JP2638469B2 - 化学蒸着法により化学蒸着構造体を形成する方法および装置 - Google Patents
化学蒸着法により化学蒸着構造体を形成する方法および装置Info
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- C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
- C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
- C23C16/00—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes
- C23C16/44—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating
- C23C16/448—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for generating reactive gas streams, e.g. by evaporation or sublimation of precursor materials
- C23C16/4481—Chemical coating by decomposition of gaseous compounds, without leaving reaction products of surface material in the coating, i.e. chemical vapour deposition [CVD] processes characterised by the method of coating characterised by the method used for generating reactive gas streams, e.g. by evaporation or sublimation of precursor materials by evaporation using carrier gas in contact with the source material
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- C23C16/306—AII BVI compounds, where A is Zn, Cd or Hg and B is S, Se or Te
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は化学蒸着法により、例え
ば円板状、円蓋状、または板状をなす化学蒸着構造体を
形成する方法に関する。特に本発明は化学蒸着プロセス
に供給される亜鉛蒸気の供給速度の制御性を向上するよ
うに改良された方法に関する。
ば円板状、円蓋状、または板状をなす化学蒸着構造体を
形成する方法に関する。特に本発明は化学蒸着プロセス
に供給される亜鉛蒸気の供給速度の制御性を向上するよ
うに改良された方法に関する。
【0002】
【従来の技術】化学蒸着法(CVD)による、ZnS
(硫化亜鉛)またはZnSe(セレン化亜鉛)を構成要
素とする製品の製造において、図1に示すように、CV
D構造体が堆積されるべき鋳型は亜鉛金属源よりも上方
に位置するCVD炉内に配置される。典型的にこの鋳型
は複数のグラファイト製マンドレルプレートから形成さ
れ、これらマンドレルプレートは長方形の箱状に整列さ
れて互いにボルト締めされる。次いで、CVDプロセス
の準備段階として、CVD炉が覆われ、密閉され、排気
装置が連結される。炉は作動温度(650から700°
C)まで加熱され、H2 S(硫化水素)またはH2 Se
(セレン化水素)からなる反応ガスと例えばアルゴンか
らなる不活性キャリアガスとの供給が開始される。CV
Dプロセスは、物質が十分な深さだけ堆積するまで継続
され、その後炉が冷却され(約24時間)、堆積された
CVD構造体を含む鋳型が分解されてCVD構造体が炉
から取出される。
(硫化亜鉛)またはZnSe(セレン化亜鉛)を構成要
素とする製品の製造において、図1に示すように、CV
D構造体が堆積されるべき鋳型は亜鉛金属源よりも上方
に位置するCVD炉内に配置される。典型的にこの鋳型
は複数のグラファイト製マンドレルプレートから形成さ
れ、これらマンドレルプレートは長方形の箱状に整列さ
れて互いにボルト締めされる。次いで、CVDプロセス
の準備段階として、CVD炉が覆われ、密閉され、排気
装置が連結される。炉は作動温度(650から700°
C)まで加熱され、H2 S(硫化水素)またはH2 Se
(セレン化水素)からなる反応ガスと例えばアルゴンか
らなる不活性キャリアガスとの供給が開始される。CV
Dプロセスは、物質が十分な深さだけ堆積するまで継続
され、その後炉が冷却され(約24時間)、堆積された
CVD構造体を含む鋳型が分解されてCVD構造体が炉
から取出される。
【0003】従来の亜鉛蒸気を反応器に供給する方法で
は、図1に示すようにマンドレルプレート14よりも下
方に位置するCVD炉12の内部に設けられたグラファ
イト製のレトルト10を備え、マンドレルプレート14
上にはCVD構造体の一部が堆積する。レトルトには球
状または円板状の固体亜鉛が供給される。レトルト10
は一処理操作全体に必要な亜鉛を収容することができる
(135から455キログラム、容量)。次いでこれら
のレトルトは約650°Cまで加熱されて亜鉛を溶融さ
せ、次いで蒸発させる。亜鉛の蒸発速度は溶融亜鉛16
の表面積ならびに炉内の温度および圧力の関数である。
亜鉛の蒸発速度の測定は、或る時間間隔における溶融金
属16の容積の変化から計算される。容積の変化は、溶
融亜鉛16の液位を定期的に測定し、溶融亜鉛の液位の
変化を測定間の時間間隔でもって割り算することによっ
て計算される。液体亜鉛の液位の測定は亜鉛表面20上
のグラファイト製の浮き18を用いて行われ、この浮き
18はグラファイト製棒22、水晶製連結棒24、およ
び線形可変差分変圧器(LVDT)28の磁気コア26
を支持する。亜鉛が蒸発すると液位が低下すると共に磁
気コア26がLVDTの内部に移動して電気信号を発生
し、この電気信号は出力装置に送られる。
は、図1に示すようにマンドレルプレート14よりも下
方に位置するCVD炉12の内部に設けられたグラファ
イト製のレトルト10を備え、マンドレルプレート14
上にはCVD構造体の一部が堆積する。レトルトには球
状または円板状の固体亜鉛が供給される。レトルト10
は一処理操作全体に必要な亜鉛を収容することができる
(135から455キログラム、容量)。次いでこれら
のレトルトは約650°Cまで加熱されて亜鉛を溶融さ
せ、次いで蒸発させる。亜鉛の蒸発速度は溶融亜鉛16
の表面積ならびに炉内の温度および圧力の関数である。
亜鉛の蒸発速度の測定は、或る時間間隔における溶融金
属16の容積の変化から計算される。容積の変化は、溶
融亜鉛16の液位を定期的に測定し、溶融亜鉛の液位の
変化を測定間の時間間隔でもって割り算することによっ
て計算される。液体亜鉛の液位の測定は亜鉛表面20上
のグラファイト製の浮き18を用いて行われ、この浮き
18はグラファイト製棒22、水晶製連結棒24、およ
び線形可変差分変圧器(LVDT)28の磁気コア26
を支持する。亜鉛が蒸発すると液位が低下すると共に磁
気コア26がLVDTの内部に移動して電気信号を発生
し、この電気信号は出力装置に送られる。
【0004】一方、金属被覆プロセスに金属蒸気を提供
するときの問題点を解決するために、ストロング(Stro
ng)による米国特許第3086889号が提案されてい
る。ストロングによれば、ワイヤ金属を先細状の断熱ボ
ートに供給し、断熱ボートから金属蒸気が供給されて低
圧下における連続操作でもって金属薄膜を絶縁性シート
材に化学反応を伴わずに直接適用するようにしている。
するときの問題点を解決するために、ストロング(Stro
ng)による米国特許第3086889号が提案されてい
る。ストロングによれば、ワイヤ金属を先細状の断熱ボ
ートに供給し、断熱ボートから金属蒸気が供給されて低
圧下における連続操作でもって金属薄膜を絶縁性シート
材に化学反応を伴わずに直接適用するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この方法は以下のよう
な欠点を有する。溶融金属が維持されるべき温度が、要
求される亜鉛の供給速度、断熱状態、冷却水の温度、お
よびレトルト内の亜鉛の残量によって各処理操作毎に変
化してしまう。この温度はレトルトの外表面において測
定される。処理操作の開始時におけるレトルト温度は作
動データに基づいて過去の処理操作から選択される。通
常、処理操作中に生じる温度変化は溶融亜鉛の表面積お
よびCVD炉内の圧力に影響を及ぼすので亜鉛金属の温
度は処理操作全体にわたって調節されなければならな
い。例えば液体亜鉛の表面積はこの表面上に浮いている
汚染物または「スラグ」によって減少されうる。また、
レトルト圧力も亜鉛フィルタにより集められた汚染物に
よって変化しうる。レトルト内の亜鉛の残量は一定速度
で減少する。これらの結果はレトルト温度の変化を必要
としうる。溶融亜鉛の必要な温度調節を適当に定めるた
めにいくつかのデータを補正しなければならない。この
ような調節は通常数時間を要する。
な欠点を有する。溶融金属が維持されるべき温度が、要
求される亜鉛の供給速度、断熱状態、冷却水の温度、お
よびレトルト内の亜鉛の残量によって各処理操作毎に変
化してしまう。この温度はレトルトの外表面において測
定される。処理操作の開始時におけるレトルト温度は作
動データに基づいて過去の処理操作から選択される。通
常、処理操作中に生じる温度変化は溶融亜鉛の表面積お
よびCVD炉内の圧力に影響を及ぼすので亜鉛金属の温
度は処理操作全体にわたって調節されなければならな
い。例えば液体亜鉛の表面積はこの表面上に浮いている
汚染物または「スラグ」によって減少されうる。また、
レトルト圧力も亜鉛フィルタにより集められた汚染物に
よって変化しうる。レトルト内の亜鉛の残量は一定速度
で減少する。これらの結果はレトルト温度の変化を必要
としうる。溶融亜鉛の必要な温度調節を適当に定めるた
めにいくつかのデータを補正しなければならない。この
ような調節は通常数時間を要する。
【0006】レトルト内の物質の質量が大きいために、
溶融亜鉛の温度調節は温度が変化したときと効果が検出
されたとき間のタイムラグによってさらに困難にされ
る。また、変化が生じた後に溶融亜鉛の液位を初めて測
定したときの測定値は所望の効果に対して逆の結果を表
しうると共に実際の蒸発速度を隠しうる。温度が上昇し
て亜鉛の蒸発速度を上昇させると亜鉛およびグラファイ
トが膨張する。このときの亜鉛の液位の測定からは蒸発
速度が減少されているかのような結果が得られてしま
う。測定値を修正するのに必要な処理時間は数時間であ
る。
溶融亜鉛の温度調節は温度が変化したときと効果が検出
されたとき間のタイムラグによってさらに困難にされ
る。また、変化が生じた後に溶融亜鉛の液位を初めて測
定したときの測定値は所望の効果に対して逆の結果を表
しうると共に実際の蒸発速度を隠しうる。温度が上昇し
て亜鉛の蒸発速度を上昇させると亜鉛およびグラファイ
トが膨張する。このときの亜鉛の液位の測定からは蒸発
速度が減少されているかのような結果が得られてしま
う。測定値を修正するのに必要な処理時間は数時間であ
る。
【0007】さらに、グラファイト製浮きが液体亜鉛の
不安定な表面上にあるためにLVDTからの読取りを評
価するのが困難である。また、浮きおよび連結棒はLV
DTの保護管および開口の側壁に張付いたり擦れたりも
する。これらの困難性のために、蒸発速度の真の傾向を
定めるのに必要なプロセス時間が数時間かかるようにな
りうる。
不安定な表面上にあるためにLVDTからの読取りを評
価するのが困難である。また、浮きおよび連結棒はLV
DTの保護管および開口の側壁に張付いたり擦れたりも
する。これらの困難性のために、蒸発速度の真の傾向を
定めるのに必要なプロセス時間が数時間かかるようにな
りうる。
【0008】さらに、レトルトおよびLVDTの組立て
が困難である。組立体は多量の亜鉛を含む多数のレトル
トを満たすことができつつLVDTを整列しなければな
らない。この操作の成功率は約80%である。さらに、
処理操作の時間はレトルト内に充填できる亜鉛の量によ
って制限される。さらに、亜鉛金属を蒸発するために亜
鉛、レトルト、および炉といった大きな質量を加熱しな
ければならないので多くのエネルギが消費される。
が困難である。組立体は多量の亜鉛を含む多数のレトル
トを満たすことができつつLVDTを整列しなければな
らない。この操作の成功率は約80%である。さらに、
処理操作の時間はレトルト内に充填できる亜鉛の量によ
って制限される。さらに、亜鉛金属を蒸発するために亜
鉛、レトルト、および炉といった大きな質量を加熱しな
ければならないので多くのエネルギが消費される。
【0009】CVDプロセスの間亜鉛蒸気を一定量供給
して反応ガスと反応させ、マンドレルプレートの存在下
においてCVD構造体を形成するのが望ましい。また、
CVDプロセスの間亜鉛の蒸発速度の情報を即時に提供
するのが望ましい。
して反応ガスと反応させ、マンドレルプレートの存在下
においてCVD構造体を形成するのが望ましい。また、
CVDプロセスの間亜鉛の蒸発速度の情報を即時に提供
するのが望ましい。
【0010】本発明の目的は、金属蒸気をCVD反応器
内に制御しつつ供給して反応ガスと反応させることによ
り化学蒸着構造体を形成するようにすることである。
内に制御しつつ供給して反応ガスと反応させることによ
り化学蒸着構造体を形成するようにすることである。
【0011】本発明の別の目的は、金属蒸気をCVD反
応器内に一定量供給して反応ガスと反応させることによ
り化学的に蒸気が堆積された構造体を形成するようにす
ることである。
応器内に一定量供給して反応ガスと反応させることによ
り化学的に蒸気が堆積された構造体を形成するようにす
ることである。
【0012】本発明の別の目的は、化学蒸着プロセスに
供給される金属蒸気の供給速度を正確に定めることがで
きる方法および装置を提供することである。
供給される金属蒸気の供給速度を正確に定めることがで
きる方法および装置を提供することである。
【0013】本発明の別の目的は、CVD炉内に蒸発さ
れるべき金属源を供給できる方法および装置であって、
亜鉛金属がCVD炉の外部に位置する供給源からCVD
炉内に連続的に供給される方法および装置を提供するこ
とである。本発明のさらに別の目的は以下の記載から明
らかになるであろう。
れるべき金属源を供給できる方法および装置であって、
亜鉛金属がCVD炉の外部に位置する供給源からCVD
炉内に連続的に供給される方法および装置を提供するこ
とである。本発明のさらに別の目的は以下の記載から明
らかになるであろう。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらおよびさ
らに別の目的は化学蒸着構造体を製造するための新規な
プロセスによって達成される。すなわちこのプロセスに
おいて、金属はCVD炉の外部に位置する供給源から加
熱されたレトルトに連続的に供給される。このレトルト
の断面積はその頂部から底部に向けて減少するようにな
っている。金属はまず溶融され、次いで蒸発され、金属
蒸気は化学蒸着領域まで移送され、この化学蒸着領域に
おいて反応ガスと反応して加熱された複数のマンドレル
プレート上にCVD構造体を形成する。
らに別の目的は化学蒸着構造体を製造するための新規な
プロセスによって達成される。すなわちこのプロセスに
おいて、金属はCVD炉の外部に位置する供給源から加
熱されたレトルトに連続的に供給される。このレトルト
の断面積はその頂部から底部に向けて減少するようにな
っている。金属はまず溶融され、次いで蒸発され、金属
蒸気は化学蒸着領域まで移送され、この化学蒸着領域に
おいて反応ガスと反応して加熱された複数のマンドレル
プレート上にCVD構造体を形成する。
【0015】本発明によれば、化学蒸着構造体を形成す
る方法は、固体金属をレトルトに実質的に連続的にかつ
供給速度を制御しつつ供給する段階を含む。レトルトは
頂部および底部を有しかつ耐熱性材料からなる本体から
なり、レトルトの横断面はレトルトの頂部からレトルト
の底部に向けて連続的に減少するようになっている。レ
トルトの断面は例えば円錐形状または円錐台形状として
よい。次いでレトルトが加熱されて上記金属が溶融され
る。通常、レトルトは蒸発温度まで加熱され、次いで一
定温度に維持される。しかしながら、生成物および/ま
たはプロセスの要求に応じてレトルトの温度を変化させ
てもよい。次いで金属蒸気は化学蒸着領域に導かれる。
この化学蒸着領域は少なくとも1つの加熱されたマンド
レルプレートによって画定される。反応ガスが提供され
て化学蒸着領域に導かれる。この場合、金属蒸気および
反応ガスは化学蒸着領域の頂端から化学蒸着領域内に導
かれ、これら金属蒸気および反応ガスの流れ方向が通常
の重力の作用方向とほぼ同一となるようにされる。化学
蒸着領域において反応ガスは上記金属蒸気と反応して反
応生成物を形成する。次いで反応生成物はマンドレルプ
レート上に堆積して化学蒸着構造体を形成する。典型的
には加熱されたマンドレルプレートは複数のマンドレル
プレートが用いられる。
る方法は、固体金属をレトルトに実質的に連続的にかつ
供給速度を制御しつつ供給する段階を含む。レトルトは
頂部および底部を有しかつ耐熱性材料からなる本体から
なり、レトルトの横断面はレトルトの頂部からレトルト
の底部に向けて連続的に減少するようになっている。レ
トルトの断面は例えば円錐形状または円錐台形状として
よい。次いでレトルトが加熱されて上記金属が溶融され
る。通常、レトルトは蒸発温度まで加熱され、次いで一
定温度に維持される。しかしながら、生成物および/ま
たはプロセスの要求に応じてレトルトの温度を変化させ
てもよい。次いで金属蒸気は化学蒸着領域に導かれる。
この化学蒸着領域は少なくとも1つの加熱されたマンド
レルプレートによって画定される。反応ガスが提供され
て化学蒸着領域に導かれる。この場合、金属蒸気および
反応ガスは化学蒸着領域の頂端から化学蒸着領域内に導
かれ、これら金属蒸気および反応ガスの流れ方向が通常
の重力の作用方向とほぼ同一となるようにされる。化学
蒸着領域において反応ガスは上記金属蒸気と反応して反
応生成物を形成する。次いで反応生成物はマンドレルプ
レート上に堆積して化学蒸着構造体を形成する。典型的
には加熱されたマンドレルプレートは複数のマンドレル
プレートが用いられる。
【0016】通常、ZnSまたはZnSeを製造するた
めに亜鉛金属が用いられる。亜鉛金属は断面積が一定の
連続帯状をなして提供される。理想的には、亜鉛金属は
ワイヤ状またはリボン状をなして提供される。これらの
状況下における反応ガスは硫化水素またはセレン化水素
かのいずれか一方である。
めに亜鉛金属が用いられる。亜鉛金属は断面積が一定の
連続帯状をなして提供される。理想的には、亜鉛金属は
ワイヤ状またはリボン状をなして提供される。これらの
状況下における反応ガスは硫化水素またはセレン化水素
かのいずれか一方である。
【0017】亜鉛金属が一旦蒸発すると蒸気はフィルタ
媒体を介して排出され、連結管を介してマニホルドまで
移送される。マニホルドは亜鉛蒸気を化学蒸着室全体に
ほぼ均一に分配する。
媒体を介して排出され、連結管を介してマニホルドまで
移送される。マニホルドは亜鉛蒸気を化学蒸着室全体に
ほぼ均一に分配する。
【0018】また、本発明は化学蒸着構造体を製造する
ための新規な装置を含む。すなわちこの装置において、
金属はCVD炉の外部に位置する供給源から加熱された
レトルトに連続的に供給される。このレトルトの断面積
はその頂部から底部に向けて減少するようになってい
る。金属はまずレトルト内で溶融され、次いで蒸発さ
れ、金属蒸気は化学蒸着室まで移送され、この化学蒸着
室において反応ガスと混合しかつ反応して加熱された複
数のマンドレルプレートのうちの少なくとも1つのマン
ドレルプレート上にCVD構造体を形成する。
ための新規な装置を含む。すなわちこの装置において、
金属はCVD炉の外部に位置する供給源から加熱された
レトルトに連続的に供給される。このレトルトの断面積
はその頂部から底部に向けて減少するようになってい
る。金属はまずレトルト内で溶融され、次いで蒸発さ
れ、金属蒸気は化学蒸着室まで移送され、この化学蒸着
室において反応ガスと混合しかつ反応して加熱された複
数のマンドレルプレートのうちの少なくとも1つのマン
ドレルプレート上にCVD構造体を形成する。
【0019】本発明によれば、化学蒸着構造体を形成す
る装置は、固体金属をレトルトに実質的に連続的にかつ
供給速度を制御しつつ供給する手段を具備する。金属を
供給する手段はCVD炉の外部に設けられる。レトルト
は頂部および底部を有しかつ耐熱性材料からなる本体か
らなり、レトルトの横断面はレトルトの頂部からレトル
トの底部に向けて連続的に減少するようになっている。
レトルトの断面は例えば円錐形状または円錐台形状とし
てよい。レトルトは金属が蒸発するのに十分な温度まで
加熱される。通常、レトルトは蒸発温度まで加熱され、
次いで一定温度に維持される。しかしながら、生成物お
よび/またはプロセスの要求に応じてレトルトの温度を
変化させてもよい。次いで金属蒸気は導管を介して化学
蒸着室に導かれる。この化学蒸着室は少なくとも1つの
加熱されたマンドレルプレートによって画定される。反
応ガスを提供する装置および反応ガスを化学蒸着室まで
導く装置が設けられる。この場合、金属蒸気および反応
ガスは化学蒸着室の頂端から化学蒸着室内に導かれ、こ
れら金属蒸気および反応ガスの流れ方向が通常の重力の
作用方向とほぼ同一となるようにされる。化学蒸着室に
おいて反応ガスは上記金属蒸気と反応して反応生成物を
形成する。次いで反応生成物はマンドレルプレート上に
堆積して化学蒸着構造体を形成する。典型的には加熱さ
れたマンドレルプレートは複数のマンドレルプレートが
用いられる。上述したように、ワイヤ状またはリボン状
をなす亜鉛金属が通常用いられる。また、典型的には反
応ガスは硫化水素またはセレン化水素かのいずれか一方
である。
る装置は、固体金属をレトルトに実質的に連続的にかつ
供給速度を制御しつつ供給する手段を具備する。金属を
供給する手段はCVD炉の外部に設けられる。レトルト
は頂部および底部を有しかつ耐熱性材料からなる本体か
らなり、レトルトの横断面はレトルトの頂部からレトル
トの底部に向けて連続的に減少するようになっている。
レトルトの断面は例えば円錐形状または円錐台形状とし
てよい。レトルトは金属が蒸発するのに十分な温度まで
加熱される。通常、レトルトは蒸発温度まで加熱され、
次いで一定温度に維持される。しかしながら、生成物お
よび/またはプロセスの要求に応じてレトルトの温度を
変化させてもよい。次いで金属蒸気は導管を介して化学
蒸着室に導かれる。この化学蒸着室は少なくとも1つの
加熱されたマンドレルプレートによって画定される。反
応ガスを提供する装置および反応ガスを化学蒸着室まで
導く装置が設けられる。この場合、金属蒸気および反応
ガスは化学蒸着室の頂端から化学蒸着室内に導かれ、こ
れら金属蒸気および反応ガスの流れ方向が通常の重力の
作用方向とほぼ同一となるようにされる。化学蒸着室に
おいて反応ガスは上記金属蒸気と反応して反応生成物を
形成する。次いで反応生成物はマンドレルプレート上に
堆積して化学蒸着構造体を形成する。典型的には加熱さ
れたマンドレルプレートは複数のマンドレルプレートが
用いられる。上述したように、ワイヤ状またはリボン状
をなす亜鉛金属が通常用いられる。また、典型的には反
応ガスは硫化水素またはセレン化水素かのいずれか一方
である。
【0020】
【実施例】本発明は添付図面を参照して以下に詳細に記
載されるが、同一の構成要素は同一の参照番号で示して
いる。図2に示した本発明の化学蒸着炉(CVD炉)3
0は化学蒸着構造体を形成するために提供される。本発
明において用いられるCVD炉30は断熱構造にされた
外壁32を含み、この外壁32はカバー板34を支持す
る。カバー板34はガス流入ポート36と金属流入ポー
ト40とを有し、CVD炉30内にはガス流入ポート3
6を介して反応ガス38が流入され、金属流入ポート4
0を介して固体金属42が導入される。
載されるが、同一の構成要素は同一の参照番号で示して
いる。図2に示した本発明の化学蒸着炉(CVD炉)3
0は化学蒸着構造体を形成するために提供される。本発
明において用いられるCVD炉30は断熱構造にされた
外壁32を含み、この外壁32はカバー板34を支持す
る。カバー板34はガス流入ポート36と金属流入ポー
ト40とを有し、CVD炉30内にはガス流入ポート3
6を介して反応ガス38が流入され、金属流入ポート4
0を介して固体金属42が導入される。
【0021】固体金属42は金属供給源44から供給さ
れる。CVD炉30内に収容されている加熱要素46は
熱を提供して固体金属42を溶融すると共にマンドレル
プレート48を加熱する。なおマンドレルプレート48
上に化学蒸着構造体50が形成される。固体金属42は
金属供給源44から金属供給管52および金属流入ポー
ト40を介してレトルト54内に供給され、固体金属4
2はレトルト54内において溶融されて溶融金属56の
リザーバが形成される。溶融金属56は蒸発せしめられ
て金属蒸気58を形成し、次いで金属蒸気キャリアガス
60によって輸送されるが、この金属蒸気キャリアガス
60はガス源62から固体金属42に沿いつつ金属供給
管52を介して供給される。金属蒸気58はフィルタ6
4を通過した後に金属蒸気マニホルド68内の導管66
を通過し、次いで金属蒸気流出口70を介し流出してC
VD炉30の蒸着室72の頂部に流入する。蒸着室72
は図5に示すようにマンドレルプレート48によって画
定される空間である。反応ガス38はガス流入ポート7
4を介しCVD炉30内に供給され、ガス流入ポート7
4は図4に示すように金属蒸気マニホルド68内におい
て金属蒸気流出口70に隣接して位置している。金属蒸
気58および反応ガス38は蒸着室72内において反応
してマンドレルプレート48上に堆積し、斯くして化学
蒸着構造体50を形成する。埃およびキャリアガスは排
出ガス制御装置(図示しない)により蒸着室72を介し
て下方に導かれ、次いで排出口76を介してCVD炉3
0の外部へ排出される。
れる。CVD炉30内に収容されている加熱要素46は
熱を提供して固体金属42を溶融すると共にマンドレル
プレート48を加熱する。なおマンドレルプレート48
上に化学蒸着構造体50が形成される。固体金属42は
金属供給源44から金属供給管52および金属流入ポー
ト40を介してレトルト54内に供給され、固体金属4
2はレトルト54内において溶融されて溶融金属56の
リザーバが形成される。溶融金属56は蒸発せしめられ
て金属蒸気58を形成し、次いで金属蒸気キャリアガス
60によって輸送されるが、この金属蒸気キャリアガス
60はガス源62から固体金属42に沿いつつ金属供給
管52を介して供給される。金属蒸気58はフィルタ6
4を通過した後に金属蒸気マニホルド68内の導管66
を通過し、次いで金属蒸気流出口70を介し流出してC
VD炉30の蒸着室72の頂部に流入する。蒸着室72
は図5に示すようにマンドレルプレート48によって画
定される空間である。反応ガス38はガス流入ポート7
4を介しCVD炉30内に供給され、ガス流入ポート7
4は図4に示すように金属蒸気マニホルド68内におい
て金属蒸気流出口70に隣接して位置している。金属蒸
気58および反応ガス38は蒸着室72内において反応
してマンドレルプレート48上に堆積し、斯くして化学
蒸着構造体50を形成する。埃およびキャリアガスは排
出ガス制御装置(図示しない)により蒸着室72を介し
て下方に導かれ、次いで排出口76を介してCVD炉3
0の外部へ排出される。
【0022】金属供給源42から供給される固体金属4
2は好ましくは金属ワイヤまたはリボンの形状をなして
おり、あるいは金属球なども用いることができる。典型
的には金属亜鉛が用いられるが、このような方法におい
て別の金属も用いられうる。本実施例において用いられ
る亜鉛金属の純度は典型的には99.99%である。固
体金属ワイヤは移送手段によって金属供給源44から金
属供給管52内に供給され、この移送手段は例えば可変
速度モータおよび制御装置(図示しない)によって制御
されるロール供給器78である。不活性ガスからなる金
属蒸気キャリアガス60、例えばヘリウム、ネオン、ア
ルゴン、クリプトン、または窒素、はガス源64から固
体金属42に沿いつつ金属供給管52を介し供給され
る。金属供給源44は密閉されると共にCVD炉30内
の圧力と同じ圧力に維持され、最も効率的な作動が確保
されるようにしている。
2は好ましくは金属ワイヤまたはリボンの形状をなして
おり、あるいは金属球なども用いることができる。典型
的には金属亜鉛が用いられるが、このような方法におい
て別の金属も用いられうる。本実施例において用いられ
る亜鉛金属の純度は典型的には99.99%である。固
体金属ワイヤは移送手段によって金属供給源44から金
属供給管52内に供給され、この移送手段は例えば可変
速度モータおよび制御装置(図示しない)によって制御
されるロール供給器78である。不活性ガスからなる金
属蒸気キャリアガス60、例えばヘリウム、ネオン、ア
ルゴン、クリプトン、または窒素、はガス源64から固
体金属42に沿いつつ金属供給管52を介し供給され
る。金属供給源44は密閉されると共にCVD炉30内
の圧力と同じ圧力に維持され、最も効率的な作動が確保
されるようにしている。
【0023】固体金属42は図2および図3に示すよう
に金属供給管52を介しCVD炉30内に供給されてレ
トルト54内に供給される。このレトルト54は断面積
がレトルトの頂部からレトルトの底部に向けて連続的に
減少するように構成されている。この断面は円錐形状あ
るいはV字形状、または円錐台形状にすることができ
る。レトルト54の断面積が減少することが蒸発する金
属の蒸発速度の自動補正制御を果たすということが考え
られている。すなわち溶融金属56の液位が上昇すると
蒸発しうる表面積が増大し、したがって蒸発速度が増大
する。一方、溶融金属56の液位が下降すると蒸発しう
る表面積が減少し、したがって蒸発速度が低下する。本
実施例におけるレトルト54の重量は典型的に約2.7
から約4.5キログラム(6から10ポンド)である。
レトルト54のようなCVD炉30の内部の部材は高温
使用に適した品質のグラファイトから形成される。
に金属供給管52を介しCVD炉30内に供給されてレ
トルト54内に供給される。このレトルト54は断面積
がレトルトの頂部からレトルトの底部に向けて連続的に
減少するように構成されている。この断面は円錐形状あ
るいはV字形状、または円錐台形状にすることができ
る。レトルト54の断面積が減少することが蒸発する金
属の蒸発速度の自動補正制御を果たすということが考え
られている。すなわち溶融金属56の液位が上昇すると
蒸発しうる表面積が増大し、したがって蒸発速度が増大
する。一方、溶融金属56の液位が下降すると蒸発しう
る表面積が減少し、したがって蒸発速度が低下する。本
実施例におけるレトルト54の重量は典型的に約2.7
から約4.5キログラム(6から10ポンド)である。
レトルト54のようなCVD炉30の内部の部材は高温
使用に適した品質のグラファイトから形成される。
【0024】このような寸法のレトルト54を用いるこ
とによって、上述した従来の技術と比較して、CVD炉
30内の容積が低減され、また作動温度まで加熱するの
に必要なエネルギが低減されることが容易に理解される
であろう。その結果CVD炉30全体の容積が実質的に
減少され、または化学蒸着に利用できる容積が増大され
る。
とによって、上述した従来の技術と比較して、CVD炉
30内の容積が低減され、また作動温度まで加熱するの
に必要なエネルギが低減されることが容易に理解される
であろう。その結果CVD炉30全体の容積が実質的に
減少され、または化学蒸着に利用できる容積が増大され
る。
【0025】蒸発させる溶融金属56の清潔な表面を提
供するために図3に示すように導入管84が設けられ、
この導入管84を介して固体金属42が通過する。導入
管84は金属蒸気マニホルド68の内表面86に取付け
られる。また導入管84は溶融金属56の表面88より
も下方に延びる。固体金属42が導入管84を通過する
と固体金属42はレトルト54内の溶融金属56と接触
するようになる。固体金属が溶融すると金属中の不純物
は導入管84内においてスラグ層を形成し、一方純金属
はレトルト54内に到って蒸発に利用されうるようにな
る。清潔な固体金属42は影響されることなくスラグ層
を通過することができる。溶融金属56の表面よりも上
方に位置する導入管84には流出口90が設けられてキ
ャリアガスが溶融金属56の表面上を流れるようになっ
ている。
供するために図3に示すように導入管84が設けられ、
この導入管84を介して固体金属42が通過する。導入
管84は金属蒸気マニホルド68の内表面86に取付け
られる。また導入管84は溶融金属56の表面88より
も下方に延びる。固体金属42が導入管84を通過する
と固体金属42はレトルト54内の溶融金属56と接触
するようになる。固体金属が溶融すると金属中の不純物
は導入管84内においてスラグ層を形成し、一方純金属
はレトルト54内に到って蒸発に利用されうるようにな
る。清潔な固体金属42は影響されることなくスラグ層
を通過することができる。溶融金属56の表面よりも上
方に位置する導入管84には流出口90が設けられてキ
ャリアガスが溶融金属56の表面上を流れるようになっ
ている。
【0026】次いで溶融金属56はレトルト54から蒸
発し、金属蒸気キャリアガスによって図4に示すような
フィルタ64を介し移送される。このフィルタ64はセ
ラミックフィルタ材料を含んで金属蒸気58ガス流から
埃および粒子を除去するようにする。金属蒸気58は金
属蒸気マニホルド68内の導管66および金属蒸気流出
口70を介して移動する。金属蒸気流出口70は金属蒸
気58を蒸着室72の頂部に導き、この蒸着室72の頂
部において金属蒸気58は反応ガス38と反応する。反
応生成物はマンドレルプレート48上に堆積して化学蒸
着構造体50を形成する。埃およびキャリアガスはCV
D炉30の底部から排出される。
発し、金属蒸気キャリアガスによって図4に示すような
フィルタ64を介し移送される。このフィルタ64はセ
ラミックフィルタ材料を含んで金属蒸気58ガス流から
埃および粒子を除去するようにする。金属蒸気58は金
属蒸気マニホルド68内の導管66および金属蒸気流出
口70を介して移動する。金属蒸気流出口70は金属蒸
気58を蒸着室72の頂部に導き、この蒸着室72の頂
部において金属蒸気58は反応ガス38と反応する。反
応生成物はマンドレルプレート48上に堆積して化学蒸
着構造体50を形成する。埃およびキャリアガスはCV
D炉30の底部から排出される。
【0027】典型的にはH2 SまたはH2 Seからなる
反応ガス38と不活性キャリアガスとはガス流入ポート
36を介してCVD炉30内に供給される。ガス流量は
適当な公知の手段によって制御される。反応ガス38の
供給は溶融金属56の温度が予め定められた設定温度ま
で上昇したときに開始され、この設定温度における蒸気
圧は亜鉛蒸気を化学蒸着プロセスのために連続的に供給
できるようになっている。
反応ガス38と不活性キャリアガスとはガス流入ポート
36を介してCVD炉30内に供給される。ガス流量は
適当な公知の手段によって制御される。反応ガス38の
供給は溶融金属56の温度が予め定められた設定温度ま
で上昇したときに開始され、この設定温度における蒸気
圧は亜鉛蒸気を化学蒸着プロセスのために連続的に供給
できるようになっている。
【0028】埃とキャリアガスとを同時に下方から排出
するようにすることによって、埃がCVD構造体50内
に捕獲されて生じる欠陥が低減され、それによって優れ
た製品の品質が得られることが確認されている。これ
は、埃およびガスが重力の作用方向と同一の方向に流れ
るためであると考えられる。従来のCVD炉において、
ガスおよび埃は上方に流れて重力の作用方向と反対方向
に流れる。埃の一部は十分にゆっくりと流動してCVD
構造体50内に捕獲され、斯くして欠陥が生じる。本発
明によれば、埃がゆっくりと流動してCVD構造体50
内に捕獲されることがほとんどない。
するようにすることによって、埃がCVD構造体50内
に捕獲されて生じる欠陥が低減され、それによって優れ
た製品の品質が得られることが確認されている。これ
は、埃およびガスが重力の作用方向と同一の方向に流れ
るためであると考えられる。従来のCVD炉において、
ガスおよび埃は上方に流れて重力の作用方向と反対方向
に流れる。埃の一部は十分にゆっくりと流動してCVD
構造体50内に捕獲され、斯くして欠陥が生じる。本発
明によれば、埃がゆっくりと流動してCVD構造体50
内に捕獲されることがほとんどない。
【0029】本発明の装置および方法は例えば円蓋状の
化学蒸着構造体50を形成するCVD炉に適用される。
本発明において用いられるCVD炉30において、まず
マンドレルプレート48が炉内に充填されてマンドレル
ベースプレート82に取付けられたトラック92上に配
置される。次いでカバー板34がCVD炉30上に配置
され、次いでガス流入口および金属流入口が設けられ
る。マンドレルプレートは、本出願人により同日出願さ
れた特許出願(特許願平6−067067号)に記載の
ように、取外し可能な支持手段に取付けられうる。この
支持手段はマンドレルプレートの頂部に設けられ、例え
ば下方に移動してマンドレルプレート48を固定すると
共にマンドレルプレート48の熱膨張によって移動可能
であり、例えば上方に移動してマンドレルプレート48
から取外される。ガス流入口74は金属蒸気流入口70
に隣接して設けられる。必要に応じて、マンドレルプレ
ートは、カバー板34を所定位置に配置してCVD炉を
覆いつつマンドレルプレートを一時的に所定位置に保持
するようにしてもよい。次いでCVD炉は密閉されると
共に排気系(図示しない)に連結される。次いでCVD
炉のCVD領域およびレトルト領域は作動温度まで加熱
される。次いで反応ガス38および不活性キャリアガ
ス、例えばヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、
または窒素、の供給が開始される。次いで固体金属42
がレトルト54に供給される。固体金属42の供給量に
対する反応ガス38のガス流量の比は化学量論比にほぼ
一定に維持される。次いで化学蒸着プロセスは公知の適
当な手段によってモニタされる。化学蒸着プロセスが完
了するとCVD炉が冷却され、次いでCVD炉が開放さ
れ、CVD物質が取外されて最終製品の検査および仕上
げが行われる。
化学蒸着構造体50を形成するCVD炉に適用される。
本発明において用いられるCVD炉30において、まず
マンドレルプレート48が炉内に充填されてマンドレル
ベースプレート82に取付けられたトラック92上に配
置される。次いでカバー板34がCVD炉30上に配置
され、次いでガス流入口および金属流入口が設けられ
る。マンドレルプレートは、本出願人により同日出願さ
れた特許出願(特許願平6−067067号)に記載の
ように、取外し可能な支持手段に取付けられうる。この
支持手段はマンドレルプレートの頂部に設けられ、例え
ば下方に移動してマンドレルプレート48を固定すると
共にマンドレルプレート48の熱膨張によって移動可能
であり、例えば上方に移動してマンドレルプレート48
から取外される。ガス流入口74は金属蒸気流入口70
に隣接して設けられる。必要に応じて、マンドレルプレ
ートは、カバー板34を所定位置に配置してCVD炉を
覆いつつマンドレルプレートを一時的に所定位置に保持
するようにしてもよい。次いでCVD炉は密閉されると
共に排気系(図示しない)に連結される。次いでCVD
炉のCVD領域およびレトルト領域は作動温度まで加熱
される。次いで反応ガス38および不活性キャリアガ
ス、例えばヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、
または窒素、の供給が開始される。次いで固体金属42
がレトルト54に供給される。固体金属42の供給量に
対する反応ガス38のガス流量の比は化学量論比にほぼ
一定に維持される。次いで化学蒸着プロセスは公知の適
当な手段によってモニタされる。化学蒸着プロセスが完
了するとCVD炉が冷却され、次いでCVD炉が開放さ
れ、CVD物質が取外されて最終製品の検査および仕上
げが行われる。
【0030】したがって、本発明によれば、金属蒸気を
CVD反応器内に制御しつつ供給して反応ガスと反応さ
せることにより化学的に蒸気が堆積された構造体を形成
するようにする方法および装置が提供される。また、金
属蒸気をCVD反応器内に一定量供給して反応ガスと反
応させることにより化学的に蒸気が堆積された構造体を
形成するようにする方法および装置が提供される。さら
に、化学蒸着プロセスに供給される金属蒸気の供給速度
を正確に定めることができる方法および装置が提供され
る。さらに、CVD炉内に蒸発されるべき金属源を供給
できる方法および装置であって、亜鉛金属がCVD炉の
外部に位置する供給源からCVD炉内に連続的に供給さ
れる方法および装置が提供される。
CVD反応器内に制御しつつ供給して反応ガスと反応さ
せることにより化学的に蒸気が堆積された構造体を形成
するようにする方法および装置が提供される。また、金
属蒸気をCVD反応器内に一定量供給して反応ガスと反
応させることにより化学的に蒸気が堆積された構造体を
形成するようにする方法および装置が提供される。さら
に、化学蒸着プロセスに供給される金属蒸気の供給速度
を正確に定めることができる方法および装置が提供され
る。さらに、CVD炉内に蒸発されるべき金属源を供給
できる方法および装置であって、亜鉛金属がCVD炉の
外部に位置する供給源からCVD炉内に連続的に供給さ
れる方法および装置が提供される。
【0031】上述した本発明の詳細な記載から、本発明
の精神を逸脱することなく本発明の変更が可能であるこ
とが当業者には理解されるであろう。したがって、本発
明の範囲が図面を参照して説明した上述の実施例に限定
されることを意図しない。むしろ、本発明の範囲は特許
請求の範囲によって限定されることを意図する。
の精神を逸脱することなく本発明の変更が可能であるこ
とが当業者には理解されるであろう。したがって、本発
明の範囲が図面を参照して説明した上述の実施例に限定
されることを意図しない。むしろ、本発明の範囲は特許
請求の範囲によって限定されることを意図する。
【図1】従来のCVD炉の断面図である。
【図2】本発明の装置の全体図である。
【図3】図2の領域3の詳細図であり、本発明において
用いられるレトルトを示している。
用いられるレトルトを示している。
【図4】炉カバー板の底面図であり、図2の亜鉛蒸気移
送システムおよびガスマニホルドを示している。
送システムおよびガスマニホルドを示している。
【図5】組立てられたマンドレルプレートの頂面図であ
り、化学蒸着構造体を示している。
り、化学蒸着構造体を示している。
30…化学蒸着炉 38…反応ガス 42…固体金属 44…金属供給源 48…マンドレルプレート 50…化学蒸着構造体 54…レトルト 56…溶融金属 58…金属蒸気 64…フィルタ 66…導管 68…金属蒸気マニホルド 70…金属蒸気流出口 72…蒸着室 76…排出口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル エー.ピケリング アメリカ合衆国,マサチューセッツ 01826,ドラカット,ウィラード スト リート 246 (72)発明者 ジェフリー エル.カーシュ アメリカ合衆国,マサチューセッツ 01826,ドラカット,カルバーン アベ ニュ 136 (56)参考文献 特開 平2−19459(JP,A) 特開 昭60−97045(JP,A) 特開 昭55−73866(JP,A) 特公 昭47−7123(JP,B1) 米国特許4811691(US,A)
Claims (23)
- 【請求項1】 化学蒸着法により化学蒸着構造体を形成
する方法であって、レトルト内に固体金属を供給し、該
レトルトを加熱して該固体金属を溶融することにより溶
融金属を形成し、該溶融金属を蒸発させて金属蒸気を形
成し、加熱されかつ取り外し可能な複数のマンドレルプ
レートにより画定される化学蒸着領域内に該金属蒸気を
導入し、該化学蒸着領域内に反応ガスを供給し、上記金
属蒸気と該反応ガスとを反応させて反応生成物を形成す
ると共に該反応生成物を上記マンドレルプレート上に堆
積させることにより化学蒸着構造体を形成するように
し、さらに、上記金属蒸気および上記反応ガスを、上記
化学蒸着領域内に該化学蒸着領域の頂端から流入させて
これら金属蒸気および反応ガスの流れ方向が通常の重力
の作用方向とほぼ同一となるようにした方法。 - 【請求項2】 上記レトルト内に上記固体金属をほぼ連
続的にかつ供給速度を制御しつつ供給する請求項1に記
載の方法。 - 【請求項3】 上記金属が亜鉛である請求項2に記載の
方法。 - 【請求項4】 上記亜鉛が連続帯状をなして供給される
請求項3に記載の方法。 - 【請求項5】 上記亜鉛がワイヤ状をなして供給される
請求項4に記載の方法。 - 【請求項6】 上記亜鉛がリボン状をなして供給される
請求項4に記載の方法。 - 【請求項7】 上記レトルトを蒸発温度まで加熱して一
定温度に維持するようにした請求項1に記載の方法。 - 【請求項8】 上記金属蒸気を、導管を介し移送するこ
とにより上記化学蒸着領域内に導いて該金属蒸気が該化
学蒸着領域の断面にわたって拡散するようにした請求項
1に記載の方法。 - 【請求項9】 上記レトルトの横断面積が該レトルトの
頂部から底部に向けて連続的に減少している請求項1に
記載の方法。 - 【請求項10】 上記レトルトが円錐形状をなしている
請求項9に記載の方法。 - 【請求項11】 上記反応ガスが硫化水素およびセレン
化水素からなるグループから選択される請求項1に記載
の方法。 - 【請求項12】 上記固体金属を上記溶融金属の限定さ
れた領域内に供給することにより固体金属内の不純物が
溶融金属の表面を覆わないようにした請求項1に記載の
方法。 - 【請求項13】 化学蒸着法により化学蒸着構造体を形
成する装置であって、レトルトと、該レトルト内に固体
金属を供給する手段と、上記レトルトを加熱して該固体
金属を溶融することにより溶融金属を形成する手段と、
該溶融金属を蒸発させて金属蒸気を形成する手段と、加
熱されかつ取り外し可能な複数のマンドレルプレートに
より画定される化学蒸着室と、該化学蒸着室内に該金属
蒸気を導入する手段と、該化学蒸着室内に反応ガスを供
給する反応ガス供給手段と、上記金属蒸気と該反応ガス
とを反応させて反応生成物を形成すると共に該反応生成
物を上記マンドレルプレート上に堆積させることにより
化学蒸着構造体を形成する手段とを具備し、上記金属蒸
気および上記反応ガスを、上記化学蒸着室内に該化学蒸
着室の頂端から流入させてこれら金属蒸気および反応ガ
スの流れ方向が通常の重力の作用方向とほぼ同一となる
ようにした装置。 - 【請求項14】 上記レトルト内に上記固体金属をほぼ
連続的にかつ供給速度を制御しつつ供給する固体金属供
給手段をさらに具備した請求項13に記載の装置。 - 【請求項15】 上記固体金属供給手段が亜鉛供給源で
ある請求項14に記載の装置。 - 【請求項16】 上記亜鉛供給源が連続帯状をなす亜鉛
を供給する亜鉛供給源である請求項15に記載の装置。 - 【請求項17】 上記亜鉛供給源がワイヤ状をなす亜鉛
を供給する亜鉛供給源である請求項16に記載の装置。 - 【請求項18】 上記亜鉛供給源がリボン状をなす亜鉛
を供給する亜鉛供給源である請求項16に記載の装置。 - 【請求項19】 上記レトルトを蒸発温度まで加熱して
一定温度に維持するようにした請求項13に記載の装
置。 - 【請求項20】 上記レトルトと上記化学蒸着室間を互
いに接続する導管と、該導管内に配置されたフィルタと
を具備し、上記金属蒸気を該導管を介して上記化学蒸着
室内に導いて該金属蒸気が該化学蒸着室の断面にわたっ
て拡散するようにした請求項13に記載の装置。 - 【請求項21】 上記レトルトの横断面積が該レトルト
の頂部から底部に向けて連続的に減少している請求項1
3に記載の装置。 - 【請求項22】 上記レトルトが円錐形状をなしている
請求項21に記載の装置。 - 【請求項23】 上記反応ガス供給手段が硫化水素およ
びセレン化水素からなるグループから選択されるガスの
供給源である請求項13に記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US042933 | 1993-04-05 | ||
US08/042,933 US5383969A (en) | 1993-04-05 | 1993-04-05 | Process and apparatus for supplying zinc vapor continuously to a chemical vapor deposition process from a continuous supply of solid zinc |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06346230A JPH06346230A (ja) | 1994-12-20 |
JP2638469B2 true JP2638469B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=21924526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6067138A Expired - Fee Related JP2638469B2 (ja) | 1993-04-05 | 1994-04-05 | 化学蒸着法により化学蒸着構造体を形成する方法および装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5383969A (ja) |
EP (1) | EP0619383B1 (ja) |
JP (1) | JP2638469B2 (ja) |
DE (1) | DE69403842T2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003012161A1 (en) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Danieli Technology, Inc. | Metal vapor coating |
CN103025910A (zh) * | 2010-07-23 | 2013-04-03 | 第一太阳能有限公司 | 缓冲层形成 |
US8951350B2 (en) * | 2011-05-03 | 2015-02-10 | United Technologies Corporation | Coating methods and apparatus |
US20130271610A1 (en) | 2012-04-16 | 2013-10-17 | Keith Gregory ROZENBURG | Polycrystalline chalcogenide ceramic material |
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