JP2636401B2 - 石油燃焼器の芯上下装置 - Google Patents

石油燃焼器の芯上下装置

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は灯芯式石油燃焼器の芯上下装置に関するもの
である。
従来の技術 一般にこの種の石油燃焼器は灯芯を上下動させて燃焼
・消火を行なうようになっており、その灯芯の上下動は
第9図に示すように灯芯51にピン52を介して連係させた
レバー53を上下動させることによって行なうようになっ
ていた。なお図中54はレバー53の枢支点、55は燃料タン
ク、56は芯案内筒、57は芯外筒、58は燃焼筒である。
発明が解決しようとする課題 しかしながら上記構成の石油燃焼器は、最近ストーブ
本体が小型化されており、それに伴ないレバー53の枢支
点54からの距離lが短くなり、レバー53の僅かの操作で
灯芯51が大きく動き、使用者が燃焼量を少し調節しよう
とした場合に微調節が非常にしにくく使い勝手が悪く、
また芯上げ操作で大きな立炎となり危険という課題があ
った。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、燃焼量
の調節が容易に行なえるようにするとともに、その燃焼
量可変幅が広くとれ、かつ芯上げ操作時の大きな立炎が
生じないようにすることを目的としたものである。
課題を解決するための手段 本発明は上記目的を達成するため、灯芯を上下動させ
る芯上下機構と、上記芯上下機構に通常は非連係状態に
あって操作時には芯上下機構に係合してこれを小刻みに
駆動する芯上下微調節機構と、芯上下微調節機器で行な
う微調節の上下限範囲を少なくとも二つ以上選択できる
セレクト機構と、芯上下操作途中における前記セレクト
機構での切替えを防止する離壁とを設けた構成としてあ
る。
作用 本発明は上記構成によって、まず芯上下機構で点火の
ための芯上げ操作を行ない、その後芯上下微調節機構で
小刻みな燃焼量調節を容易に行なうことができるととも
に、芯上下微調節機構による微調節の範囲は少なくとも
二つ以上選択でき、かつ微調節途中での燃焼範囲切替え
を不可としているので最弱燃焼から最強燃焼への一気切
替えによる立炎の防止ができる。
実施例 以下その実施例を第1図〜第8図を用いて説明する。
まず第3図、第4図において、1は芯案内筒、2は芯
案内筒1の外周に間隙をおいて配設した芯外筒、3は芯
案内筒1と芯外筒2との間に上下動自在に設けた灯芯、
4(第8図参照)は灯芯3から気化した燃料を燃焼させ
る燃焼筒である。
次に上記灯芯3を上下動させる手動操作の芯上下機構
5について同じく第3図、第4図を用いて説明する。ま
ず6は上記灯芯3を上下動させる芯上下体(以下芯上下
レバーと称す)で、灯芯3とは適当な連係手段を介して
その一端部を連係させてある。この芯上下レバー6は芯
上下基板7にピン8(第1図参照)によってその途中を
回動自在に枢支してある。9は上記芯上下レバー6とと
もにピン8によって芯上下基板7に枢支した点火レバー
で、その一端部9aによって点火装置(図示せず)を作動
させ灯芯3を点火するようになっており、点火動作後は
自動的に元の位置に復帰するようになっている。
10はこの点火レバー9と同様芯上下レバー6とともに
ピン8によって芯上下基板7に枢支した芯上下板で、芯
上下レバー6と適当な手段によって連係するようになっ
ている。
11は上記芯上下板10を上方位置(灯芯降下位置)方向
へ附勢するバネで、芯上下板10の端部と芯上下基板7と
の間に引掛けてある。12は前記芯上下板10を下方位置
(灯芯上昇位置)に保持するロック板で、ピン12aによ
って回動自在に枢支してある。このロック板12は芯上下
板10に植設したピン13が挿通する長孔14が形成してあ
り、その長孔14の終端部に係止部14aを形成して前記ピ
ン13を係止するようになっている。すなわち芯上下レバ
ー6の押し下げ(灯芯上昇方向)により、芯上下レバー
6と適当な手段によって連係させてある芯上下板10が下
向きに回動する(芯上下板10のピン13が長孔14に沿って
