JP2642440B2 - 溶融金属中の溶質元素の活量測定方法及び測定プローブ - Google Patents

溶融金属中の溶質元素の活量測定方法及び測定プローブ

Info

Publication number
JP2642440B2
JP2642440B2 JP63224337A JP22433788A JP2642440B2 JP 2642440 B2 JP2642440 B2 JP 2642440B2 JP 63224337 A JP63224337 A JP 63224337A JP 22433788 A JP22433788 A JP 22433788A JP 2642440 B2 JP2642440 B2 JP 2642440B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activity
solute element
molten metal
solid electrolyte
measuring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63224337A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0273148A (ja
Inventor
実 雀部
輝之 長谷川
博章 石川
良彦 河井
周良 古田
利男 長塚
晴彦 松重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OOSAKA SANSO KOGYO KK
JFE Engineering Corp
Original Assignee
OOSAKA SANSO KOGYO KK
Nippon Kokan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by OOSAKA SANSO KOGYO KK, Nippon Kokan Ltd filed Critical OOSAKA SANSO KOGYO KK
Priority to JP63224337A priority Critical patent/JP2642440B2/ja
Publication of JPH0273148A publication Critical patent/JPH0273148A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2642440B2 publication Critical patent/JP2642440B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/403Cells and electrode assemblies
    • G01N27/406Cells and probes with solid electrolytes
    • G01N27/411Cells and probes with solid electrolytes for investigating or analysing of liquid metals
    • G01N27/4112Composition or fabrication of the solid electrolyte
    • G01N27/4114Composition or fabrication of the solid electrolyte for detection of gases other than oxygen

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Measuring Oxygen Concentration In Cells (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、溶鋼等の溶融金属中に含まれる溶質元素
の活量、特に、マンガン,シリコン,クロム等の活量を
測定するための溶融金属中の溶質元素の活量測定方法及
び測定プローブに関する。
[従来の技術] 近年、金属製品は多品種、高品質化が進み、溶質元素
の管理が重量になっているが、分析用試料を採取し、機
器分析によってその濃度を測定する場合がほとんどであ
るが、迅速性に欠けるという問題があった。
そこで、迅速に溶融金属中の溶質元素の濃度を測定す
る方法として、特開昭61−142455号公報に記載の方法が
提案された。なお、特開昭61−142455号公報での用語
「不純物」と本発明の用語「溶質」とは同じ意味であ
る。この従来の方法は、測定対象溶質元素の酸化物、又
は測定対象溶質元素の酸化物と、それ以外の酸化物との
複合酸化物からなる被覆層(以下、単に被覆層という)
を固体電解質表面に形成したプローブを溶融金属中に浸
漬し、測定対象溶質元素Mと測定対象溶質元素の酸化物
MOxとの平衡反応に係る酸素分圧を酸素濃淡電池の原理
により測定することにより溶質元素の活量aMを求めるも
のであった。このとき、上記酸化物の活量は一定でなけ
ればならないと考えられていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記酸化物の活量が一定であることが
条件とすると、使用可能な酸化物の種類が少なく、測定
対象溶質元素の種類も限られたものしか測定できなかっ
た。
本発明では、かかる事情に鑑みて、他の酸化物の適用
を図り、測定対象溶質元素の種類を増加することを目的
とし、酸化物の活量が一定でなくとも、それが測定対象
溶質元素の関数であればよいことを見出した。
[課題を解決するための手段及び作用] この発明に係る溶融金属中の溶質元素の活量測定方法
は、酸素イオン導電性を有する固体電解質と、標準電極
及び測定電極とを有し、両極の酸素分圧差に比例した起
電力を生じさせるプローブの固体電解質の表面に溶融金
属中の測定対象とする溶質元素の酸化物又は複合酸化物
の活量が一定では無いが、溶質元素の活量の関数となっ
ている物質を被覆し、このプローブを溶融金属中に投入
して、両極間に生ずる起電力を測定し、溶質元素Mの活
量aMを測定することを特徴とする。
また、この発明に係る溶融金属中の溶質元素の活量測
定プローブは、酸素イオン導電性を有する固体電解質
と、標準電極解質とを有し、前記固体電解質表面に溶融
金属中の測定対象とする溶質元素の酸化物又は複合酸化
物の活量が一定では無いが、溶質元素の活量の関数とな
っている物質を被覆したことを特徴とする。
第1図を参照しながら、この発明の概要について説明
する。
第1図において、1は測定電極、2は標準電極、3は
電位差計である。標準電極2は固体電解質4と基準物質
5及び電極6とから構成されており、基本的に従来の酸
素センサと同じ構成である。固体電解質4は高温で酸素
イオン導電性を有し、従来の酸素センサに用いることの
できるものであれば何でも良い。また、基準物質5は基
準となる酸素分圧を規定するためのものであり、同様に
従来の酸素センサに用いることのできるものであればど
のような物質でも良い。
固体電解質4は、図の例では筒状に形成し、この中に
基準物質5を挿入接触させてある。そして、従来の測定
方法においては固体電解質4の外側に、元素Mの酸化物
MOxの活量 が一定の値となるような物質の被覆7を施した上で測定
電極1と標準電極2の溶融金属(α)中に浸漬する。し
かし、本発明では、被覆7の活量は一定でなくともよ
く、今まで使用できないと考えられていた酸化物や複合
酸化物を含む物質を使用可能としたものである。また、
このとき、同時に熱電対等により溶融金属(α)の温度
を測定しておく。
このとき、電位差計3に表われる起電力EMFは下記
(1)式で示される。
ここで F:ファラデー定数、23.05(cal/mv/mole) R:ガス定数、1.99(cal/deg/mole) T:溶融金属の絶対温度(K) いま、溶融金属中で測定対象とする酸素と化合物でき
る溶質元素Mが下記(2)式の平衡状態となっている場
合に、そのKMは下記(3)式で表わされる。
また、上記(2)式の反応の標準生成自由エネルギー は、下記(4)式で表わされる。
但し、x;酸化物MOx1モルが生成するのに必要な酸素原
子Oのモル数 上記(3)式を についてまとめ、上記(1)式に代入して下記(5)式
を得る。
ここで は、標準電極(2)の基準物質Nとその酸化物NOyによ
り決定される既知の値であり、下記(6)式で表わされ
る。
但し、 基準物質の元素Nが酸化して1モルのNOyが生成する時
の標準生成自由エネルギー y;酸化物NOyが1モル生成するのに必要な酸素原子Oの
モル数 上記(4)式及び(6)式を(5)式に代入して、下
記(7)式を得る。
上記(7)式をaMについてまとめ、下記(8)式を得
る。
以上より(8)式において、活量 以外はすべて定数又は、測定可能な値となった。従来
は、活量 が一定として上記(8)式が成立するとしていたが、本
発明では活量 は、一定では無いが、活量aMの関数でも良いとした。
いま、活性 を活量aMの関数として、下記(9)式で表わす。
上記(9)式を(8)式に代入し、再度、活量aMにつ
いてまとめると、aMはEMF及び温度Tの関数となり、測
定可能となる。このとき、活量aMは(8)式のような一
般式では表わすことができないのは、上記(9)式が種
々の物質でその式が相違するためである。このため、活
量aMと活量 との関係を、別に調べておく必要がある。
[実施例] 以下、添付の図面を参照してこの発明の種々の実施例
について具体的に説明する。
第2図は、この発明の実施例に係る活量測定プローブ
を示す縦断面図である。測定電極1はMO製の棒体からな
り、ハウジング10上に装着され、コネクタ11を介して電
位差計(図示せず)に接続するようになっている。標準
電極2は、有底筒状の固体電解質4とこの内部に入れら
れた基準物質5に先端が浸漬され、コネクタ11を電位差
計に接続されるMO線電極6と、更に固体電解質4の表面
に施された被覆7と、から構成されている。固体電解質
4として、この実施例ではZrO2・7mol MgOを用いる。ま
た、基準物質5はCrとCr2O3との混合物を用いる。な
お、これらに限定されないことはいうまでもない。
また、この場合に、酸化物MOxに適宜バインダ等を混
入し、固体電解質4上に塗布すれば良い。この被覆7
は、多孔質でもち密質でもいずれであっても良い。
電極1,2の間には、熱電対8が接着され、同時に温度
測定ができるようになっている。
なお、ハウジング10の下部は保護管12に嵌挿され、そ
の上部はキャップ13により覆われている。
第3図に、標準電極の他の実施例を示す。この実施例
では、石英管14を用い、ここに基準物質5を入れ、管14
の先端に固体電解質4を嵌挿して管を塞閉する構成とし
ている。そして、この固体電解質4の露出部に被覆7を
形成した構成となっている。
次に、上記プローブを用いて溶鉄中のMn活量を測定し
た結果について説明する。
固体電解質上には、Mn及びNa2SiO3(10重量%)を主
成分とするコーティング剤を塗布し、厚さ100μmの被
覆を形成した。他の条件は次の通りである。
固体電解質;ZrO2・7mol%MgO 基準物質;CrとCr2O3との混合物 基準電極;MOワイヤ(直径0.3mm) 測定電極;MO棒(直径3mm) 熱電対;Pt−Pt13%Rh 上記プローブを取鍋中の溶鉄1600℃に浸漬し、電位差
計によりEMFを測定した。
第4図に、このとき使用したコーティング中の との関係を示す。図から明らかなように、活量 は、活量 の対数関数で示されるため、下記(10)式で示される。
但し、上記α,β,γはそれぞれ定数である。溶質元
素Mnを測定する場合において、上記(8)式は下記(1
1)式のようになる。
上記(11)式において、 とは既知であり、それぞれ温度Tの関数である。
上記(11)式に(10)式を代入し、 について解けば、このプローブの計算式が導き出され
る。この式を使用して求めた とサンプル分析値から求めた との関係を第5図に示した。
5 第5図に示すように、分析値とプローブの測定値と
は、非常に良く対応した。
[発明の効果] この発明によれば、今まで使用できないと考えられて
いた酸化物や複合酸化物が使用可能となり、種々の溶質
成分の測定の可能性が拡大した。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係る溶融金属中の溶質元素
の活量測定方法を説明するための図、第2図はこの発明
の実施例に係る溶融金属中の溶質元素の活量測定プロー
ブを模式的に示す縦断面図、第3図は標準電極の他の実
施例を示す縦断面図、第4図は酸化マンガンの活量 とマンガン活量 との関係を示すグラフ図、第5図はこの発明の効果を示
すグラフ図である。 1;測定電極、2;標準電極、3;電位差計、 4;固体電解質、5;基準物質、6;電極、 7;被覆。
フロントページの続き (72)発明者 石川 博章 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 河井 良彦 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 古田 周良 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目1番14号 大阪酸素工業株式会社内 (72)発明者 長塚 利男 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目1番14号 大阪酸素工業株式会社内 (72)発明者 松重 晴彦 大阪府大阪市淀川区宮原4丁目1番14号 大阪酸素工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−260155(JP,A) 特開 昭62−102150(JP,A) 特開 昭61−260157(JP,A) 特開 昭61−142455(JP,A) 実開 昭63−109643(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸素イオン導電性を有する固体電解質と、
    標準電極及び測定電極とを有し、両極の酸素分圧差に比
    例した起電力を生じさせるプローブの固体電解質の表面
    に溶融金属中の測定対象とする溶質元素の酸化物又は複
    合酸化物の活量が一定では無いが、溶質元素の活量の関
    数となっている物質を被覆し、このプローブを溶融金属
    中に投入して、両極間に生ずる起電力を測定し、溶質元
    素Mの活量aMを測定することを特徴とする溶融金属中の
    溶質元素の活量測定方法。
  2. 【請求項2】酸素イオン導電性を有する固体電解質と、
    標準電極及び測定電極とを有し、前記固体電解質表面に
    溶融金属中の測定対象とする溶質元素の酸化物又は複合
    酸化物の活量が一定では無いが、溶質元素の活量の関数
    となっている物質を被覆したことを特徴とする溶融金属
    中の溶質元素の活量測定プローブ。
JP63224337A 1988-09-07 1988-09-07 溶融金属中の溶質元素の活量測定方法及び測定プローブ Expired - Lifetime JP2642440B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63224337A JP2642440B2 (ja) 1988-09-07 1988-09-07 溶融金属中の溶質元素の活量測定方法及び測定プローブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63224337A JP2642440B2 (ja) 1988-09-07 1988-09-07 溶融金属中の溶質元素の活量測定方法及び測定プローブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0273148A JPH0273148A (ja) 1990-03-13
JP2642440B2 true JP2642440B2 (ja) 1997-08-20

Family

ID=16812174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63224337A Expired - Lifetime JP2642440B2 (ja) 1988-09-07 1988-09-07 溶融金属中の溶質元素の活量測定方法及び測定プローブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2642440B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100399238B1 (ko) * 2001-02-02 2003-09-22 주식회사 우진 전로용 서브랜스 복합프로브 및 그 측정방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0273148A (ja) 1990-03-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3578578A (en) Measuring means for measuring the exygen content in liquid and gaseous media
EP0208072B1 (en) Determination of silicon in molten metal
Delahay A Polarographic Method for the Indirect Determination of Polarization Curves for Oxygen Reduction on Various Metals: I. Description of the Method—Case of Platinum
JP3398221B2 (ja) イオン性溶融物における酸素分圧の電気化学的な測定用の照合電極
JP2642440B2 (ja) 溶融金属中の溶質元素の活量測定方法及び測定プローブ
US5322601A (en) Amperometric gas sensor to selectively determine the partial pressures of a gas
US4830727A (en) Composite probe for measuring the concentration of an impurity element in molten iron
KR960007787B1 (ko) 혼합부전극을 사용한 용철중의 탄소활량 측정용 프로브
Pui et al. Micro-size potentiometric probes for gas and substrate sensing
JPH10501628A (ja) 電気−化学的な活動度の測定方法
JPH0629879B2 (ja) 溶融金属中に溶けている金属元素の濃度を測定する装置
EP0358168B1 (en) Method, apparatus and probe for measuring the activity of a solute element in molten metal
US5256272A (en) Electrochemical sensor for determining the level of a certain metal in metals and alloys
US3932135A (en) Method and apparatus for the determination of the oxygen content of metallic baths
JPH0830693B2 (ja) 溶融金属中の溶質元素濃度測定センサー
Janke A new immersion sensor for the rapid electrochemical determination of dissolved oxygen in metallic melts
JPS61260157A (ja) 溶融金属中のリン濃度測定法および装置
JP2881947B2 (ja) ジルコニアセンサー
JPH0278945A (ja) 溶融金属中の溶質元素の活量測定用プローブ
JP4030074B2 (ja) 溶融金属における酸素量の連続測定方法及び装置
JPH0373843A (ja) 溶鉄中の溶質元素の活量測定プローブ
Ramaswami et al. Rotating Disk Studies in Molten Carbonates: III. Diffusion Coefficient and Bulk Concentration in Lithium Carbonate
JP3029327B2 (ja) ジルコニア酸素センサー
JPH05340920A (ja) 溶融金属中の炭素及びMn濃度測定方法
JPH03128453A (ja) 複合固体電解質を用いた溶融金属用成分濃度センサー