JP2643842B2 - 保留機能付きデジタル携帯電話装置とその保留音送信方法 - Google Patents
保留機能付きデジタル携帯電話装置とその保留音送信方法Info
- Publication number
- JP2643842B2 JP2643842B2 JP6155750A JP15575094A JP2643842B2 JP 2643842 B2 JP2643842 B2 JP 2643842B2 JP 6155750 A JP6155750 A JP 6155750A JP 15575094 A JP15575094 A JP 15575094A JP 2643842 B2 JP2643842 B2 JP 2643842B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- hold
- sound
- data
- holding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動電話システムに関
し、特に、VOX機能を有する保留機能付きデジタル携
帯電話装置とその保留音送信方法に関する。
し、特に、VOX機能を有する保留機能付きデジタル携
帯電話装置とその保留音送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は通話の保留状態を実現するデジタ
ル携帯電話装置の従来例の構成を示すブロック図であ
る。
ル携帯電話装置の従来例の構成を示すブロック図であ
る。
【0003】キー入力部1は通話者が操作キーを押し下
げて相手先番号や各種の機能入力を入力させるために用
いられる。マイク3は入力した音声を音声信号Svに変
換し、上り音声信号処理部4はこの音声信号Svを音声
データTXに変換する。送信部6は入力された音声デー
タTXより送信信号STXを生成し、アンテナ7はこの
送信信号STXを放射する。一方、受信部10はアンテ
ナ7を介して入力された受信信号RTXを音声データR
Xに変換し、下り音声信号処理部8はこの音声データR
Xを音声信号Svに変換する。スピーカ9は入力された
音声信号Svを音声に変換して出力する。保留音生成部
11は保留時に保留音データSkを生成し、切換えスイ
ッチ12は上りと下りの音声信号Svと保留音データS
kとを切換える。制御部2は上述した各構成要素を制御
する。
げて相手先番号や各種の機能入力を入力させるために用
いられる。マイク3は入力した音声を音声信号Svに変
換し、上り音声信号処理部4はこの音声信号Svを音声
データTXに変換する。送信部6は入力された音声デー
タTXより送信信号STXを生成し、アンテナ7はこの
送信信号STXを放射する。一方、受信部10はアンテ
ナ7を介して入力された受信信号RTXを音声データR
Xに変換し、下り音声信号処理部8はこの音声データR
Xを音声信号Svに変換する。スピーカ9は入力された
音声信号Svを音声に変換して出力する。保留音生成部
11は保留時に保留音データSkを生成し、切換えスイ
ッチ12は上りと下りの音声信号Svと保留音データS
kとを切換える。制御部2は上述した各構成要素を制御
する。
【0004】次に図4の従来例の動作について説明す
る。
る。
【0005】通常の会話の際には、マイク3からの音声
信号Svは上り音声信号処理部4により音声データTX
に変換され、送信部6を介してアンテナ7から送信信号
STXとして送信される。一方、アンテナ7に取り込ま
れた受信信号RTXは、受信部10に送られて音声デー
タRXに変換される。この音声データRXは、下り音声
信号処理部8により音声信号Svに変換されて、スピー
カ9を介して出力される。
信号Svは上り音声信号処理部4により音声データTX
に変換され、送信部6を介してアンテナ7から送信信号
STXとして送信される。一方、アンテナ7に取り込ま
れた受信信号RTXは、受信部10に送られて音声デー
タRXに変換される。この音声データRXは、下り音声
信号処理部8により音声信号Svに変換されて、スピー
カ9を介して出力される。
【0006】一方、保留状態では、通話者が切換えスイ
ッチ12を操作してマイク3の出力より保留音生成部1
1の出力に切換えることにより、保留音データSkが上
り音声信号処理部4と送信部6とを順次介してアンテナ
7から送信され、また同時に切換えスイッチ12で下り
音声信号Svを保留音生成部11の出力に切換えること
により、下り保留音がスピーカ9より出力される。
ッチ12を操作してマイク3の出力より保留音生成部1
1の出力に切換えることにより、保留音データSkが上
り音声信号処理部4と送信部6とを順次介してアンテナ
7から送信され、また同時に切換えスイッチ12で下り
