JP2632631B2 - ワサビの培養法 - Google Patents

ワサビの培養法

Info

Publication number
JP2632631B2
JP2632631B2 JP4238819A JP23881992A JP2632631B2 JP 2632631 B2 JP2632631 B2 JP 2632631B2 JP 4238819 A JP4238819 A JP 4238819A JP 23881992 A JP23881992 A JP 23881992A JP 2632631 B2 JP2632631 B2 JP 2632631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
culture
wasabi
medium
shoots
growth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4238819A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0662694A (ja
Inventor
康人 平川
日出男 岸良
勲 高橋
好道 姫野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eneos Corp
Original Assignee
Japan Energy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Energy Corp filed Critical Japan Energy Corp
Priority to JP4238819A priority Critical patent/JP2632631B2/ja
Publication of JPH0662694A publication Critical patent/JPH0662694A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2632631B2 publication Critical patent/JP2632631B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M8/00Fuel cells; Manufacture thereof
    • H01M8/10Fuel cells with solid electrolytes
    • H01M8/12Fuel cells with solid electrolytes operating at high temperature, e.g. with stabilised ZrO2 electrolyte
    • H01M8/1231Fuel cells with solid electrolytes operating at high temperature, e.g. with stabilised ZrO2 electrolyte with both reactants being gaseous or vaporised
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01HNEW PLANTS OR NON-TRANSGENIC PROCESSES FOR OBTAINING THEM; PLANT REPRODUCTION BY TISSUE CULTURE TECHNIQUES
    • A01H4/00Plant reproduction by tissue culture techniques ; Tissue culture techniques therefor
    • A01H4/002Culture media for tissue culture
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Developmental Biology & Embryology (AREA)
  • Biotechnology (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Botany (AREA)
  • Cell Biology (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Breeding Of Plants And Reproduction By Means Of Culturing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は組織培養法を利用したワ
サビ種苗の大量生産方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワサビ(Wasabia japonica)の栽培におい
ては、優良な苗の入手が極めて重要である。従来は実生
法や株分け法によって苗が生産されていたが、大きさ及
び品質の揃った苗を大量に生産することは困難であっ
た。このため、組織培養による無病苗の大量生産法の確
立が望まれていた。この組織培養によるワサビ種苗の生
産法としては、生長点培養法〔後掲文献1)〜6)参
照〕、不定胚法〔文献7)、8)参照〕、花茎培養法
〔文献9)参照〕、カルス培養法〔文献10)参照〕等
が提案されている。不定胚法では、不定胚形成に1年以
上かかってしまうことや二次胚誘導が困難であるなどの
問題があり実用化されていない。花茎培養法ではウイル
スフリー化が出来ないことから栄養繁殖性の優良品種の
大量増殖には不適である。カルス培養法では、ワサビで
は安定したカルス増殖が難しく、実用化が困難である。
【0003】以上のことから現在は、生長点培養法を中
心に、実用化の研究が進められている。従来、この生長
点培養法においては、ワサビの生長点を寒天培地等の固
体培地上でシュート形成し、次いでマルチプルシュート
化していたため、シュート形成に長い期間が必要であっ
た。例えば、200μm以下の生長点を置床したときに
芽が動きだすのに数カ月必要であり、また1〜2mmの生
長点が分割できるようになるまでに111日かかった例
などが知られており、生長点の培養を開始してから、葉
柄が展開するまでに要する日数をいかに短縮するかが大
きな課題となっていた。
【0004】(参考文献) 1)堀秀隆,"植物バイオテクノロジー",p118〜123,東京
化学同人発行 (1986) 2)細木ら,"農業及び園芸",61 (8),p85〜86 (1986) 3)"静岡農試資料",第1657号,p5 (1984) 4)"静岡農試資料",第1687号,p112 (1985) 5)松本理,"近畿中国農研",73,p22〜27 (1987) 6)松本理,"今月の農業",10月号,p18〜21 (1987) 7)古谷ら,"植物組織培養”,p82〜86 (1988) 8)末松ら,"昭和62年度園芸学会東海支部研究発表要
旨",7 9)松本ら"昭和62年度春季園芸学会発表要旨",p332〜3
33 10)特開昭53-86333号公報 11)大塚寿男,"農業及び園芸",63 (1),p185〜189 (198
8)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決したもので、本発明の目的は、ワサビの生長点組織
から種苗生産を迅速に行なうためのワサビの培養法を提
供することにある。
【0006】
〔ワサビ生長点の摘出〕
【0007】本発明は、学名Wasabia japonicaに属する
ワサビであればいずれでも適用でき、特に、真妻系、達
麿系、半原系等と称されているものに好適である。この
ワサビの生長点は頂芽及び側芽等いずれからのものでも
用いることができる。頂芽及び側芽は、次亜塩素酸ナト
リウムやエタノールなどの殺菌剤を適当に組み合せて殺
菌した後、クリーンベンチ内で無菌的に摘出されること
が好ましい。摘出する生長点の大きさは、親株がウイル
スフリーである場合はできるだけ大きい方が生長点の生
存率が高いので好ましい。しかし圃場等で栽培されたワ
サビを親株とする場合は、ウイルスに感染しているおそ
れがあるので、生長点はできるだけ小さく摘出するほう
が良い。生存率とウイルス除去率をと考慮すると生長点
の大きさは0.1mm〜0.5mmが適当であるが、小さく摘
出しても必ずしもウイルスが除去できるわけではないの
で、その後ウイルス検定を行うとよい。
【0008】〔液体培地での培養〕上記のようにして摘
出した生長点は、液体培地中で培養することにより迅速
にシュートを形成させることができる。用いられる液体
培地の成分は、通常植物の組織培養に用いられる培地と
同じ組成の培地を用いることができる。例えば、基本培
地としては、MS培地、LS培地、ホワイトの培地、B
5培地等及びこれらの改変培地が、また生長調節物質と
して、ナフタレン酢酸(NAA)、インドール-3-酢酸
(IAA)等のオーキシン、ベンジルアデニン(BA
P)やカイネチン(KIN)等のサイトカイニン、ジベ
レリン等が好適に用いられる。生長調製物質は、通常使
用される10-6mg/l〜102mg/l程度の濃度で用られ
る。
【0009】上記培地に生長点を植え込み培養する。培
養は、静置培養でも、振とう培養でも可能である。振と
う培養は、水平回転培養、垂直回転培養、水平往復培養
が用いられる。回転数はあまり速くなくてよく、例え
ば、垂直回転培養では2回転/分程度でよい。この培養
においては、200ルクス〜10000ルクス程度の光
を照射することが好ましい。培養温度は、8℃〜25
℃、望ましくは、20℃以下がよい。
【0010】〔固体培地での培養〕上記のように培養し
た生長点は、早ければ培養3週間〜4週間後、平均でも
2カ月後にはシュートを形成する。このシュートはこの
まま液体培地中で培養しても、ほとんど増殖せず、水浸
状や奇形を呈してするものが出てくる。しかし、形成さ
れたシュートをすみやかに固体培地に移すことにより、
シュートはマルチプルシュート化し、以後順調に増殖さ
せることが可能となる。固体培地に移すタイミングは、
シュートが5mm〜1cm程度に生長した時が好ましい。
固体培地の成分は、上記のシュート形成に用いた培地と
同じ組成のものを用いることができる。培地の固化に
は、寒天やジェランガム等のゲル化剤を用いると好適で
ある。この培養においても、200ルクス〜10000
ルクス程度の光を照射することが好ましく、培養温度
は、8℃〜25℃、望ましくは、20℃以下がよい。
【0011】〔苗 化〕以上の様な工程で、極めて迅速
に増殖させたワサビシュートは、公知の手段により、順
次発根、馴化、育苗することにより種苗とすることがで
きる。
【0012】
【実施例】
(実施例)生長点摘出 伊豆産の“真妻”を用いて行った。真妻根茎から大きさ
約1cm3に側芽を切りとり、70%エタノールですすい
だ後、100倍希釈の塩化ベンザルコニウム液に5分間
浸漬し、次いで5倍希釈のピューラックス液に5分間浸
漬した後、滅菌水ですすいだ。このようにして殺菌した
側芽をクリーンベンチ内で、実体顕微鏡のもとに約0.
2mmの大きさに摘出した。
【0013】液体培地での培養 ショ糖20g/l及びBAP0.02mg/lを含むガンボーグ
5培地組成からなる液体培地10mlを試験管に入れ、
上記で摘出した生長点を試験管1本あたり1個植えつ
け、これを4本用意した。培養は垂直回転培養器(2回
転/分)を用い、約8000ルクスの光の照射下に、1
8℃の温度で行なった。培養開始から20日目で、シュ
ートが形成されはじめ、35日目で全ての生長点から約
1cmのシュートが形成された。4個が約1cmのシュート
を形成するまでの平均日数は30日であった。
【0014】固体培地での培養 ショ糖20g/l及びBAP1mg/lを含む1/2強度のM
S培地10mlを試験管に入れ、これを4g/lの割合のジ
ェランガムで固化させた培地で上記シュートを培養し
た。約5000ルクスの光の照射下に、18℃の温度で
培養した。このシュートはマルチプルシュート化し、2
〜3倍/分割の増殖速度で増殖させることができた。
【0015】(比較例)ショ糖20g/l及びBAP0.0
2mg/lを含むガンボーグB5培地10mlを試験管に入
れ、これを4g/lの割合のジェランガムで固化させた培
地1本につき、上記実施例の生長点摘出に記載した方法
と同じ方法で得た生長点1個を植えつけたものを6本用
意した。これを約8000ルクスの光の照射下に、18
℃の温度で、静置培養した。培養開始から20日目でシ
ュートの形成がはじまったが、35日目に約1cmのシュ
ート形成が認められたものは2個にすぎなかった。6個
が約1cmのシュートを形成するまでの平均日数は54日
であった。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、従来、長期間かか
ってしまうことが問題となっていたワサビ生長点からの
シュート形成とそれに続くマルチプルシュート化を液体
培養と固体培養を組み合せることにより極めて短期間に
行なうことが可能となった。このことによりワサビの優
良品種種苗の迅速な大量増殖が可能となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 姫野 好道 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 日 本鉱業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−115147(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワサビの生長点組織を液体培地中で培養し
    てシュートを形成させた後、そのシュートを固体培地上
    で培養してマルチプルシュート化して増殖させることを
    特徴とするワサビの培養法。 【0001】
JP4238819A 1992-08-17 1992-08-17 ワサビの培養法 Expired - Lifetime JP2632631B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4238819A JP2632631B2 (ja) 1992-08-17 1992-08-17 ワサビの培養法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4238819A JP2632631B2 (ja) 1992-08-17 1992-08-17 ワサビの培養法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0662694A JPH0662694A (ja) 1994-03-08
JP2632631B2 true JP2632631B2 (ja) 1997-07-23

Family

ID=17035754

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4238819A Expired - Lifetime JP2632631B2 (ja) 1992-08-17 1992-08-17 ワサビの培養法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2632631B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1084141C (zh) * 1998-08-05 2002-05-08 南京农业大学 山葵种苗的繁殖方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0662694A (ja) 1994-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Vijayakumar et al. In vitro propagation of Bacopa monnieri L.-a multipurpose medicinal plant
Batukaev et al. Use of growth regulators in grapes grinding by in vitro method
Ramesh et al. Micropropagation of Terminalia bellirica Roxb.—a sericulture and medicinal plant
Roy et al. Clonal propagation of Rauvolfia serpentina through in vitro culture
JPH05336955A (ja) 植物組織培養培地及び該培地を使用する生育方法
Barna et al. Effects of thidiazuron on micropropagation of rose
EP0317512B1 (de) Eine leistungsfähige Methode, Baumwolle aus kultivierten Zellen zu regenerieren
Shibata et al. Micropropagation of Croton sublyratus Kurz—a tropical tree of medicinal importance
JP2632631B2 (ja) ワサビの培養法
JP4647804B2 (ja) 組織培養によるサクラ属の大量増殖法
Murasaki et al. Improvement on clonal propagation of cyclamen in vitro by the use of etiolated petioles
Hawkes et al. In vitro organogenesis of Cyclamen persicum Mill. seedling tissue
JP4153609B2 (ja) 組織培養を用いたコーキセンダンの大量増殖法
Kanungo et al. Development of a simplified protocol for in vitro propagation of a valuable medicinal plant Plumbago zeylanica Linn. through nodal explants found in Odisha, India
JP4303509B2 (ja) マツの子葉胚を発生させる方法
RU2479992C1 (ru) Способ микроклонального размножения ириса сибирского (i.sibirica l.)
JPH07155081A (ja) 矮化トルコぎきょうの種苗の生産方法
JP4442943B2 (ja) 組織培養によるヌルデモドキの大量増殖法
JP2919314B2 (ja) わさび根茎の肥大培養方法
JP2958453B1 (ja) ブドウ科植物の再分化可能なカルスを形成する方法
JPH08224051A (ja) 薬用ニンジン苗の大量増殖方法
JP2931675B2 (ja) シクラメンの不定芽の増殖用培地および増殖方法
HU187396B (en) Process for the improvement of the multiplication efficiency of cultural plants in in vitro tissue cultures
JP2967968B2 (ja) シネラリア植物の種苗生産方法
JP3578440B2 (ja) シネラリア植物の種苗生産方法