JP2640888B2 - 建築用パネルユニット - Google Patents

建築用パネルユニット

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Publication number
JP2640888B2
JP2640888B2 JP3357483A JP35748391A JP2640888B2 JP 2640888 B2 JP2640888 B2 JP 2640888B2 JP 3357483 A JP3357483 A JP 3357483A JP 35748391 A JP35748391 A JP 35748391A JP 2640888 B2 JP2640888 B2 JP 2640888B2
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JP
Japan
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panel unit
frame
panel
tiles
metal
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JP3357483A
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JPH05156784A (ja
Inventor
宣昭 岡元
裕光 神永
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WAI KEI KEI AAKITEKUCHURARU PURODAKUTSU KK
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WAI KEI KEI AAKITEKUCHURARU PURODAKUTSU KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の躯体壁面に取付
けるタイル等の建材に関するもので、特にタイル壁等の
施工を簡略化したところの建築用パネルユニットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来建物躯体の壁面にタイルを取付ける
には小形のタイルを1枚毎にセメントモルタルや樹脂モ
ルタル等により直線壁面に貼り付けて取付けており、特
に大形のタイルにあっては危険防止のため剥落を防止す
る手段を施す必要があり、例えば実開平2−13924
8号公報には、大形タイルの端部にダボ孔を穿設し、こ
れにダボピンを差し込み、このダボピンに金属線をから
み付け、大形タイルをモルタルにより壁面に貼り付けた
後に、壁面に予め打ち込んでおいたビスに前記の金属線
を留め付けるようにして剥落を防止するようにしたもの
が記載されている。
【0003】 前記のように大形のタイルを用いたもの
は小形のタイルを1枚毎に取付けるものに対してタイル
の貼り付けの手間は少くなるが、剥落防止のための取り
付けが必要で、また施工も複雑となり、かつ大形タイル
のため、壁面が湾曲している所や段差がある所には使用
できない等の問題点を有していた。そこで本発明は、大
形タイルの問題点を解消して、大形のタイルであっても
湾曲した壁面や段差のある壁面にも使用でき、施工も非
常に簡単で、経年変化によるタイルの剥落も防止するこ
とができる建築用パネルユニットを提供することを目的
としたものである。
【0004】 本発明は前記目的を達成するために、1
枚の大形のアルミ板や鋼板等の金属パネルの表面に、内
装用または外装用の小形のタイル等の建材を複数枚、熱
硬化性シリコンゴムにより貼着して構成した建築用パネ
ルユニットにおいて、パネルユニットの上端部および下
端部には 、金属パネルを裏面側に屈曲させて形成したフ
レームが設けられていて 、上端部のフレームは、2段に
屈曲されていて、その金属パネルと平行 な起立部に、室
外側より躯体にビス止めする固定用のビス孔を穿設して
建築用パネルユニットを構成したものである。また2段
に屈曲された上端部のフレームの起立部の先端に、上位
に隣 接する金属パネルの下端部のフレームの先端との間
でシールを形成する ガスケットの収納溝を設けて建築用
パネルユニットを構成することもで きる。
【0005】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。第1図および第2図は本発明の建築用パネルユニ
ットを建物躯体に取付けた状態を示したものである。建
築用パネルユニット(以下単にパネルユニットという)
1は、1枚の大形の四角形の厚さ1〜2mm程度の薄い
アルミ板または鋼板等の変形可能な金属パネル2を基板
とし、この表面に、第1図に示すように金属パネル2よ
り小形の通常の大きさの内装用または外装用のタイル3
を、僅かな間隔をおいて縦方向並びに横方向ヘ複数枚、
金属パネル2の全体を被覆するように熱硬化性シリコン
ゴム4により貼着して構成したものである。そして本発
明のパネルユニット1は、予め工場においてタイルを貼
着したユニットとして製作し、現場においてはタイルの
貼り付け作業をなくして、パネルユニット1の壁面ヘの
取付けのみを行って施工を簡略化することができるもの
である。またパネルユニット1の上端部および下端部に
は、第1図に示すように基板の金属パネル2を裏面側に
延出屈曲させて形成したフレーム5,6が設けられてい
て、パネルユニット1を連結して建物躯体7に取付ける
ように構成されている。金属パネル2の上端部に形成さ
れたフレーム5は、2段に屈曲されて、躯体固定部9と
隣接パネル固定部12が設けられていて、金属パネル2
と平行な躯体固定部9の先端にはビス孔10が穿設され
ていて、RCコンクリートの躯体7に取付けた下地材8
にビス11により固定するようになっている。また隣接
パネル固定部12にはボルト孔13が穿設されていて、
上方のパネルユニット1の下端部に、金属パネル2を裏
面側に延出屈曲して形成したフレーム6の連結部15の
ボルト孔16とにボルト14を螺入して上方のパネルユ
ニット1を下方のパネルユニットに連結固定するように
なっている。そして前記のようなパネルユニット1を現
場において躯体の壁面に取付け固定した後、第1図およ
び第2図に示すように隣接するパネルユニット間にバッ
クアップ材17を充填して目地の深さを調整した後防水
用のシール材18を充填して施工を完了するようになっ
ている。
【0006】第3図および第4図に示すパネルユニット
はフレームに防水用のガスケットを収納する溝を設けた
もので、高水密性を必要とする壁面に用いるに適するよ
