JP2638150B2 - 殺菌消毒剤組成物 - Google Patents
殺菌消毒剤組成物Info
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- JP2638150B2 JP2638150B2 JP63267619A JP26761988A JP2638150B2 JP 2638150 B2 JP2638150 B2 JP 2638150B2 JP 63267619 A JP63267619 A JP 63267619A JP 26761988 A JP26761988 A JP 26761988A JP 2638150 B2 JP2638150 B2 JP 2638150B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は4級アンモニウム塩、両性イオン界面活性剤
及びヨウ素を含有し、水不溶性のヨウ素を可溶化して成
る殺菌消毒剤組成物に関する。
及びヨウ素を含有し、水不溶性のヨウ素を可溶化して成
る殺菌消毒剤組成物に関する。
ヨウ素は従来から優れた殺菌活性及び抗ウィルス活性
を有することが知られているが、ヨウ素は水溶性が低
く、また昇華による製剤中の濃度の低下が生じるため、
適当な製剤化を行わなければ用いることができなかっ
た。
を有することが知られているが、ヨウ素は水溶性が低
く、また昇華による製剤中の濃度の低下が生じるため、
適当な製剤化を行わなければ用いることができなかっ
た。
従来、水不溶性のヨウ素を可溶化する方法としては非
イオン系活性剤、ポリビニルピロリドン等を用いる方法
があるが、長期保存時の安定性、効力等の点で必ずしも
十分ではなかった。
イオン系活性剤、ポリビニルピロリドン等を用いる方法
があるが、長期保存時の安定性、効力等の点で必ずしも
十分ではなかった。
本発明者らは鋭意研究を進めた結果、意外にも4級ア
ンモニウム塩及び両性イオン界面活性剤を用いることに
より、水不溶性のヨウ素を安定に可溶化し、しかも優れ
た抗菌性、抗ウィルス活性を発現せしめ得ることを見出
し、本発明を完成した。
ンモニウム塩及び両性イオン界面活性剤を用いることに
より、水不溶性のヨウ素を安定に可溶化し、しかも優れ
た抗菌性、抗ウィルス活性を発現せしめ得ることを見出
し、本発明を完成した。
即ち本発明は下記の一般式(I)で表わされる4級ア
ンモニウム塩化合物、両性イオン界面活性剤及びヨウ素
を含有することを特徴とする殺菌消毒剤組成物に係り、
水不溶性ヨウ素を可溶化することにより、安定でかつヨ
ウ素を単に可溶化した場合より殺菌力の優れた殺菌消毒
剤組成物を提供するものである。
ンモニウム塩化合物、両性イオン界面活性剤及びヨウ素
を含有することを特徴とする殺菌消毒剤組成物に係り、
水不溶性ヨウ素を可溶化することにより、安定でかつヨ
ウ素を単に可溶化した場合より殺菌力の優れた殺菌消毒
剤組成物を提供するものである。
(式中R1,R2,R3は少なくとも1つが炭素数8〜30の直鎖
又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基で、残りは−
CH3,−CH2CH3, (nは1〜5の整数),−(CH2CH2O)xH(xは1〜15
の整数)から選ばれる単独又は組み合わせでなり、R4は
−CH3又は−CH2CH3、対イオンX はアニオンであ
る。〕 一般式(I)における対アニオンは特に限定されない
が、好ましいものとしてはハロゲン原子(I,Br,Cl),Cl
O,ClO4,IO4,IOが挙げられる。
又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基で、残りは−
CH3,−CH2CH3, (nは1〜5の整数),−(CH2CH2O)xH(xは1〜15
の整数)から選ばれる単独又は組み合わせでなり、R4は
−CH3又は−CH2CH3、対イオンX はアニオンであ
る。〕 一般式(I)における対アニオンは特に限定されない
が、好ましいものとしてはハロゲン原子(I,Br,Cl),Cl
O,ClO4,IO4,IOが挙げられる。
本発明に使用される上記一般式(I)で表わされる4
級アンモニウム塩化合物は、公知の方法で製造すること
ができ、中でも下記の式(IV)〜(VI)で表わされる化
合物が好適である。
級アンモニウム塩化合物は、公知の方法で製造すること
ができ、中でも下記の式(IV)〜(VI)で表わされる化
合物が好適である。
〔式中Raは炭素数8〜28の直鎖又は分岐のアルキル基又
はアルケニル基である。〕 〔式中Ra及びRbは炭素数8〜28の直鎖又は分岐のアルキ
ル基又はアルケニル基である。〕 〔式中Rcは炭素数8〜18の直鎖又は分岐のアルキル基又
はアルケニル基である。〕 本発明に使用される両性イオン界面活性剤としては第
3級アミンオキサイド、カルボン酸系ベタイン、スルホ
ン酸系ベタイン等が挙げられるが、中でも下記の一般式