音声信号Svを保留音生成部11の出力に切換えること
により、下り保留音がスピーカ9より出力される。
【0007】図5は制御部2が上り音声信号処理部4を
制御して、オーディオ信号である保留音データSkを上
り音声データTXに変換するタイミングを示している。
すなわち、同一音が連続する保留音データSkが、上り
音声信号処理部4により一定長の音声サンプリング時間
Tn(n=1,2,3,・・・・)の都度、サンプリン
グされて、音声データTXn(n=1,2,3,・・・
・)に変換される。音声データTXnはさらに連続する
音声データが順に2個ずつインタリーブされ、上り音声
データTXとして送信部6に送出される。送信部6はこ
のインタリーブされた上り音声データTXより送信信号
STXを生成して送信する。
制御して、オーディオ信号である保留音データSkを上
り音声データTXに変換するタイミングを示している。
すなわち、同一音が連続する保留音データSkが、上り
音声信号処理部4により一定長の音声サンプリング時間
Tn(n=1,2,3,・・・・)の都度、サンプリン
グされて、音声データTXn(n=1,2,3,・・・
・)に変換される。音声データTXnはさらに連続する
音声データが順に2個ずつインタリーブされ、上り音声
データTXとして送信部6に送出される。送信部6はこ
のインタリーブされた上り音声データTXより送信信号
STXを生成して送信する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来例のデジ
タル携帯電話装置では、保留状態において、送信部6は
連続する保留音の音声信号を送出するため、保留音デー
タSkに複数のサンプリング時間Tnにまたがり同一デ
ータに変換される連続する一定音時間があっても、音声
サンプリング時間毎に順次上り音声データTXに変換さ
れて連続送信されるため、保留時における送信時間を短
縮し、消費電力を低減することが困難であった。
タル携帯電話装置では、保留状態において、送信部6は
連続する保留音の音声信号を送出するため、保留音デー
タSkに複数のサンプリング時間Tnにまたがり同一デ
ータに変換される連続する一定音時間があっても、音声
サンプリング時間毎に順次上り音声データTXに変換さ
れて連続送信されるため、保留時における送信時間を短
縮し、消費電力を低減することが困難であった。
【0009】そこで、本発明の目的は、通話の保留状態
において、保留音の送信時間を短縮し、消費電力を低減
する保留機能付きデジタル携帯電話装置とその保留音送
信方法とを提供することにある。
において、保留音の送信時間を短縮し、消費電力を低減
する保留機能付きデジタル携帯電話装置とその保留音送
信方法とを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の保留機能付きデ
ジタル携帯電話装置は、通話者の音声を上り音声信号に
変換するマイクと、上り音声信号を上り音声データに変
換する上り音声信号処理部と、上り音声データを送信信
号として送出する送信部と、送信信号を放射し、または
基地局から放射された信号を受信するアンテナと、連続
する複数の音声サンプリング時間にまたがり同一音であ
る保留音データと、この保留音データが連続する複数の
音声サンプリング時間の個数を示す所定の保留音連続く
り返し数とを含む保留データを予め保持する保留音デー
タ記憶部と、受信した受信信号より下り音声データに変
換する受信部と、下り音声データを下り音声信号に変換
する下り音声信号処理部と、下り音声信号を音声に変換
して出力するスピーカと、各部を制御する制御部とより
なり、制御部はVOX機能を有し、かつ、所定の保留音
連続くり返し数はVOX制御に用いられるポストアンブ
ル信号の周期に一致しており、制御部は、保留時に上り
音声信号処理部の動作を停止させるとともに保留音デー
タ記憶部から保留データを読み出し、該保留データの保
留音データをポストアンブル信号中に組み込んで、移動
局制御信号を付加して送信部より送信信号として送信さ
せ、引続いて保留音連続くり返し数より3を差し引いた
回数だけ移動局制御信号を送信部より送信信号として送
信させ、同時に保留音連続くり返し数に対応する回数く
り返し保留音データを下り音声信号処理部へ送って保留
音信号に変換させ、スピーカを介して保留音として出力
させて、ポストアンブル信号の周期毎に同一の制御をく
り返す。
ジタル携帯電話装置は、通話者の音声を上り音声信号に
変換するマイクと、上り音声信号を上り音声データに変
換する上り音声信号処理部と、上り音声データを送信信
号として送出する送信部と、送信信号を放射し、または
基地局から放射された信号を受信するアンテナと、連続
