JP2635517C - - Google Patents

Info

Publication number
JP2635517C
JP2635517C JP2635517C JP 2635517 C JP2635517 C JP 2635517C JP 2635517 C JP2635517 C JP 2635517C
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
unit
data
output
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
Other languages
English (en)
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Publication date

Links

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】 本発明は、複写装置等における画像の読取手段および出力手段それぞれの読取
特性,出力特性を補正するための補正データを作成する画像処理方法に関する。 【従来の技術】 近年、カラー複写装置としては固体撮像素子で走査した原稿を電気信号の画像
情報に変換し、その信号をカラーレーザビームプリンタやサーマルカラープリン
タへ送出して画像を形成する装置が多くなりつつある。このような装置における
色処理は、固体撮像素子の電気信号に変換する場所や画像形成をする場所で行わ
れている。 固体撮像素子は、一般的にはCCD センサが用いられ、その光センサ部上にR,G,
B 各色のフィルタがかぶせられており、原稿を色分解した3出力が得られる。こ
の出力は微小信号のため増幅して使用するものである。従ってこの3出力の特性
がCCD センサ全体にわたって一定値でないと所望する色分解データにならない。
一定値にならない原因としては、フィルタの透過率のバラツキやCCD センサの各
ビット毎の感度ムラや微小信号を増幅する増幅段のバラツキ等が複雑に重なり合 って発生することが考えられる。 また、画像形成をする場合、レーザビームプリンタにおいては、レーザ走査系
の各種レンズ部の光学的要因によるスポット径のバラツキ,レーザ素子の発光波
形特性,電子写真プロセスに用いるドラム感度特性,帯電から現像までの静電プ
ロセス,トナー感度等のバラツキが重なり合って発生することが考えられる。 また最近では、画像処理システムとして、カラー両像の読取り部と出力部とを
分割し、システムをユニットの組合せによる構成とすることが多くなって来てい
る。 これは、ホストコンピュータ上で画像処理を行うことが多くなったためであり
、特に画像の抜き取りやコンピュータデータとの合成,画像の回転,反転,特徴
抽出画像の作成,色合成,色変換等の多機能処理が可能となるからである。この
ような場合、読取り部単独で画像入力をして、画像処理をした後、出力部でプリ
ントアウトする動作となり、読取り部と出力部は単独の動作および装置となる。
また、ローカルエリアネットワークや高画質通信システムなどのように、遠方に
何ケ所か同様のシステムを置いて片方で読み込んだ画像を他方で出力するような
ことも行われており、今や読取り部と出力部は一体形状,同時の読取りおよび出
力動作ばかりではなくなって来ている。 また、一般にカラー複写装置では、デジタル値に変換して画像処理するもので
あり、文字や写真、さらに混在原稿などの再現性を良くするために解像度を上げ
なければならない。そのレベルは主走査,副走査とも16pe1相当になるのが通常
であり、A4原稿を2値処理して 210mm× 297mm×16×16≒16Mbit,さらに8bitの
多値処理をしてその64倍ものデータ量となってしまう。従って、そのままのデー
タを扱うとすればメモリ容量が膨大になりすぎてしまう。よって、その容量を削
減するために圧縮,復調処理を行うことが通常である。 【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、上記従来例では、画像入力を行う読取手段および画像出力を行
う出力手段における特性の変化に基づきこれら手段を補正することができないと
いう問題点があった。 本発明は上述の点に鑑みてなされたものであり、読取り手段および出力手段の それぞれについて対応する補正データから読取り手段および出力手段の各々に異
常が生じているかを判断することにより、正確な補正を行うことが可能な画像処
理方法を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段および作用】 そのために本発明では、基準チャートを読取り手段によって読取り、該読取ら
れた基準チャートの画像データに基づき当該読取り手段の補正データを作成して
第1の記憶手段に記憶させ、出力手段を補正するための基準データに基づき出力
手段によって出力された画像を読取り、該読取られた画像データに基づき当該出
力手段の補正データを作成して第2の記憶手段に記憶させる画像処理方法であっ
て、前記第1の記憶手段に記憶される補正データと前記第2の記憶手段に記憶さ
れる補正データの各々から前記読取り手段および前記出力手段の各々に異常が生
じているか否かを判断することを特徴とする。 【実施例】 以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。 本実施例の概要は、第1図に示すように画像を電気信号の画像データに変換す
る読取り手段201と、電気信号の画像データを変換することによって画像を出
力する出力手段202と、読取り手段201により基準チャートを読取ることに
よって得たデータを記憶する読取りデータ記憶手段203と、基準チャートのデ
ータを予め記憶する基準チャートデータ記憶手段204と、基準チャートデータ
記憶手段204のデータを出力手段に転送する基準チャートデータ転送手段20
5と、基準チャートデータ記憶手段204のデータと読取りデータ記憶手段20
3のデータとを比較する比較手段206と、比較手段からの出力値に基づき、読
取り手段201における変換を補正する読取り補正手段207と、比較手段20
6からの出力値に基づき、出力手段202における変換を補正する出力補正手段
208と具える。 以上の構成によれば、読取った基準チャートのデータと予め記憶した基準チャ
ートのデータとを比較し、この差異を補正量として読取り手段にフィードバック
することによって読取り特性が良好に標準化される。 また、予め記憶した基準チャートデータに基づいて出力した基準チャート画像 を読取り、当該読取ったデータと予め記憶した基準チャートデータとを比較し、
この差異を補正量として出力手段にフィードバックすることによって出力特性が
良好に標準化される。 図2はカラー複写装置の全体を示す図である。Aは読取り部としてのカラーリ
ーダである。Bはマルチドラム構成による出力部としてのカラープリンタである
。カラーリーダ部Aにおいて、102 は原稿台ガラス、101 原稿圧板である。原稿
台上には最大A3サイズの原稿が載せられるようになっている。この間に原稿の原
稿面を下向きに入れる。104 および105 は走査光学系で、各々第1ミラーおよび
第2ミラーユニットとなっており、それぞれが1:0.5 の相対速度で動くよう不図
示のベルト,プーリに係合している。走査光学系104 および105 はそれぞれ往復
動作をするものであるが、DCサーボモータ109 の回転方向を正逆にして行い、図
中左端のホームポジションより往動で画像走査後、より高速の復動動作に入って
再びホームポジションに戻る。DCサーボモータ109 はPLL 制御され、走査光学系
104 および105 の往動時は高精度の一定速読取りを行う。 103 は白色光源のハロゲンランプであり、原稿を照射する。原稿からの反射光
は走査光学系104 の第1ミラー,走査光学系105 の第2ミラーを通って集光レン
ズ107 に入射し、CCD ラインセンサ108R,108G,108Bに焦点を結ぶ。106 は集光レ
ンズ107 およびCCD ラインセンサ108 を一体に載せる光学ユニットでる。CCD ラ
インセンサ108 は色分解をするフィルタが受光素子の前面に設けられており、原
稿色をR,G,B 3原色の色分解信号として変換する。CCD108の原稿解像度は1画素
当り1/16mmである。原稿を走査する副走査解像度も1画素当り1/16mmである。こ
の色分解信号を処理した後、インターフェースケーブル(I/Fケーブル)によりカ
ラープリンタ部Bへ導く。 プリンタ部Bは電子写真プロセスにより複数の感光ドラムへレーザビームを走
査し、有色トナーにより顕像化して普通紙へ転写後定着するカラーレーザビーム
