JP2645119B2 - 内視鏡用消毒装置 - Google Patents

内視鏡用消毒装置

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JP2645119B2 JP63329879A JP32987988A JP2645119B2 JP 2645119 B2 JP2645119 B2 JP 2645119B2 JP 63329879 A JP63329879 A JP 63329879A JP 32987988 A JP32987988 A JP 32987988A JP 2645119 B2 JP2645119 B2 JP 2645119B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は加温した水や消毒液で内視鏡を消毒する内視
鏡用消毒装置に関する。
[従来の技術] 従来、この種の内視鏡用消毒装置が特開昭63−135123
号公報で知られる。これによると、55℃〜65℃の薬液や
水を用いて内視鏡を消毒し、その後に55℃〜65℃の熱風
で内視鏡全体を乾燥するようにしている。この消毒装置
によれば、迅速かつ効率的に内視鏡を消毒することがで
きる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この従来の内視鏡用消毒装置にあって
は最終工程である乾燥時に55℃〜65℃の熱風を吹き付け
るものであるため、消毒終了直後の内視鏡はまだ熱い状
態にある。したがって、この熱い内視鏡を作業者が不用
意に手に持って取り出すと、熱傷を受けることが考えら
れ、充分に注意しないと、危険である。
これを防止するためには内視鏡をあらかじめ低い温度
まで冷却すればよいのだが、特に、内視鏡の挿入部は消
毒槽内において曲げた状態にあり、この曲げたままで冷
却すると、その挿入部に曲りぐせが付いてしまい、内視
鏡を用いて行なう検査時の挿入性が悪くなってしまうこ
とがわかった。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目
的とするところは内視鏡の挿入部に曲り癖を付けること
なく、しかも、作業者に熱傷を与えることなく安全な状
態で内視鏡を迅速に取り出すことができる内視鏡用消毒
装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用] 上記課題を解決するために本発明は内視鏡が常温より
高い温度になる処理工程を含む内視鏡用消毒装置におい
て、前記内視鏡の操作部を所定の位置に設置する操作部
用設置部と、前記操作部用設置部に対向して配置される
操作部用冷却手段とを設け、処理後、常温より高い温度
にある内視鏡の操作部を冷却するようにしたものであ
る。
ところで、ある部材の温度が60℃程度になっていて
も、それがゴムやプラスチックのものからなる場合には
これに手を触れても熱傷しないことが確認された。
また、一般に、内視鏡は金属などの硬質な部材からな
る操作部と軟性な部分(挿入部やライトガイドケーブ
ル)とがあり、そして、洗浄消毒後、この内視鏡を取り
出す場合にはその操作部を手に持って行なわれるのが普
通である。
このようなことから、内視鏡を取り出す際、問題なの
は内視鏡の操作部であり、その操作部の金属部さえ冷却
できればよいことがわかる。
一方、軟性な挿入部に曲り癖を付けないようにしたい
から、その挿入部についてはあまり急激に冷却したくな
く、冷却するにしても自然に冷却する程度が望ましい。
そこで、本発明は加温処理後に常温より高い温度にある
内視鏡の操作部を冷却するための操作部用冷却手段を設
けたものである。
しかして、上記冷却手段によれば、挿入部より操作部
の冷却速度が速くなり、挿入部に曲り癖を付けずに操作
部のみを充分に冷却することが可能となる。
[実施例] 第1図、第2図および第3図は本発明の第1の実施例