する複数の音声サンプリング時間にまたがり同一音であ
る保留音データと、この保留音データが連続する複数の
音声サンプリング時間の個数を示す所定の保留音連続く
り返し数とを含む保留データを予め保持する保留音デー
タ記憶部と、受信した受信信号より下り音声データに変
換する受信部と、下り音声データを下り音声信号に変換
する下り音声信号処理部と、下り音声信号を音声に変換
して出力するスピーカと、各部を制御する制御部とより
なり、制御部はVOX機能を有し、かつ、所定の保留音
連続くり返し数はVOX制御に用いられるポストアンブ
ル信号の周期に一致しており、制御部は、保留時に上り
音声信号処理部の動作を停止させるとともに保留音デー
タ記憶部から保留データを読み出し、該保留データの保
留音データをポストアンブル信号中に組み込んで、移動
局制御信号を付加して送信部より送信信号として送信さ
せ、引続いて保留音連続くり返し数より3を差し引いた
回数だけ移動局制御信号を送信部より送信信号として送
信させ、同時に保留音連続くり返し数に対応する回数く
り返し保留音データを下り音声信号処理部へ送って保留
音信号に変換させ、スピーカを介して保留音として出力
させて、ポストアンブル信号の周期毎に同一の制御をく
り返す。
【0011】また、本発明の保留機能付きデジタル携帯
電話装置の保留音送信方法は、VOX機能を有する制御
部により、まず、通話中に保留キー押し下げ情報が入力
されると、上り音声信号処理部の動作を停止させてマイ
クからの音声入力を停止し、次に、保留音データ記憶部
が予め保持している、連続する複数の音声サンプリング
時間にまたがり同一データとされた保留音データと該保
留音データがまたがる複数の音声サンプリング時間の個
数を示す所定の保留音連続くり返し数とを含む保留デー
タを、保留音データ記憶部から読み出し、この保留デー
タの保留音データを、VOX制御において用いられ、か
つ、周期が保留音連続くり返し数と一致するポストアン
ブル信号中に組み込み、さらに移動局制御信号を付加し
て送信部より送信信号として送出させ、引続いて保留音
連続くり返し数より3を差し引いた回数だけ移動局制御
信号を送信部より送信信号として送出させ、一方、保留
音データを保留音連続くり返し数に対応する回数くり返
し下り音声信号処理部へ送出して保留音信号に変換さ
せ、スピーカを介して保留音として出力し、次に、上述
した一連の各ステップを保留期間中くり返して、保留期
間の終了とともに上り音声信号処理部の停止を解除する
手段を講じている。
電話装置の保留音送信方法は、VOX機能を有する制御
部により、まず、通話中に保留キー押し下げ情報が入力
されると、上り音声信号処理部の動作を停止させてマイ
クからの音声入力を停止し、次に、保留音データ記憶部
が予め保持している、連続する複数の音声サンプリング
時間にまたがり同一データとされた保留音データと該保
留音データがまたがる複数の音声サンプリング時間の個
数を示す所定の保留音連続くり返し数とを含む保留デー
タを、保留音データ記憶部から読み出し、この保留デー
タの保留音データを、VOX制御において用いられ、か
つ、周期が保留音連続くり返し数と一致するポストアン
ブル信号中に組み込み、さらに移動局制御信号を付加し
て送信部より送信信号として送出させ、引続いて保留音
連続くり返し数より3を差し引いた回数だけ移動局制御
信号を送信部より送信信号として送出させ、一方、保留
音データを保留音連続くり返し数に対応する回数くり返
し下り音声信号処理部へ送出して保留音信号に変換さ
せ、スピーカを介して保留音として出力し、次に、上述
した一連の各ステップを保留期間中くり返して、保留期
間の終了とともに上り音声信号処理部の停止を解除する
手段を講じている。
【0012】本発明の実施態様においては、上述したポ
ストアンブル信号は有音状態において無音が検知された
とき、通話チャネルの送信出力オフを予告する信号であ
り、保留音データはポストアンブル信号中に含まれる移
動局背景雑音情報としてポストアンブル信号中に組み込
まれるものとされている。
ストアンブル信号は有音状態において無音が検知された
とき、通話チャネルの送信出力オフを予告する信号であ
り、保留音データはポストアンブル信号中に含まれる移
動局背景雑音情報としてポストアンブル信号中に組み込
まれるものとされている。
【0013】
【作用】通常の携帯電話装置は、国内標準規格RCR
STD−27BにしたがうVOX機能を備えている。こ
のVOX機能は、通信中の移動局が音声の有無に応じて
送信チャネルの送信出力をオン・オフする機能を呼ぶ。
通話中の移動局が有音状態において無音を検出すると、
ポストアンブル信号POSTにより、通話チャネルの送