プリンタである。 1は円筒形の感光ドラムであり、有色現像剤ブラック(Bk),イエロー(Y),シア
ン(C),マゼンタ(M)の各色に合わせて4ケ所に配置され、各々1Bk,1Y,1C,1Mで示
される。プリンタBにおける給紙は、紙カセット11の中の転写紙12が給紙ローラ 2の回転によって押し出されることにより行われる。その後、レジストローラ3
の所で一度停止後、画像書込みのタイミングに合わせてレジストローラ3を回転
することにより通紙が始まる。 4は転写紙12を搬送するベルトであり、図中矢印Xの方向に転写紙12を搬送す
る。9および10はベルト4上の転写紙12を吸着させる帯電器であり、高圧を印加
する。感光ドラム1へのビーム走査はレーザ走査光学系6により行われる。1次
帯電器7により高圧付勢された感光ドラム1はレーザビームにより照射された部
分のみ潜像が形成される。形成された潜像部分は、各々の現像部2によりトナー
が付着され顕像となる。その後転写帯電器8によりドラム1上の顕像トナーが転
写紙12へ転写される。ドラム1上のトナーで転写されず残ったトナーはクリーニ
ング部4Bk,4Y,4C,4Mで回収され、ドラム表面は初期の状態に戻る。このような静
電プロセスの一体ユニットが各色に設けられており、順番にステーションSM,SC,
SY,SBkとなって配置されている。従って転写べルト上の転写紙を順次X方向に送
り各ステーションを通過するたびに一色ずつ転写され、フルカラーの複写が行わ
れる。第4のステーションSBk を通過後、定着器5により熱でトナーは溶融され
て転写紙に固着した像となる。 図3は、レーザ走査光学系6をさらに詳しくドラム配置方向とともに感光ドラ
ム1Bkを中心に表わしたものである。レーザを駆動する回路よりレーザ64に駆動
波形を入力すると、レーザ発光はシリンドリカルレンズ63によって絞られて、ポ
リゴンモータ61によって高速回転するポリゴンミラー62に照射される。ポリゴン
ミラー62における反射光はf-θレンズ65を通過することによりドラム1の軸方向
に等速で走査され、感光ドラム面を露光する。走査範囲の端部には、反射ミラー
11M によって走査の開始位置を検知するBDセンサ12S が配置してある。走査光学
系ユニット6も感光ドラム1と同様に各色毎に4ステーション分設けられている
。 図4は信号の流れを示すブロック図である。カラーリーダAの各色のCCD セン
サ108 の出力は原稿色対応のR,G,B 信号として得られる。得られたR,G,B 信号は
、それぞれ高帯域の可変増幅アンプ120R,120G,120Bにて微少信号から増幅される
。各増幅アンプには増幅率を可変とするための制御端子CT入力があり、外部のア ナログ入力レベルに比例して増幅率を変えることができる。増幅された出力はA/
D 変換回路121R,121G,121Bにてデジタル値となる。A/D 変換器121 は8bit分解能
のあるもので 256階調の表現が可能である。 制御端子CTの入力はデータラッチ部150 からの出力より与えられる。データラ
ッチ部150 の構成は、デジタル入力をラッチする機能とD/A コンバータからなり
、3色独立構成となっている。入力したデジタル値をストローブパルスでラッチ
し、そのデジタル値をD/A コンバータ部でアナログ値に変換して出力し、可変増
幅アンプ120 のCT端子へ入力する。 R,G,B 3色それぞれのA/D コンバータ部121R,121G,121Bの出力はカラーリー
ダ部Aの出力としてI/F ケーブルから取り出され、カラープリンタ部BのI/F 入
口へ導かれる。I/F ケーブルには、3色の画像信号以外にシーケンスのやりとり
を行う通信信号線も含まれており、カラーリーダ部Aに対しては、走査の開始指
示や復動の指示,画像読出し開始のタイミングの信号であり、カラープリンタ部
Bに対しては、給紙/レジストタイミングや画像入力開始タイミングなどの信号
である。 カラープリンタ部Bに入ったR,G,B 信号は色変換部CにおいてL,a,b 表色系に
変換される。色変換の係数はすでに周知のものであり、ROM テーブルの読み換え
により実現することができる。変換されたL,a,b データは色補正部Gの122,123,
124 データメモリ部とメモリ部Dの圧縮部125Dへ入力する。メモリ部Dは圧縮部
125D,メモ126D,伸長部127Dよりなり、両像データを圧縮して記憶し、任意のタ
イミングで伸長する機能を有する。圧縮は4×4の画素単位で行い、1画素当り
8bitデータのR,G,B 3色分である384bit(=4×4×8×3色)を、L,a,b 表色
データと4×4画素の中のブロック構造を表わすデータ表の計32bit に圧縮して
圧縮率1/12を圧縮部125Dで得て、メモリ126Dに収納する。そして、適宜のタイミ
ングでメモリ126Dから圧縮データを読み出し、伸長部127Dにて圧縮データを4×
4画素の8bitデータに復元する。この圧縮部はMR,MH 法等にて行われる可変調デ
ータによるデータ保存型ではなく、固定圧縮率によるデータ非保存型である。従
って情報の欠落があるが、実使用に耐えるレベルでの圧縮率とするため1/12とし
ている。 一方データメモリ122,123,124 は、非圧縮データとして基準チャートの基準3
色を順次カラーリーダAで走査して読み込んだデータを記憶する部分であり、3
エリア分確保している。基準チャートデータメモリ125,126,127 は、基準チャー
トの色のデータROM で3色分の容量となっている。デジタルコンパレータ130 は
2入力あり、一方はセレクタ128 の出力に、他方はセレクタ129 の出力にそれぞ
れ接続されており、まず128-1,129-1 をセレクトして、原稿走査で読んだ基準チ
ャートの第1色目のデータメモリ122 と基準チャートデータ125 を比較する。
コンパレータ130 の出力は、R,G,B 補正値部131 でL,a,b からR情報への変換に
よって補正量を演算しカラーリーダ部Aのデータラッチ部150 へR情報の補正量
を送り出す。次にセレクタを128-2,129-2 に切り換えて第2色目のデータを比較
してG情報の補正量とする。さらに同様に第3色のデータを比較してB情報の補
正量とする。 図5は副走査方向に3色の色基準が作成された基準チャートの原稿を示す。こ
の基準原稿の各色の位置を走査するタイミングとデータメモリ122,123,124 に蓄
積するタイミングは本図に示されていないが、CPU によるコントロールにより切
り換えて前述の通り、色補正部Gによりカラーリーダ部Aの色感度補正がR,G,B
各色について完成される。 再び、図4において、色変換部EはL,a,b データからイエロー,マゼンタ,シ
アン,ブラックの加法混色の成分に合わせて各色の色情報に変換する部分であり
、ROM テーブル134 等により構成される。従って1画素のL,a,b データから、同
時にY,M,C とUCR 量に相当するBkとの混合量に相当する8bit多値データが生成さ
れる。色変換部Eへの入力はセレクタ133 により、メモリ部Dからの出力か基準
チャートデータメモリ125,126,127 からの出力かを133-1,133-2 端子により選択
する。 上記Y,M,C,Bkの出力は、それぞれ4色に対応したレーザドライバ部135Y,135M,
135C,135Bkに入力し、レーザドライバ部135 の各々からの出力は各色に対応する
レーザ64を駆動する。レーザ64の駆動波形は、ピーク値が同一でパルス幅を変え
るように、多値入力変調回路136 によって8bitデータで変換される。 前述のカラーリーダ部Aの読み取り調整を行った後、セレクタ部133 を133-2 の状態とし、基準チャートデータメモリ125 から基準チャートデータを読み出し
、色変換部Eを通して画像出力を行う。この時の動作は、図5に示した基準チャ
ートを走査する場合と同様のフォーマット,順番で行うようセレクタ129 を動作
させる。その後、出力された画像を画像出力紙において、再びカラーリーダ部A
で読み取りデータメモリ部122,123,124 へ蓄積する。この後の処理は基準チャー
トを読み込む時と同様である。しかし、コンパレータ130 からの出力は今度はY,
M,C,Bk補正値部132 へ導かれる。 コンパレータ130 からの出力は補正値部132 でL,a,b 情報からY,M,C,Bkの各色
情報に変換することにより各色の補正値を演算し、色変換部EのROM テーブル13
4 の補正係数として付け加える。なお、Y,M,C,Bk補正値演算部132 はROM を用い
た変換テーブル等で実現することができる。 以上の動作によってカラープリンタ部Bの色調整が完了する。従って上述して
きたようにカラーリーダ部Aとカラープリンタ部Bのそれぞれが基準チャートに
そって調整されたことになるので、色変換部Eのセレクタ133 の入力を133-1 の
