JP2646448B2 - 計算装置の初期化ルーチン変更方法 - Google Patents
計算装置の初期化ルーチン変更方法Info
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- G06F15/76—Architectures of general purpose stored program computers
- G06F15/78—Architectures of general purpose stored program computers comprising a single central processing unit
- G06F15/7807—System on chip, i.e. computer system on a single chip; System in package, i.e. computer system on one or more chips in a single package
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は請求項1の前文による電
気的重ね書き可能な固定値メモリのなかに記憶された計
算装置の初期化ルーチンの変更のための方法に関する。
気的重ね書き可能な固定値メモリのなかに記憶された計
算装置の初期化ルーチンの変更のための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】このような固定値メモリは“Electrnic
Engineering"、第60巻、第742号、第75〜90頁
から知られている。そのなかにたとえば計算装置の初期
化ルーチンが記憶されている。
Engineering"、第60巻、第742号、第75〜90頁
から知られている。そのなかにたとえば計算装置の初期
化ルーチンが記憶されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、初期
化ルーチンの迅速、簡単、安価かつ確実な更新のための
可能性を提供することである。更新はその際に特に、ユ
ーザーによっても実行され得るように簡単かつ確実であ
るべきである。
化ルーチンの迅速、簡単、安価かつ確実な更新のための
可能性を提供することである。更新はその際に特に、ユ
ーザーによっても実行され得るように簡単かつ確実であ
るべきである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この課題は請求項1の特
徴により解決される。
徴により解決される。
【0005】それにより、初期化ルーチンが有利に変更
され得ることが達成される。
され得ることが達成される。
【0006】初期化ルーチンおよびオペレーティングシ
ステムが同一の固定値メモリのなかに記憶されているな
らば、固定値メモリが少なくとも1つの他の別々に書込
みおよび読出し可能な、また場合によっては別々に消去
可能なメモリ範囲を有し、従って初期化ルーチンの変更
よりもかなり頻繁に行われるオペレーティングシステム
の変更の際に初期化ルーチンが誤って重ね書きされ得な
いことは有利である。
ステムが同一の固定値メモリのなかに記憶されているな
らば、固定値メモリが少なくとも1つの他の別々に書込
みおよび読出し可能な、また場合によっては別々に消去
可能なメモリ範囲を有し、従って初期化ルーチンの変更
よりもかなり頻繁に行われるオペレーティングシステム
の変更の際に初期化ルーチンが誤って重ね書きされ得な
いことは有利である。
【0007】他の利点および詳細は図面による、また他
の従属請求項に結び付けての実施例の説明から明らかに
なる。
の従属請求項に結び付けての実施例の説明から明らかに
なる。
【0008】
【実施例】図1によればモジュール構成の自動化装置は
少なくとも中央ユニット1と、バス3を介して互いに接
続されている多くの周辺アセンブリ2とから成ってい
る。中央ユニット1はプロセッサ4と、処理すべきプロ
グラムに対する書込み‐読出しメモリ5と、初期化ルー
チンおよび自動化装置のオペレーティングシステムに対
する固定値メモリ6とを有する。さらに中央ユニット1
は周辺アセンブリ2またはプログラミング装置9とのデ
ータトラヒックの役割をする2つのプロセッサ7、8を
有する。さらに中央ユニット1にはもうメモリモジュー
ル10が接続されていてよく、そのなかにたとえばユー
ザープログラムが記憶されていてよい。
少なくとも中央ユニット1と、バス3を介して互いに接
続されている多くの周辺アセンブリ2とから成ってい
る。中央ユニット1はプロセッサ4と、処理すべきプロ
グラムに対する書込み‐読出しメモリ5と、初期化ルー
チンおよび自動化装置のオペレーティングシステムに対
する固定値メモリ6とを有する。さらに中央ユニット1
は周辺アセンブリ2またはプログラミング装置9とのデ
ータトラヒックの役割をする2つのプロセッサ7、8を
有する。さらに中央ユニット1にはもうメモリモジュー
ル10が接続されていてよく、そのなかにたとえばユー
ザープログラムが記憶されていてよい。
【0009】固定値メモリ6は電気的パルスを介してま
とめられて迅速に消去可能である電気的重ね書き可能な
固定値メモリとして構成されている。プロセッサ4はた
とえばモトローラ社の68000形である。このプロセ
ッサはリセット信号の後に最初にアドレス000016に
アクセスする。
とめられて迅速に消去可能である電気的重ね書き可能な
固定値メモリとして構成されている。プロセッサ4はた
とえばモトローラ社の68000形である。このプロセ
ッサはリセット信号の後に最初にアドレス000016に
アクセスする。
【0010】図2にはPC1′の原理的に類似の構成が
示されている。自動化装置1と類似してPC1′は主と
してプロセッサ4′と、書込み‐読出しメモリ5′と、
初期化ルーチンおよびオペレーティングシステムに対す
る固定値メモリ6′と、キーボード12′およびモニタ
11′との通信のためのプロセッサ8′とから成ってい
る。さらにPC1′には、プロセッサ15′、16′を
介してプロセッサ4′と通信する記憶ユニット13′、
たとえばフロッピディスク駆動機構ならびにプリンタ1
4′が接続されている。
示されている。自動化装置1と類似してPC1′は主と
してプロセッサ4′と、書込み‐読出しメモリ5′と、
初期化ルーチンおよびオペレーティングシステムに対す
る固定値メモリ6′と、キーボード12′およびモニタ
11′との通信のためのプロセッサ8′とから成ってい
る。さらにPC1′には、プロセッサ15′、16′を
介してプロセッサ4′と通信する記憶ユニット13′、
たとえばフロッピディスク駆動機構ならびにプリンタ1
4′が接続されている。
【0011】ここでも固定値メモリ6′は電気的パルス
を介してまとめられて迅速に消去可能である電気的重ね
書き可能な固定値メモリである。プロセッサ4′はここ
ではたとえばインテル社の8086形である。このプロ
セッサはリセット信号の後に最初にアドレスFFFF0
16を有する命令にアクセスする。
を介してまとめられて迅速に消去可能である電気的重ね
書き可能な固定値メモリである。プロセッサ4′はここ
ではたとえばインテル社の8086形である。このプロ
セッサはリセット信号の後に最初にアドレスFFFF0
16を有する命令にアクセスする。
【0012】図3には固定値メモリ6(または6′)の
端子配置が示されている。図3によれば固定値メモリ6
は下記の端子を有する。 ・データ信号を伝送するための複数の端子D7…D0、 ・アドレス信号を与えるための複数の端子A16…A
0、 ・制御信号Vboot、select、invert、
VPP、VCC、GND、CS、WR、CLB 、CLM を与
えるための端子。
端子配置が示されている。図3によれば固定値メモリ6
は下記の端子を有する。 ・データ信号を伝送するための複数の端子D7…D0、 ・アドレス信号を与えるための複数の端子A16…A
0、 ・制御信号Vboot、select、invert、
VPP、VCC、GND、CS、WR、CLB 、CLM を与
えるための端子。
【0013】その際に制御信号には下記の意味がある。 ・信号WRの存在およびプログラミング電圧VPPまたは
Vbootの少なくとも1つの同時存在の際にデータがメモ
リ6に書込まれる。 ・メモリ6に与えられる信号は、制御信号CSを介して
チップ6が選ばれたときにのみ作用を示す。 ・信号VCCおよびGNDは電圧供給および接地端子の役
割をする。 ・信号invertまたはselectの印加および信
号VbootおよびWRの同時印加の際に状態量SまたはI
が書込まれる。信号WRなしでは状態量SまたはIは端
子selectまたはinvertを介して読出される
のみであり、または与えられた信号が重ね書きを行わな
い。状態量SおよびIの意味は図4と結び付けて後で詳