信出力オフを予告し、また、無音状態において、有音を
検出するとプリアンブル信号PREにより通話チャネル
の送信出力オンを予告する。無音期間中、基地局側での
背景雑音発生を可能とするため、ポストアンブル信号P
OSTは移動局背景雑音の情報を含む。プリアンブル信
号PREは224ビットのユニークワードであり、ポス
トアンンブル信号POSTは448ビット(ユニークワ
ード224ビット(PST0)、背景雑音生成用情報2
24ビット(PST1))であるが、規格第5章で規定
される音声符号化信号が2スロットインタリーブされて
いるため、プリアンブル信号PREは2スロットにわた
り、ポストアンブル信号POSTは3スロットにわたる
信号になる。ポストアンブル信号POSTの背景雑音生
成用情報は、移動局背景雑音を通常の音声符号化規定に
したがって符号化した信号とする。移動局は無音期間
中、周期的(最大周期1秒間に1回)にポストアンブル
信号POSTを送信し、基地局側で背景雑音の更新を可
能とする。
STD−27BにしたがうVOX機能を備えている。こ
のVOX機能は、通信中の移動局が音声の有無に応じて
送信チャネルの送信出力をオン・オフする機能を呼ぶ。
通話中の移動局が有音状態において無音を検出すると、
ポストアンブル信号POSTにより、通話チャネルの送
信出力オフを予告し、また、無音状態において、有音を
検出するとプリアンブル信号PREにより通話チャネル
の送信出力オンを予告する。無音期間中、基地局側での
背景雑音発生を可能とするため、ポストアンブル信号P
OSTは移動局背景雑音の情報を含む。プリアンブル信
号PREは224ビットのユニークワードであり、ポス
トアンンブル信号POSTは448ビット(ユニークワ
ード224ビット(PST0)、背景雑音生成用情報2
24ビット(PST1))であるが、規格第5章で規定
される音声符号化信号が2スロットインタリーブされて
いるため、プリアンブル信号PREは2スロットにわた
り、ポストアンブル信号POSTは3スロットにわたる
信号になる。ポストアンブル信号POSTの背景雑音生
成用情報は、移動局背景雑音を通常の音声符号化規定に
したがって符号化した信号とする。移動局は無音期間
中、周期的(最大周期1秒間に1回)にポストアンブル
信号POSTを送信し、基地局側で背景雑音の更新を可
能とする。
【0014】また、移動局は無音期間中、同期信号やそ
の他の制御情報を含む移動局制御信号TCを音声サンプ
リング時間毎に出力する。
の他の制御情報を含む移動局制御信号TCを音声サンプ
リング時間毎に出力する。
【0015】本発明においては、保留音データ記憶部が
備えられて、予め連続する音声サンプリング時間にまた
がり同一データとなるように工夫された保留音データ
と、この保留音データの連続する音声サンプリング時間
の数とからなる保留データが、保留期間中、音声サンプ
リング時間毎に制御部により読み出される。さらに制御
部は、読み出した保留音データを上述したポストアンブ
ル信号POSTの背景雑音生成用情報PST1に組み込
み、移動局制御情報TCとともに送信し、その他の音声
サンプリング時間では移動局制御信号TCのみを送信す
る。したがって、保留音データの送信はポストアンブル
信号の送信に含まれ、その他の時間には送信されないの
で、従来例の場合に比し送信時間が短縮され、消費電力
を低減することができる。
備えられて、予め連続する音声サンプリング時間にまた
がり同一データとなるように工夫された保留音データ
と、この保留音データの連続する音声サンプリング時間
の数とからなる保留データが、保留期間中、音声サンプ
リング時間毎に制御部により読み出される。さらに制御
部は、読み出した保留音データを上述したポストアンブ
ル信号POSTの背景雑音生成用情報PST1に組み込
み、移動局制御情報TCとともに送信し、その他の音声
サンプリング時間では移動局制御信号TCのみを送信す
る。したがって、保留音データの送信はポストアンブル
信号の送信に含まれ、その他の時間には送信されないの
で、従来例の場合に比し送信時間が短縮され、消費電力
を低減することができる。
【0016】一方、制御部は、保留データ中の保留音デ
ータのまたがる音声サンプリング時間の数に対応する個
数の保留音データを保留音信号に変換し、スピーカを介
して保留音として出力させる。
ータのまたがる音声サンプリング時間の数に対応する個
数の保留音データを保留音信号に変換し、スピーカを介
して保留音として出力させる。
【0017】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
て説明する。
【0018】図1は本発明のVOX機能を有する保留機
