JP2637043B2 - フツ素置換されている界面活性剤の存在下でオレフインポリマー類を塩素化およびクロロスルホン化する方法 - Google Patents

フツ素置換されている界面活性剤の存在下でオレフインポリマー類を塩素化およびクロロスルホン化する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】本発明は、オレフィンポリマー類の塩素
化もしくはクロロスルホン化に関する。詳細には、本発
明は、完全フッ素置換されているアルカン、完全フッ素
置換されているエーテル、または完全フッ素置換されて
いる第三アミンの媒体中、フッ素置換されている界面活
性剤の存在下で塩素化もしくはクロロスルホン化されて
いるオレフィンポリマー類を製造する方法に関する。
【0002】塩素化およびクロロスルホン化されている
オレフィンホモポリマー類およびコポリマー類は、エラ
ストマー類、コーティング物、接着剤およびインクとし
て有効なよく知られている組成物である。これらの塩素
化ポリマー類は、溶液中か或は水系懸濁液の中で塩素と
オレフィンポリマー類とを反応させることによって商業
的規模で製造されており、一方クロロスルホン化されて
いる類似物は、溶液中でオレフィンポリマー類と塩素お
よび塩化スルフリルまたは二酸化硫黄とを反応させるこ
とによって製造されている。反応性押し出しおよび無溶
媒方法もまた、例えば米国特許番号3,347,835および米
国特許番号4,554,326の中に記述されている。加うる
に、1−4個の炭素原子を有するフルオロカーボン類か
ら成る流体中で溶媒膨潤させたエチレンポリマー類を塩
素化およびクロロスルホン化することが英国特許1,325,
579の中に記述されている。
【0003】これらの従来技術方法の各々は欠点を有し
ている。詳細には、溶液方法は有機溶媒、一般に四塩化
炭素の如き塩素化溶媒を多量に必要としており、これら
を回収して再利用する必要がある。加うるに、数多くの
塩素化溶媒は更に一層の塩素化に不活性ではない。これ
によって望まれない副生成物が生じ、これを除去する必
要がある。例えば、ヒドロフルオロカーボン溶媒は評価
できる程の塩素化を受け、その結果として、望ましくな
いクロロフルオロカーボン類が生じる。加うるに、この
ようなハロゲン置換された材料に関連した環境上の有害
性から、排出に関する厳格な制御が必要とされていると
共に汚染制御装置に実質的な投資を行うことが必要とさ
れている。他方、水系懸濁液方法は、クロロスルホン化
されているオレフィンポリマー類の製造には利用不可能
である。更に、水系懸濁液中の塩素化では、不均質な塩
素化生成物が生じる。反応性押し出し方法は、例えば米
国特許番号4,554,326に記述されているように、塩素を
低いレベルで含んでいる組成物の製造に限定されている
か、或は商業規模に関して、それらは主要な修飾なしで
は適用不可能である(例えば米国特許番号3,347,835参
照)ことから、あまり魅力的ではない。無溶媒方法もま
た商業的規模における利用には適応しない。最後に、フ
ルオロカーボンで膨潤させたエチレンポリマー類を塩素
化もしくはクロロスルホン化する英国特許1,325,579に
記述されている方法は、有意な数の塩素化エチレンコポ
リマー樹脂型、特に酢酸ビニルとメタアクリル酸のコポ
リマー類を製造するには不適切である、何故ならば、こ
れらのポリマー類が示す表面粘着性が原因で塩素化中に
ひどい凝集が生じるからである。加うるに、これらの材
料はその塩素化された樹脂生成物の一部を溶解し、その
結果として、粘性を示す粒子表面が生じると共に追加的
単離段階が必要となる。
【0004】これらの欠点の多くに打ち勝つスラリー方
法が、1993年1月29日にEdward GusBrugelの名前で「フ
ッ素置換されている界面活性剤存在下におけるオレフィ
ンポリマー類の塩素化およびクロロスルホン化方法」
(Process for Chlorination and Chlorosulfonation o
f Olefin Polymers in the Presence of Fluorinated S
urfactants)の表題で出願した共出願中の米国特許出願
連続番号08/010,966の中に開示されており、ここでは、
オレフィンポリマー類の塩素化およびクロロスルホン化
を行うための反応媒体として完全フッ素置換されている
高級アルカン類、完全フッ素置換されているエーテル類
および完全フッ素置換されているアミン類を用いること
が開示されている。この方法では望ましくない塩素化溶
媒は用いられていないが、これはまた欠点を有してい
る。特に、この方法は低分子量のオレフィンポリマー
類、即ち重量平均分子量が10,000未満のポリマー
類の塩素化もしくはクロロスルホン化を行うには不適切
である。上記ポリマー類は粘性を示すことから凝集する
傾向を示す結果として、不均一に塩素化された樹脂がも
たらされる。加うるに、これらのオレフィンポリマー類
が示す軟化温度以上の温度でこの塩素化を行う場合、凝
集がしばしば生じる。
【0005】この方法をフッ素置換されている界面活性
剤の存在下で行うことで、完全フッ素置換されている液
状媒体中で行う塩素化およびクロロスルホン化における
ポリマー凝集を本質的になくさせることが可能であるこ
とをここに見い出した。これは、そのスラリー方法を幅
広いスペクトルの塩素化およびクロロスルホン化オレフ
ィンポリマー類の製造に広げることを可能にすると共
に、以前に可能であったよりも幅広い範囲の反応条件下
でこれらのポリマー類をより高い効率で製造することを
可能にするものである。
【0006】
【発明の要約】本発明は、完全フッ素置換されている液
体の中で塩素化されたオレフィンポリマー類を製造する
改良方法を意図したものである。より詳細には、本発明
は、 a)少なくとも約20重量%のフッ素含有量を有するフ
ッ素置換されている界面活性剤をオレフィンポリマー1
00重量部当たり少なくとも約0.1重量部含んでい
る、25−250℃の沸点を有しており、オレフィンポ
リマーおよび塩素化オレフィンポリマーが本質的に不溶
であり、そしてi)完全フッ素置換されているC6−C
20脂肪族および環状脂肪族アルカン類、ii)完全フッ
素置換されているC3−C15脂肪族および環状脂肪族エ
ーテル類、およびiii)式
【0007】
【化2】 [式中、R1、R2およびR3は、独立して、3−12個
の炭素原子を有する完全フッ素置換されているアルキル
基であり、そしてR1とR2は、一緒になって、環状脂肪
族環が有する0−3個のメチレン基がオキソ、スルホお
よびパーフルオロアルキルアミノから成る群から選択さ
れる部分で置換されている環状脂肪族環を形成していて
もよい]で表される脂肪族および環状脂肪族の完全フッ
素置換されている第三アルキルアミン類、から成る群か
ら選択される、本質的に塩素化に不活性な液状媒体の中
に、C2−C8アルファ−モノオレフィン類のホモポリマ
ー類およびコポリマー類から成る群から選択されるオレ
フィンポリマーを懸濁させ、 b)この懸濁液にフリーラジカル触媒存在下で塩素化剤
を導入し、そして c)該オレフィンポリマーを塩素化することで、本質的
に凝集しない塩素化されたオレフィンポリマー樹脂を生
じさせる、ことを含む、塩素化オレフィンポリマー類の
製造方法を意図したものである。
【0008】本発明の方法の好適な具体例において、該
塩素化剤は、クロロスルホン化剤、例えば元素状塩素と
二酸化硫黄の混合物または塩化スルフリルであり、これ
は、このオレフィン樹脂の塩素化に付随してクロロスル
ホニル部分の導入をもたらす。
【0009】発明の詳細な記述 本発明の方法に従って、幅広い種類のオレフィンポリマ
ー類を塩素化もしくはクロロスルホン化することができ
る。オレフィンポリマー類は、C2−C8アルファ−モノ
オレフィン類のホモポリマー類およびコポリマー類(グ
ラフトコポリマー類を含む)を意味している。特に有効
な例には、C2−C3アルファモノオレフィン類のホモポ
リマー類、エチレンと一酸化炭素のコポリマー類、およ
びC3−C10アルファモノオレフィン類、不飽和C3−C
20モノカルボン酸類のC1−C12アルキルエステル類、
不飽和C3−C20モノ−もしくはジカルボン酸類、不飽
和C4−C8ジカルボン酸類の無水物、および飽和C2
18カルボン酸類のビニルエステル類から成る群から選
択される少なくとも1種のエチレン系不飽和モノマーと
エチレンとのコポリマー類が含まれる。上記ポリマー類
の特定例には、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレ
ンと酢酸ビニルのコポリマー類、エチレンとアクリル酸
のコポリマー類、エチレンとメタアクリル酸のコポリマ
ー類、エチレンとアクリル酸メチルのコポリマー類、エ
チレンとメタアクリル酸メチルのコポリマー類、エチレ
ンとメタアクリル酸n−ブチルのコポリマー類、エチレ
ンとメタアクリル酸グリシジルのコポリマー類、エチレ
ンと無水マレイン酸のグラフトコポリマー類、プロピレ
ンと無水マレイン酸のグラフトコポリマー類、並びにプ
ロピレン、ブテン、3−メチル−1−ペンテンまたはオ
クテンとエチレンとのコポリマー類が含まれる。これら
のコポリマー類はジポリマー類、ターポリマー類、また
はより高級な(higher order)コポリマー類であっても
よい。好適なオレフィンポリマー類は、ポリエチレン、
エチレンと酢酸ビニルのコポリマー類、エチレンとアク
リル酸のコポリマー類、およびエチレンとメタアクリル
酸のコポリマー類である。これらのオレフィンポリマー
類が示す重量平均分子量は約1,000から300,0
00であってもよく、好適には2,000−150,0
00、最も好適には2,000−60,000の範囲で
ある。
【0010】この塩素化もしくはクロロスルホン化を行
う懸濁用媒体は、約25℃から約250℃の沸点を有す
る、塩素化に本質的に不活性な完全フッ素置換されてい
る液体である。本発明の方法における反応媒体として用
いるに適切な特別な完全フッ素置換されている化合物
は、3つの一般的種類に属している。これらの1番目に
は、6−20個の炭素原子を有する線状もしくは分枝脂
肪族もしくは環状脂肪族の完全フッ素置換されているア
ルカン類が含まれる。上記化合物の特定例には、パーフ
ルオロヘキサン、パーフルオロヘプタン、パーフルオロ
オクタン、パーフルオロイソオクタン、パーフルオロデ
カンおよびパーフルオロドデカンが含まれる。これらの
アルカン類は、該オレフィンポリマー類の溶媒膨潤をな
くす目的で、少なくとも6個の炭素原子を含んでいる必
要がある。低級アルカン類は、オレフィンポリマー粒子
表面の膨潤を生じさせ、過剰な表面粘着性の進展がもた
らされることで、得られる粒子の凝集が生じる。この場
合、主にそれらの表面上でのみ塩素化が生じ、その結果
として、不均質な生成物がもたらされる。
【0011】2番目の種類の完全フッ素置換されている
化合物には、3−15個の炭素原子を有する脂肪族もし
くは環状脂肪族の完全フッ素置換されているエーテル類
が含まれる。特定例には、完全フッ素置換されているジ
ブチルエーテル、完全フッ素置換されている2−ブチル
テトラヒドロフランおよびパーフルオロヘキシルイソブ
チルエーテルが含まれる。
【0012】3番目の種類の完全フッ素置換されている
化合物に含まれるものは、3−12個の炭素原子を含ん
でいるアルキル基を有する完全フッ素置換されている脂
肪族もしくは環状脂肪族の第三アルキルアミン類であ
る。このアミノ基は、3つの線状もしくは分枝アルキル
基に結合していてもよい。加うるに、これらのアルキル
基の2つが一緒になって環状脂肪環を形成していてもよ
い。任意に、この環状脂肪族環が有するメチレン基の1
−3個がオキソ、スルホまたはパーフルオロアルキルア
ミノ基で置換されていてもよい。これらの完全フッ素置
換されているアミン類の特定例には、パーフルオロトリ
−n−プロピルアミン、パーフルオロトリイソプロピル
アミン、パーフルオロトリ−n−ブチルアミン、パーフ
ルオロトリアミルアミン、パーフルオロジブチルプロピ
ルアミン、パーフルオロ−N−メチルモルホリン、パー
フルオロ−N−エチルモルホリンおよびパーフルオロ−
N−メチルピロリジンが含まれる。
【0013】本発明の方法に従い、該オレフィンポリマ
ー/完全フッ素置換されている液状懸濁液の中には、フ
ッ素置換されている界面活性剤が、このオレフィンポリ
マー100重量部当たり少なくとも約0.1重量部の量
で存在している。上記成分が存在していると、該オレフ
ィンポリマー粒子、特に低分子量のワックス状オレフィ
ンポリマー類および低分子量のエチレンコポリマー類、
即ち重量平均分子量が10,000未満のポリマー類が
示す凝集傾向が軽減される。このような組成物は粘性を
示す表面を有しており、該フッ素置換されている界面活
性剤が存在していないと、ひどく凝集する傾向を示す。
この界面活性剤はまた、全範囲の結晶度および塩素含有
量を有する塩素化生成物の製造を可能にすることから、
より高い分子量を有するオレフィンポリマー類の塩素化
およびクロロスルホン化にも有益である。更に、この界
面活性剤は、この塩素化もしくはクロロスルホン化方法
を該オレフィンポリマーの軟化点以上の温度で行う場合
でも、ポリマーの凝集を防止する。
【0014】この反応混合物の中には、オレフィンポリ
マー100部当たり少なくとも0.1部、好適には1−
10部、より好適には2−6部の量で、フッ素置換され
ている界面活性剤が存在している必要がある。0.1部
未満の量では該低分子量オレフィンポリマー類が示す表
面粘着性を低下させるには不充分である一方、10重量
%以上の量で用いると、その生成物が示す特性に望まし
くない影響を与える原因になる。
【0015】本発明の実施で有効なフッ素置換されてい
る界面活性剤は、カチオン型、アニオン型、両性型、ま
たはノニオン型であってもよく、そしてフッ素置換され
ている線状もしくは分枝鎖アルキレン基を含んでいる。
特に好適なものは、式RfE[式中、Rfは、炭素数が2
−18の線状もしくは分枝鎖フルオロアルキルもしくは
パーフルオロアルキル基であり、そしてEは、2−20
個の炭素原子を有する線状もしくは分枝鎖アルキレン基
を表す]で表される組成物である。これらの好適なフル
オロ界面活性剤の中に含まれるものは、式RfE[式
中、このE基のアルキレン鎖の中に存在しているメチレ
ンもしくはメチン基の1−4個が、オキソ、スルホ、S
2、SO3、カルボニル、エトキシ、プロポキシ、P
O、PO2、OPO、C1−C12アルキルアミノまたはC
1−C12ジアルキルアミノ基から成る群から選択される
部分で置換されている]で表される組成物である。これ
らの好適な組成物の特定例には、ステアリン酸パーフル
オロアルキルエチル、パーフルオロアルキルエチルポリ
エチレンオキサイド類、パーフルオロアルキルエチルホ
スフェート類およびパーフルオロアルキルエチルスルホ
ネート類が含まれ、ここで、このパーフルオロアルキル
基はF(CF2CF23-8である。これらのフッ素置換
されている界面活性剤はフッ素を少なくとも約20重量
%含んでいるべきである。フッ素置換度が低い界面活性
剤は、本発明が意図するところの全範囲では、オレフィ
ンポリマー類の表面粘着性を下げない。
【0016】本発明の方法に従い、上述した完全フッ素
置換されている液状懸濁液用媒体のの1つの中にオレフ
ィンポリマーが入っている撹拌している懸濁液に、フッ
素置換されている界面活性剤の存在下、塩素もしくは塩
素を発生する薬剤を導入する。二酸化硫黄またはクロロ
スルホン化剤、例えば二酸化硫黄と塩化スルフリルの混
合物または塩化スルフリル単独などを追加的に存在させ
ると、そのポリマーバックボーンに沿った塩化スルホニ
ル部分の組み込みがもたらされる。その後、所望レベル
の塩素および硫黄が組み込まれるまで、塩素化もしくは
クロロスルホン化を進行させる。この得られる塩素化も
しくはクロロスルホン化されているオレフィンポリマー
類は本質的に凝集しない。本発明の方法を用いること
で、塩素を何らかの所望レベル、即ち理論最大値に及ぶ
レベルで含んでいる生成物が生じ得る。しかしながら、
塩素を一緒にして20−70重量%含んでいる塩素化ポ
リマー類が、エラストマー類、コーティング物、接着剤
およびインクとしての用途において最大の商業的興味が
持たれているものである。このオレフィンポリマーをク
ロロスルホン化する場合、硫黄は約6重量%のレベルで
導入され得るが、好適には通常1−3重量%の硫黄を導
入する、と言うのは、これによって最大度合の熱安定性
が保証されるからである。
【0017】この塩素化もしくはクロロスルホン化反応
は、連続的もしくはバッチ式様式で、約50−220
℃、好適には100−120℃の温度そして大気圧下も
しくは0.01−0.50MPaの加圧下で実施され得
る。有機パーオキサイド類もしくはアゾ化合物の如き通
常のフリーラジカル開始剤、例えばジ第三ブチルパーオ
キサイド、2,2’−アゾビス[2−メチルプロパンニ
トリル]または匹敵するフリーラジカル活性を示す他の
化合物が一般に用いられる。光、特に紫外光を存在させ
てフリーラジカル開示剤として作用させることも可能で
ある。
【0018】所望度合の塩素化もしくはクロロスルホン
化が生じた後、塩素化剤もしくはクロロスルホン化剤の
流れを停止することで、この反応を終結させる。安定
剤、一般にはエポキシ化フェノール、例えば2モルのエ
ピクロロヒドリンと1モルのプロパン−2,2−ビスフ
ェノールとの縮合生成物などを添加した後、例えば濾過
または押し出しなどでこの生成物を単離する。単離を濾
過で行う場合、その完全フッ素置換されている液体は可
溶であるがそのポリマーは本質的に不溶である溶媒で洗
浄することにより、そのポリマー生成物からその残存し
ている完全フッ素置換されている液体を除去することが
できる。この単離方法が押し出しである場合、脱揮発
(devolatilizing)押出し機の供給部分に導入するに先
立って、この反応混合物を濾過、デカンテーション、デ
ボラタイゼーション(devolatization)または蒸発で前
濃縮してもよい。
【0019】以下に示す実施例は本発明のいくつかの好
適具体例を示すものであり、特に明記されていない限り
全てのパーセントは重量である。
【0020】
【実施例】実施例1 400ミリリットル(ml)の樹脂製容器に、100
のFluorinertFC−77(3Mの登録商
標、3Mカナダ社製造)完全フッ素置換されている液体
(97℃の沸点と1.65g/ccの密度を有する完全
フッ素置換されているCアルカン類の混合物)、10
gのエチレンと酢酸ビニルのコポリマー(14重量%の
酢酸ビニル、M60,000)、0.75gのフッ素
置換されている界面活性剤(ZONYLFTSフルオ
ロ界面活性剤(イー・アイ・デユポン・ドウ・ヌムール
・アンド・カンパニーの登録商標、デユポン・カナダ社
製造)、即ちステアリン酸パーフルオロアルキルエチ
ル)および0.030gのアゾビスイソブチロニトリル
開始剤を仕込んだ。この反応混合物を60℃に加熱した
後、0.46g/分の速度で塩素ガスを導入した。この
温度を60℃で2時間維持した後、1℃/分の速度で8
0℃にまで上昇させた。80℃で1時間後、塩素の流れ
を止め、そしてこの反応混合物を室温にまで冷却した。
自由流れする粉末化した生成物を濾過で単離し、メタノ
ールで2回洗浄した後、50℃で真空下乾燥した。この
塩素化したエチレンと酢酸ビニルの生成物は、塩素を4
0.7%含んでいた。
【0021】比較実施例1 400mlの樹脂製容器に、100mlのFluori
nertFC−77完全フッ素置換されている液体
(97℃の沸点と1.65g/ccの密度を有する完全
フッ素置換されているCアルカン類の混合物)、10
gのエチレンと酢酸ビニルのコポリマー(14重量%の
酢酸ビニル、M60,000)および0.030gの
アゾビスイソブチロニトリル開始剤を仕込んだ。この反
応混合物を60℃に加熱した後、0.46g/分の速度
で塩素ガスを導入した。この温度を60℃で2時間維持
した後、70℃にまで上昇させた。70℃で約2時間
後、ポリマー粒子が凝集し、そしてこの反応混合物を室
温にまで冷却した。この生成物を、Waringブレン
ダーを用いメタノールで2回洗浄した後、濾過で単離し
た。この生成物を50℃で真空下乾燥した。この生成物
が含んでいる塩素は16.63%であり、そしてそのT
gは−15.58℃であった。この塩素含有量が低いこ
とは、凝集に先立ってそのポリマー粉末の外側表面のみ
が塩素化されたことを示している。
【0022】実施例2 400mlの樹脂製容器に、100mlのFluori
nertFC−77完全フッ素置換されている液体
(97℃の沸点と1.65g/ccの密度を有する完全
フッ素置換されているCアルカン類の混合物)、10
gのポリエチレン粉末(密度0.92g/cc)M
500、B型粘度300ポイズ@140℃)、0.5g
のフッ素置換されている界面活性剤(ZONYLFT
Sフルオロ界面活性剤、即ちステアリン酸パーフルオロ
アルキルエチル)および0.030gのアゾビスイソブ
チロニトリル開始剤を仕込んだ。この反応混合物を60
℃に加熱した後、0.46g/分の速度で塩素ガスを導
入した。追加的開始剤を0.001g/分の速度で加え
た。この温度を60℃で2時間維持した後、1℃/分の
速度で80℃にまで上昇させた。80℃で1時間後、塩
素の流れを止め、そしてこの反応混合物を室温にまで冷
却した。自由流れする粉末化した塩素化ポリエチレン生
成物を濾過で単離し、メタノールで2回洗浄した後、5
0℃で真空下乾燥した。この生成物は塩素を40.8%
含んでいた。
【0023】比較実施例2 400mlの樹脂製容器に、100mlのFluori
nertFC−77完全フッ素置換されている液体
(97℃の沸点と1.65g/ccの密度を有する完全
フッ素置換されているCアルカン類の混合物)、10
gのポリエチレン粉末(密度0.92g/cc、M
500、B型粘度300ポイズ@140℃)および0.
030gのアゾビスイソブチロニトリル開始剤を仕込ん
だ。この反応混合物を60℃に加熱した後、0.46g
/分の速度で塩素ガスを導入した。追加的開始剤を0.
001g/分の速度で加えた。この温度を1℃/分の速
度で徐々に上昇させた。15分後、このポリマーは完全
に凝集した。塩素ガスの流れを止め、この反応混合物を
室温にまで冷却した。このポリマーをメタノールと一緒
にし、Waringブレンダー中で粉砕した後、濾過で
単離した。このポリマーをメタノールで2回洗浄した
後、50℃で真空下乾燥した。この生成物が含んでいる
塩素は6.96%のみであった。この実施例は、フッ素
置換されている界面活性剤を存在させないと低分子量の
ポリマー類がひどく凝集することを説明している。
【0024】実施例3 その粉末化したポリエチレン出発材料が0.92g/c
cの密度と5,000のMwを有しており、そして実施
例2のフッ素置換されている界面活性剤を0.5gのZo
nylR FSOフルオロ界面活性剤(パーフルオロアルキルエ
トキシレート界面活性剤)に置き換える以外は同じ操作
を用いて実施例2を繰り返した。この反応を行っている
間全く凝集が生じず、そしてその塩素化されたポリエチ
レン生成物は、41.4%の塩素含有量を有する自由流
れ粉末であった。
【0025】実施例4 400mlの樹脂製容器に、100mlのFluori
nertFC−40完全フッ素置換されている液体
(完全フッ素置換されている第三ブチルアミン)、20
gのポリエチレン粉末(密度0.95g/cc)、0.
5gのフッ素置換されている界面活性剤(ZONYL
FTSフルオロ界面活性剤、即ちステアリン酸パーフル
オロアルキルエチル)および0.030gのアゾビスイ
ソブチロニトリル開始剤を仕込んだ。この反応混合物を
120℃に加熱した後、0.46g/分の速度で塩素ガ
スを導入した。追加的開始剤を0.001g/分の速度
で加えた。この温度を120℃で4時間維持した。この
期間の後、塩素の流れを止め、そしてこの反応混合物を
室温にまで冷却した。自由流れする粉末化した塩素化ポ
リエチレン生成物を濾過で単離し、メタノールで2回洗
浄した後、50℃で真空下乾燥した。この生成物は塩素
を27.6%含んでいた。
【0026】実施例5 400mlの樹脂製容器に、100mlのFluori
nertFC−7完全フッ素置換されている液体(9
7℃の沸点と1.65g/ccの密度を有する完全フッ
素置換されているCアルカン類の混合物)、5gのポ
リエチレン粉末(密度0.95g/cc、M150,
000)、0.5gのフッ素置換されている界面活性剤
(ZONYLFTSフルオロ界面活性剤、即ちステア
リン酸パーフルオロアルキルエチル)、3mlの塩化ス
ルフリルおよび0.030gのアゾビスイソブチロニト
リル開始剤を仕込んだ。この反応混合物を60℃に加熱
した後、0.46g/分の速度で塩素ガスを導入した。
追加的開始剤を0.001g/分の速度で加えた。この
温度を1℃/分の速度で徐々に3時間かけて最終温度で
ある90℃にまで上昇させた。4時間に渡る全反応時間
の後、塩素の流れを止め、そしてこの反応混合物を室温
にまで冷却した。クロロスルホン化されたポリエチレン
生成物を濾過で単離し、メタノールで2回洗浄した後、
50℃で真空下乾燥した。この生成物は塩素を24.4
7%そして硫黄を0.91%含んでいた。
【0027】比較実施例3 400mlの樹脂製容器に、100mlの脱イオン水、
10gのポリエチレン粉末(密度0.92g/cc、M
2500、B型粘度300ポイズ@140℃)、0.
5gのMerpolアルキル界面活性剤(エトキシル
化アルコール)および0.030gのアゾビスイソブチ
ロニトリル開始剤を仕込んだ。この反応混合物を60℃
に加熱した後、0.46g/分の速度で塩素ガスを導入
した。追加的開始剤を0.001g/分の速度で加え
た。この温度を80℃で1時間維持し、この期間の後、
このポリマー懸濁液は完全に凝集した。その後、この反
応混合物を室温にまで冷却した。この部分塩素化された
ポリマーを、メタノールが入っているWaringブレ
ンダー中で粉砕し、濾過した後、新鮮なメタノールで2
回洗浄した。この生成物を50℃の真空オーブン中で乾
燥した。この生成物が含んでいる塩素は14.9%であ
った。この実施例は、フッ素置換されていない界面活性
剤は、低分子量の塩素化ポリエチレンの製造における凝
集を防止しないことを説明している。これはまた、フッ
素置換されていない界面活性剤をフッ素置換されている
界面活性剤の代わりに用いると、完全フッ素置換されて
いる液体の中で行う塩素化におけるオレフィンポリマー
類への塩素の導入が低下することも説明している。
【0028】比較実施例4 400mlの樹脂製容器に、100mlの脱イオン水、
10gのエチレンと酢酸ビニルのコポリマー(14重量
%の酢酸ビニル、M60,000)、0.5gのMe
rpolアルキル界面活性剤(エトキシル化アルコー
ル)および0.030gのアゾビスイソブチロニトリル
開始剤を仕込んだ。この反応混合物を60℃に加熱した
後、0.46g/分の速度で塩素ガスを導入した。この
温度を60℃に2時間維持し、この期間の後、このポリ
マー懸濁液は完全に凝集した。その後、この反応混合物
を室温にまで冷却した。この部分塩素化されたポリマー
を、メタノールが入っているWaringブレンダー中
で粉砕し、濾過した後、新鮮なメタノールで2回洗浄し
た。この生成物を50℃の真空オーブン中で乾燥した。
この生成物が含んでいる塩素は31%であった。この実
施例は、フッ素置換されていない界面活性剤は、低分子
量の塩素化エチレン酢酸ビニルコポリマーの製造におけ
るポリマー凝集を防止しないことを更に説明している。
これはまた、実施例1に比較した時、フッ素置換されて
いない溶媒を用いると、その生成物の塩素含有量が低く
なることを説明している。
【0029】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0030】1. a)少なくとも約20重量%のフッ
素含有量を有するフッ素置換されている界面活性剤をオ
レフィンポリマー100重量部当たり少なくとも約0.
1重量部含んでいる、25−250℃の沸点を有してお
り、オレフィンポリマーおよび塩素化オレフィンポリマ
ーが本質的に不溶であり、そしてi)完全フッ素置換さ
れているC6−C20脂肪族および環状脂肪族アルカン
類、ii)完全フッ素置換されているC3−C15脂肪族
および環状脂肪族エーテル類、およびiii)式
【0031】
【化3】 [式中、R1、R2およびR3は、独立して、3−12個
の炭素原子を有する完全フッ素置換されているアルキル
基であり、そしてR1とR2は、一緒になって、環状脂肪
族環が有する0−3個のメチレン基がオキソ、スルホお
よびパーフルオロアルキルアミノから成る群から選択さ
れる部分で置換されている環状脂肪族環を形成していて
もよい]で表される脂肪族および環状脂肪族の完全フッ
素置換されている第三アルキルアミン類、から成る群か
ら選択される、本質的に塩素化に不活性な液状媒体の中
に、C2−C8アルファ−モノオレフィン類のホモポリマ
ー類およびコポリマー類から成る群から選択されるオレ
フィンポリマーを懸濁させ、 b)この懸濁液にフリーラジカル触媒存在下で塩素化剤
を導入し、そして c)該オレフィンポリマーを塩素化することで、本質的
に凝集しない塩素化されたオレフィンポリマー樹脂を生
じさせる、ことを含む、塩素化オレフィンポリマー類の
製造方法。
【0032】2. 該塩素化剤がクロロスルホン化剤で
ある第1項の方法。
【0033】3. 該フッ素置換されている界面活性剤
が、式
【0034】
【化4】RfE [式中、Rfは、炭素数が2−18の線状もしくは分枝
鎖フルオロアルキルもしくはパーフルオロアルキル基で
あり、そしてEは、2−20個の炭素原子を有する線状
もしくは分枝鎖アルキレン基であり、ここで、このアル
キレン鎖の中に存在しているメチレンもしくはメチン基
の1−4個が、オキソ、スルホ、SO2、SO3、カルボ
ニル、エトキシ、プロポキシ、PO、PO2、OPO、
1−C12アルキルアミノおよびC1−C12ジアルキルア
ミノから成る群から選択される部分で置換されている]
で表される組成物から成る群から選択される第1項の方
法。
【0035】4. RfがF(CF2CF2)xであり、ここ
で、xが3−8である第3項の方法。
【0036】5. 該オレフィンポリマーがC2−C3
ルファモノオレフィン類のホモポリマー類、エチレンと
一酸化炭素のコポリマー類、およびC3−C10アルファ
モノオレフィン類、不飽和C3−C20モノカルボン酸類
のC1−C12アルキルエステル類、不飽和C3−C20モノ
−もしくはジカルボン酸類、不飽和C4−C8ジカルボン
酸類の無水物、および飽和C2−C18カルボン酸類のビ
ニルエステル類から成る群から選択される少なくとも1
種のエチレン系不飽和モノマーとエチレンとのコポリマ
ー類から成る群から選択される第1項の方法。
【0037】6. 該オレフィンポリマーがポリエチレ
ンである第1項の方法。
【0038】7. 該オレフィンポリマーがエチレンと
酢酸ビニルのコポリマーである第1項の方法。
【0039】8. 該オレフィンポリマーがエチレンと
アクリル酸のコポリマーである第1項の方法。
【0040】9. 該オレフィンポリマーがエチレンと
メタアクリル酸のコポリマーである第1項の方法。
【0041】10. 該オレフィンポリマーの重量平均
分子量が2,000−60,000である第1項の方
法。
【0042】11. 該フッ素置換されている界面活性
剤がオレフィンポリマー100重量部当たり1−10重
量部の量で存在している第1項の方法。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)少なくとも20重量%のフッ素含有
    量を有するフッ素置換されている界面活性剤をオレフィ
    ンポリマー100重量部当たり少なくとも0.1重量部
    含んでいる、25−250℃の沸点を有しており、オレ
    フィンポリマーおよび塩素化オレフィンポリマーが本質
    的に不溶であり、そしてi)完全フッ素置換されている
    −C20脂肪族および環状脂肪族アルカン類、i
    i)完全フッ素置換されているC−C15脂肪族およ
    び環状脂肪族エーテル類、およびiii)式 【化1】 [式中、 R、RおよびRは、独立して、3−12個の炭素
    原子を有する完全フッ素置換されているアルキル基であ
    り、そしてRとRは、一緒になって、環状脂肪族環
    が有する0−3個のメチレン基がオキソ、スルホおよび
    パーフルオロアルキルアミノから成る群から選択される
    部分で置換されている環状脂肪族環を形成していてもよ
    い]で表される脂肪族および環状脂肪族の完全フッ素置
    換されている第三アルキルアミン類、から成る群から選
    択される、本質的に塩素化に不活性な液状媒体の中に、
    −Cアルファ−モノオレフィン類のホモポリマー
    類およびコポリマー類から成る群から選択されるオレフ
    ィンポリマーを懸濁させ、 b)この懸濁液にフリーラジカル触媒存在下で塩素化剤
    を導入し、そして c)該オレフィンポリマーを塩素化することで、本質的
    に凝集しない塩素化されたオレフィンポリマー樹脂を生
    じさせる、 ことを含む、塩素化オレフィンポリマー類の製造方法。
JP5349105A 1993-02-05 1993-12-28 フツ素置換されている界面活性剤の存在下でオレフインポリマー類を塩素化およびクロロスルホン化する方法 Expired - Lifetime JP2637043B2 (ja)

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US013856 1993-02-05

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