方に切り換えて原稿の複写動作を行えばすべての色バランス・色調整を完了した
複写が可能となる。 以上述べたように、本実施例によれば、基準チャートと基準チャートデータに
より読取り部,出力部の各々別個に色調整を行い、それぞれが最適の状態に保た
れるので、読取り部,出力部の組合せが変わっても必ず再現性のある色調に保た
れ、かつメモリ部Dの圧縮/伸長部も介さずに行えるのでデータの欠落によるエ
ラーも防止できる。 さらに、コンパレータ137,コンパレータ139 とR,G,B 補正量閾値部138,Y,M,C
,Bk 補正量閾値部140 とにより、例えばカラーリーダ部Aで基準チャートを読み
込んだ時、コンパレータ130 の出力とR,G,B 補正量閾値138 をコンパレータ137
で比較し、コンパレータ130 の出力>R,G,B 補正閾値138 であれば、カラーリー
ダ部Aの異常を示す信号としてコンパレータ137 の出力をする。この出力を表示
することにより異常部分がカラーリーダ部Aであることが判明する。また、R,G,
B 補正量閾値138 をR,G,B 毎に持つようにすれば、色毎の異常部分の特定が可能
となる。 同様に、Y,M,C,Bk補正量閾値140 とコンパレータ139 とによりプリンタ部Bの
異常という判定も下せるようになる。なお、138 および140 各部の閾値は補正値
部131 および132 で演算できる範囲を限度として、コンパレータ130 の差値量が
大となりすぎ補正できる範囲を越えた時の値を想定しているが、それに限らず、
任意の一定値として設定し、警告するような動作も可能である。 以上のような構成とすることにより、速やかな異常部分の特定が可能となり、
装置の修理をする場合にも正常な部分を余計にいじって無駄な時間を費やすこと
もなく、悪い部分を速やかに修復することが可能となる。 図6は本発明による他の実施例を示したものである。前述した実施例は、読取
り部および出力部を別個に調整することによって色調のバラツキを調整し、読取
り部と出力部とのいかなる組合せにおいても一定の色再現ができるようになるも
のであるが、同様な調整の必要性がγ特性を合わせる時にも生じ、このγ特性の
調整に本発明を適用することによって同様の効果を得ることが可能となる。 γ特性は周知の通り、入力と出力の濃度条件を表わすものである。このγ特性
が入力に忠実でなければ画調(トーン)が変わってしまい、特にカラー複写装置
においては、混色でトーンが変わるような原稿の場合にトーンのレベルによって
混合色のそれぞれ(2色または3色)でγ特性が異なると色調も合わなくなる。 例えば、原稿濃度と読取り部からの出力の関係が図7の(A)のような場合には
、図7の(B)に示すようなγ特性をプリンタ部にもたせることによって、最終的
な出力結果として図7の(C)に示す原稿濃度と複写出力濃度とが対応して一致す
る結果を得るようにしている。しかし、このような構成の場合、読取り部と出力
部との組合せが変わることにより図7の(A)または(B)の組合せが変わると、図7
の(C)に示すような補正ができなくなり、複写をする目的に対して非常な不都合
となる。 図6は上記問題点を解決するための一実施例である。図4と異なる点は以下の
様である。可変増幅器120 に代って増幅器141 が配設される。追加されたγ補正
部142 はカラーリーダ部AのA/D 変換部におけるA/D 変換後の信号に対するROM
で構成された画像データ補正部であり、図7の(A)に対して図8の(A)に示すよ うな出力特性が得られるように変換する。γ補正部142 には数種の補正カーブを
格納し、外部の選択端子によりセレクトする。従ってその種類は多い程良いが、
パターンをセレクトするのではなく演算で行えば更に多様な補正が可能となる。 データラッチ部143 はγ補正部142 のセレクトデータを出力し、カラープリン
タ部Bからのデータを保持する。γ補正値部144 はコンパレータ130 の出力値に
よって最適なカラーリーダ部Aにおけるγ特性を選択してデータラッチ部143 へ
出力する。γ補正値部145 はコンパレータ130 の出力値によって最適なカラープ
リンタ部Bのγ特性を選択してγ補正部147 へ送り出す。 図4に示す構成に対して追加されたγ補正部147 は、例えば出力部が図7の(B
)に示すような出力特性の時に出力特性を図8の(B)に示すような特性に変換する
ためのROM であり、γ補正値部145 の出力によって適切なγ特性を選択する。γ
特性を示すγ補正カーブはγ補正部142 と同様に種類が多い程良いので、演算に
よって作成すれば対応できるγ補正カーブは多様なものとなる。γ補正部Hは前
述の実施例における色補正部Gの構成および動作とほぼ同等であるが、データメ
モリ122,123,124 と基準チャートデータメモリ125,126,127 の容量としては、階
調段数に合わせて増やす必要がある。基準グレーチャート原稿は図9に示すよう
に、3基準色に対して各々8段階の階調レベルで「濃い→薄い」と変化するので
、データメモリは8段階のレベルが必要である。 以上のような構成により、カラーリーダ部Aで図9に示す基準グレーチャート
原稿を読取る。この時、γ補正部142 には補正前の固定値データを選択しておく
。読取ったデータの処理と補正方法は前述した通りであり、この時にカラーリー
ダ部Aのγ特性は図8の(A)に示すものとなる。 次にカラープリンタ部Bの調整となるが、この動作および補正も前述の実施例
と同様に行われ、図8の(B)に示すものとなる。これにより、原稿の複写動作の
時は所望の図8の(C)に示すγ特性によって複写動作が行えるようになる。 さらに、本発明の二実施例を同時に両方行えるよう構成すれば、色バランスお
よび色調の両方に調整を行って複写画像を安定化することが可能となる。 以上の説明から明らかなように、読取った基準チャートのデータと予め記憶し た基準チャートのデータとを比較し、この差異を補正量として読取り手段にフィ
ードバックすることによって読取り特性が良好に標準化される。 また、予め記憶した基準チャートデータに基づいて出力した基準チャート画像
を読取り、当該読取ったデータと予め記憶した基準チャートデータとを比較し、
この差異を補正量として出力手段にフィードバックすることによって出力特性が
良好に標準化される。 この結果、読取り部と画像出力部とが別個で、かつ多様なものであっても、適
切なインターフェース部によって接続することによりその入出力特性を良好に標
準化することができる。 また、入出力によって不良個所の速やかな特定が可能となるという効果が得ら
れる。 【発明の効果】 以上のように本発明によれば、第1の記憶手段に記憶される補正データと第2
の記憶手段に記憶される補正データの各々から読取り手段および出力手段の各々
に異常が生じているか否かを判断することができ、正確な補正を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の構成を示すブロック図である。 【図2】 本発明の一実施例を適用したカラー複写装置の概略断面図である。 【図3】 プリンタ部の構成を詳細に示す斜視図である。 【図4】 本発明の一実施例を示すブロック図である。 【図5】 図3に示す実施例に使用する基準チャート原稿を示す概念図である。 【図6】 本発明の他の実施例を示すブロック図である。 【図7】 他の実施例におけるγ特性の必要とする例を示す線図である。 【図8】 他の実施例を用いた効果を示す線図である。 【図9】 他の実施例に用いた基準チャート原稿を示す概念図である。 【符号の説明】 1Bk,1Y,1C,1M 感光ドラム 2 給紙ローラ 2Bk,2Y,2C,2M 現像部 3 レジストローラ 4 ベルト 4Bk,4Y,4C,4M クリーニング部 5 定着器 6Bk,6Y,6C,6M レーザ走査光学系 7Bk,7Y,7C,7M 1次帯電器 8Bk,8Y,8C,8M 転写帯電器 9,10 帯電器 11 紙カセット 11M 反射ミラー 12 転写紙 12S BDセンサ 61 ポリゴンモータ 62 ポリゴンミラー 63 シリンドリカルレンズ 64 レーザ 65 f-θレンズ 101 原稿圧板 102 原稿台ガラス 103 ハロゲンランプ 104,105 走査光学系 106 光学ユニット 107 集光レンズ 108R,108G,108B CCD ラインセンサ 109 DCサーボモータ 120R,120G,120B 可変増幅アンプ 121R,121G,121B A/D 変換回路 121,123,124 データメモリ 125,126,127 基準チャートデータメモリ 125D 圧縮部 126D メモリ 127D 伸長部 128,129,133 セレクタ 130,137,139 コンパレータ 131 R,G,B 補正部 132 Y,M,C,Bk補正部 135Y,135M,135C,135Bk レーザドライバ 136 多値入力変調回路 138 R,G,B 補正量閾値 140 Y,M,C,Bk補正量閾値 141R,141G,141B 増幅器 142R,142G,142B γ補正部 143,150 データラッチ部 144,145 γ補正値部 146 ROM テーブル 147Y,147M,147C,147Bk γ補正部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 基準チャートを読取り手段によって読取り、該読取られた基準
