JP2641515B2 - エンジンの点火時期制御装置 - Google Patents

エンジンの点火時期制御装置

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JP2641515B2 JP63172060A JP17206088A JP2641515B2 JP 2641515 B2 JP2641515 B2 JP 2641515B2 JP 63172060 A JP63172060 A JP 63172060A JP 17206088 A JP17206088 A JP 17206088A JP 2641515 B2 JP2641515 B2 JP 2641515B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエンジンの点火時期制御装置に関し、特に自
動変速機の変速時にエンジンの点火時期を遅角制御する
ようにしたものに関する。
(従来の技術) 一般に、エンジンの自動変速機を結合したものでは、
例えばシフトダウン時において自動変速機の出力軸に伝
達されるトルクの変動をみてみると、変速開始直後には
自動変速機内の伝達系が遮断されるために伝達トルクが
下降し、次に変速段が切替わって自動変速機内の伝達系
が連結されると伝達トルクが上昇し、オーバシュートを
伴なって一定値に収束していく。その間の伝達トルクの
変動はトルクショックとなって乗心地性を損なうもので
ある。このため、従来、例えば特開昭61−113526号公報
に開示されるものでは、自動変速機の変速時にはエンジ
ンの点火時期を遅角させて上記伝達トルクを一時的に減
少させ、伝達トルクのオーバシュート量を減らしてトル
クショックを低減するようにしている。
さらに、このものでは、スロットル弁の開度が所定開
度よりも少ない低負荷領域では上記点火時期の遅角制御
を解除するようにしている。すなわち、このような低負
荷領域では、もともとエンジンの出力トルクが小さいの
で、伝達トルクのオーバシュート量自体が少ない。した
がって、その場合には点火時期の遅角制御が無駄であ
り、却って加速性能を損なうので、その制御を解除する
ようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、一般に、自動変速機にはコースティング・
クラッチ(減速クラッチ)が設けられている。該コース
ティング・クラッチは車両の減速時に接続状態になって
自動変速機出力軸に作用する負荷をエンジン出力軸に伝
達してエンジンブレーキ作用を確保するようにしたもの
である。しかし、通常、頻繁に使用されるドライブレン
ジ位置においては、このコースティング・クラッチが接
続状態にならないので、このドライブレンジ位置にシフ
トしての減速時には、エンジン出力軸は自動変速機によ
っては拘束されず、フリーである。
そのため、上述したように点火時期の遅角制御を行っ
ている最中に車両が減速状態に入った場合、エンジン出
力軸がフリーである上、エンジン出力が落ちつつあるの
で、そのまま点火時期の遅角制御を続けるとエンジン回
転数が落ち、エンストするおそれがある。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、点火時期の遅角制御を行うべき変
速時であっても車両が減速状態に入った場合には点火時
期の遅角制御をしないようにしてエンジン回転数の下降
ないしはエンストを防止することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明では、基本的に自動
変速機の変速時にはエンジンの点火時期を遅角させる一
方、シリンダへの混合気の充填量が所定量以下であると
き又は減速状態のときにはこの点火時期の遅角制御を解
除することである。
具体的に、請求項1の発明の講じた解決手段は、第1
図に示すように、運転状態に応じて変速段が適宜選択さ
れる自動変速機20と、エンジンの点火時期を設定する点
火時期設定手段51と、上記自動変速機20の変速時にエン
ジンの点火時期を遅角させるように点火時期設定手段51
を制御する遅角制御手段52とを備える。さらに、シリン
ダへの混合気の充填量に関連する信号を検出する充填量
検出手段53と、該充填量検出手段53の出力を受け上記充
