JP2643332B2 - セメント板の製造方法 - Google Patents
セメント板の製造方法Info
- Publication number
- JP2643332B2 JP2643332B2 JP18666688A JP18666688A JP2643332B2 JP 2643332 B2 JP2643332 B2 JP 2643332B2 JP 18666688 A JP18666688 A JP 18666688A JP 18666688 A JP18666688 A JP 18666688A JP 2643332 B2 JP2643332 B2 JP 2643332B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- green sheet
- cement board
- manufacturing
- pallet
- punched
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- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はセメント板の製造方法に関するものであり、
更に詳しくはグリーンシートを所定の製品形状に打ち抜
く際の打ち抜き方を主テーマとしたセメント板の製造方
法であり、主として無機質で出来ているセメント板の製
造分野で汎く利用されるものである。
更に詳しくはグリーンシートを所定の製品形状に打ち抜
く際の打ち抜き方を主テーマとしたセメント板の製造方
法であり、主として無機質で出来ているセメント板の製
造分野で汎く利用されるものである。
(従来の技術) 従来、この種のセメント板を得ようとする場合には、
第4図の製造工程に記載したように、抄造工程を経由し
て作られる一定厚みの大版のグリーンシート(イ)に、
縦方向及び横方向に複数の所定形状(ロ)を打ち抜き、
次いでそのままの状態でパレット(ハ)上に積載すると
ともに養生してセメント板を作るのが汎く公知公用の技
術であった。
第4図の製造工程に記載したように、抄造工程を経由し
て作られる一定厚みの大版のグリーンシート(イ)に、
縦方向及び横方向に複数の所定形状(ロ)を打ち抜き、
次いでそのままの状態でパレット(ハ)上に積載すると
ともに養生してセメント板を作るのが汎く公知公用の技
術であった。
(発明が解決しようとする課題) 従来のセメント板は上記した方法にて作られていたの
で、積載による変形が生じ易く、且つ積載工程での機械
化が極めて行いにくいという問題点を内蔵していた。
で、積載による変形が生じ易く、且つ積載工程での機械
化が極めて行いにくいという問題点を内蔵していた。
本発明は上記従来のセメント板の製造方法におけるか
かる欠点を悉く解消する目的でなされたものであり、極
めて新規性に溢れるとともに、有用性に溢れたセメント
板の製造方法を汎く社会に提供し、もって斯界の益々の
隆盛進展に寄与せんとするものである。
かる欠点を悉く解消する目的でなされたものであり、極
めて新規性に溢れるとともに、有用性に溢れたセメント
板の製造方法を汎く社会に提供し、もって斯界の益々の
隆盛進展に寄与せんとするものである。
(課題を解決する為の手段) 本発明は抄造工程を経由して作られたグリーンシート
を2乃至5分割して小割りグリーンシートを作成したの
ち、該小割りグリーンシートを所要の製品形状に打ち抜
き、次いで必要に応じてバリを除去して、これをパレッ
ト上に多数枚積載すると共に養生を行うセメント板の製
造方法である。
を2乃至5分割して小割りグリーンシートを作成したの
ち、該小割りグリーンシートを所要の製品形状に打ち抜
き、次いで必要に応じてバリを除去して、これをパレッ
ト上に多数枚積載すると共に養生を行うセメント板の製
造方法である。
(実施例) 以下、第1図のセメント板の製造方法の工程概略図に
基いて本発明を詳細に説明する。
基いて本発明を詳細に説明する。
本発明は抄造工程(図示せず)において抄造成形され
る厚み2.0m/m乃至10m/m、巾1m乃至2m、長さ2m乃至5mの
大版のグリーンシート(1)を縦割りして3分割して小
割りグリーンシート(2)(2)…を作成する。次いで
該小割りグリーンシート(2)の長さ方向に、縦列で8
個の瓦(3)の製品形状を打ち抜き、次いで、周辺部分
に付着しているバリ(4)を取り除いたのち、これをパ
レット(5)上に、20枚乃至50枚積載するものである。
第1図では2セットの瓦(3)をパレット(5)上に積
載しているが、例えば第2図に、示すように1セットの
瓦(3)をパレット(5)上に積載しても良い。尚、本
実施例では瓦(3)が2枚、相対向する形で嵌め合って
1セットを構成する。
る厚み2.0m/m乃至10m/m、巾1m乃至2m、長さ2m乃至5mの
大版のグリーンシート(1)を縦割りして3分割して小
割りグリーンシート(2)(2)…を作成する。次いで
該小割りグリーンシート(2)の長さ方向に、縦列で8
個の瓦(3)の製品形状を打ち抜き、次いで、周辺部分
に付着しているバリ(4)を取り除いたのち、これをパ
レット(5)上に、20枚乃至50枚積載するものである。
第1図では2セットの瓦(3)をパレット(5)上に積
載しているが、例えば第2図に、示すように1セットの
瓦(3)をパレット(5)上に積載しても良い。尚、本
実施例では瓦(3)が2枚、相対向する形で嵌め合って
1セットを構成する。
(参考技術事例) 第3図は、本発明に関係するセメント板の製造方法に
ついての事例であり、大版のグリーンシート(1)上
に、瓦(3)の製品形状を多数個打ち抜き、次いでパレ
ット(図示せず)上に積載する際の、打ち抜かれた瓦
(3)の積載順序を示したもので、番号がそれを示して
いる。尚印はグリーンシート(1)の搬送方向を示し
ている。
ついての事例であり、大版のグリーンシート(1)上
に、瓦(3)の製品形状を多数個打ち抜き、次いでパレ
ット(図示せず)上に積載する際の、打ち抜かれた瓦
(3)の積載順序を示したもので、番号がそれを示して
いる。尚印はグリーンシート(1)の搬送方向を示し
ている。
(発明の効果) 本発明は上記の如く構成されているので、従来の技術
に比較して、セメント板をパレット上への積載をする際
の積載高さを約2倍程度に出来るとともに、積載時にセ
メント板の間に間挿していた合板の数量も大巾に減らす
ことが出来、更に積載中に生じ易い変形も防止出来る。
又歩留まりも向上出来るとともに、積載工程の機械化を
大巾に行うことが出来る。
に比較して、セメント板をパレット上への積載をする際
の積載高さを約2倍程度に出来るとともに、積載時にセ
メント板の間に間挿していた合板の数量も大巾に減らす
ことが出来、更に積載中に生じ易い変形も防止出来る。
又歩留まりも向上出来るとともに、積載工程の機械化を
大巾に行うことが出来る。
尚、積載高さを大きく出来る理由は、大版のグリーン
シートを小分割することにより、部分的偏肉が小さくな
り、全体としてバランスよく積載することが出来るから
である。すなわち、従来のように、抄造された大版のま
まのグリーンシートを打ち抜いてそのままの配列で積載
すると、抄造時に生じたグリーンシートの偏肉が同じ個
所で積載重合されることになるので、積載時の傾斜が累
積して大きくなると共に、積載されたグリーンシートの
荷重が偏ってかかり、該グリーンシートが養生中に変形
してしまうものであり、それ故に、従来においては、高
く積載することができないものであったのに対し、本発
明においては、抄造されたグリーンシートを分割し小割
りグリーンシートとしてこれを打ち抜き積載するので、
積載される山の数を少なくしたり同山の配列を変えたり
することによって、偏肉集中による積載時の累積傾斜の
発生を防止することができ、バランス良く高く積載する
ことができ、しかも、荷重が均等にかかって養生中の変
形も防止されるものである。
シートを小分割することにより、部分的偏肉が小さくな
り、全体としてバランスよく積載することが出来るから
である。すなわち、従来のように、抄造された大版のま
まのグリーンシートを打ち抜いてそのままの配列で積載
すると、抄造時に生じたグリーンシートの偏肉が同じ個
所で積載重合されることになるので、積載時の傾斜が累
積して大きくなると共に、積載されたグリーンシートの
荷重が偏ってかかり、該グリーンシートが養生中に変形
してしまうものであり、それ故に、従来においては、高
く積載することができないものであったのに対し、本発
明においては、抄造されたグリーンシートを分割し小割
りグリーンシートとしてこれを打ち抜き積載するので、
積載される山の数を少なくしたり同山の配列を変えたり
することによって、偏肉集中による積載時の累積傾斜の
発生を防止することができ、バランス良く高く積載する
ことができ、しかも、荷重が均等にかかって養生中の変
形も防止されるものである。
第1図は本発明のセメント板の製造工程の概略斜視図、
第2図は本発明のセメント板の積載状況を示す他の実施
例の斜視図、第3図は本発明のセメント板の打ち抜き状
態を示す斜視図、第4図は従来の本発明のセメント板の
製造工程の概略斜視図である。 1……グリーンシート、2……小割りグリーンシート、
3……瓦、4……バリ、5……パレット。
第2図は本発明のセメント板の積載状況を示す他の実施
例の斜視図、第3図は本発明のセメント板の打ち抜き状
態を示す斜視図、第4図は従来の本発明のセメント板の
製造工程の概略斜視図である。 1……グリーンシート、2……小割りグリーンシート、
3……瓦、4……バリ、5……パレット。
Claims (3)
- 【請求項1】抄造工程を経由して作られたグリーンシー
トを2乃至5分割して小割りグリーンシートを作成した
のち、該小割りグリーンシートを所定の製品形状に打ち
抜いて、これをパレット上に多数枚積載するとともに養
生を行なうセメント板の製造方法。 - 【請求項2】抄造工程を経由して作られたグリーンシー
トを2乃至5分割して小割りグリーンシートを作成した
のち、該小割りグリーンシートを所定の製品形状に打ち
抜き、次いでバリを除去して、これをパレット上に多数
枚積載するとともに養生を行なうセメント板の製造方
法。 - 【請求項3】小割りグリーンシートを所定の製品形状に
打ち抜く為に、所定の製品形状を該小割りグリーンシー
トの長さ方向に縦列で複数個打ち抜くことを特徴とする
第1項記載又は第2項記載のセメント板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18666688A JP2643332B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | セメント板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18666688A JP2643332B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | セメント板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0236908A JPH0236908A (ja) | 1990-02-06 |
JP2643332B2 true JP2643332B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=16192542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18666688A Expired - Fee Related JP2643332B2 (ja) | 1988-07-26 | 1988-07-26 | セメント板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2643332B2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-26 JP JP18666688A patent/JP2643332B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0236908A (ja) | 1990-02-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |