JP2639297B2 - SiCブレーズド型回折格子の製造方法 - Google Patents
SiCブレーズド型回折格子の製造方法Info
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- JP2639297B2 JP2639297B2 JP35504492A JP35504492A JP2639297B2 JP 2639297 B2 JP2639297 B2 JP 2639297B2 JP 35504492 A JP35504492 A JP 35504492A JP 35504492 A JP35504492 A JP 35504492A JP 2639297 B2 JP2639297 B2 JP 2639297B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SiC(シリコンカー
バイド)上に直接刻線を行なうブレーズド型回折格子の
製造方法に関する。
バイド)上に直接刻線を行なうブレーズド型回折格子の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】シンクロトロン放射光(SR光)や短波
長・高出力レーザ用の回折格子としては、これらの高エ
ネルギー放射による温度上昇に対して比較的高温まで安
定であり、かつ、熱伝導率が高いために冷却効率の良い
SiC回折格子が理想的とされている。しかし、イオン
ビーム法等のドライエッチングによりSiC基板に直
接、回折格子パターンを刻線しようとしても、SiC基
板よりもレジストの方がより速くエッチングされてしま
うため、SiC基板に直接回折格子パターンを形成する
ことは困難であった。そこで、従来は、図4に示すよう
に、SiC基板40上にAu(金)等の柔らかい金属4
1をコーティングし、その金属層41にルーリングエン
ジン等により機械的にグレーティング溝を彫るという方
法で回折格子を製作していた。
長・高出力レーザ用の回折格子としては、これらの高エ
ネルギー放射による温度上昇に対して比較的高温まで安
定であり、かつ、熱伝導率が高いために冷却効率の良い
SiC回折格子が理想的とされている。しかし、イオン
ビーム法等のドライエッチングによりSiC基板に直
接、回折格子パターンを刻線しようとしても、SiC基
板よりもレジストの方がより速くエッチングされてしま
うため、SiC基板に直接回折格子パターンを形成する
ことは困難であった。そこで、従来は、図4に示すよう
に、SiC基板40上にAu(金)等の柔らかい金属4
1をコーティングし、その金属層41にルーリングエン
ジン等により機械的にグレーティング溝を彫るという方
法で回折格子を製作していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の回折格子は
SiCを基板40としているとはいえ、回折を行うSR
光やレーザの出力が非常に大きい場合には、温度上昇の
ためにSiC基板40と金属層41との熱膨張率の差に
よる歪や基板−金属層間の剥離が発生し、精度が出なく
なったり使用不能になるという問題があった。
SiCを基板40としているとはいえ、回折を行うSR
光やレーザの出力が非常に大きい場合には、温度上昇の
ためにSiC基板40と金属層41との熱膨張率の差に
よる歪や基板−金属層間の剥離が発生し、精度が出なく
なったり使用不能になるという問題があった。
【0004】このような不都合を避けるためにSiC基
板のみで回折格子を構成しようとすると、SiC基板に
直接グレーティング溝を刻線する必要があるが、SiC
に対しては、機械的な刻線はもちろん、上記の通りパタ
ーンエッチングも困難であった。これを詳しく述べる
と、一般にセラミック基板をドライエッチングする場合
には、その基板物質に対して反応性のガスを用いてRI
E(反応性イオンエッチング)やRIBE(反応性イオ
ンビームエッチング)を行うのが効果的であるが、Si
Cの場合には、CF4、CHF3等の反応性のガスを用
いても、SiCに対するエッチング速度よりもパターン
を形成するためのレジストの方のエッチング速度の方が
大きい。このため、特にブレーズド型の回折格子ではグ
レーティング溝の断面形状を理想的な鋸歯形状にするこ
とか困難であった。
板のみで回折格子を構成しようとすると、SiC基板に
直接グレーティング溝を刻線する必要があるが、SiC
に対しては、機械的な刻線はもちろん、上記の通りパタ
ーンエッチングも困難であった。これを詳しく述べる
と、一般にセラミック基板をドライエッチングする場合
には、その基板物質に対して反応性のガスを用いてRI
E(反応性イオンエッチング)やRIBE(反応性イオ
ンビームエッチング)を行うのが効果的であるが、Si
Cの場合には、CF4、CHF3等の反応性のガスを用
いても、SiCに対するエッチング速度よりもパターン
を形成するためのレジストの方のエッチング速度の方が
大きい。このため、特にブレーズド型の回折格子ではグ
レーティング溝の断面形状を理想的な鋸歯形状にするこ
とか困難であった。
【0005】なお、SiC基板に直接エッチングを行う
方法として、高出力のSR光をガス雰囲気中で照射する
という方法が提案されている(応用物理学会 平成2年
春季講演大会予稿集p.500)が、この方法を実施す
ることができるのは世界に数カ所しかないシンクロトロ
ン施設のみであり、工業的に利用することは困難であ
る。このようなことより本発明は、工業的に実施可能な
方法でSiCに直接、回折格子等のエッチングを行うこ
とのできる方法を提供することを目的とする。
方法として、高出力のSR光をガス雰囲気中で照射する
という方法が提案されている(応用物理学会 平成2年
春季講演大会予稿集p.500)が、この方法を実施す
ることができるのは世界に数カ所しかないシンクロトロ
ン施設のみであり、工業的に利用することは困難であ
る。このようなことより本発明は、工業的に実施可能な
方法でSiCに直接、回折格子等のエッチングを行うこ
とのできる方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明に係るSiCブレーズド型回折格子製
造方法は、SiC基板上に平行線状の回折格子パターン
を有するレジストマスクをデポジットし、(CCl2F2
+Ar)に対するArの分圧比を55〜85%としたC
Cl2F2とArとの混合ガスから生成される反応性イオ
ンビームを、平行線に垂直で、かつ、基板の法線に対し
て傾斜した方向から照射することにより該SiC基板を
断面鋸歯状にエッチングするというものである。
に成された本発明に係るSiCブレーズド型回折格子製
造方法は、SiC基板上に平行線状の回折格子パターン
を有するレジストマスクをデポジットし、(CCl2F2
+Ar)に対するArの分圧比を55〜85%としたC
Cl2F2とArとの混合ガスから生成される反応性イオ
ンビームを、平行線に垂直で、かつ、基板の法線に対し
て傾斜した方向から照射することにより該SiC基板を
断面鋸歯状にエッチングするというものである。
【0007】
【作用】図1に、各種組成比を有する(CCl2F2+
Ar)混合ガスを用いて反応性イオンビームエッチング
を行なった場合の、混合ガス中のAr含有量と、イオン
電流密度で規格化したフォトレジスト(ここでは、東京
応化社製OFPR5000を用いた)及びSiCのエッ
チング速度との関係を示す。図1に示される通り、CC
l2F2のみの場合([Ar/(CCl2F2+A
r)]=0%)、或いはArのみの場合([Ar/(C
Cl2F2+Ar)]=100%)には、レジストのエ
ッチング速度はSiCの倍以上となっている。すなわ
ち、このような条件の下では、エッチングの目的物であ
るSiCはほとんどエッチングされない一方、レジスト
の方がその倍以上の速度でどんどんエッチングされてゆ
くという状態となる。これは、SiCのパターンエッチ
ングを行なう場合に、生産能率が悪いとともに、斜辺の
反対側の面の角度がゆるくなり、正確な断面形状を得る
ことができないという問題がある。このような現象は、
SiCに対して反応性イオンエッチングや反応性イオン
ビームエッチングを行なう場合には、他のフォトレジス
ト材料を用いても同様に生じる。
Ar)混合ガスを用いて反応性イオンビームエッチング
を行なった場合の、混合ガス中のAr含有量と、イオン
電流密度で規格化したフォトレジスト(ここでは、東京
応化社製OFPR5000を用いた)及びSiCのエッ
チング速度との関係を示す。図1に示される通り、CC
l2F2のみの場合([Ar/(CCl2F2+A
r)]=0%)、或いはArのみの場合([Ar/(C
Cl2F2+Ar)]=100%)には、レジストのエ
ッチング速度はSiCの倍以上となっている。すなわ
ち、このような条件の下では、エッチングの目的物であ
るSiCはほとんどエッチングされない一方、レジスト