能付きデジタル携帯電話装置の構成を示すブロック図で
あり、図4に示した従来例の構成と同一の要素には同一
符号を付してある。本実施例では従来例と比較して切換
えスイッチ12が除かれており、マイク3およびスピー
カ9が、上り音声信号処理部4および下り音声信号処理
部8にそれぞれ直接、接続されている。また、従来例の
保留音生成部11の代りとして保留音データ記憶部5が
設けられている。保留音データ記憶部5は、連続する音
声サンプリング時間に同一データとなるよう工夫された
保留音データSkと、同一の保留音データSkが連続し
てまたがる音声サンプリング時間の数(以下、保留音連
続くり返し数と称する)Snとを予め保持している。こ
の保留音連続くり返し数Snは、VOX制御に用いられ
るポストアンブル信号の周期と一致している。その他の
構成要素については従来例と同様で、説明を省略する。
能付きデジタル携帯電話装置の構成を示すブロック図で
あり、図4に示した従来例の構成と同一の要素には同一
符号を付してある。本実施例では従来例と比較して切換
えスイッチ12が除かれており、マイク3およびスピー
カ9が、上り音声信号処理部4および下り音声信号処理
部8にそれぞれ直接、接続されている。また、従来例の
保留音生成部11の代りとして保留音データ記憶部5が
設けられている。保留音データ記憶部5は、連続する音
声サンプリング時間に同一データとなるよう工夫された
保留音データSkと、同一の保留音データSkが連続し
てまたがる音声サンプリング時間の数(以下、保留音連
続くり返し数と称する)Snとを予め保持している。こ
の保留音連続くり返し数Snは、VOX制御に用いられ
るポストアンブル信号の周期と一致している。その他の
構成要素については従来例と同様で、説明を省略する。
【0019】次に、本実施例による保留時の送信動作を
図2のフローチャートと図3のタイミングチャートを参
照して説明する。
図2のフローチャートと図3のタイミングチャートを参
照して説明する。
【0020】いま、通話中にキー入力部1より伝えられ
た保留キー押し下げ情報を制御部2が検知すると(S
1)、制御部2はマイク3からの音声入力を停止するた
めに上り音声信号処理部4の動作を停止する(S2)。
た保留キー押し下げ情報を制御部2が検知すると(S
1)、制御部2はマイク3からの音声入力を停止するた
めに上り音声信号処理部4の動作を停止する(S2)。
【0021】次に、制御部2は、保留音データ記憶部5
から保留音データSkと保留音連続くり返し数Snとか
らなる保留データSk+Snを、図3に示すように音声
サンプリング時間T1 で読み出し(S3)、この保留音
データSkを続く音声サンプリング時間T2 およびT3
で通話チャネルの送信出力オフを予告するポストアンブ
ル信号POST中の移動局背景雑音生成用情報PST1
として組み込む(S4)。ポストアンブル信号POST
は、音声サンプリング時間T1 〜T3 にわたって、ダミ
ーとユニークワード224ビットPST0と背景雑音生
成用情報PST1とが順に2個ずつインタリ−ブ処理さ
れ、上り音声データTXを形成する。
から保留音データSkと保留音連続くり返し数Snとか
らなる保留データSk+Snを、図3に示すように音声
サンプリング時間T1 で読み出し(S3)、この保留音
データSkを続く音声サンプリング時間T2 およびT3
で通話チャネルの送信出力オフを予告するポストアンブ
ル信号POST中の移動局背景雑音生成用情報PST1
として組み込む(S4)。ポストアンブル信号POST
は、音声サンプリング時間T1 〜T3 にわたって、ダミ
ーとユニークワード224ビットPST0と背景雑音生
成用情報PST1とが順に2個ずつインタリ−ブ処理さ
れ、上り音声データTXを形成する。
【0022】次に、制御部2は音声データTXに移動局
制御信号TCを付加して送信部6に送り(S5)、さら
にアンテナ7を介して上り送信信号S(TX+TC)と
して送出し(S6)、さらに音声サンプリング時間T4
で移動局制御信号TCのみを送信部6およびアンテ7を
介して送信し(S7)、第1サイクルの動作を終る。
制御信号TCを付加して送信部6に送り(S5)、さら
にアンテナ7を介して上り送信信号S(TX+TC)と
して送出し(S6)、さらに音声サンプリング時間T4
で移動局制御信号TCのみを送信部6およびアンテ7を
介して送信し(S7)、第1サイクルの動作を終る。
【0023】本実施例は、Sn=4の場合を示してお
り、ステップS7での(Sn−1)回の移動局制御信号
は1回のみの送信となる。
り、ステップS7での(Sn−1)回の移動局制御信号
は1回のみの送信となる。
【0024】一方、制御部2は上述した送信動作と平行
して、ステップS3で読み出した保留データSk+Sn
のうちの保留音連続くり返し数Sn(Sn=4)に対応
する数だけ、保留音データSkを下り音声信号信号処理
部8へくり返し送出する(S8)。この下り音声処理部
8は、入力された保留音データSkを保留音信号S’v
に変換し(S9)、スピーカ9はこの保留音信号S’v
を保留音に変換し、出力して(S10)、1回のサイク
ルを終る。
して、ステップS3で読み出した保留データSk+Sn
のうちの保留音連続くり返し数Sn(Sn=4)に対応
する数だけ、保留音データSkを下り音声信号信号処理
部8へくり返し送出する(S8)。この下り音声処理部
8は、入力された保留音データSkを保留音信号S’v
に変換し(S9)、スピーカ9はこの保留音信号S’v
を保留音に変換し、出力して(S10)、1回のサイク
ルを終る。
【0025】さらに制御部2は音声サンプリング時間T
5 で再び同一の送信動作と保留音出力動作の第2サイク
ルを開始し、以後、保留終了まで同一動作をくり返す
(S11)。保留期間が終了すれば上り音声信号処理部
4の停止を解除して(S12)、動作を終る。
5 で再び同一の送信動作と保留音出力動作の第2サイク
ルを開始し、以後、保留終了まで同一動作をくり返す
(S11)。保留期間が終了すれば上り音声信号処理部
4の停止を解除して(S12)、動作を終る。
【0026】なお、保留時にアンテナ10を介して受信
した受信信号R(RX+RC)は、受信部11により下
り音声データRXと下り制御信号RCに分離され、下り
音声データRXは捨てられ、下り制御信号RCは制御部
2へ伝えられる。つまり、保留中は、上り音声信号処理
部4を停止し、かつ、送信部6は保留データSk+Sn
に対応して送信時間を短縮することにより消費電力を低
減できる。
した受信信号R(RX+RC)は、受信部11により下
り音声データRXと下り制御信号RCに分離され、下り
音声データRXは捨てられ、下り制御信号RCは制御部
2へ伝えられる。つまり、保留中は、上り音声信号処理
部4を停止し、かつ、送信部6は保留データSk+Sn
に対応して送信時間を短縮することにより消費電力を低
減できる。
【0027】上述した実施例ではSn=4の場合を述べ
たが、Snが5以上の場合でも、同様に保留動作を行
う。
たが、Snが5以上の場合でも、同様に保留動作を行
う。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の保留機能
付きデジタル携帯電話装置とその保留音送信方法は、保
留音データ記憶部に、連続する複数の音声サンプリング
時間にまたがり同一音である保留音データとこの複数の
音声サンプリング時間の個数とを含む保留データを予め
保持しており、保留時に、この保留データを読み出して
その保留音データをVOX制御時のポストアンブル信号
中に組み込んで間欠的に送信することにより、保留音の
送信時間を短縮して消費電力を低減することができる効
果がある。
付きデジタル携帯電話装置とその保留音送信方法は、保
留音データ記憶部に、連続する複数の音声サンプリング
時間にまたがり同一音である保留音データとこの複数の
音声サンプリング時間の個数とを含む保留データを予め
保持しており、保留時に、この保留データを読み出して
その保留音データをVOX制御時のポストアンブル信号
中に組み込んで間欠的に送信することにより、保留音の
送信時間を短縮して消費電力を低減することができる効
果がある。
【図1】本発明の保留機能付きデジタル携帯電話装置の
一実施例の構成を示すブロック図である。
一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の保留機能付きデジタル携帯電話装置の
制御部の保留音送信時の動作フローチャートである。
制御部の保留音送信時の動作フローチャートである。
【図3】図2のステップ3および4に対応して、制御部
が保留データをポストアンブル信号中に組み込むタイミ
ングを示す図である。
が保留データをポストアンブル信号中に組み込むタイミ
ングを示す図である。
【図4】保留機能付きデジタル携帯電話装置の従来例を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図5】図4の従来例の制御部の保留音を上り音声デー
タに変換するタイミングを示す図である。
タに変換するタイミングを示す図である。
【符号の説明】 1 キー入力部 2 制御部 3 マイク 4 上り音声信号処理部 5 保留音データ記憶部 6 送信部 7 送信アンテナ 8 下り音声信号処理部 9 スピーカ 10 受信部
Claims (4)
- 【請求項1】 通話者の音声を上り音声信号に変換する
マイクと、 前記上り音声信号を上り音声データに変換する上り音声
信号処理部と、 前記上り音声データを送信信号として送出する送信部
と、 前記送信信号を放射し、または基地局から放射された信
号を受信するアンテナと、 連続する複数の音声サンプリング時間にまたがり同一音
である保留音データと、該保留音データが連続する複数
の音声サンプリング時間の個数を示す所定の保留音連続
くり返し数とを含む保留データを予め保持する保留音デ
ータ記憶部と、 前記アンテナを介して受信した受信信号より下り音声デ
ータに変換する受信部と、 前記下り音声データを下り音声信号に変換する下り音声
信号処理部と、 前記下り音声信号を音声に変換して出力するスピーカ
と、 前記各部を制御する制御部とよりなり、 前記制御部はVOX機能を有し、かつ、前記所定の保留
音連続くり返し数はVOX制御に用いられるポストアン
ブル信号の周期に一致しており、前記制御部は、保留時
に前記上り音声信号処理部の動作を停止させるとともに
前記保留音データ記憶部から前記保留データを読み出
し、該保留データの保留音データを前記ポストアンブル
信号中に組み込んで、移動局制御信号を付加して前記送
信部より送信信号として送信させ、引続いて前記保留音
連続くり返し数より3を差し引いた回数だけ前記移動局
制御信号を前記送信部より送信信号として送信させ、同
時に前記保留音連続くり返し数に対応する回数くり返し
前記保留音データを前記下り音声信号処理部へ送って保
留音信号に変換させ、前記スピーカを介して保留音とし
て出力させて、前記ポストアンブル信号の周期毎に同一
の制御をくり返す保留機能付きデジタル携帯電話装置。 - 【請求項2】 前記ポストアンブル信号は有音状態にお
いて無音が検知されたとき、通話チャネルの送信出力オ
フを予告する信号であり、前記保留音データはポストア
ンブル信号中に含まれる移動局背景雑音情報としてポス
トアンブル信号中に組み込まれる請求項1記載の保留機
能付きデジタル携帯電話装置。 - 【請求項3】 保留機能付きデジタル携帯電話装置の保
留音送信方法であって、VOX機能を有する制御部によ
り、 通話中に保留キー押し下げ情報が入力されると、上り音
声信号処理部の動作を停止させてマイクからの音声入力
を停止し、 次に、保留音データ記憶部が予め保持している、連続す
る複数の音声サンプリング時間にまたがり同一データと
された保留音データと該保留音データがまたがる複数の
音声サンプリング時間の個数を示す所定の保留音連続く
り返し数とを含む保留データを、保留音データ記憶部か
ら読み出し、 前記保留データの保留音データを、VOX制御において
用いられ、かつ、周期が前記保留音連続くり返し数と一
致するポストアンブル信号中に組み込み、さらに移動局
制御信号を付加して送信部より送信信号として送出さ
せ、 引続いて前記保留音連続くり返し数より3を差し引いた
回数だけ前記移動局制御信号を前記送信部より送信信号
として送出させ、 一方、前記保留音データを前記保留音連続くり返し数に
対応する回数くり返し下り音声信号処理部へ送出して保
留音信号に変換させ、スピーカを介して保留音として出
力し、 上述した一連の各ステップを保留期間中くり返し、 保留期間の終了とともに上り音声信号処理部の停止を解
除する、保留機能付きデジタル携帯電話装置の保留音送
信方法。 - 【請求項4】 前記ポストアンブル信号は有音状態にお
いて無音が検知されたとき、通話チャネルの送信出力オ
フを予告する信号であり、前記保留音データはポストア
ンブル信号中に含まれる移動局背景雑音情報としてポス
トアンブル信号中に組み込まれる請求項3記載の保留機
能付きデジタル携帯電話装置の保留音送信方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6155750A JP2643842B2 (ja) | 1993-07-13 | 1994-07-07 | 保留機能付きデジタル携帯電話装置とその保留音送信方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17283893 | 1993-07-13 | ||
JP5-172838 | 1993-07-13 | ||
JP6155750A JP2643842B2 (ja) | 1993-07-13 | 1994-07-07 | 保留機能付きデジタル携帯電話装置とその保留音送信方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0779486A JPH0779486A (ja) | 1995-03-20 |