(II)又は(III)で表わされる化合物が好適であり、
特に好ましくは一般式(VII)及び(VIII)で表わされ
る化合物である。
はアルケニル基である。〕 〔式中Ra及びRbは炭素数8〜28の直鎖又は分岐のアルキ
ル基又はアルケニル基である。〕 〔式中Rcは炭素数8〜18の直鎖又は分岐のアルキル基又
はアルケニル基である。〕 本発明に使用される両性イオン界面活性剤としては第
3級アミンオキサイド、カルボン酸系ベタイン、スルホ
ン酸系ベタイン等が挙げられるが、中でも下記の一般式
(II)又は(III)で表わされる化合物が好適であり、
特に好ましくは一般式(VII)及び(VIII)で表わされ
る化合物である。
〔式(I)中、R′1は炭素数4〜20のアルキル基又は
アルケニル基、R′2、R′3はそれぞれCH3,CH2CH3又
は(CH2CH2O)pH(pは1〜15の整数)である。〕 〔式中R″1,R″2,R″3は少なくとも1つが炭素数8〜
30の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基で、
残りはCH3,CH3CH2, (CH2CH2O)xH(xは1〜15の整数)から選ばれる単独
又は組み合わせでなり、R″4は炭素数1〜18のアルキ
レン基である。〕 〔式中R5は炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル
基〕 〔式中R5は式(VII)と同じ〕 本発明に係る殺菌消毒剤組成物は一般式(I)で表わ
される4級アンモニウム塩、両性イオン界面活性剤及び
ヨウ素を重量比で1〜30:0.2〜80:1〜10の割合で含有す
るのが好ましいが、更に好ましくは重量比で3〜20:3〜
40:1〜3である。
アルケニル基、R′2、R′3はそれぞれCH3,CH2CH3又
は(CH2CH2O)pH(pは1〜15の整数)である。〕 〔式中R″1,R″2,R″3は少なくとも1つが炭素数8〜
30の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基で、
残りはCH3,CH3CH2, (CH2CH2O)xH(xは1〜15の整数)から選ばれる単独
又は組み合わせでなり、R″4は炭素数1〜18のアルキ
レン基である。〕 〔式中R5は炭素数8〜20のアルキル基又はアルケニル
基〕 〔式中R5は式(VII)と同じ〕 本発明に係る殺菌消毒剤組成物は一般式(I)で表わ
される4級アンモニウム塩、両性イオン界面活性剤及び
ヨウ素を重量比で1〜30:0.2〜80:1〜10の割合で含有す
るのが好ましいが、更に好ましくは重量比で3〜20:3〜
40:1〜3である。
本発明組成物の調製方法は、第4級アンモニウム塩、
両性界面活性剤、ヨウ素及び水を混合し、攪拌すること
によって調製することができるが、必要に応じてホモミ
キシング、超音波処理等を行っても良い。
両性界面活性剤、ヨウ素及び水を混合し、攪拌すること
によって調製することができるが、必要に応じてホモミ
キシング、超音波処理等を行っても良い。
本発明の殺菌消毒剤組成物を施用する際には、水溶
剤、ペースト剤等いずれの製剤型でも良い。従ってその
製剤型に応じ、他の添加剤、例えば塩類、界面活性剤、
増粘剤等を活性成分の活性を阻害しない程度に加える事
ができる。
剤、ペースト剤等いずれの製剤型でも良い。従ってその
製剤型に応じ、他の添加剤、例えば塩類、界面活性剤、
増粘剤等を活性成分の活性を阻害しない程度に加える事
ができる。
塩類としては、コハク酸、マロン酸、クエン酸、グル
コン酸、グルタル酸等のカルボン酸金属塩、トリポリリ
ン酸、ヘキサメタリン酸、リン酸等のリン酸化合物金属
塩、Na2SO4,MgSO4,等の無機塩等が挙げられる。これら
は単独或いは組み合わせても用いることができる。
コン酸、グルタル酸等のカルボン酸金属塩、トリポリリ
ン酸、ヘキサメタリン酸、リン酸等のリン酸化合物金属
塩、Na2SO4,MgSO4,等の無機塩等が挙げられる。これら
は単独或いは組み合わせても用いることができる。
界面活性剤としては、非イオン性界面活性剤及び陰イ
オン性界面活性剤が用いられ、例えばポリオキシエチレ
ン(以下POEと記す)アルキル(炭素数6〜22)エーテ
ル、POEアルキル(炭素数4〜18)フェノールエーテ
ル、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレン(ブロッ
ク又はランダム)アルキルエーテル、POEフェニルフェ
ノールエーテル、POEスチレン化フェノールエーテル、P
OEトリベンジルフェノールエーテルなどの非イオン性界
面活性剤、リグニンスルホン酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、POEアルキルスル
ホン酸塩、POEアルキルフェニルエーテルスルホン酸
塩、POEアルキルフェニルエーテルリン酸エステル塩、P
OEフェニルフェノールエーテルスルホン酸塩、POEフェ
ニルフェノールエーテルリン酸エステル塩、ナフタレン
スルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合
物、POEトリベンジルフェノールエーテルスルホン酸
塩、POEトリベンジルフェニルフェノールエーテルリン
酸エステル塩などの陰イオン性界面活性剤が挙げられ
る。これらは単独又は組み合わせて用いることができ
る。
オン性界面活性剤が用いられ、例えばポリオキシエチレ
ン(以下POEと記す)アルキル(炭素数6〜22)エーテ
ル、POEアルキル(炭素数4〜18)フェノールエーテ
ル、ポリオキシプロピレンポリオキシエチレン(ブロッ
ク又はランダム)アルキルエーテル、POEフェニルフェ
ノールエーテル、POEスチレン化フェノールエーテル、P
OEトリベンジルフェノールエーテルなどの非イオン性界
面活性剤、リグニンスルホン酸塩、アルキルベンゼンス
ルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、POEアルキルスル
ホン酸塩、POEアルキルフェニルエーテルスルホン酸
塩、POEアルキルフェニルエーテルリン酸エステル塩、P
OEフェニルフェノールエーテルスルホン酸塩、POEフェ
ニルフェノールエーテルリン酸エステル塩、ナフタレン
スルホン酸塩、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合
物、POEトリベンジルフェノールエーテルスルホン酸
塩、POEトリベンジルフェニルフェノールエーテルリン
酸エステル塩などの陰イオン性界面活性剤が挙げられ
る。これらは単独又は組み合わせて用いることができ
る。
その含有量は殺菌消毒剤組成物中0〜20重量パーセン
ト、好ましくは1〜10重量パーセントである。
ト、好ましくは1〜10重量パーセントである。
増粘剤としては、天然、半合成及び合成の水溶性増粘
剤はいずれも使用でき、天然粘質物では、微生物由来の
ザンサンガム、ザンフロー、植物由来のペクチン、アラ
ビアゴム、グアーゴムなどが、半合成粘質物ではセルロ
ースまたはでんぷん誘導体のメチル化物、カルボキシア
ルキル化物、ヒドロキシアルキル化物(メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロースなどを含む)、ソルビトールなどが、また合成
粘質物ではポリアクリル酸塩、ポリマレイン酸塩、ポリ
ビニルピロリドン、ペンタエリスリトールEO付加物など
が具体例として挙げられる。増粘剤は、殺菌消毒剤組成
物中約0〜3.0重量%、好ましくは約0.05〜0.5重量%配
合される。
剤はいずれも使用でき、天然粘質物では、微生物由来の
ザンサンガム、ザンフロー、植物由来のペクチン、アラ
ビアゴム、グアーゴムなどが、半合成粘質物ではセルロ
ースまたはでんぷん誘導体のメチル化物、カルボキシア
ルキル化物、ヒドロキシアルキル化物(メチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシメチルセ
ルロースなどを含む)、ソルビトールなどが、また合成
粘質物ではポリアクリル酸塩、ポリマレイン酸塩、ポリ
ビニルピロリドン、ペンタエリスリトールEO付加物など
が具体例として挙げられる。増粘剤は、殺菌消毒剤組成
物中約0〜3.0重量%、好ましくは約0.05〜0.5重量%配
合される。
又、本発明の組成物を施用する際他の殺菌剤と併用し
て使用することができる。かかる殺菌剤としては、例え
ばジオクチルアミノエチルグリシン、グアナイド系のポ
リヘキサメチレンビグアナイド、グルコン酸クロルヘキ
シジン、フェノール系のクレゾール、2′,4′,5−トリ
クロル−2−フェノキシフェノール等が挙げられる。
て使用することができる。かかる殺菌剤としては、例え
ばジオクチルアミノエチルグリシン、グアナイド系のポ
リヘキサメチレンビグアナイド、グルコン酸クロルヘキ
シジン、フェノール系のクレゾール、2′,4′,5−トリ
クロル−2−フェノキシフェノール等が挙げられる。
本発明の殺菌消毒剤組成物は長期保存しても安定で、
しかも顕著な殺菌効果、抗ウィルス効果を示す。その例
は下記の実施例に示されるが、如何にしてその様に優れ
た効果を呈するかの機構については必ずしも明らかでは
ない。併し本発明に係る前記化合物(I)の対イオンX
とヨウ素がコンプレックスを作り、両性界面活性剤に
よって安定化され、更に4級アンモニウム塩化合物の吸
着作用によって、菌体膜へ効率良く作用することによ
り、優れた安定性及び殺菌、殺ウィルス効果を示すもの
と推察される。
しかも顕著な殺菌効果、抗ウィルス効果を示す。その例
は下記の実施例に示されるが、如何にしてその様に優れ
た効果を呈するかの機構については必ずしも明らかでは
ない。併し本発明に係る前記化合物(I)の対イオンX
