JP2642498B2 - 温度センサ - Google Patents

温度センサ

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JP2642498B2
JP2642498B2 JP3703290A JP3703290A JP2642498B2 JP 2642498 B2 JP2642498 B2 JP 2642498B2 JP 3703290 A JP3703290 A JP 3703290A JP 3703290 A JP3703290 A JP 3703290A JP 2642498 B2 JP2642498 B2 JP 2642498B2
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昌二郎 大室
明雄 尾崎
哲夫 川崎
雄二 幸節
義雄 小野
浩一 伊藤
志郎 鏡原
召次 田中
隆 三原
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Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は温度センサに関するものである。
「従来の技術」 ロケット用の温度センサは、ロケットの燃焼状態が瞬
時瞬間に変化するが、その変化した状態を即座にキャッ
チできる即応答性が第一にもとめられている。さらに、
900℃程度の温度で、380kg/cm2程度の高い圧力下で、ま
た、振動が激しく、しかも、衝撃がある箇所において使
用される。応答性をよくするため熱容量を減らし薄く形
成すればよいが、衝撃もあり温度センサの強度がもたな
い。応答性をよくするためには細く薄く形成せねばなら
ないが耐衝撃性を上げるには頑丈でなければならず相反
する要求をみたすものでなければならない。
高圧下での温度センサの使用は温度センサの電気信号
を取り出すため、取り出し部から高圧流体が流出する虞
があり、常温であればOリングなどで機密構造としやす
いが高温であれば気密が行いにくい。
ロケット用の温度センサは応答性がよく、その上、耐
高圧性、耐衝撃性、耐振動性、耐高温性がもとめられる
最も厳しい条件下で使用されるものである。
「発明が解決しようとする課題」 応答性をよくするために測温白金素線を外周面に捲き
付けた棒状の捲枠を基端を取付け先端を自由に片持状に
して直接計測媒体に接触させるが、捲枠が振動し、捲枠
基端の測温白金素線に接続したリード線として用いたMI
ケーブルを破損せしめる。
「課題を解決するための手段および作用」 そこで、本発明は上記の事情に鑑み、棒状の捲枠の振
動を減少させるため、捲枠の先端を支持させたものであ
る。捲枠の先端の支持には、支持部材を介して保護筒先
端で捲枠先端を支持あるいは保護筒先端で直接捲枠先端
を支持させる。支持部材としては、保護筒先端面に当接
する蓋片より半径外方向の移動を制限する停止片あるい
は挟持片を突設させた先端蓋、蓋片より捲枠に内嵌まり
する位置決め片を突設した内径支持先端蓋あるいは捲枠
を複数本のワイヤで抱持させるものがある。保持筒で捲
枠を直接支持するものとして保護筒に内方に向けて切り
起した複数個の押圧片がある。
「実施例」 まず、この温度センサについて第1図により詳細に述
べる。
有底筒状のアルミナ製の捲枠1の外周面に測温白金素
線2を捲き付ける。捲枠1の基端有底中心軸方向に位置
決め穴4を凹設し、位置決め穴4と外周面の測温白金素
線2の捲き付け先端とを連絡する連絡孔5・5を突設す
る。白金合金外装管6内部にMgO、Al2O3、SiO2などの無
機絶縁材7を介在させて白金合金芯線8・8を収容した
MIケーブル9を、その端面を例えばエナメル、セラミッ
クなどで端面シール10して白金合金芯線8・8を端面シ
ール10より露出させておき、白金合金芯線8・8を前記
連結孔5・5に挿通させ位置決め孔4にMIケーブル9を
嵌め、捲枠1の外周面に捲き付けた測温白金素線2の両
端と白金合金芯線8・8の先端を接続する。捲枠1の外
周面に巻き付けられた測温白金素線2はエナメル、セラ
ミックなどのコーティング材11で被覆し、連結孔5・5
の白金合金芯線8・8との間の空所にはエナミルを充填
し隙間をなくしシールする。また、MIケーブル9は捲枠
1の基端から延出し、MIケーブル9と位置決め穴4との
隙間にはエナメル、セラミック、ロウ材などの接合材12
を充填する。セラミック製の捲枠1をハステロイX製の
接続金具16に直接接合できないので白金合金フランジ17
を介在させて接合する。白金合金フランジ17はセラミッ
ク製の捲枠1に熱膨張率が近く、白金合金フランジ17は
金属であるため時速金具16とろう付けで接合できる。捲
枠1の基端にはキャップ状の白金合金フランジ17を外嵌
めし、捲枠1の基端外周面と白金合金フランジ17のキャ
ップ内周面との間にはエナメル、セラミック、ロウ材な
どの接合材18を充填して固着する。ハステロイX製の持
続金具16は先端寄に前記白金合金フランジ17を受け入れ
る受入穴19を設け、受入穴19より基端側の中心軸方向に
MIケーブル9の挿入孔20を穿設する。接続金具16の受入
穴19と白金合金フランジ17外周面を前記エナメル、セラ
ミック、ロウ材などの接合材18の接合箇所と軸方向で所
要距離へだてて金ニッケルパラジウムろう材21でろう付
けし、挿通孔20でMIケーブル9と接続金属16とを金ニッ
ケルパラジウムろう材22でろう付けする。また、ハステ
ロイX製の保護筒23で捲枠1を同心状に覆わせてその基
端部を捲枠1の基端に外嵌めすると共に接続金具16先端
に内嵌めし、持続金具16先端面でTIG溶接24して保護筒2
3を固着する。
次に、捲枠1の振動を防止するため捲枠1の先端の支
持について述べる。
捲枠1の支持部材を介在させるものと、保護続23で直
接支持するものとがある。支持部材によるものとして、
先端蓋、内径支持先端蓋、複数のワイヤを用いたものが
あり、保護筒23で直接支持するものとして押圧片を設け
たものがある。
先端蓋31は、金属製で、第2図に示すように、中央に
貫通孔32を穿設し保護筒23先端面に当接する蓋片33の捲
枠側の一面より捲枠1先端の半径外方向の移動を制限す
る複数個の停止片34を捲枠1先端と隙間がないか微小な
隙間になるように突設させる。停止片34内に捲枠1の先
端を嵌めて蓋片33を保護筒23先端面に当接させて溶接35
して溶接する。なお、溶接以外の締結手段を用いてもよ
い。
この温度センサの使用時には高温となっても熱伸び差
で隙間が増加しないようになっており、捲枠1の振動を
制限する。
第3図の先端蓋41は、金属製で、蓋片42の捲枠側一面
より捲枠1先端外径を挟持する挟持片43…を突設し、挟
持片43と挟持片43との間にはスリット44を介在させる。
なお、蓋片42中央には貫通孔45が穿設してある。
この温度センサは室温時には捲枠1先端は若干の締り
代をもって保持され、高温時の隙間を小さくして捲枠1
の振動を制限する。
第4図および第5図の内径支持先端蓋51は、保護筒23
先端面に当接する蓋片52の捲枠側一面より捲枠1先端に
内嵌まりする複数個の位置決め片53を突設し、位置決め
片53と位置決め片53との間には位置決め片53を弾性的に
縮径できるようにスリット54を介在させ、位置決め片53
の外周は円弧面55に形成して、捲枠1内面にできるだけ
接触させないようにし且つ鋭角の状態で捲枠1内面に接
触させないようにする。また、蓋片52の中央およびその
周囲に計測媒体が流通するように貫通孔56、貫通孔57・
57・57・57をそれぞれ穿設する。内径支持先端蓋51は保
護筒23に溶接またはその他の締結手段を用いて固着する
ことができる。
この温度センサは高温時に熱膨張差により位置決め片
53が外側へ拡径してもスリット54が介在するので、その
力は小さい。
支持部材として第6図に示すように2本のワイヤ61・
61を用いることもできる。2本のワイヤ61・61で各々の
ワイヤ61・61の両端が反対方向を向くようにして捲枠1
先端を抱持させ各々のワイヤ61・61の両端を保持筒23に
嵌入させる。なお、1本のワイヤのみで固定するように
することもできる。
この温度センサの使用中の捲枠1の振動はワイヤ61・
61により制限される。
第7図および第8図には、保護筒23の押圧片71・71・
71で捲枠1を支持した例である。
保持筒23先端面寄りの同一円周上の壁体を保持筒23内
に向けて捲体1先端外周面に当接するように三個の円弧
状の押圧片71・71・71を切り起こし、この押圧片71・71
・71内に捲枠1先端を弾性的に支持させる。
この温度センサ使用中、捲枠1の振動は押圧片71・71
・71で制限される。
「発明の効果」 本発明は、上述のように、測温素線を外周面に付けた
棒状の捲枠を基端を保持し先端を片持状に取付け、基端
を支持した保護筒内に前記捲枠を収容した温度センサに
おいて、支持部材を介して保護筒先端で捲枠先端を支持
あるいは保持筒先端で直接捲枠先端を支持させた温度セ
ンサであるので、棒状の捲枠の振動を減少させることが
でき捲枠基端の測温白金素線に接続したリード線として
用いたMIケーブルを破損せしめるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の温度センサの全体を示す縦断面図、第
2図は先端蓋を用いて捲枠を支持した状態を示す縦断面
図、第3図は他の先端蓋の斜視図、第4図は内径支持先
端蓋で保持枠を支持した状態を示す縦断面図、第5図は
第4図の正面図、第6図は2本ワイヤで保持枠を支持し
た状態を示す断面図、第7図は捲枠を保護筒の押圧片で
直接支持した状態を示す側面図、第8図は第7図のVIII
−VIII断面図である。 2……測温白金素線 1……捲枠 23……保護筒 33・42・52……蓋片 34……停止片 43……挟持片 53……位置決め片 51……内径支持先端蓋 61……ワイヤ 71……押圧片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大室 昌二郎 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱 重工業株式会社名古屋誘導推進システム 製作所内 (72)発明者 尾崎 明雄 愛知県小牧市大字東田中1200番地 三菱 重工業株式会社名古屋誘導推進システム 製作所内 (72)発明者 川崎 哲夫 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱 重工業株式会社名古屋航空宇宙システム 製作所内 (72)発明者 幸節 雄二 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱 重工業株式会社名古屋航空宇宙システム 製作所内 (72)発明者 小野 義雄 愛知県名古屋市港区大江町10番地 三菱 重工業株式会社名古屋航空宇宙システム 製作所内 (72)発明者 伊藤 浩一 兵庫県明石市貴崎5丁目6番28号 株式 会社岡崎製作所明石工場内 (72)発明者 鏡原 志郎 兵庫県明石市貴崎5丁目6番28号 株式 会社岡崎製作所明石工場内 (72)発明者 田中 召次 兵庫県明石市貴崎5丁目6番28号 株式 会社岡崎製作所明石工場内 (72)発明者 三原 隆 兵庫県明石市貴崎5丁目6番28号 株式 会社岡崎製作所明石工場内 (56)参考文献 特開 昭56−147026(JP,A) 実開 昭58−109038(JP,U) 実開 昭62−86522(JP,U) 特公 昭55−29373(JP,B2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測温素線を外周面に捲き付けた棒状の捲枠
    を基端を保持し先端を自由に片持状に取付け、基端を支
    持した保護筒内に前記捲枠を収容した温度センサにおい
    て、保護筒先端面に当接する蓋片の捲枠側の一面より捲
    枠先端の半径外方向の移動を制限する停止片あるいは捲
    枠先端外径を挟持する挟持片を突設させた先端蓋を設け
    て捲枠先端を支持させた温度センサ。
  2. 【請求項2】測温素線を外周面に捲き付けた棒状の捲枠
    を基端を保持し先端を自由に片持状に取付け、基端を支
    持した保護筒内に前記捲枠を収容した温度センサにおい
    て、保護筒先端面に当接する蓋片の捲枠側の一面より捲
    枠先端の内嵌まりする位置決め片を突出させた内径支持
    先端蓋を設けて捲枠先端を支持させた温度センサ。
  3. 【請求項3】測温素線を外周面に捲き付けた棒状の捲枠
    を基端を保持し先端を自由に片持状に取付け、基端を支
    持した保護筒内に前記捲枠を収容した温度センサにおい
    て、複数本のワイヤで各々のワイヤの両端が反対方向を
    向くようにして捲枠先端を抱持させ各々のワイヤの両端
    を保護筒に嵌入させ捲枠先端を支持させた温度センサ。
  4. 【請求項4】測温素線を外周面に捲き付けた棒状の捲枠
    を基端を保持し先端を自由に片持状に取付け、基端を支
    持した保護筒内に前記捲枠を収容した温度センサにおい
    て、保護筒先端面寄りの同一円周上の壁体を保護筒内に
    向けて複数個捲枠先端外周面に当接するように切り起し
    た押圧片で直接捲枠の先端を支持させた温度センサ。
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