を示すものである。第1図は内視鏡用洗浄消毒装置1の
洗浄消毒槽2に内視鏡(スコープ)3を設置した状態を
示し、第2図はその内視鏡用洗浄消毒装置1のシステム
の概略的な構成を示す。すなわち、この洗浄消毒装置1
はその装置本体4に洗浄消毒槽2を形成してなり、洗浄
消毒槽2の開口は図示しない蓋によって閉じられるよう
になっている。洗浄消毒槽2の中央には第1のノズル6
を有する回転体7が設置されている。さらに、洗浄消毒
槽2内には内視鏡3の操作部3cの設置位置に対向して開
口する第2のノズル5が設けられている。洗浄消毒槽2
の周囲には湾部8,8と棚部9,9が形成され、また、回転体
7の周囲には載置台11が設置されている。そして、内視
鏡3の挿入部3aとライトガイドケーブル3bは回転体7の
周囲においてその載置台11上に渦状に巻かれた状態で載
置されるようになっている。また、内視鏡3の操作部3c
とコネクタ3dは上記湾部8,8において同じくその載置台1
1上に載置される。しかして、回転体7に設けられた第
1のノズル6は特に内視鏡3の挿入部3aとライトガイド
ケーブル3bに対向する。また、第2のノズル5は内視鏡
3の操作部3cに向いて設置され、後述するように空気を
吹き付けてその操作部3cを集中的に冷却する第2の冷却
手段を構成している。
なお、上記載置台11は線状材12によって構成されてい
る。この載置台11の左右には上方に伸びる一対の運搬用
取手13,13が設けられている。この取手13,13の上部は水
平外方に屈曲され、これを鈎部14、14として構成してあ
る。そして、この載置台11における各取手13,13の鈎部1
4,14は洗浄消毒槽2の左右にある棚部9,9の上面に当
り、係止するようになっている。つまり、載置台11はそ
の各取手13,13によって洗浄消毒槽2内に吊持されてい
る。
なお、第1図において、15は内視鏡3の管路にチュー
ブ16を介して接続する接続口であって、これより洗浄液
や消毒液をその内視鏡3の管路内に供給するようになっ
ている。また、装置本体4の前面には操作パネル17が設
けられている。
次に、第2図に示す内視鏡用洗浄消毒装置1のシステ
ムの構成を説明する。すなわち、装置本体4内におい
て、洗浄消毒槽2の下方部位にはタンク18を設け、この
タンク18には消毒液を加熱したり乾燥空気を得るための
ヒータ19を設置するとともに、その消毒液の温度を検知
するための温度センサ20を設けてある。また、このタン
ク18には給水管21を介して水道の蛇口などからなる給水
源22が接続され、給水管21の中途部には電磁開閉弁23が
設けられている。また、タンク18には消毒液回収管24を
介して消毒液タンク25が接続され、消毒液回収管24の中
途部には消毒液ポンプ26が設けられている。
一方、消毒液タンク25からタンク18にかけて消毒液供
給管27を設けてなり、その消毒液供給管27の中途部には
電磁開閉弁28を設ける。そして、電磁開閉弁28を開放す
ることにより消毒液タンク25から消毒液としてたとえば
グルタルアルデヒドを供給するようになっている。さら
に、タンク18には循環管29が接続され、この循環管29は
洗浄消毒槽2における第1のノズル6に接続されてい
る。また、循環管19の中途部には送液ポンプ30が介挿さ
れている。
また、送液ポンプ30よりも下流側部位における循環管
29の途中には分岐管29aが接続され、この分岐管29aは洗
浄消毒槽2内の接続口15に接続されている。分岐管29a
の中途部には三方電磁弁31が設けられている。この三方
電磁弁31は1つの流出口と2つの流入口を有し、その2
つの流入口のうちのいずれか一方を選択的に流出口に連
通させるものであり、一方の流入口は上記分岐管29aに
割当て、他方の流入口は外部空気導入用の吸気管32に接
続している。吸気管32の中途部にはエアーポンプ33が設
けられている。