うに構成されている。このパネルユニット1aは、表面
に複数枚のタイル3を熱硬化性シリコンゴム4で貼着し
た金属パネル2aの上端部、下端部並びに両側端部に、
別体に形成したフレーム5a,6aを、その裏面に接着
して構成したもので、金属パネル2aの上端部に接着す
るフレーム5aは、第3図に示すように2段に屈曲して
構成され、その起立部19には、シール材のガスケット
20の収納溝21と躯体への固定用のビス孔22が設け
られている。起立部19の先端に設けられた収納溝21
には、1個のパネルユニットの周囲を周らせてシールす
るように配置された環状のガスケット20が収納され、
隣接する上部のパネルユニット1の下端部に設けたフレ
ーム6aの樋状の先端部が第3図に示すように嵌合圧接
して高水密性を得るように構成されている。また起立部
19の中間部には、鉄骨よりなる躯体7aに取付けた下
地材8に固定するところのビス23のビス孔22が穿設
されている。そして金属パネル2aの下端部に接着する
フレーム6aは、基部にガスケット20の収納溝24が
設けられており、パネルユニットの周囲を第3図の点線
の如く周らせて配置するガスケット20を収納し、下方
のパネルユニット1の上端部のフレーム5aの基部の平
坦部に圧接してシールするようになっている。そして起
立部25の先端は樋状をなし、前記のように下方のパネ
ルユニット1の上端部のフレーム5aの起立部19の収
納溝21に収納したガスケット20に圧接してシールす
るようになっている。第4図は左右に隣接するパネルユ
ニット間のシール状態を示したもので、夫々のパネルユ
ニットの周囲に周らせたガスケット20同士が圧接して
シールするようになっている。なおガスケット20は環
状になっていてパネルユニットの周囲に掛け渡し、下端
部においては第3図の点線に示すように金属パネル2a
寄りに屈曲されて収納溝24に配置され、上端部におい
ては外側に配置されて、パネルユニット間を二重にシー
ルするように構成されている。
【0007】そして本パネルユニット1,1aを湾曲し
た壁面や段差のある壁面等に取付ける場合には、平坦な
パネルユニット1,1aを、湾曲または段差のある壁面
に取付けてある下地材に当てて、貼着されているタイル
3の目地26の部分で、基板の変形可能な金属パネル
2,2aを屈曲させて壁面の形状に合せてから下地材に
ビス止めして固定することにより防水性を損なわずに容
易に取付けることができる。なお金属パネル2,2aに
タイル3を、熱硬化性シリコンゴム4により貼着する際
に、タイル3の裏面に蟻溝を設けておき、押圧して熱硬
化性シリコンゴム4を溝内に入り込ませて貼着したり、
また蟻溝内に予め同質のゴムを充填しておき、これを圧
接貼着することによりタイル3の保持力をより一層高め
ることもできる。また、前記実施例においてはタイルを
貼着した例について説明したが、タイルの他に平板状の
石材等の建材を貼着してパネルユニットを構成すること
もできる。
【0008】 本発明は以上のような構成であって、大
形の金属パネルの表面に、小形のタイル等の建材を複数
枚、熱硬化性シリコンゴムで貼着して構成した建築用パ
ネルユニットは、予じめ工場で製作することができて現
場におけるタイル等の建材の貼着作業が省略でき、また
小形のタイル等の建材を複数枚を一度に壁面に取り付け
ることができるため施工が著しく簡単小形のタイル等
の建材は熱硬化性シリコンゴムによって金属パネルに貼
着されているため、防水性にすぐれていると共に経年に
よる変化も少くタイル等の建材の剥落を防止すること
ができる。そして湾曲状の壁面や段差のある壁面におい
ても、壁面の状態に合せて金属パネルを目地部において
屈曲して簡単に取付けることができ、しかも基板が一枚
の金属パネルであって、熱硬化性シリコンゴムにより貼
着されているため、屈曲による亀裂や、貼着した建材の
剥落を起さずに、元の建築用パネルユニットの優れた性
能を保持したままで使用できる。そし て金属パネルの裏
面に、2段に屈曲された上端部のフレームの、その金
パネルと平行な起立部に、室外側より躯体壁面へビス止
めする固定用 のビス孔を穿設したフレームが設けられて
いるため、簡単かつ容易に壁面に取付けることができ
る。また金属パネルの裏面に、上端部のフレームの起立
部の先端に、上位 に隣接する金属パネルの下端部のフレ
ームの先端との間でシールを形成 するガスケットの収納
溝を設けたフレームが設けられているため、シール材の
取付けが簡単かつ容易であって、予じめ施工前に取付け
ておくことができるので、現場では単に建築用パネルユ
ニットの取付けのみを行えばよいので施工を簡略化する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建築用パネルユニットの取付け状態を
示す縦断面図である。
【図2】同じく横断面図である。
【図3】本発明の他の実施例の取付け状態を示す縦断面
図である。
【図4】同じく横断面図である。
【符号の説明】
1,1a 建築用パネルユニット 2,2a 金属パネル 3 タイル 4 熱硬化性シリコンゴム 5,5a,6,6a フレーム 18 シール材 20 ガスケット

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1枚の大形のアルミ板や鋼板等の金属パ
    ネルの表面に、内装用または外装用の小形のタイル等の
    建材を複数枚、熱硬化性シリコンゴムにより貼着して構
    成した建築用パネルユニットにおいて、パ ネルユニット
    の上端部および下端部には、金属パネルを裏面側に屈曲
    せて形成したフレームが設けられていて、上端部のフ
    レームは、2段に 屈曲されていて、その金属パネルと平
    行な起立部に、室外側より躯体に ビス止めする固定用の
    ビス孔が穿設されている建築用パネルユニット。
  2. 【請求項2】 2段に屈曲された上端部のフレームは、
    その起立部 の先端に、上位に隣接する金属パネルの下端
    部のフレームの先端との間 でシールを形成するガスケッ
    トの収納溝が設けられている請求項1記載の建築用パネ
    ルユニット。
JP3357483A 1991-12-04 1991-12-04 建築用パネルユニット Expired - Lifetime JP2640888B2 (ja)

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JPH05156784A JPH05156784A (ja) 1993-06-22
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