JP2634801B2 - 鉄損特性に優れた高磁束密度方向性珪素鉄板 - Google Patents
鉄損特性に優れた高磁束密度方向性珪素鉄板Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は鉄損特性に優れ、しかも高い磁束密度を有す
る方向性珪素鉄板に関する。
る方向性珪素鉄板に関する。
大型トランスの磁芯等に使われる軟磁性材には高い磁
束密度、低い鉄損が要求され、このような軟磁性材とし
て珪素鉄板が用いられている。従来、所謂方向性珪素鉄
板を製造する場合、方向性付与の観点からSi量の最適値
を3.2wt%に設定し、所謂ゴス法を発展させた極めて精
巧な処理方法により、集積度の高い{110}<001>集合
組織を形成し、高磁束密度、低鉄損を実現した技術が確
立されている。
束密度、低い鉄損が要求され、このような軟磁性材とし
て珪素鉄板が用いられている。従来、所謂方向性珪素鉄
板を製造する場合、方向性付与の観点からSi量の最適値
を3.2wt%に設定し、所謂ゴス法を発展させた極めて精
巧な処理方法により、集積度の高い{110}<001>集合
組織を形成し、高磁束密度、低鉄損を実現した技術が確
立されている。
しかしながら近年、エネルギ損失をより一層低下させ
る等の要請から、磁気特性、特に鉄損がさらに低い材料
が要求されている。鉄損は板厚を小さくして渦電流を抑
えることにより低下させることができ、このため0.3mm
厚以下の方向性珪素鉄板の製造が試みられたが、板厚を
小さくすると{110}<001>集合組織を形成する上で必
要不可欠な2次再結晶現象が不安定となり、この方法に
も限度がある。このようなことから、{110}<001>方
位を持つ単結晶に近い鋼板を作る試みもなされている
が、製造コストが高く、また磁区幅が拡がるため思うよ
うに鉄損が下がらないなど、実用化する上で未解決の多
くの問題がある。
る等の要請から、磁気特性、特に鉄損がさらに低い材料
が要求されている。鉄損は板厚を小さくして渦電流を抑
えることにより低下させることができ、このため0.3mm
厚以下の方向性珪素鉄板の製造が試みられたが、板厚を
小さくすると{110}<001>集合組織を形成する上で必
要不可欠な2次再結晶現象が不安定となり、この方法に
も限度がある。このようなことから、{110}<001>方
位を持つ単結晶に近い鋼板を作る試みもなされている
が、製造コストが高く、また磁区幅が拡がるため思うよ
うに鉄損が下がらないなど、実用化する上で未解決の多
くの問題がある。
本発明はこのような従来の問題に鑑み、優れた磁気特
性、特に低鉄損でしかも高い磁束密度を有する方向性珪
素鉄板を提供せんとするものである。
性、特に低鉄損でしかも高い磁束密度を有する方向性珪
素鉄板を提供せんとするものである。
本発明者等は、方向性珪素鉄板に関し、鉄損を低下さ
せるためSi含有量を増大させることを検討した。従来、
Si含有量が増すと鉄損が下がることはよく知られている
が、方向性珪素鉄板に関しては、方向性付与の観点から
Si量に最適値(約3.2wt%)があると考えられ、また、
方向性珪素鉄板を高Si化すると同鉄板の重要な特性であ
る磁束密度が低下し、この結果、鉄損特性も損われると
考えられていた。このため従来では、方向性珪素鉄板を
高Si化することは全く考えられていなかったと言ってよ
い。またこの背景には、難加工材である高Si鋼の薄板製
造技術としては、従来、所謂超急冷凝固法が知られてい
るだけであり、この製造法により得られる高珪素鉄板は
集積度のコントロールが難しく、優れた鉄損特性を得る
ことが難しかったことがある。
せるためSi含有量を増大させることを検討した。従来、
Si含有量が増すと鉄損が下がることはよく知られている
が、方向性珪素鉄板に関しては、方向性付与の観点から
Si量に最適値(約3.2wt%)があると考えられ、また、
方向性珪素鉄板を高Si化すると同鉄板の重要な特性であ
る磁束密度が低下し、この結果、鉄損特性も損われると
考えられていた。このため従来では、方向性珪素鉄板を
高Si化することは全く考えられていなかったと言ってよ
い。またこの背景には、難加工材である高Si鋼の薄板製
造技術としては、従来、所謂超急冷凝固法が知られてい
るだけであり、この製造法により得られる高珪素鉄板は
集積度のコントロールが難しく、優れた鉄損特性を得る
ことが難しかったことがある。
これに対し、本出願人は先にSi含有量が4wt%以上の
高珪素鉄板を圧延法により製造する技術および所謂浸珪
処理法により技術を開発し、前者の方法については特願
昭60−5951号(特公平3−650001号)等として、また、
後者の方法については特願昭61−71485号(特公平5−4
9745号)等として提案した。
高珪素鉄板を圧延法により製造する技術および所謂浸珪
処理法により技術を開発し、前者の方法については特願
昭60−5951号(特公平3−650001号)等として、また、
後者の方法については特願昭61−71485号(特公平5−4
9745号)等として提案した。
このような技術的背景の下で本発明は、従来の3%Si
方向珪素鉄板は磁気特性が結晶配向性に対して極めて敏
感であるため、Goss方位集積度の低下につれて鉄損が著
しく劣化するのに対し、圧延法若しくは所謂浸珪処理に
より製造されるSi:4wt%以上の方向性珪素鉄板では、<
100>軸の集積度が低下したとしても、これが30゜以内
であれば良好な鉄損特性が得られ、しかも、従来の認識
に全く反し、高い磁束密度が得られるという事実を見出
し、なされたものである。
方向珪素鉄板は磁気特性が結晶配向性に対して極めて敏
感であるため、Goss方位集積度の低下につれて鉄損が著
しく劣化するのに対し、圧延法若しくは所謂浸珪処理に
より製造されるSi:4wt%以上の方向性珪素鉄板では、<
100>軸の集積度が低下したとしても、これが30゜以内
であれば良好な鉄損特性が得られ、しかも、従来の認識
に全く反し、高い磁束密度が得られるという事実を見出
し、なされたものである。
すなわち、本発明の方向性高珪素鉄板は、圧延により
若しくは圧延後の薄板を浸珪処理することにより製造さ
れる方向性珪素鉄板であって、Siを4.0〜7.0wt%含有
し、総ての結晶粒の圧延方向に平行な結晶軸と、その結
晶の<100>軸とのなす角度が30゜以下である{110}<
001>重合組織を有する鉄損得性に優れた高磁束密度方
向珪素鉄板である。
若しくは圧延後の薄板を浸珪処理することにより製造さ
れる方向性珪素鉄板であって、Siを4.0〜7.0wt%含有
し、総ての結晶粒の圧延方向に平行な結晶軸と、その結
晶の<100>軸とのなす角度が30゜以下である{110}<
001>重合組織を有する鉄損得性に優れた高磁束密度方
向珪素鉄板である。
本発明者等は、方向性珪素鉄板のSi含有量を増大させ
ることを検討し、以下のような知見を得た。
ることを検討し、以下のような知見を得た。
圧延法または浸珪処理法により製造された方向性珪素
鉄板について、Si含有量を3.5wt%以上とした場合の鉄
損の変化を第1図に示す。{110}<001>集合組織を示
す鉄板において、総ての結晶粒の圧延方向に平行な結晶
軸と、その結晶粒の<100>軸とのなす最大角度を集積
度と定義した場合、上記第1図のサンプルは総て集積度
10゜のものを用いた。同図から明らかなように、Si量が
増すと鉄損は減少し、特にSi:4wt%から6.5wt%の間で
減少率が大きい。これに対し、7wt%を超えると飽和磁
化が低下することの影響を受けて鉄損は急激に増大す
る。
鉄板について、Si含有量を3.5wt%以上とした場合の鉄
損の変化を第1図に示す。{110}<001>集合組織を示
す鉄板において、総ての結晶粒の圧延方向に平行な結晶
軸と、その結晶粒の<100>軸とのなす最大角度を集積
度と定義した場合、上記第1図のサンプルは総て集積度
10゜のものを用いた。同図から明らかなように、Si量が
