JP2632938B2 - 板体オルダム継手 - Google Patents
板体オルダム継手Info
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- JP2632938B2 JP2632938B2 JP63170786A JP17078688A JP2632938B2 JP 2632938 B2 JP2632938 B2 JP 2632938B2 JP 63170786 A JP63170786 A JP 63170786A JP 17078688 A JP17078688 A JP 17078688A JP 2632938 B2 JP2632938 B2 JP 2632938B2
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- Japan
- Prior art keywords
- plate
- oldham
- fitting
- piece
- coupling
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/02—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions
- F16D3/04—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive adapted to specific functions specially adapted to allow radial displacement, e.g. Oldham couplings
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業の利用分野〕 本発明は、前側の軸と後側の軸とを、軸方向のすべり
を許容するが回転方向には剛性を持たせて結合するオル
ダム継手に関するものであり、特に結合用空間の狭い個
所で好適に利用されるものである。
を許容するが回転方向には剛性を持たせて結合するオル
ダム継手に関するものであり、特に結合用空間の狭い個
所で好適に利用されるものである。
小型のサーボモータと検出器との結合は、オルダム継
手が用いられて、第3A,3B,3C図に示す如く実施されてい
た。
手が用いられて、第3A,3B,3C図に示す如く実施されてい
た。
即ち、オルダム継手8は、第3A図に示す如く、厚みl2
の金属製剛体円板80の一面に、幅W0で突出長l1の剛性嵌
合突片81を円板80の直径にわたって突出させ、円板の他
面には同一の剛性嵌合突片82を、両嵌合突片81と82とが
直行する形態となるように、長さ2l1+l2の金属製剛体
円柱から切削加工で形成していた。
の金属製剛体円板80の一面に、幅W0で突出長l1の剛性嵌
合突片81を円板80の直径にわたって突出させ、円板の他
面には同一の剛性嵌合突片82を、両嵌合突片81と82とが
直行する形態となるように、長さ2l1+l2の金属製剛体
円柱から切削加工で形成していた。
そして第3B,3C図に示す如く、サーボモータ1のモー
タシャフト端部に嵌合溝30を、検出器2のシャフト4端
部に嵌合溝40を切欠しておき、両シャフトの各嵌合溝3
0,40にオルダム継手8の両面の各嵌合突片81,82を嵌入
して両シャフト3,4を、共に軸方向のすべりは許容する
が回転方向には剛性であるように結合していた。
タシャフト端部に嵌合溝30を、検出器2のシャフト4端
部に嵌合溝40を切欠しておき、両シャフトの各嵌合溝3
0,40にオルダム継手8の両面の各嵌合突片81,82を嵌入
して両シャフト3,4を、共に軸方向のすべりは許容する
が回転方向には剛性であるように結合していた。
前述のオルダム継手も小型サーボモータ用のものにあ
っては、円板80の径もせいぜい20mm前後と小さく、従っ
て両面の切削加工は困難な作業である。
っては、円板80の径もせいぜい20mm前後と小さく、従っ
て両面の切削加工は困難な作業である。
また、嵌合突片81,82が円板80の両面に突出した形態
であるため、オルダム継手全体の厚み(2l1+l2)もあ
まり小さく出来なくて軸方向の短寸法化の障害となって
いた。
であるため、オルダム継手全体の厚み(2l1+l2)もあ
まり小さく出来なくて軸方向の短寸法化の障害となって
いた。
また、オルダム継手の嵌合突片も、両側のシャフトの
嵌合溝も、共に剛性であるので、継手とシャフトとの結
合面の磨耗によって必然的にガタが生じ、加減速運転す
るサーボモータに発振を生起することとなった。
嵌合溝も、共に剛性であるので、継手とシャフトとの結
合面の磨耗によって必然的にガタが生じ、加減速運転す
るサーボモータに発振を生起することとなった。
本発明の目的は、このような従来品の欠陥を一挙に解
決する新規なオルダム継手を提供することにある。
決する新規なオルダム継手を提供することにある。
例えば第1図に示す如く、前側軸後端の継手片5用の
嵌合部S2と後側軸前端の継手片6用の嵌合部S1とを、板
体70の1面にのみ突出した1対の板状片71,71及び72,72
で形成した。
嵌合部S2と後側軸前端の継手片6用の嵌合部S1とを、板
体70の1面にのみ突出した1対の板状片71,71及び72,72
で形成した。
従って、嵌合用の板状片を板体の1面にのみ設けたも
ので、オルダム継手の全体の厚みが薄く出来た。
