JP2646548B2 - 予約情報による部品挿入データ転送方式 - Google Patents

予約情報による部品挿入データ転送方式

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JP2646548B2 JP6690787A JP6690787A JP2646548B2 JP 2646548 B2 JP2646548 B2 JP 2646548B2 JP 6690787 A JP6690787 A JP 6690787A JP 6690787 A JP6690787 A JP 6690787A JP 2646548 B2 JP2646548 B2 JP 2646548B2
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  • Automatic Assembly (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 本発明は部品自動挿入機とこれが使用するデータを管
理するデータバンクとの間に、処理すべきマガジンの番
号を指定する予約情報に基づいて部品自動挿入機とデー
タバンクとの間のデータ授受を制御するデータ制御部を
設け、データ制御部は予約情報が指定するマガジンに番
号に対応するスケジュールデータをデータバンクから取
り込み、次いでこのスケジュールデータから判別した処
理すべきプリント板の種別に対応する部品挿入データを
前記データバンクから部品自動挿入機に転送・格納する
動作と、格納済の部品挿入データに基づく部品挿入処理
の実行とを並行して行うようにしたことによって、少量
多品種生産を容易且つ効率よく実行可能としたものであ
る。
〔産業上の利用分野〕
本発明は部品自動挿入機における部品挿入データ先読
み方式に係り、特に少量多種のプリント板に対して連続
的に部品の自動挿入を可能とする部品挿入データの供給
方式に関する。
〔従来の技術〕
一般に電子機器の回路ユニットは、多数の回路部品を
搭載したプリント板によって構成されている。このプリ
ント板に各種部品を取りつける作業は、部品の種類に応
じてICインサータ,ラジアルインサータ,アキシャルイ
ンサータなどの部品自動挿入機を使用して自動化されて
いる。
この部品自動挿入機(以下部品挿入機または単に挿入
機と記す)を用いたプリント板への部品自動挿入システ
ムは、部品挿入機と、対象とする多数のプリント板を階
層的に収納したマガジンを部品挿入機の入口に設置され
た昇降台に載置して段階的に上昇させ、マガジン内のプ
リント板を1枚ずつ部品挿入機の作業テーブルと同一面
上に位置付けてから、部品挿入機の作業テーブルに送り
出す機能と、該作業テーブルに給送されたプリント板に
対応する部品挿入データをセンタ側のデータファイルか
ら読みだし、当該挿入機の記憶部に格納する機能と、該
記憶部に格納された部品挿入データに従って上記プリン
ト板に所定の部品を挿入する機能とから構成されてい
る。
上記の部品自動挿入システムは、同じ配線パターン
(部品挿入フォーマット)のプリント板を大量に処理す
るのに好適であるが、異なる配線パターンのプリント板
を少量ずつ処理する所謂多品種少量生産には、品種切り
換えごとに被処理プリント板の図番,総合版数(識別機
構)などのデータ入力を行い、部品挿入機に対する部品
挿入データの切り換えなどの処理を人為的に行わなけれ
ばならず、操作面において満足し得るものではなかっ
た。
即ち、従来の部品自動挿入機は少品種大量生産を前提
として開発されているため、部品挿入機へ登録する挿入
データは数種類でよく、従ってこの挿入データ登録は紙
テープで行なっていた。
しかし近年ユーザニーズの多様化からプリント板の種
類が増大し、そのため部品自動挿入機も多品種少量生産
に適応し得るものが必要とされるようになってきた。
〔発明が解決しようとする問題点〕 多品種少量生産を行うためには、頻繁は挿入データの
切り換えに対応できることと、効率良く段取り替えを行
えることが必要である。ところが在来の部品自動挿入機
にはこのような考え方がなかったため、プリント板の種
別が切り替わる都度、部品挿入データの入れ換えを行う
か、あるいは、予め記憶部に格納された複数種類の部品
挿入データの中から次に処理するプリント板の種別を入
手によって指定していた。
本発明においては、プリント板に対する部品挿入処理
の実行に並行して次に処理するプリント板の種別に対す
る部品挿入データの先読みを予約情報にしたがって行う
ことを可能にすることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は本発明において、部品挿入データを収容す
る部品挿入データファイルと、スケジュールデータを収
容するスケジュールデータファイルとを管理するデータ
バンクと、該データバンクと部品自動挿入機内の記憶部
とのデータ授受を、処理すべきマガジン番号を指定する
予約情報に基づいて制御するデータ制御部とを設け、デ
ータ制御部は上記予約情報が指定するマガジン番号に対
応するスケジュールデータをデータバンクから取り込
み、このスケジュールデータから処理すべきプリント板
の種別を判別し、対応する部品挿入データをデータバン
クから部品自動挿入機の記憶部に転送せしめ、次いでこ
の記憶部に格納された部品挿入データに従って対応する
プリント板に対する部品挿入処理を開始させ、しかる後
は、スケジュールデータの収納順にしたがった次の部品
挿入データの転送を、部品自動挿入機による部品挿入処
理の実行中に並行して行うようにしたことにより達成さ
れる。
〔作 用〕
上述のように記憶部に格納済の部品挿入データに基づ
くプリント板に対する部品挿入処理と、次に必要な部品
挿入データの記憶部に対する転送とを並行して実行する
ので、プリント板の種別切り換え時には対応する部品挿
入データが予め準備され、種別切り換えと同時に部品挿
入を開始することができ、従って少量多品種生産を効率
よく実行できる。
〔実 施 例〕
第1図に本発明の原理を示す。同図に示す1は部品自
動挿入機で、内部に部品挿入データを少なくとも2つの
フォーマット分格納可能なように、複数個の記憶領域
(図に2個とした例を描いてある)を有する記憶部9を
有する。ローダ制御部11はマガジン2に収容されている
プリント板3を部品自動挿入機1に給送する動作を制御
するものであり、機械制御部12は記憶部9に格納された
部品挿入データに従って、部品挿入処理の実行を制御す
る。これらに加えて部品自動挿入機1に通信制御部10を
設けている。
7はデータバンクでスケジュールデータファイル6と
部品挿入データファイル6′を具備する。部品挿入デー
タファイル6′は各種プリント板に対する部品の種類や
配置等を示す部品挿入データを一括して格納するファイ
ルであり、その内容はプリント板の設計によって定ま
り、固定的性格を有する。スケジュールデータファイル
6は、作業スケジュールに従ってマガジン2に収容した
プリント板3の種別構成を示すスケジュールデータを格
納するファイルで、このデータはすべての部品の搭載が
終了してプリント板3が完成し、マガジン2から排出さ
れるまで使用されるもので、半固定的性格を有する。
上記スケジュールデータファイル6及び部品挿入デー
タファイル6′はICインサータ、ラジアルインサータ、
及びアキシャルインサータ等の部品挿入工程の各段階で
繰り返し使用されるデータを収容しているので、データ
バンク7として一括管理する。
予約情報4はマガジンの処理順序を指令するデータで
あって、通常は作業開始時に指示される非固定データで
ある。
データ制御部8は上記データバンク7から、予約情報
4が指定するマガジン番号に対応するスケジュールデー
タ5を取り込み、このスケジュールデータ5から処理す
べきプリント板の種別を判別し、対応する部品挿入デー
タをデータバンク7から上記記憶部9に対し運転する動
作を制御する。転送された部品挿入データは部品自動挿
入機1に設けた通信制御部10を介して記憶部9の記憶領
域の一つに格納される。
上記各種データのうち、予約情報4は随時更新されて
いくので、キーボード等から入力してもよく、或いは毎
日の予定をフロッピディスクのような記録媒体に格納し
ておき、これから転送してもよい。スケジュールデータ
及び部品挿入データは繰り返し使用されるデータであ
り、その量も多いので、直接アクセス記憶装置(DASD)
や磁気テープのような記憶装置にファイルとして格納し
ておき、必要なデータを随時読みだせるようにしてお
く。
以下第2図を参照しながら本発明を具体化した一実施
例により、その動作を説明する。
本実施例ではスケジュールデータファイル6及び部品
挿入データファイル6′をDASDに設けておき、これらを
ホストコンピュータ13により制御する構成のデータバン
ク7を示す。
部品挿入工程は通常複数台の部品自動挿入機1を使用
して、一連の部品挿入工程を形成する。上記データバン
ク7はこの一連の工程全体に使用されるものであり、一
連の工程すべてのデータを管理するセンタとしての役割
を有する。
データ制御部8は上記一連の工程中の各部品自動挿入
機1対応に設けられ、上記データバンク7と部品自動挿
入機1とのデータ授受を制御する。本実施例では予約情
報4をデータ制御部8の操作卓14から入力するようにし
た例を示す。
かかる構成の本実施例においては、これから処理すべ
きマガジンの番号とその順序を示す予約情報4を、操作
卓14からデータ制御部8に入力する。
データ制御部8はこの予約情報4が指定するマガジン
番号に対応するスケジュールデータを、データバンク7
のスケジュールデータファイル6から取り込む。
次いでデータ制御部8は上記スケジュールデータ5が
指定するプリント板の種別を判定し、対応する部品挿入
データをデータバンク7内の部品挿入データファイル
6′から、通信制御部10を経て部品自動挿入機1内の記
憶部9に転送せしめる。ここで転送された部品挿入デー
タは、例えば記憶領域Iに格納されたものとする。
この記憶部9への部品挿入データの格納が完了する
と、データ制御部8は部品自動挿入機1をスタートさせ
る。これにより部品自動挿入機1は機械制御部12の制御
のもとで、給送されてきたプリント板3に対する部品挿
入処理を、記憶領域Iに格納された部品挿入データに従
って実行する。
上述のように部品自動挿入機1が起動すると、実行中
の部品挿入処理に並行して、データ制御部8はスケジュ
ールデータ5から次に処理すべきプリント板3の種別を
判別し、対応する部品挿入データをデータバンク7から
記憶部9の記憶領域IIに転送せしめる。
本実施例ではこのような次に処理すべきプリント板の
種別に対応するデータを、プリント板の品種が切り替わ
る前に準備しておくことができる。
図示のマガジン2には、最上部にプリント板3を1枚
収納し、続く2枚分は空で、その後に2枚のプリント板
3が連続して収納されている。これはプリント板の種別
切り換えの例を示すもので、本実施例では2枚分の空送
りによって種別切り換えを指示している。従ってこの2
枚分の空送りを検知すると、機械制御部12はプリント板
3の種別が変わったものとして記憶領域Iの部品挿入デ
ータの参照を中止し、2枚分の空送りの後に給送されて
くるプリント板に対しては、記憶領域IIの部品挿入デー
タを参照して部品挿入処理を実行する。
このように新たなプリント板の種別に対して部品挿入
が開始されると、データ制御部8は前と同様に、次のプ
リント板の種別に対する部品挿入データを、データバン
ク7から記憶部9に転送せしめる。転送されてきたデー
タは実行中の部品挿入処理において参照中でない記憶領
域(この場合は記憶領域I)に格納される。
以後この動作を繰り返すことによって、本実施例では
品種切り換えに伴う部品挿入データの入れ換えを自動的
に行うことができ、従来のようにその都度人手によって
データ入れ換えを行う必要がなく、効率よく少量多品種
生産を遂行できる。
なお上記一実施例において、予約情報4としては処理
順に従って複数個のデータを一括入力することも可能で
あり、また記憶部9には部品挿入データを2種類以上格
納できるようにしてもよい。また部品挿入データの切り
換えは、記憶部9を複数個のバンクで構成しておき、ア
クティブバンクを切り換えることによって行う方法、或
いは、機械制御部12が参照する領域は一定としておき、
これとは別の領域に次に使用する部品挿入データを転送
しておき、このデータを種別切り換え時に上記参照領域
に移し換えるようにしてもよい。
このように本発明は上記一実施例に限定されるもので
あはなく、種々変形して実施できる。
〔発明の効果〕
以上説明した如く本発明によれば、従来の部品自動挿
入機を使用したシステムを、簡単な構成で部品挿入デー
タを予約情報にしたがい並行して先読み可能とすること
ができ、少量多品種生産を容易且つ効率良く遂行可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図、 第2図は本発明一実施例の要部構成説明図である。 図において、1は部品自動挿入機、2はマガジン、3は
プリント板、4は予約情報、5はスケジュールデータ、
6はスケジュールファイル、6′は部品挿入データファ
イル、7はデータバンク、8はデータ制御部、9は記憶
部を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント板の種別対応の部品挿入データを
    複数種別格納可能な記憶部を有する部品自動挿入機と、 プリント板の種別対応の部品挿入データを収納する部品
    挿入データファイルと、マガジンの番号が付与された稼
    働中のマガジンに収納された異なる種別のプリント板を
    収納順に示すスケジュールデータファイルとを管理する
    データバンクと、 処理すべきマガジンを指定する予約情報に基づいて、前
    記データバンクと部品自動挿入機とのデータ授受を制御
    するデータ制御部とを具備し、 該データ制御部は前記予約情報が指定するマガジンの番
    号に対応するスケジュールデータを上記データバンクか
    ら取込み、該スケジュールデータから処理すべきプリン
    ト板の種別を判別して対応する部品挿入データを前記デ
    ータバンクから前記部品自動挿入機の記憶部に転送せし
    め、次いでこの記憶部に格納された部品挿入データに従
    って対応するプリント板への部品挿入処理を部品自動挿
    入機に開始させ、しかる後は、スケジュールデータの収
    納順にしたがった次の部品挿入データの転送を、部品自
    動挿入機による部品挿入処理の実行中に並行して行うよ
    うにしたことを特徴とする予約情報による部品挿入デー
    タ転送方式。
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JPH0294036U (ja) * 1989-01-13 1990-07-26
JP2854042B2 (ja) * 1989-11-17 1999-02-03 三洋電機株式会社 電子部品自動装着装置
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