増すと鉄損は減少し、特にSi:4wt%から6.5wt%の間で
減少率が大きい。これに対し、7wt%を超えると飽和磁
化が低下することの影響を受けて鉄損は急激に増大す
る。
一方、方向性珪素鉄板の場合、{110}<001>方位の
集積度と特性との関係を無視できない。第2図は、それ
ぞれ圧延法または浸珪処理法により製造された5.1%Si
および3.2%Siの方向性珪素鉄板について、集積度と鉄
損比との関係を(鉄損比は集積度5゜の3.2%Si鋼のW
17/50を基準とした)を調べたものである。これによれ
ば、従来の3%Si方向性珪素鉄板は、磁気特性が結晶配
向性に対して極めて敏感であるため、<100>軸の集積
度の低下につれて鉄損が著しく劣化するのに対し、Si:
4.0wt%以上の方向性珪素鉄板では、<100>軸の集積度
が低下したとしても、これが30゜以内であれば良好な鉄
損特性が得られることが判る。すなわち、Si量が4.0wt
%以上になると磁歪定数λ100が低下するため、90度磁
区の移動による特性劣化が小さくなり、集積度がある程
度低下して90度磁区が増大しても、鉄損、磁歪は3%Si
鋼に見られるような著しい劣化を示さない。また、鉄損
特性自体も、圧延法若しくは浸珪処理法により製造され
たSi:4.0wt%以上の方向性珪素鉄板は、従来の3%Si方
向性珪素鉄板に較べ優れた鉄損特性が得られている。し
かしながら、<100>軸の集積度が30゜を超えるような
範囲では磁化の回転による損失が大きくなり、鉄損特性
が劣化する。
集積度と特性との関係を無視できない。第2図は、それ
ぞれ圧延法または浸珪処理法により製造された5.1%Si
および3.2%Siの方向性珪素鉄板について、集積度と鉄
損比との関係を(鉄損比は集積度5゜の3.2%Si鋼のW
17/50を基準とした)を調べたものである。これによれ
ば、従来の3%Si方向性珪素鉄板は、磁気特性が結晶配
向性に対して極めて敏感であるため、<100>軸の集積
度の低下につれて鉄損が著しく劣化するのに対し、Si:
4.0wt%以上の方向性珪素鉄板では、<100>軸の集積度
が低下したとしても、これが30゜以内であれば良好な鉄
損特性が得られることが判る。すなわち、Si量が4.0wt
%以上になると磁歪定数λ100が低下するため、90度磁
区の移動による特性劣化が小さくなり、集積度がある程
度低下して90度磁区が増大しても、鉄損、磁歪は3%Si
鋼に見られるような著しい劣化を示さない。また、鉄損
特性自体も、圧延法若しくは浸珪処理法により製造され
たSi:4.0wt%以上の方向性珪素鉄板は、従来の3%Si方
向性珪素鉄板に較べ優れた鉄損特性が得られている。し
かしながら、<100>軸の集積度が30゜を超えるような
範囲では磁化の回転による損失が大きくなり、鉄損特性
が劣化する。
また、Si:4.0〜7.0wt%を含有し、<100>軸の集積度
が30゜以下の方向性珪素鉄板は、従来考えられていたよ
うな磁束密度の大きな低下はなく、後述する実施例に示
されるように、従来の3.2%方向性珪素鉄板と遜色のな
い高い磁束密度が得られることが判った。
が30゜以下の方向性珪素鉄板は、従来考えられていたよ
うな磁束密度の大きな低下はなく、後述する実施例に示
されるように、従来の3.2%方向性珪素鉄板と遜色のな
い高い磁束密度が得られることが判った。
以上の理由から本発明では、圧延法若しくは浸珪処理
法により製造された方向性珪素鉄板において、Si:4.0〜
7.0wt%、且つ<100>軸の集積度を30゜以下と限定し
た。
法により製造された方向性珪素鉄板において、Si:4.0〜
7.0wt%、且つ<100>軸の集積度を30゜以下と限定し
た。
このような集積度は、例えば次のような製造工程によ
り得られる。すなわち、いわゆるインヒビターと呼ばれ
る微細な析出物(MnS,AlN,MnSe,BN等)を含有する熱延
板を冷間圧延し、脱炭焼鈍して再結晶組織を作る。これ
を次に高温焼鈍して二次再結晶させる。この時、インヒ