細に説明する。
Vbootの少なくとも1つの同時存在の際にデータがメモ
リ6に書込まれる。 ・メモリ6に与えられる信号は、制御信号CSを介して
チップ6が選ばれたときにのみ作用を示す。 ・信号VCCおよびGNDは電圧供給および接地端子の役
割をする。 ・信号invertまたはselectの印加および信
号VbootおよびWRの同時印加の際に状態量SまたはI
が書込まれる。信号WRなしでは状態量SまたはIは端
子selectまたはinvertを介して読出される
のみであり、または与えられた信号が重ね書きを行わな
い。状態量SおよびIの意味は図4と結び付けて後で詳
細に説明する。
【0014】図4によれば固定値メモリ6は2つのメモ
リ範囲BおよびMを有し、その際にメモリ範囲Bは、等
しいアドレスに位置する2つの部分メモリ範囲B0、B
1に分割されている。
リ範囲BおよびMを有し、その際にメモリ範囲Bは、等
しいアドレスに位置する2つの部分メモリ範囲B0、B
1に分割されている。
【0015】固定値メモリ6のなかに少なくともプロセ
ッサ初期化ルーチン、システム検査ルーチンおよびシス
テムの初期プログラムローダが記憶されており、また基
本‐入力/出力システム(BIOS)ならびに全オペレ
ーティングシステムも記憶されていることは有利であ
る。メモリ範囲B0またはB1のなかにはその際に少な
くともプロセッサ初期化ルーチン、すなわちプロセッサ
4がシステム初期化(リセット)の際にアクセスする第
1の情報が記憶されている。情報はその際にプロセッサ
データ、たとえばポインタ、または命令であり得る。メ
モリ範囲B0またはB1のなかにシステム検査ルーチン
および初期プログラムローダも記憶されていることは有
利である。さらにメモリ範囲Mのなかに基本‐入力/出
力システム(BIOS)ならびに残りのオペレーティン
グシステムが記憶されていることは有利である。
ッサ初期化ルーチン、システム検査ルーチンおよびシス
テムの初期プログラムローダが記憶されており、また基
本‐入力/出力システム(BIOS)ならびに全オペレ
ーティングシステムも記憶されていることは有利であ
る。メモリ範囲B0またはB1のなかにはその際に少な
くともプロセッサ初期化ルーチン、すなわちプロセッサ
4がシステム初期化(リセット)の際にアクセスする第
1の情報が記憶されている。情報はその際にプロセッサ
データ、たとえばポインタ、または命令であり得る。メ
モリ範囲B0またはB1のなかにシステム検査ルーチン
および初期プログラムローダも記憶されていることは有
利である。さらにメモリ範囲Mのなかに基本‐入力/出
力システム(BIOS)ならびに残りのオペレーティン
グシステムが記憶されていることは有利である。
【0016】図4から明らかなように、メモリ範囲B
0、B1には0ないし212−1のアドレス範囲が対応付
けられており、他方においてメモリ範囲Mには212以降
のアドレス範囲が対応付けられている。Iがセットされ
ていれば、すなわちIが1に等しいならば、アドレス信
号は反転される。その理由は、多くのプロセッサはリセ
ットの際に初期化ルーチンを高いアドレス範囲のなかで
探索し、他方において他のプロセッサはそれを低いアド
レス範囲のなかで探索することである。もし、ここで状
態量Iによるように、メモリ範囲B0、B1がアドレス
範囲のなかで見掛け上ずらす可能性があれば、固定値メ
モリ6は両プロセッサにおいて使用され得る。すなわち
チップ開発に対するコストが節減される。
0、B1には0ないし212−1のアドレス範囲が対応付
けられており、他方においてメモリ範囲Mには212以降
のアドレス範囲が対応付けられている。Iがセットされ
ていれば、すなわちIが1に等しいならば、アドレス信
号は反転される。その理由は、多くのプロセッサはリセ
ットの際に初期化ルーチンを高いアドレス範囲のなかで
探索し、他方において他のプロセッサはそれを低いアド
レス範囲のなかで探索することである。もし、ここで状
態量Iによるように、メモリ範囲B0、B1がアドレス
範囲のなかで見掛け上ずらす可能性があれば、固定値メ
モリ6は両プロセッサにおいて使用され得る。すなわち
チップ開発に対するコストが節減される。
【0017】システムの正常な始動を可能にするため
に、正確に正しいアドレスが当てられることは必要でな
い。固定値メモリ1への最初のアクセスは正しい範囲の
なかにのみ当たればよい。従って、最も有意義な(上位
の)アドレス信号、たとえばアドレス信号A16…A1
