JP2642991B2 - ラムジェット燃焼器 - Google Patents
ラムジェット燃焼器Info
- Publication number
- JP2642991B2 JP2642991B2 JP1211380A JP21138089A JP2642991B2 JP 2642991 B2 JP2642991 B2 JP 2642991B2 JP 1211380 A JP1211380 A JP 1211380A JP 21138089 A JP21138089 A JP 21138089A JP 2642991 B2 JP2642991 B2 JP 2642991B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combustor
- combustor body
- intake pipe
- flame holding
- circular hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Gas Burners (AREA)
- Combustion Of Fluid Fuel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、飛昇体の推進器等に適用されるラムジェッ
ト燃焼器に関する。
ト燃焼器に関する。
第３図及び第４図に従来のラムジェット燃焼器の代表
的なサイドダンプ型ラムジェット燃焼器を示す。同燃焼
器は、対をなす２本のインテーク管01と燃焼器胴02で構
成される。インテーク管01には燃料ノズル05が取付けら
れていて、対をなす２本のインテーク管01は燃焼器胴02
に対向して開口している。
的なサイドダンプ型ラムジェット燃焼器を示す。同燃焼
器は、対をなす２本のインテーク管01と燃焼器胴02で構
成される。インテーク管01には燃料ノズル05が取付けら
れていて、対をなす２本のインテーク管01は燃焼器胴02
に対向して開口している。
インテーク管01に流入した空気は、燃料ノズル05より
霧化された燃料と混合し、混合気となって燃焼器胴02内
に流入する。対向するインテーク管01から燃焼器胴02内
に流入した混合気は衝突し、その１部は上流側の燃焼器
胴02の上流端部に設けた保炎部に流れ、ここで着火され
る。残りの混合気は燃焼器胴02内を下流側へ流れ、燃焼
器胴02の下流側に設けた燃焼部で、保炎部04の炎により
着火され燃焼する。なお、06はインテーク管01の開口付
近の湾曲部に設けられたガイドベーンである。
霧化された燃料と混合し、混合気となって燃焼器胴02内
に流入する。対向するインテーク管01から燃焼器胴02内
に流入した混合気は衝突し、その１部は上流側の燃焼器
胴02の上流端部に設けた保炎部に流れ、ここで着火され
る。残りの混合気は燃焼器胴02内を下流側へ流れ、燃焼
器胴02の下流側に設けた燃焼部で、保炎部04の炎により
着火され燃焼する。なお、06はインテーク管01の開口付
近の湾曲部に設けられたガイドベーンである。
この種の燃焼器で安定した燃焼状況を得るためには、
第３図に示される保炎部04に安定した渦流を作り、この
部分で着火させて火種として連続燃焼させることが重要
である。
第３図に示される保炎部04に安定した渦流を作り、この
部分で着火させて火種として連続燃焼させることが重要
である。
上記の従来型のラムジェット燃焼器では、インテーク
管01と燃焼器胴02の接続部の開口は、インテーク管01の
形状から矩形、楕円形が多い。インテーク管01にはガン
ドベーン06等を取付けて保炎部04へ流れが安定して供給
されるように工夫がされているが、このような開口部の
形状では、燃焼器胴02内への流れが乱れ保炎部04に形成
される渦は、不安定となり易い。
管01と燃焼器胴02の接続部の開口は、インテーク管01の
形状から矩形、楕円形が多い。インテーク管01にはガン
ドベーン06等を取付けて保炎部04へ流れが安定して供給
されるように工夫がされているが、このような開口部の
形状では、燃焼器胴02内への流れが乱れ保炎部04に形成
される渦は、不安定となり易い。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、燃焼
器胴の保炎部に安定した渦流を作り安定した保炎（連続
燃焼のための火種）を維持することができるラムジェッ
ト燃焼器を提供しようとするものである。
器胴の保炎部に安定した渦流を作り安定した保炎（連続
燃焼のための火種）を維持することができるラムジェッ
ト燃焼器を提供しようとするものである。
本発明は、上流端部に保炎部が設けられ、下流側に燃
焼部が設けられた燃焼器胴、および燃料と空気がその内
部を流れ、保炎部と燃焼部との間で、向い合って燃焼器
胴に開口する対をなすインテーク管をもつラムジェット
燃焼器において、インテーク管の燃焼器胴への開口部が
保炎部と燃焼部との間で燃焼器胴の軸方向に直列に配置
された２個の円形穴で形成され、かつ同円形穴の入口部
に、前記円形穴の断面積を前記燃焼器胴へ向うにつれて
縮小させる丸味がつけられている。
焼部が設けられた燃焼器胴、および燃料と空気がその内
部を流れ、保炎部と燃焼部との間で、向い合って燃焼器
胴に開口する対をなすインテーク管をもつラムジェット
燃焼器において、インテーク管の燃焼器胴への開口部が
保炎部と燃焼部との間で燃焼器胴の軸方向に直列に配置
された２個の円形穴で形成され、かつ同円形穴の入口部
に、前記円形穴の断面積を前記燃焼器胴へ向うにつれて
縮小させる丸味がつけられている。
本発明では、燃焼器胴へのインテーク管の開口部の穴
を円形にし、かつ同円形穴の入口部に円形穴の断面積を
燃焼器胴に向うにつれて縮小する丸味をつけたことによ
り、同円形穴を通ってインテーク管から燃焼器胴へ導か
れる流れが安定する。向い合うインテーク管から流入す
る案内した流れは燃焼器胴内で安定して衝突し、保炎部
に常に安定した渦流を形成する。
を円形にし、かつ同円形穴の入口部に円形穴の断面積を
燃焼器胴に向うにつれて縮小する丸味をつけたことによ
り、同円形穴を通ってインテーク管から燃焼器胴へ導か
れる流れが安定する。向い合うインテーク管から流入す
る案内した流れは燃焼器胴内で安定して衝突し、保炎部
に常に安定した渦流を形成する。
また、各インテーク管の開口部の円形穴を燃焼器胴の
軸方向に直列に２個設けることによって、燃焼器胴の上
流側及び下流側へ流れる流路とその流量が確保される。
軸方向に直列に２個設けることによって、燃焼器胴の上
流側及び下流側へ流れる流路とその流量が確保される。
本発明の一実施例を第１図及び第２図によって説明す
る。
る。
本実施例に係るラムジェット燃焼器は、その内部を液
体燃料と空気の混合気が流れるインテーク管１と、同イ
ンテーク管１から上記混合気が導入される円筒状の燃焼
器胴２で構成される。互に向い合って燃焼器胴２に開口
するインテーク管１の対が、第２図に示すように、互に
直角に配置された２対配置され、即ち等間隔に燃焼器胴
２まわりに配置され４個のインテーク管１が設けられて
いる。各インテーク管１の燃焼器胴２への開口部は、燃
焼器胴２の軸方向に直列に間隔ｌをおいて配置された上
流側の円形穴4aと下流側の円形穴4bによって形成され
る。３は燃焼器胴２の円形穴4aの上流側の保炎部、６は
インテーク管１の開口部付近の湾曲部からインテーク管
１内を上流側へ延びるガイドベーン、５はインテーク管
１内に開口する燃料ノズルである。
体燃料と空気の混合気が流れるインテーク管１と、同イ
ンテーク管１から上記混合気が導入される円筒状の燃焼
器胴２で構成される。互に向い合って燃焼器胴２に開口
するインテーク管１の対が、第２図に示すように、互に
直角に配置された２対配置され、即ち等間隔に燃焼器胴
２まわりに配置され４個のインテーク管１が設けられて
いる。各インテーク管１の燃焼器胴２への開口部は、燃
焼器胴２の軸方向に直列に間隔ｌをおいて配置された上
流側の円形穴4aと下流側の円形穴4bによって形成され
る。３は燃焼器胴２の円形穴4aの上流側の保炎部、６は
インテーク管１の開口部付近の湾曲部からインテーク管
１内を上流側へ延びるガイドベーン、５はインテーク管
１内に開口する燃料ノズルである。
上記４個のインテーク管１の円形穴4aの径D1の和と燃
焼器胴２の壁内面の周長の比は、燃焼器胴２内への流れ
を安定させるために、0.3〜0.4となるように設定されて
いる。即ち燃焼器胴２の内径Dcとすると、D1とDcとの間
には次の関係が成立する。
焼器胴２の壁内面の周長の比は、燃焼器胴２内への流れ
を安定させるために、0.3〜0.4となるように設定されて
いる。即ち燃焼器胴２の内径Dcとすると、D1とDcとの間
には次の関係が成立する。
4D1＝0.3〜0.4πDc 円形穴4bの径D2は、インテーク管の開口部の必要断面
積と円形穴4aの面積を考慮して決定される。
積と円形穴4aの面積を考慮して決定される。
また、上記円形穴4a,4bの間隔ｌは、各穴からの気流
が干渉しないよう1.5〜2.5D1に設定されている。
が干渉しないよう1.5〜2.5D1に設定されている。
また更に、第１図に示すように、インテーク管１の出
口側の断面積は上記円形穴4a,4bの出口側断面積より若
干大きくなっており、上記円形穴4a,4bの入口部には同
穴の断面積を燃焼器胴２へ向うにつれて縮小する丸味が
つけられている。
口側の断面積は上記円形穴4a,4bの出口側断面積より若
干大きくなっており、上記円形穴4a,4bの入口部には同
穴の断面積を燃焼器胴２へ向うにつれて縮小する丸味が
つけられている。
以上のように構成された本実施例では、インテーク管
１の開口部に円形の穴4a,4bを備え、かつ同穴4a,4bの入
口部には燃焼器胴２に向うにつれて穴の断面積を縮小す
る丸味を設けているために、同穴4a,4bを通ってインテ
ーク管１から燃焼器胴２へ流入する混合気の流れが安定
する。向い合うインテーク管１から流入した混合気の安
定した流れは燃焼器胴２内で衝突し、流入した混合気の
１部は保炎部３において常に安定した渦流が形成され、
同保炎部３に安定した炎が維持される。残りの混合気は
燃焼器胴２内を下流へ向って流れ、保炎部３の炎によっ
て燃焼する。
１の開口部に円形の穴4a,4bを備え、かつ同穴4a,4bの入
口部には燃焼器胴２に向うにつれて穴の断面積を縮小す
る丸味を設けているために、同穴4a,4bを通ってインテ
ーク管１から燃焼器胴２へ流入する混合気の流れが安定
する。向い合うインテーク管１から流入した混合気の安
定した流れは燃焼器胴２内で衝突し、流入した混合気の
１部は保炎部３において常に安定した渦流が形成され、
同保炎部３に安定した炎が維持される。残りの混合気は
燃焼器胴２内を下流へ向って流れ、保炎部３の炎によっ
て燃焼する。
また、上記円形穴4a,4bは、上に説明したような径を
もち、かつ、燃焼器胴の軸方向に直列に２個上記間隔ｌ
において設けられているために、開口部の穴面積は十分
な値になると共に両穴4a,4bからの気流は互いに干渉を
起すことがなく、燃焼器胴２へ流入する混合気の流量は
確保され、また、燃焼器胴２内を上流側及び下流側に流
れる混合気の流路が確保される。
もち、かつ、燃焼器胴の軸方向に直列に２個上記間隔ｌ
において設けられているために、開口部の穴面積は十分
な値になると共に両穴4a,4bからの気流は互いに干渉を
起すことがなく、燃焼器胴２へ流入する混合気の流量は
確保され、また、燃焼器胴２内を上流側及び下流側に流
れる混合気の流路が確保される。
また更に、上に説明したような径をもつ円形穴4aから
燃焼器胴２内へ流入した混合気は、衝突後50％以上が上
流に向って流れて渦流を形成して保炎が維持されること
になる。
燃焼器胴２内へ流入した混合気は、衝突後50％以上が上
流に向って流れて渦流を形成して保炎が維持されること
になる。
以上説明したように、本実施例では、所要量の混合気
をインテーク管１から燃焼器胴２内へ導入することがで
き、また保炎部３に安定した渦流が形成され、継続した
燃焼を行なうことができる。
をインテーク管１から燃焼器胴２内へ導入することがで
き、また保炎部３に安定した渦流が形成され、継続した
燃焼を行なうことができる。
本発明は、燃焼器胴に向い合って開口をするインテー
ク管の開口部を燃焼器胴の軸方向に直列に配置された２
個の円形穴で形成したことによって、開口部の面積を確
保することができると共に、燃焼器胴の上流側及び下流
側へ流れる流路が確保され、十分な量の燃料と空気を燃
焼器胴内へ供給することができる。
ク管の開口部を燃焼器胴の軸方向に直列に配置された２
個の円形穴で形成したことによって、開口部の面積を確
保することができると共に、燃焼器胴の上流側及び下流
側へ流れる流路が確保され、十分な量の燃料と空気を燃
焼器胴内へ供給することができる。
また、本発明では上記円形穴の入口部に、燃焼器胴に
向うにつれて断面積を縮小する丸味をつけたことによっ
て、向い合うインテーク管からは安定した流れが燃焼器
胴内へ流入し、これが互に衝突することによって、燃焼
器胴の上流側の部分の保炎部には常に安定した渦流が形
成され、同保炎部には安定した火種としての炎が維持さ
れ、燃焼器胴内の連続燃焼が可能になる。
向うにつれて断面積を縮小する丸味をつけたことによっ
て、向い合うインテーク管からは安定した流れが燃焼器
胴内へ流入し、これが互に衝突することによって、燃焼
器胴の上流側の部分の保炎部には常に安定した渦流が形
成され、同保炎部には安定した火種としての炎が維持さ
れ、燃焼器胴内の連続燃焼が可能になる。
第１図は本発明の一実施例に係るラムジェット燃焼器の
縦断面図、第２図は同実施例の正面図、第３図は従来の
ラムジェット燃焼器の縦断面図、第４図は同従来のラム
ジェット燃焼器の正面図である。 １……インテーク管、２……燃焼器胴、 ３……保炎部、4a,4b……円形穴、 ５……燃料ノズル、６……ガイドベーン。
縦断面図、第２図は同実施例の正面図、第３図は従来の
ラムジェット燃焼器の縦断面図、第４図は同従来のラム
ジェット燃焼器の正面図である。 １……インテーク管、２……燃焼器胴、 ３……保炎部、4a,4b……円形穴、 ５……燃料ノズル、６……ガイドベーン。
Claims (1)
- 【請求項１】上流端部に保炎部が設けられ、下流側に燃
焼部が設けられた燃焼器胴、および燃料と空気がその内
部を流れ、前記保炎部と前記燃焼部との間で、向い合っ
て前記燃焼器胴に開口する対をなすインテーク管をもつ
ラムジェット燃焼器において、前記インテーク管の前記
燃焼器胴への開口部が前記保炎部と前記燃焼部との間で
前記燃焼器胴の軸方向に直列に配置された２個の円形穴
で形成され、かつ前記円形穴の入口部に前記円形穴の断
面積を前記燃焼器胴へ向うにつれて縮小させる丸味がつ
けられていることを特徴とするラムジェット燃焼器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1211380A JP2642991B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | ラムジェット燃焼器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1211380A JP2642991B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | ラムジェット燃焼器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0378556A JPH0378556A (ja) | 1991-04-03 |
| JP2642991B2 true JP2642991B2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=16605007
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1211380A Expired - Lifetime JP2642991B2 (ja) | 1989-08-18 | 1989-08-18 | ラムジェット燃焼器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2642991B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0341079Y2 (ja) * | 1986-01-31 | 1991-08-29 |
-
1989
- 1989-08-18 JP JP1211380A patent/JP2642991B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0378556A (ja) | 1991-04-03 |
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