JP2646315B2 - ワイピングノズル - Google Patents

ワイピングノズル

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JP2646315B2
JP2646315B2 JP4216560A JP21656092A JP2646315B2 JP 2646315 B2 JP2646315 B2 JP 2646315B2 JP 4216560 A JP4216560 A JP 4216560A JP 21656092 A JP21656092 A JP 21656092A JP 2646315 B2 JP2646315 B2 JP 2646315B2
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nozzle
wiping
molten metal
wiping nozzle
gas
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正治 山本
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Nippon Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属ストリップの連続溶
融金属めっき設備の付着量制御用ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の溶融金属付着量制御用ワイピング
ノズルは、例えば特開昭55−85664号公報や特開
昭56−108867号公報に示されているものがあ
る。このノズルの特徴は、溶融金属浴から垂直に立上が
る金属ストリップの両側に、先端がとがったノズルを設
置して溶融金属をかき落すことを目的としている。これ
を達成するためにノズルから高圧のワイピングガスを大
量に吹出してこのガスによるワイピングを技術手段とす
るものである。
【0003】特開昭55−85664号公報では金属ス
トリップを挟持するサポートロールと、先端角度の小さ
い吹出ノズルを併用することによってスプラッシュの発
生を防止する方法が述べられている。
【0004】又、特開昭56−108867号公報では
吹出ノズル外面を炭素又は炭素を主体とする溶融金属付
着防止剤で形成して、スプラッシュが吹出ノズルに付着
するのを防止する方法が述べられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のノズルは、つぎ
の問題点を有する。最近のラインの高速化要求から金属
ストリップの走行速度が速くなると、ワイピングノズル
からの吹出圧力を大きくしたり、金属ストリップとワイ
ピングノズルとの間の距離を小さくして、ワイピング力
を大きくする必要がある。
【0006】この時にスプラッシュと呼ばれる溶融金属
の飛沫が周辺に飛散し、これがワイピングノズルに付着
してワイピングガスの流れを乱し、引いてはガス吹出口
につまってワイピング性能を低下させる。
【0007】又、金属ストリップのない部分では対向す
るワイピングノズルから吹出すガス同士が衝突し非常に
大きい騒音を発生させ作業環境を悪化させている。この
ガス同士の衝突を防止するために対向する吹出ノズルを
上下方向にずらして設置することが考えられるが、この
場合金属ストリップ端部からのスプラッシュの発生が多
くなるためスプラッシュの処理対策が必要になる。
【0008】本発明はこのような従来の問題点を解消
し、ワイピング性能を低下させることなく、又、騒音に
よる作業環境を劣下することなくライン高速化に対応す
るワイピングノズルを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は連続溶融金属めっき設備の付着量制御用ワ
イピングノズルにおいて、対向に設けた一対の吹出ノズ
ルを上下方向にずらして配置すると共に、これら吹出ノ
ズルのそれぞれの上下両サイドに、溶融金属の飛沫を吸
引する吸引装置を配設した。
【0010】
【作用】本発明は、前述のように吹出ノズルの直近に溶
融金属の飛沫を吸引する吸込装置を設けたので、溶融金
属の飛沫が吹出しノズルの近傍に滞留することなく、吸
引装置で速やかに吸引されるので、吹出ノズルに溶融金
属の飛沫が付着することがなくなる。
【0011】そして、吹出ノズルを上下にずらして配置
することにより、ストリップ端部外側において、溶融金
属飛沫が対向する吹出ノズルに衝突する前に、その吹出
ノズル近傍に設けた吸込装置で吸引されることは勿論の
こと、吹出ノズルからのガスが衝突しないので、ガス衝
突音がなくなる。
【0012】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面により詳細に
説明する。図1、2は溶融金属めっきラインのめっき機
の側面図と正面図を示す。図中で1は金属ストリップ、
2は溶融金属、3はメルティングポット、4はシンクロ
ール、5はワイピングノズル、6、7はサポートロール
を示す。
【0013】図3、4は本発明によるワイピングノズル
の一実施例を示す。図中で5はワイピングノズル、8は
吹出しチャンバー、12は吹出ノズル、9、10は吸込
チャンバーを示す。11は吸込チャンバーと排気装置
(図示せず)等からなる吸込装置である。図では吹出ノ
ズルと吸込ノズルを一体化した構造としているが勿論こ
れは分割することも可能である。
【0014】図3はワイピングノズルの間に金属ストリ
ップがある場合のガスの流れを示す。図4はワイピング
ノズルの間に金属ストリップがない場合、即ち金属スト
リップの中の外側の部分でのガスの流れを示す。
【0015】図3の状態では、ワイピングガスは吹出ノ
ズル12から吹出して金属ストリップ1に衝突して溶融
金属をワイピングする。前述の様にこの時に溶融金属の
飛沫が発生する。この飛沫を含んだガスを吹出しチャン
バー8の上下に設置した吸込チャンバー9、10から吸
込んで系外に排出する。これによってノズル本体に溶融
金属が付着することを防止することができる。
【0016】又、図4の状態ではワイピングガスは互に
衝突することなく対向する吸込チャンバーに入って排出
される。従ってガスの衝突がないために、ワイピングノ
ズル部での騒音を大きく低下させることが可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明した様にワイピングノズルの吹
出ノズルの直近に溶融金属の飛沫を吸引する吸込装置を
設けることにより、ワイピング時に発生したスプラッシ
ュを系外に排出してスプラッシュによる設備上の不具合
を皆無にすることができる。又、ワイピングガスの衝突
を最小にして、騒音による作業環境の悪化を防止するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る溶融金属めっき設備のめっき機の
側面図
【図2】本発明に係る溶融金属めっき設備のめっき機の
正面図
【図3】本発明に係るワイピングノズルのライン中心断
面図
【図4】本発明に係るワイピングノズルの端部の断面図
【符号の説明】
1 金属ストリップ 2 溶融金属 3 ポット 4 シンクロール 5 ワイピングノズル 6 サポートロール 7 サポートロール 8 吹出チャンバー 9 吸込チャンバー 10 吸込チャンバー 11 吸込装置 12 吹出ノズル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続溶融金属めっき設備の付着量制御用
    ワイピングノズルにおいて、対向に設けた一対の吹出ノ
    ズルを上下方向にずらして配置すると共に、これら吹出
    ノズルのそれぞれの上下両サイドに、溶融金属の飛沫を
    吸引する吸引装置を配設したことを特徴とするワイピン
    グノズル。
JP4216560A 1992-07-23 1992-07-23 ワイピングノズル Expired - Lifetime JP2646315B2 (ja)

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JPH0641710A JPH0641710A (ja) 1994-02-15
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