とヨウ素がコンプレックスを作り、両性界面活性剤に
よって安定化され、更に4級アンモニウム塩化合物の吸
着作用によって、菌体膜へ効率良く作用することによ
り、優れた安定性及び殺菌、殺ウィルス効果を示すもの
と推察される。
次に実施例を挙げて本発明の殺菌消毒剤組成物を説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
尚以下に、実施例に使用される本発明に係る化合物の
構造及び殺菌消毒剤処方例を示す。
構造及び殺菌消毒剤処方例を示す。
処方例 下記処方にて各種成分を混合攪拌することにより殺菌
消毒剤試料を調製した。又、その際必要に応じて超音波
処理を行った。
消毒剤試料を調製した。又、その際必要に応じて超音波
処理を行った。
処方例1 化合物1 12重量% 化合物4 24 〃 ヨウ素 2 〃 水 62 〃 処方例2 化合物2 12重量% 化合物5 24 〃 ヨウ素 2 〃 水 62 〃 処方例3 化合物3 12重量% 化合物4 24 〃 ヨウ素 2 〃 水 62 〃 処方例4 化合物3 12重量% 化合物6 12 〃 ヨウ素 2 〃 水 74 〃 処方例5 化合物2 12重量% 化合物4 12 〃 ヨウ素 2 〃 水 74 〃 比較処方例1 ヨウ素 2重量% ポリオキシエチレン(n=20)ノニルフェニルエーテル
6 〃 水 92 〃 比較処方例2 ヨウ素 2重量% ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック重
合体(モル比1/1、分子量2000) 4 〃 水 94 〃 比較処方例3 ヨウ素 2重量% 化合物3 12 〃 ポリオキシエチレン(n=3)ノニルフェニルエーテル
12 〃 水 74 〃 実施例1 処方例1〜5及び比較処方例1〜3の各試料を、室
温、10℃及び40℃にて夫々1ケ月保存後、総ヨウ素量を
測定した。測定方法はナトリウムメチラートにより試料
サンプルを処理した後、酸性下硝酸銀により滴定を行い
ヨウ素量を求めた。
6 〃 水 92 〃 比較処方例2 ヨウ素 2重量% ポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレンブロック重
合体(モル比1/1、分子量2000) 4 〃 水 94 〃 比較処方例3 ヨウ素 2重量% 化合物3 12 〃 ポリオキシエチレン(n=3)ノニルフェニルエーテル
12 〃 水 74 〃 実施例1 処方例1〜5及び比較処方例1〜3の各試料を、室
温、10℃及び40℃にて夫々1ケ月保存後、総ヨウ素量を
測定した。測定方法はナトリウムメチラートにより試料
サンプルを処理した後、酸性下硝酸銀により滴定を行い
ヨウ素量を求めた。
尚、ヨウ素の初期濃度を100%とし、初期濃度に対す
る相対値を求めた。又、製剤状態については沈殿の有無
を示した。結果を表−1に示す。
る相対値を求めた。又、製剤状態については沈殿の有無
を示した。結果を表−1に示す。
実施例2 処方例1〜5及び比較処方例1〜3の試料を、ヨウ素
濃度として各種濃度に調製し、その後予め液体培地にて
培養した大腸菌(Escherichia coli)、枯草菌(Bacill
us subtilis)を5分間接触させ、その後集菌し、新し
い培地に植えつぎ、一定時間放置後、これらの菌の生育
状態を下記の基準にて評価した。
濃度として各種濃度に調製し、その後予め液体培地にて
培養した大腸菌(Escherichia coli)、枯草菌(Bacill
us subtilis)を5分間接触させ、その後集菌し、新し
い培地に植えつぎ、一定時間放置後、これらの菌の生育
状態を下記の基準にて評価した。
結果を表−2に示す。
<評 価> − 生育せず(コロニーの形成なし) ± 僅かに生育(コロニー5個まで) + 生育を示す(コロニー5個以上) 実施例3 ポリオウィルス(Polio)及び単純ヘルペスウィルス
(HSV)を用いて処方例1〜5及び比較処方例1〜3の
試料の抗ウィルス活性を測定した。測定方法はCyto pat
hetic effect法(以下CPE法と略す)を用い、半数の細
胞に感染するウィルス濃度(TCID50)の100000倍のウィ
ルス液0.2mlと、各種濃度(ヨウ素濃度として)の試料
1.8mlを混合し、ウィルスと薬剤を5分間接触させた
後、0.1Nチオ硫酸ナトリウムを用いて薬剤の不活化を行
い、さらに1000倍希釈してHela細胞へ接種した。3日間
培養後のHela細胞への感染有無によりウィルスの不活化
活性を測定した。結果を表−3に示す。
(HSV)を用いて処方例1〜5及び比較処方例1〜3の
試料の抗ウィルス活性を測定した。測定方法はCyto pat
hetic effect法(以下CPE法と略す)を用い、半数の細
胞に感染するウィルス濃度(TCID50)の100000倍のウィ
ルス液0.2mlと、各種濃度(ヨウ素濃度として)の試料
1.8mlを混合し、ウィルスと薬剤を5分間接触させた
後、0.1Nチオ硫酸ナトリウムを用いて薬剤の不活化を行
い、さらに1000倍希釈してHela細胞へ接種した。3日間
培養後のHela細胞への感染有無によりウィルスの不活化
活性を測定した。結果を表−3に示す。
結 果 判 定 Hela細胞への感染 有…+ 抗ウィルス活性なし Hela細胞への感染 無…− 抗ウィルス活性有り
Claims (3)
- 【請求項1】一般式(I)で表わされる4級アンモニウ
ム塩化合物、両性イオン界面活性剤及びヨウ素を含有す
ることを特徴とする殺菌消毒剤組成物。 〔式中R1,R2,R3は少なくとも1つが炭素数8〜30の直鎖
又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基で、残りは−
CH3,−CH2CH3, (nは1〜5の整数)、−(CH2CH2O)xH(xは1〜15
の整数)から選ばれる単独又は組み合わせでなり、R4は
−CH3又は−CH2CH3、対イオンX はアニオンであ
る。〕 - 【請求項2】両性イオン界面活性剤が一般式(II)又は
(III)で表わされる化合物であることを特徴とする請
求項1記載の殺菌消毒剤組成物。 〔式(I)中、R′1は炭素数4〜20のアルキル基又は
アルケニル基、R′2、R′3はそれぞれCH3,CH2CH3又
は(CH2CH2O)pH(pは1〜15の整数)である。〕 〔式中R″1,R″2,R″3は少なくとも1つが炭素数8〜
30の直鎖又は分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基で、
残りはCH3,CH3CH2, (CH2CH2O)xH(xは1〜15の整数)から選ばれる単独
又は組み合わせでなり、R″4は炭素数1〜18のアルキ
レン基である。〕 - 【請求項3】ヨウ素、4級アンモニウム塩及び両性イオ
ン界面活性剤の重量比が1〜10:1〜30:0.2〜80である請
求項1又は2記載の殺菌消毒剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63267619A JP2638150B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 殺菌消毒剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63267619A JP2638150B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 殺菌消毒剤組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02115105A JPH02115105A (ja) | 1990-04-27 |
JP2638150B2 true JP2638150B2 (ja) | 1997-08-06 |
Family
ID=17447212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63267619A Expired - Fee Related JP2638150B2 (ja) | 1988-10-24 | 1988-10-24 | 殺菌消毒剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2638150B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6172117B1 (en) | 1998-02-27 | 2001-01-09 | Akzo Nobel N.V. | Biocidal preservatives |
WO2003003832A1 (en) * | 2001-07-06 | 2003-01-16 | Rnl Life Science Ltd. | Acid disinfectant composition comprising an anion surfactant |
KR100603912B1 (ko) * | 2005-11-17 | 2006-07-25 | 주식회사 에스이비 | 에스테르아마이드형 4급 암모늄염을 포함하는 살균, 항균조성물 |
JP6704702B2 (ja) * | 2015-09-28 | 2020-06-03 | 小林製薬株式会社 | ヨウ素系殺菌成分を含有する水性外用組成物 |
-
1988
- 1988-10-24 JP JP63267619A patent/JP2638150B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02115105A (ja) | 1990-04-27 |
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