JP2632342B2 - 中空体米菓の製造方法 - Google Patents
中空体米菓の製造方法Info
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- JP2632342B2 JP2632342B2 JP63026451A JP2645188A JP2632342B2 JP 2632342 B2 JP2632342 B2 JP 2632342B2 JP 63026451 A JP63026451 A JP 63026451A JP 2645188 A JP2645188 A JP 2645188A JP 2632342 B2 JP2632342 B2 JP 2632342B2
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- dough
- rice
- hollow body
- dried
- manufacturing
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は中空体米菓の製造方法に関するものである。
(従来の技術及び発明が解決しようとする問題点) 小麦粉、コーン、ポテト等の原材料とするスナック菓
子に於ては、延し生地から所望形状に型抜きを行った
後、適宜乾燥して焼成すると、表面と内部の乾燥程度の
相違から球形に近い感じに膨化して中空体となる。また
特開昭62−236445号公報に、延しシートを幅方向に二枚
に分割し、異物を挾んだ後二枚のシートを張り合わせて
中空スナック菓子を形成する手段が示されているが、前
記手段は中空体内に異物を内在させるための手段であっ
て異物を挾持しない場合は前記手段(シート切断)を行
わなくとも中空体となる。
子に於ては、延し生地から所望形状に型抜きを行った
後、適宜乾燥して焼成すると、表面と内部の乾燥程度の
相違から球形に近い感じに膨化して中空体となる。また
特開昭62−236445号公報に、延しシートを幅方向に二枚
に分割し、異物を挾んだ後二枚のシートを張り合わせて
中空スナック菓子を形成する手段が示されているが、前
記手段は中空体内に異物を内在させるための手段であっ
て異物を挾持しない場合は前記手段(シート切断)を行
わなくとも中空体となる。
以上のスナック菓子に対して、うるち米を原材料とす
る米菓に在っては、前記したスナック菓子と同様の手段
を用いても、焼成の際の膨化は部分的となり、全体が球
に近い中空体とはならないものである。
る米菓に在っては、前記したスナック菓子と同様の手段
を用いても、焼成の際の膨化は部分的となり、全体が球
に近い中空体とはならないものである。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明は球に近い中空体となる米菓の製造方法
を提案したものである。
を提案したものである。
本発明に係る中空体米菓の製造方法は、常法通り製造
したうるち米製延し生地を二枚重ね合わせ、或いは好ま
しくは二枚の延し生地の各対向面即ち上シートは下側を
下シートは上側に熱乾風を当てて表面を軽く乾燥させな
がらシートを重ね合わせ、重ねた状態で所望形状に型抜
きし、而かる後乾燥、調味液塗布、焼成の各工程を順次
行うことを特徴とするものである。
したうるち米製延し生地を二枚重ね合わせ、或いは好ま
しくは二枚の延し生地の各対向面即ち上シートは下側を
下シートは上側に熱乾風を当てて表面を軽く乾燥させな
がらシートを重ね合わせ、重ねた状態で所望形状に型抜
きし、而かる後乾燥、調味液塗布、焼成の各工程を順次
行うことを特徴とするものである。
(作 用) うるち米製延し生地は放置しておくと内部と外表面の
水分含有率は自然に異なってくるし、熱乾風を当てると
更に熱乾風の当たった外表面が乾燥して、内外の水分含
有率が異なる。この表面の乾燥した二枚の延し生地を重
ね合わせた場合、乾燥した外表面には粘着性がないので
両者は互いに接着することはない。その後型抜きすると
切り口に粘着性の生地が露出すると共に、切断刃で引っ
張られるので、上下の延し生地の切り口が互いに接着す
るものである。この後乾燥、調味液を塗布し、焼成を行
うと、上下の延し生地の切り口以外は付着していなかっ
たり、或いは付着していたとしても容易に剥離される
し、通常の焼成工程において、焼成中表面から発散して
しまう水蒸気が、調味液を塗布していることによって外
部への発散が抑えられ、上下の延し生地の間に蓄えられ
ることになるので焼成時の熱膨化が球に近い形状となっ
て焼き上がり、中空体の米菓を得ることができるもので
ある。
水分含有率は自然に異なってくるし、熱乾風を当てると
更に熱乾風の当たった外表面が乾燥して、内外の水分含
有率が異なる。この表面の乾燥した二枚の延し生地を重
ね合わせた場合、乾燥した外表面には粘着性がないので
両者は互いに接着することはない。その後型抜きすると
切り口に粘着性の生地が露出すると共に、切断刃で引っ
張られるので、上下の延し生地の切り口が互いに接着す
るものである。この後乾燥、調味液を塗布し、焼成を行
うと、上下の延し生地の切り口以外は付着していなかっ
たり、或いは付着していたとしても容易に剥離される
し、通常の焼成工程において、焼成中表面から発散して
しまう水蒸気が、調味液を塗布していることによって外
部への発散が抑えられ、上下の延し生地の間に蓄えられ
ることになるので焼成時の熱膨化が球に近い形状となっ
て焼き上がり、中空体の米菓を得ることができるもので
ある。
尚調味液とは基本的に糖類と食塩の単独又は混合溶液
であり、その他醤油等の調味料を添加したものでも良
い。
であり、その他醤油等の調味料を添加したものでも良
い。
(実施例) 次に本発明の実施例について説明する。
延し生地の製造は、うるち米を主原料とし、これに適
宜添加物を配合して蒸練して行うもので、50〜60℃まで
冷却した後ロールにかけて延しを行い所望の厚さまで薄
く延す。重ね合わせ前工程で70〜80℃の熱乾風を延し生
地1の下面に当て、当該面を乾燥せしめて生地内部や上
面とは水分含有率に差異を生じさせる。また他の延し生
地1′も同様にしてその上面を乾燥する。
宜添加物を配合して蒸練して行うもので、50〜60℃まで
冷却した後ロールにかけて延しを行い所望の厚さまで薄
く延す。重ね合わせ前工程で70〜80℃の熱乾風を延し生
地1の下面に当て、当該面を乾燥せしめて生地内部や上
面とは水分含有率に差異を生じさせる。また他の延し生
地1′も同様にしてその上面を乾燥する。
而かる後延し生地1、1′を互いにその乾燥面を対向
させて重ね合わせ、重合生地2とした後所望形状に型抜
きを行って生地小片3とする。生地小片3は型抜き切断
に際して切り口端面のみが互いに接着した状態となる。
この生地小片3を乾燥して、水分含有率を10〜20%望ま
しくは17〜18%とする(第一次乾燥)。第二次乾燥は常
法通り必要に応じて予備乾燥及び本乾燥を行う。
させて重ね合わせ、重合生地2とした後所望形状に型抜
きを行って生地小片3とする。生地小片3は型抜き切断
に際して切り口端面のみが互いに接着した状態となる。
この生地小片3を乾燥して、水分含有率を10〜20%望ま
しくは17〜18%とする(第一次乾燥)。第二次乾燥は常
法通り必要に応じて予備乾燥及び本乾燥を行う。
得られた所望の水分含有率の乾燥生地4に調味液(例
えば濃度10〜30%の塩水)を塗布する。塗布手段はスプ
レー散布でも、どぶ漬けでも良い。而かる後予熱、本加
熱の焼成を行うもので、焼成時に上下2枚の生地間が接
着していないので、断面形状が略球に近い形で膨化をし
て焼け、中空体の米菓5が得られるものである。その後
所望の味付けを施すものである。
えば濃度10〜30%の塩水)を塗布する。塗布手段はスプ
レー散布でも、どぶ漬けでも良い。而かる後予熱、本加
熱の焼成を行うもので、焼成時に上下2枚の生地間が接
着していないので、断面形状が略球に近い形で膨化をし
て焼け、中空体の米菓5が得られるものである。その後
所望の味付けを施すものである。
本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発
明は延し生地を重ね合わせた後型抜きし、切り口部を上
下互いに接着せしめ、調味液を塗布して焼成することを
特徴とするもので、延し生地製造手段、型抜き手段、乾
燥手段、調味液塗布手段、焼成手段等は従来の米菓製造
手法を適切に選択して行うことができるものである。
明は延し生地を重ね合わせた後型抜きし、切り口部を上
下互いに接着せしめ、調味液を塗布して焼成することを
特徴とするもので、延し生地製造手段、型抜き手段、乾
燥手段、調味液塗布手段、焼成手段等は従来の米菓製造
手法を適切に選択して行うことができるものである。
(発明の効果) 本発明は以上のように二枚の延し生地を重合した後型
抜きし、調味液を塗布した後常法通りの手段で米菓を形
成すると云うもので、従来存在しなかった断面形状が球
に近い中空体米菓を得ることができたものである。
抜きし、調味液を塗布した後常法通りの手段で米菓を形
成すると云うもので、従来存在しなかった断面形状が球
に近い中空体米菓を得ることができたものである。
第1図は本発明方法の実施状態を示すもので、第2図は
製造された米菓の断面図である。 1、1′は延し生地 2は重ね合わせ生地 3は生地小片 4は乾燥生地 5は中空体米菓
製造された米菓の断面図である。 1、1′は延し生地 2は重ね合わせ生地 3は生地小片 4は乾燥生地 5は中空体米菓
Claims (2)
- 【請求項1】常法通り製造したうるち米製延し生地を二
枚重ね合わせ、重ねた状態で所望形状に型抜きし、而か
る後乾燥、調味液塗布、焼成の各工程を順次行うことを
特徴とする中空体米菓の製造方法。 - 【請求項2】延し生地の対向面を熱風乾燥せしめて重ね
合わせてなる請求項第1項記載の中空体米菓の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026451A JP2632342B2 (ja) | 1988-02-06 | 1988-02-06 | 中空体米菓の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63026451A JP2632342B2 (ja) | 1988-02-06 | 1988-02-06 | 中空体米菓の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01202252A JPH01202252A (ja) | 1989-08-15 |
JP2632342B2 true JP2632342B2 (ja) | 1997-07-23 |
Family
ID=12193865
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63026451A Expired - Lifetime JP2632342B2 (ja) | 1988-02-06 | 1988-02-06 | 中空体米菓の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2632342B2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-06 JP JP63026451A patent/JP2632342B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01202252A (ja) | 1989-08-15 |
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Legal Events
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