ので、オルダム継手の全体の厚みが薄く出来た。
また、板金の折り曲げ成形品とした場合には、一方向
へのプレスのみであるので成形が容易であり、且つ折曲
板状片が或程度の弾性を有するので、結合部のガタの発
生が低減出来た。
へのプレスのみであるので成形が容易であり、且つ折曲
板状片が或程度の弾性を有するので、結合部のガタの発
生が低減出来た。
本発明のオルダム継手でサーボモータと検出器とを連
結したものにあっては、シャフト方向の寸法がオルダム
継手の厚みが減少分だけ短寸に出来、板状片の先端部が
わずかなバネ弾性で剛体の継手片と結合するために結合
部のガタが阻止出来てモータの発振が阻止出来た。
結したものにあっては、シャフト方向の寸法がオルダム
継手の厚みが減少分だけ短寸に出来、板状片の先端部が
わずかなバネ弾性で剛体の継手片と結合するために結合
部のガタが阻止出来てモータの発振が阻止出来た。
第1図に示す如く、位置決め兼用の孔H7を有する円板
70を鋼板から打抜き、切れ目を入れた後、プレス成形し
て、板金70の片面方向にのみ周縁部に板状片を成形突出
して、両側から突出した1対の板状片71,71の上下1組
で嵌合部S1を上下方向に、同じく両側の1対の板状片7
2,72の左右1組で嵌合部S2を左右方向に形成した。
70を鋼板から打抜き、切れ目を入れた後、プレス成形し
て、板金70の片面方向にのみ周縁部に板状片を成形突出
して、両側から突出した1対の板状片71,71の上下1組
で嵌合部S1を上下方向に、同じく両側の1対の板状片7
2,72の左右1組で嵌合部S2を左右方向に形成した。
嵌合部S1の幅W1と、嵌合部S2の幅W2とを同一寸法と
し、嵌合部S1の折曲板状片71の突出長さD1と、嵌合部S2
の折曲板状片72の突出長さD2とも同一寸法とした。
し、嵌合部S1の折曲板状片71の突出長さD1と、嵌合部S2
の折曲板状片72の突出長さD2とも同一寸法とした。
得られたオルダム継手の使用は、第1図及び第2図に
示す如く、サーボモータ1のモータシャフト3端部に、
モータ側継手5を軸孔H5を介して嵌着固定し、検出着2
のシャフト4端部に、検出器側継手片6を軸孔H6を介し
て嵌着固定した。
示す如く、サーボモータ1のモータシャフト3端部に、
モータ側継手5を軸孔H5を介して嵌着固定し、検出着2
のシャフト4端部に、検出器側継手片6を軸孔H6を介し
て嵌着固定した。
オルダム継手と各継手片との寸法関係は、継手片5の
幅W3と継手片6の幅W4とは同一で、共に継手の嵌合部
S1,S2の幅と密着嵌合する幅、即ち、W3=W4≒W1=W2と
し、継手片5の厚みD3を突出長D2−板層とし、継手片6
の係合用厚みD4を折曲板状片71の突出長D1とした。即
ち、両継手片をオルダム継手の嵌合部S1,S2に嵌合密着
した際に各板状片71,72の先端が各継手片面と一致する
形態とした。
幅W3と継手片6の幅W4とは同一で、共に継手の嵌合部
S1,S2の幅と密着嵌合する幅、即ち、W3=W4≒W1=W2と
し、継手片5の厚みD3を突出長D2−板層とし、継手片6
の係合用厚みD4を折曲板状片71の突出長D1とした。即
ち、両継手片をオルダム継手の嵌合部S1,S2に嵌合密着
した際に各板状片71,72の先端が各継手片面と一致する
形態とした。
第2図に示す如く、本発明のオルダム継手に、モータ
側継手片5と検出器側継手片6とを嵌合した結合構造に
あっては、各突出した板状片71,72群は、その突出基部
は、各継手片と剛性的に密着嵌合すると共に、その先端
は板材弾性によっては各継手片を弾性的に押圧挟持する
ため、ガタの発生が低減し、モータの発振が従来のもの
(第3A乃至3C図)に比較して長期にわたって阻止出来
た。
側継手片5と検出器側継手片6とを嵌合した結合構造に
あっては、各突出した板状片71,72群は、その突出基部
は、各継手片と剛性的に密着嵌合すると共に、その先端
は板材弾性によっては各継手片を弾性的に押圧挟持する
ため、ガタの発生が低減し、モータの発振が従来のもの
(第3A乃至3C図)に比較して長期にわたって阻止出来
た。
また、オルダム継手の製造は、板金の打抜きと一方向
プレスであるので、従来のものに比較して製造コストの
極端な低減が達成出来、継手の厚みも従来のものより薄
く出来て、モータの軸方向短寸化に寄与した。
プレスであるので、従来のものに比較して製造コストの
極端な低減が達成出来、継手の厚みも従来のものより薄
く出来て、モータの軸方向短寸化に寄与した。
機械的性質から適切に選択したプラスチックスで一体
成形して本発明のオルダム継手を製造することも可能で
あり、プラスチック製のオルダム継手が、板金製のもの
と同様に本発明の課題を達成し、同等の作用効果を奏す
ることは当業者にとって自明である。
成形して本発明のオルダム継手を製造することも可能で
あり、プラスチック製のオルダム継手が、板金製のもの
と同様に本発明の課題を達成し、同等の作用効果を奏す
ることは当業者にとって自明である。
また、板体の厚み、板状片の突出長、嵌合部S1,S2の
幅、等は適宜に選択実施すべき事項である。
幅、等は適宜に選択実施すべき事項である。
第1図は、本発明オルダム継手と、各継手片との嵌合関
係分解斜視図である。 第2図は、本発明オルダム継手を用いたサーボモータと
検出器との結合構造を示す部分切開平面図である。 第3A,3B,3C図は、それぞれ従来例を示し、第3A図は従来
のオルダム継手斜視図であり、第3B図は結合構造分解斜
視図であり、第3C図は、サーボモータと検出器との結合
構造を示す部分切開平面図である。 1……モータ、2……検出器、 3……モータシャフト、4……検出器シャフト、 5……モータ側継手片、6……検出器側継手片、 7……板体オルダム継手、71,72……板状片。
係分解斜視図である。 第2図は、本発明オルダム継手を用いたサーボモータと
検出器との結合構造を示す部分切開平面図である。 第3A,3B,3C図は、それぞれ従来例を示し、第3A図は従来
のオルダム継手斜視図であり、第3B図は結合構造分解斜
視図であり、第3C図は、サーボモータと検出器との結合
構造を示す部分切開平面図である。 1……モータ、2……検出器、 3……モータシャフト、4……検出器シャフト、 5……モータ側継手片、6……検出器側継手片、 7……板体オルダム継手、71,72……板状片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 致良 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580 番地 ファナック株式会社商品開発研究 所内 (56)参考文献 特開 昭63−106385(JP,A) 特開 昭59−19719(JP,A) 実開 昭56−25827(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】前側軸(3)の後端の継手片(5)の嵌合
部(S2)と、後側軸(4)の前端の継手片(6)の嵌合
部(S1)とを板体(70)の片面側のみに突出した板状片
(71,72)で形成したオルダム継手。 - 【請求項2】板金(70)の折り曲げ成形によって折曲し
た板状片(71,72)により嵌合部(S1,S2)を直交配置し
た請求項1に記載のオルダム継手。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載のオルダム継手
(7)でモータ側継手片(5)と検出器側継手片(6)
とを連結したサーボモータ(1)と検出器(2)との結
合構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63170786A JP2632938B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 板体オルダム継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63170786A JP2632938B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 板体オルダム継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221029A JPH0221029A (ja) | 1990-01-24 |
JP2632938B2 true JP2632938B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=15911342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63170786A Expired - Lifetime JP2632938B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 板体オルダム継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2632938B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3276441B2 (ja) * | 1993-03-05 | 2002-04-22 | 理想科学工業株式会社 | 給紙台装置の昇降制御装置 |
EP2189675B1 (de) | 2008-11-25 | 2012-05-02 | Siemens Aktiengesellschaft | Wellenkupplung |
US11409243B2 (en) | 2017-07-06 | 2022-08-09 | Rolex Sa | Timepiece transmission coupling |
EP3425227A1 (fr) * | 2017-07-06 | 2019-01-09 | Rolex Sa | Joint de transmission horloger |
EP3425226A1 (fr) * | 2017-07-06 | 2019-01-09 | Rolex Sa | Joint de transmission horloger |
JP7192394B2 (ja) * | 2018-10-25 | 2022-12-20 | 日本精工株式会社 | 圧電アクチュエータ及びマニピュレータ |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP63170786A patent/JP2632938B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0221029A (ja) | 1990-01-24 |
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