填量が所定量以下であるときには上記遅角制御手段52に
よる点火時期の遅角制御を解除する遅角制御解除手段54
とを設ける構成としたものである。
また、請求項2の発明の解決手段は、運転状態に応じ
て変速段が適宜選択される自動変速機と、エンジンの点
火時期を設定する点火時期設定手段と、上記自動変速機
の変速時にエンジンの点火時期を遅角させるように点火
時期設定手段を制御する遅角制御手段とを備えるととも
に、減速時でコースティングクラッチが非接続状態であ
る時を検出する減速状態検出手段と、該減速状態検出手
段の出力を受け減速時でコースティングクラッチが非接
続状態の時には上記遅角制御手段による点火時期の遅角
制御を解除する遅角制御解除手段とを設けるものとす
る。
(作用) 上記の構成により、請求項1及び2の発明では、遅角
制御手段52の制御により自動変速機20の変速時にエンジ
ンの点火時期が遅角されるので、自動変速機20の伝達ト
ルクが減少し、伝達トルクのオーバシュートが減ってト
ルクショックが低減される。
その場合、充填量検出手段53により検出された充填量
が所定量以下であるとき、又は減速時でコースティング
クラッチが非接続状態の時には遅角制御解除手段54によ
り点火時期の遅角制御が解除されるので、点火時期の遅
角制御を行っている最中に車両が減速状態に入った場合
などには点火時期が遅角制御されずに最適に維持されて
エンジン出力の低下が防止される。このことにより、エ
ンジン出力軸がフリーであり且つ充填量が減少しつつあ
るにも拘らずエンジン回転数の下降ないしはエンストが
可及的に防止されることになる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は本発明の実施例に係るエンジンの点火時期制
御装置を備えた車両を示す。同図において、10は直列4
気筒タイプのエンジン、20は該エンジン10の後側に結合
された4速タイプの自動変速機であって、該自動変速機
20はプロペラシャフト31を介してリヤのディファレンシ
ャルギヤ32に結合されている。尚、33はリヤのタイヤで
ある。
上記エンジン10には、二次コイルに高電圧を発生させ
るイグナイタ11と、その出力電圧を各気筒の点火プラグ
に分配するディストリビュータ12とが設けられている。
そして、上記イグナイタ11はエンジンコントロールユニ
ット13により制御される。また、41はクランク角度を検
出するクランク角センサ、42はスロットル弁の開度を検
出するスロットルセンサ、43は冷却水の温度を検出する
水温センサであって、該各センサ41〜43は上記エンジン
コントロールユニット13に接続されている。
一方、上記自動変速機20には、各変速段への変速を行
う変速機構(ソレノイドスイッチなど)21a〜cと、特
定の変速段をロックアップするロックアップ機構(ソレ
ノイドスイッチなど)22とが設けられている。そして、
上記各変速機構21a〜cおよびロックアップ機構22は自
動変速機コントロールユニット23により制御される。ま
た、44は車両の速度を検出する車速センサ、45は変速レ
バーの位置を検出するレバー位置センサであって、該各
センサ44,45は上記スロットルセンサ42および水温セン
サ43とともに上記自動変速機コントロールユニット23に
接続されている。また、該自動変速機コントロールユニ
ット23と上記エンジンコントロールユニット13との間で
も信号の授受がなされている。
次に、上記自動変速機コントロールユニット23の作動
制御を第3図のフローに基づいて説明する。まず、ステ
ップS1で各センサ42〜45からの信号を入力する。そし
て、ステップS2で第4図に示す変速マップを読込む。該
変速マップは各変速段(図中で各矢印起点側の数字)か
らのシフトアップ境界線を実線で、シフトダウン境界線
を破線でそれそれ示している。さらに、ステップS3で該
変速マップに基づいてエンジンの運転状態が変速時にあ
るか否かを判定する。そして、変速時でないNOのときに
はステップS4でタイマTが“T>0"か否かを判定し、タ
イマTのカウントアップ前であることから、そのまま上
記ステップS1に戻る。
一方、ステップS3で変速時にあるとしてYESと判定し
たときには、ステップS5でタイマTを“0"にリセット
し、ステップS6で所定の変速段に変速すべく上記変速機
