JP2633971B2 - ビデオ信号記録再生装置 - Google Patents

ビデオ信号記録再生装置

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JP2633971B2 JP2067588A JP6758890A JP2633971B2 JP 2633971 B2 JP2633971 B2 JP 2633971B2 JP 2067588 A JP2067588 A JP 2067588A JP 6758890 A JP6758890 A JP 6758890A JP 2633971 B2 JP2633971 B2 JP 2633971B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、大容量メモリとして使用される光メモリに
対して、ビデオ信号の記録再生を行うビデオ信号記録再
生装置に関するものである。
〔従来の技術〕
ビデオ信号の記録媒体としては、従来、磁気テープ及
び光ディスクメモリ等が用いられている。特に、光ディ
スクメモリは、取扱い及び操作の簡便さ等のために、近
年多用されつつある。
このような光ディスクメモリとしては、例えば、コン
パクトディスク及びレーザビデオディスク等、光ディス
クメモリの製造工程で記録がなされる再生専用型のも
の、記録媒体としてTe−C等を用いた孔あけ型光ディス
クメモリ等の1回のみ所望の記録が可能な追加型のも
の、及び光磁気ディスクのように何回でも記録、再生が
行える書換え型のもの等が知られている。
上記光ディスクメモリに対する記録及び再生は、例え
ば、再生専用型のものでは、Arレーザ等でディスク原盤
をカッティングし、それを射出成形法によりプラスティ
ック基板に複製することにより行われている。
一方、追記型及び書換え型のものでは、半導体レーザ
等で発生されるレーザ光を使用して記録、再生を行うよ
うになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記のような光ディスクメモリの場合、記
録面積が限られるので、記録容量を増大させるためには
記録密度を可能な限り大きくする必要がある。
しかしながら、光ディスクメモリに、ビデオ信号をFM
変調して記録する場合、Arレーザ又は半導体レーザ等が
発生するレーザ光の波長に依存して決まる集光ビーム径
に比して記録ビット長が短くなると、急激に再生信号量
が低下し、再生画像の品質の低下を招く場合がある。従
って、通常、充分な再生性能を有した上で記録、再生可
能な最小ビット長は、再生専用型光ディスクメモリで0.
5μm程度、追記型及び書換え型光ディスクメモリでは
1μm程度とかなり大きくなる。
又、光ディスクメモリ上のトラックのピッチも、レー
ザビームの径程度にまで小さくすると、クロストークが
生じるため、通常1.6μm程度が限界となる。従って、
記録密度を充分に大きくすることは困難である。
それゆえ、情報量の多いビデオ信号を記録すると、例
えば、直径300mmの再生専用型レーザディスクでは、デ
ィスク回転速度1800rpmの角速度一定方式(以下、CAV方
式と称する)の場合、30分程度の比較的短い時間しか記
録できない。又、直径200mmのレーザディスクでは、記
録時間はCAV方式の場合で約14分、線速度一定方式(以
下、CLV方式と称する)の場合で約18分と一層短くな
る。
このように、特に情報量の多いビデオ信号は、長時間
の記録が困難であるという問題点を有していた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るビデオ信号記録再生装置は、上記の課題
を解決するために、レーザ光を発生させるレーザ光源
と、ビデオ信号をFM変調するFM変調手段と、変調された
FM変調信号に応じてレーザ駆動パルスを生成するレーザ
駆動パルス生成手段と、レーザ駆動パルスに基づいて上
記レーザ光源を駆動するレーザ駆動手段と、レーザ光源
により出射されるレーザ光を光メモリ上に集光する集光
手段と、上記光メモリを駆動する駆動手段と、再生され
たFM変調信号の復調を行うFM復調手段と、光メモリの線
速度を検出する線速度検出手段とを備え、光メモリに対
してビデオ信号の記録再生を行うビデオ信号記録再生装
置において、上記レーザ駆動パルス生成手段には、レー
ザ駆動パルスのパルスデューティが50%未満となる範囲
で変化させることによりパルス幅の調整を行うパルス幅
調整手段が設けられており、光メモリの線速度が小さく
なるに従って、該パルス幅調整手段は記録時のレーザ駆
動パルスのパルス幅が小さくなるように調整を行い、か
つ、上記レーザ駆動手段は記録時のレーザパワーを増大
させることを特徴とするものである。
〔作 用〕
上記したように、ビデオ信号を光メモリに長時間記録
・再生することを困難にしている理由の1つは、記録媒
体に記録された記録ビットの長さがレーザビーム径に比
べて短くなると、急激に再生信号量が低下することであ
る。従って、充分な画質を有する画像を得るためには、
ある値以上の再生信号量が必要となる。即ち、光メモリ
に記録し得るビデオ信号量はある値以上の再生信号量が
得られる最小の記録ビット長により定まることになる。
この最小記録ビット長を短くすることにより長時間に渡
ってビデオ信号を記録・再生することができ、逆に言え
ば、長時間の記録・再生を可能とするためには短いビッ
ト長での再生信号量を大きくする必要がある。
このことを達成するために、本発明者はレーザ光源を
駆動するレーザ駆動パルス(記録パルス)のパルス長を
変化させることを検討した。第7図に単一周波数を記録
した時のレーザ駆動パルスのパルスデューディと再生信
号の信号量との関係を記録径、つまり、光メモリにおけ
る記録が行われる半径位置をパラメータとして求めた結
果を示す。但し、光メモリはCAV方式で回転させた。同
図から明らかなように、記録径が大きくなって記録位置
が外周側に移動するに伴って、つまり、線速度が大きく
なるに伴って再生信号量は増加する。
又、各記録径において、レーザ駆動パルスのパルスデ
ューティと信号量との関連について言えば、パルスデュ
ーディが小さくなるに伴って、つまり、レーザ駆動パル
スのパルス幅が小さくなるに伴って、再生信号の信号量
が増大する。このように、レーザ駆動パルスのパルス幅
を短くし、かつ、レーザパワーを短くすることにより記
録ビットを長くすることができる。なお、レーザ駆動パ
ルスのパルス幅を短くする場合、必要に応じてレーザパ
ワー(記録パワー)を増大させることが好ましい。
次に第8図に単一周波数を記録した時のレーザ駆動パ
ルスのパルスデューティと最適レーザパワーとの関係を
記録径をパラメータとして示す。但し、この場合も光メ
モリはCAV方式で回転させた。同図から明らかなよう
に、線速度の大きい外周においては、内周より最適レー
ザパワーが大きくなる。又、各記録径において、レーザ
駆動パルスのパルス幅を短くすると、最適レーザパワー
が増大する。換言すれば、レーザ駆動パルスのパルス幅
を短くすると、記録感度が低下する。
その場合、光メモリの内周では、第7図のように、再
生信号量が小さいため、再生信号量を少しでも大きくす
るためにレーザ駆動パルスのパルス幅を特に短くする必
要があるが、この内周におけるレーザ駆動パルスのパル
ス幅を外周まで一定に保つと、外周でのレーザパワーが
極めて大きくなり、出力不可能となるか、出力可能であ
ってもレーザ光源の寿命を著しく低下させることにな
る。
一方、外周におけるレーザパワを適性な値に保つため
にレーザ駆動パルスのパルス幅を大きくすると、内周で
充分な再生信号量を得られなくなるものである。
そこで、本発明では、上記のように、レーザ駆動パル
ス生成手段に光メモリの線速度が小さくなるに伴って、
換言すれば、記録径が小さくなるに伴ってレーザ駆動パ
ルスのパルス幅が小さくなる(例えば、パルスデューテ
ィを小さくすることにより実現する)ようにパルス幅の
調整を行うパルス幅調整手段を設けることにより、光メ
モリの外周、つまり、線速度の大きい領域におけるレー
ザパワーの増大を防止すると同時に内周、つまり、線速
度の小さい領域における再生信号量を確保するようにし
ている。
〔実施例1〕 本発明の一実施例を第1図乃至第9図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
本実施例に係るビデオ信号記録再生装置は、光メモリ
にビデオ信号を記録・再生するためのものである。第3
図および第4図に示すように、この装置は記録部21と再
生部31とを備え、そのうち、記録部21は、第3図に示す
ように、入力されたビデオ信号22をFM変調するFM変調手
段23と、変調されたFM変調信号に従ってレーザ駆動パル
ス(記録パルス)を生成し、かつ、生成したレーザ駆動
パルスのパルス幅(例えば、パルスデューティ)を一定
の規則に従って変化させた上で出力するレーザ駆動パル
ス生成手段24aと、レーザ駆動パルスに従って発生され
たレーザ光を光メモリ27上の所定の位置に集光する集光
手段を備えた記録手段25とが順に接続されてなってい
る。又、記録部21には光メモリ27を、入力されるビデオ
信号と同期させて駆動する駆動手段26が設けられてい
る。
一方、再生部31は、第4図に示すように、光メモリ27
に記録されている信号を再生する再生手段32と、再生さ
れたFM変調信号のFM復調を行うFM復調手段33とが順に接
続されており、FM復調手段33から再生ビデオ信号34が出
力されるようになっている。又、再生時には、駆動手段
26は、再生ビデオ信号34と同期して光メモリ27を駆動す
るようになっている。
上記記録部21及び再生部31の更に詳細な構成を第5図
及び第6図に基づいて説明する。但し、ここでは、光メ
モリ27として、DyFeCoを記録媒体として用いた光磁気デ
ィスク27′を使用するものとする。
記録部21では、第5図に示すように、ビデオ信号22が
入力される入力端子47は、ローパス(低域通過)フィル
タ41に接続されている。このローパスフィルタ41は、前
記のFM変調手段23を介してミキサ42に接続され、ビデオ
信号22はミキサ42に送られるようになっている。このミ
キサ42には、又、入力端子48・48を介して入力された1
チャネル、2チャネルの音声信号43が、音声信号処理回
路45及び音声変調回路44を介して供給され、ここで、音
声信号43が上記のビデオ信号22と混合されるようになっ
ている。
ミキサ42には、上記のレーザ駆動パルス生成手段24a
が接続され、このレーザ駆動パルス生成手段24aは、記
録手段25におけるLDドライバ25a(レーザ駆動手段)を
介して、LD(レーザダイオード)からなるレーザ光源
と、対物レンズからなる集光手段と、磁界印加部とを備
えたピックアップ25bに接続されている。なお、上記磁
界印加部はピックアップ25bと別体に構成されていても
良い。
又、レーザ駆動パルス生成手段24aとLDドライバ25aは
線速度を直接又は記録径等に基づいて検出する線速度検
出手段24bに接続され、以下で述べるように、レーザ駆
動パルス生成手段24aは線速度検出手段24bで検出された
線速度に依存してレーザ駆動パルスのパルス幅と記録時
のレーザパワーを調整するようになっている。なお、上
記ピックアップ25bには、ピックアップ制御回路25cが接
続されており、このピックアップ制御回路25cにより、
光磁気ディスク27′上の所定の位置に正しくレーザ光が
集光されるようになっている。
基準クロック発生回路46はFM変調手段23、音声変調回
路44及び駆動手段26におけるモータ制御回路26aに接続
され、基準クロック発生回路46で発生される基準クロッ
クに基づいて、FM変調手段23及び音声変調回路44におけ
る同期信号の制御並びにモータ制御回路26aによるモー
タ26bの回転速度の制御が行われるようになっている。
なお、駆動手段26は、モータ制御回路26aと、光磁気デ
ィスク27′を回転駆動するモータ26bとにより構成され
ている。
一方、再生部31では、第6図に示すように、ピックア
ップ25bにピックアップ制御回路25c及びプリアンプ32a
が接続されて再生手段32が構成されピックアップ25bが
再生された信号はプリアンプ32aにより増幅されるよう
になっている。
プリアンプ32aはバンドパス(帯域通過)フィルタ51
・54に接続されている。一方のバンドパスフィルタ54は
音声復調回路55を介して音声信号処理回路56に接続され
ている。そして、音声復調回路55にて、バンドパスフィ
ルタ54を通過した音声信号が復調され、更に、音声信号
処理回路56において、1チャネルと2チャネルとに分離
された後、出力端子59・59を介して再生音声信号57とし
て出力されるようになっている。
又、他方のバンドパスフィルタ51はイコライザ52、FM
復調手段33及びローパスフィルタ53を介して出力端子58
に接続されており、FM復調手段33にてFM復調されたビデ
オ信号が出力端子58を介して再生ビデオ信号34として出
力されるようになっている。なお、基準クロック発生回
路46はFM復調手段33及び音声復調回路55にも接続され、
上記の基準クロックに基づいて、FM復調手段33及び音声
復調回路55の同期信号の制御が行われるようになってい
る。
次に、レーザ駆動パルス生成手段24aの具体的な構成
の一例を第2図に基づいて説明する。
レーザ駆動パルス生成手段24aは4つの入力端子71a〜
71dを備え、入力端子71aにはミキサ52(第5図)からFM
変調信号が入力されるようになっている。このFM変調信
号は入力コンパレータ72に入力され、ここで、D/A(デ
ィジタル/アナログ)コンバータ73から出力されるスラ
イスレベルと比較されることにより2値化されて、パル
スに変換されるようになっている。
入力コンパレータ72から出力されたパルスは、インヒ
ビット用AND回路72aの一方の入力端子に入力される。イ
ンヒビット用AND回路72aの他方の入力端子には入力端子
71bからインヒビット信号が入力されるようになってい
る。このインヒビット信号はピックアップ25bにおけるL
Dの駆動時にはハイレベルとされ、インヒビット信号が
ローレベルとなった時にはインヒビット用AND回路72aの
出力がローレベルに固定されるようになっている。
上記入力端子71dから、例えば、ディジタルの8ビッ
トからなり、入力コンパレータ72におけるスライスレベ
ルを示す信号がラッチ回路74に供給され、入力端子71c
から供給されるタイミング信号に応じてラッチされる。
このスライスレベル信号(第1図(a)中II参照)はD/
Aコンバータ73によりアナログ信号に変換された後、入
力コンパレータ72に供給される。そして、入力コンパレ
ータ72で上記FM変調信号とスライスレベルが比較され、
第1図(b)に示すレーザ駆動パルスがバッファアンプ
75を介して出力端子76に送られる。この出力端子76は、
第5図のLDドライバ25aに接続されている。
第1図(b)から明らかなように、レーザ駆動パルス
は元のFM変調信号(同図(a)中I参照)よりパルスデ
ューティ、換言すれば、パルス幅が小さくなっている。
上記のパルスデューティは、入力端子71dから入力され
る8ビットのスライスレベル信号を変化させ、第1図
(a)中IIのスライスレベルを変化させることにより、
所望の値に設定できる。
従って、光磁気ディスク27′をCAV(角速度一定)方
式で回転させる場合は、線速度検出手段24bの検出結果
に基づき、ピックアップ25bが光磁気ディスク27′の内
周側に移動して線速度が小さくなるに伴ってレーザ駆動
パルスのパルスデューティが小さくなるように上記スラ
イスレベルを変化させれば良い。それにより、光磁気デ
ィスク27′の内周においても充分な再生信号量が得られ
るとともに(第7図参照)、光磁気ディスク27′の外周
におけるレーザパワーの増加を抑制することができるよ
うになる(第8図参照)。
一方、光磁気ディスク27′をCLV(線速度一定)方式
で回転させる場合は、ピックアップ25bの半径位置にか
かわらず、その線速度に応じてレーザ駆動パルスのパル
スデューティを一定とすれば良い。但し、この場合も、
一定のパルスデューティは従来(50%)よりも小さく設
定される。
又、再生画質を重視して線速度を大きめに設定したモ
ードと、記録時間を重視して線速度を小さめに設定した
モードを設ける場合のように、そのモードに応じて線速
度を多段階に変更する場合も、その線速度に応じてパル
スデューティを調整できる。なお、この場合、線速度を
検出してパルスデューティを変化する代わりに、線速度
を切り換える信号によりパルス幅を変化させるようにし
ても良い。
以上のような構成のビデオ信号記録再生装置を用い
て、実際にビデオ信号を記録、再生した結果につき説明
する。
一般に、再生ビデオ信号34の信号品質を評価する指標
としては、S/N(SN比)が用いられる。なお、このS/N
は、ビデオ信号における輝度信号のキャリア周波数にお
けるC/N(CN比)との間に次の(1)式の関係があるこ
とが知られている。
S/N=C/N−Q ……(1) ここでQ値は、システムによって決まる定数である。
従って、再生画像のS/Nを向上させるためには、高いC/N
が得られれば良いことになる。
第7図から分かるように、レーザ駆動パルスのパルス
幅を小さくすることによって再生信号のC/Nを向上させ
ることができる。従って、レーザ駆動パルスのパルス幅
を小さくすれば、最小記録ビット長を従来より短くして
も、充分鮮明な再生画像が得られるものと考えられる。
ここで、上記のような構成のビデオ信号記録再生装置
を用いて、レーザ駆動パルスのパルスデューティ(ここ
ではFM映像信号を単一周波数9MHzとした時のパルスデュ
ーティを示している)と再生画像のS/Nとの関係を測定
した結果を第9図に示す。但し、FM変調方式として、フ
ィリップス社により提案されている方式を採用し、ビデ
オ信号における輝度信号のキャリア周波数でのビット長
が0.73μmに相当する条件で記録再生を行っている。第
9図からレーザ駆動パルスのパルス幅を短縮することに
よって、ディスクの中周(半径方向中間位置)における
S/Nが従来の38dBから40dB以上に向上していることが分
かる。
従来の技術では、中周で40dB以上のS/Nを得ようとす
ると0.84μm以上のビット長が必要であったので、直径
300mm、トラックピッチ1.6μmのディスクの場合、CAV
方式では約22分、CLV方式では約31分しか記録再生が行
えなかった。今回、上記のような構成のビデオ信号記録
再生装置を使用することによって、0.73μmのビット長
で40dB以上のS/Nが得られているので、上記した直径300
mm、トラックピッチ1.6μmのディスクの場合、CAV方式
では約26分、CLV方式では約40分の記録再生が可能とな
った。即ち、CAVの場合、必要なビット長が短くなるこ
とにより、ディスクにおける従来より一層内周寄りの位
置まで記録が行えるようになるので記録容量が増大し、
一方、CLV方式の場合、必要なビット長が短くなると、
それに応じてディスクの線速度を減少させるか、若しく
は記録周波数を増大させることができるので、やはり記
録容量が増大する。
上記と同様に、直径130mmのディスクの場合、従来、C
LV方式で約4.3分の記録再生しか行えなかったのに対
し、本実施例の構成では、約5.2分の記録再生が可能に
なった。
なお、上記の実施例では、線速度に応じてレーザ駆動
パルスのパルス幅を変化させる方式としてレーザ駆動パ
ルスのパルスデューティを変化させる方式を示したが、
次に線速度に応じてパルスの一定量を削減する方式を実
施例2に示す。
〔実施例2〕 次に、第10図及び第11図に基づいて第2実施例を説明
する。
第1実施例はFM変調信号を2値化する際にスライスレ
ベルを変更することにより、パルスデューティを調整す
るものであるのに対し、第2実施例はFM変調信号を2値
化した後、パルス幅の一定量を削減することにより、パ
ルス幅の縮小されたレーザ駆動パルスを生成するもので
ある。
即ち、第11図に示すように、レーザ駆動パルス生成手
段24aは4つの入力端子61a〜61dを備え、入力端子61aに
はミキサ42(第5図)からFM変調信号が入力されるよう
になっている。このFM変調信号は入力コンパレータ62に
入力され、ここで、可変抵抗決60により設定された基準
値と比較されることにより2値化されてパルスに変換さ
れるようになっている。
入力コンパレータ62から出力されたパルスは、正極性
及び負極性の出力端子を有するインヒビット用AND回路6
2aの一方の入力端子に入力される。インヒビット用AND
回路62aの他方の入力端子には入力端子61bからインヒビ
ット信号が入力されるようになっている。このインヒビ
ット信号はピックアップ25bにおけるLDの駆動時にはハ
イレベルとされ、インヒビット信号がローレベルとなっ
た時にはインヒビット用AND回路62aの正極性出力端子の
出力がローレベルに固定される一方、インヒビット用AN
D回路62aの負極性出力端子の出力がハイレベルに固定さ
れるようになっている。
インヒビット用AND回路62aの正極性出力端子はトリガ
ーリセット回路63cのトリガー入力端子に接続され、上
記LDの駆動時(インヒビット信号がハイレベル)には入
力コンパレータ62)の出力がそのまま上記正極性出力端
子の出力(第10図(a)参照)として上記トリガー入力
端子に入力される。トリガーリセット回路63cは上記ト
リガー入力端子に入力されたパルスの立ち上がりに応じ
て第10図(c)中にIで示すような鋸歯状波を発生し、
この鋸歯状波はコンデンサCが外付けされたタイミング
制御回路63dを介して出力回路64に送られるようになっ
ている。
上記入力端子61dから例えばディジタルの8ビットか
らなり、出力回路64におけるスライスレベルを示す信号
がラッチ回路63fに供給され、入力端子61cから供給され
るタイミング信号に応じてラッチされる。このスライス
レベル信号(第10図(c)中II参照)はD/A(ディジタ
ル/アナログ)コンバータ63eによりアナログ信号に変
換された後、タイミング制御回路63dを介して出力回路6
4に供給される。そして、出力回路64で上記鋸歯状波と
スライスレベルが比較され、負極性出力端子から第10図
(e)に示すレーザ駆動パルスがバッファアンプ65を介
して出力端子66に送られる。この出力端子66は第5図の
LDドライバ25aに接続されている。
一方、第10図(e)のパルスを反転させたパルスが出
力回路64の正極性出力端子から出力される。このパルス
はAND回路63aの一方の入力端子に入力され、AND回路63a
の他方の入力端子にはインヒビット用AND回路62aの正極
性出力端子からの出力が入力される。AND回路63aの出力
は抵抗67aを介してAND回路63bの一方の入力端子に入力
され、AND回路63bの他方の入力端子にはインヒビット用
AND回路62aの負極性出力端子からのパルス(第10図
(b)参照)が入力される。なお、抵抗67aとAND回路63
bの一方の入力端子との接続点とグランドとの間にはコ
ンデンサ67bが接続されている。
AND回路63bの出力はリセットパルス(第10図(d)参
照)としてトリガーリセット回路63cのリセット入力端
子に入力される。このリセットパルスに基づいて第10図
(c)中Iの鋸歯状波が基準レベルに復帰するととも
に、同図(e)のレーザ駆動パルスがローレベルに復帰
するようになっている。なお、AND回路63a・63b、トリ
ガーリセット回路63c、タイミング制御回路63d、D/Aコ
ンバータ63e、ラッチ回路63f及び出力回路64はパルス幅
調整手段68を構成する。
第10図(e)から明らかなように、レーザ駆動パルス
は元のFM変調信号(同図(a))よりパルス幅が小さく
なっている。このパルス幅は入力端子61dから入力され
る8ビットのスライスレベル信号を変化させ、第10図
(c)中IIのスライスレベルを変化させることにより所
望の値に設定できる。
〔発明の効果〕
本発明に係るビデオ信号記録再生装置は、以上のよう
に、レーザ駆動パルス生成手段には、レーザ駆動パルス
のパルスデューティが50%未満となる範囲で変化させる
ことによりパルス幅の調整を行うパルス幅調整手段が設
けられており、光メモリの線速度が小さくなるに伴っ
て、該パルス幅調整手段は記録時のレーザ駆動パルスの
パルス幅が小さくなるように調整を行い、かつ、上記レ
ーザ駆動手段は記録時のレーザパワーを増大させる構成
である。
これにより、例えば、光メモリを角速度一定制御で回
転させる場合等、光メモリとレーザ光源との相対位置関
係によって線速度が変化する場合に、線速度の小さい
時、換言すれば再生信号量の得にくい時にはレーザ駆動
パルスのパルス幅(例えば、パルスデューティ)を小さ
くすることにより再生信号量を確保しやすくする一方、
線速度の大きい時、換言すれば、最適レーザパワーの大
きくなる時には線速度の小さい時に比してレーザ駆動パ
ルスのパルス幅を大きくすることにより、レーザパワー
の増大を抑制できるようになり、線速度の変化にかかわ
らず良好記録・再生が行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第9図は本発明の一実施例を示すものであ
る。 第1図はレーザ駆動パルス生成手段の各部の波形を示す
タイムチャートである。 第2図はレーザ駆動パルス生成手段を示す回路図であ
る。 第3図は記録部の構成を示すブロック図である。 第4図は再生部の構成を示すブロック図である。 第5図は記録部の詳細な構成を示すブロック図である。 第6図は再生部の詳細な構成を示すブロック図である。 第7図はレーザ駆動パルスのパルスデューティと再生信
号量との関係を示すグラフである。 第8図はレーザ駆動パルスのパルスデューティと最適レ
ーザパワーとの関係を示すグラフである。 第9図はレーザ駆動パルスのパルスデューティと再生画
像のS/Nとの関係を示すグラフである。 第10図及び第11図は本発明の他の実施例を示すものであ
る。 第10図はレーザ駆動パルス生成手段の各部の波形を示す
タイムチャートである。 第11図はレーザ駆動パルス生成手段を示す回路図であ
る。 23はFM変調手段、24aはレーザ駆動パルス生成手段、24b
は線速度検出手段、26は駆動手段、27は光メモリ、27′
は光磁気ディスク(光メモリ)、33はFM復調手段、68は
パルス幅調整手段である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−63935(JP,A) 特開 昭63−205819(JP,A) 特開 平1−154329(JP,A) 特開 昭62−124633(JP,A) 特開 昭60−145536(JP,A) 特開 昭62−139173(JP,A) 特開 昭60−145536(JP,A) 特開 昭63−271735(JP,A) 特開 昭63−188874(JP,A) 特開 昭62−139173(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザ光を発生させるレーザ光源と、ビデ
    オ信号をFM変調するFM変調手段と、変調されたFM変調信
    号に応じてレーザ駆動パルスを生成するレーザ駆動パル
    ス生成手段と、レーザ駆動パルスに基づいて上記レーザ
    光源を駆動するレーザ駆動手段と、レーザ光源により出
    射されるレーザ光を光メモリ上に集光する集光手段と、
    上記光メモリを駆動する駆動手段と、再生されたFM変調
    信号の復調を行うFM復調手段と、光メモリの線速度を検
    出する線速度検出手段とを備え、光メモリに対してビデ
    オ信号の記録再生を行うビデオ信号記録再生装置におい
    て、 上記レーザ駆動パルス生成手段には、レーザ駆動パルス
    のパルスデューティが50%未満となる範囲で変化させる
    ことによりパルス幅の調整を行うパルス幅調整手段が設
    けられており、 光メモリの線速度が小さくなるに伴って、該パルス幅調
    整手段は記録時のレーザ駆動パルスのパルス幅が小さく
    なるように調整を行い、かつ、上記レーザ駆動手段は記
    録時のレーザパワーを増大させることを特徴とするビデ
    オ信号記録再生装置。
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