JP2643216B2 - 電子写真用感光体 - Google Patents

電子写真用感光体

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JP2643216B2 JP895288A JP895288A JP2643216B2 JP 2643216 B2 JP2643216 B2 JP 2643216B2 JP 895288 A JP895288 A JP 895288A JP 895288 A JP895288 A JP 895288A JP 2643216 B2 JP2643216 B2 JP 2643216B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子写真用感光体に関するもので、詳しくは
導電性基体上に形成させた光導電層の中に、前記一般式
(I)で示したジスアゾ化合物のうち少なくとも一種類
と電子親和力が1.2eV以上の電子受容性物質とを同時に
含む電子写真用感光体に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から電子写真用感光体(以下感光体とも称する)
の感光材料としてはセレンまたはセレン−テルル合金な
どの無機光導電性物質、硫化カドミウムまたは酸化亜鉛
などの無機光導電性物質を結着剤中に分散させたもの、
ポリ−N−ビニルカルバゾールまたはポリビニルアント
ラセンなどの有機光導電性物質、フタロシアニン化合物
またはアゾ化合物などの有機光導電性物質を結着剤中に
分散させるかまたは真空蒸着させたものなどが利用され
ている。また近年、有機材料を用いた電子写真用感光体
は、可撓性,熱安定性,膜形成性,材料の多様性など従
来の材料では見出しにくい利点が注目され実用化されて
きている。例えば、ポリ−N−ビニルカルバゾールと2,
4,7−トリニトロフルオレン−9−オンとからなる感光
体(米国特許第3484237号明細書に記載)、有機顔料を
主成分とする感光体(特開昭47−37543号公報に記
載)、染料と樹脂とからなる共晶錯体を主成分とする感
光体(特開昭47−10735号公報に記載)などである。さ
らに、新規ヒドラゾン化合物も数多く実用化されている
ほか、数多くの有機材料が実用化されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、有機材料は無機材料にない多くの長所
を持つが、電子写真用感光体に要求されるすべての特性
を充分に満足するものはまだ得られていないのが現状で
あり、特に光感度および繰り返し連続使用時の特性に問
題があった。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであって、
感光材料として特定の有機材料を用いて光感度の優れた
電子写真用感光体を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明によれば、導電
性基体上に下記一般式(I)に示したジスアゾ化合物の
うちの少なくとも一種類と電子親和力が1.2eV以上の電
子受容性物質とを含む光導電層を備えた電子写真用感光
体とする。
〔式(I)中、X1は置換されていてもよいアルキル基ま
たはアリール基を表し、X2はニトリル基,カルバモイル
基,エステル基またはアシル基を表し、X3は水素原子,
ハロゲン原子,ニトロ基または置換されていてもよいア
ルキル基,アルコキシ基を表し、X4は水素原子またはハ
ロゲン原子を表し、−N=N−D−N=N−はジスアゾ
残基を表す。〕 〔作用〕 光導電層に含有させた前記一般式(I)で示したジス
アゾ化合物は電荷発生物質として機能する。従来、前記
一般式(I)で示されるジスアゾ化合物を電荷発生物質
として用い、かつ電子親和力が1.2eV以上の電子受容性
物質をそれぞれ同時に組み合わせて用いた例はなく、本
発明者らは、前記目的を達成するため種々検討した結
果、前記一般式(I)で示されるジスアゾ化合物と電子
親和力が1.2eV以上の電子受容性物質とを組み合わせて
用いることにより、光感度の優れた感光体を得るに至っ
たのである。
〔実施例〕
本発明に用いる前記一般式(I)で示されるジスアゾ
化合物の具体例は次のとおりである。
この発明の感光体は導電性基体上に形成された光導電
層内に前記一般式(I)で示したジスアゾ化合物と電子
親和力が1.2eV以上の電子受容性物質とを組み合わせて
用いてあればよく、感光体の層構成については自由であ
るが、一例として、第1図,第2図,第3図,第4図お
よび第5図に示した層構成の感光体として用いることが
できる。
第1図,第2図,第3図,第4図および第5図はこの
発明の感光体のそれぞれ異なる実施例の模式的断面図
で、1は導電性基体、2a,2b,2c,2d,2eは光導電層、3は
電荷発生物質、4は電子受容性物質、5は電荷発生層、
6は電荷輸送物質、7は電荷輸送層、8は被覆層であ
る。この被覆層8はなくてもよい。
第1図は、導電性基体1上に電荷発生物質3,電子受容
性物質4および電荷輸送物質6を含有する光導電層2aが
設けられたものである。
第2図は導電性基体1上に電荷発生物質3および電子
受容性物質4を含有する電荷発生層5と、電荷輸送物質
6を含有する電荷輸送層7との積層からなる光導電層2b
が設けられたものである。
第3図は、第2図の逆の層構成の光導電層2cを有する
ものである。
第4図は、導電性基板1上に電荷発生物質3,電子受容
性物質4および電荷輸送物質6を含有する電荷発生層5
と、電荷輸送物質6を含有する電荷輸送層7との積層か
らなる光導電層2dが設けられたものである。
第5図は第4図の逆の層構成の光導電層2eを有するも
のである。
第1図の感光体は、導電性基体上に、電荷輸送物質お
よび結着剤を溶解した溶液中に電荷発生物質および電子
受容性物質を分散させて得た分散液を塗布,乾燥するこ
とにより作製できる。
第2図の感光体は、導電性基体上に、結着剤を溶解し
た溶液中に電荷発生物質および電子受容性物質を分散さ
せて得た分散液を塗布,乾燥し、その上に電荷輸送物質
および結着剤を溶解した溶液を塗布,乾燥することによ
り作製できる。
第3図の感光体は、導電性基体上に、電荷輸送物質お
よび結着剤を溶解した溶液を塗布,乾燥し、その上に結
着剤を溶解した溶液中に電荷発生物質および電子受容性
物質を分散させて得た分散液を塗布,乾燥することによ
り作製できる。
第4図の感光体は、導電性基体上に、電荷輸送物質お
よび結着剤を溶解した溶液中に電荷発生物質および電子
受容性物質を分散させて得た分散液を塗布,乾燥し、そ
の上に電荷輸送物質および結着剤を溶解した溶液を塗
布,乾燥することにより作製できる。
第5図の感光体は、導電性基体上に、電荷輸送物質お
よび結着剤を溶解した溶液を塗布,乾燥し、その上に電
荷輸送物質および結着剤を溶解した溶液中に電荷発生物
質および電子受容性物質分散させて得た分散液を塗布,
乾燥することにより作製できる。
導電性基体1は感光体の電極として働くとともに他の
各層の支持体となっており、円筒状,板状,フィルム状
のいずれでも良く、材質的にはアルミニウム,ステンレ
ス鋼,ニッケルなどの金属、あるいはガラス,樹脂など
の上に導電処理をほどこしたものでも良い。
電荷発生層5は、前記のような方法により形成され、
光を受容して電荷を発生する。また、電荷発生層5は電
荷発生効率が高いこととともに、発生した電荷を電荷輸
送層7および被覆層8へ効率良く注入することが重要
で、電場依存性が少なく低電場でも注入の良いことが望
ましい。電荷発生物質としては、前記一般式(I)の具
体例で挙げたジスアゾ化合物を用いることができ、画像
形成に使用される露光光源の光波長領域に応じて適当な
物質を選ぶことができる。電荷発生層は電荷発生機能を
持てばよいので、その膜厚は電荷発生物質の光吸収係数
により決まり一般的には5μm以下であり、1μm以下
であればなお良い。電荷発生層は電荷発生物質を主体と
するが、さらにこの層に電子親和力1.2eV以上の電子受
容性物質を添加することにより感光体特性を改善するこ
とができる。この電荷発生層に添加される電子受容性物
質としては、2,4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノ
ン,クロラニル,テトラシアノキノジメタン(以下TCNQ
と記す),2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ−パラ−ベン
ゾキノン(以下DDQと記す)などを用いることができ
る。結着剤としては、ポリカーボネート,ポリエステ
ル,ポリアミド,ポリウレタン,エポキシ,シリコン樹
脂,メタクリル酸エステルの重合体および共重合体など
を適当に組み合わせて使用することが可能である。
電荷輸送層7は結着剤中に電荷輸送物質としてヒドラ
ゾン化合物またはピラゾリン化合物などを分散させた塗
膜であり、暗所では絶縁体層として感光体の電荷を保持
し、光受容時には電荷発生層から注入される電荷を輸送
する機能を持つ。結着剤としては、ポリカーボネート,
ポリエステル,ポリアミド,ポリウレタン,エポキシ,
シリコン樹脂,メタクリル酸エステルの重合体および共
重合体などを用いることができる。
被覆層8は暗所ではコロナ放電の電荷を受容して保持
する機能を有しており、かつ電荷発生層が感応する光を
透過する性能を有し、露光時には光を透過し、これを電
荷発生層に到達させ、かつ発生した電荷の注入を受けて
表面電荷を中和消滅させる機能を持つことが必要であ
る。被覆材料としては、ポリエステル,ポリアミドなど
の有機絶縁性皮膜形成材料が適用できる。また、これら
の有機材料とガラス,SiO2などの無機材料さらには金
属,金属酸化物などの電気抵抗を低減させる材料を混合
して用いることもできる。被覆材料としては有機絶縁性
皮膜形成材料に限定されることはなく、SiO2などの無機
材料さらには金属,金属酸化物などを蒸着,スパッタリ
ングなどの方法により用いることも可能である。被覆材
料は前述のとおり無機,有機の材料に係わらず電荷発生
物質の光の吸収極大の波長領域においてできるだけ透明
であることが望ましい。
被覆層自体の膜厚は被覆層の配合組成にも依存する
が、繰り返し連続使用したとき残留電位が増大するなど
の悪影響が出ない範囲で任意に設定できる。
以下、具体的な実施例について説明する。
実施例1 前記化合物No.7のジスアゾ化合物を、ガラスポットお
よびガラスボールを用いたボールミル装置で100時間粉
砕し微粉末化した。この微粉末化された試料7重量部と
DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)溶剤50重量部とを混
合し超音波分散処理を行った。その後、顔料とDMFとを
分離濾過し乾燥した。これに、電子受容性物質として2,
4,5,7−テトラニトロ−9−フルオレノン0.7重量部,ポ
リエステル樹脂(商品名バイロン200:東洋紡製)10重量
部およびテトラヒドロフラン(THF)790重量部を加え、
SUSボールを入れて2時間激しく震盪したのちさらに30
分超音波処理をして電荷発生層用の塗液を作製した。次
に、1−フェニル−3−(P−ジエチルアミノスチリ
ル)−5−(パラジエチルアミノフェニル)−2−ピラ
ゾリン(ASPP)1重量部をテトラヒドロフラン(THF)
6重量部に溶かした液とポリメタクリル酸メチルポリマ
ー(PMMA:東京化成製)1.5重量部をトルエン13.5重量部
に溶かした液とを混合して電荷輸送層用の塗液を作製し
た。アルミニウムを蒸着したポリエステルテレフタレー
トフィルム上に電荷輸送層(15μm),電荷発生層(2
μm)の順にそれぞれ調製した塗液を塗布し、正帯電用
の感光体を作製した。
実施例2 実施例1の2,4,5,7,−テトラニトロ−9−フルオレノ
ンをクロラニルに変え、その他は実施例1と同様にして
感光体を作製した。
実施例3 実施例1の電子受容性物質をTCNQに変え、その他は実
施例1と同様にして感光体を作製した。
実施例4 実施例1の電子受容性物質をDDQに変え、その他は実
施例1と同様にして感光体を作製した。
実施例5 実施例1のジスアゾ化合物をNo.8のジスアゾ化合物に
変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例6 実施例2のジスアゾ化合物をNo.8のジスアゾ化合物に
変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例7 実施例3のジスアゾ化合物をNo.8のジスアゾ化合物に
変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例8 実施例4のジスアゾ化合物をNo.8のジスアゾ化合物に
変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例9 実施例1のジスアゾ化合物をNo.14のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例10 実施例2のジスアゾ化合物をNo.14のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例11 実施例3のジスアゾ化合物をNo.14のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例12 実施例4のジスアゾ化合物をNo.14のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例13 実施例1のジスアゾ化合物をNo.19のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例14 実施例2のジスアゾ化合物をNo.19のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例15 実施例3のジスアゾ化合物をNo.19のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例16 実施例4のジスアゾ化合物をNo.19のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例17 実施例1のジスアゾ化合物をNo.57のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例18 実施例2のジスアゾ化合物をNo.57のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例19 実施例3のジスアゾ化合物をNo.57のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
実施例20 実施例4のジスアゾ化合物をNo.57のジスアゾ化合物
に変え、その他は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
比較例1 実施例1の電子受容性物質を2,4,7−トリニトロ−9
−フルオレノンに変え、その他は実施例1と同様にして
感光体を作製した。
比較例2 実施例5の電子受容性物質を2,4,7−トリニトロ−9
−フルオレノンに変え、その他は実施例1と同様にして
感光体を作製した。
比較例3 実施例9の電子受容性物質を2,4,7−トリニトロ−9
−フルオレノンに変え、その他は実施例1と同様にして
感光体を作製した。
比較例4 実施例13の電子受容性物質を2,4,7−トリニトロ−9
−フルオレノンに変え、その他は実施例1と同様にして
感光体を作製した。
比較例5 実施例17の電子受容性物質を2,4,7−トリニトロ−9
−フルオレノンに変え、その他は実施例1と同様にして
感光体を作製した。
比較例6 実施例1の電子受容性物質を添加せず、その他は実施
例1と同様にして感光体を作製した。
比較例7 実施例5の電子受容性物質を添加せず、、その他は実
施例5と同様にして感光体を作製した。
比較例8 実施例9の電子受容性物質を添加せず、その他は実施
例9と同様にして感光体を作製した。
比較例9 実施例12の電子受容性物質を添加せず、、その他は実
施例12と同様にして感光体を作製した。
比較例10 実施例17の電子受容性物質を添加せず、、その他は実
施例17と同様にして感光体を作製した。
このようにして得られた感光体の電子写真特性を川口
電機製静電記録紙試験装置「SP−428」を用いて測定し
た。
感光体表面に照度2ルックスの白色光を照射して初期
帯電電位が半分になるまでの時間(秒)を求め半減衰露
光量E1/2(ルックス・秒)とした。測定結果を第1表
に示す。また、第1表には各感光体に用いられた電荷発
生物質,電子受容性物質をまとめて記載した。なお、電
荷輸送物質はすべてASPPである。
第1表に見られるとおり、電荷発生層中に電荷発生物
質だけでなくさらに電子受容性物質を添加して用いた各
実施例の感光体は比較例の感光体に比べて光感度が向上
している。しかしながら、比較例1と6,比較例2と7,比
較例3と8,比較例4と9,比較例5と10とを比較して明ら
かなように、電子親和力が1.1eVと小さい電子受容性物
質2,4,7−トリニトロ−9−フルオレノンを添加しても
光感度の向上は認められず、ある程度以上の電子親和力
を有するものでなければならないことが判る。さらに、
電子受容性物質として電子親和力1.21eVの2,4,5,7−テ
トラニトロ−9−フルオレノン,1.55eVのクロラニル,1.
7eVのTCNQ,1.95eVのDDQを用いた各実施例の感光体を比
較すると、電子親和力の大きい電子受容性物質を用いた
もの程光感度の向上の度合いが大きい。以上の結果よ
り、前記一般式(I)で示されるジスアゾ化合物を電荷
発生物質とし、これに電子親和力が1.2eV以上の電子受
容性物質を添加して用いることにより光感度の優れた感
光体を得ることができることが判る。
〔発明の効果〕
本発明によれば、導電性基体上に前記一般式(I)で
示されるジスアゾ化合物のうちの少なくとも一種類と、
電子親和力1.2eV以上の電子受容性物質とを同時に含む
光導電層を具備させることにより、光感度の優れた電子
写真用感光体を得ることができる。
さらに、必要に応じて表面に被覆層を設置して耐久性
を向上することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図,第3図,第4図および第5図は本発明
の感光体のそれぞれ異なる実施例を示す模式的断面図で
ある。 1……導電性基体、2a,2b,2c,2d,2e……光導電層、3…
…電荷発生物質、4……電子受容性物質、5……電荷発
生層、6……電荷輸送物質、7……電荷輸送層、8……
被覆層。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電性基体上に下記一般式(I)に示した
    ジスアゾ化合物のうちの少なくとも一種類と電子親和力
    が1.2eV以上の電子受容性物質とを含む光導電層を備え
    たことを特徴とする電子写真用感光体。 〔式(I)中、X1は置換されていてもよいアルキル基ま
    たはアリール基を表し、X2はニトリル基,カルバモイル
    基,エステル基またはアシル基を表し、X3は水素原子,
    ハロゲン原子,ニトロ基または置換されていてもよいア
    ルキル基,アルコキシ基を表し、X4は水素原子またはハ
    ロゲン原子を表し、−N=N−D−N=N−はジスアゾ
    残基を表す。〕
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