下降しその長孔14の終端にきた)時、上記ピン13が係止
部14aに嵌合してバネ11の附勢力にもかかわらずその位
置で芯上下板10をロックするようになる。
15はロック板12に取付けた板バネ、16はこの板バネ15
に鎖17を介して連係させた震動消火用の重りで、芯上下
基板7に設けた受台18上に立設してある。この重り16は
地震があると揺動し鎖17を介して板バネ15すなわちロッ
ク板12を回転させる。これによって長孔14の係止部14a
からピン13が離脱し、バネ11の附勢力によって芯上下板
10が上向き回動する。この時芯上下板10は芯上下レバー
6と連係されていることにより芯上下レバー6も上向き
回動し、灯芯3が降下して消火する。
この時上方位置まで復帰したピン13が板バネ15を押圧
して鎖17を引張り、倒れている重り16を元の状態に戻
す。19は緊急消火ボタンで、消火ボタン支軸19aに枢支
されており、重り16と同様ロック板12を回動させるよう
になっている。
次に第1図、第2図、第5図A,B,Cを用いて芯上下微
調節機構20を説明する。まず21は略L状の補助レバー、
21aは上記補助レバー21の支点穴21bを基準に上下前後自
在にスライドするアジャスターレバーで、一端は補助レ
バー21とともに上記ピン8と同心軸関係にある補助レバ
ー支点軸22に回動自在に枢支してあるとともに、前方に
はポリアセタール樹脂等で成型され上端部に微調節芯上
下ピニオン(32・34)との位置設定用ゲージ突起23aを
有したラック23が一体的に取付けてある。このラック23
は第5図Cに示すように上下限位置の異なる複数の歯列
群23′,23″と、これらの間の上・下部位置を仕切る離
壁23Cが設けてある。なお上記アジャスターレバー21aは
補助レバー21に任意の位置でビスにて仮締めされ、上記
補助レバー21のもう一端は芯上下バー6にビス締めされ
ている。すなわち補助レバー21は芯上下レバー6の回動
運動に連係して同じ回動運動をするようになっており、
アジャスターレバー21aに取付けられたラック23も同じ
回動運動をする。
25はベース体で、上記芯上下基板7に一体的に取付け
てある。上記ベース体25は芯上げ用支点軸26aと芯下げ
用支点軸26bを有する。27は芯上げ用操作体で、その軸
受部27aを上記ベース体25に設けられた芯上げ用支点軸2
6aに回動自在に嵌入してある。28は芯下げ用操作体で、
その軸受部28aを芯上げ用操作体27と同じように芯下げ
用支点軸26bに回動自在に嵌入してある。29は芯上げ用
スライド体、30は芯下げ用スライド体である。31は上記
ベース体25に左右スライド自在に設けたセレクト操作体
31で、前記各スライド体29,30はこのセレクト操作体31
に設けた軸受31a,31b内に摺動自在に嵌合させてある。
またセレクト操作体31は、操作つまり31Cが一体形成し
てあり、上記ベース体25の前方に突出させてある。
32は上記ラック23と対向する位置に設けられた芯上げ
ピニオンで、上記芯上げ用スライド体29に支軸33により
枢支してある。34は芯上げピニオン32と同じくラック23
と対向する位置に設けられた芯下げピニオンで、上記芯
下げスライド体30に支軸35により枢支してある。36は芯
上げ用スライド戻しバネで、一端はセレクト操作体31の
一部に装着され、他端を支軸33に係合させてある。37は
芯下げ用スライド戻しバネで、同じくセレクト操作体31
の一部と支軸35に係合させてある。38は支軸33に装着さ
れた芯上げピニオン戻しバネで、一端を芯上げスライド
体29に係当させ他端を芯上げピニオン32に係合させてあ
る。39は支軸35に装着された芯下げピニオン戻しバネ
で、一端を芯下げスライド体39に係当させ他端を芯下げ
ピニオン34に係合させてある。以上説明した芯上げ、芯
下げ用スライド体29,30、支軸33,35、芯上げ、芯下げピ
ニオン32,34、芯上げ・芯下げ用スライド戻しバネ36,3
8、芯上げ・芯下げピニオン戻しバネ38,39、ラック23に
よりクラッチ機構24を構成するとともに、ラック23以外
は全て上記セレクト操作体31にユニット化されている。