また、タンク18は排水管34を介して外部排水設備(図
示しない)に接続され、この排水管34の中途部には電磁
開閉弁35および排水ポンプ36が順次設けられている。
一方、第2の冷却手段を構成する上記第2のノズル5
には吸引管37が接続され、この吸引管37の中途部にエア
ーポンプ38を設け、エアーポンプ38で吸引された空気を
上記第2のノズル5に送り込むようになっている。
また、洗浄消毒槽2の側部には排気ファン42が設けら
れ、これは上述したヒータ19とともに第1の冷却手段を
構成している。つまり、この第1の冷却手段はヒータ19
が動作してタンク18および洗浄消毒槽2の内部温度を40
℃〜60℃に高めながら、排気ファン42を動作し、内視鏡
3の表面を乾燥させながらゆっくりと冷却するものであ
る。
一方、この内視鏡用消毒装置1の全般にわたる作動制
御は制御装置40で行なわれるようになっており、この制
御装置40には上記ヒータ19、温度センサ20、カウンタ41
を接続してある。カウンタ41は消毒液の使用回数を計数
するためのものである。なお、制御装置40は、ヒータ19
および温度センサ20を用いて吸入空気を設定温度に加熱
する機能手段、ヒータ19および温度センサ20を用いて消
毒液を設定温度に加熱する機能手段、カウンタ41を用い
て消毒液の使用回数を計数する機能手段、その計数結果
に応じて上記設定温度を変化せしめる機能手段を備えて
いる。さらに、制御装置40は排気ファン42、各電磁開閉
弁23,28,35、三方電磁弁31、各ポンプ26,30,33,36,38を
それぞれ適宜に制御する機能手段を備えている。
次に、上記構成の内視鏡用洗浄消毒装置1の作動につ
いて、第3図を参照しながら説明する。
まず、最初に洗浄消毒槽2内の載置台11に内視鏡2を
載置し、その内視鏡3の処理具挿通用チャンネルに接続
口15を接続して準備を行なう。このとき、内視鏡3の挿
入部3aとライトガイドケーブル3bは回転体7の周囲に渦
巻き状に巻回されて配置され、操作部3cは第2のノズル
5に対向する部位に設置する。
こうして、準備が完了したところで洗浄消毒槽2の蓋
を閉め、操作パネル17で運転開始操作を行なうと、制御
装置40は洗浄、消毒、濯ぎ、乾燥の各工程を順次に実行
する。なお、メインスイッチをOFFにしておけば洗浄消
毒槽2の蓋を閉めてもそれらの工程は実行されない。
洗浄工程では電磁開閉弁23を開放し、給水源22からタ
ンク18への給水を行なう。そして、送液ポンプ30を動作
させ、タンク18内の水をノズル16および接続口15へ供給
する。
したがって、第1のノズル6および接続口15から水が
噴射され、内視鏡3の表面および処置具挿通用チャンネ
ル内が洗浄される。
また、このとき、タンク18に溜まる洗浄水は電磁開閉
弁35の開放と排水ポンプ36の動作とにより、外に排出さ
れる。
洗浄工程の後半では給水を停止し、三方電磁弁31をエ
ヤーポンプ33側へ切換えるとともにそのエアーポンプ33
を動作させ、接続口15から空気を吹き出す。これにより
内視鏡3の処置具挿通チャンネル内の水切りを行なう。
消毒工程に入ると、電磁開閉弁28を開放し、消毒液タ
ンク25内の消毒液をタンク18に自然流入させる。そし
て、ヒータ19を動作し、タンク18内の消毒液を加熱す
る。
この加熱時、温度センサ20によって消毒液の温度を検
知し、検知温度が設定温度に達したところで送液ポンプ
30を動作する。これにより第1のノズル6および接続口
15から消毒液が供給され、内視鏡3の表面および処置具
挿入用チャンネル内を消毒する。
そして、予め定めてある消毒時間が経過すると、消毒
液の噴射を止めて消毒液ポンプ26を動作し、タンク18に
溜まった消毒液を消毒液タンク25に回収する。
ところで、制御装置40は、消毒工程の実行ごとにカウ
ンタ41をカウントアップし、消毒液の使用回数を計数す
る。そして、消毒液の加熱に対する設定温度を計数結果
に応じて変化せしめる。すなわち、使用回数が増えるに
従って設定温度を高める。
グルタルアルデヒドなどの消毒液は温度を上げるに従
ってその消毒効果が高まることが知られており、上記の
ように設定温度を高めることにより、使用頻度(経時的
変化にも対応)に伴う消毒効果の低下を補うことができ
る。
したがって、一定の消毒時間で、つまり消毒時間を変
えるなどの煩わしい操作を要することなく、常に良好な
消毒効果を得ることができる。よって、信頼性の向上が
図れる。
この消毒工程の後は濯ぎ工程に入るが、この濯ぎ工程
は実際には洗浄工程と同じである。すなわち、水を噴射
して内視鏡3に付着した消毒液を洗い落とし、後半は空
気の吹出しによる水切りを行なう。
乾燥工程では、まず、第1の冷却手段が作用する。つ
まり、ヒータ19が動作してタンク18および洗浄消毒槽2
の内部温度を40℃〜60℃に高めながら、内視鏡3の表面
を乾燥させながら冷却する。これに伴い排気ファン42を
動作し、乾燥を促進する。しかして、この第1の冷却手
段の作用により内視鏡3を全体的に乾燥しながら、ゆっ
くりと冷却する。このようにして第1の冷却手段による
自然冷却に近い冷却が行なわれる。
また、この乾燥工程において、同時に第2の冷却手段
による冷却が行なわれる。つまり、エヤーポンプ38が動
作して第2のノズル5より常温空気を吹き出し、操作部
3cを集中的に冷却する。これにより、特に、内視鏡3の
操作部3cは常温近くまで冷却され、内視鏡3の挿入部3a
は40℃程度に冷却される。
よって、乾燥後、内視鏡3を取り出すときまでにその
操作部3cの金属で形成された部位も充分に安全な温度ま
で冷却されるから、その部位に手を触れても、熱傷を負
うことがない。また、第1図で示すように巻かれた内視
鏡3の挿入部3aおよびライトガイドケーブル3bについて
はほとんど冷却しないので、それらに曲がり癖を付ける
こともない。
なお、洗浄・消毒・濯ぎの各工程については加温しな
いで、乾燥工程で加温するものでも同様なことになる。
第4図および第5図は本発明の第2の実施例を示すも
のである。第1の実施例のものと異なる点は乾燥工程が
ないことである。すなわち、この実施例のものでは第2
の冷却手段として給水管21の途中から分岐する給水管44
を設け、この給水管44はその途中に送液ポンプ43を設け
るとともに、第2のノズル5に接続してあるものであ
る。
しかして、この実施例における濯ぎの工程では第2の
ノズル5からは常温の水を供給し、第1のノズル6と接
続口15からは加温した水を供給する。したがって、この
濯ぎの工程において、その第2の冷却手段によって内視
鏡3の操作部3cを予め冷却でき、その後に乾燥して内視
鏡3を取り出すときにその操作部3cの金属で形成された
部位も充分に冷却されているから、その部位に手を触れ
ても、熱傷を負うことがない。一方、洗浄消毒槽2内で
巻かれた状態にある内視鏡3の挿入部3aについてはその
まま冷却しないので、曲がり癖が付くこともない。な
お、この実施例においても洗浄工程では加温しなくても
よい。
第6図および第7図は本発明の第3の実施例を示すも
のである。これは上述した第2の実施例においての濯ぎ
工程を、さらに、第1および第2の濯ぎ工程の2工程に
分けたものである。すなわち、上記給水管44の途中にヒ
ータ45を設け、第1の濯ぎ工程ではヒータ45にて給水管
44を通じて給水する水を加温し、これを内視鏡3の操作
部3cに対向する第2のノズル5からその操作部3cに向け
て吹き付ける。また、第2の濯ぎ工程では加温しないで
常温の水を給水してこれを同じくその操作部3cに向けて
吹き付けて濯ぎを行なう。つまり、この第2の濯ぎ工程
を行なう段階で、第2の冷却手段を構成する。したがっ
て、この濯ぎ工程において、その操作部3cのみが特に常
温に近くまで冷却される。なお、洗浄・消毒工程では特
に加温しなくてもよいものである。
なお、上述した第1ないし第3の各実施例では挿入部
3aのみを特に常温近くまで冷却するようにしたが、内視
鏡3の操作部3cだけでなくそのコネクタ3dを含めてもよ
い。
第8図および第9図は本発明の第4の実施例を示すも
のである。この実施例における洗浄消毒槽46は縦型であ
り、内視鏡3は洗浄消毒槽46内のスタンド47にその内視
鏡3の操作部3cを掛けて吊持した状態で設置される。ス
タンド47には口金48,48が設けられ、この各口金48,48に
はそれぞれ給水管49,49が接続され、この各給水管49,49
の途中にはそれぞれ別々に送液ポンプ50,50が介挿され
ている。そして、この各給水管49,49は共通のヘッダ
(コネクタ)51に接続されている。
上記口金48,48はそれぞれ内視鏡3の送気送水管路と
吸引管路に接続される。送気送水管路と吸引管路にはそ
れぞれ独立している送液ポンプ50,50から送液される。
よって、この各流路系のオリフィスの設定が容易であ
る。
一方、洗浄消毒槽46内の上方にはノズル52があり、こ
のノズル52に接続される給水管路53は上記ヘッダ51に接
続されている。給水管路53の途中には送液ポンプ54が設
けられている。さらに、上記ヘッダ51には第1の電磁弁
57を介して水道の蛇口55が接続されるとともに、第2の
電磁弁58を介して消毒液タンク56が接続されている。ま
た、ヘッダ51と水道の蛇口55を接続する管路61と、ヘッ
ダ51と消毒液タンク56を接続する管路62の各途中にはそ
れぞれ独立的にヒータ63,63が設置されていて、この各
ヒータ63,63によって各管路61,62を通じて供給する流体
を加熱するようになっている。
また、上記洗浄消毒槽46には送気ポンプ64に接続した
ノズル65が上記内視鏡3の操作部3cに対向して開口して
いて、第2の冷却手段を構成している。
しかして、この実施例においては第9図で示すような
手順で各工程が行なわれる。そして、洗浄と濯ぎの工程
では第1の電磁弁57がONで開き、第2の電磁弁58はOFF
で閉じている。また、消毒工程では第1の電磁弁57はOF
Fで、第2の電磁弁58はONとなる。そして、冷却工程で
は第1の電磁弁57はONで、第2の電磁弁58はOFFである
とともに、送気ポンプ64は作動する。よって、内視鏡3
の操作部3cには空気が吹き付けられて冷却される(第2
の冷却手段)。また、内視鏡3の挿入部3aは自然に冷却
させられる(第1の冷却手段)。したがって、内視鏡3
の操作部3cのみを特に冷却できる。このため、この内視
鏡3を取り出すときにその操作部3cに手を触れても安全
である。
第10図は本発明の第5の実施例を示すものである。こ
の実施例は上記第4の実施例における送気ポンプ64の配
管を異ならせたものである。すなわち、給水管路53の途
中に2方向性電磁弁66を配置してなり、この2方向性電
磁弁66は送液ポンプ54と送気ポンプ64の動作と連動して
送液ポンプ54側と送気ポンプ64側を切り換えるようにし
た。
そこで、冷却工程では送気ポンプ64のみが動作し、内
視鏡3の操作部3cのみを冷却することができる。内視鏡
3の他の部分は自然放熱により冷却される。
第11図は本発明の第6の実施例を示すものである。こ
の実施例は上記第5の実施例のものと洗浄消毒槽46の構
成が異なり、その他は同じである。つまり、内視鏡3の
ライトガイドケーブル3bは洗浄消毒槽46内には入れずに
外部に導出するようにする。また、その導出孔67の部分
では内視鏡3の折止めチューブ68のゴム弾性を利用して
洗浄消毒槽46の内外を気密的シールするようにしてあ
る。
しかして、このようにライトガイドケーブル3bを洗浄
消毒槽46内には入れずに外部に導出させるから、そのラ
イトガイドケーブル3bを光源装置69に接続したまま洗浄
消毒ができる。
第12図、第13図および第14図は本発明の第7の実施例
