JP2635410B2 - 端子板のモールド方法 - Google Patents

端子板のモールド方法

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JP2635410B2
JP2635410B2 JP12183189A JP12183189A JP2635410B2 JP 2635410 B2 JP2635410 B2 JP 2635410B2 JP 12183189 A JP12183189 A JP 12183189A JP 12183189 A JP12183189 A JP 12183189A JP 2635410 B2 JP2635410 B2 JP 2635410B2
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JP
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terminal
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molding
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JP12183189A
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幹雄 山形
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U Shin Ltd
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Yuhshin Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスライドスイッチ、ロータリースイッチ等の
ように複数の接点を有するスイッチに用いられる端子板
のモールド方法に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のスイッチでは、一般に、ベースの射出
成形時に端子板をインサートして一体化する構造が採用
されている。そして、端子板の数が多い場合には、個々
の端子板をインサートする煩雑さを回避するとともに取
付け精度を向上するため、予め複数の端子板を互いに連
結して一体化しておき、これをインサート成形した後、
各端子板の連結部をベースとともに打ち抜いて分離し、
打ち抜き穴をシリコン樹脂でモールドしてシールするよ
うにしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、シリコン樹脂でシールする際に、シリ
コン樹脂が打抜き穴から流れ落ちるため、裏当て治具を
設けたり、予めベースを2分割しておいて一方を打ち抜
いた後に他方を重ね合わせたりしなければならなかっ
た。このため、シール工程が複雑となったり、部品点数
が多くなって組立て工数が増大し、生産性が悪いという
問題があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、作業
が容易な端子板のモールド方法を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明は、互いに連結して
一体的に形成した複数の端子板をベースにインサート成
形により固着した後、端子板の連結部をベースとともに
打ち抜いた後、モールドする端子板のモールド方法にお
いて、端子板の連結部をベースとともにベースの板厚よ
り小さいストロークで打ち抜いて、該打抜き部をベース
に残した状態でモールドするものである。
(作用) 連結部及びベースはベースの板厚より小さいストロー
クで打ち抜くため、打抜き部は抜け落ちることなく、ベ
ースに残留したままとなる。したがって、貫通した打抜
き穴は形成されず、モールド剤を注入しても垂れ流しと
ならない。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を添付図面に従って説明す
る。
第2図は、本発明に係る方法を適用する自動車のイン
ヒビタースイッチを示す。このインヒビタースイッチ
は、シフトレバーのシフト位置を検出するためのもの
で、大略、ターミナルベース1と、ケース10と、スライ
ダ20とからなっている。
ターミナルベース1の一端の側面には、第3図,第4
図に示すように、ソケット用凹部2a,2bが形成され、他
端には軸穴3が形成され、外表面にはモールド用凹部4
が形成されている。また、ターミナルベース1のケース
10と対向する内表面には、第7図に示すように、端子板
5a〜5f、端子板6a,6b及び端子板7が取り付けられてい
る。
これらの端子板5a〜5f,6a,6b,7のターミナルベース1
への取付けは、次のようにして行なわれる。
まず、第2図に示すように、端子板5a〜5fは連結部5x
を介して互いに連結した端子ブロック5として、同様に
端子板6a,6bは連結部6xを介して互いに連結した端子ブ
ロック6として一体的に形成しておく。そして、端子ブ
ロック5、端子ブロック6及び端子板7を各々ターミナ
ルベース1の射出成形時にインサートする。このとき、
各端子板5a〜5f,6a,6b,7の一端(軸穴3に近い側の端)
の接点部がターミナルベース1の内表面と面一で、他端
の端子部がソケット用凹部2a,2bの所定の位置に突入す
るように配設する。
そして、射出成形によりターミナルベース1と端子ブ
ロック5,6及び端子板7とを一体に成形した後、第1図
に示すように、このターミナルベース1をその内表面を
上にして受け台30に載置し、各連結部5x,6xをターミナ
ルベース1とともにプレス31で打抜いて各端子板5a〜5
f,6a,6b,7を分離する。この打抜きはターミナルベース
1の板厚より小さいストロークで行なう。これにより、
第1図中右側に示すように、打抜き部8は抜け落ちるこ
となく、ターミナルベース1の外表面のモールド用凹部
4から突出した状態で残留する。
この状態で、第1図中右下図に示すように、モールド
用凹部4にシリコン樹脂32を注入してモールドする。こ
のとき、打抜き部8はターミナルベース1に残留してい
るため、貫通した打抜き穴は形成されておらず、シリコ
ン樹脂32が端子板側に垂れ流しになることはない。
ケース10は、前記ターミナルベース1を収容するもの
で、このケース10には、前記ターミナルベース1の軸穴
3と同心の軸穴11と、ターミナルベース1と対向する内
表面にスライダ収容凹部12と、該スライダ収容凹部12及
び軸穴11の周囲にパッキン13を収容するパッキン溝14と
が形成されている。
スライダ20は、前記ターミナルベース1及びケース10
の各軸穴3,11に嵌合する筒状の軸部21と、該軸部21から
突出するアーム部22とからなっている。アーム部22の前
記ターミナルベース1と対向する面に設けた穴23a,23b
には、それぞれコンタクトプレート24a,24bが収容され
ている。このコンタクトプレート24a,24bは、スプリン
グ25a,25bにより穴23a,23bから突出する方向に付勢され
ている。
このスライダ20は、その軸部21がケース10及びターミ
ナルベース1の軸穴3,11に回動自在に嵌合されるととも
に、アーム部22がスライダ収容凹部12に収容されて、コ
ンタクトプレート24aが前記ターミナルベース1の端子
板5aの接点部と端子板5b〜5f及び端子板7の各接点部と
に圧接し、またコンタクトプレート24bが端子板6aと端
子板6bの各接点部に圧接するようになっている。
そして、このスライダ20は、図示しない自動車のシフ
トレバーをシフト操作すると軸部21を中心に回動し、当
該シフトレバーのシフト位置に対応する接点が導通した
ことをもってシフト位置が検出されるようになってい
る。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明によれば、端
子板の連結部の打抜き部がベースに残留し、貫通した打
抜き穴が形成されないので、モールド中にモールド剤が
垂れ流しになることがなく、モールド作業が容易であ
り、端子板の取付け工程が簡略され、生産性が向上する
という効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は端子板の取付け工程を示す断面図、第2図は本
発明を適用する自動車のインヒビタースイッチの分解斜
視図、第3図はターミナルベースの外表面図、第4図は
ターミナルベースのソケット部の正面図、第5図は第4
図のI-I線断面図、第6図は第4図のII-II線断面図、第
7図はターミナルベースの内表面図である。 1……ターミナルベース、5a〜5f,6a,6b,7……端子板、
5x,6x……連結部、8……打抜き部、32……シリコン樹
脂(モールド剤)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに連結して一体的に形成した複数の端
    子板をベースにインサート成形により固着した後、端子
    板の連結部をベースとともに打ち抜いた後、モールドす
    る端子板のモールド方法において、端子板の連結部をベ
    ースとともにベースの板厚より小さいストロークで打ち
    抜いて、該打抜き部をベースに残した状態でモールドす
    ることを特徴とする端子板のモールド方法。
JP12183189A 1989-05-15 1989-05-15 端子板のモールド方法 Expired - Lifetime JP2635410B2 (ja)

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