして本発明方法によれば、薄肉管1を管継手2に
溶接するに際し、管継手2の先端部2bが裏当金部を形成
することによって、薄肉管1の管壁が溶け落ち孔があく
などの不具合を解消し、かつ裏当金部位を管継手2のリ
ード孔2aを介して機械加工等により除去し、薄肉管1と
等しい内径を有する高品質の管を製造することができ
る。
溶接するに際し、管継手2の先端部2bが裏当金部を形成
することによって、薄肉管1の管壁が溶け落ち孔があく
などの不具合を解消し、かつ裏当金部位を管継手2のリ
ード孔2aを介して機械加工等により除去し、薄肉管1と
等しい内径を有する高品質の管を製造することができ
る。
要するに本発明によれば、薄肉管を管継手に溶接する
にあたり、上記管継手に上記薄肉管内より小径のリード
孔を穿設するとともに先端部外径を上記薄肉管内に挿入
可能な寸法とし、上記管継手を上記薄肉管内へ挿入して
同管継手の先端肉厚部を裏当金に利用して溶接を施し、
溶接終了後に同管継手の内径を上記リード孔をガイドと
して上記薄肉管の内径と同等に加工することにより、薄
肉管と管継手を溶着接合するときにおける溶融時薄肉管
の管壁の溶け落ちや、それによる管壁の孔あきなどの不
具合を解消し、高品質の管継手を製造することができる
薄肉管の継手製造方法を得るから、本発明は産業上極め
て有益なものである。
にあたり、上記管継手に上記薄肉管内より小径のリード
孔を穿設するとともに先端部外径を上記薄肉管内に挿入
可能な寸法とし、上記管継手を上記薄肉管内へ挿入して
同管継手の先端肉厚部を裏当金に利用して溶接を施し、
溶接終了後に同管継手の内径を上記リード孔をガイドと
して上記薄肉管の内径と同等に加工することにより、薄
肉管と管継手を溶着接合するときにおける溶融時薄肉管
の管壁の溶け落ちや、それによる管壁の孔あきなどの不
具合を解消し、高品質の管継手を製造することができる
薄肉管の継手製造方法を得るから、本発明は産業上極め
て有益なものである。
第1図は本発明薄肉管の継手製造方法の一実施例におけ
る溶接態様を示し、同図(A)は突合わせ溶接の縦断面
図、同図(B)は隅肉溶接の縦断面図、第2図は溶接終
了後の管継手不要部の除去態様を示し、同図(A)は突
合わせ溶接の縦断面図、同図(B)は隅肉溶接の縦断面
図、第3図は管継手先端部の変形例を示し、同図(A)
は突合わせ溶接の縦断面図、同図(B)は隅肉溶接の縦
断面図である。 第4図は従来製造方法における溶接態様を示し、同図
(A)は突合わせ溶接の縦断面図、同図(B)は隅肉溶
接の縦断面図である。 1……薄肉管、2……管継手、2a……リード孔、2b……
先端部、2c……テーパー部、3……溶接トーチ、4……
溶加棒。
る溶接態様を示し、同図(A)は突合わせ溶接の縦断面
図、同図(B)は隅肉溶接の縦断面図、第2図は溶接終
了後の管継手不要部の除去態様を示し、同図(A)は突
合わせ溶接の縦断面図、同図(B)は隅肉溶接の縦断面
図、第3図は管継手先端部の変形例を示し、同図(A)
は突合わせ溶接の縦断面図、同図(B)は隅肉溶接の縦
断面図である。 第4図は従来製造方法における溶接態様を示し、同図
(A)は突合わせ溶接の縦断面図、同図(B)は隅肉溶
接の縦断面図である。 1……薄肉管、2……管継手、2a……リード孔、2b……
先端部、2c……テーパー部、3……溶接トーチ、4……
溶加棒。
Claims (1)
- 【請求項1】薄肉管を管継手に溶接するにあたり、上記
管継手に上記薄肉管内径より小径のリード孔を穿設する
とともに先端部外径を上記薄肉管内に挿入可能な寸法と
し、上記管継手を上記薄肉管内へ挿入して同管継手の先
端肉厚部を裏当金に利用して溶接を施し、溶接終了後に
同管継手の内径を上記リード孔をガイドとして上記薄肉
管の内径と同等に加工することを特徴とする薄肉管の継
手製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31589888A JP2647472B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 薄肉管の継手製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31589888A JP2647472B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 薄肉管の継手製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02160168A JPH02160168A (ja) | 1990-06-20 |
JP2647472B2 true JP2647472B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=18070934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31589888A Expired - Lifetime JP2647472B2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 | 薄肉管の継手製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2647472B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103659139A (zh) * | 2012-09-08 | 2014-03-26 | 山东中德设备有限公司 | 立式筒体装配工装 |
CN107088714A (zh) * | 2016-06-28 | 2017-08-25 | 中航湖南通用航空发动机有限公司 | 薄壁波纹管焊接方法及焊接夹具 |
-
1988
- 1988-12-14 JP JP31589888A patent/JP2647472B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02160168A (ja) | 1990-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3769489A (en) | Welding of tubes to tube plates | |
JP2647472B2 (ja) | 薄肉管の継手製造方法 | |
JP3814741B2 (ja) | アークスタッド溶接機による溶接方法 | |
JPH0454545B2 (ja) | ||
JPH0289577A (ja) | 配管欠陥部補修溶接方法 | |
JP3645597B2 (ja) | 内視鏡湾曲管とその製造方法 | |
JPS6311120B2 (ja) | ||
GB1393736A (en) | Joining tubes to plates involving friction welding | |
JP2612427B2 (ja) | 排気マニホールドの板材とパイプ材の溶接構造および排気マニホールドの製造方法 | |
JPH11118080A (ja) | 高圧ホースのパイプ継手金具 | |
JPS6358679B2 (ja) | ||
JPS60244473A (ja) | 溶接の改良の方法 | |
JP2002248570A (ja) | 配管の溶接接合方法 | |
JP3568637B2 (ja) | 燃料集合体用インサートの製造方法 | |
JPH0255675A (ja) | 管の補修溶接方法 | |
JPS6065990A (ja) | T管継手乃至回転管継手の製造方法 | |
JPS58122199A (ja) | 配管の溶接方法 | |
JPS60115322A (ja) | 管部材の製作方法 | |
JPS6355399B2 (ja) | ||
JPS6211956B2 (ja) | ||
JPH04294893A (ja) | 溶接用フラックス入りワイヤの接続方法 | |
JP2005069415A (ja) | 金属管の挿し口突部形成方法 | |
JPS6336878B2 (ja) | ||
JPH0226096B2 (ja) | ||
JPH064198B2 (ja) | 異種金属材料製配管接続用の継手部品の製造方法 |