次にユニット化されたセレクト操作体31の上記ベース
体25への装着があるが、ベース体25の芯下げ用支点軸26
b周辺の上下部26cをガイドに装着後、セレクト押え板4
0、さらにはポリアセタール樹脂等で成型され一部に突
起41aを有したセレクトクリック板41により左右方向に
摺動自在に取付けられている。
42はセレクト操作体戻しバネで、一端をセレクト操作
体31に設けられたバネ支軸に装着し、他端をベース体25
に係当させ、セレクト操作体31を「通常位置」に付勢す
るものである。31dは上記セレクト操作体31の一部に設
けた凹部で、上記戻しバネ42付勢方向と逆側にセレクト
操作体31を移動させた時に上記セレクトクリック板41の
突起41aと嵌合し、セレクト操作体31を「移動位置」に
規制するものである。
なお、上記説明中の複数の歯列群23′,23″、離壁23c
を設けたラック23、クラッチ機構24、セレクト操作体3
1、セレクト押え板40、セレクトクリック板41、セレク
ト操作体戻しバネ42によりセレクト機構を構成してい
る。
次に上記のように構成された芯上下装置の動作をまず
セレクト機構の「通常位置」において説明する。
まず第1図、第3図の使用前の状態から芯上下レバー
6を押し上げると、第4図に示すように灯芯3が最大燃
焼位置まで上昇するとともに点火レバー9を介して点火
装置(図示せず)が作動し、前記灯芯3を点火する。そ
して点火レバー9が元の状態に復帰する。この時芯上下
レバー6に一体的に取付けられた補助レバー21、アジャ
スターレバー21aも芯上下レバー6と同じ回動運動を行
ない、上記アジャスターレバー21aに取付けられたラッ
ク23の通常側歯列群23′はセレクト機構のセレクト操作
体戻しバネ42により「通常位置」側に付勢された芯上
げ、芯下げがピニオン32,34と対向するようになる。
以上のようにして芯上げ・点火動作が完了する。燃焼
が始まると燃焼量の調節は上記芯上下レバー6の上下動
により行なうことができるが、芯上下微調節機構20を操
作しての燃焼量の調節について第5図A、第6図A〜第
6図Cを用いて説明する。まず第5図Aに示すように灯
芯3が最大燃焼位置にセットされると上記ラック23′
は、前述した如く芯上げピニオン32と芯下げピニオン34
とに対向する位置にセットされる。
燃焼量を絞る場合には第6図Aに示すようにベース体
25に設けられた芯下げ用操作体28を矢印Sa方向に操作す
ると当接片28bが芯下げ用スライド体30の突出片30aを押
し、芯下げ用スライド体30はセレクト操作体31に設けた
軸受31b内をFaのように摺動し、芯上げ用スライド体30
に枢支された芯下げピニオン34は通常は非連係状態にあ
るラック23′に係合してそのまま矢印D方向に回動しラ
ック23′を矢印E方向に押し上げることとなる。その結
果、上記ラック23′が取付けられているアジャスターレ
バー21a、補助レバー21を介して芯上下レバー6もまた
矢印E方向に押し上げられることになり、よって灯芯3
は降下することになる。この時、芯下げ用操作体28を1
回押すと芯下げピニオン34はラック23′の歯を一枚だけ
送るような寸法関係にされている。
芯下げピニオン34がラック23′の歯を一枚送り終える
と、芯下げ用スライド体30は支軸35に係合されている芯
下げ用スライド戻しバネ37の附勢力により第6図Bに示
す元の状態に戻ると共に、芯下げ用操作体28も元の状態
に戻り、芯下げピニオン34とラック23′の噛み合いは外
れる。また芯下げピニオン34は芯下げピニオン戻しバネ
39が常に矢印G方向に附勢されていることにより元の状
態に復帰する。以上のような操作により灯芯3を小刻み
に降下させ、少しづつ燃焼量を絞ることができる。
次に燃焼量を増加させる場合には、芯上げ用操作体27
を操作すればよい。すなわち、第6図Cに示すように芯
下げ用支点軸26aに回動自在に嵌入された芯上げ用操作
体27を矢印Sb方向に操作すると前記芯下げ用操作体28を
操作した場合と同様の動作をして今度はラック23を矢印
J方向に押し下げる。すなわち芯上下レバー6の矢印J
方向に押し下げることになり、よって灯芯3は上昇する
こととなる。この時は、芯下げ時と同じく芯上げ用操作
体27を1回押すと芯上げピニオン32はラック23′の歯を
一枚だけ送るような寸法関係にされている。
次にセレクト機構の「移動位置」側への切替について
説明する。第7図に示すように操作つまみ31cを以て右
方向、すなわちセレクト操作体戻しバネ42の付勢方向と
逆側にセレクト操作体31を移動させると、突起41aを有
したセレクトクリック板41が弾性により矢印方向に一
旦、移動後セレクト操作体31に凹部31dと嵌合し、位置
が決まることになる。この位置が「移動位置」であり、
この時セレクト操作体31とともに移動した芯上げ、芯下
げピニオン32,34は上記したラック23のもう一つの歯列
群、すなわち移動側歯列群23″と対向するようになる。
この「移動位置」側においても「通常位置」側での説明
と同様に芯下げ、芯上げ操作体28,27の操作により一歯
ピッチ毎に灯芯3を上下動させることができる。
また再度「通常位置」側へ切替える時は操作つまみ31
cを元の位置に戻すべくスライド方向の力を加えると、
セレクトクリック板41の弾性により突起41aが矢印L方
向に移動して凹部31dから外れ、セレクト操作体31が
「通常位置」に移動する。
以上のようにして芯上下微調節機構20、およびセレク
ト機構を操作して一歯ピッチごとに灯芯3を上昇させる
ことちができるが、上記ラック23は第5図cに示すよう
に複数の歯列群(通常側歯列群23′、移動側歯列群2
3″)の上下限位置に差を設けてある。まず各歯列群2
3′,23″の設定であるが、通常側歯列群23″の最上段歯
23′aは芯上げ用操作体27、芯上げピニオン32によって
灯芯3を上昇しきった位置、すなわち芯上下レバー6を
押し下げて最大燃焼位置にセットされた状態と同位置に
設定、また最下段歯23′bは芯下げ用操作体28、芯下げ
ピニオン34によって灯芯3を下降しきった位置から連続
して上記最上段歯23′aまで芯上げ用操作体27を操作し
ても燃焼筒4からの立炎が燃焼器具外に出ない範囲内で
設定してある。
一方移動側歯列群23″の設定であるが、まず最下段歯
23″bを上記通常側歯列群23′の最下段歯23′bよりも
さらに灯芯3が降下できる方向、すなわち最小燃料位置
に設定し、最上段歯23″aは同様に連続して芯上げ用操
作体27を操作しても燃焼筒4からの立炎が燃焼器具外に
出ない範囲内に設定している。
従って同一歯列群においては連続して芯上げ用操作体
27を操作しても、それ以上には芯上げピニオン32がラッ
ク23の歯を送ることができず、灯芯3を上昇させていっ
ても異常立炎が生じるようなことがなく、安心して燃焼
量の微調節ができる。ここで上記説明中の「通常位置」
側は最上段歯23″a、最下段歯23′bとともに「移動位
置」側の両歯23″a,23″bより高い位置にあるので「あ
たたかめコース」、逆に「移動位置」側は「ひかえめコ
ース」といった訴求ができ、部屋の広さや季節に合わせ
てコースをセレクトすることができるとともに、この燃
焼器の燃焼量は「あたたかめコース」の最大燃焼量から
「ひかえめコース」の最小燃焼量までとなり、その分可
変幅が大きくとることができる。
一方、上記両コースの切替えは「通常位置」と「移動
位置」の両コースの歯がオーバーラップしている部分で
行なうが、ここで上記両コースの歯のオーバーラップし
ている部分の最下部分には離壁23cが設けてあるので、
この部分ではコースの切替えができない。したがって
「移動位置」での最小燃焼位置から最大燃焼位置まで上
昇させた後、コース切替えを行なって「通常位置」での
最大燃焼位置にする、すなわちこの燃焼器における最小
燃焼位置から最大燃焼位置にすることはできないように
なっている。よってこのような燃焼量の調節による異常
立炎も防止できることになる。
第8図は本実施例の芯上下装置を用いた石油燃焼器の
一例を示すが、43は上記ベース体25に取付られた扉、44
は上記点火レバー9が先端に取付けられた点火つまみ、
45は上記芯上下レバー6先端に取付けられた芯上下つま
