JP2640797B2 - 連続溶融メッキ用スナウト - Google Patents
連続溶融メッキ用スナウトInfo
- Publication number
- JP2640797B2 JP2640797B2 JP20697492A JP20697492A JP2640797B2 JP 2640797 B2 JP2640797 B2 JP 2640797B2 JP 20697492 A JP20697492 A JP 20697492A JP 20697492 A JP20697492 A JP 20697492A JP 2640797 B2 JP2640797 B2 JP 2640797B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snout
- roll
- plating
- steel strip
- continuous hot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Coating With Molten Metal (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は連続溶融亜鉛メッキ設備
に於いて、鋼帯をメッキ浴に導くスナウトに関するもの
である。
に於いて、鋼帯をメッキ浴に導くスナウトに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来浸漬ロール径変更等により鋼帯の通
板位置が変わった場合の対策として、スナウトにジャッ
キを取付け表裏方向に進退させる方法が考案されてい
る。(特開平1−188656号公報)
板位置が変わった場合の対策として、スナウトにジャッ
キを取付け表裏方向に進退させる方法が考案されてい
る。(特開平1−188656号公報)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし鋼帯の通板位置
が変わる原因として最も多いのは、鋼帯の付着量制御時
の形状矯正のために浸漬ロールの位置を変更した場合で
あり、磨耗等による浸漬ロール径変更の影響は非常に少
ない。そして浸漬ロールの位置を変更した場合、従来の
技術では変更の都度スナウトの位置を新たに調整しなお
す必要があった。又、電気的に結合させた場合でも複数
以上の駆動設備が必要になり設備費がかさむ上、スナウ
ト駆動装置が故障した場合は浸漬ロールのみが移動する
ことになり鋼帯とスナウトが接触する恐れもあった。
が変わる原因として最も多いのは、鋼帯の付着量制御時
の形状矯正のために浸漬ロールの位置を変更した場合で
あり、磨耗等による浸漬ロール径変更の影響は非常に少
ない。そして浸漬ロールの位置を変更した場合、従来の
技術では変更の都度スナウトの位置を新たに調整しなお
す必要があった。又、電気的に結合させた場合でも複数
以上の駆動設備が必要になり設備費がかさむ上、スナウ
ト駆動装置が故障した場合は浸漬ロールのみが移動する
ことになり鋼帯とスナウトが接触する恐れもあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は従来技術の欠点
解消のために、先端部がメッキ浴に浸漬され、且つメッ
キ機浸漬ロール方向に傾斜したスナウトと、水平方向に
移動可能なメッキ機浸漬ロール及びフレームとで構成さ
れ、スナウト上部に可撓部分を設け、該可撓部分の下方
に位置するスナウトとメッキ機浸漬ロールのフレームと
をピンにより機械的に結合せしめ、メッキ機浸漬ロール
の水平方向への移動に合わせてスナウトが移動可能とな
るようにしたことを特徴とする連続溶融メッキ用スナウ
トである。
解消のために、先端部がメッキ浴に浸漬され、且つメッ
キ機浸漬ロール方向に傾斜したスナウトと、水平方向に
移動可能なメッキ機浸漬ロール及びフレームとで構成さ
れ、スナウト上部に可撓部分を設け、該可撓部分の下方
に位置するスナウトとメッキ機浸漬ロールのフレームと
をピンにより機械的に結合せしめ、メッキ機浸漬ロール
の水平方向への移動に合わせてスナウトが移動可能とな
るようにしたことを特徴とする連続溶融メッキ用スナウ
トである。
【0005】
【作用】具体的には、スナウトの側面もしくは表裏面の
何れかに支点7を設け、浸漬ロールのフレームとスナウ
トとは接合部8にて機械的にピン結合させる。接合部8
は前述の支点7を中心とした同心円の円周方向にスライ
ド可能な構造とする。以上の様に浸漬ロールのフレーム
とスナウトとを接合部にて機械的にピン結合させれば浸
漬ロールの移動に合わせてスナウトは必ず移動すること
になる。
何れかに支点7を設け、浸漬ロールのフレームとスナウ
トとは接合部8にて機械的にピン結合させる。接合部8
は前述の支点7を中心とした同心円の円周方向にスライ
ド可能な構造とする。以上の様に浸漬ロールのフレーム
とスナウトとを接合部にて機械的にピン結合させれば浸
漬ロールの移動に合わせてスナウトは必ず移動すること
になる。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明を説明する。
図1は本発明の実施例を説明する図である。亜鉛ポット
1は、メッキを行なうための溶融亜鉛を溜めている容器
であり、鋼帯2は、板厚0.2mm〜3.2mm、板幅
600mm〜1850mmのメッキ用焼鈍済み鋼帯であ
り、炉内ロール9、スナウト5を介して、亜鉛ポット1
内に導かれ、浸漬ロール3にて、方向転換し、メッキさ
れる。浸漬ロールフレーム4は浸漬ロール3を支持して
いるフレームであり、スナウト5と浸漬ロールフレーム
4は接合部8にて連結されている。
図1は本発明の実施例を説明する図である。亜鉛ポット
1は、メッキを行なうための溶融亜鉛を溜めている容器
であり、鋼帯2は、板厚0.2mm〜3.2mm、板幅
600mm〜1850mmのメッキ用焼鈍済み鋼帯であ
り、炉内ロール9、スナウト5を介して、亜鉛ポット1
内に導かれ、浸漬ロール3にて、方向転換し、メッキさ
れる。浸漬ロールフレーム4は浸漬ロール3を支持して
いるフレームであり、スナウト5と浸漬ロールフレーム
4は接合部8にて連結されている。
【0007】浸漬ロールフレーム4は鋼帯のメッキ部で
の鋼帯形状矯正のため矢印方向への水平移動を行なうこ
とが可能であり、その移動距離はトップロール10から
の垂直パスに対して、±200mmであり、駆動手段は
電動でも手動でもよい。その水平移動の際、支持部7を
支点として、スナウト5は接合部8にて連結されてお
り、スナウト可撓部6により鋼帯2と接触することな
く、円周方向へのスライドを可能とするものである。ス
ナウト可撓部は伸縮自在で、シール製が確保されれば、
布及び、鉄製でも可である。
の鋼帯形状矯正のため矢印方向への水平移動を行なうこ
とが可能であり、その移動距離はトップロール10から
の垂直パスに対して、±200mmであり、駆動手段は
電動でも手動でもよい。その水平移動の際、支持部7を
支点として、スナウト5は接合部8にて連結されてお
り、スナウト可撓部6により鋼帯2と接触することな
く、円周方向へのスライドを可能とするものである。ス
ナウト可撓部は伸縮自在で、シール製が確保されれば、
布及び、鉄製でも可である。
【0008】スナウト5の先端部が亜鉛ポット1中に浸
漬され、且つ出側部分がメッキ機浸漬ロールフレーム4
と同じ方向に傾斜したスナウト5と鋼帯2の進行方向に
沿ってメッキ部での鋼帯形状矯正のため、前後(図中矢
印方向)に水平移動を行うことが可能なメッキ機浸漬ロ
ール3とで構成され、スナウト5入口付近に可撓部分6
を設け、その可撓部分6より先端の設備とメッキ機浸漬
ロール3のフレーム4とを機械的に接合部8にて連結さ
せ、メッキ機浸漬ロール3の水平移動に合わせて移動す
る事が出来る。
漬され、且つ出側部分がメッキ機浸漬ロールフレーム4
と同じ方向に傾斜したスナウト5と鋼帯2の進行方向に
沿ってメッキ部での鋼帯形状矯正のため、前後(図中矢
印方向)に水平移動を行うことが可能なメッキ機浸漬ロ
ール3とで構成され、スナウト5入口付近に可撓部分6
を設け、その可撓部分6より先端の設備とメッキ機浸漬
ロール3のフレーム4とを機械的に接合部8にて連結さ
せ、メッキ機浸漬ロール3の水平移動に合わせて移動す
る事が出来る。
【0009】
【発明の効果】以上のように、本発明のスナウトは、メ
ッキ機浸漬ロールの水平方向への移動により、可撓性部
分より下側の部分を浸漬ロールフレームとの接合部より
円周方向への移動が可能となり、浸漬ロールの磨耗、及
びメッキ部での鋼帯の形状矯正のための浸漬ロール移動
による鋼帯のスナウト内通板位置の変動に伴う、鋼帯と
スナウトの接触を回避可能であり、接触による鋼帯表面
の疵防止及び鋼帯破断の回避を供する。
ッキ機浸漬ロールの水平方向への移動により、可撓性部
分より下側の部分を浸漬ロールフレームとの接合部より
円周方向への移動が可能となり、浸漬ロールの磨耗、及
びメッキ部での鋼帯の形状矯正のための浸漬ロール移動
による鋼帯のスナウト内通板位置の変動に伴う、鋼帯と
スナウトの接触を回避可能であり、接触による鋼帯表面
の疵防止及び鋼帯破断の回避を供する。
【図1】本発明の連続溶融メッキ用スナウト
1 亜鉛ポット 2 鋼帯 3 浸漬ロール 4 浸漬ロールフレーム 5 スナウト 6 スナウト(可撓部) 7 支点部 8 接合部(フレーム/スナウト) 9 炉内ロール(固定) 10 トップロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−134146(JP,A) 特開 平4−2751(JP,A) 特開 昭56−146869(JP,A) 特開 平6−33208(JP,A) 特開 平6−33207(JP,A) 実開 平1−87151(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 先端部がメッキ浴に浸漬され、且つメッ
キ機浸漬ロール方向に傾斜したスナウトと、水平方向に
移動可能なメッキ機浸漬ロール及びフレームとで構成さ
れ、スナウト上部に可撓部分を設け、該可撓部分の下方
に位置するスナウトとメッキ機浸漬ロールのブレームと
をピンにより機械的に結合せしめ、メッキ機浸漬ロール
の水平方向への移動に合わせてスナウトが移動可能とな
るようにしたことを特徴とする連続溶融メッキ用スナウ
ト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20697492A JP2640797B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 連続溶融メッキ用スナウト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20697492A JP2640797B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 連続溶融メッキ用スナウト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633209A JPH0633209A (ja) | 1994-02-08 |
JP2640797B2 true JP2640797B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=16532085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20697492A Expired - Lifetime JP2640797B2 (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 連続溶融メッキ用スナウト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2640797B2 (ja) |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP20697492A patent/JP2640797B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0633209A (ja) | 1994-02-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970311 |