JP2634173B2 - フォトサーモグラフィー用要素 - Google Patents

フォトサーモグラフィー用要素

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JP2634173B2
JP2634173B2 JP62214132A JP21413287A JP2634173B2 JP 2634173 B2 JP2634173 B2 JP 2634173B2 JP 62214132 A JP62214132 A JP 62214132A JP 21413287 A JP21413287 A JP 21413287A JP 2634173 B2 JP2634173 B2 JP 2634173B2
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    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/494Silver salt compositions other than silver halide emulsions; Photothermographic systems ; Thermographic systems using noble metal compounds
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    • GPHYSICS
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はフオートサーモグラフイー上活性な粒子の真
のバインダー中分散物からなるフオトサーモグラフイー
用画像形成システムに関する。粒子の組み合わせによつ
て一層の画像形成層の単一シートのカラーフオトサーモ
グラフイー用要素を製造できる。
技術背景 最終画像の形成に液体現像を必要としないことからし
ばしば「ドライシルバー」組成物と称されているハロゲ
ン化銀フオトサーモブラフイー用画像形成材料はかなり
以前から知られている。これ等画像形成材料は基本的に
は、非感光性の被還元性銀源と、照射されたときに銀を
生成する感光性物質と、銀源に対する還元剤とからな
る。感光性物質は一般に写真用ハロゲン化銀であるが、
それは非感光性銀源に触媒隣接していさければならな
い。触媒隣接とは、写真用ハロゲン化銀の照射または露
光によつて銀核が生成されたきに、それら核が還元剤に
よる銀源の還元を触媒することができるような、これ等
2つの材料(写真用ハロゲン化銀と非感光性銀源)の密
接な物理的組み合わせを意味する。銀が銀イオンの還元
に際しての触媒であること、及び銀源とハロゲン含有源
との部分複分解(例えば、米国特許第3,457,075号)
や、ハロゲン化銀と銀源物質との共沈(例えば、米国特
許第3,839,049号)や、ハロゲン化銀と銀源を密接に組
み合わせるその他方法のような多数の様々な態様で銀生
成性感光性ハロゲン化銀の触媒生成剤が銀源に触媒隣接
して配置され得ることは以前からわかつている。
この分野の技術に使用される銀源は銀イオンを含有す
る物質である。最初の、そして未だ好ましい銀源は通常
炭素原子数10〜30の長鎖カルボン酸の銀塩からなる。ベ
ヘン酸の銀塩または類似分子量の酸の混合物の銀塩が主
に使用されてきた。その他の有機酸の塩または銀イミダ
ゾレートのようなその他の有機物質が提案されており、
そして米国特許第4,260,677号には、画像源物質として
無機または有機銀塩の錯体を使用することが開示されて
いる。
写真用およびフオトサーモグラフイー用どちらの乳剤
においても、ハロゲン化銀の露光によつて銀原子の小さ
なクラスターが生じる。これ等クラスターの像様分布は
潜像として知られている。この潜像は一般に通常の手段
によつては目に見えず、従つて、その感光性製品は可視
像を形成するためにさらに処理されなければならない。
可視像は潜像の核に触媒隣接している銀イオンの接触還
元によつて形成される。
可視像が全て銀によつて形成される場合には、有効最
大画像濃度を低下させることなく乳剤中の銀の量を容易
に減少させることはできない。乳剤に使用される原料コ
ストを軽減するためには銀量の低減が望ましい。
乳剤層中の銀量を増加させることなく又は減少させな
がら写真用およびフオトサーモグラフイー用乳剤の画像
濃度を増大させる試みの一伝統的方法は乳剤中に染料生
成物質を添加することである。
米国特許第4,021,240号には、多色画像を含む染料画
像を形成するためにサーモグラフイー用およびフオトサ
ーモグラフイー用乳剤中にスルホンアミドフエノール還
元剤と写真用4当量カラーカプラーを使用することが開
示されている。
米国特許第4,022,617号には、フオトサーモグラフイ
ー用乳剤中にロイコ染料(ロイコ塩基染料と称されてい
る)を使用することが開示されている。これ等ロイコ染
料はフオトサーモグラフイー用要素の熱現像中に酸化さ
れてカラー画像を形成する。多数の有効な調色剤および
現像調節剤も開示されている。
フオトサーモグラフイー用乳剤の銀像の色を改変し
て、それを黒色〜青黒色の画像にする様々な調色剤も米
国特許第4,123,282号、第3,994,732号、第3,846,136
号、および第4,021,249号に代表されるように周知であ
る。
米国特許第3,985,565号には、カラー像を提供するた
めにフオトサーモグラフイー用乳剤中にフエノールタイ
プの写真用カラーカプラーを使用することが開示されて
いる。
米国特許第3,531,286号には、染料像を生成するため
にp−フエニレンジアミン現像剤を含有するフオトサー
モグラフイー用乳剤中に写真用フエノールまたは活性メ
チレンカラーカプラーを使用することが開示されてい
る。
リサーチデイスクロージヤー17029「フオトサーモグ
ラフイツク・シルバーハライド・システム」(1978年6
月発行)第9〜15頁には、フオートサーモグラフイー用
システムの概略的歴史が示されており、それ等をカラー
にする試みが論議されている。上記特許および米国特許
第4,022,617号、第3,180,731号、および第3,761,270号
のようなその他技術の多くはフオトサーモグラフイー用
乳剤に染料濃度とカラー像を付与すると云う課題に関連
するものとして記述されている。
H.G.マクグツチン執筆のリサーチデイスクロージヤー
No.13443(1975年1月発行)には、現像調節剤フタラジ
ノンやフタルイミドや無水フタル酸を使用してのロイコ
塩基トリフエニルメタン染料とベヘン酸銀との反応によ
る発色が示されている。有効なロイコ染料に関する試験
も記載されている。
R.S.ガブリールセン、R.G.ウイリス、およびF.M.セル
クオン執筆のリサーチデイスクロージヤーNo.15126(19
76年11月発行)には、N−ヒドロキシ−1,8−ナフタル
イミドの存在下での、ベヘン酸銀と、アゾメチン染料も
しくはアゾ染料からなる還元剤との反応による発色が示
されている。
R.G.ウイリス執筆のリサーチデイスクロージヤーNo.1
5676(1977年4月発行)には、露光部では銀によつて酸
化されてしまう現像剤によつて非露光部の染料を漂白す
ることによる染料補強現像が開示されている。画像部で
は染料が変化しないまま残る。還元剤としてのインドア
ニリンおよびインドフエノール染料の使用が引用されて
いる。
F.M.セルクオン、R.S.ガブリールセン、およびR.H.ウ
イリスの米国特許第4,021,240号(1977年5月3日発
行)の第22欄第7〜65行および第23欄第1〜57行には多
層が示されている。複数の発色性層の一体性を保持する
ためにポリビニルアルコールの中間層が使用されてい
る。ゼラチンのようなその他の親水性重合体も有効であ
ることが解明されている。その他の合成重合体バインダ
ーを単独または組み合わせでビヒクルまたは結合剤とし
て様々な層中に使用することが記載されている。ポリビ
ニルブチラール、酢酪酸セルロース、ポリメチルメタク
リレート、エチルセルロース、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、塩素化ゴム、ブタジエンスチレン共重合体、塩
化ビニル酢酸ビニル共重合体、酢酸ビニルと塩化ビニル
とマレイン酸の共重合体、およびポリビニルアルコール
のような有効な樹脂が引用されている。
米国特許第4,460,681号には、色分解を低下させる層
間成分移行を防止するために複数の発色性層がバリヤ層
によつて分離されているカラーフオトサーモグラフイー
用要素が開示されている。
米国特許第4,594,307号には、個々のカラーを与える
ために個々のカラーシートを使用する熱拡散転写式フオ
トサーモグラフイー用要素が開示されている。多色像は
異なるカラーの多数シートの使用によつて形成される。
リサーチデイスクロージヤー18755(1979年11月発
行)には、カラーフオトサーモグラフイー用化学物質が
液状媒体中に溶解または担持され、そしてその液状媒体
がバインダー中に分散(乳化)されたカラーフオトサー
モグラフイー用乳剤が開示されている。
この真の乳濁物はその中に化学物質の異なる発色性小
胞を有することができる。
発明の概要 通常のフオトサーモグラフイツー用化学物質を重合体
バインダー中に配合し、そしてバインダー中の化学物質
からなる現像上未感光の粒子を製造する。それから、そ
の粒子を第二重合体バインダーの溶液中に分散し、被覆
し、そして乾燥してフオトサーモグラフイー用画像形成
層にする。第二バインダー(「層バインダー」と称され
る)中で、異なるスペクトルに対して増感され異なる発
色性カプラーまたは発色性現像剤を有する粒子を組み合
わせることによつて、単一層の多色要素を製造すること
ができる。カラー像は元の要素中に保留されてもよい
し、又は拡散または昇華によつて転写されてもよい。
発明の詳細 カラーフオトサーモグラフイー用化学物質を含有する
粒子の分散は重合体バインダー内に形成される。この分
散物は写真分野で分散物と呼ばれているもの(実際には
固形担体相内に分散された液状媒体の乳濁物である)で
はない。本発明の分散物は固形粒子が固形バインダー層
内に存在する構成である。有効な粒子のサイズは一般に
0.5〜100μ、好ましくは1〜20μである。この構成物は
層中に黒白フオトサーモグラフイー用粒子が存在する1
層以上の層から構成されていてもよいし、又は層中にカ
ラーフオトサーモグラフイー用粒子が存在する1層以上
の層から構成されていてもよいし、又は黒白および/ま
たはカラーフオトサーモグラフイー用粒子の両方の1層
以上の層から構成されていてもよい。
代表的には、フオトサーモグラフイー用化学物質はバ
インダーによつて単一組成物状になり、粒子は化学物質
中のハロゲン化銀を現像上感光させないように製造され
る。例えば、化学物質中にハロゲン化銀が存在する場合
には、粒子製造用組成物をミル処理することは微粒子の
摩擦によつてハロゲン化銀を感光させる傾向があること
から望ましくない。しかしながら、銀塩と潜伏性ハロゲ
ン化剤が使用される場合には、粒子はミル処理によつて
製造可能であり、ハロゲン化銀はハロゲン化剤を脱潜在
化(賦活化)することによつて生成される。重合体粒子
製造プロセスに使用される通常の噴霧乾燥装置で乾燥粒
子が製造されるように組成物を噴霧することが好ましい
ことが判明した。ドライシルバーフオトサーモグラフイ
ー用化学物質は乳化重合中に生成される粒子内に含有さ
れてもよい。
通常のハロゲン化銀フオトサーモグラフイー用化学物
質は本発明のシステムにおけるフオトサーモグラフイー
用化学物質として使用される。かかる化学物質は米国特
許第3,457,075号、第3,839,049号、第3,985,565号、第
4,022,617号、および第4,460,681号に十分に記載されて
いる。ハロゲン化銀源はその場でハロゲン化されたもの
(例えば米国特許第3,457,075号)又は予め生成されて
いるもの(例えば米国特許第3,839,049号)どちらが使
用されてもよい。粒子中に含有されるフオトサーモグラ
フイー用化学物質には完全ソープや部分ソープや完全塩
などのような様々なフオトサーモグラフイー用媒体のい
ずれが使用されてもよい。
通常のフオトサーモグラフイー用化学物質は感光性ハ
ロゲン化銀触媒と、還元されて金属銀像を形成すること
ができる銀化合物(例えば、銀塩、有機でも無機でも、
および銀錯体、通常非感光性銀材料)と、銀イオンに対
する現像剤(銀イオンに対する穏やかな還元剤)と、バ
インダーとからなる。カラーフオトサーモグラフイー用
システムは付加的に、ロイコ染料もしくは染料生成性現
像剤(単独または銀イオンに対する現像剤との組み合わ
せで)、またはカラーフオトサーモグラフイー用カプラ
ー(銀イオンに対する現像剤として使用されるカラー写
真用現像剤を必要とするであろう)を有する。従つて、
ネガシステムでもポジシステムでも使用できる。
本発明に使用されるロイコ染料および染料生成現像剤
は酸化されたときに可視染料を生成する無色の又は僅か
に着色した(例えば、20μ厚さの透明バインダー層中の
5重量%の濃度で0.2未満のDmax)化合物のいずれかで
あつてもよい。この化合物は着色状態に酸化されること
が可能でなければならない。PH感受性でありかつ着色状
態に酸化されることができる化合物は有効であるが好ま
しくない。PHの変化に感じるだけの化合物は着色状態に
酸化されることができないので「ロイコ染料」の用語に
含まれない。
異なる発色性粒子中のロイコ染料から生成される染料
は勿論異なるものであるべきである。反射または透過最
大吸光度において少なくとも60nmの差が要求される。好
ましくは、形成された染料の吸光最大は少なくとも80〜
100nm異なる。3種類の染料が形成される場合には、2
つは少なくともこれ等最小差を有すべきであり、かつ第
三のものは他の染料の少なくとも1つとは少なくとも15
0nm、好ましくは少なくとも200場合によつては少なくと
も250nmの差を有すべきである。これは最終画像に良好
な完全色範囲を付与する。
先に述べたように銀によつて酸化されて可視化するロ
イコ染料はいずれ本発明に有効である。米国特許第3,44
5,234号、第4,021,250号、第4,022,617号、および第4,3
68,247号に開示されているもののような染料生成性現像
剤は有効である。特に、1982年2月25日に刊行された国
内公表公報第500352/82号に列挙されている染料が好ま
しい。ナフトール類およびアリールメチル−1−ナフト
ール類が一般に好ましい。ナフトール類および好ましい
ナフトール類を以下に記載する。
国内公表公報第500352/82号に開示されているような
有効な染料生成性現像剤は下記式の化合物などである: 式中、 R1は水素原子または加水分解性基を表わし、R2〜R6
各々は独立に、水素もしくはハロゲン原子、アルキル、
アリール、アルコキシ、アリールオキシ、もしくはアミ
ノ基(これ等基の各々は置換されていてもよい)チオー
ル基、またはチオエーテル基から選択されるか、又はR2
〜R6の2つ以上の隣接基は1つ以上の炭環式もしくは複
素環式環システムを完成するのに必要な原子を表わして
もよい。
染料生成性現像剤として使用するのに適するナフトー
ル類はアルコキシ−1−ナフトール類、ジアルキルアミ
ノ−1−ナフトール類、アリールメチル−1−ナフトー
ル類などである: アルコキシ−1−ナフトール類およびマスクドナフト
ール類は下記一般式のものなどである。
式中、 XはO、S、またはSeであり、 XR12は2〜4位に存在することができ、 R11は水素またはアルカリ不安定性保護基(即ち、7.0
より高いPHで水素に転換または置換される基)、例え
ば、アセチル、クロロアセチル、ジクロロアセチル、ト
リクロロアセチル、トリフルオロアセチル、カルボアル
キル、カルボアリールオキシ、カルボネート、ベンゾイ
ル、n−ニトロベンゾイル、3,5−、ジニトロベンゾイ
ル、および2−ベンゼンスルホニル−1−エトキシカル
ボニルであり、 R12はバラスト基、例えば、アルキル、アルケニル、
アルコキシアルキル、アリールアルキル、アリールオキ
シアルキル、アルキルアリールアルキル、アルキルアリ
ールオキシアルキル、アミノ、またはジアルキルアミノ
アルキル、トリアルキルアンモニウムアルキル、アシル
アミドアルキル、カルボキシ、およびスルホ含有アルキ
ル、エステル含有アルキルを表わし、これ等バラスト基
はハロゲン化銀写真材料の分野で周知であり、20以下ま
たは30以下の炭素原子数を有することができ、 各R13は独立に次のような基から選択された環置換基
を表わす:水素、アルキル、アリール、ヒドロキシ、ア
ルコキシ、アリールオキシ、アミノ、アルキルアミノ、
ジアルキルアミノ、アリールアミノ、ジアリールアミ
ノ、カルボキシ、カルボアルコキシ、カルボンアミド
(それ等はいずれも30以下の炭素原子数、好ましくは12
以下の炭素原子数を有することができる)、スルホン
酸、スルホネート、アリールスルホニル、スルホアルコ
キシ、スルホンアミド、ハライド例えばフッ素、塩素、
臭素、ヨウ素を表わし、そして nは0〜4の整数である。
本発明に使用するのに適するアミノナフトールタイプ
の染料生成性現像剤は下記一般式のものなどである: 式中、R11、R13、およびnは上記式(2)に定義され
ている通りであり、アミノ基は2または4位のいずれか
に存在することができ、そして各R12は上記式(2)に
定義されている通りであるか又は一緒になつて2,5−ジ
アルキルピリルや2,6−ジアルキル−1,4−オキサゾリル
や4−オキソピリジルのような複素環式環を形成するの
に必要な原子を表わす。
アルキル−1−ナフトールタイプの染料生成性現像剤
は下記一般式のものなどである: 式中、CR14R15R16基は2または4位に存在することが
でき、R11、R13、およびnは上記定義通りであり、R14
はアルキル(炭素原子数20以下)または好ましくは水素
を表わし、 R15は水素、アルキル(炭素原子数20以下)、または
好ましくは芳香族基例えばフエニル、p−ヒドロキシエ
ニル、p−トリル、p−アニシル、キシリル、メシチ
ル、p−ジアルキルアミノフエニル、p−ビフエニル、
1−ナフチル、2−ナフチル、9−アントラセニル、お
よびフエナントリルであり、 R16は好ましくは、ナフトール現像剤のメチン水素を
活性化させることができる芳香族基、例えば、アリー
ル、アルキルアリール、アルコキシアリール、ヒドロキ
シアリール、トロピルであるか、又はR16はR15と一緒に
なつて1つ以上の芳香環に縮合または結合している炭環
式または複素環式環システムを完成するのに必要な原子
を表わす。
多核ヒドロキノン類およびそのモノエーテルもまた本
発明の実施に有効であり、複素環式ヒドロキノン類、ナ
フトヒドロキノン類、ビスフエノール類、2−ナフトー
ル類、アミノナフトヒドロキノン現像剤前駆体(ケト−
1,3−ナフトオキサゾリン)4−アルコキシ−1−ナフ
トール類、4−アルコキシ−1−ナフトール類、4−ア
リールメチル−1−ナフトール類、ジアルキルアミノ−
1−ナフトール類、多核ヒドロキノン類、p−ビスフエ
ノール類、o−ビスフエノール類、ビス−α−ナフトー
ル類などが有効である。米国特許第4,460,681号には、
本発明に有効な既知の染料生成性現像剤の十分な一般的
リストが提供されている。
通常のフオトサーモグラフイー用化学物質は基体上に
1層または2層として通常構成されている。単層構成体
は銀源物質と、ハロゲン化銀と、現像剤と、バインダー
ぽ含有していなければならず、場合によつてはさらに調
色剤や、塗布助剤や、その他助剤を含有している。2層
構成体は一方の乳剤層(通常、基体に隣接する層)中に
銀源とハロゲン化銀を、そして第二層中または両方の層
中に他の成分を含有していなければならない。本発明に
おいては、単層型化学作用を使用すること及びそのよう
な粒子を製造することが好ましい。2層型化学作用を使
用することは、粒子を製造しそれ等粒子を第二層の化学
物質で被覆することによつて、または層バインダー(粒
子バインダーではない)中に第二層の化学物質を導入す
ることによつて、または本発明の粒子含有層の上に従来
の第二層を被覆することによつて可能である。
銀源物質は先に述べたように通常、銀イオンの被還元
性源を含有する物質であればよい。本発明の実施には有
機酸〔特に長鎖(炭素原子数10〜30、好ましくは15〜2
8)の脂肪カルボン酸〕の塩が好ましい。配位子が4.0〜
10.0の全安定度定数を有するような有機または無機銀源
の錯体も本発明には有効である。銀源物質は画像形成粒
子の約20〜70重量%を構成すべきである。好ましくは、
30〜55重量%として存在する。
ハロゲン化銀は臭化銀、ヨウ化銀、塩化銀、臭ヨウ化
銀、塩臭ヨウ化銀、塩臭化銀などのような感光性ハロゲ
ン化銀のいずれかであつてもよく、そしてそれを銀源に
触媒隣接して配置させる態様で粒子に添加されていれば
よい。ハロゲン化銀は一般に粒子の0.75〜15重量%とし
て存在するが、もつと高い量でも有効である。粒子中に
ハロゲン化銀を1〜10重量%で使用することが好まし
く、1.5〜7.0重量%で使用することが最も好ましい。
カラーシステムで使用される場合にはそれぞれの異な
る粒子群は異なる電磁スペクトル領域にそれぞれ増感さ
れており、そして異なる発色性物質と組み合わされてい
る。例えば、減色システムでは、赤色光に感光性の粒子
はシアン染料を生成し、緑色光に感光性の粒子はマゼン
タ染料を生成し、そして青色光に感光性の粒子は黄色染
料を生成する。加色システムでは、青色光に感光性の粒
子は青色染料を生成し、緑色光に感光性の粒子は緑色染
料を生成し、そして赤色光に感光性の粒子は赤色染料を
生成する。
ハロゲン化銀はその場でのハロゲン化によつて用意さ
れてもよいし又は予め生成されていたハロゲン化銀の使
用によつて用意されていてもよい。ハロゲン化銀に対す
る増感色素の使用は特に望ましい。これ等色素を使用し
て乳剤の分光レスポンスを増感紙(intensifier scree
n)のスペクトル発光に合わせることができる。米国特
許第4,476,220号に開示されているように乳剤を増感さ
せるにはJ帯色素を使用することが特に好ましい。
銀イオンに対する還元剤は銀イオンを金属銀に還元す
る物質であればよく、好ましくは有機物質である。フエ
ニドンや、ヒドロキノンや、カテコールのような通常の
写真用現像剤が有効であるが、ヒンダードフエノール還
元剤が好ましい。還元剤は画像形成性粒子の1〜20重量
%として存在すべきである。2層構成体において、還元
剤が第二層中にある場合には、それよりやや高い割合、
約2〜20%がより望ましい傾向がある。
この構成体にとつてフタラジノンやフタラジンやフタ
ル酸のような調色剤は必須ではないが大いに望ましい。
これ等物質は例えば、0.2〜5重量%の量で存在しても
よい。
バインダーはゼラチン、ポリビニルアセタール、ポリ
塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、酢酸セルロース、ポリオ
レフイン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリアクリロ
ニトリル、ポリカーボネートなどのような周知の天然お
よび合成樹脂のいずれから選択されてもよい。共重合体
およびターポリマーも勿論これ等定義に包含される。ポ
リビニルブチラールやポリビニルホルマールのようなポ
リビニルアセタール、およびポリ酢ビ/塩ビのようなビ
ニル共重合体は特に望ましい。バインダーは一般に粒子
の20〜75重量%の範囲で、好ましくは約30〜55重量%で
使用される。
本発明に有効な物質を記載する場合において、アルキ
ル基のようにクラスを特徴付けるための用語「基(grou
p)」の使用は、そのクラスの置換された種類もあり、
それもその記述の中に包含されていることを意味してい
る。例えば、アルキルまたはアルキルラジカル(radica
l)が非置換アルキルだけを意味するのに対して、アル
キル基はヒドロキシ、ハロゲン、エーテル、ニトロ、ア
リール、およびカルボキシ等で置換されたものも包含さ
れている。
先に述べたように、本発明のフオトサーモグラフイー
用粒子には様々なその他助剤が添加されてもよい。例え
ば、調色剤、促進剤、アキユータンス色素、増感剤、安
定剤、界面活性剤、潤滑剤、塗布助剤、カブリ防止剤、
ロイコ染料、キレート剤、バインダー架橋剤、およびそ
の他の様々な周知の添加剤が粒子中または連続層中どち
らかに有効に混入可能である。増感紙のスペクトル発光
に合致したアキユータンス色素の使用は特に望ましい。
異種粒子を組み合わせるのに使用されるバインダーお
よび(必要な場合には)その溶剤は粒子内の活性なフオ
トサーモグラフイー用化学物質を溶解できないことが好
ましい。それが化学物質に対する非常に活性な溶剤であ
る場合には、それは化学物質を溶出させ経時によつてシ
ステムのセンシトメトリーを変化させる傾向がある。こ
れはバインダー中および粒子中に異なる溶剤系を使用す
ることによつて及び/又は共通溶剤に可溶性でない重合
体系をそれぞれの部分に使用することによつて回避する
ことができる。例えば、粒子バインダーにはポリビニル
ブチラールを使用し、そして層バインダーにはポリビニ
ルアルコールを使用する。また、粒子を製造し、活性な
フオトサーモグラフイー用化学物質の移行を阻止するた
めに粒子上に薄い重合体バリヤ層を適用してから、その
被覆された粒子をバインダー組成物に添加することも可
能である。ポリビニルアルコールはこのタイプの構成体
にとつて良好な粒子被覆用組成物をもたらす。
一組の粒子をその粒子の最大感度の波長で単色露光し
て、その粒子をDmax0.5に熱現像したときに他のカラー
がカブリから0.2以上高い光学濃度を示さないように十
分なバインダーが粒子と共に存在しなければならない。
好ましくは、他のカラーはこれ等条件下でカブリから0.
15の光学濃度を示さない。最も好ましくは、他のカラー
はカブリから0.10より高い光学濃度を示さない。
層バインダー中に存在することができる特に有効な化
学物質は安定化用化学物質、特に画像安定化用化学物質
である。これ等物質は層バインダー中に存在し、そして
画像の露光後の熱現像によつて粒子内に押し込まれるこ
とができる。粒子バインダーまたは感光性層中のバイン
ダーに対する架橋剤(活性または熱潜伏性どちらでもよ
い)が層バインダー中に存在することができる。塗布助
剤や、カブリ防止剤や、促進剤や、調色剤や、アキユー
タンス色素のようなその他の標準的添加剤が粒子バイン
ダー中または層バインダー中に存在してもよい。
本発明の実施には、従来のフオトサーモグラフイー用
システムでは得ることができなかつた多数の様々な利点
が存在する。多色の単層のフオトサーモグラフイー用要
素を容易に製造できる。単層でも多色転写要素またはカ
ラー拡散要素を製造できる。安定な発色性フオトサーモ
グラフイー用粒子を製造することができ、その粒子を様
々なシステムにブレンドすることができる。この安定な
粒子は様々なシシテムで貯蔵および使用可能であり、し
かもシステムのカラーバランスを容易に調節するために
使用できる。カラー転写システムにおいて、各色別のシ
ートではなく単一シートを使用することができる。
次に、本発明のこれ等およびその他特徴を非限定的実
施例で示す。
実施例で使用されている方法 単層のカラードライシルバー構成体の製造には次のよ
うな工程が包含され、それ等工程は適切な安全光条件下
で行われた: 1. 全ての必要な画像形成用化学物質および重合体樹脂
/バインダーを含有している単色ドラシルバー分散物を
製造する。
2. 分散物/溶液を乾燥粒子に変換する。この作業にお
いては、噴霧乾燥を使用して粒子を製造する。
3. 樹脂溶液中に各モノカラー粒子を分散させる。
4. 幾種類かのカラー分散物をブレンドする。
5. 基体上に被覆し乾燥する。
ドライシルバー溶液の組成は第1表〜第3表に掲載さ
れている。代表的な溶液の調製は次の通りである:銀ソ
ープのホモジネート(homogenete)を溶剤で希釈し、5
〜10分間混合し、ブトバルを添加し、そして10〜15分間
混合した。臭化第二水銀溶液を2等分し、一方の添加後
15〜20分の間隔をおいてもう一方を添加し、そして第二
添加後に2時間熟成した。ブトバル樹脂を添加し、そし
てその溶液を2時間撹拌した。この溶液は直ちに使用す
ることも又は数週間保存することも可能であつた。最終
溶液の調製は噴霧乾燥直前に完了させる。必要ならば、
ハロゲン化された銀ソープ/樹脂溶液は溶剤で希釈さ
れ、そして酢酸第二水銀溶液が添加される。増感色素溶
液を添加してから1時間待つた。最後に、現像剤染料、
調色剤、および追加溶剤を添加し、15分間混合し、そし
て数層のチーズクロスを介してろ過した。
噴霧乾燥はブチ(Buchi)モデル190噴霧乾燥機を使用
して行つた。代表的な操作条件は次の通りであつた:噴
霧流量設定200、ポンプ設定7、アスピレーター制御設
定20、ヒートオン、ヒーター設定0、流入温度43℃、流
出温度30℃、およびフイルター背圧60ミリバール。
噴霧乾燥粉末をポリビニルアルコール樹脂水溶液中に
分散させるには2つの方法が使用された。第一の方法は
超音波浴を使用する水/界面活性剤中または水/界面活
性剤/ポリビニルアルコール中への分散である。第二の
方法では、6mmガラスビーズを半分充填したジヤーに粉
末と、水と、界面活性剤と、ポリビニルアルコールの一
部とを装填し、そしてシエカー上に1時間置く。残りの
ポリビニルアルコール溶液を加え、さらに30分間シエー
キングする。それから、その分散物を一晩放置して泡を
消滅させる。
実施例1:青色感光性、黄色画像構成体 溶液1を噴霧乾燥して粒子サイズ範囲1〜15μの粉末
8.2gを製造した。超音波浴を用いて、噴霧乾燥粉末2.0g
と、10%アルコノックス溶液1.0gと、水16.6gと、ゲル
バトール20−60ポリビニルアルコールの12%水溶液83.4
gとから成る分散物を調製した。この分散物を3ミルの
不透明なポリエステル上に3.0ミルで被覆し、180゜Fで
3分間乾燥した。このサンプルを青色光(460nm)で露
光し、そして260゜Fで20分間熱処理して黄色画像を生じ
た。Dminは0.12であり、Dmaxは0.43であつた(マクベス
濃度計、青フイルターで)。
実施例2:緑色感光性、マゼンタ画像構成体 溶液2を噴霧乾燥して粒子サイズ範囲2−10μの粉末
5.8gを製造した。超音波浴を用いて、噴霧乾燥粉末2.0g
と、10%アルコノツクス溶液1.5gと、水16.6gと、ゲル
バトール20−60の12%水溶液83.4gとからなる分散物を
調製した。この分散物を実施例1のように被覆し、乾燥
した。緑色光(520nm)で露光し、そして260゜Fで20秒
間熱処理してDmin0.13およびDmax0.37(マクベス濃度
計、緑フイルターで)のマゼンタ画像を生じた。
実施例3:青色感光性、黄色−マゼンタ画像構成体 実施例の黄発色性分散物50gと実施例2のマゼンタ発
色性分散物50gとを混合し、3ミルの不透明ポリエステ
ル上に5.0ミルで被覆し、そして180゜Fで5分間乾燥し
た。青色光(460nm)で露光し、そして260゜Fで20秒間
熱処理してDmin0.22およびDmax0.49(マクベス濃度計、
青フイルターで)の黄色画像を生じた。緑色光(520n
m)で露光し、そして260゜Fで20秒間熱処理してDmin0.1
0およびDmax0.33(マクベス濃度計、緑フイルターで)
でマゼンタ画像を生じた。
実施例4:赤色感光性、シアン画像構成体 溶液5を噴霧乾燥して粒子サイズ範囲1〜20μの粒子
3.33gを製造した。ガラスビーズでシエーキングするこ
とによつて、粉末1.0gと、水15.2gと、ノツプコサントL
0.50gと、ゲルバトール20−60の12%溶液33.3gとからな
る分散物を調製した。この分散物を3ミルの不透明ポリ
エステルの上に4ミルで被覆し、そして180゜Fで5分間
乾燥した。このサンプルを赤色光(640nm)で露光し、
そして260゜Fで10秒間熱処理したときに、Dmin0.17およ
びDmax0.96(赤フイルターで)のシアン画像が形成され
た。
実施例5:汎色性、完全色構成体 溶液3を噴霧乾燥して粒子サイズ範囲1〜20μの青色
感光性の黄発色性粒子20.4gを製造した。溶液4を噴霧
乾燥して粒子サイズ範囲1〜20μの緑色感光性のマゼン
タ発色性粒子22.6gを製造した。これ等2種類の粉末と
実施例4の粉末を使用してそれぞれの分散物をガラスビ
ーズ/シエカー法によつて調製した。各分散物の組成は
次の通りであつた: 噴霧乾燥粉末 1.5g 水 15.2g ノップコサントL界面活性剤 0.5g ゲルバトール20−60の12%溶液 33.3g 各分散物を20gずつ合わせ、混合し、3ミルの不透明
ポリエステルの上に5ミルの厚さで被覆し、そして180
゜Fで5分間乾燥した。青色光、緑色光、および赤色光
で露光し、260゜Fで10分間処理したときに、補色の黄
色、マゼンタ、およびシアン画像が形成された。この画
像形成されたシートは次のような性質を有していた: カラーネガを密着露光し、そして250゜Fで10秒間処理
したときに、非常に良好な色分解をもつた完全色プリン
トを生じた。
実施例6:汎色性、完全色熱拡散転写構成体 3ミルの不透明ポリエステルベースに2−ブタノン中
の15%のVYHH樹脂溶液を3ミルの湿潤厚さで被覆し、そ
して180゜Fで3分間乾燥した。実施例5の各モノカラー
分散物(C、M、およびY)30gを水15gで希釈し、そし
て混合した。各希釈分散物15gを合わせ、混合し、VYHH
層上に5ミル湿潤厚さで被覆し、そして180゜Fで5分間
乾燥した。この構成体のサンプルを赤色光(640nm)で
露光し、そして270゜Fで30秒間処理して緑色背景部上に
シアン画像を生じた。ドライシルバー/ポリビニルアル
コール層を剥離したら、VYHH層に白色背景部上に淡いシ
アン画像が出現した。同様に、サンプルを緑色光(520n
m)で露光し、270゜Fで30秒間処理したら、緑色背景部
上のマゼンタ画像が生じた。ドライシルバー層を剥離し
たら、VYHH層に白色背景部上の淡いマゼンタ画像が出現
した。青色光(460nm)で露光し、そして270゜Fで30秒
間処理したら、やはりマゼンタ画像がドライシルバー層
とVYHH層の両方に生じた。しかしながら、処理条件を27
0゜Fで10秒間にしたところ、Dmax領域でマゼンタで汚染
された黄色画像が生じた。ドライシルバー層を剥離した
ら、VYHH層に白色背景部上のかすかな黄色画像が出現し
た。この構成体における画像濃度は低く、そして3種類
の発色反応はバランスされていないけれども、それは熱
拡散転写構成体に1層構想を用いることの実行可能性を
立証している。
リサーチデイスクロージャー18755(1979年11月)第6
51〜652頁に開示されている1層型および2層型多色フ
オトサーモグラフイー用画像形成システムを再現するこ
とを試みた。ハロゲン化された銀ソープ分散物を調製
し、そしてこの液状物をバインダー溶液中に乳化して、
そして液滴を固化バインダー(ポリビニルアルコール)
内に捕獲された。単色シートに良好なカラー画像が形成
された。多色を単一層で使用した場合には、異なる色は
乳化工程中に会合する傾向があり、色分解は殆ど行われ
なかつた。実際、殆ど全ての場合に、色分解は認められ
なかつた。これは従来技術に教示されているような液滴
とは相違する本発明の粒子の使用がフオトサーモグラフ
イー用製品に有意な改善をもたらすことを示している。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成有機重合体からなる透明バインダー
    と、感光性ハロゲン化銀と、非感光性銀化合物と、銀イ
    オンに対する還元剤とからなる、0.5〜100μの寸法を有
    するフォトサーモグラフィー上活性な粒子。
  2. 【請求項2】透明バインダーが、ポリビニルアセター
    ル、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、酢酸セルロー
    ス、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリスチレン、ポ
    リアクリルニトリル、ポリカーボネート、及びこれらの
    ポリマーの共重合体からなる群から選ばれる合成有機重
    合体からなる特許請求の範囲第1項に記載の粒子。
  3. 【請求項3】透明バインダーがポリビニルブチラールで
    ある特許請求の範囲第1項または第2項記載の粒子。
  4. 【請求項4】ポリビニルアルコール層内に分散されてい
    る特許請求の範囲第3項に記載の粒子。
  5. 【請求項5】合成有機重合体からなる透明バインダー
    と、感光性ハロゲン化銀と、非感光性銀化合物と、銀イ
    オンに対する還元剤とからなる、0.5〜100μの寸法を有
    するフォトサーモグラフィー上活性な粒子を、該粒子の
    バインダーとは異なる第二バインダー中に分散して成
    る、フォトサーモグラフィー層。
  6. 【請求項6】該第二バインダーは該粒子内のフォトサー
    モグラフィー上活性な化学物質のいずれをも容易に可溶
    化しない、特許請求の範囲第5項に記載の層。
  7. 【請求項7】少なくとも2種類の異なるタイプの粒子を
    含有し、各タイプの粒子は他方のタイプの粒子が分光増
    感されている電磁スペクトルとは異なる領域の電磁スペ
    クトルに分光増感されており、かつ各タイプの粒子は露
    光および現像されたときに該層内の他方のタイプの粒子
    によって生成可能な色とは異なる色を生成することがで
    きる、特許請求の範囲第6項に記載の層。
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