JP2634714B2 - X線マスク構造体の製造方法 - Google Patents

X線マスク構造体の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線マスク構造体、特
には反りや歪みがなく、高精度なリソグラフィ−が可能
になるX線リソグラフィ−用マスク構造体に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイスにおけるリソグラフィ−
技術についてはパタ−ン形成の微細化に伴なってX線リ
ソグラフィ−技術が有望視されている。このX線リソグ
ラフィ−に用いられるマスクは通常図1に示した、X線
透過膜の保持枠1とX線透過膜2、このX線透過膜上に
所望のパタ−ン形状に形成されているX線吸収体3およ
び保持枠1を補強するための補強体4とからなるものが
使用されている。
【0003】このX線透過膜2は一般的には窒化ほう素
(BN) 、窒化けい素(Si3N4)、炭化けい素(SiC) などのよ
うにX線吸収係数の小さい軽金属よりなる無機物の10μ
m 以下の薄状物とされ、X線吸収体3は金(Au)、タング
ステン(W) 、タンタル(Ta)などのようにX線吸収体係数
の大きい重金属の無機物からなるものとされており、こ
のX線透過膜2については薄膜状の形態を維持するため
に5×108 〜5×109ダイン/cm2 の引張応力を有する
ものとすることが必須要件とされているが、このX線透
過膜2はX線吸収体3を支持することからX線吸収体支
持膜あるいはX線透過用メンブレンとも呼ばれている。
【0004】また、このX線透過膜保持枠1は表面が平
坦で、しかも鏡面であり、アルカリ液による異方性エッ
チングが可能なものとすることから通常はシリコンウエ
ハ−が用いられており、これには直径が2インチ〜4イ
ンチで厚さが300 〜2,000 μm のものが用いられてい
る。このX線リソグラフィ−用マスクはこのシリコンウ
エハ−の鏡面にX線透過膜2を成膜し、その膜上にX線
吸収体3を形成したのち、シリコンウエハ−の反対面か
らアルカリエッチングを行なってX線透過膜をメンブレ
ン状態とすることによって作られ、この場合、メンブレ
ンの周囲に相当する未エッチング領域がX線透過膜保持
枠となる。X線吸収体の形成はX線透過膜のメンブレン
形成後に行なってもよい。
【0005】しかし、このX線透過膜の保持枠としての
シリコンウエハ−は割れ易く、強度も不充分であること
から、この保持枠はその周囲を補強体で補強する必要が
あり、この補強体としてはシリコンウエハ−と比較的熱
膨張係数が等しい、ほうけい酸ガラス(商品名パイレッ
クスガラス)が用いられるのであるが、この保持枠と補
強体は通常接着剤を用いて固定する方法で結合されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、保持枠と補強
体を接着剤を介して接着する場合には、保持枠と補強体
とを剥離を起さない程度の接着強度で接着するには接着
強度の大きいエポキシ系の接着剤を用いても接着剤層の
厚みを30〜100 μm とする必要がある。その結果、接着
後の保持枠と補強体との平行度をX線マスクとして要求
されるマスクの平行度である数μm 以下とすることがで
きないという不利がある。また、保持枠材料としてのシ
リコンウエハ−と補強体としてのほうけい酸ガラスは熱
膨張率が異なり、シリコンウエハ−が2.4 ×106 である
のに対しほうけい酸ガラスは3.5 ×106 であるために、
温度変化によって歪みが発生し易いという不利がある。
【0007】そのため、これについては補強体としての
ほうけい酸ガラスを保持枠と同じ材料であるシリコン単
結晶板とし、保持枠としてのシリコンウエハ−補強体と
してのシリコン単結晶を高温下での熱処理で直接接合す
るという方法が提案されている(特開平2−162714号公
報参照)が、この場合には実用に耐える接着強度を得る
ためには900 ℃以上、好ましくは1,000℃以上の高温度
で30分以上、好ましくは1時間以上熱処理を行なう必要
があるために、X線透過膜およびその表面に形成してい
るX線吸収体の内部応力が変化し、パタ−ンの歪みや破
損だけでなく、X線透過膜の破壊が引き起されるという
不利がある。
【0008】また、この場合には保持枠としてのシリコ
ンウエハ−と補強体となる中央部をくり抜いたシリコン
単結晶板を、予じめ熱処理により接合したのちにX線透
過膜およびX線吸収体を接合する方法も考えられるけれ
ども、それでも高温下での長時間の熱処理を行なうと接
合体に反りが発生し易く、シリコンウエハ−の表面が荒
れ易いという不利があり、これにはまた高温下での熱処
理のための装置が必要とされるという欠点もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような不
利、欠点を解決したX線マスク構造体の製造方法に関す
るもので、これはシリコン単結晶製のX線透過膜保持枠
とX線透過膜、X線吸収体および保持枠を補強するシリ
コン単結晶製の補強体とからなるX線マスク構造体にお
いて、前記X線透過膜保持枠を酸素雰囲気下に加熱処理
してこれに酸化シリコン膜層を設け、ついで前記保持枠
と前記補強体とを付き合わせ、200 〜800℃で1〜20時
間加熱して、これらを酸化シリコン膜を介して接合する
ことを特徴とするものである。
【0010】すなわち、本発明者らはX線マスク構造体
におけるシリコン単結晶製のX線透過膜保持枠とシリコ
ン単結晶製の補強体とを比較的低い温度で接合する方法
について種々検討した結果、これについてはX線透過膜
保持枠としてのシリコンウエハ−と補強体としてのシリ
コン単結晶とを酸化シリコン膜を介して接合すれば両者
を 200〜800 ℃、好ましくは 300〜600 ℃で接合するこ
とができることを見出すと共に、この場合における酸化
シリコン膜の厚さは10〜10,000Å、好ましくは100〜5,0
00 Åでよいので、X線マスクの平行度を数μm 以下と
することができるということを確認して本発明を完成さ
せた。以下にこれをさらに詳述する。
【0011】
【作用】本発明はX線マスク構造体の製造方法に関する
ものであり、これはシリコン単結晶製のX線透過膜保持
枠としてのシリコンウエハ−、X線透過膜、X線吸収体
および保持枠を補強するためのシリコン単結晶製の補強
体とからなるX線マスク構造体における保持枠としての
シリコンウエハ−を酸素雰囲気下に加熱処理してこれに
酸化シリコン膜層を設け、ついで前記保持枠と前記補強
体とを付き合わせ、200 〜800 ℃で1〜20時間加熱し
て、これらを酸化シリコン膜を介して接合することを要
旨とするものである。
【0012】本発明のX線マスク構造体を構成するX線
透過膜保持枠はシリコン単結晶からなるシリコンウエハ
−からなるものとされる。このものはその大きさや厚み
に特に制限はないが、一般的に直径が2〜4インチのも
のとされ、この厚みはそれが2,000 μm 以上となると後
工程でのバックエッチング時に長時間を要するので300
〜2,000 μm のものとすることがよいが、これはアルカ
リエッチングを行なうことから結晶方位が(100) のもの
とすることがよい。
【0013】また、このものはその表面にX線透過膜を
形成するものであるし、このX線透過膜は平滑で膜厚の
均一なものとすることが必要とされるので、鏡面である
ものとすることが必要とされるが、この反対面もこの面
に後述する酸化シリコン膜を薄く均一に形成するという
ことからは鏡面としておくことが望ましい。
【0014】また、本発明のX線マスク構造体を構成す
る保持枠補強体はシリコン単結晶板からなるものとされ
るが、このものは前記した保持枠よりもサイズの大きい
ものとすることが必要とされることから一般には5〜8
インチの丸状または四角形状のものとされ、厚みは3〜
10mm好ましくは5〜7mmのものとされる。なお、この補
強体としてのシリコン単結晶の表面はそれが荒れている
と後述する酸化シリコン膜を厚くする必要が生じ、その
結果歪みが発生し易くなるので、鏡面仕上げとすること
がよい。
【0015】なお、この補強体はX線透過膜のメンブレ
ンが形成される領域より広い領域を予じめくり抜いてお
く必要があり、このくり抜く領域の形状は丸状でも四角
状でもよいが、一般にX線透過膜のメンブレンサイズが
直径20〜30mmの円形または1辺が20〜30mmの四角状であ
ることから、これらのサイズより大きくものとする必要
があり、したがってこれは例えば直径40mmの円状か、1
辺が40mmの四角状のものとすればよい。
【0016】本発明のX線マスク構造体はこのX線透過
膜保持枠としてのシリコンウエハ−と補強体としてのシ
リコン単結晶を酸化シリコン膜を介して接合したもので
あるが、ここに使用する酸化シリコン膜は厚みが10〜1
0,000Å、 好ましくは 100〜5,000 Åのものとすればよ
い。なお、この酸化シリコン膜は保持枠としてのシリコ
ンウエハ−に設けられるが、この酸化シリコン膜の成形
はシリコン単結晶を酸素の存在下で800 ℃以上の温度で
酸化する方法で形成させればよい。
【0017】この保持枠用シリコンウエハ−と補強体と
してのシリコン単結晶とを酸化シリコン膜を介して接合
するには、酸化シリコン膜を保持枠用シリコンウエハ−
および/または補強体としてのシリコン単結晶上に形成
させたのち、これらを所定の位置に重ね合させ、ずれな
いように固定してから200 〜 800℃、好ましくは300〜6
00 ℃で1時間〜20時間、好ましくは3時間〜8時間、
真空下で加熱処理すればよく、これによれば保持枠用と
してのシリコンウエハ−と補強体としてのシリコン単結
晶を容易に、かつ確実に接合することができる。
【0018】
【実施例】つぎに本発明の実施例、比較例をあげるが、
得られた接合体の接着性および平行度の目安としての接
合体のそり量の測定方法およびその結果の判定基準を以
下に示す。 (接着性)引張試験機で保持枠用シリコンウエハ−と補
強体としてのシリコン単結晶の間に10kgの引張り強度を
与え、剥離しない場合を「良好」とし、剥離した場合を
「不良」とした。 (そり量)フラットネステスタ−を用いて接合体におけ
る補強体のそリ量を測定したが、X線マスク構造体とし
て許容されるそり量が10μm 以下、好ましくは5μm 以
下であることから、10μm 以上のものは「不良」とし
た。
【0019】実施例1〜9 本実施例はX線マスク構造体の製造方法に関するもので
あるが、これについては図2にその製造フロ−シ−トを
示したので、これにもとづいて説明する。X線透過膜保
持枠となる直径3インチ、厚みが600 μm で結晶方位が
(100) である両面研磨したシリコンウエハ−を準備する
(工程1)と共に、補強体となる結晶方位が(100) で、
一辺が100mm の正方形で厚みが5mmである片面研磨した
四角形のシリコン単結晶の中央部に直径55mmの穴を設け
たものを作成した(工程2)。ついで、この補強体を1
気圧の酸素雰囲気において950 ℃で1〜48時間酸化処理
してその研磨面に酸化シリコン膜を 200〜10,000Åの厚
さに形成した(工程3)。
【0020】上記したX線透過膜保持枠としてのシリコ
ンウエハ−と上記により酸化シリコン膜を設けた補強体
としてのシリコン単結晶とを、シリコンウエハ−の研磨
面と補強体の酸化シリコン膜とが重なるように重ね合わ
せ、真空下に 300〜800 ℃で3時間圧着処理してシリコ
ンウエハ−と補強体としてのシリコン単結晶との接合体
を得た(工程4)。つぎにこのシリコンウエハ−の外側
面にX線透過膜としてRFマグネトロンスパッタ−法を
用いて厚さが1.5 μm のSiC膜を形成した(工程
5)。
【0021】ついで、反対面ヘアルカリエッチング液の
保護膜として、プラズマCVD法を用いて厚さが0.5 μ
m のBN膜を形成し(工程6)、このBN膜を形成した
面の中央部に、25mm×25mmの正方形の領域をCF4 ガス
を用いてドライエッチングしてシリコン面を露出させ
(工程7)、シリコンの露出領域を20%の水酸化カリウ
ム水溶液を用いて90℃で5時間ウエットエッチングして
SiCのメンブレンを得た(工程8)。
【0022】つぎにこのSiC面にX線吸収体としての
Taをスパッタ−法にて2.0 μm の厚みに形成し(工程
9)、最後にCCl4 /Cl2 混合ガスでRIE法を用
いてパタ−ン形成したところ、所望のX線リソグラフィ
−用マスク構造体が得られた(工程10)。よって、こ
のようにして得たX線リソグラフィ−用マスク構造体の
接着性、そり量をしらべたところ、表1に示したとおり
の結果が得られた。
【0023】
【表1】
【0024】比較例1〜4 上記した実施例で準備されたX線透過膜保持枠としての
シリコンウエハ−と補強体としての酸化シリコン膜を設
けていないシリコン単結晶とに、エポキシ樹脂系接着剤
・アルダイト[チバガイギ−社製商品名]を10〜100 μ
m の厚みに塗布してから両者を重ね合わせ、150 ℃で2
時間加熱処理して接合させ、実施例1〜9と同様の方法
でX線リソグラフィ−用マスク構造体を作成し、これに
ついての接着性とそり量をしらべたところ、表2に示し
たとおりの結果が得られた。
【0025】比較例5〜7 上記した実施例で準備されたX線透過膜保持枠としての
シリコンウエハ−と補強体としての酸化シリコン膜を設
けていないシリコン単結晶とをそのまま重ね合わせ、真
空下に800 〜1,200 ℃で2時間加熱処理して両者を接合
させ、実施例1〜9と同様の方法でX線リソグラフィ−
用マスク構造体を作成し、これについてその接着性とそ
り量をしらべたところ、表2に示したとおりの結果が得
られた。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】本発明はX線マスク構造体の製造方法
関するものであり、これは前記したようにシリコン単結
晶製のX線透過膜保持枠とX線透過膜、X線吸収体およ
び保持枠を補強するシリコン単結晶製の補強体とからな
るX線マスク構造体において、前記X線透過膜保持枠
酸素雰囲気下に加熱処理してこれに酸化シリコン膜層を
設け、ついで前記保持枠と前記補強体とを付き合わせ、
200 〜800 ℃で1 〜20時間加熱して、これらを酸化シリ
コン膜を介して接合することを特徴とするものである
が、これによればX線透過膜保持枠としてのシリコンウ
エハ−と補強体としてのシリコン単結晶が酸化シリコン
膜を介して接合されるので、両者を強い接着力で接着さ
せることができるし、この接合は200 〜800 ℃、 好まし
くは300 〜600 ℃という比較的低い温度で行なわれるの
で、このものはそり量が少なく、また酸化シリコン膜の
厚さが10〜10,000μm であるのでその平行度を数μm 以
下、とすることができるという有利性が与えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来公知のX線リソグラフィ−に用いられるX
線マスク構造体の縦断面図を示したものである。
【図2】実施例1によるX線リソグラフィ−用マスク構
造体製造法の製造フロ−(工程1〜工程10)を示した
ものである。
【符号の説明】
1・・・X線透過膜保持枠 2・・・X線透過膜 3・・・X線吸収体 4・・・補強体 5・・・酸化シリコン膜 6・・・窒化ほう素製保護膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 樫田 周 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 化学工業株式会社 精密機能材料研究所 内 (72)発明者 久保田 芳宏 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 化学工業株式会社 精密機能材料研究所 内 (56)参考文献 特開 平4−137718(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン単結晶製のX線透過膜保持枠とX
    線透過膜、X線吸収体および保持枠を補強するシリコン
    単結晶製の補強体とからなるX線マスク構造体におい
    て、前記X線透過膜保持枠を酸素雰囲気下に加熱処理し
    てこれに酸化シリコン膜層を設け、ついで前記保持枠と
    前記補強体とを付き合わせ、200 〜800 ℃で1〜20時間
    加熱して、これらを酸化シリコン膜を介して接合するこ
    とを特徴とするX線マスク構造体の製造方法。
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