JP2644884B2 - ワードプロセッサ - Google Patents

ワードプロセッサ

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JP2644884B2
JP2644884B2 JP1083337A JP8333789A JP2644884B2 JP 2644884 B2 JP2644884 B2 JP 2644884B2 JP 1083337 A JP1083337 A JP 1083337A JP 8333789 A JP8333789 A JP 8333789A JP 2644884 B2 JP2644884 B2 JP 2644884B2
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聡 広畑
忠政 前川
寛 中尾
司 松岡
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、いわゆるワードプロセッサに関する。
従来の技術 従来から各種キャラクタや英数字などを入力して電子
的に記憶し、これをたとえばCRT(陰極線管)などに表
示し、また各種印字装置にて印字出力する、いわゆるワ
ードプロセッサ(以下、ワープロと称する)が広く用い
られている。このようなワープロに文章を入力した場
合、前記CRTなの表示画面において、たとえば日本工業
規格A列4番やB列5番などの表示大きさならびに当該
表示大きさにおける1行あたりのキャラクタ数、文字間
隔、文字形状および行間隔などの一般に書式データと称
されるデータを設定する必要がある。入力されたキャラ
クタはこの書式データに基づいた状態に前記画面に表示
され、また印字出力される。
従来ではこのような書式データの設定は、入力される
文章全体において書式の設定または変更などが必要にな
るたびに、前記各項目毎に操作者が手動にて行ってい
る。またワープロで文章を入力する場合、適切な行数に
て段落が設定されるが、前記書式データの設定は表示画
面上にてカーソルが設定された位置以降の文章に関して
行われている。
すなわち文章を作成するにあたり、前記段落は一連と
みなされる文章を相互に区分するために用いられるのが
通常であり、したがって前記書式データも段落毎に変更
される場合が多く、前述したような書式設定の方式では
書式データを段落毎に設定しようとするたびに、前記表
示画面上のカーソルを書式が設定される段落の先頭に移
動させて行っている。
発明が解決しようとする課題 上述したような従来例では、書式設定を行うたびに操
作者が書式の各項目にわたって手動にて入力を行ってお
り、むやみに労力と時間を要してしまうと共に、書式の
設定を段落単位で行うためには表示画面上のカーソルを
その都度段落の先頭に移動させる必要があり、この点に
おいてもむやみに労力と時間とを要してしまう。
本発明の目的は、上述の技術的課題を解消し、書式デ
ータを入力するにあたって格段に簡便な手順でしかも短
時間にて行うことができるようにしたワードプロセッサ
を提供することである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するための本発明における各手段の構
成を第2図を用いて説明する。本発明は、出力手段(3
0)と、処理・記憶手段(2)と、入力手段(40)とを
有するワードプロセッサであって、処理・記憶手段
(2)は、キャラクタデータからなる一つの処理対象文
書が、段落で区切られた複数の単位部分から構成され、
その各単位部分について、それぞれ書式設定可能であ
り、文章バッファ(12)上でカーソルの位置する段落間
の各単位部分を検出し、その各単位部分に対して書式設
定し、その書式データを登録する処理を行うワードプロ
セッサである。
作用 本発明によれば、文章バッファ(12)上でカーソルの
位置する段落間の各単位部分を検出し、その各単位部分
に対して書式設定し、その書式データを登録する処理を
行うようにしたので、文章バッファ(12)上で任意の位
置をカーソルで指示することにより、その段落を自動的
に検出して書式の設定が可能となる。
実施例 第1図は本発明の一実施例に用いられるワードプロセ
ッサ及びその周辺機器の斜視図である。CRT(陰極線
管)などから成る表示器3、レーザープリンタ4、マウ
スなどと称される入力部5及びキーボード6が接続コー
ド7、8を介して接続されている。
第2図はワードプロセッサ及びその周辺機器の構成を
示すブロック図である。装置は大きく、マウスなどの入
力部5、キーボード6などからなる入力手段40、レーザ
ープリンタ4、CRTなどの表示部3などからなる出力手
段30、処理・記憶手段2から構成される。
制御・記憶手段2には、装置全体の制御を行う主制御
部10が設けられ、この主制御部10には、複数のキャラク
タフォントなどが記憶される記憶装置11、キーボード6
からの入力情報に対応した文書情報が記憶される文章バ
ッファ12などが接続される。主制御部10には、前記入力
部5およびキーボード6から入力される各種コマンドを
解析するコマンド解析部13、コマンド解析部13の出力に
応答して前記記憶装置11内のキャラクタフォントを読出
す文字情報索引部14と、これらを制御する中央制御部15
とを含んで構成される。
前記文章バッファ12にストアされた文書情報は表示バ
ッファ16を介して表示部3に供給される一方、印字バッ
ファ17を介して前記レーザープリンタ4に供給される。
このレーザープリンタ4には、印字用紙の供給姿勢を検
出する検出部18が設けられ、この検出部18の出力は前記
中央制御部15に与えられる。前記キーボード6には、印
字される印字用紙のサイズ、印字用紙の供給姿勢、およ
び印字方向などの書式を設定するための書式設定キー27
が設けられている。また処理・記憶手段2には、ハード
ディスク記憶装置などのディスク記憶部21が設けられ
る。
第3図はディスク記憶部21の記憶内容を示す図であ
る。キーボード6を用いて文章を入力するにあたり、書
式データが設定される。この書式データとしては、表示
部3に表示されまたレーザープリンタ4から印字出力さ
れる文章の配列状態がたとえば日本工業規格A列4番や
B列5番のサイズに適合するように、このような文章の
大きさが採用され、また入力される各文字のサイズや形
状などがある。ディスク記憶部21にはこのような書式事
項として文字サイズ領域22、文字形状領域23、文字間隔
領域24および改行ピッチ領域25などが設定され、これら
の書式データの組み合わせが番号領域26におけるたとえ
ば1〜nを識別データとする格納領域A1〜Anにそれぞれ
記憶される。
第4図は本実施例における書式の設定を行う処理を示
すフローチャートである。ステップa1ではキーボード6
の書式設定キー27が操作され、表示部3にたとえば第3
図に示すような書式事項に関する表示が示される。ステ
ップa2では書式データに関する前記格納領域A1〜Anのい
ずれか1つを1〜nのいずれか1つの番号を入力するこ
とによって選択する。
ステップa3では選択された格納領域Ai(i=1〜n)
に関して前述した文字サイズなどの書式データを設定す
る。ステップa4ではキーボード6におけるたとえばキャ
リッジリターンキー(CRキー)などを押下して、前記格
納領域Aiにおける書式データをディスク記憶部21に記憶
する。この後、処理はステップa5に移り、他の格納領域
Aiに関する書式の作成や変更をおこなうか否かが判断さ
れる。判断結果が肯定であれば処理はステップa2に戻
り、前述したような処理を繰り返す。ステップa5の判断
が否定であれば書式設定動作状態が解除され、他の処理
が行われる。
第5図は本実施例における入力された文章中における
書式設定操作を説明するフローチャートであり、第6図
は文章バッファ12の記憶内容を説明する図である。これ
らの図面を併せて参照して本実施例について説明する。
なお本実施例では第6図(1)に示すように文章バッフ
ァ12には段落情報領域CD1、書式データ領域F1、文章領
域D1、段落情報領域CD3、文章領域D3、段落情報領域CD
4、文章領域D4ががこの順序に入力されている場合を想
定して説明する。
第5図ステップb1では、キーボード6の書式設定キー
27を押下する。ステップb2では、表示部3にたとえば第
3図に示すような書式データに関する表示がディスク記
憶部21から読み出されて表示される。ステップb3では、
番号領域26の1〜nのいずれか1つの番号を入力するこ
とにより、格納領域A1〜Anのいずれか1つを選択する。
ステップb4では、制御部10は表示部3に表示されたカ
ーソルの位置を設定するCPU15におけるカーソルカウン
タ28x、28yのカウント値を読み取り、表示部3における
カーソルCSの座標x、yを検出する。ステップb5では前
記座標x、yに基づいて、文章バッファ12におけるカー
ソルCSの位置γを検出する。
ステップb6では、文章バッファ12上のカーソル位置γ
から文頭方向に段落情報または書式情報を検出するよう
に走査する。ステップb7では、上記段落情報または書式
情報の少なくともいずれか一方の検出の有無を判断す
る。文章バッファ12の記憶内容が第6図(1)に示す状
態である場合、最初に段落情報を検出することになり、
処理はステップb8に移る。ステップb8では第6図(2)
に示すように段落情報の配置位置αを検知する。ステッ
プb9ではこの段落情報の検出位置αよりさらに文頭方向
に書式情報を検出するように走査する。
書式情報F2が検出されると、第6図(2)に示すよう
に書式情報位置βをステップb11で検知する。このと
き、ステップb12では文章バッファ12における前記カー
ソル位置γから文末方向に段落情報を検知するように走
査する。ステップb13では段落情報の有無が判断され、
段落情報CD4が検出されたときには処理はステップb14に
移る。
ステップb14では段落情報CD4に引き続く文章領域D4
に、書式データが設定されているか否かが判断される。
第6図(1)の例ではこのような書式領域は設定され
ておらず処理はステップb15に移る。ステップb15では前
記位置データα、βが等しいか否かが判断される。第6
図(2)の例ではこの判断は否定となり、処理はステッ
プb16に移り、段落情報CD4の配置位置に書式領域F2にお
ける書式データを設定する。この後、処理はステップb1
7に移り、段落情報CD4の配置位置に書式情報を設定す
る。この書式情報は前記ステップb3で選択された格納領
域Ai(i=1〜n)の書式データが設定されることにな
る。
前記ステップb14において判断が肯定である場合は、
前記文章領域D4に第6図(1)に破線で示すように書式
領域F4が設定されている場合であり、このような場合に
は文章領域D4における書式データの変更は行わず、処理
をステップb17に移して文章領域D3に関してのみ新しい
書式データを設定する。
文章バッファ12における記憶内容が第6図(3)に示
されるように、カーソル位置γを含む文章領域D3に段落
情報領域CD3および書式領域F3が設定されている場合に
は、前記ステップb6に伴う検出走査の結果、最初に書式
領域F3が検出されることになり、ステップb7における判
断の結果、処理はステップb10に移る。このとき書式領
域F3の配置位置αを検出する。この後、ステップb11で
は位置データβに前記位置データαと同一の値を設定す
る。このような場合、前記ステップb15における判断が
肯定となる。この場合は文章領域D3、D4が書式領域F3の
書式データに共通に支配されている場合であり、したが
って文章領域D3の書式領域F3の書式データを新しい書式
データに変換し、文章領域D4もこの書式データに従わせ
る。
以上のように本実施例では、文章を入力するにあたっ
て、書式を複数回設定する場合、ディスク記憶部21に記
憶された書式データの組を前記番号1〜nのいずれか1
つを入力する操作によって設定でき、極めて簡便な操作
によってこのような書式設定が可能となる。
またこのような書式データを設定するにあたり、表示
部3におけるカーソルCSの表示位置が任意であっても、
当該カーソルCSの表示位置γを含む段落内に亘り新たな
書式データを及ぼすようにできる。これにより文章入力
における労力と時間とをさらに格段に削減することがで
きる。
発明の効果 本発明によれば、文章の任意の位置をカーソルで指示
することにより、カーソルの位置する段落間の各単位部
分を検出し、その各単位部分に対して書式設定し、その
書式データを登録することによって、段落の先頭位置を
画面上で探すという作業及び該先頭位置にカーソルを合
わせる操作が不要となり、書式設定に関する労力と時間
とを大幅に削減することが可能となり、操作性が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図、第2図は本実
施例における装置の構成を示す図、第3図はディスク記
憶部21の記憶内容を説明する図、第4図は本実施例の書
式データの登録処理を説明するフローチャート、第5図
は本実施例における書式データの設定操作を説明するフ
ローチャート、第6図はこの設定操作を説明する文章バ
ッファ12の記憶内容を示す図である。 3……表示部、6……キーボード、10……制御部、12…
…文章バッファ、21……ディスク記憶部、27……書式設
定キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中尾 寛 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 松岡 司 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−241791(JP,A) 特開 昭63−131261(JP,A) 特開 昭62−9428(JP,A) 特開 昭61−173373(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出力手段(30)と、処理・記憶手段(2)
    と、入力手段(40)とを有するワードプロセッサであっ
    て、 処理・記憶手段(2)は、キャラクタデータからなる一
    つの処理対象文書が、段落で区切られた複数の単位部分
    から構成され、その各単位部分について、それぞれ書式
    設定可能であり、 文章バッファ(12)上で、カーソルの位置する段落間の
    各単位部分を検出し、その各単位部分に対して書式設定
    し、その書式データを登録する処理を行う ワードプロセッサ。
  2. 【請求項2】書式データは文書バッファ(12)上で、当
    該段落間の単位部分の先頭に登録されている 請求項1記載のワードプロセッサ。
JP1083337A 1989-04-01 1989-04-01 ワードプロセッサ Expired - Lifetime JP2644884B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1083337A JP2644884B2 (ja) 1989-04-01 1989-04-01 ワードプロセッサ

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JPH02297239A JPH02297239A (ja) 1990-12-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4698624A (en) * 1985-04-16 1987-10-06 International Business Machines Corp. Definition of line unit size

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JPH02297239A (ja) 1990-12-07

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