2のみが反転されても十分である。
に、正確に正しいアドレスが当てられることは必要でな
い。固定値メモリ1への最初のアクセスは正しい範囲の
なかにのみ当たればよい。従って、最も有意義な(上位
の)アドレス信号、たとえばアドレス信号A16…A1
2のみが反転されても十分である。
【0018】状態量Sにより、データ処理装置のリセッ
トの際にメモリ範囲B0にアクセスされるかメモリ範囲
B1にアクセスされるかが選択される。
トの際にメモリ範囲B0にアクセスされるかメモリ範囲
B1にアクセスされるかが選択される。
【0019】メモリ範囲M、B0、B1およびFlag
sはフラッシュ‐テクノロジーで製作されている。すな
わち、メモリ範囲Mは制御信号VPPおよびCLM の同時
印加により消去され得るし、他方においてそれぞれ不能
動的なメモリ範囲B0またはB1は制御信号Vbpptおよ
びCLB の同時印加により消去され得る。図5の説明の
ために、状態量Sは値0を有し、従ってリセットの際に
メモリ範囲B0にアクセスされるものと仮定される。
sはフラッシュ‐テクノロジーで製作されている。すな
わち、メモリ範囲Mは制御信号VPPおよびCLM の同時
印加により消去され得るし、他方においてそれぞれ不能
動的なメモリ範囲B0またはB1は制御信号Vbpptおよ
びCLB の同時印加により消去され得る。図5の説明の
ために、状態量Sは値0を有し、従ってリセットの際に
メモリ範囲B0にアクセスされるものと仮定される。
【0020】初期化ルーチンおよび(または)オペレー
ティングシステムを変更するために、ユーザーはその計
算装置のメーカーから、初期化ルーチンまたはオペレー
ティングシステムの新しいバージョンが記憶されている
データ媒体、通常はフロッピディスクを受け取る。以下
では初期化ルーチンの変更の際の経過を説明する。しか
し以下に述べることはオペレーティングシステムの変更
にも応用可能である。
ティングシステムを変更するために、ユーザーはその計
算装置のメーカーから、初期化ルーチンまたはオペレー
ティングシステムの新しいバージョンが記憶されている
データ媒体、通常はフロッピディスクを受け取る。以下
では初期化ルーチンの変更の際の経過を説明する。しか
し以下に述べることはオペレーティングシステムの変更
にも応用可能である。
【0021】計算装置が自動化装置であれば、フロッピ
ディスクはプログラミング装置9のフロッピディスク駆
動機構のなかに入れられ、またユーザーから初期化ルー
チンの変更のための命令が入力される。プログラミング
装置9が中央ユニット1に接続されていれば、初期化ル
ーチンの重ね書きは直ちに実行される。他の場合にはユ
ーザーはプログラミング装置9により図示されていない
メモリモジュールをプログラミングしなければならず、
このメモリモジュールはプログラミングの後に自動化装
置1の(同じく図示されていない)モジュール穴のなか
に差し込まれる。メモリモジュールの差し込みおよび変
更経過自体の要求の後にユーザーは一般にもはやわずら
わされる必要はない。その後の過程はユーザーから隠さ
れて自動化装置1により実行される。
ディスクはプログラミング装置9のフロッピディスク駆
動機構のなかに入れられ、またユーザーから初期化ルー
チンの変更のための命令が入力される。プログラミング
装置9が中央ユニット1に接続されていれば、初期化ル
ーチンの重ね書きは直ちに実行される。他の場合にはユ
ーザーはプログラミング装置9により図示されていない
メモリモジュールをプログラミングしなければならず、
このメモリモジュールはプログラミングの後に自動化装
置1の(同じく図示されていない)モジュール穴のなか
に差し込まれる。メモリモジュールの差し込みおよび変
更経過自体の要求の後にユーザーは一般にもはやわずら
わされる必要はない。その後の過程はユーザーから隠さ
れて自動化装置1により実行される。
【0022】図5に示されているように、機能モジュー
ル20のなかで先ず現在記憶されている初期化ルーチン
の識別信号が読まれ、また記憶すべき初期化ルーチンの
識別信号と比較される。識別信号はたとえば自動化装置
1に対するバージョン番号および初期化ルーチンに存在
し得る。機能モジュール21により実行される識別信号
の比較が、自動化装置1に対して初期化ルーチンが適し
ており、また記憶すべき初期化ルーチンが記憶されてい
る初期化ルーチンよりも高いバージョンを有するという
結果を与えるならば、直接に機能モジュール22に分岐
される。他の場合には機能モジュール23のなかで、記
憶すべき初期化ルーチンが自動化装置1に対して適して
いるか否かが質問される。もし否であれば、変更プログ
ラムは枝路24を介して放棄される。もし記憶すべき初
期化ルーチンが自動化装置1に対して適しているなら
ば、いま記憶すべき初期化ルーチンのバージョン番号は
記憶されている初期化ルーチンのバージョン番号よりも
小さいか等しくなければならない。この場合には機能モ
ジュール25からユーザーは、変更プログラムがそれに
もかかわらず実行されるべきであるか否かを質問され
る。もしユーザーがこのことを否とすれば、変更ルーチ
ンは同じく枝路24を介して放棄される。他の場合には
変更ルーチンが実行される。
ル20のなかで先ず現在記憶されている初期化ルーチン
の識別信号が読まれ、また記憶すべき初期化ルーチンの
識別信号と比較される。識別信号はたとえば自動化装置
1に対するバージョン番号および初期化ルーチンに存在
し得る。機能モジュール21により実行される識別信号
の比較が、自動化装置1に対して初期化ルーチンが適し
ており、また記憶すべき初期化ルーチンが記憶されてい
る初期化ルーチンよりも高いバージョンを有するという
結果を与えるならば、直接に機能モジュール22に分岐
される。他の場合には機能モジュール23のなかで、記
憶すべき初期化ルーチンが自動化装置1に対して適して
いるか否かが質問される。もし否であれば、変更プログ
ラムは枝路24を介して放棄される。もし記憶すべき初
期化ルーチンが自動化装置1に対して適しているなら
ば、いま記憶すべき初期化ルーチンのバージョン番号は
記憶されている初期化ルーチンのバージョン番号よりも
小さいか等しくなければならない。この場合には機能モ
ジュール25からユーザーは、変更プログラムがそれに
もかかわらず実行されるべきであるか否かを質問され
る。もしユーザーがこのことを否とすれば、変更ルーチ
ンは同じく枝路24を介して放棄される。他の場合には
変更ルーチンが実行される。
【0023】変更ルーチンは図5によれば機能モジュー
ル22ならびに26ないし32から成っている。機能モ
ジュール22のなかで先ずプログラミング電圧Vbootが
固定値メモリ6に与えられる。電圧Vbootが与えられて
いるかぎり、メモリ範囲B0には全くアクセスされない
が、メモリ範囲B1には読出しのためにも書込みのため
にも消去のためにもアクセスされ得る。
ル22ならびに26ないし32から成っている。機能モ
ジュール22のなかで先ずプログラミング電圧Vbootが
固定値メモリ6に与えられる。電圧Vbootが与えられて
いるかぎり、メモリ範囲B0には全くアクセスされない
が、メモリ範囲B1には読出しのためにも書込みのため
にも消去のためにもアクセスされ得る。
【0024】その後に機能モジュール26および27の
なかでメモリ範囲B1が消去され、また新たに書込まれ
る。その後に機能モジュール28のなかで、メモリ範囲
B1のプログラミングが正しかったか否かが検査され
る。もし否であれば、エラー報知をユーザーに出力する
機能モジュール29へ分岐される。この場合には状態量
Sの値は変更されない。
なかでメモリ範囲B1が消去され、また新たに書込まれ
る。その後に機能モジュール28のなかで、メモリ範囲
B1のプログラミングが正しかったか否かが検査され
る。もし否であれば、エラー報知をユーザーに出力する
機能モジュール29へ分岐される。この場合には状態量
Sの値は変更されない。
【0025】さもなければ機能モジュール30のなかで
状態量Sの値が反転され、また反転された値が固定値メ
モリ6に書込まれる。状態量Sの値がいま変化している
ことにより、その後直ちにリセットの際にメモリ範囲B
1に、またプログラミング電圧Vbootの印加の際にメモ
リ範囲B0にアクセスされる。またメモリ範囲B1の正
しく書込まれた新プログラミングが機能モジュール31
を介してユーザーに報知される。
状態量Sの値が反転され、また反転された値が固定値メ
モリ6に書込まれる。状態量Sの値がいま変化している
ことにより、その後直ちにリセットの際にメモリ範囲B
1に、またプログラミング電圧Vbootの印加の際にメモ
リ範囲B0にアクセスされる。またメモリ範囲B1の正
しく書込まれた新プログラミングが機能モジュール31
を介してユーザーに報知される。
【0026】最初に機能モジュール32のなかでプログ
ラミング電圧Vbootが再び遮断される。それによってメ
モリ範囲B1の新プログラミングは完全に終了されてい
る。リセットの際にいま自動的にもはやメモリ範囲B0
のなかに記憶されているプログラムではなく、メモリ範
囲B1のなかに記憶されているプログラムのみが実行さ
れる。
ラミング電圧Vbootが再び遮断される。それによってメ
モリ範囲B1の新プログラミングは完全に終了されてい
る。リセットの際にいま自動的にもはやメモリ範囲B0
のなかに記憶されているプログラムではなく、メモリ範
囲B1のなかに記憶されているプログラムのみが実行さ
れる。
【0027】予期に反してメモリ範囲B1への切換の後
に、いまやメモリ範囲B1のなかに記憶されているプロ
グラムがまだ誤っていることが判明した場合には、状態
量Sのみの変更により再び、メモリ範囲B0のなかに記
憶されている古いラン可能なプログラムにアクセスされ
得る。この変更は、膨大ではないので、必要な場合に手
動により実行され得る。
に、いまやメモリ範囲B1のなかに記憶されているプロ
グラムがまだ誤っていることが判明した場合には、状態
量Sのみの変更により再び、メモリ範囲B0のなかに記
憶されている古いラン可能なプログラムにアクセスされ
得る。この変更は、膨大ではないので、必要な場合に手
動により実行され得る。
【0028】図5に関連して説明したすべての過程は機
能モジュール25を例外としてユーザーの能動的な共同
作用なしに進行する。すなわち隠されて行われる。
能モジュール25を例外としてユーザーの能動的な共同
作用なしに進行する。すなわち隠されて行われる。
【0029】もし固定値メモリ6がまとめられて消去可
能でなくメモリセルが個々に消去かつ重ね書きされなけ
ればならないならば、計算装置をコントロール不可能な
挙動から保護するための可能性は、・先ず、初期化の際
にアクセスされる最初の命令が、初期化探索の際にすぐ
次に、計算装置をより安全な状態、例えば1つのシステ
ム停止に移す命令にアクセスされるように変更され、 ・その後に初期化ルーチンの他の命令およびデータが変
更され、 ・最後に最初の命令が再び復帰変更され、従って初期化
ルーチンが再び実行可能である、
ことにあ
る。
能でなくメモリセルが個々に消去かつ重ね書きされなけ
ればならないならば、計算装置をコントロール不可能な
挙動から保護するための可能性は、・先ず、初期化の際
にアクセスされる最初の命令が、初期化探索の際にすぐ
次に、計算装置をより安全な状態、例えば1つのシステ
ム停止に移す命令にアクセスされるように変更され、 ・その後に初期化ルーチンの他の命令およびデータが変
更され、 ・最後に最初の命令が再び復帰変更され、従って初期化
ルーチンが再び実行可能である、
ことにあ
る。
【0030】最後に言及すべきこととして、メモリ範囲
B1のプログラミングを可能にする制御信号は必ずしも
プログラミング電圧でなくてもよく、同じく通常の制御
信号であってもよい。この場合にはメモリ範囲B1のプ
ログラミングはプログラミング電圧VPPの印加の際にの
み可能である。
B1のプログラミングを可能にする制御信号は必ずしも
プログラミング電圧でなくてもよく、同じく通常の制御
信号であってもよい。この場合にはメモリ範囲B1のプ
ログラミングはプログラミング電圧VPPの印加の際にの
み可能である。
【0031】さらに言及すべきこととして、状態量S、
Iを固有の制御線を介して読出しまたは書込むことも可
能であり、またこれらの状態量に予め選択されたアドレ
ス信号によりプログラミング電圧Vbootの同時印加の際
にアクセスするようにすることも可能である。
Iを固有の制御線を介して読出しまたは書込むことも可
能であり、またこれらの状態量に予め選択されたアドレ
ス信号によりプログラミング電圧Vbootの同時印加の際
にアクセスするようにすることも可能である。
【図1】自動化装置のブロック回路図。
【図2】PCのブロック回路図。
【図3】固定値メモリのブロック回路図。
【図4】固定値メモリの内部構成。
【図5】変更過程のフローチャート。
1 中央ユニット 2 周辺アセンブリ 3 バス 4 プロセッサ 5 書込み‐読出しメモリ 6 固定値メモリ 7、8 プロセッサ 9 プログラミング装置 B0、B1 メモリ範囲 I、S 状態量
Claims (7)
- 【請求項1】 電気的重ね書き可能な固定値メモリ
(6)、特にまとめられて迅速に消去可能な固定値メモ
リ(6)のなかに記憶された計算装置(1、1’)の初
期化ルーチンを変更するための方法であって、 固定値メモリ(6)は、複数のメモリセルを有し、その
際に各メモリセルがアドレスを有し、このアドレスに基
づいてメモリセルが個々に書込みおよび読出し可能であ
り、 固定値メモリ(6)は、アドレス信号(A16…A
0)、データ信号(D7…D0)および制御信号(W
R、CS、GND、V CC 、V PP 、invert、sel
ect、V boot 、CL B 、CL M )に対する導線の接続
のための接触部を有し、 固定値メモリ(6)は、少なくとも2つの別々に書込み
および読出し可能、場合によってはまた別々に消去可能
な同一のアドレス(0…2 12 −1)のメモリ範囲(B
0、B1)を有し、これらのメモリ範囲にメモリセルが
対応付けられており、 状態量(S)に関係してメモリ範囲(B0、B1)の1
つのメモリ範囲(B0)に読出しのためにのみアクセス
され得るようになった方法において、 計算装置(1、1′)が2つの初期化ルーチンを有し、
その際初期化ルーチンの一方は一方のメモリ範囲(B
0)内に、初期化ルーチンの他方は他方のメモリ範囲
(B1)内に記憶されており、それらのうち初期化の際
にはただ1つが実行され、 初期化ルーチンの変更のために、実行されない初期化ル
ーチンが重ね書きされ、 実行されない初期化ルーチンの重ね書きの後に新たな初
期化の際にこの初期化ルーチンが実行され 安全措置により、計算装置(1、1′)がたとえば変更
の間の電圧中断または他の伝送誤りにより生ずる誤った
初期化ルーチンを実行することが防止され、 さらに次のステップによること、 a)固定値メモリ(6)に特別な制御信号(V boot )が
与えられ、それによりメ モリ範囲(B0、B1)の他方
のメモリ範囲(B1)の内容の重ね書きが可能にされ、 b)固定値メモリ(6)がまとめられて迅速に消去可能
な固定値メモリ(6)である場合に、固定値メモリ
(6)に別の制御信号(CL B )が与えられ、この制御
信号により、初期化ルーチンが記憶されている他方のメ
モリ範囲(B1)が消去され、 c)アドレス信号(A16…A0)およびデータ信号
(D7…D0)ならびに場合によっては別の制御信号
(WR、CS)を与えることにより、与えられたアドレ
ス信号(A16…A0)に基づいて選ばれているメモリ
セルの内容が、与えられたデータ信号(D7…D0)に
より決定されるメモリ内容により重ね書きされ、 d)固定値メモリ(6)のメモリ内容の重ね書きの後に
特別な制御信号(V boot )がリセットされることを特徴
とする固定値メモリのなかに記憶された計算装置の初期
化ルーチンを変更するための方法 。 - 【請求項2】 固定値メモリ(6)は、別のデータを記
憶するための追加メモリ範囲(M)を有することを特徴
とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 状態量(I)に関係してアドレス信号
(A16…A0)の少なくとも1つが、与えられたアド
レス信号(A16…A0)へのメモリセルの対応付けの
前に反転されることを特徴とする請求項1または2記載
の方法 。 - 【請求項4】 固定値メモリ(6)が状態量(S、I)
の記憶のための少なくとも1つの別のメモリ範囲(Fl
ags)を有することを特徴とする請求項1ないし3の
いずれか1つに記載の方法。 - 【請求項5】 前記別のメモリ範囲(Flags)に特
別な制御信号(V boot )の存在の際にのみアクセスされ
得ることを特徴とする請求項4記載の方法。 - 【請求項6】 変更がブロックごとに計算装置(1、
1′)に伝達され、また計算装置(1、1′)に特別命
令に基づいて変更要求が伝えられるときに、固定値メモ
リ(6)の内容が重ね書きされることを特徴とする請求
項1ないし5のいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項7】 初期化ルーチンおよび変更ブロックのな
かにそれぞれ少なくとも1つの識別信号が記憶されてお
り、識別信号が変更過程の前に互いに比較され、また許
容されない識別信号の組み合わせの際には変更過程が抑
制されることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか
1つに記載の方法。
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