    チャートの画像データに基づき当該読取り手段の補正データを作成して第1の記
    憶手段に記憶させ、 出力手段を補正するための基準データに基づき出力手段によって出力された画
    像を読取り、該読取られた画像データに基づき当該出力手段の補正データを作成
    して第2の記憶手段に記憶させる画像処理方法であって、 前記第1の記憶手段に記憶される補正データと前記第2の記憶手段に記憶され
    る補正データの各々から前記読取り手段および前記出力手段の各々に異常が生じ
    ているか否かを判断することを特徴とする画像処理方法。

Family

ID=

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6388768B2 (en) Image forming apparatus which excels in reproducibility of colors, fine lines and gradations even in a copy made from a copied image
JP2643951B2 (ja) 画像処理方法
JP3015045B2 (ja) カラー複写装置及びカラー画像形成装置
US6148158A (en) Image processing apparatus and method having a plurality of image forming units for performing image formation using predetermined colors
JP5300418B2 (ja) 画像形成装置
JP4661375B2 (ja) 画像形成装置
JPH09172547A (ja) カラー画像形成装置
JPH07322080A (ja) カラー画像読取装置
US5422740A (en) Image forming apparatus which effects output gray level correction
US6603566B1 (en) Image forming apparatus, image processing method, and recording medium
US6462838B1 (en) Method of and apparatus for forming an image
US5418618A (en) Tone processing method for forming a halftone image
JP3923293B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置ならびに画像形成装置
JP2635517B2 (ja) 画像処理方法
JP2648455B2 (ja) 画像処理方法
JP2648454B2 (ja) 画像処理方法
JP2635518B2 (ja) 画像処理方法
JP2635517C (ja)
JP2643951C (ja)
US5589950A (en) Image forming apparatus that corrects input gray level-output gray level characteristic data such that output gray levels gradually increase with higher input gray levels near a boundary
JP2755972B2 (ja) カラー画像処理装置
JPS62170A (ja) デジタルカラ−画像処理装置
JPH10278347A (ja) 画像処理装置及び方法
JPS6265564A (ja) カラ−画像処理装置
JPH07147614A (ja) 画像複写システム