構21a〜cのソレノイドスイッチなどを制御する。そし
て、ステップS7で、この変速処理がシフトダウンであっ
たか否かを判定し、シフトアップであってNOと判定した
ときには、そのまま上記ステップS1に戻る。一方、シフ
トダウンであってYESと判定したときにはステップS8
Tを“1"だけカウントアップし、ステップS9でタイマT
が設定値に達したか否かを判定し、未だ設定値未満であ
るNOのときには、そのまま上記ステップS1に戻る。その
時点では上記ステップS3で変速時にないと判定されるの
でステップS4に進み、該ステップS4で“T>0"と判定さ
れてステップS8に進みTのカウントアップを続ける。
また、上記ステップS9でタイマTが設定値以上である
YESと判定したときには、次のステップS10でスロットル
弁開度が“1/8(全開位置で8/8となる)”よりも大きい
か否かを、ステップS11でエンジン回転数Nが“1500≦
N≦3500"の範囲にあるか否かを、ステップS12で水温ス
イッチ(水温センサ43)がオン作動しているか否かをそ
れぞれ判定する。この水温スイッチは冷却水温度が所定
温度を越えるとオン作動するものである。
そして、上記ステップS10〜ステップS12での判定が全
てYESのとき、つまりスロットル弁開度が“1/8"以上で
エンジン回転数Nが“1500≦N≦3500"の範囲内にあり
且つ冷却水温度が充分高くて水温スイッチがオン作動し
ているときには点火時期の遅角制御を実行すべくステッ
プS13で第6図に示すように遅角パルスを出力し、ステ
ップS14でタイマTを“0"にリセットしてからリターン
する。
一方、ステップS10〜ステップS12のいずれかの判定が
NOのときには遅角制御をせずに、そのままステップS14
に進みタイマTを“0"にリセットしてからリターンす
る。すなわち、スロットル弁開度が“1/8"未満の場合に
は、エンジンの出力トルクが小さくて伝達トルクのオー
バシュート量自体が少ないので、無駄な制御を省くとと
もに加速性能を確保すべく遅角制御を行わないようにし
たものである。また、エンジンの回転数Nが“1500≦N
≦3500"の範囲外にある場合には、伝達トルクの変動に
よるトルクショックが少ないので、遅角制御を行わない
ようにしたものである。さらに、冷却水温度が低くて水
温スイッチがオン作動していない場合には、エンジンの
出力トルクが小さくて伝達トルクの変動によるトルクシ
ョックが少ないので、遅角制御を行わないようにしたも
のである。
次に、上記エンジンコントロールユニット13の作動制
御を第7図にフローに基づいて説明する。まず、ステッ
プS21でFIDLフラグを参照する。このFIDLフラグはスロ
ットル弁が全閉したときにオン作動するアイドルスイッ
チやエンジン回転数に基づいて切換えられるものであ
り、エンジンがアイドリング状態にあるときに“1"が立
ち、それ以外では“0"になるものである。そして、FIDL
フラグが“1"であるYESのときには、まずステップS22
第8図に基づいてアイドル進角制御を実行しアイドル進
角θIDLを決定する。このアイドル進角θIDLは、アイド
ル基本回転数NOとアイドル基本進角θとにより特定さ
れる点の付近でエンジン回転数Nに下るにつれて増大す
るよう傾斜して設けられており、この傾斜部がアイドル
フィードバックゾーンに設定されている。さらに、ステ
ップS23で変速遅角θSFTを“0"にリセットする。すなわ
ち、アイドリング状態では遅角パルスが出力されていて
も遅角制御を行わないようにするものである。その理由
は、エンジン回転数Nが下降して上記アイドルフィード
バックゾーンに入ると、まずはアイドル進角θIDLの遅
角操作によりエンジン回転数Nがアイドル基本回転数NO
にフィードバック制御されようとする。その場合に、さ
らに変速に基づく遅角制御を行うと、遅角が過剰になっ
てエンジン回転数が下降ないしはエンストしてしまうお
それがあり、これを防止するためである。そして、ステ
ップS24でこのアイドル進角θIDLを最終進角θADVとし
てリターンする。
一方、上記ステップS21においてFIDLフラグが“0"で
ありNOと判定されたとき、つまりエンジンがアイドリン
グ状態にないときには、ステップS25においてエンジン
回転数Nと吸気充填量(一行程ごとに各シリンダに吸入
される吸気量であって吸入空気量をエンジン回転数で割
ることにより得られる)CEとに基づいてマップから基本
点火進角θBASEを呼出す。そして、ステップS26でアイ
ドルスイッチがオン作動しているか否かを、ステップS
27でブレーキの操作時にオンに作動するブレーキスイッ
チがオン作動しているか否かをそれぞれ判定し、ステッ
プS26での判定もステップS27での判定も共にNOのとき、
つまりスロットル弁が全閉しておらず且つブレーキが操
作されていないときには、ステップS28で吸気充填量CE
が第5図に斜線で示す変速遅角制御領域にあるか否かを
判定する。該変速遅角制御領域の境界線(第5図の実
線)は、いわゆるロード・ロードラインを示しており、
アイドル回転数の付近ではエアコンなどの補機類の負荷
をも考慮して本来のロード・ロードラインよりも高く設
定されている。そして、吸気充填量CEが上記変速遅角制
御領域にあるYESのときにはステップS29で、上記自動変
速機コントロールユニット23から遅角パルスが発せられ
たか否かを判定し、遅角パルスが発せられているときに
はステップS30でタイマTHLD(変速遅角ホールド時間)
をセットする。
次いで、ステップS31で上記タイマTHLDが“0"よりも
大か否かを判定し、“THLD>0"であるYESの間はステッ
プS32で変速遅角量θSFTとして所定量θSFTHLDを設定
し、ステップS33で最終進角θADVを、“θADV=θBASE
−θSFT"により演算してリターンする。このことによ
り、第9図に示すように変速遅角ホールド時間THLDがタ
イムアップするまでの間、第6図に示すように変速遅角
制御が行われる。このように自動変速機20の変速時にエ
ンジンの点火時期が遅角されるので、自動変速機20の伝
達トルクが減少し、伝達トルクのオーバシュートが減っ
てトルクショックが低減される。
そして、変速遅角ホールド時間THLDが経過して、“T
HLD=0"になると、ステップS31の判定がNOとなり、ステ
ップS34で変速遅角量θSFTが“0"であるか否かを判定
し、“0"であるYESのときにはステップS35でθSFT
“0"にしてリターンする一方、“0"でないNOのときには
ステップS36で、“θSFT=θSFT−ΔθD"により変速遅
角量θSFTをΔθずつ減らし、ステップS37でθSFT
“0"以上か否かを判定し、“θSFT≧0"であるYESのとき
には上記変速遅角量θSFTに基づいてステップS33で最終
進角θADVを演算してリターンし、以上の動作を繰り返
す。このことにより、変速遅角ホールド時間THLDのタイ
ムアップ後、第6図に示すように点火時期が徐々に基本
点火進角θBASEに戻っていく。そして、“θSFT=0"に
なって上記ステップS37での判定がNOになるとステップS
35でθSFTを“0"にして変速遅角制御を終了する。
一方、上記ステップS26での判定がYESであってアイド
ルスイッチがオン作動しているときには変速遅角制御を
行わずに、そのままステップS35に進み、リターンす
る。これはエンジン回転数が低いため、変速遅角制御を
行うとエンジン回転数がさらに下降し、ないしはエンス
トしてしまうおそれがあり、これを防止するためであ
る。
また、ステップS27での判定がYESであってブレーキス
イッチがオン作動しているときにも変速遅角制御を行わ
ずに、そのままステップS35に進み、リターンする。こ
れは自動変速機に設けられたコースティング・クラッチ
のために、ブレーキングにより減速状態に入った時に、
エンジン出力軸が自動変速機によっては拘束されず、フ
リーになるため、変速遅角制御を行うとエンジン回転数
がさらに下降し、ないしはエンストしてしまうおそれが
あり、これを防止するためである。
さらに、ステップS28での判定がNOであって吸気充填
量CEが第5図の変速遅角制御領域にないときにも変速遅
角制御を行わずに、そのままステップS35に進み、リタ
ーンする。これは自動変速機に設けられたコースティン
グ・クラッチのために、車両が減速状態に入るなどして
吸気充填量が減少した時に、エンジン出力軸が自動変速
機によっては拘束されず、フリーになるため、変速遅角
制御を行うとエンジン回転数がさらに下降し、ないしは
エンストしてしまうおそれがあり、これを防止するため
である。
以上のフローにおいて、ステップS33により、エンジ
ンの点火時期を設定する点火時期設定手段51を構成する
とともに、ステップS31およびステップS32により、自動
変速機20の変速時にエンジンの点火時期を遅角させるよ
うに上記点火時期設定手段51を制御する遅角制御手段52
を構成している。また、ステップS1により、シリンダへ
の混合気の充填量に関連する信号を検出する充填量検出
手段53を構成するとともに、ステップS28により、該充
填量検出手段53の出力を受け上記充填量が所定量以下で
あるときには上記遅角制御手段52による点火時期の遅角
制御を解除する遅角制御解除手段54を構成している。
したがって、上記実施例においては、遅角制御手段52
の制御により自動変速機20の変速時にエンジンの点火時
期が遅角されるので、該自動変速機20の伝達トルクが減
少し、伝達トルクのオーバシュートが減ってトルクショ
ックが低減される。
その場合、充填量検出手段53により検出された充填量
が所定量以下であるとき、又は減速時でコースティング
クラッチが非接続状態の時には遅角制御解除手段54によ
り点火時期の遅角制御が解除されるので、点火時期の遅
角制御を行っている最中に車両が減速状態に入った場合
などには点火時期が遅角制御されずに最適に維持されて
エンジン出力の低下が防止される。このことにより、エ
ンジン出力軸がフリーであり且つ充填量が減少しつつあ
るにも拘らずエンジン回転数の下降ないしはエンストが
可及的に防止されることになる。
(発明の効果) 以上説明したように、請求項1及び2発明のエンジン
の点火時期制御装置によれば、自動変速機の変速時にエ
ンジンの点火時期を遅角させるとともにシリンダへの混
合気の充填量が所定量以下であるとき、又は減速時でコ
ースティングクラッチが非接続状態の時には点火時期の
遅角制御を解除するようにしたので、車両が減速状態に
入った場合などにおけるエンジン回転数の下降ないしは
エンストを防止しつつ、変速時のトルクショックを低減
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
〜第9図は本発明の実施例を例示し、第2図は全体概略
構成図、第3図は自動変速機コントロールユニットの作
動制御を示すフローチャート図、第4図は変速マップを
示す特性図、第5図は変速遅角制御領域を示す特性図、
第6図は変速遅角制御のパターンを示す説明図、第7図
はエンジンコントロールユニットの作動制御を示すフロ
ーチャート図、第8図はアイドル進角制御特性を示す特
性図、第9図はタイマTHLDの作動を示す説明図である。 10……エンジン、20……自動変速機、51……点火時期設
定手段、52……遅角制御手段、53……充填量検出手段、
54……遅角制御解除手段。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】運転状態に応じて変速段が適宜選択される
    自動変速機と、エンジンの点火時期を設定する点火時期
    設定手段と、上記自動変速機の変速時にエンジンの点火
    時期を遅角させるように点火時期設定手段を制御する遅
    角制御手段とを備えるとともに、シリンダへの混合気の
    充填量に関連する信号を検出する充填量検出手段と、該
    充填量検出手段の出力を受け上記充填量が所定量以下で
    あるときには上記遅角制御手段による点火時期の遅角制
    御を解除する遅角制御解除手段とを設けたことを特徴と
    するエンジンの点火時期制御装置。
  2. 【請求項2】運転状態に応じて変速段が適宜選択される
    自動変速機と、エンジンの点火時期を設定する点火時期
    設定手段と、上記自動変速機の変速時にエンジンの点火
    時期を遅角させるように点火時期設定手段を制御する遅
    角制御手段とを備えるとともに、減速時でコースティン
    グクラッチが非接続状態である時を検出する減速状態検
    出手段と、該減速状態検出手段の出力を受け減速時でコ
    ースティングクラッチが非接続状態の時には上記遅角制
    御手段による点火時期の遅角制御を解除する遅角制御解
    除手段とを設けたことを特徴とするエンジンの点火時期
    制御装置。
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