JP2632716B2 - 密閉形鉛蓄電池 - Google Patents

密閉形鉛蓄電池

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は密閉形鉛蓄電池に係り、特に吸液性、保液性
が良好であると共に、著しく高い強度を有するセパレー
タを用いた、長寿命で高容量の廉価な密閉形鉛蓄電池に
関する。
[従来の技術] 蓄電池の陽極の形式としては、従来よりペースト式極
板とクラッド式極板とが知られている。近年、蓄電池に
ついてその密閉化が試みられつつあり、ペースト式密閉
形鉛蓄電池は極板間に平均直径1μm以下の微細ガラス
繊維を主体とするセパレータを介在させ、このセパレー
タに電解液を吸収させることにより流動する電解液をな
くし、充電終期に正極で発生する酸素ガスをセパレータ
内の空隙を通じて負極に移動せしめ負極活物質と反応さ
せることによって密閉化するように構成されている。
このような蓄電池用に用いられるガラス繊維を含んで
なる蓄電池用セパレータとしては、 ガラス短繊維を主体とするもの、 ガラス短繊維とアクリル等の合成繊維を混合、成形
したもの、 などが知られている。
のガラス繊維を主体とするものとしては、液体接着
剤等のバインダを使用したものと、これらのバインダを
使用しないものとがある。バインダを使用した場合に
は、たとえ2〜3%程度の少量使用であっても、その接
着効果により強度、硬度は向上されるが、液吸収による
体積膨張がバインダにより阻害され、吸液速度が著しく
低下し、セパレータの保液性や吸液性が悪くなる。これ
に対し、バインダを使用しないものは、液の吸収による
自由な体積膨張が可能で、電解液の保液性、吸液性が最
も良く、電池特性の面で最も好適であるが、繊維のから
み力と繊維表面の化学反応による接着の効果とによりシ
ート形状を保持するものであるため、高速の電池組立工
程に適用するには強度不足であり、電池の生産性が低
く、高価な密閉形鉛蓄電池にならざるを得ない。
のアクリル等の合成繊維が混入されてなるセパレー
タは、機械的特性に優れている反面、合成繊維がガラス
繊維に比べて親水性が低いところから、硫酸液の吸液性
並びに保液性が劣るという欠点を有している。
このようなことから、より安価な密閉形鉛蓄電池を得
るために電池性能を損なうことなく、強度、硬度を向上
させる技術の出現が強く望まれていた。
[発明が解決しようとする課題] 従来の密閉形鉛蓄電池に用いるセパレータは、主体材
料であるガラス繊維が、引張強度は大きい反面剪断応力
は弱いため、一般にセパレータと極板とを組合せる場
合、第2図に示す如く、剪断応力Fが働きセパレータ1
と極板2との接点A、Bにおいて、セパレータ1が破断
するという問題があった。セパレータ1の接点A,Bでの
破断は、正・負両極板間が短絡する危険性が高くなるこ
とを意味しているため、従来、このような破断が生じな
いように極めてゆっくり丁寧に組立てることが強いられ
ていた。このようなことから、得られる密閉形鉛蓄電池
は高価にならざるを得ないという欠点があった。
従来、蓄電池用セパレータの引張強度や硬さを向上さ
せる技術については種々研究がなされているが、正・負
両極板間の短絡防止のために剪断強度を改良する技術に
ついては何ら提案がなされていない。このようなことか
ら、高い生産性、即ち高速で正・負両極板をセパレータ
を介して重ね合わせても、極板の端部で短絡することが
ないような、高い剪断強度を有する蓄電池用セパレータ
を用いて、これを高速で重ね合わせて廉価な密閉形鉛蓄
電池とすることが望まれていた。
本発明は上記従来の問題点を解決し、保液性、吸液性
に優れ、しかも、強度及び硬度が改善され、とりわけ剪
断強度が著しく高いセパレータを用いて、長寿命で高容
量の密閉形鉛蓄電池を廉価に提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明の密閉形鉛蓄電池は、ガラス繊維を主体とし、
芳香族ポリアミド繊維をセパレータを構成する繊維全量
の0.1〜15重量%含んでなるセパレータを極板間に配し
たことを特徴とする。
以下に本発明の詳細に説明する。
本発明の密閉型鉛蓄電池に用いるセパレータを構成す
る繊維成分はガラス繊維と芳香族ポリアミド繊維であ
る。
本発明において用いる芳香族ポリアミド繊維として
は、繊維直径1.0〜40μm、繊維長さ0.5〜25mm、とりわ
け繊維直径10〜20μm、平均繊維長さ2mm程度のものが
好ましく、例えば「ケブラー 」(デュポン社製)等を
用いることができる。
本発明にかかるセパレータにおいて、このような芳香
族ポリアミド繊維の含有量は全繊維量の0.1〜15重量%
とする。芳香族ポリアミド繊維の含有量が0.1重量%未
満では本発明による十分な剪断強度の改善効果が得られ
ず、高速で正・負両極板を積み重ねるとその間が短絡す
る。逆に、芳香族ポリアミド繊維の含有量が15重量%を
超えると吸液性、保液性が低下して電池の容量が小さく
なり、また引張強度も低下することとなる上に、コスト
高となり好ましくない。好ましい芳香族ポリアミド繊維
の含有量はセパレータの全繊維量の0.5〜12重量%、特
に好ましくは1.0〜10重量%である。
ガラス繊維としては、耐酸性が良好な含アルカリガラ
ス繊維が好ましい。含アルカリガラス繊維を用いると、
製造工程の称造工程でガラス繊維の表面に水ガラス状物
質が生成し、この水ガラス状物質の粘着性によって繊維
同志が接着される。
ガラス繊維は、平均直径1μm以下の微細な直径のも
のを主体とするものが好ましく、全量がこの微細なガラ
ス繊維であっても良い。また、この平均直径1μm以下
の細径ガラス繊維を主体とし、平均直径10〜30μmの太
径のガラス繊維8〜35重量%及び平均直径1μmを超え
10μm未満の中細径のガラス繊維5〜30重量%を含むも
のであるものも好適である。中細径、太径のガラス繊維
は微細なものに比べ安価であり、特に太径のガラス繊維
をこれを併用することによりセパレータの引張強さを向
上させることができるという利点がある。
微細なガラス繊維の好ましい平均直径は0.5〜1.0μ
m、より好ましくは0.6〜0.9μmである。直径が1.0μ
mを超えるとセパレータの孔径が大きくなり、逆に0.5
μmよりも小さくなるとその製造コストが高価となる。
この微細なガラス繊維の好ましい含有量は、ガラス繊
維重量の60重量%以上であり、とりわけ65重量%以上が
特に好ましい。含有量が60重量%よりも少ないと吸液
性、保液性が不足し、電池の容量が小さくなるからであ
る。
このような微細なガラス繊維はFA法(火炎法)、遠心
法その他のガラス短繊維製造法によって製造できる。
なお本発明においてガラス繊維の平均直径は、試料の
3ヶ所について電子顕微鏡で写真撮影し、それぞれ20本
の繊維についてその直径を0.1μm単位で測定し、これ
らの平均値をとることにより計算される。
中細径のガラス繊維を用いる場合、その好ましい平均
直径2.0〜5.0μm、とりわけ3.0〜4.0μmである。ま
た、含有量はガラス繊維重量の5.0〜30.0重量%、とり
わけ10.0〜25.0重量%とするのが好ましい。中細径のガ
ラス繊維の配合により細径ガラス繊維量を減らすことが
でき、コスト的に有利となる。
太径のガラス繊維を用いる場合、その好ましい平均直
径は10〜20μm、とりわけ12〜19μmである。また、含
有量はガラス繊維重量の8〜35重量%、とりわけ10〜30
重量%とするのが好ましい。平均直径が10μmよりも小
さいと、あるいは含有量が8重量%よりも少ないと、引
張強さ改善効果が小さくなり、平均直径が20μmを超え
ると、あるいは含有量が35重量%を超えるとセパレータ
の吸液性、保液性が小さくなる。
ガラス繊維の組成の好適な範囲について次に説明す
る。
本発明の密閉形鉛蓄電池に用いるセパレータを構成す
るガラス繊維は、含アルカリ珪酸塩ガラス組成のもの
が、その表面に水ガラスを形成して接着性を発現すると
ころから好ましい。そして、このうちでも耐酸性の良好
なものが好適に使用される。この耐酸性の程度は、平均
繊維径1μm以下のガラス繊維の状態で、IJSC−2202に
従って測定した場合の重量減が2%以下であるのが望ま
しい。また、このようなガラス繊維の組成としては重量
比で60〜75%のSiO2及び8〜20%のR2O(Na2O、K2Oなど
のアルカり金属酸化物)を、主として含有し(ただしSi
O2+R2Oは75〜90%)その他に例えばCaO、MgO、B2O3、A
l2O3、ZnO、Fe2O3などの1種又は2種以上を含んだもの
が挙げられる。尚好ましい含アルカリ珪酸塩ガラスの一
例を次の第1表に示す。
本発明の密閉形鉛蓄電池に用いるセパレータを製造す
るには、まず通常の合成繊維を配合したセパレータの製
造方法と同様の方法によって繊維の抄造体を製造する。
即ち、ガラス繊維として含アルカリ珪酸塩ガラス繊維を
用いる場合には、ガラス繊維と芳香族ポリアミド繊維と
を、例えばpH値2.5〜3.0に保った水の中に一定時間、例
えば5〜20分、水流型分散機等を用いて分散させてお
き、それを湿式抄造して、該ガラス繊維の表面に接着層
おそらくは水ガラス層を形成せしめ、ついでこれを所定
温度、例えば80〜180℃に加熱することによりガラス繊
維をその表面の水ガラスによって相互に接着し、また芳
香族ポリアミド繊維同志あるいは芳香族ポリアミド繊維
とガラス繊維とを該芳香族ポリアミド繊維の熱融着によ
り接着することによって得ることができる。
通常、このようにして湿式抄造された抄造体は、ドラ
ムドライヤに沿わせて乾燥され製品とされる。
このようにして得られるセパレータ自体の厚さは密閉
形鉛蓄電池の正・負両極板の間隔と同じかその1/2であ
ることが好ましく、通常は0.3〜3mmであることが好まし
い。
なお、繊維を水中に分散あるいは抄造工程において、
水ガラスを添加し、接着作用を助長させることも可能で
ある。水ガラス以外にも、類似の無機系接着剤を用いる
こともできる。このようなものとしては、Silpap700
(セントラル硝子(株)製、商品名)等が挙げられる。
その他、分散にあたり、分散剤を使用しても良い。又、
湿式抄造された繊維抄造体、例えば抄造コンベアー上に
ある繊維抄造体にジアルキルスルフオサクシネートをス
プレーして、ガラス繊維に対して0.005〜10重量%付着
させることによって、ジアルキルスルフオサクシネート
の有する親水性によりセパレータの保液性を向上させる
ことができる。ジアルキルスルフオサクシネートを上記
の如くスプレーする代わりに抄造槽中の分散水に混入し
てもよい。
[作用] 芳香族ポリアミド繊維は他の合成繊維に比し、著しく
高い剪断強度を有する繊維であるため、比較的少量の使
用で、セパレータの強度、硬度とりわけ剪断強度を著し
く向上させ、しかも保液性、吸液性、耐酸性等を損なう
ことがない。従って、このようなセパレータを用いた本
発明の密閉形鉛蓄電池は、長寿命で高容量であり、高速
で正・負両極板を積み重ねることが可能であり、生産性
が高く廉価なものとすることができる。
[実施例] 以下実施例について説明する。
実施例1 第2表に示す配合の構成繊維を水中に投入して水流型
分散機により撹拌して分散させ、更に硫酸を加えて水の
pHを2.8とし約10分間保持した。次いで抄造を行い、160
℃に加熱してマット状の蓄電池用セパレータを製造し、
その諸特性を測定した。結果を第2表に示す。
また、これら5種類のセパレータの中から、No.3及び
No.4を選び、本発明による密閉形鉛蓄電池A及び従来の
密閉形鉛蓄電池Bを作製した。なお正・負両極板間の間
隙は0.9mmであり、電槽に挿入する時に極板にかかる圧
力は55kg/dm2であって、積み重ねる速度は従来を100と
した時に5倍の500とした。得られた蓄電池の公称容量
は12V−5Ah/10HRであり、その特性は第3表の通りであ
った。
第2俵に示す通り、本発明の密閉形鉛蓄電池に用いる
芳香族ポリアミド繊維を含むセパレータは、従来のガラ
ス繊維から構成されるセパレータ(No.4)と同様に優れ
た吸液性、保液性を有し、その他の特性についても同様
に高特性を維持するものである上に、その剪断強度は著
しく高い。一方、芳香族ポリアミド繊維を20重量%と多
量に配合したセパレータ(No.5)では、吸液性が低下し
好ましくない。
従って、第3表からも明らかなように、本発明の密閉
形鉛蓄電池(A)は従来のセパレータを用いたもの
(B)と同等あるいはそれ以上の容量を有し、その上、
高速で正・負両極板を積み重ねても極板端部で破断し、
短絡することがなく長い寿命を発揮する。そして、従来
よりも乱暴に扱っても短絡することがないので高速で正
・負両極板を積み重ねることが可能になり、より廉価な
密閉形鉛蓄電池となる。なお、第3表のBの寿命性能が
大きくバラツイているのは、組立時に生じていた極板端
部の小さな破断部で充放電を繰り返すことによって短絡
が発生したためである。
なお、第2表に示される実施例及び比較例における特
性値の測定法は次の通りである。
厚さ(mm) 試料をその厚み方向に20kg/dm2の荷重で押圧した状態
で測定する(JISC−2202) 目付(g/cm2) 試料重量を試料面積で除して得られる値である。
密度(g/cm3) 試料(重量W)10cm×10cmの面積(S)に20kgの荷重
を加えた時の試料の厚さをTとした時に、式:W/(S×
T)(g/cm3)で与えられる値で表わす。
引張強度(g/15mm幅) 幅15mmの試料の両端を引張りそれが切断するときの外
力の値(g)を求め、厚さ(mm)で除して、幅15mm、厚
さ1mm当りの値で表示する。
剪断強度(g) 第3図(a)(側面図)及び第3図(b)(平面図)
に示す如く、鉄板11、剪断用治具12、試料13、アルミニ
ウム板14、鉄板15及び重り16を組み立て、鉄板11及び15
に配線し、試料13が切れたらブザーが鳴るようにセット
する。重り16を増して行き、試料13が切れブザーが鳴っ
た時点の荷重(重り16、アルミニウム板14、鉄板15の合
計重量)で表す。
なお、測定に用いた各部材の仕様な下記の通りであ
る。
鉄板11、15:4cm×5cm、重さ80g 剪断用治具:第3図(c)(正面図)に示す厚み5.0mm
の超硬標準バイト用チップの頂角RをけずってRをなく
したもの。
アルミニウム板14:4cm×5cm、重さ5g 保液性(g−水/cc−セパレータ) 試料に水を飽和するまで含ませ、次いでその試料を5
分間空中に吊して置く。しかる後、試料の重量を測定し
て試料中に含まれる水の量を算出し、この水の量を試料
の体積で除して得られる値。
吸液速度(mm/5分) 試料を垂直にしてその下部を比重1.3の希硫酸液に浸
漬し、経時的に上昇する液位を測定することにより求め
る。
耐酸性(%) 80℃に保った比重1.2の硫酸液中に5時間浸漬したと
きの重量減を測定し、減量の元の重量で徐して百分比に
換算する。
均熱原料(%) 試料を空気中で600℃に恒温となるまで加熱し、その
減量分を元の試料重量で徐して求める。
参考例1 有機繊維及びその配合割合を種々変えて、実施例1の
No.1と同様にして得られたセパレータの剪断強度を実施
例1と同様にして測定し、配合割合との関係を第1図に
示した。
第1図より、芳香族ポリアミド繊維は、他の有機繊維
に比し、著しく優れた剪断強度の向上作用を有すること
が明らかである。
[発明の効果] 以上詳述した通り、本発明の密閉形鉛蓄電池は、その
セパレータに芳香族ポリアミド繊維を配合してなるもの
であって、芳香族ポリアミド繊維により、その比較的少
ない配合量で、極めて優れた補強効果が奏され、機械的
強度とりわけ剪断強度の極めて高いものであり、高速で
正・負両極板間に挿入しても破断したり短絡したりする
ことがない。しかも、吸液性、保液性、耐酸性等につい
ても損なわれることがないので、高い容量と長い寿命の
密閉形鉛蓄電池が提供され、また、生産性が高いので極
めて廉価なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は参考例1の結果を示すグラフである。第2図は
セパレータと極板との組合せ工程を示す断面図である。
第3図(a)〜(c)は剪断強度の測定方法を示す図で
あって、第3図(a)は側面図、第3図(b)は剪断治
具の配置を示す平面図、第3図(c)は剪断治具の正面
図である。 1……セパレータ、2……極板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岸本 健二郎 大阪府高槻市城西町6番6号 湯浅電池 株式会社内 (72)発明者 三輪 嘉晟 大阪府大阪市東区道修町4丁目8番地 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 武藤 純資 大阪府大阪市東区道修町4丁目8番地 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 北脇 宏紀 大阪府大阪市東区道修町4丁目8番地 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 杉山 昌司 大阪府大阪市東区道修町4丁目8番地 日本板硝子株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−288370(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平均直径1μm以下のガラス繊維を主体と
    し、芳香族ポリアミド繊維をセパレータを構成する繊維
    全量の0.1〜15重量%含んでなるセパレータを極板間に
    配したことを特徴とする密閉形鉛蓄電池。
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