の方がその倍以上の速度でどんどんエッチングされてゆ
くという状態となる。これは、SiCのパターンエッチ
ングを行なう場合に、生産能率が悪いとともに、斜辺の
反対側の面の角度がゆるくなり、正確な断面形状を得る
ことができないという問題がある。このような現象は、
SiCに対して反応性イオンエッチングや反応性イオン
ビームエッチングを行なう場合には、他のフォトレジス
ト材料を用いても同様に生じる。
【0008】それに対し、[Ar/(CCl2F2+A
r)]が55〜85%の範囲にあるときには、SiCの
エッチング速度が特異的に大きくなり、レジストのエッ
チング速度とほぼ同等程度になる。従って、選択比
([SiCのエッチング速度]/[レジストのエッチン
グ速度])も図2に示すように、それ以外の範囲では
0.5以下であるのに対し、この範囲ではほぼ1に近い
値となる。そこで、このような条件の下で反応性イオン
を基板の斜方から照射し、エッチングを行なうことによ
り、SiC基板上に直接、ブレーズド型回折格子を高速
に、しかも、断面形状が正確に所期の形状通りの鋸歯状
になるように、刻線することができる。
r)]が55〜85%の範囲にあるときには、SiCの
エッチング速度が特異的に大きくなり、レジストのエッ
チング速度とほぼ同等程度になる。従って、選択比
([SiCのエッチング速度]/[レジストのエッチン
グ速度])も図2に示すように、それ以外の範囲では
0.5以下であるのに対し、この範囲ではほぼ1に近い
値となる。そこで、このような条件の下で反応性イオン
を基板の斜方から照射し、エッチングを行なうことによ
り、SiC基板上に直接、ブレーズド型回折格子を高速
に、しかも、断面形状が正確に所期の形状通りの鋸歯状
になるように、刻線することができる。
【0009】
【実施例】本発明の一実施例であるブレーズド型SiC
回折格子を製造する方法を図3により説明する。まず、
焼結体のSiC基板31を用意し(a)、その表面に、
CVDによりβ−SiC単結晶層32をデポジットす
る。この表面を光学研磨し、表面に(2,2,0)配向
面を現わす(b)。更にこの表面に、スピンコーティン
グにより150nmの厚さのフォトレジスト(ここでは
東京応化社製OFPR5000を使用)層33を形成す
る(c)。コーティング後、基板を90℃のフレッシュ
エアオーブンに入れ、30分のベーキングを行なう。な
お、CVD−SiC層32はβ−SiCではなくα−S
iCとしてもよく、配向面も(2,2,0)には限定さ
れず、(1,1,1)或いは混合配向膜としてもよい。
更には、非晶質SiCを用いてもよい。また、フォトレ
ジストの材料は上記OFPR5000に限定されず、そ
の他のフォトレジストを用いても構わない。
回折格子を製造する方法を図3により説明する。まず、
焼結体のSiC基板31を用意し(a)、その表面に、
CVDによりβ−SiC単結晶層32をデポジットす
る。この表面を光学研磨し、表面に(2,2,0)配向
面を現わす(b)。更にこの表面に、スピンコーティン
グにより150nmの厚さのフォトレジスト(ここでは
東京応化社製OFPR5000を使用)層33を形成す
る(c)。コーティング後、基板を90℃のフレッシュ
エアオーブンに入れ、30分のベーキングを行なう。な
お、CVD−SiC層32はβ−SiCではなくα−S
iCとしてもよく、配向面も(2,2,0)には限定さ
れず、(1,1,1)或いは混合配向膜としてもよい。
更には、非晶質SiCを用いてもよい。また、フォトレ
ジストの材料は上記OFPR5000に限定されず、そ
の他のフォトレジストを用いても構わない。
【0010】次に、ブレーズド型回折格子のパターンを
形成するために、ホログラフィック露光を行なう。すな
わち、平面波34を2方向から照射し、レジスト33上
で干渉縞を形成することにより、レジスト層33内に断
面の露光密度が正弦波状である平行線状の潜像を形成す
る(d)。ここでは、露光光として、He−Cdレーザ
光(波長λ=441.6nm)を使用し、1200本/
mmの平行線パターンを作成する。露光後、専用の現像
液で処理することにより、基板32上には平行線状、断
面正弦半波状のレジストマスク35が残される(e)。
ここで、露光時間及び現像時間を適当に調整することに
より、基板32上においてレジスト35で覆われた部分
と覆われていない部分(すなわち、SiC基板32が露
出している部分)との比(L&S比)を任意に設定する
ことができる。ここでは、L&S比を4:1とする。本
実施例の方法では、ホログラフィック露光により回折格
子パターンを作成するため、回折格子の最も重要な特性
である周期誤差が発生しにくく、高精度の回折格子を製
造することができる。なお、ホログラフィック露光の際
の干渉波面には、凹面グレーティングの場合には球面波
を、収差補正型グレーティングの場合には非球面波を用
いる。
形成するために、ホログラフィック露光を行なう。すな
わち、平面波34を2方向から照射し、レジスト33上
で干渉縞を形成することにより、レジスト層33内に断
面の露光密度が正弦波状である平行線状の潜像を形成す
る(d)。ここでは、露光光として、He−Cdレーザ
光(波長λ=441.6nm)を使用し、1200本/
mmの平行線パターンを作成する。露光後、専用の現像
液で処理することにより、基板32上には平行線状、断
面正弦半波状のレジストマスク35が残される(e)。
ここで、露光時間及び現像時間を適当に調整することに
より、基板32上においてレジスト35で覆われた部分
と覆われていない部分(すなわち、SiC基板32が露
出している部分)との比(L&S比)を任意に設定する
ことができる。ここでは、L&S比を4:1とする。本
実施例の方法では、ホログラフィック露光により回折格
子パターンを作成するため、回折格子の最も重要な特性
である周期誤差が発生しにくく、高精度の回折格子を製
造することができる。なお、ホログラフィック露光の際
の干渉波面には、凹面グレーティングの場合には球面波
を、収差補正型グレーティングの場合には非球面波を用
いる。
【0011】このようにして作成した回折格子パターン
のレジスト35をマスクとして、各平行線に垂直であっ
て、基板32に垂直な方向から85°基板32の方に傾
斜した方向から、CCl2F2とArとの混合ガスを用い
た反応性イオンビーム36を照射し、ドライエッチング
を行なう(f)。この混合ガスの組成は、[Ar/(C
Cl2F2+Ar)]=75%とする。このイオンビーム
エッチングは、レジストパターン35がエッチングによ
り消滅するまで行なう。なお、僅かに残存するレジスト
35を完全に除去するため、レジスト剥離液や溶剤を用
いて最終処理を行なってもよい。これにより、SiC基
板32に直接刻線が施されたブレーズ角2°のブレーズ
ド型回折格子37が作成される。
のレジスト35をマスクとして、各平行線に垂直であっ
て、基板32に垂直な方向から85°基板32の方に傾
斜した方向から、CCl2F2とArとの混合ガスを用い
た反応性イオンビーム36を照射し、ドライエッチング
を行なう(f)。この混合ガスの組成は、[Ar/(C
Cl2F2+Ar)]=75%とする。このイオンビーム
エッチングは、レジストパターン35がエッチングによ
り消滅するまで行なう。なお、僅かに残存するレジスト
35を完全に除去するため、レジスト剥離液や溶剤を用
いて最終処理を行なってもよい。これにより、SiC基
板32に直接刻線が施されたブレーズ角2°のブレーズ
ド型回折格子37が作成される。
【0012】こうして作成したブレーズド型回折格子3
7は、SiCの反射率が十分高い波長領域ではそのまま
の表面で用いることができる。また、SiCの反射率が
低い波長領域では、金(Au)や白金(Pt)等のコー
ティングを施すか、或いはX線多層膜をコーティングす
ることにより反射率を上げて使用する。
7は、SiCの反射率が十分高い波長領域ではそのまま
の表面で用いることができる。また、SiCの反射率が
低い波長領域では、金(Au)や白金(Pt)等のコー
ティングを施すか、或いはX線多層膜をコーティングす
ることにより反射率を上げて使用する。
【0013】
【発明の効果】本発明に係る方法では、SiCのエッチ
ング速度がレジストのエッチング速度と同等程度になる
ため、レジストマスクによるSiC基板のパターンエッ
チングが可能となる。従って、一般に使用可能な設備を
用いてSiC基板に直接ブレーズド型回折格子のパター
ンを刻線することが可能となり、耐熱性に優れ、かつ、
冷却効率の良いSiCのみで形成されるブレーズド型回
折格子を製作することができる。また、混合ガス中に含
まれるArは、エッチングの際にチャンバ内からスパッ
タされる不純物を除去し、装置内をクリーニングする作
用も持っている。このため、エッチング装置のメンテナ
ンス間隔が長くなり、メンテナンスも容易となる。
ング速度がレジストのエッチング速度と同等程度になる
ため、レジストマスクによるSiC基板のパターンエッ