みである。使用者の操作手順としては、まず扉43を開け
てその内側にある操作つまみ31cでコースをセレクトし
た後、点火つまみ44と芯上下つまみ45を押し下げ、灯芯
3へ点火を行ない、点火確認後は扉43を締める。燃焼が
始まり安定すると、通常は扉43外の芯下げ用操作体28と
芯上げ用操作体27により燃焼量の調節を行なう。従って
「ひかえめコース」において芯上げ用操作体27により操
作後、さらに「あたたかめコース」の最大燃焼位置まで
灯芯3を上昇させるには、一旦扉43を開けて操作つまみ
31cを切替える必要があり、この時間差によっても異常
立炎の接続を抑制することができる。また31eは上記セ
レクト操作体31に設けたコース表示であり、ベース体25
は扉43外に表示窓25aを設け、セレクトしたコースの位
置を色別等で外から確認できるようにしてある。
発明の効果 以上実施例の説明で明らかなように本発明の芯上下装
置は、芯上下機構の他に芯上下微調節機構を用いて小刻
みに芯上下できるようにしているので、芯上下機構で点
火の為の芯上げ操作を行なった後に、芯上下微調節機構
で小刻みな燃焼量の調節ができるとともに、セレクト機
構で燃焼量を任意に選択することができ、かつその分燃
焼量の可変幅を広くでき、しかも離壁の存在によって最
小燃焼から最大燃焼への一気の調節を不可としているの
でこのような操作により異常立炎の発生を抑えることも
でき、安全性の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第8図は本発明の実施例における石油燃焼器の
芯上下装置を示し、第1図は芯上下機構と芯上下微調節
機構の要部断面斜視図、第2図は同分解斜視図、第3図
は点火前の芯上下機構の側面図、第4図は点火後の芯上
下機構の側面図、第5図Aは芯上下微調節機構の最大燃
焼位置を示す要部断面側面図、第5図Bは同拡大図、第
5図Cはラックの拡大図、第6図Aは芯上下微調節機構
の芯下げ時の要部断面側面図、第6図Bは同操作後の要
部断面側面図、第6図Cは同芯上げ時の要部断面側面
図、第7図はセレクト機構の要部断面平面図、第8図は
本発明の実施例の石油燃焼器の本体斜視図、第9図は従
来例を示す断面図である。 3……灯芯、5……芯上下機構、6……芯上下レバー
(芯上下体)、20……芯上下微調節機構、23……ラッ
ク、23′……通常側歯列群、23″……移動側歯列群、23
c……離壁、27……芯上げ用操作体、28……芯下げ用操
作体、31……セレクト操作体、32……芯上げピニオン、
34……芯下げピニオン。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F23D 3/32 620 F23D 3/32 620F

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】灯芯を上下動させる芯上下レバーと、上記
    芯上下レバーを小刻みに駆動する芯上下微調節機構とを
    備え、前記芯上下微調節機構は芯上下レバーに連係させ
    たラックと、このラック移動軌跡上に非接触に配設した
    芯上下微調節用のピニオンとを有するとともに、上記ピ
    ニオンはラックに対して接離かつ回動自在に設けてピニ
    オン操作時には前記ラックを一ピッチ刻みに駆動するよ
    うに設定し、かつ上記ラックには上下限位置の異なる複
    数の歯列群を設け、この各歯列群のいずれか一つの前記
    ピニオンとの噛み合いを任意に選択するセレクト機構を
    設け、このセレクト機構は、ラック歯列群のいずれか一
    つの位置に移動可能なピニオンと、このピニオンを移動
    させる操作つまみとで構成し、かつ上記ラック歯列群の
    各ラック歯列群間に隔壁を設けた石油燃焼器の芯上下装
    置。
  2. 【請求項2】ピニオンを移動させる操作つまみは、芯上
    下機構を構成するベース扉内に設けた特許請求の範囲
    (1)項記載の石油燃焼器の芯上下装置。
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