JP2637300B2 - 荷電粒子加速管 - Google Patents

荷電粒子加速管

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JP2637300B2
JP2637300B2 JP6525691A JP6525691A JP2637300B2 JP 2637300 B2 JP2637300 B2 JP 2637300B2 JP 6525691 A JP6525691 A JP 6525691A JP 6525691 A JP6525691 A JP 6525691A JP 2637300 B2 JP2637300 B2 JP 2637300B2
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cooling water
cylinder
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cooling
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子、重粒子などの粒
子を加速する荷電粒子加速管に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の荷電粒子加速管を示す断面
図であり、図3aは図3bのA−A線断面図、図3bは
図3aのB−B線断面図である。図3a、図3bにおい
て、1はシリンダブロック2を形成するために所定複連
結されるシリンダ部材、3は少なくとも一対のシリンダ
ブロック2を連結することにより形成される加速空胴
4は加速空胴3を仕切ると共に、電子通過孔5を有する
ディスク、6は加速空胴3の外周面に沿って冷却水など
を流すための冷却水路、7は周波数調整用孔、8は真空
側と水側とを遮断する真空シール用ろう付部で、この真
空シール用ろう付部8は隣り合うシリンダ部材1を電気
的に確実に接続する役目をも果たしている。9は水洩れ
を防ぎ、かつ機械的に確実にシリンダ部材1を接続する
水シール用ろう付部である。そして、加速空胴3と冷却
水路6と周波数調整孔7とにより加速管本体が構成され
る。
【0003】次に動作について説明する。加速空胴3内
の荷電粒子を加速する場合、加速空胴3の壁面に粒子が
衝突して熱を発生する。このため、加速空胴3の容量が
変化して電子の加速モードが変化するので、この発熱に
対して加速空胴3内の温度を一定に維持させる必要があ
り、そのために冷却水路6内に冷却水を流すようにして
いる。
【0004】なお、このような荷電粒子加速管に関連す
る従来の公知文献としては例えば特開昭59−1182
80号公報や実開昭61−176800号公報や実公昭
60−36000号公報などがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の荷電粒子加速管
は以上のように構成されているので、加速空胴3を形成
する場合には、各々の加速空胴3の冷却バランスを維持
しながら、容易に接続作業を行わなければならないにも
拘らず、シリンダブロック2の真空シール用ろう付部8
と水シール用ろう付部9とを同時にトーチろう付あるい
はリングバーナろう付などで接続していたために、歩留
りが悪く、作業時間も長く要するという問題点があっ
た。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、シリンダブロック相互の接続作
業を容易に行い、かつ各々の加速空胴においてバランス
のとれた冷却が行えるようにすると共に、作業性を改善
するようにした荷電粒子加速管を得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る荷電粒子
加速管はシリンダ部材を所定数連結して形成された加速
空胴と、この加速空胴の外周面に冷却水を流すために設
けられた冷却水路と、上記シリンダ部材を所定数連結し
て形成され、少なくとも一対のシリンダブロックを相互
接続して上記両シリンダブロックの冷却水路を接続する
ようにしたもので、上記一方のシリンダブロックにおけ
る冷却水路と他方のシリンダブロックにおける冷却水路
との接続端に水冷ジャケット部を形成するために取り付
けられた仕切り板と、この仕切り板の外周を覆って設け
られたジャケットパイプと、このジャケットパイプおよ
び上記仕切り板に固着されて上記水冷ジャケット部を形
成するリングとを備えた構成である。
【0008】請求項2に係る荷電粒子加速管はシリンダ
部材を所定数連結して形成された加速空胴と、この加速
空胴の外周面に冷却水流すために設けられた冷却水路
と、上記シリンダ部材を所定数連結して形成され、少な
くとも一対のシリンダブロックを相互接続して上記両シ
リンダブロックの冷却水路を接続するようにしたもの
で、上記一方のシリンダブロックにおける冷却水路の接
続部分に取り付けられたソケットと、上記他方のシリン
ダブロックにおける冷却水路の接続部分に取り付けられ
た上記ソケットに嵌合する接続パイプと、この接続パイ
プおよび上記ソケットよりなる接続部分の周囲を覆って
形成された水冷ジャケット部と、この水冷ジャケット部
に設けた漏洩冷却水の排水口とを備えた構成である。
【0009】
【作用】請求項1における荷電粒子加速管は仕切り板と
ジャケットパイプとリングとで構成された水冷ジャケッ
ト部に冷却水路を接続することにより、接続部分の加速
空胴空胴と同様に冷却することができると共に、加工
寸法精度を維持することができる。
【0010】請求項2における荷電粒子加速管は接続部
分をソケットと接続パイプとで嵌合する構成としたの
で、加速度空胴精度の影響もなく、接続部分よりの漏水
を接続部分の冷却に利用することができる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例を示す断面図で、図1
aは図1bのA−A線断面図、図1bは図1aのB−B
線断面図である。図1a、図1bにおいて図3a、図3
bと同一または均等な構成部分には同一符号を付して重
複説明を省略する。図において、10は、冷却水路6と
連結された水冷ジャケット部で、この水冷ジャケット部
10は一方のシリンダブロック2と他方のシリンダブロ
ック2との接続部分に設けられ、両方のシリンダブロッ
ク2の冷却水路6を連通する。11は冷却水路6を3個
1組として水冷ジャケット部10を仕切る仕切り板、1
2は水冷ジャケット部10の外周を囲繞するジャケット
パイプ、13はジャケットパイプ12と仕切り板11と
を接続する溶接リングである。
【0012】次に動作について説明する。加速空胴3内
の荷電粒子を加速する場合、加速空胴3の壁面に粒子が
衝突して熱を発生するので、加速空胴3の容量が変化し
て電子の加速モードが変化する。このため、この発熱に
対して加速空胴3内の温度を一定に維持させる必要から
冷却水路6内に冷却水を流すようにしている。
【0013】なお、上記実施例ではシリンダブロック2
とシリンダブロック2との接続を冷却水路6を3個1組
として水冷ジャケット部10で接続するようにし、シリ
ンダブロック2相互の接続作業を容易とし、かつ各々の
加速空胴3においてバランスのとれた冷却が行えるよう
にした構成を示したが、このような構成に限定されるも
のでなく図2a、図2bに示すように一方のシリンダブ
ロック2の冷却水路6の先端にソケット14を取り付け
ると共に、他方のシリンダブロック2の冷却水路6の先
端に接続パイプ15を取り付け、この接続パイプ15と
ソケット14とを嵌合させると共に、ソケット14と接
続パイプ15との接続部分の周囲に水冷ジャケット部1
0を設けるようにした構成でもよいことは勿論である。
この場合、水冷ジャケット部10の外周壁にはソケット
14と接続パイプ15との接続部分より洩れた冷却水を
排水する排水口12aを有するジャケットパイプ12が
設けられている。
【0014】
【発明の効果】以上のように請求項1によれば一方のシ
リンダブロックにおける冷却水路と他方のシリンダブロ
ックにおける冷却水路との接続端に水冷ジャケット部を
形成するために取り付けられた仕切り板と、この仕切り
板の外周を覆って設けられたジャケットパイプと、この
ジャケットパイプおよび上記仕切り板に固着されて上記
水冷ジャケット部を形成するリングとを備えて構成した
ので、シリンダブロック相互の接続作業が容易にでき、
かつ接続部分の空胴を他の空胴と同様に冷却することが
できて各々の加速空胴においてバランスのとれた冷却が
行えると共に、作業性を改善することができるという効
果がある。
【0015】請求項2に係る荷電粒子加速管はシリンダ
部材を所定数連結して形成された加速空胴と、この加速
空胴の外周面に冷却水を流すために設けられた冷却水路
と、上記シリンダ部材を所定数連結して形成され、少な
くとも一対のシリンダブロックを相互接続して上記両シ
リンダブロックの冷却水路を接続するようにしたもの
で、上記一方のシリンダブロックにおける冷却水路の接
続部分に取り付けられたソケットと、上記他方のシリン
ダブロックにおける冷却水路の接続部分に取り付けられ
て上記ソケットに嵌合する接続パイプと、この接続パイ
プおよび上記ソケットよりなる接続部分の周囲を覆って
形成された水冷ジャケット部と、この水冷ジャケット部
に設けた漏洩冷却水の排水口とを備えて構成したので、
シリンダブロック相互の接続作業が容易にでき、かつ各
々の加速空胴においてバランスのとれた冷却が行えると
共に、作業性が改善でき、接続部分よりの漏水を接続部
分の冷却に利用できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1aはこの発明の一実施例による荷電粒子加
速管を示す図1bのA−A線断面図である。 図1bは同じく図1aのB−B線断面図である。
【図2】図2aはこの発明に係る荷電粒子加速管の他の
実施例を示す要部断面図である。 図2bは同じく図2aのア部分を拡大して示す拡大断面
図である。
【図3】図3aは従来の荷電粒子加速管の一例を示す図
3bのA−A線断面図である。 図3bは同じく図3aのB−B線断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダ部材 2 シリンダブロック 3 加速空胴 6 冷却水路 10 水冷ジャケット部 11 仕切り板 12 ジャケットパイプ 12a 排水口 13 溶接リング 14 ソケット 15 接続パイプ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ部材を所定数連結して形成され
    加速空胴と、この加速空胴の外周面に冷却水を流すた
    めに設けられた冷却水路と、上記シリンダ部材を所定数
    連結して形成され、少なくとも一対のシリンダブロック
    を相互接続して上記両シリンダブロックの冷却水路を接
    続するようにした荷電粒子加速管において、上記一方の
    シリンダブロックにおける冷却水路と他方のシリンダブ
    ロックにおける冷却水路との接続端に水冷ジャケット部
    を形成するために取り付けられた仕切り板と、この仕切
    り板の外周を覆って設けられたジャケットパイプと、こ
    のジャケットパイプおよび上記仕切り板に固着されて上
    記水冷ジャケット部を形成するリングとを備えたことを
    特徴とする荷電粒子加速管。
  2. 【請求項2】 シリンダ部材を所定数連結して形成され
    加速空胴と、この加速空胴の外周面に冷却水を流すた
    めに設けられた冷却水路と、上記シリンダ部材を所定数
    連結して形成され、少なくとも一対のシリンダブロック
    を相互接続して上記両シリンダブロックの冷却水路を接
    続するようにした荷電粒子加速管において、上記一方の
    シリンダブロックにおける冷却水路の接続部分に取り付
    けられたソケットと、上記他方のシリンダブロックにお
    ける冷却水路の接続部分に取り付けられて上記ソケット
    に嵌合する接続パイプと、この接続パイプおよび上記ソ
    ケットよりなる接続部分の周囲を覆って形成された水冷
    ジャケット部と、この水冷ジャケット部に設けた接続部
    分よりの漏洩冷却水の排水口とを備えたことを特徴とす
    る荷電粒子加速管。
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