チングが可能となる。従って、一般に使用可能な設備を
用いてSiC基板に直接ブレーズド型回折格子のパター
ンを刻線することが可能となり、耐熱性に優れ、かつ、
冷却効率の良いSiCのみで形成されるブレーズド型回
折格子を製作することができる。また、混合ガス中に含
まれるArは、エッチングの際にチャンバ内からスパッ
タされる不純物を除去し、装置内をクリーニングする作
用も持っている。このため、エッチング装置のメンテナ
ンス間隔が長くなり、メンテナンスも容易となる。
【図1】 (CCl2F2+Ar)混合ガスを用いた反応
性イオンエッチングにおける、混合ガス中のAr含有量
と、イオン電流密度で規格化したフォトレジスト及びS
iCのエッチング速度との関係のグラフ。
性イオンエッチングにおける、混合ガス中のAr含有量
と、イオン電流密度で規格化したフォトレジスト及びS
iCのエッチング速度との関係のグラフ。
【図2】 図1のデータを、選択比を縦軸にプロットし
直したグラフ。
直したグラフ。
【図3】 本発明の一実施例である、ブレーズド型Si
C回折格子を作成する工程の説明図。
C回折格子を作成する工程の説明図。
【図4】 SiC基板上のAu層に平行線を刻線した従
来のSiC回折格子の断面図。
来のSiC回折格子の断面図。
31…SiC基板 32…β−Si
C単結晶層 33、35…フォトレジスト 34…ホログラ
フィック露光用平面波 36…(CCl2F2+Ar)反応性イオンビーム 37…ブレーズド型回折格子
C単結晶層 33、35…フォトレジスト 34…ホログラ
フィック露光用平面波 36…(CCl2F2+Ar)反応性イオンビーム 37…ブレーズド型回折格子
Claims (1)
- 【請求項1】 SiC基板上に平行線状の回折格子パタ
ーンを有するレジストマスクをデポジットし、(CCl
2F2+Ar)に対するArの分圧比を55〜85%とし
たCCl2F2とArとの混合ガスから生成される反応性
イオンビームを、平行線に垂直で、かつ、基板の法線に
対して傾斜した方向から照射することにより該SiC基
板を断面鋸歯状にエッチングすることを特徴とするSi
Cブレーズド型回折格子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35504492A JP2639297B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | SiCブレーズド型回折格子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35504492A JP2639297B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | SiCブレーズド型回折格子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06186411A JPH06186411A (ja) | 1994-07-08 |
JP2639297B2 true JP2639297B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=18441609
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35504492A Expired - Fee Related JP2639297B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | SiCブレーズド型回折格子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2639297B2 (ja) |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP35504492A patent/JP2639297B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
東海大学産業科学研究所研究報告、第21号(1991−3−10)P.59−62 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06186411A (ja) | 1994-07-08 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |