JP2636524B2 - 変速機のライン圧制御装置 - Google Patents

変速機のライン圧制御装置

Info

Publication number
JP2636524B2
JP2636524B2 JP3032129A JP3212991A JP2636524B2 JP 2636524 B2 JP2636524 B2 JP 2636524B2 JP 3032129 A JP3032129 A JP 3032129A JP 3212991 A JP3212991 A JP 3212991A JP 2636524 B2 JP2636524 B2 JP 2636524B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line pressure
engine torque
engine
accelerator
throttle opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3032129A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04366059A (ja
Inventor
裕 鈴木
博文 岡原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP3032129A priority Critical patent/JP2636524B2/ja
Publication of JPH04366059A publication Critical patent/JPH04366059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2636524B2 publication Critical patent/JP2636524B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、変速機のライン圧制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動変速機、無段変速機などでは、基本
的にはエンジントルクに基づいて油圧制御の基本となる
ライン圧が制御されるように構成されている。エンジン
トルクを検出する手段としては、エンジンのスロットル
開度に基づくものと、エンジンの吸入管の負圧(又は吸
入空気量)に基づくものとの2種類がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スロットル開度に基づ
いてエンジントルクを検出し、ライン圧を設定するもの
の場合には、スロットル回度とエンジントルクとが一義
的に対応していないため、ライン圧の制御精度が悪い。
一方、吸入負圧(又は吸入空気量)に基づく方法の場合
には、エンジントルクの変化に対して吸入負圧の変化に
時間遅れがあるためライン圧の制御にも時間遅れが発生
するという問題がある。特にアクセルを踏み込んだ場
合、エンジンのトルクは直ちに上昇するが、吸入負圧の
変化が遅れてライン圧の上昇が遅れるため、エンジント
ルクに対してライン圧が低くなり、クラッチのすべりな
どを発生する場合がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクセル踏み
込み時にはスロットル開度に基づいてライン圧を設定
し、これ以外の場合には吸入負圧又は吸入空気量に基づ
いてライン圧を設定することによって、上記課題を解決
する。すなわち、本発明による変速機のライン圧制御装
置は、エンジンの吸入空気量又は負圧に基づいてエンジ
ントルクを検出する第1エンジントルク検出手段と、エ
ンジンのスロットル開度に基づいてエンジントルクを検
出する第2エンジントルク検出手段と、アクセル開度が
一定の定常状態及びアクセル開度が減少側に変化する
クセル戻し状態では第1エンジントルク検出手段からの
信号を用いて目標ライン圧を設定し、アクセル開度が増
加側に変化するアクセル踏み込み状態では第2エンジン
トルク検出手段からの信号を用いて目標ライン圧を設定
するライン圧設定手段と、を有する。
【0005】アクセルペダルをほとんど変化させない定
常状態及びアクセルペダルを戻す場合には、吸入空気量
又は吸入負圧に基づいてライン圧が設定される。これに
より、エンジントルクに対応したライン圧を得ることが
できる。一方、アクセルペダル踏み込み時には、スロッ
トル開度に基づいてライン圧が設定される。これによ
り、エンジントルクの変化に対するライン圧の追従性が
向上し、エンジントルクに対してライン圧が相対的に低
くなるという問題の発生が防止される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面の図2〜1
0に基づいて説明する。図2に、オーバドライブ付き前
進4速後退1速の自動変速機の動力伝達機構を骨組図と
して示す。この動力伝達機構は、トルクコンバータ10
を介してエンジン出力軸12からの回転力が伝えられる
入力軸13、ファイナルドライブ装置へ駆動力を伝える
出力軸14、第1遊星歯車組15、第2遊星歯車組1
6、リバースクラッチ18、ハイクラッチ20、フォワ
ードクラッチ22、オーバーランニングクラッチ24、
ローアンドリバースブレーキ26、バンドブレーキ2
8、ローワンウェイクラッチ29、及びフォワードワン
ウェイクラッチ30を有している。なお、トルクコンバ
ータ10はロックアップクラッチ11を内蔵している。
第1遊星歯車組15は、サンギアS1と、インターナル
ギアR1と、両ギアS1及びR1と同時にかみ合うピニ
オンギアP1を支持するキャリアPC1とから構成され
ており、また遊星歯車組16は、サンギアS2と、イン
ターナルギアR2と、両ギアS2及びR2と同時にかみ
合うピニオンギアP2を支持するキャリアPC2とから
構成されている。キャリアPC1はハイクラッチ20を
介して入力軸13と連結可能であり、またサンギアS1
は、リバースクラッチ18を介して入力軸13と連結可
能である。キャリアPC1はフォワードクラッチ22及
びこれに直列に連結されたフォワードワンウェイクラッ
チ30を介して、又はフォワードクラッチ22及びフォ
ワードワンウェイクラッチ30に並列に配置されたオー
バーランニングクラッチ24を介してインターナルギア
R2とも連結可能である。サンギアS2は入力軸13と
常に連結されており、またインターナルギアR1及びキ
ャリアPC2は出力軸14と常に連結されている。ロー
アンドリバースブレーキ26はキャリアPC1を固定す
ることが可能であり、またバンドブレーキ28はサンギ
アS1を固定することが可能である。ローワンウェイク
ラッチ29は、キャリアPC1の正転(エンジン出力軸
12と同方向の回転)は許すが逆転(正転と逆方向の回
転)は許さない向きに配置してある。
【0007】上記動力伝達機構は、クラッチ18、2
0、22及び24、ブレーキ26及び28を種々の組み
合わせで作動させることによって遊星歯車組15及び1
6の各要素(S1、S2、R1、R2、PC1、及びP
C2)の回転状態を変えることができ、これによって入
力軸13の回転速度に対する出力軸14の回転速度を種
々変えることができる。クラッチ18、20、22及び
24、及びブレーキ26及び28を図3のような組み合
わせで作動させることにより、前進4速後退1速を得る
ことができる。なお、図3中〇印は作動しているクラッ
チ及びブレーキを示し、α1及びα2はそれぞれインタ
ーナルギアR1及びR2の歯数に対するサンギアS1及
びS2の歯数の比であり、またギア比は出力軸14の回
転数に対する入力軸13の回転数の比である。
【0008】図4、5及び6に上記動力伝達機構の作動
を制御する油圧制御装置を示す。この油圧制御装置は、
プレッシャーレギュレータバルブ40、プレッシャーモ
ディファイアバルブ42、ライン圧ソレノイド44、モ
ディファイア圧アキュムレータ46、パイロットバルブ
48、トルクコンバータリリーフバルブ50、ロックア
ップコントロールバルブ52、第1シャトルバルブ5
4、ロックアップソレノイド56、マニアルバルブ5
8、第1シフトバルブ60、第2シフトバルブ62、第
1シフトソレノイド64、第2シフトソレノイド66、
サーボチャージャーバルブ68、3−2タイミングバル
ブ70、4−2リレーバルブ72、4−2シークエンス
バルブ74、ファーストレデューシングバルブ76、第
2シャトルバルブ78、オーバーランニングクラッチコ
ントロールバルブ80、オーバーランニングクラッチソ
レノイド82、オーバーランニングクラッチレデューシ
ングバルブ84、1−2アキュムレータ86、2−3ア
キュムレータ88、3−4アキュムレータ90、N−D
アキュムレータ92、アキュムレータコントロールバル
ブ94、フィルター96などを有しており、これらは互
いに図示のように接続されており、また前述のトルクコ
ンバータ10(なお、これにはロックアップクラッチ1
1のアプライ室11a及びレリーズ室11bが形成され
ている)、フォワードクラッチ22、ハイクラッチ2
0、バンドブレーキ28(なお、これには2速用アプラ
イ室28a、3速用レリーズ室28b、及び4速用アプ
ライ室28cが形成されている)、リバースクラッチ1
8、ローアンドリバースブレーキ26、及びオーバーラ
ンニングクラッチ24とも図示のように接続されてお
り、更にフィードバックアキュムレータ32を備えた可
変容量ベーン型のオイルポンプ34、オイルクーラ3
6、前部潤滑回路37、及び後部潤滑回路38とも図示
のように接続されている。これらのバルブについての詳
細な説明は省略する。説明を省略した部分については特
開昭63−2516521に記載されているものと同様
である。
【0009】図7にソレノイド44、56、64、66
及び82の作動を制御するコントロールユニット300
を示す。コントロールユニット300は、入力インター
フェース311、基準パルス発生器312、CPU(中
央処理装置)313、ROM(リードオンリメモリ)3
14、RAM(ランダムアクセスメモリ)315及び出
力インターフェース316を有しており、これらはアド
レスバイ319、データバス320によって連絡されて
いる。このコントロールユニット300には、エンジン
回転速度センサー301、車速センサー302、スロッ
トル開度センサー303、セレクトポジションスイッチ
304、キックダウンスイッチ305、アイドルスイッ
チ306、フルスロットルスイッチ307、油温センサ
ー308、入力軸回転速度センサー309、オーバード
ライブスイッチ310、吸入空気量センサー399など
からの信号が入力されている。一方、シフトソレノイド
64及び66、オーバーランニングクラッチソレノイド
82、ロックアップソレノイド56、及びライン圧ソレ
ノイド44に信号が出力される。
【0010】ライン圧値の設定に関しては図8に示す制
御フローにしたがって制御が行われる。まず、スロット
ル開度TVO、エンジン回転速度Ne、吸入空気量Qa
の読み込みが行われ(ステップ502)、次いで、スロ
ットル開度の変化率dTVOが所定値T1よりも大きい
かどうかを判断し(同504)、dTVOがT1よりも
大きい場合には、スロットル開度TVO及びエンジン回
転速度Neに基づいてエンジントルクTeを検索する
(同506)。このステップ506が第2エンジントル
ク検出手段を構成する。Te、TVO、及びNeは図9
に示すような関係に設定されている。一方、dTVOが
T1よりも小さい場合には、吸入空気量Qa及びエンジ
ン回転速度Neに基づいてエンジントルクTeが求めら
れる(同508)。このステップ508が第1エンジン
トルク検出手段を構成する。Te、Qa及びNeの関係
は図10に示すように設定されている。次いで、次の式
に基づいて目標ライン圧PL が算出される(同51
0)。 PL =K1 ×Te−K2 ×dNin なお、K1 及びK2 は定数であり、dNinは入力
回転速度の変化率である。次いで、PL の値に対応し
たライン圧ソレノイド44のデューティ比Dを求め(同
512)、ライン圧ソレノイド44のデューティ比がD
となるようにライン圧ソレノイド44の駆動が行われる
(同514)。ステップ504、510及び512がラ
イン圧設定手段を構成する。
【0011】結局、上記制御によってスロットル開度が
所定以上の変化率で増大する場合、すなわち、アクセル
ペダルが踏み込まれた場合には、図9に示す関係、すな
わちスロットル回度TVOに基づいてエンジントルクT
eが求められる。一方、これ以外の場合には図10に示
す関係、すなわち吸入空気量Qaに基づいてエンジント
ルクTeが決定される。したがって、アクセルペダル踏
み込み時以外は吸入空気量Qaに基づいて精度の良いラ
イン圧制御が行われ、一方アクセルペダルが踏み込まれ
た場合には応答性の高いスロットル開度に基づく制御が
行われ、エンジントルクの変化に対するライン圧の変化
の時間遅れの発生が防止される。
【0012】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明による
と、アクセルペダル踏み込み時にはスロットル開度に基
づいてライン圧を設定し、これ以外の場合には吸入空気
量又は吸入負圧に基づいてライン圧を設定するようにし
たので、アクセルペダル踏み込み時には応答性の高いラ
イン圧制御を行うことができ、一方これ以外の場合には
精度の高いライン圧制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成要素間の関係を示す図である。
【図2】自動変速機の骨組を示す図である。
【図3】各変速段で作用する要素の組み合わせを示す図
である。
【図4】自動変速機の油圧回路の左半分を示す図であ
る。
【図5】自動変速機の油圧回路の右半分を示す図であ
る。
【図6】図4と図5との配置の関係を示す図である。
【図7】コントロールユニットを示す図である。
【図8】制御フローを示す図であるす。
【図9】スロットル開度に基づくエンジントルク特性を
示す図である。
【図10】吸入空気量に基づくエンジントルク特性を示
す図である。
【符号の説明】 44 ライン圧ソレノイド 399 吸入空気量センサー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F16H 59:30 59:34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸入空気量又は負圧に基づい
    てエンジントルクを検出する第1エンジントルク検出手
    段と、エンジンのスロットル開度に基づいてエンジント
    ルクを検出する第2エンジントルク検出手段と、アクセ
    ル開度が一定の定常状態及びアクセル開度が減少側に変
    化するアクセル戻し状態では第1エンジントルク検出手
    段からの信号を用いて目標ライン圧を設定し、アクセル
    開度が増加側に変化するアクセル踏み込み状態では第2
    エンジントルク検出手段からの信号を用いて目標ライン
    圧を設定するライン圧設定手段と、を有する変速機のラ
    イン圧制御装置。
JP3032129A 1991-01-31 1991-01-31 変速機のライン圧制御装置 Expired - Fee Related JP2636524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3032129A JP2636524B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 変速機のライン圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3032129A JP2636524B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 変速機のライン圧制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04366059A JPH04366059A (ja) 1992-12-17
JP2636524B2 true JP2636524B2 (ja) 1997-07-30

Family

ID=12350279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3032129A Expired - Fee Related JP2636524B2 (ja) 1991-01-31 1991-01-31 変速機のライン圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2636524B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002323125A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Jatco Ltd 自動変速機のライン圧制御装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01106959A (ja) * 1987-10-19 1989-04-24 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の制御装置
JPH0314960A (ja) * 1989-06-09 1991-01-23 Japan Electron Control Syst Co Ltd 自動変速機のライン圧制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04366059A (ja) 1992-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2984405B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
US5249483A (en) Select shock reducing device of automotive automatic transmission
JP2605840B2 (ja) 無段変速機の変速制御装置
US5075858A (en) Shift control system for automatic transmission
JP3155027B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
US5417627A (en) Shift controller using shift timing or speed ratio dependent on the change of one way clutch for automotive automatic transmission
US5383820A (en) Control system for automotive automatic transmission
JP2636524B2 (ja) 変速機のライン圧制御装置
JP3037465B2 (ja) 自動変速機の変速時油圧制御装置
JP2809757B2 (ja) 自動変速機の制御装置
US5303615A (en) Line pressure control of automatic transmission
US5190128A (en) Lock-up control during shifting
JPH05231533A (ja) 自動変速機の制御装置
JP2956970B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JPH0429666A (ja) 自動変速機のライン圧制御装置
JP2945515B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3095517B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3155599B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2752261B2 (ja) 自動変速機のロックアップクラッチ制御装置
JP3008680B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3190414B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2568849Y2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPH04300457A (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP3246761B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JPH05215225A (ja) 自動変速機の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090425

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees