JP2002162377A - ガスセンサ - Google Patents

ガスセンサ

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JP2002162377A JP2000356362A JP2000356362A JP2002162377A JP 2002162377 A JP2002162377 A JP 2002162377A JP 2000356362 A JP2000356362 A JP 2000356362A JP 2000356362 A JP2000356362 A JP 2000356362A JP 2002162377 A JP2002162377 A JP 2002162377A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特定の構造の保護管を装着することにより、
応答性が向上し、また、素子の被毒、被水が十分に抑え
られるガスセンサを提供する。 【解決手段】 主体金具3と、この主体金具に挿通さ
れ、先端側の検知部Xが主体金具の先端面34より突出
しているセンサ素子Aと、主体金具に固定され、素子の
検知部を囲繞する外側と内側の二重構造からなる保護管
と、を備え、内側保護管62の通気孔がセンサ素子の検
知部より基端側に対応する位置に設けられているガスセ
ンサを得る。外側保護管61の後端部は主体金具の先端
縁にレーザ溶接により気密に接合され、内側保護管の先
端部は外側保護管の先端部の内面に固定される。また、
内側保護管の外径を主体金具の内径より小さくし、後端
部を外方に向かって折り曲げて鍔部622を形成し、こ
の鍔部に通気孔621を設け、先端部622aを主体金
具の先端面34又は内周面33に当接させて固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、優れた応答性を有
するガスセンサに関する。更に詳しく言えば、特定の二
重管構造からなる保護管を備え、応答性に優れ、検知部
が被毒、被水等から十分に保護されるガスセンサに関す
る。本発明における保護管の構造は各種の材質、構造か
らなるガスセンサに適用することができ、このガスセン
サは、特に、車両等の内燃機関から排出される排気ガス
に含まれる酸素ガス及びNOxガスなどを検知するため
のガスセンサとして有用である。
【0002】
【従来の技術】車両用のガスセンサは、センサを排気管
等に取り付けるための主体金具と、この主体金具に挿通
され、少なくとも検知部が主体金具から突出して配設さ
れているセンサ素子とを備え、素子の先端側には保護管
が取り付けられている。この保護管には、素子の先端側
に形成された検知部に被検知ガスを導入するための通気
孔が設けられている。また、この保護管によって検知部
を被毒、被水等から保護することもできる。このような
ガスセンサにおいて、排気ガスの流路を最適化すること
によりセンサの応答性を向上させるため、保護管の素子
の後端側に対応する位置に通気孔を設けたものが提案さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、保護管は主体
金具の端縁部に装着されているため、保護管の通気孔は
主体金具の先端面を多少なりとも離れた素子の先端側に
対応する位置に設けざるを得ない。その一方で、保護管
を強固に保持するためには主体金具の先端部をある程度
の長さ突出させる必要がある。そのため、保護管の通気
孔を素子の検知部から十分に離れた位置に設けることは
難しく、保護管の取り付け側において排気ガスが流通し
ない滞留部が形成され、センサの応答性が低下すること
がある他、検知部の被毒、被水を十分に抑えることがで
きないこともある。尚、最近では、素子の被水、或いは
素子冷え等を防止するため、主体金具からの素子の突出
量を少なくする方向にあるが、これによって保護管の通
気孔と素子の検知部とがより近接し、却って被水し易く
なっている。
【0004】本発明は、上記の従来の問題を解決するも
のであり、内側保護管の通気孔をセンサ素子の検知部か
ら十分に離れた主体金具の先端面より後端側に設けるこ
とができるため、排気ガスの流路を最適化することがで
き、保護管の取り付け側における排気ガスの滞留が防止
され、センサの応答性を向上させることができる。ま
た、検知部の被毒及び被水を確実に防止することができ
る。本発明は、このように優れた応答性及び耐久性を有
するガスセンサを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、長さ方向
に貫通孔を有する主体金具と、この貫通孔に挿通され、
先端側の検知部が主体金具の先端面より突出しているセ
ンサ素子と、主体金具に固定され、検知部を囲繞する保
護管と、を備えるガスセンサにおいて、保護管は、それ
ぞれ通気孔を有する外側保護管と内側保護管とからな
り、内側保護管の通気孔を、主体金具の先端面より後端
側に対応する位置に設けることにより達成される。
【0006】このガスセンサでは、特定の構造を有する
保護管を有する他は、その構造及び材質等は特に限定さ
れず、例えば、全領域空燃比センサ等の一般的な酸素セ
ンサ及びNOxセンサなどのガスセンサとすることがで
きる。また、排気管等への取り付け方法も特定はされな
いが、通常、主体金具の外周面に形成された取り付けね
じ部により、素子の先端側において検知電極及び基準電
極が形成されている検知部が排気管等の内部に突出する
ようにして取り付けられる。
【0007】外側保護管及び内側保護管には排気ガス等
の被検知ガスを保護管の内部に導入し、素子の検知部と
接触させるための通気孔が、所定位置に所要個数形成さ
れている。また、保護管の先端部の特に中心部にも通気
孔が形成されている。この場合に、内側保護管の通気孔
が主体金具から離れた位置に形成されていると、保護管
の取り付け側において被検知ガスが滞留し、センサの応
答性が低下する。更に、内側保護管の通気孔が素子の検
知部の近傍に設けられていると、導入された直後の被検
知ガスがそのまま素子の検地部に接触することになり、
排気ガス等の被検知ガスに含まれている被毒物質及び水
等により、素子が被毒、或いは被水することにもなる。
【0008】本発明のガスセンサでは、内側保護管の通
気孔は素子の検知部より離れた主体金具の先端面より後
端側に対応する位置に設けられている。このようにすれ
ば被検知ガスは主体金具の先端面より後端側から検知部
へ、更には保護管の先端部へと流通し、保護管の取り付
け側において被検知ガスが滞留することによるセンサの
応答性の低下が防止され、被検知ガスの濃度の変化に対
するセンサ出力の追随性に優れる、即ち、応答性の高い
ガスセンサとすることができる。また、導入直後の被検
知ガスが素子の検知部と接触しないため、素子の被毒、
被水等も十分に抑えられる。
【0009】保護管はステンレス鋼等の金属からなる外
側保護管と内側保護管により形成され、通常、これらは
円筒形であり、同心円状に配置されている。そして、外
側保護管の後端部の内周面が、主体金具の先端縁の外周
面に固定されることにより、主体金具に固定されてい
る。この固定は保護管が主体金具から容易に脱落しない
限り、どのような方法により行ってもよいが、レーザ溶
接により固定することが好ましい。このようにすれば気
密状態を保って接合されるため、固定部分から侵入する
水分による素子の検知部の被水が防止される。
【0010】一方、内側保護管は、先端部の外面が外側
保護管の先端部の内面に固定されており、内側保護管の
外径が主体金具の内径より小さく、内側保護管の後端部
が外方へ向かって折り曲げられ、鍔部が形成されてい
る。そして、この鍔部の先端部を主体金具の内周面に当
接させることにより、内側保護管の後端部を固定するこ
とができ、内側保護管が全体として十分に安定して保持
される。また、このような構成とすれば、内側保護管の
通気孔を主体金具の先端面より後端側に対応する位置、
即ち、素子の検知部から離れた位置に設けることが容易
となる。
【0011】内側保護管の通気孔は鍔部に所要個数の切
り欠きを形成することによって設けることもでき、この
ようにすれば被検知ガスの滞留をほぼ完全に防止するこ
とができ、センサの応答性の低下を確実に防止すること
ができる。また、素子の被毒、被水を十分に防止するこ
ともできる。尚、内側保護管の固定も内側保護管が揺動
したり、外側保護管から容易に脱落することがない限
り、溶接、ボルト、ナットによる固定等、どのような方
法により行ってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、特定の保護管構造を有する
本発明のガスセンサを、その一例である積層型酸素セン
サ素子を組み込んだ酸素センサにより詳しく説明する。 [1]ガスセンサの構造 図1は、積層型酸素センサ素子Aが組み込まれた酸素セ
ンサBであり、内燃機関の排気管に取り付けられ、排気
ガスに含まれる酸素濃度の測定に使用されるλ型酸素セ
ンサと通称される酸素センサの一例を示す断面図であ
る。
【0013】この酸素センサBに組み込まれた積層型酸
素センサ素子Aは、検知部が形成されている前方側が主
体金具3の先端面より突出するように主体金具3に形成
された貫通孔32に挿通されている。この貫通孔32の
周面と素子Aの外周面との間は、結晶化亜鉛シリカほう
酸系ガラス等のガラスを主体とする封着層41により封
着されている。また、素子Aの、主体金具3から突出し
た部分は金属製の二重管からなる外側保護管61及び内
側保護管62により囲繞されている。そして、外側保護
管61の後端部が主体金具3の先端縁の外周面にレーザ
溶接によって固着されている。
【0014】外側及び内側保護管61、62は、それぞ
れ先端部を底面とする有底円筒形であり、その先端面、
或いは周面に、排気ガスを保護管61、62の内部に導
入するための通気孔611、621が設けられている。
また、主体金具3の後端部は外筒7の先端縁内側に挿入
され、それらが重なった部分は、周方向にレーザ溶接に
より接合され、固着されている。尚、主体金具3の外周
面には、酸素センサBを排気管に取り付けるための取り
付けねじ部31が螺設されている。
【0015】素子Aは、第1コネクタ部51、長尺状金
属薄板52、更には第2コネクタ部53及び絶縁板(図
示せず)(これらを総称して「外部端子」という。)
と、リード線9とにより、外部回路(図示せず)と電気
的に接続されている。合計4本のリード線9は、それぞ
れ外筒7の後端側に位置するグロメット8を貫通して外
部へと導出されている。
【0016】尚、素子Aの長手方向(軸線方向)におい
て、封着層41の少なくとも一方の側に隣接する形で
(図1では封着層41の素子の検出部Xに近接した端面
側に隣接して)、タルク滑石等の無機粉末の圧粉成形
体、或いは多孔質仮焼体等の多孔質無機物質などにより
形成された緩衝層42が設けられている。この緩衝層4
2は、封着層41から軸線方向に突出する素子Aを外側
から包み込むように支持し、素子Aに過度の曲げ応力及
び熱応力等が加わるのを抑制する作用を有する。
【0017】[2]積層型酸素センサ素子の構造 積層型酸素センサ素子について図2を用いて説明する。
この図2は、図1に示す酸素センサBに装着されている
素子Aの分解斜視図であり、素子Aは酸素濃淡電池素子
1及びセラミックヒータ2により構成されている。
【0018】酸素濃淡電池素子1は、酸素イオン伝導性
を有するジルコニアを主体に形成された酸素濃淡電池用
固体電解質層11を備え、酸素濃淡電池用固体電解質層
11の一端側(図1において主体金具3の先端より突出
している側)の表裏面には検知電極部131a及び基準
電極部131bが直接形成され、図1における検知部X
を構成している。
【0019】こられ検知電極部131a及び基準電極部
131bには、酸素濃淡電池用固体電解質層11の長手
方向に導体リード部132a及び132bがそれぞれ延
設されている。但し、これらの各々の導体リード部13
2a及び132bは、酸素濃淡電池用固体電解質層11
の表裏面に酸素濃淡電池用第1絶縁層12a及び酸素濃
淡電池用第2絶縁層12bを介して形成されている。
尚、酸素濃淡電池用第1絶縁層12a及び酸素濃淡電池
用第2絶縁層12bは、いずれも絶縁性に優れるアルミ
ナを主体に構成されている。
【0020】導体リード部132aの末端は、外部回路
接続用の外部端子(図示せず)と接続されるとともに、
検知電極部131aと電気的に接続される信号取り出し
用端子133aを構成する。また、リード部132bの
末端は、この末端を、酸素濃淡電池用固体電解質層1
1、酸素濃淡電池用第1絶縁層12a及び酸素濃淡電池
用第2絶縁層12bを貫通するスルーホール15を介し
て外部端子と接続するための信号取り出し用端子14と
接続される。
【0021】一方、セラミックヒータ2は、白金或いは
白金合金等により形成される発熱抵抗体21を備え、こ
の発熱抵抗体21は、絶縁性に優れるアルミナを主体に
構成されるヒータ用第1絶縁層22a及びヒータ用第2
絶縁層22bに挟持されている。そして、これらの絶縁
層に挟持された発熱抵抗体21は、ジルコニアを主体に
構成される第1ヒータ本体層23a及び第2ヒータ本体
層23bに挟持され、更にアルミナを主体とするセラミ
ックからなるヒータ用第3絶縁層24a及びヒータ用第
4絶縁層24bにより挟持される多層構造を有してい
る。
【0022】この発熱抵抗体21は、ヒータ用第4絶縁
層24b、ヒータ用第2本体層23b及びヒータ用第3
絶縁層22bを貫通するスルーホール26a及び26b
を介して、外部回路用の外部端子と接続されるヒータ通
電端子25a及び25bと電気的に接続されている。
【0023】[3]保護管の構造の詳細 以下、外側及び内側の二重管からなる従来の、又は本発
明のガスセンサにおける保護管の構造について図3乃至
図6に基づいて詳しく説明する。 (1)従来の保護管が取り付けられた酸素センサ 図6は従来の保護管が取り付けられた酸素センサの一例
の前端部の断面図である。外側保護管61の後端部は主
体金具3の先端縁の外周面に接合され、内側保護管62
の先端部の外面は外側保護管61の先端部の内面に固定
され、この固定部分の中心部には通気孔63が設けられ
ている。一方、内側保護管62の後端部は拡径され、こ
の拡径された部分の外周面が、外側保護管61の主体金
具3の先端面34に隣接した部位の内周面に固定されて
いる。
【0024】この従来の保護管では、図6のように、外
側保護管61及び内側保護管62の各々の所要個所に複
数個の通気孔611及び621が設けられている。この
ような保護管が取り付けられた酸素センサを排気管の所
定位置に装着した場合、排気ガスの多くは通気孔611
から外側保護管61と内側保護管62により形成される
空間へ流入し、次いで、通気孔621から内側保護管6
2の内部に流入し、素子の検知部X等に接触した後、通
気孔63から流出する。
【0025】このように図6の従来の構造の保護管が取
り付けられた酸素センサでは、通気孔621が主体金具
3の先端面34から離れた位置に設けられており、排気
ガスの主たる流路が上記のように形成されるため、特に
主体金具3の先端面34の周縁において排気ガスが滞留
し易く、センサの応答性の低下が避けられない。また、
内側保護管62の内部に流入した直後の排気ガスが素子
の検知部Xに接触し易く、被毒、被水等が十分に抑えら
れない。
【0026】(2)本発明のガスセンサに取り付けられ
た保護管の構造 内側保護管の鍔部に通気孔が設けられた保護管が取り
付けられた酸素センサ図3は本発明のガスセンサに取り
付けられた保護管の一例をセンサの前端部とともに示す
断面図である。外側保護管61の後端部は主体金具3の
先端縁の外周面に接合され、内側保護管62の先端部の
外面は外側保護管61の先端部の内面に固定されてお
り、この固定部分の中心部には通気孔63が設けられて
いる。一方、内側保護管62の外径は主体金具3の先端
部の内径より小さく、且つ内側保護管62の後端部には
鍔部622が形成されている。この鍔部622の先端部
622aは主体金具3の先端面34から基端側に入り込
んだ位置において主体金具3の内周面33に接してい
る。
【0027】この本発明のガスセンサに取り付けられた
保護管では、図3のように、外側保護管61の所要個所
にの従来例の場合と同様に複数個の通気孔611が設
けられている。一方、内側保護管62には、図4のよう
に、鍔部622の周方向に等間隔で4個の切り欠きが設
けられ、これが通気孔621となっており、内側保護管
62のその他の部位には通気孔は設けられていない。こ
のような保護管が取り付けられた酸素センサを排気管の
所定位置に装着した場合、排気ガスの多くは通気孔61
1から外側保護管61と内側保護管62により形成され
る空間へ流入し、次いで、内側保護管62の鍔部622
に設けられた通気孔621から保護管の内部に流入し、
素子の検知部X等に接触した後、通気孔63から流出す
る。
【0028】このように図3の本発明のガスセンサに取
り付けられた保護管では、通気孔621が主体金具3の
先端面34よりも基端側に設けられており、排気ガスの
主たる流路が上記のように形成されるため、排気ガスの
滞留はほとんどなく、優れた応答性を有するセンサとす
ることができる。また、外側保護管61の通気孔611
から流入した排気ガスは、十分な距離を流通した後に素
子の検知部Xに接触することになり、被毒、被水等が十
分に抑えられる。
【0029】本発明のガスセンサに取り付けられた保
護管の他の例 図5は本発明のガスセンサに取り付けられた保護管をセ
ンサの前端部とともに示す断面図である。このセンサで
は内側保護管62の鍔部622の先端部622aが主体
金具3の先端面34より後端側に入り込んだ位置におい
て主体金具3の内周面33に接しており、通気孔621
は主体金具3の先端面34より後端側に対応する位置に
設けられている。
【0030】このような保護管が取り付けられた酸素セ
ンサを排気管の所定位置に装着した場合、排気ガスの多
くは通気孔611から外側保護管61と内側保護管62
により形成される空間へ流入し、次いで、内側保護管6
2の、主体金具3の先端面34より後端側に対応する位
置に設けられた通気孔621から保護管の内部に流入
し、素子の検知部X等に接触した後、通気孔63から流
出する。
【0031】このように図5の本発明のガスセンサに取
り付けられた保護管では、排気ガスの主たる流路が上記
のように形成されるため、排気ガスの滞留はほとんどな
く、優れた応答性を有するセンサとすることができる。
また、外側保護管61の通気孔611から流入した排気
ガスは、十分な距離を流通した後に素子の検知部Xに接
触することになり、被毒、被水等が十分に抑えらる。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、応答性に優れ、検知部
が被毒、被水等から十分に保護されるガスセンサとする
ことができる。本発明における保護管の構造は各種の材
質、構造からなるガスセンサに適用することができ、特
に、車両等の内燃機関から排出される排気ガスに含まれ
る酸素ガス及びNOxガスなどを検知するためのガスセ
ンサ等において有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】積層型酸素センサ素子が組み込まれた酸素セン
サの断面を示す模式図である。
【図2】積層型酸素センサ素子を分解して示す斜視図で
ある。
【図3】本発明のガスセンサ(酸素センサ)に取り付け
られた保護管の一例をセンサの前端部とともに示す断面
図である。
【図4】図3の鍔部に設けられた通気孔をセンサの軸方
向の基端側のa−a’断面においてみた模式図である。
【図5】本発明のガスセンサ(酸素センサ)に取り付け
られた保護管の他の例をセンサの前端部とともに示す断
面図である。
【図6】図1とは異なる他の従来の保護管の構造を示す
断面図である。
【符号の説明】
A;積層型酸素センサ素子、1;酸素濃淡電池素子、1
1;酸素濃淡電池用固体電解質層、12a;酸素濃淡電
池用第1絶縁層、12b;酸素濃淡電池用第2絶縁層、
13a;検知電極、13b;基準電極、2;セラミック
ヒータ、21;発熱抵抗体、22a;ヒータ用第1絶縁
層、22b;ヒータ用第2絶縁層、23a;第1ヒータ
本体層、23b;第2ヒータ本体層、24a;ヒータ用
第3絶縁層、24b;ヒータ用第4絶縁層、B;酸素セ
ンサ、3;主体金具、31;取り付けねじ部、32;貫
通孔、33;内周面、34;先端面、61;外側保護
管、611通気孔;62;内側保護管、621;通気
孔、622;鍔部、622a;鍔部の先端部、63;保
護管の先端部に設けられた通気孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 伸一 名古屋市瑞穂区高辻町14番18号 日本特殊 陶業株式会社内 Fターム(参考) 2G004 BB04 BF18 BF20 BF27 BJ03 BM07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長さ方向に貫通孔を有する主体金具と、
    該貫通孔に挿通され、先端側の検知部が該主体金具の先
    端面より突出しているセンサ素子と、該主体金具に固定
    され、該検知部を囲繞する保護管と、を備えるガスセン
    サにおいて、該保護管は、それぞれ通気孔を有する外側
    保護管と内側保護管とからなり、該内側保護管の通気孔
    は、上記主体金具の上記先端面より後端側に対応する位
    置に設けられていることを特徴とするガスセンサ。
  2. 【請求項2】 上記外側保護管の後端部が上記主体金具
    の先端縁の外周面に固定され、上記内側保護管の先端部
    の外面が該外側保護管の先端部の内面に固定され、該内
    側保護管の外径は上記主体金具の内径より小さく、該内
    側保護管の後端部が外方に向かって折り曲げられて鍔部
    が形成されており、該内側保護管は、上記主体金具の上
    記先端面を越えて該主体金具の内部まで延設されている
    請求項1記載のガスセンサ。
  3. 【請求項3】 上記鍔部の先端部が上記主体金具の内周
    面に接している請求項2記載のガスセンサ。
  4. 【請求項4】 上記内側保護管の通気孔が、上記鍔部に
    設けられている請求項2又は3に記載のガスセンサ。
  5. 【請求項5】 上記外側保護管の後端部と、上記主体金
    具の先端縁の外周面とが、レーザ溶接により固定されて
    いる請求項2乃至4のうちのいずれか1項に記載のガス
    センサ。
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