JP2643842B2 true JP2643842B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=26483674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6155750A Expired - Fee Related JP2643842B2 (ja) | 1993-07-13 | 1994-07-07 | 保留機能付きデジタル携帯電話装置とその保留音送信方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2643842B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2770495B2 (ja) * | 1989-11-13 | 1998-07-02 | 松下電器産業株式会社 | ディジタル移動通信装置 |
JPH04278757A (ja) * | 1991-03-07 | 1992-10-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 音声データ伝送装置 |
JPH05327549A (ja) * | 1992-05-18 | 1993-12-10 | Fujitsu Ltd | 移動体通信システム及び音声処理装置 |
JP3132157B2 (ja) * | 1992-06-30 | 2001-02-05 | 富士通株式会社 | ボイス・オペレーティング・システム用受信制御回路 |
JP2979859B2 (ja) * | 1992-09-10 | 1999-11-15 | 松下電器産業株式会社 | デジタル移動無線装置 |
-
1994
- 1994-07-07 JP JP6155750A patent/JP2643842B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0779486A (ja) | 1995-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2596388B2 (ja) | ディジタルコードレス電話システム | |
US5091906A (en) | Quasi-duplex radio system using bi-directional hole extension | |
JPH06501359A (ja) | 被受信データに基づく可変スピーカ無音化 | |
JPH05160773A (ja) | 音声通信装置 | |
JP2643842B2 (ja) | 保留機能付きデジタル携帯電話装置とその保留音送信方法 | |
EP0634858B1 (en) | Digital portable telephone apparatus with holding function and holding tone transmission method therefor | |
JP2602856B2 (ja) | 無線通信装置 | |
JP3334393B2 (ja) | 無線電話通信モード切替え方法 | |
JP3185611B2 (ja) | 通信装置及び通信システム | |
JP3173639B2 (ja) | 背景雑音更新システムおよび方法 | |
JP2770346B2 (ja) | 音声データ変換方式 | |
JPH11163806A (ja) | 音声伝送装置 | |
JP2770347B2 (ja) | 音声データ変換方式 | |
JP3747003B2 (ja) | 携帯型通信端末 | |
JP2974427B2 (ja) | 音声通信システムとその音声通信装置 | |
JP2983829B2 (ja) | ディジタル携帯電話装置 | |
JP2530903B2 (ja) | コ―ドレス電話制御方式 | |
JP2000295136A (ja) | 送受信装置 | |
JP2001265388A (ja) | 音声符号化/復号化装置及び音声符号化/復号化方法 | |
JPH07235977A (ja) | 録音機能付き通信装置 | |
JPH11112458A (ja) | データ伝送方式 | |
JPH10135863A (ja) | 無線通信装置 | |
SE9502982D0 (sv) | Förfarande för inspelning av en anropandes information i en automatisk svarsanordning | |
JPH04207825A (ja) | 無線通信システムの基地局装置 | |
JPH0456447A (ja) | コードレス電話機の接続制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |