JP2639725B2 - 密封容器の正内圧判別方法 - Google Patents
密封容器の正内圧判別方法Info
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- JP2639725B2 JP2639725B2 JP3803389A JP3803389A JP2639725B2 JP 2639725 B2 JP2639725 B2 JP 2639725B2 JP 3803389 A JP3803389 A JP 3803389A JP 3803389 A JP3803389 A JP 3803389A JP 2639725 B2 JP2639725 B2 JP 2639725B2
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- internal pressure
- container
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、弾性的に変形可能な胴部を有する密封容
器が、互に対向して位置する1組のローラ間を通過する
際に該ローラが受けた荷重を、ロードセルで測定して容
器の正内圧の良否を判別する方法に関する。
器が、互に対向して位置する1組のローラ間を通過する
際に該ローラが受けた荷重を、ロードセルで測定して容
器の正内圧の良否を判別する方法に関する。
(従来の技術) 従来の上記方法を実施するための装置は、第2図に示
すように、押圧具1と受け部材2とを対向して設けてお
り、押圧具1と受け部材2との間隔は判別する容器胴部
3の直径より小さい。従って容器胴部3が押圧具1と受
け部材2との間を通過する際に容器胴部はへこみ、弾性
変形する。そして容器内の正圧と、前記弾性変形の復元
力により押圧具に荷重を及ぼす。この荷重は押圧具1か
らロードセル4に伝えられ、荷重の大きさが測定され
る。そして判別装置5でこの測定値を基準値と比較して
容器の正内圧の良否を判別する。
すように、押圧具1と受け部材2とを対向して設けてお
り、押圧具1と受け部材2との間隔は判別する容器胴部
3の直径より小さい。従って容器胴部3が押圧具1と受
け部材2との間を通過する際に容器胴部はへこみ、弾性
変形する。そして容器内の正圧と、前記弾性変形の復元
力により押圧具に荷重を及ぼす。この荷重は押圧具1か
らロードセル4に伝えられ、荷重の大きさが測定され
る。そして判別装置5でこの測定値を基準値と比較して
容器の正内圧の良否を判別する。
なお6は密封容器を紙面に直角方向に搬送するコンベ
ヤーベルトである。
ヤーベルトである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記装置において、容器の進行速度が高速になると、
容器胴部3が押圧具1と受け部材2との間に入り込む態
様は、大きく区分して、 押圧具と受け部材の両方に衝突して入り込む、 先づ押圧具に衝突し次に受け部材に衝突して入り込
む、 先づ受け部材に衝突し次に押圧具に衝突して入り込
む、 の3つがある。
容器胴部3が押圧具1と受け部材2との間に入り込む態
様は、大きく区分して、 押圧具と受け部材の両方に衝突して入り込む、 先づ押圧具に衝突し次に受け部材に衝突して入り込
む、 先づ受け部材に衝突し次に押圧具に衝突して入り込
む、 の3つがある。
即ち、容器の進行が高速(判別処理数の向上)となる
につれて、押圧具1に容器胴部が与える荷重に、衝突時
の衝撃荷重が大きな要素として加わり、そこで上記,
,の態様によって押圧具が受ける荷重が変化し判別
の正確度が低下するという問題を生じる。
につれて、押圧具1に容器胴部が与える荷重に、衝突時
の衝撃荷重が大きな要素として加わり、そこで上記,
,の態様によって押圧具が受ける荷重が変化し判別
の正確度が低下するという問題を生じる。
この発明は、容器の進行速度が例えば50m/min以上と
いうような高速になっても、容器の正内圧の良否の判別
を、正確に行なうことができる判別方法を提供すること
を目的とする。
いうような高速になっても、容器の正内圧の良否の判別
を、正確に行なうことができる判別方法を提供すること
を目的とする。
(問題解決のための手段) この発明の密封容器の正内圧判別方法は上記目的を達
成するために、互に対向して位置する1組のローラが密
封容器から受けたそれぞれの荷重を測定し合成して密封
容器の正内圧の良否を判別する工程を有する。
成するために、互に対向して位置する1組のローラが密
封容器から受けたそれぞれの荷重を測定し合成して密封
容器の正内圧の良否を判別する工程を有する。
(作 用) この発明の判別方法は上記工程を有し、互に対向して
位置する1組のローラのそれぞれに加わる荷重を合成
し、この値に基づいて密封容器の正内圧の良否を判別す
るのであるから、高速で進行している密封容器が、1組
のローラに同時に衝突しても、又一方のローラに衝突後
に他方のローラに衝突しても、両ローラが受ける荷重の
合成値は正内圧が同一の時はほぼ同一値となる。従って
衝突の強さの度合いの変化の影響を殆んど受けることな
く判別でき、判別の正確度が向上する。
位置する1組のローラのそれぞれに加わる荷重を合成
し、この値に基づいて密封容器の正内圧の良否を判別す
るのであるから、高速で進行している密封容器が、1組
のローラに同時に衝突しても、又一方のローラに衝突後
に他方のローラに衝突しても、両ローラが受ける荷重の
合成値は正内圧が同一の時はほぼ同一値となる。従って
衝突の強さの度合いの変化の影響を殆んど受けることな
く判別でき、判別の正確度が向上する。
(実施例) この発明の1実施例について説明する。第1図はこの
発明方法を実施する装置の概略構成の説明図である。こ
の実施例装置では測定する密封容器Aの進行路の両側に
密封容器Aの胴部3に圧接する如く一組の測定ローラ1
1,11を設け、かつこの1組の測定ローラ11,11を含み、
対称構造とした。そこで一方の構成のみについて説明す
ると、12は測定ローラ11を回転自在に支承する支承枠、
13は一端に支承枠12が固定され密封容器の進行路と直角
方向に延長している伝達軸、14はこの伝達軸13を摺動自
在に支持している支持体、15は前記伝達軸13の他端に当
接し前記支持体に固定されているロードセル、16は測定
ローラの外面周速が密封容器Aの進行速度と合致するよ
うに測定ローラを回転するモータ、17は両ロードセル1
5,15からの信号により密封容器の正内圧の良否を判別す
る判別処理部、18はこの判別結果の出力路である。6は
コンベヤーベルトである。
発明方法を実施する装置の概略構成の説明図である。こ
の実施例装置では測定する密封容器Aの進行路の両側に
密封容器Aの胴部3に圧接する如く一組の測定ローラ1
1,11を設け、かつこの1組の測定ローラ11,11を含み、
対称構造とした。そこで一方の構成のみについて説明す
ると、12は測定ローラ11を回転自在に支承する支承枠、
13は一端に支承枠12が固定され密封容器の進行路と直角
方向に延長している伝達軸、14はこの伝達軸13を摺動自
在に支持している支持体、15は前記伝達軸13の他端に当
接し前記支持体に固定されているロードセル、16は測定
ローラの外面周速が密封容器Aの進行速度と合致するよ
うに測定ローラを回転するモータ、17は両ロードセル1
5,15からの信号により密封容器の正内圧の良否を判別す
る判別処理部、18はこの判別結果の出力路である。6は
コンベヤーベルトである。
この装置において、両ローラ11,11の間隔が測定する
密封容器の直径より2mm小さくなるように両ローラの位
置を決め、コンベヤーベルト6の速度を55m/minとして
密封容器を進行させた。なお、密封容器は、ブリキ製の
D&I缶で、その胴部外径が53mmのものに水を充填し、
0.2kg/cm2と0.8kg/cm2,1.8kg/cm2の加圧室で蓋を巻締め
て製造した。
密封容器の直径より2mm小さくなるように両ローラの位
置を決め、コンベヤーベルト6の速度を55m/minとして
密封容器を進行させた。なお、密封容器は、ブリキ製の
D&I缶で、その胴部外径が53mmのものに水を充填し、
0.2kg/cm2と0.8kg/cm2,1.8kg/cm2の加圧室で蓋を巻締め
て製造した。
上記の各缶を上記実施例装置で測定した値は次の通り
である。
である。
比較例として第2図形式の装置で測定した値は次の通
りである。
りである。
上記の2つの表から、本発明の実施例装置による測定
では標準偏差値σn-1が比較例に比べて、小さく、特に
0.8kg/cm2で約1/3であり、判別の正確度が大巾に向上す
ることは明らかである。
では標準偏差値σn-1が比較例に比べて、小さく、特に
0.8kg/cm2で約1/3であり、判別の正確度が大巾に向上す
ることは明らかである。
(発明の効果) 上記説明から明らかなように、本発明方法は1組のロ
ーラのそれぞれが受けた荷重を測定し合成して内圧の良
否を判別するのであるから、高速進行の密封容器が一方
若しくは両方のローラに与えるそれぞれの衝撃荷重を含
んだ測定値が得られ、従来方法の様に、押圧具への衝撃
荷重のみを含む測定値より、測定値にバラツキが少な
く、従って判別の正確度が大巾に向上するという効果を
奏する。
ーラのそれぞれが受けた荷重を測定し合成して内圧の良
否を判別するのであるから、高速進行の密封容器が一方
若しくは両方のローラに与えるそれぞれの衝撃荷重を含
んだ測定値が得られ、従来方法の様に、押圧具への衝撃
荷重のみを含む測定値より、測定値にバラツキが少な
く、従って判別の正確度が大巾に向上するという効果を
奏する。
第1図はこの発明方法の1実施例の装置の概略構成の説
明図、第2図は従来例の概略構成の説明図である。 図中、A……密封容器、11,11……1組のローラ、15…
…ロードセル、16……ローラ駆動モータ、17……判別処
理部。
明図、第2図は従来例の概略構成の説明図である。 図中、A……密封容器、11,11……1組のローラ、15…
…ロードセル、16……ローラ駆動モータ、17……判別処
理部。
Claims (2)
- 【請求項1】弾性的に変形可能な胴部を有する密封容器
が、互に対向して位置する1組のローラ間を通過する際
に、該ローラが受けた荷重をロードセルで測定して容器
の正圧力の良否を判別する方法であって、前記1組のロ
ーラのそれぞれが受けた荷重を測定し合成して判別する
ことを特徴とする密封容器の正内圧判別方法。 - 【請求項2】1組のローラがそれぞれ駆動回転させられ
ている請求項1記載の密封容器の正内圧判別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3803389A JP2639725B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | 密封容器の正内圧判別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3803389A JP2639725B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | 密封容器の正内圧判別方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02216023A JPH02216023A (ja) | 1990-08-28 |
JP2639725B2 true JP2639725B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=12514239
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3803389A Expired - Lifetime JP2639725B2 (ja) | 1989-02-16 | 1989-02-16 | 密封容器の正内圧判別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2639725B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010005136A1 (en) * | 2008-07-09 | 2010-01-14 | Fine Interkorea Co., Ltd. | Apparatus for testing integrity of seal of plastic container |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016161493A (ja) * | 2015-03-04 | 2016-09-05 | 株式会社シーティーシー | 内圧検査装置 |
-
1989
- 1989-02-16 JP JP3803389A patent/JP2639725B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010005136A1 (en) * | 2008-07-09 | 2010-01-14 | Fine Interkorea Co., Ltd. | Apparatus for testing integrity of seal of plastic container |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02216023A (ja) | 1990-08-28 |
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