JP2637073B2 - 整流装置 - Google Patents

整流装置

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JP2637073B2
JP2637073B2 JP61008038A JP803886A JP2637073B2 JP 2637073 B2 JP2637073 B2 JP 2637073B2 JP 61008038 A JP61008038 A JP 61008038A JP 803886 A JP803886 A JP 803886A JP 2637073 B2 JP2637073 B2 JP 2637073B2
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JP
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resin
capacitor
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sealing resin
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義治 四元
尚正 杉田
浩治 森口
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明はダイオードとともにセラミックコンデンサ
を樹脂封止した構造の整流装置に関し、特に、セラミッ
クコンデンサに絶縁耐圧等の劣化が生じないように改良
された整流装置に関するものである。
[発明の技術的背景] 自動車等に搭載される整流装置として第7図に示す構
造の整流装置が知られている。
第7図において、1は絶縁材から成る基板、2は該基
板1上に接着されたケース、7はダイオード、5は正極
側端子、6は負極側端子、8はエポキシ樹脂から成る封
止樹脂、3はスキャイキャップ型のセラミック積層コン
デンサである。
[背景技術の問題点] 前記の如き構造の従来の整流装置では、次のような原
因の相互作用によって該コンデンサに亀裂が発生しやす
く、そのためコンデンサの絶縁耐圧が劣化するという現
象が生じていた。
(a)コンデンサの構成素材であるセラミックの引張強
度にバラツキが多い(例えば2kg〜60kg)。
(b)エポキシ樹脂の硬化温度が高いと特に樹脂の体積
収縮量が大きくなる。
(c)コンデンサ本体とその表面のコーティング材とは
接着強度が大きく、また該コーティング材と封止樹脂と
も接着強度が高いので、封止樹脂の硬化後は封止樹脂に
作用する外力や封止樹脂の変形が直接にコンデンサ本体
に作用する。
[発明の目的] この発明の目的は、コンデンサに生ずる応力を緩和し
て該コンデンサに亀裂等の発生する恐れが少ない、改良
された整流装置を提供することである。
[発明の概要] 本発明による整流装置では、封止樹脂に対する接着力
が低いゴム系でない第二の樹脂であるふっ素樹脂又は離
型剤を、封止前に予め、セラミックコンデンサ保護層表
面にコーティングしておくことにより、該コンデンサ本
体に該コンデンサ以外の外力が作用することを防止した
ことを特徴とする。またコンデンサとして、コンデンサ
本体に直接ゴム系でない第二の樹脂であるふっ素樹脂又
は離型剤を適用しそのうえにコンデンサ保護層を形成し
たもののように、コンデンサ保護層の下層に該第二の樹
脂を形成したものを使用することを特徴とする。第二の
樹脂は封止樹脂(すなわち第一の樹脂)や保護層に対し
て接着力が低いために、硬化時における封止樹脂の体積
収縮や変形が生ずると第一の樹脂と第二の樹脂との接着
界面にずれが生じ、従って、コンデンサに亀裂の発生す
る前に生じたずれによってコンデンサ本体が外力から保
護される。このゴム系でない第二の樹脂としては、ふっ
素樹脂又は離型剤が使用されるのである。
[発明の実施例] 以下に第1図乃至第5図を参照して本発明の実施例を
説明する。なお、第1図乃至第5図において、第7図と
同じ符号で表示された部分は従来の整流装置と同じ構成
部品である。
第1図は本発明による改良された整流装置の平面図、
第2図は第1図のII−II線に沿う断面図、第3図は本発
明の整流装置に組み込まれているコンデンサの正面図、
第4図は第3図のIV−IV断面図である。
第1図において、4a〜4cは入力端子、31は本発明によ
り予め第二の樹脂をコーティングしたセラミックコンデ
ンサである。
第4図は第3図のIV−IV矢視断面図である。同図に示
されるように、コンデンサ本体31aの表面は保護層31bで
コーティングされているが、該保護層31bの表面には封
止樹脂8との接着性の悪い第二の樹脂31cがコーティン
グされている。従って、封止樹脂8が硬化した時には封
止樹脂8と第二の樹脂31cとはたとえ接触していても相
互に強く接着された状態とはならないので、封止樹脂8
に生ずる熱応力等がコンデンサ本体31aに伝達される割
合が小さくなり、従ってコンデンサ本体31aに亀裂など
を生じさせる事態を未然に防止することができる。
第5図は他の実施例のコンデンサ31Aを示したもので
あり、この実施例では前記保護層と第二の樹脂のコーテ
ィング順序を反対にして、第二の樹脂31cをコンデンサ
本体31aの表面に直接にコーティングし、保護層31bを第
二の樹脂31cの表面にコーティングしてある。この場合
も、封止樹脂8と殆ど同じエポキシ樹脂などの保護層31
bに対して第二の樹脂31cが殆ど接着しないため、封止樹
脂8の硬化時には第二の樹脂31cの表面と保護層31bとの
界面にはわずかのずれが生じた状態となり、従って、封
止樹脂8の収縮による外力がコンデンサ本体に直接に伝
達されず、コンデンサ本体31aを外力から保護すること
ができる。
ちなみに、第7図に示した従来の整流装置では、第8
図に示すようにコンデンサ3の保護層表面には封止樹脂
と同じエポキシ樹脂のコーティング層81が形成されてい
たので、封止樹脂8の硬化時には該コーティング層81と
封止樹脂8とが一体化され、その結果、封止樹脂8の熱
特性とコンデンサ3の熱特性との差異による熱応力がコ
ンデンサ3に亀裂を生じさせる結果を招いていた。
[発明の効果] 前記の如き構造の本発明の整流装置と従来の整流装置
との装置完成直後におけるコンデンサ耐圧劣化率を以下
の第1表に比較表示する。
また、各整流装置に対して、−40℃に30分間放置した
後に+150℃に30分間放置する操作を1サイクルとする
熱衝撃テストを行った結果を第6図に示す。第6図にお
いて、直線L1で示されるのが、従来技術の整流装置にお
ける不良率の推移であり、また直線L2で示されるのが本
発明の整流装置における不良率の推移である。
第6図から明らかであるように、本発明の整流装置に
おける不良発生率は従来の整流装置のそれよりもはるか
に低く、熱衝撃耐性が従来装置よりもはるかにすぐれて
いることがわかる。
それ故、本発明によれば、コンデンサに亀裂等が発生
する恐れの少ない、改良された整流装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による整流装置の平面図、第2図は第1
図装置をII−II線で切断した部分断面図、第3図は第1
図の装置に包含されているコンデンサの正面図、第4図
は第3図のIV−IV矢視断面図、第5図は第4図の断面と
同じ位置で切断した他の実施例のコンデンサの断面図、
第6図は本発明による整流装置と従来の整流装置とに対
する熱衝撃テストの結果を比較表示したグラフ、第7図
は従来の整流装置の断面図、第8図は従来の整流装置に
包含されるコンデンサを第3図のIV−IV線で切断した状
態の断面図である。 1……基板、2……ケース、3……セラミック積層コン
デンサ、4a〜4c……入力端子、5……正極側端子、6…
…負極側端子、7……ダイオード、8……第一の樹脂
(封止樹脂)、31,31A……セラミックコンデンサ、31a
……コンデンサ本体、31b,81……保護層、31c……第二
の樹脂。
フロントページの続き (72)発明者 森口 浩治 川崎市幸区堀川町72 株式会社東芝堀川 町工場内 (56)参考文献 特開 昭51−18850(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】保護層で被覆されているセラミックコンデ
    ンサを内蔵するとともに第一の樹脂で樹脂封止された構
    造の整流装置において、 セラミックコンデンサの該保護層の表面に、該第一の樹
    脂に対して接着が困難なゴム系でない第二の樹脂とし
    て、ふっ素樹脂又は離型剤がコーティングされているこ
    とを特徴とする整流装置。
  2. 【請求項2】保護層で被覆されているセラミックコンデ
    ンサを内蔵するとともに第一の樹脂で樹脂封止された構
    造の整流装置において、 セラミックコンデンサの該保護層の下層に、該保護層に
    対して接着が困難なゴム系でない第二の樹脂として、ふ
    っ素樹脂又は離型剤がコーティングされていることを特
    徴とする整流装置。
JP61008038A 1986-01-20 1986-01-20 整流装置 Expired - Lifetime JP2637073B2 (ja)

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JPS62166778A JPS62166778A (ja) 1987-07-23
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JPH01103163A (ja) * 1987-10-15 1989-04-20 Toshiba Corp 半導体整流装置

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JPS5118850A (ja) * 1974-08-08 1976-02-14 Soshin Electric

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