ビターを利用して磁気特性上好ましい{110}<001>方
位を持つ結晶粒を優先的に二次再結晶、成長させる。こ
のようにして{110}<001>集合度の高い鉄板を製造す
ることができる。
り得られる。すなわち、いわゆるインヒビターと呼ばれ
る微細な析出物(MnS,AlN,MnSe,BN等)を含有する熱延
板を冷間圧延し、脱炭焼鈍して再結晶組織を作る。これ
を次に高温焼鈍して二次再結晶させる。この時、インヒ
ビターを利用して磁気特性上好ましい{110}<001>方
位を持つ結晶粒を優先的に二次再結晶、成長させる。こ
のようにして{110}<001>集合度の高い鉄板を製造す
ることができる。
・実施例−1 第1表中AおよびCの組成の珪素鉄合金を溶製後、連
続鋳造によりスラブとした。このスラブを300℃以下に
なる前に加熱炉に装入して1250℃以上に加熱した後、粗
圧延および仕上圧延により3.0mmの熱延板とし、熱延後1
150℃に加熱、冷却した。このコイルを酸洗後、圧下率7
5%で圧延し、次いで925℃で3分間焼鈍した。その後、
圧下率60%で圧延し、3.0mm厚のコイルとした。これを8
00℃の湿水素中で脱炭焼鈍後、焼鈍分離剤を塗布して、
1200℃、40時間の仕上焼鈍を行った。その後、鉄板にシ
リカ微粒子を主成分とする絶縁皮膜を塗布し、80℃×1
分の焼付けを行った。第2表は得られた方向性珪素鉄板
の集積度と磁気特性を示すものであり、本発明材(試料
A)は比較材(試料C)に較べて優れた鉄損値を示し、
しかも、比較材と遜色のない高磁束密度を有しているこ
とが判る。
続鋳造によりスラブとした。このスラブを300℃以下に
なる前に加熱炉に装入して1250℃以上に加熱した後、粗
圧延および仕上圧延により3.0mmの熱延板とし、熱延後1
150℃に加熱、冷却した。このコイルを酸洗後、圧下率7
5%で圧延し、次いで925℃で3分間焼鈍した。その後、
圧下率60%で圧延し、3.0mm厚のコイルとした。これを8
00℃の湿水素中で脱炭焼鈍後、焼鈍分離剤を塗布して、
1200℃、40時間の仕上焼鈍を行った。その後、鉄板にシ
リカ微粒子を主成分とする絶縁皮膜を塗布し、80℃×1
分の焼付けを行った。第2表は得られた方向性珪素鉄板
の集積度と磁気特性を示すものであり、本発明材(試料
A)は比較材(試料C)に較べて優れた鉄損値を示し、
しかも、比較材と遜色のない高磁束密度を有しているこ
とが判る。
・実施例−2 第1表中BおよびCの組成の珪素鉄合金を溶製し、こ
れを鋳造してインゴットとした。このインゴットを、30
0℃以下となる前に加熱炉に装入して1250℃以上に加熱
した後、粗、仕上圧延し、3.0mm厚の熱延板コイルを得
た。この熱延板を1150℃×3分間焼鈍した後急冷し、し
かる後酸洗した。これを圧下率90%で圧延した後、900
℃、温水素中で脱炭焼鈍した。焼鈍後、鉄板にMgOを主
成分とする焼鈍分離剤を塗布し、1200℃×40時間の仕上
焼鈍を行った。さらに、得られたコイルに絶縁皮膜を塗
布し焼付けを行った。第3表は得られた方向性珪素鉄板
の集積度と磁気特性を示すものであり、集積度10゜の5.
4%Si方向性珪素鉄板である本発明材(試料B)は、集
積度3゜の従来の3.2%Si方向性珪素鉄板である比較材
(試料C)に較べて優れた鉄損値を示し、しかも磁束密
度の低下も極くわずかであることが判る。
れを鋳造してインゴットとした。このインゴットを、30
0℃以下となる前に加熱炉に装入して1250℃以上に加熱
した後、粗、仕上圧延し、3.0mm厚の熱延板コイルを得
た。この熱延板を1150℃×3分間焼鈍した後急冷し、し
かる後酸洗した。これを圧下率90%で圧延した後、900
℃、温水素中で脱炭焼鈍した。焼鈍後、鉄板にMgOを主
成分とする焼鈍分離剤を塗布し、1200℃×40時間の仕上
焼鈍を行った。さらに、得られたコイルに絶縁皮膜を塗
布し焼付けを行った。第3表は得られた方向性珪素鉄板
の集積度と磁気特性を示すものであり、集積度10゜の5.
4%Si方向性珪素鉄板である本発明材(試料B)は、集
積度3゜の従来の3.2%Si方向性珪素鉄板である比較材
(試料C)に較べて優れた鉄損値を示し、しかも磁束密
度の低下も極くわずかであることが判る。
・実施例−3 第1表中Cの組成の合金を以下の工程で処理して2種
類の方向性珪素鉄板を得た。
類の方向性珪素鉄板を得た。
工程(1): 実施例−1と同じ。但し、仕上焼鈍後、絶縁皮膜の塗
布、焼付けは行わず、焼鈍分離剤の除去を行った。
布、焼付けは行わず、焼鈍分離剤の除去を行った。
工程(2): 実施例−2と同じ。但し、絶縁皮膜の塗布、焼付けは
行わず、焼鈍分離剤の除去を行った。
行わず、焼鈍分離剤の除去を行った。
このようにして得られた鉄板をSiCl4を含む非酸化性
雰囲気中で加熱し、浸珪(化学気相蒸着処理)した。そ
の後、珪素の板厚方向の濃度不均一を無くすための拡散
均一化焼鈍を行い、4.5%珪素鉄板とした。得られたコ
イルに絶縁皮膜を塗布し、焼付けを行った。第4表は、
得られた4.5%Si方向性珪素鉄板の集積度と磁気特性を
示したものであり、化学気相蒸着処理により珪素量を4.
5%とした本発明材は、実施例−1、2の比較材に較べ
て優れた鉄損値を示し、しかも、比較材とほぼ同等の高
磁束密度が得られていることが判る。
雰囲気中で加熱し、浸珪(化学気相蒸着処理)した。そ
の後、珪素の板厚方向の濃度不均一を無くすための拡散
均一化焼鈍を行い、4.5%珪素鉄板とした。得られたコ
イルに絶縁皮膜を塗布し、焼付けを行った。第4表は、
得られた4.5%Si方向性珪素鉄板の集積度と磁気特性を
示したものであり、化学気相蒸着処理により珪素量を4.
5%とした本発明材は、実施例−1、2の比較材に較べ
て優れた鉄損値を示し、しかも、比較材とほぼ同等の高
磁束密度が得られていることが判る。
〔発明の効果〕 以上述べたように本発明の方向性珪素鉄板は、<100
>軸の集積度が30゜以内という広い範囲において鉄損が
劣化せず、且つ従来の3%Si方向性珪素鉄板よりも優れ
た鉄損特性を示し、しかも、高い磁束密度を有するとい
う優れた磁気特性を備えている。
>軸の集積度が30゜以内という広い範囲において鉄損が
劣化せず、且つ従来の3%Si方向性珪素鉄板よりも優れ
た鉄損特性を示し、しかも、高い磁束密度を有するとい
う優れた磁気特性を備えている。
第1図は方向性珪素鉄板におけるSi含有量と鉄損特性と
の関係を示すものである。第2図は珪素鉄板における集
積度と鉄損比との関係を示すものである。
の関係を示すものである。第2図は珪素鉄板における集
積度と鉄損比との関係を示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01F 1/16 H01F 1/16 B (72)発明者 田中 靖 東京都千代田区丸の内1丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−45349(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】圧延により若しくは圧延後の薄板を浸珪素
処理することにより製造される方向性珪素鉄板であっ
て、Siを4.0〜7.0wt%含有し、総ての結晶粒の圧延方向
に平行な結晶軸と、その結晶の<100>軸とのなす角度
が30゜以下である{110}<001>集合組織を有してなる
鉄損特性に優れた高磁束密度方向珪素鉄板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61170164A JP2634801B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 鉄損特性に優れた高磁束密度方向性珪素鉄板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61170164A JP2634801B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 鉄損特性に優れた高磁束密度方向性珪素鉄板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6326330A JPS6326330A (ja) | 1988-02-03 |
| JP2634801B2 true JP2634801B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=15899868
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61170164A Expired - Fee Related JP2634801B2 (ja) | 1986-07-18 | 1986-07-18 | 鉄損特性に優れた高磁束密度方向性珪素鉄板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2634801B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1054400C (zh) * | 1998-07-31 | 2000-07-12 | 宝山钢铁(集团)公司 | 具有粗大晶粒组织的冷轧纯铁板的生产方法 |
| US7435304B2 (en) * | 2002-11-11 | 2008-10-14 | Posco | Coating composition, and method for manufacturing high silicon electrical steel sheet using thereof |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5845349A (ja) * | 1981-08-10 | 1983-03-16 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | {100}〈011〉集合組織を有する高珪素鋼薄帯の製造方法 |
-
1986
- 1986-07-18 JP JP61170164A patent/JP2634801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6326330A (ja) | 1988-02-03 |
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