を示すものである。この実施例は上記第6の実施例のも
のと洗浄消毒槽46の部分が異なる。つまり、洗浄消毒槽
46内には内視鏡3の挿入部3aのみを収納し、その操作部
3cのライトガイドケーブル3bは外部に導出される。この
収納状態において、その挿入部用折止めチューブ71がこ
れに対応する導出孔72の部分を気密的にシールの役目を
も果たすようになっている。
また、内視鏡3の操作部3cに設けられた送気送水管路
切換え弁のシリンダ73には第13図で示すように口金74が
装着される。口金74はそのピストンを外したシリンダ73
を通じて上流側送気管路75と上流側送水管路76に連通す
る。また、送気送水管路切換え弁のシリンダ73は内視鏡
3のケーシング3fと一体にモールドされて形成される。
さらに、口金74には舌77が形成され、口金74を送気送水
用シリンダ73に取着すると、その舌77が上流側送気管路
75と上流側送水管路76の開口部分を塞ぐ。これにより洗
浄水や消毒液が光源装置64側に逆流するのを防止するこ
とができる。
また、内視鏡3の鉗子口3eには先端近傍が磁性体から
なる洗浄ブラシ78を挿通する。内視鏡3を洗浄消毒槽46
内に収納するとき、挿入部3aに磁性体よりなるリング79
を被せる。リング79の内部には挿入部3aを通過させるス
リット81と挿入部3aを収める孔82を有するスポンジ83が
ある。洗浄ブラシ78を管路内で進退させると磁力により
リング79が進退し、スポンジ83で挿入部3aへの付着物を
除去する。また、スポンジ83はノズル52から噴射される
消毒液で自己消毒できる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明は内視鏡が常温より高い温
度になる処理工程を含む内視鏡用消毒装置において、前
記内視鏡の操作部を所定の位置に設置する操作部用設置
部と、前記操作部用設置部に対向して配置される操作部
用冷却手段とを設け、加温処理後、常温より高い温度に
ある内視鏡の操作部を冷却するようにしたものであるか
ら、内視鏡の挿入部に曲り癖を付けることなく、しか
も、作業者に熱傷を与えることなく安全な状態まで内視
鏡を冷却することができる。したがって、作業者に熱傷
を与えることない安全な状態で内視鏡を迅速に取り出す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す内視鏡洗浄消毒装
置の斜視図、第2図は同じくそのシステムの構成説明
図、第3図は同じくその第1の実施例におけるフローチ
ャート、第4図は本発明の第2の実施例のシステムの構
成説明図、第5図は同じくその第2の実施例におけるフ
ローチャート、第6図は本発明の第3の実施例のシステ
ムの構成説明図、第7図は同じくその第3の実施例にお
けるフローチャート、第8図は本発明の第3の実施例の
構成説明図、第9図は同じくその第4の実施例における
フローチャート、第10図は本発明の第5の実施例の構成
説明図、第11図は本発明の第6の実施例の構成説明図、
第12図は本発明の第7の実施例の構成説明図、第13図は
同じくその第7の実施例における内視鏡に口金を接続し
た部分の断面図、第14図は第12図中A−A線に沿う断面
図である。 1……内視鏡洗浄消毒装置、2……洗浄消毒装置、3…
…内視鏡、40……制御装置、42……排気ファン、

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡が常温より高い温度になる処理工程
    を含む内視鏡用消毒装置において、 前記内視鏡の操作部を所定の位置に設置する操作部設置
    部と、 前記操作部用設置部に対向して配置される操作部用冷却
    手段と を具備していることを特徴とする内視鏡用消毒装置。
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