JP2646909B2 - 高周波加熱装置 - Google Patents

高周波加熱装置

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JP2646909B2 JP26586591A JP26586591A JP2646909B2 JP 2646909 B2 JP2646909 B2 JP 2646909B2 JP 26586591 A JP26586591 A JP 26586591A JP 26586591 A JP26586591 A JP 26586591A JP 2646909 B2 JP2646909 B2 JP 2646909B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波発振器とシーズ
ヒーターを備え、加熱室内をホーロー仕上げしたオーブ
ンレンジのシーズヒーター取付方法の改良と、シーズヒ
ーターなどの電熱装置を備え、加熱室上壁を覆うように
取付けられる断熱板の形状に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、高周波電磁波による加熱調理
だけでなくオーブン調理やグリル調理も行えるようにシ
ーズヒーター等の電熱装置を備えたオーブンレンジが多
く実用されている。そして最近は高級感をだしたり、加
熱室内の手入れを容易にする目的から加熱室内をホーロ
ー仕上げしたものも多く実用されている。
【0003】しかし、加熱室内をホーロー仕上げされた
高周波加熱装置でもシーズヒーターを固定する手段は、
従来より図8に示したようにシーズヒーター22の両端
を連結する取付板22aにビス穴22bを形成し、加熱
室壁23aの外側よりビス30にて固定するものであっ
た。
【0004】そして、シーズヒーター等の電熱装置を備
える高周波加熱装置では一般的に、外枠の温度を低減さ
せる目的から図9に示したように加熱室壁23aを覆う
ように断熱板29が取付けられる。また、外枠26に吸
気孔あるいは排気孔26aが形成されている場合外枠上
面で水等のはいったコップが倒れ、水等が吸気孔あるい
は排気孔から電気部品配置側に流れ込むのを防止するた
めに、従来よりクッションゴム32が断熱板29上に貼
付されたり、別金具(図示せず)が取付けられたりして
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来例には次
のような多くの課題があった。
【0006】加熱室内をホーロー仕上げした高周波加熱
装置においてもシーズヒーターは、取付板22aを加熱
室外側よりビス30にて固定されるのみであった。そこ
で、シーズヒーター22は加熱室壁23aと電気的に十
分に接触できず、シーズヒーターを伝搬した高周波電磁
波が加熱室あるいは高周波加熱装置より漏洩するといっ
た課題があった。すなわち、加熱室内をホーロー仕上げ
する場合、加熱室内だけでなく浸漬ホーロー加工の場合
は加熱室壁外側にもホーローが付く、また、粉体ホーロ
ー加工の場合には酸化スケールが発生することになり、
加熱室壁外側にもホーローあるいは酸化スケールといっ
た絶縁層23cが形成されることになる。したがって、
シーズヒーター22を加熱室23内に配して取付板22
aに形成された穴にビス30をネジ込んでシーズヒータ
ーを固定しても、シーズヒーター取付板22aと加熱室
壁23a間にはホーロー層23bが介在し、またビス3
0と加熱室壁23a間にもホーローあるいは酸化スケー
ルの絶縁層23cが介在することからシーズヒーター2
2と加熱室壁23aは電気的に絶縁状態となり、シーズ
ヒーターを伝播してきた高周波電磁波が加熱室あるいは
高周波加熱装置より外に漏洩することになっていた。高
周波電磁波の漏洩は法的にも規制されているように人体
に悪影響を及ぼすことから、従来例では加熱室壁外側を
マスキングするか酸化スケールを除去する工程を追加し
ておりコスト的にも不利なものとなっていた。
【0007】また、外枠に吸気孔あるいは排気孔から水
などが電気部品側に流れ込んで絶縁不良や地絡といった
問題を防止する目的から断熱板の上にクッションゴムを
貼付したり、別金具を固着していた。クッションゴムを
貼付する場合作業のバラツキやプレス油の付着などによ
って接着が不十分となり十分な効果が得られないといっ
た課題があった。別金具を使用する場合には、金具用の
金型が必要となったり、固着するための手段が必要とな
りコスト的にも不利なものとなっていた。
【0008】本発明は、電波漏洩量の少ないより安全な
高周波加熱装置を提供することを第1の目的とする。
【0009】第2の目的は、コスト的にも有利で品質的
にもすぐれた断熱板形状を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明では、断熱板にビス穴を有する舌部を形
成し、当該舌部とシーズヒーター取付板でホーロー仕上
げした加熱室壁を挟持し、ビスによってシーズヒーター
取付板、加熱室壁、断熱板舌部を一体に固着するととも
に、断熱板をビスにて加熱室壁フランジ部に固着する構
成とした。
【0011】また第2の目的を達成するために、外枠に
形成した吸気孔あるいは排気孔と対向する位置の断熱板
上にリング状の凸部を形成し、電気部品が配置されてい
ない側で前記リング状の凸部が分断され、かつ断熱板は
電気部品が配置されていない側に漸低した傾斜面を設け
た。
【0012】
【作用】断熱板に形成した舌部とシーズヒーター取付板
でホーロー仕上げされた加熱室壁を挟持して、シーズヒ
ーター取付板、加熱室壁、断熱板舌部をビスにて一体に
固着し、断熱板をさらに加熱室壁フランジ部にビス固定
する構成としたことにより、加熱室壁表面にホーローや
酸化スケールが存在してもシーズヒーターは、取付板−
ビス−断熱板舌部−断熱板−ビス−加熱室壁といった経
路でより確実に加熱室壁と電気的に接続され、加熱室内
からシーズヒーターを伝搬して漏洩する電波量を低減す
ることができる。また、絶縁層を除去する工程を不要と
なりコスト的にも有利なものとなる。
【0013】また、外枠に形成した吸気孔あるいは排気
孔と対向する位置の断熱板上にリング状の凸部を形成し
た。この凸部は電気部品が配置されていない側で分断さ
れると共に、前記断熱板に傾斜面を形成したことによ
り、外枠上で水のはいったコップ等が倒れて水が吸気孔
や排気孔から高周波加熱装置内に流れ込んでも水は耐熱
板上の凸部内にためられ、傾斜面より電気部品が配置さ
れていない側に流れ落ちていくことから絶縁不良や地絡
といった課題を解消することができる。さらに凸部を断
熱板を一体に形成したことにより、品質が良くなるだけ
でなくコスト的にも有利なものとなる。
【0014】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。
【0015】図において1は高周波発振器、2はシーズ
ヒーター等の電熱装置、3は加熱室、4はドアー、5は
操作パネル、6は外枠をそれぞれ示している。
【0016】以下、図1〜図7にしたがい説明する。加
熱室3は加熱室壁3aで構成され、ホーロー仕上げされ
る場合にはホーロー用鋼板が主に使用される。加熱室壁
3aの加熱室側には3bのホーローが、そして加熱室壁
外側には、浸漬ホーロー加工の場合はホーローの絶縁層
3cが、粉体ホーロー加工の場合は酸化スケールの絶縁
層3cが形成される。
【0017】シーズヒーター2は端子部付近に取付板2
aが取付けられ、取付板2aにはビス穴2bが加工され
ている。加熱室3内より取付けられたシーズヒーター2
は端子部2cを加熱室外に出すように配置される。加熱
室の上方には断熱板9が取付けられ、シーズヒーター2
への通電時に外枠6が高温となるのを防止している。断
熱板9には舌部9a、そして舌部には穴9bが形成され
ている。また、断熱板9には加熱室壁フランジ部3dに
固着するための取付穴9cが設けられている。次に各部
品の取付方法を説明する。本発明では、シーズヒーター
取付板2aと断熱板の舌部9aで加熱室壁3aを挟持し
てビス10にて一体に固着される。断熱板9はさらにビ
ス11によって加熱室フランジ部に固着される。したが
って、加熱室壁3a表面にホーロー3bや絶縁層3cが
存在してもシーズヒーター2は、シーズヒーター取付板
2a−ビス10−断熱板舌部9a−断熱板9−ビス11
−加熱室壁3aの経過で加熱室壁3aと電気的に接触
し、シーズヒーターと加熱室壁は同電位に保持されるこ
とから高周波電磁波が外部に洩れるのを低減させること
ができる。
【0018】また本発明では、外枠6に形成された吸気
孔あるいは排気孔6aと対向する位置の断熱板9上にリ
ング状の凸部9dが形成され、さらに電気部品が配置さ
れていない側Sに漸低する傾斜面9cが凸部9dを分断
するように形成されている。図6で、7は電熱装置であ
り、本実施例ではシーズヒーターを使用したが、ハロゲ
ンヒーターや石英管ヒーターなどを使用しても同じ効果
が得られた。このような構成によれば、外枠6上で水の
はいったコップ12が倒れて吸気孔あるいは排気孔6a
から水等が高周波加熱装置内に侵入しても水等はリング
状の凸部9d内にためられ、傾斜面9eより電気部品が
配置されていない側Sに流れていき、高周波発振器1や
高圧トランス8といった電気部品が絶縁不良となったり
地絡するといった問題を解決することができる。
【0019】このように本発明の高周波加熱装置によれ
ば、加熱室3内に被加熱物を入れ、ドアー4を閉めて操
作パネル5で調理手段を選択して調理を開始すれば安全
に調理を行うことができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように請求項1の高周波加熱装置
においては以下の効果が得られる。 (1)加熱室壁をホーロー仕上げされた高周波加熱装置
でも、シーズヒーター取付板と加熱室上方に取付けられ
た断熱板の舌部で加熱室壁を挟持し、ビスにて一体に固
着し、さらに断熱板をビスにて加熱室壁に固着する構成
としたことにより、シーズヒーターと加熱室壁は電気的
に接触し、高周波電磁波がシーズヒーターを伝播して外
部に洩れるのを大きく低減させることができ、より安全
な高周波加熱装置となる。また、マスキングや絶縁層を
除去する工程も不要となりコスト的にも有利なものとな
る。
【0021】請求項2においては以下のような効果が得
られる。 (2)外枠に形成された吸気孔あるいは排気孔と対向す
る断熱板上にリング状の凸部を形成し、さらに電気部品
が配置されていない側に漸低する傾斜面を設けたことに
より外枠上でこぼれた水等も電気部品が配置されていな
い側に流れていくことになり、電気部品の絶縁不良や地
絡といった問題を解消することができる。また、凸部や
傾斜面を断熱板で形成していることにより信頼性が向上
するだけでなくコスト的にも有利なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の要部を示した断面図
【図2】要部を示した斜視図
【図3】(A)本発明の断熱板形状とビスを示した斜視
図 (B)シーズヒーターの形状を示した斜視図
【図4】本発明の高周波加熱装置の断面図
【図5】(A)本発明の断熱板形状を示した平面図 (B)A−A’線断面図
【図6】本発明の効果を説明した断面図
【図7】本発明の高周波加熱装置の外観図
【図8】従来例のシーズヒーター取付方法を示した断面
【図9】従来例の断熱板構成を示した断面図
【符号の説明】
1 高周波発振器 2 ヒーズヒーター 2a 取付板 3 加熱室 3a 加熱室壁 3b ホーロー 3c 絶縁層 3d 加熱室壁フランジ部 6 外枠 6a 吸気孔あるいは排気孔 7 電熱装置 9 断熱板 9a 舌部 9c 取付穴 9d 凸部 9e 傾斜面 S 非電気部品配置側

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加熱物を収納して加熱調理する加熱室
    と、高周波電磁波を発振する高周波発振器と、被加熱物
    を加熱する為の電熱装置と、加熱室上壁を覆う断熱板を
    備え、前記加熱室内にホーロー仕上げを施し、前記電熱
    装置には取付板を固着し、当該取付板と前記断熱板に形
    成した舌部で加熱室壁を挟持して固着するとともに、断
    熱板を加熱室壁フランジ部に固定する構成とした高周波
    加熱装置。
  2. 【請求項2】被加熱物を収納して加熱調理する加熱室
    と、高周波電磁波を発振する高周波発振器と、被加熱物
    を加熱する為の電熱装置と、加熱室上壁を覆う断熱板
    と、吸気あるいは排気孔を断熱板上方に形成した外枠を
    備え、前記断熱板上には外枠に形成した吸気あるいは排
    気孔と対向した位置にリング状の凸部を形成し、電気部
    品が配置されていない側で前記リング状の凸部が分断さ
    れ、かつ前記断熱板は電気部品が配置されていない側に
    漸低する傾斜面を設けた高周波加熱装置。
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