JP2632249B2 - 移動差制御方法及び装置 - Google Patents

移動差制御方法及び装置

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JP2632249B2
JP2632249B2 JP3032484A JP3248491A JP2632249B2 JP 2632249 B2 JP2632249 B2 JP 2632249B2 JP 3032484 A JP3032484 A JP 3032484A JP 3248491 A JP3248491 A JP 3248491A JP 2632249 B2 JP2632249 B2 JP 2632249B2
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▲恵▼三 山川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばZ軸方向に移動
可能な主軸台を有し、主軸中心線をはさんで設けられた
複数の刃物台により同時切削を行う主軸台移動形旋盤等
工作機械における主軸台と刃物台等二個の移動体の相対
移動差制御方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、主軸台移動形旋盤で主軸中心線を
挟んで上下に刃物台を配設し、この上下刃物台により同
時4軸加工を可能にしたものに特開平1−150909
号の技術がある。このものは、図3に示すように主軸台
101の長手方向移動軸(Z1)と下刃物台102の横
方向送り軸(X1)との組合わせと、上刃物台103の
長手方向移動軸(Z2)と横方向移動軸(X2)との組
合わせで同時4軸加工を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術の特開平1
−150909号は、工作物WがZ1軸方向移動中に
刃物台102と上刃物台103により同時切削を行う
ので、移動する工作物Wに対する上刃物台103のZ2
軸相対位置及び相対速度は、Z1軸の位置及び速度を基
準とした移動差分とする必要がある。このためZ1軸の
動きに影響される複雑なプログラムを作成するか、又は
高度な制御方法が駆使できる高価な制御装置を用いねば
ならないという問題点を有している。本発明は、従来の
技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであ
り、その目的とするところは、複雑なプログラムも高価
な制御装置も必要とせず簡単に移動差制御を行うことが
できる方法及び装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の移動差制御方法は、少なくとも一方が主軸軸
線方向送り可能な刃物台を主軸中心線を挟んで複数個設
けた主軸台移動形のNC旋盤で主軸中心線の一方の側の
刃物台と他方の側の刃物台の同時切削において、一方の
側の刃物台に対し主軸台の軸方向の送りで切削中、該主
軸台の軸方向の送りと他方の側の主軸軸線方向の送りが
可能な刃物台の前記軸方向の送りとを同期させ、前記他
方の側の刃物台の送りねじに螺合するナットを回転させ
て主軸台と刃物台との送りの移動差分の制御を行うもの
である。
【0005】また本発明の移動差制御装置は二個の移動
体の平行方向移動差を利用して相対的に移動位置決めを
行う工作機械において、第1駆動手段により回転制御さ
れる第1移動体の駆動用第1移動ねじと、該第1移動ね
じと平行に設けられた第2移動体の駆動用第2移動ねじ
と、前記第1移動ねじに同期して前記第2移動ねじを回
転させる入・切可能な伝導手段と、該伝導手段の入・切
に連動して前記第2移動ねじの回転をかけ外し自在に規
制するブレーキ手段と、前記第2移動体に設けられ前記
第2移動ねじと係合する回転可能な移動ねじナットを回
転制御する第2駆動手段とを含んでなり、第2移動ねじ
回転時に第2駆動手段により移動ねじナットを回転して
移動差制御するものである。
【0006】
【作用】第1移動体駆動用第1移動ねじと、第2移動体
駆動用第2移動ねじを同期回転させ、第2移動ねじに係
合する移動ねじナットが回転可能に支持される第2移動
体を、NC駆動で移動ねじナットを回転して移動し、第
1駆動体に対する移動差制御を行う。
【0007】
【実施例】第1実施例について図1を参照して説明す
る。床上に設置された旋盤のヘッド上長手方向平行に、
二組の案内面1A,1Bが削設されており、案内面1A
上に主軸台2が長手方向(以下ZA軸方向と呼ぶ)に移
動位置決め可能に載置され、主軸台2に回転可能に支持
される主軸3の先端にチャック4が嵌着されている。
【0008】更に案内面1B上にサドル5が長手方向
(以下ZB軸方向と呼ぶ)に移動可能に載置され、サド
ル5上に設けられた横方向(以下XB軸方向と呼ぶ)の
案内上に下刃物台6が移動位置決め可能に載置されてい
る。下刃物台6にはタレット7が旋回割出可能に設けら
れており、タレット7の工具取付ステーションに工具T
1が着脱可能に取付けられている。
【0009】ベッドの後部には横方向(以下XA軸方向
と呼ぶ)の案内を有する図示しない固定台が固着されて
おり、この固定台のXA軸案内上に上刃物台8が移動位
置決め可能に載置され、上刃物台8にタレット9が旋回
割出可能に支持され、タレット9に工具T2が着脱可能
に取付けられている。そして固定台に図示しないXA軸
用サーボモータが固着されており、ボールねじを介して
上刃物台が移動位置決めされるようになっている。
【0010】ベッド1の左端にZA軸用サーボモータ1
1が固着されており、モータ11と同心に第1ボールね
じ12が回転可能に支持され、第1ボールねじに係合す
るボールねじナット13が主軸台2に固着されている。
【0011】ベッドにはZA軸用の第1ボールねじ12
と平行にZB軸用の第2ボールねじ14が回転可能に支
持されており、第2ボールねじ14に係合するボールね
じナット15がサドル5に回転可能に支持されている。
サドル5には取付台16を介してボールねじナット駆動
用サーボモータ17が固着され、サーボモータ17の出
力軸に嵌着されるプーリ18とボールねじナット17に
嵌着されるプーリ21との間にベルト19が張設されて
いる。
【0012】第2ボールねじ14の左端にはクラッチ2
2Aが嵌着されており、クラッチ22Aは第2ボールね
じ14と同心かつ回転可能に設けられた駆動軸23の右
端に嵌着のクラッチ22Bと係合し、駆動軸23の左端
に嵌着されるプーリ24と第1ボールねじ12に嵌着さ
れるプーリ25との間にベルト26が張設されている。
【0013】更に、第2ボールねじの左端部にはブレー
キ円板27が嵌着されており、ベッドに固着のディスク
ブレーキ装置28により第2ボールねじの回転がかけ外
し自在に規制されるようになっている。
【0014】続いて第1実施例の作用について説明す
る。主軸台2のZA軸方向移動中に下刃物台6のZB軸
方向移動で切削加工を行う場合、クラッチ22A,22
Bを入にし、ディスクブレーキを開放して第2ボールね
じ14を回転自在とし、プーリ24・25,ベルト26
を介して第1ボールねじ12の回転に同期させて第2ボ
ールねじ14を回転させ,同時にサーボモータ17によ
りボールねじナット15を回転して主軸台2に対して刃
物台6をプログラム指定速度で移動させて移動差制御を
する。
【0015】刃物台6をZB軸方向に単独で移動させた
い場合には、クラッチ22A,22Bを切り、第2ボー
ルねじ14にブレーキをかけて回転を規制し、サーボモ
ータ17によるボールねじナット15の回転で移動させ
る。
【0016】次に第2実施例について図2を参照して説
明する。第2実施例の第1実施例と異なるところは、第
1ボールねじ12により第2ボールねじ14を回転させ
るためのプーリ24,25及びベルト26及びクラッチ
22A,22Bと、第2ボールねじ14の回転をかけ外
し自在に規制するディスクブレーキ装置28がなく、代
わりに第2ボールねじ14を駆動するZB軸用サーボモ
ータ31が設けられているところであり、他は同一のた
め、重複を避けるため同一個所には同一符号を付して説
明を省略する。
【0017】続いて第2実施例の作用について説明す
る。ZA軸用サーボモータ11とZB軸用サーボモータ
31を同期回転させて、第1ボールねじ12と第2ボー
ルねじ14を同期回転させ、同時にボールねじナット駆
動用サーボモータ17によりボールねじナット15を回
転して、移動する主軸台2に対して刃物台6をプログラ
ム指定速度で差分移動させる。従って主軸台2,刃物台
6のZA,ZB方向の個別移動は、プログラムの同期回
転指令を解除することにより容易に行うことができる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。第1移動ねじと第2
移動ねじを同期回転させ,第2駆動手段により第2移動
ねじに係合する移動ねじナットを回転して、移動差分制
御をするようにしたので、複雑なプログラムも、高価な
制御装置も必要なく、簡単なプログラム入力により移動
差制御を実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の移動差制御装置の配置図である。
【図2】第2実施例の移動差制御装置の配置図である。
【図3】従来の技術の移動差制御を行う旋盤の配置図で
ある。
【符号の説明】
2 主軸台 6 下刃物台 11 ZA軸用サーボモータ 12 第1ボールねじ 14 第2ボールねじ 15 ボールねじナット 17 ボールねじナット駆動用サーボモータ 22A,22B クラッチ 28 ディスクブレーキ装置 31 ZB軸用サーボモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−150909(JP,A) 特開 昭55−90244(JP,A) 実開 昭62−130843(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一方が主軸軸線方向送り可能
    な刃物台を主軸中心線を挟んで複数個設けた主軸台移動
    形のNC旋盤で主軸中心線の一方の側の刃物台と他方の
    側の刃物台の同時切削において、一方の側の刃物台に対
    し主軸台の軸方向の送りで切削中、該主軸台の軸方向の
    送りと他方の側の主軸軸線方向の送りが可能な刃物台の
    前記軸方向の送りとを同期させ、前記他方の側の刃物台
    の送りねじに螺合するナットを回転させて主軸台と刃物
    台との送りの移動差分の制御を行うことを特徴とする移
    動差制御方法。
  2. 【請求項2】 二個の移動体の平行方向移動差を利用し
    て相対的に移動位置決めを行う工作機械において、第1
    駆動手段により回転制御される第1移動体の駆動用第1
    移動ねじと、該第1移動ねじと平行に設けられた第2移
    動体の駆動用第2移動ねじと、前記第1移動ねじに同期
    して前記第2移動ねじを回転させる入・切可能な伝導手
    段と、該伝導手段の入・切に連動して前記第2移動ねじ
    の回転をかけ外し自在に規制するブレーキ手段と、前記
    第2移動体に設けられ前記第2移動ねじと係合する回転
    可能な移動ねじナットを回転制御する第2駆動手段とを
    含んでなり、第2移動ねじ回転時に第2駆動手段により
    移動ねじナットを回転して移動差制御することを特徴と
    する移動差制御装置。
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JPS62130843U (ja) * 1986-02-14 1987-08-18
JP3199319B2 (ja) * 1987-12-08 2001-08-20 シチズン時計株式会社 多軸多系統数値制御方法

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