JP2632189B2 - チオフエン誘導体の製造法 - Google Patents
チオフエン誘導体の製造法Info
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
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- C07D333/02—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
- C07D333/04—Heterocyclic compounds containing five-membered rings having one sulfur atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings not substituted on the ring sulphur atom
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- C07D333/38—Carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals
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- C07D333/30—Hetero atoms other than halogen
- C07D333/36—Nitrogen atoms
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- Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、3−アミノチオフエンの製造法に関する。
ベイカー(Baker)等の「ジエイ・オルグ・ケムJ.Or
g.Chem.),18,138(1953)」には、3−オキソ−4−
メトキシカルボニルテトラヒドロチオフエンから3−ア
ミノ−4−メトキシカルボニルチオフエン塩酸塩を製造
するための二工程法が記載されている。この方法は、メ
タノールの存在下で3−オキソ−メトキシカルボニルテ
トラヒドロチオフエンをヒドロキシルアミン(ヒドロキ
シルアミン塩酸塩及び炭酸バリウムからその場で形成さ
れる。)と反応させ、3−オキシミノ−4−メトキシカ
ルボニルテトラヒドロチオフエンを単離し、そしてこの
単離されたオキシムをエーテル及びメタノールの存在下
で塩化水素と反応させることからなる。この方法では、
両方の工程とも長い反応時間を必要とする。
g.Chem.),18,138(1953)」には、3−オキソ−4−
メトキシカルボニルテトラヒドロチオフエンから3−ア
ミノ−4−メトキシカルボニルチオフエン塩酸塩を製造
するための二工程法が記載されている。この方法は、メ
タノールの存在下で3−オキソ−メトキシカルボニルテ
トラヒドロチオフエンをヒドロキシルアミン(ヒドロキ
シルアミン塩酸塩及び炭酸バリウムからその場で形成さ
れる。)と反応させ、3−オキシミノ−4−メトキシカ
ルボニルテトラヒドロチオフエンを単離し、そしてこの
単離されたオキシムをエーテル及びメタノールの存在下
で塩化水素と反応させることからなる。この方法では、
両方の工程とも長い反応時間を必要とする。
驚くべきことに、3−アミノチオフエンが、対応する
3−オキソテトラヒドロチオフエンから一工程法で有利
に製造され得る、ということが今般見出された。
3−オキソテトラヒドロチオフエンから一工程法で有利
に製造され得る、ということが今般見出された。
従つて、本発明は、3−アミノチオフエン又はその酸
付加塩の製造法において、極性不活性溶媒の存在下かつ
塩基の不存在下0〜200℃の範囲の温度にて、対応する
3−オキソテトラヒドロチオフエンをヒドロキシルアミ
ンの酸付加塩と反応させる、ことを特徴とする方法を提
供する。
付加塩の製造法において、極性不活性溶媒の存在下かつ
塩基の不存在下0〜200℃の範囲の温度にて、対応する
3−オキソテトラヒドロチオフエンをヒドロキシルアミ
ンの酸付加塩と反応させる、ことを特徴とする方法を提
供する。
本発明の1つの好ましい側面によれば、3−オキソテ
トラヒドロチオフエンは4−アルコキシカルボニル置換
基を有し、そして反応は50〜200℃の範囲の温度にて行
われる。
トラヒドロチオフエンは4−アルコキシカルボニル置換
基を有し、そして反応は50〜200℃の範囲の温度にて行
われる。
別の好ましい側面によれば、3−オキソテトラヒドロ
チオフエンは、一般式 (式中、R1、R2及びR3の各々は独立的に、水素原子及び
COR4、シアノ、ニトロ、アルキル、アリール及びアルカ
リール基から選択され、しかして各R4は独立的に、アル
コキシ、ヒドロキシ、アルキル、アミノ、アルキルアミ
ノ及びジアルキルアミノ基から選択される。) の化合物である。
チオフエンは、一般式 (式中、R1、R2及びR3の各々は独立的に、水素原子及び
COR4、シアノ、ニトロ、アルキル、アリール及びアルカ
リール基から選択され、しかして各R4は独立的に、アル
コキシ、ヒドロキシ、アルキル、アミノ、アルキルアミ
ノ及びジアルキルアミノ基から選択される。) の化合物である。
3−オキソテトラヒドロチオフエンが一般式(I)の
化合物である場合、R1、R2及びR3の各々が独立的に、水
素原子及びアルコキシカルボニル、シアノ、アルキル及
びアリール基から選択されることが好ましい。置換基
R1、R2及びR3の少なくとも1つは好ましくは、水素原子
及びアルコキシカルボニル基から選択される。一層好ま
しくは、R1、R2及びR3のうち1つは水素原子及びアルコ
キシカルボニル基から選択され、R1、R2及びR3のうち他
の1つは水素原子、アルコキシカルボニル基及びアルキ
ル基から選択され、そしてR1、R2及びR3のうち残りのも
のは水素原子及びアルコキシカルボニル、シアノ、アル
キル及びアリール基から選択される。
化合物である場合、R1、R2及びR3の各々が独立的に、水
素原子及びアルコキシカルボニル、シアノ、アルキル及
びアリール基から選択されることが好ましい。置換基
R1、R2及びR3の少なくとも1つは好ましくは、水素原子
及びアルコキシカルボニル基から選択される。一層好ま
しくは、R1、R2及びR3のうち1つは水素原子及びアルコ
キシカルボニル基から選択され、R1、R2及びR3のうち他
の1つは水素原子、アルコキシカルボニル基及びアルキ
ル基から選択され、そしてR1、R2及びR3のうち残りのも
のは水素原子及びアルコキシカルボニル、シアノ、アル
キル及びアリール基から選択される。
また、3−オキソテトラヒドロチオフエンが一般式
(I)の化合物である場合、R1、R2及びR3のうち1つ又
はそれ以上が独立的に、COR4、シアノ及びニトロ基から
選択され、そして残りのものが独立的に、水素原子及び
アルキル、アリール及びアルカリール基から選択され、
しかして各R4が独立的に、アルコキシ、ヒドロキシ、ア
ルキル、アミノ、アルキルアミノ及びジアルキルアミノ
基から選択されることも好ましい。好ましくは、R1、R2
及びR3のうち1つ又は2つが独立的に、アルコキシカル
ボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニ
ル、ジアルキルアミノカルボニル、シアノ及びニトロ基
から選択され、そして残りのものが独立的に、水素原
子、アルキル基及びアリール基から選択される。一層好
ましくは、R1、R2及びR3のいずれか1つがシアノ基であ
りそして残りのものが独立的に、水素原子、アルキル基
及びアリール基から選択されるか、あるいはR1、R2及び
R3のうち1つ又は2つがアルコキシカルボニル基から選
択されそして残りのものが独立的に、水素原子、アルキ
ル基及びアリール基から選択される。
(I)の化合物である場合、R1、R2及びR3のうち1つ又
はそれ以上が独立的に、COR4、シアノ及びニトロ基から
選択され、そして残りのものが独立的に、水素原子及び
アルキル、アリール及びアルカリール基から選択され、
しかして各R4が独立的に、アルコキシ、ヒドロキシ、ア
ルキル、アミノ、アルキルアミノ及びジアルキルアミノ
基から選択されることも好ましい。好ましくは、R1、R2
及びR3のうち1つ又は2つが独立的に、アルコキシカル
ボニル、アミノカルボニル、アルキルアミノカルボニ
ル、ジアルキルアミノカルボニル、シアノ及びニトロ基
から選択され、そして残りのものが独立的に、水素原
子、アルキル基及びアリール基から選択される。一層好
ましくは、R1、R2及びR3のいずれか1つがシアノ基であ
りそして残りのものが独立的に、水素原子、アルキル基
及びアリール基から選択されるか、あるいはR1、R2及び
R3のうち1つ又は2つがアルコキシカルボニル基から選
択されそして残りのものが独立的に、水素原子、アルキ
ル基及びアリール基から選択される。
アルキル基に言及されている場合に別段指摘がなけれ
ば、それは好ましくは、1〜6個の炭素原子を有するア
ルキル基例えばメチル基を意味する。アリール基に言及
されている場合、それは好ましくは、フエニル基を意味
する。
ば、それは好ましくは、1〜6個の炭素原子を有するア
ルキル基例えばメチル基を意味する。アリール基に言及
されている場合、それは好ましくは、フエニル基を意味
する。
本発明による方法において、極性不活性溶媒は好都合
には、ニトリル例えばアセトニトリル及びプロパノニト
リル、アミド例えばN,N−ジメチルホルムアミド及びN,N
−ジメチルアセトアミド、6個までの炭素原子を有する
アルカノール例えばメタノール、及びスルホキシド例え
ばジメチルスルホキシドから選択される。好ましくは、
溶媒はアセトニトリルである。
には、ニトリル例えばアセトニトリル及びプロパノニト
リル、アミド例えばN,N−ジメチルホルムアミド及びN,N
−ジメチルアセトアミド、6個までの炭素原子を有する
アルカノール例えばメタノール、及びスルホキシド例え
ばジメチルスルホキシドから選択される。好ましくは、
溶媒はアセトニトリルである。
好ましくは、ヒドロキシルアミンの酸付加塩は、ハロ
ゲン化水素塩例えば塩化水素塩あるいはヒドロキシルア
ミン硫酸塩である。
ゲン化水素塩例えば塩化水素塩あるいはヒドロキシルア
ミン硫酸塩である。
反応は、好ましくは50〜160℃一層好ましくは75〜160
℃の範囲の温度、好都合には還流下で行われる。
℃の範囲の温度、好都合には還流下で行われる。
3−オキソテトラヒドロチオフエンは、公知の技法に
従つて例えばエス・グロノウイツ(S.Gronowitz)
「“チオフエン及びその誘導体(Thiophenes and its D
erivatives)",第1巻,ジヨーン・ワイリイ・アンド・
サンズ(John Wiley and Sons),1985,第152〜153頁」
及びそこに挙げられている文献に記載のように製造され
得る。
従つて例えばエス・グロノウイツ(S.Gronowitz)
「“チオフエン及びその誘導体(Thiophenes and its D
erivatives)",第1巻,ジヨーン・ワイリイ・アンド・
サンズ(John Wiley and Sons),1985,第152〜153頁」
及びそこに挙げられている文献に記載のように製造され
得る。
3−アミノチオフエンは、医薬及び/又は農芸化学の
化合物の製造における中間体として有用である。例えば
独国特許出願公報第3,305,866号には、除草活性のある
化合物の製造における3−アミノ−4−メトキシカルボ
ニルチオフエン塩酸塩の使用が記載されており、欧州特
許出願公報第126970号には、医薬活性のある化合物の製
造における3−アミノ−4−メトキシカルボニルチオフ
エンの使用が記載されている。米国特許第4,428,963号
にも、血液脂質低下剤として及び肥満防止剤として有用
なチオフエン誘導体の製造における或る3−アミノチオ
フエンの使用が開示されている。
化合物の製造における中間体として有用である。例えば
独国特許出願公報第3,305,866号には、除草活性のある
化合物の製造における3−アミノ−4−メトキシカルボ
ニルチオフエン塩酸塩の使用が記載されており、欧州特
許出願公報第126970号には、医薬活性のある化合物の製
造における3−アミノ−4−メトキシカルボニルチオフ
エンの使用が記載されている。米国特許第4,428,963号
にも、血液脂質低下剤として及び肥満防止剤として有用
なチオフエン誘導体の製造における或る3−アミノチオ
フエンの使用が開示されている。
次の例により本発明を説明する。
例1 4−アミノ−3−メトキシカルボニルチオフエン
塩酸塩の製造 4−オキソ−3−メトキシカルボニルテトラヒドロチ
オフエン(3.9g)を、アセトニトリル(10ml)中でヒド
ロキシルアミン塩酸塩(2g)と1時間還流下で加熱し
た。その混合物を次いで冷却し、固体部分を別しそし
て乾燥ジエチレルエーテルで洗浄して融点203〜204℃の
標題の化合物(3.65g)を得た。
塩酸塩の製造 4−オキソ−3−メトキシカルボニルテトラヒドロチ
オフエン(3.9g)を、アセトニトリル(10ml)中でヒド
ロキシルアミン塩酸塩(2g)と1時間還流下で加熱し
た。その混合物を次いで冷却し、固体部分を別しそし
て乾燥ジエチレルエーテルで洗浄して融点203〜204℃の
標題の化合物(3.65g)を得た。
標題の化合物の収率は77%であり、これと比べてベイ
カー(Baker)等の「ジエイ・オルグ・ケムJ.Org.Che
m.),18,138(1953)」に報告されている手間のかかる
二段階法の収率は55%である。
カー(Baker)等の「ジエイ・オルグ・ケムJ.Org.Che
m.),18,138(1953)」に報告されている手間のかかる
二段階法の収率は55%である。
例2 3−アミノ−4,5−ビスメトキシカルボニルチオ
フエン塩酸塩の製造 3−オキソ−4,5−ビスメトキシカルボニルテトラヒ
ドロチオフエン(2.65g)をプロピオニトリル(5ml)中
に溶解し、そしてヒドロキシルアミン塩酸塩(1g)を添
加した。その混合物を水蒸気浴上で1 1/2時間還流下で
加熱し、しかしてこの時間までにほとんど固体になつ
た。その混合物を冷却してからエーテルを添加し、そし
て標題の化合物を別した。収量2.37g(77.5%),融
点166〜169゜分解。水性アンモニアで処理した後バルク
蒸留(220℃,0.1mmHg)することによつて標題の化合物
から3−アミノ−4,5−ビスメトキシカルボニルチオフ
エンを遊離した。このものは次の値を示した:1H NMRδ
(CDCl3)6.40(1H,s),4.40(2H,br s),3.90,3.94
(2×3H,s)。
フエン塩酸塩の製造 3−オキソ−4,5−ビスメトキシカルボニルテトラヒ
ドロチオフエン(2.65g)をプロピオニトリル(5ml)中
に溶解し、そしてヒドロキシルアミン塩酸塩(1g)を添
加した。その混合物を水蒸気浴上で1 1/2時間還流下で
加熱し、しかしてこの時間までにほとんど固体になつ
た。その混合物を冷却してからエーテルを添加し、そし
て標題の化合物を別した。収量2.37g(77.5%),融
点166〜169゜分解。水性アンモニアで処理した後バルク
蒸留(220℃,0.1mmHg)することによつて標題の化合物
から3−アミノ−4,5−ビスメトキシカルボニルチオフ
エンを遊離した。このものは次の値を示した:1H NMRδ
(CDCl3)6.40(1H,s),4.40(2H,br s),3.90,3.94
(2×3H,s)。
例3 メチル3−アミノチオフエン−2−カルボキシレ
ートの製造 2−メトキシカルボニル−3−オキソテトラヒドロチ
オフエン(2g)を、加熱かつかくはんしながらアセトニ
トリル(20ml)中に溶解した。その還流している溶液に
ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.8g)を添加し、そしてそ
の混合物を1 1/2時間還流させた。冷却後、エーテル(5
0ml)を添加し、そして沈殿した麦わら色の固体を別
した。この固体を水中に溶解し、4M−アンモニア溶液で
塩基性にしそしてジクロロメタン(2×25ml)で抽出し
た。抽出物を一緒にし、水で及びブライン(塩水)で洗
浄しそして硫酸ナトリウム上で乾燥した。過及び蒸発
を行うと油が得られ、この油は冷却すると固化しそして
ペトロールエーテル(石油エーテル)から結晶させて融
点62〜63゜の標題の化合物1.34g(73%)を得た。
ートの製造 2−メトキシカルボニル−3−オキソテトラヒドロチ
オフエン(2g)を、加熱かつかくはんしながらアセトニ
トリル(20ml)中に溶解した。その還流している溶液に
ヒドロキシルアミン塩酸塩(0.8g)を添加し、そしてそ
の混合物を1 1/2時間還流させた。冷却後、エーテル(5
0ml)を添加し、そして沈殿した麦わら色の固体を別
した。この固体を水中に溶解し、4M−アンモニア溶液で
塩基性にしそしてジクロロメタン(2×25ml)で抽出し
た。抽出物を一緒にし、水で及びブライン(塩水)で洗
浄しそして硫酸ナトリウム上で乾燥した。過及び蒸発
を行うと油が得られ、この油は冷却すると固化しそして
ペトロールエーテル(石油エーテル)から結晶させて融
点62〜63゜の標題の化合物1.34g(73%)を得た。
例4 メチル3−アミノ−4−メチルチオフエン−2−
カルボキシレートの製造 2−メトキシカルボニル−4−メチル−3−オキソテ
トラヒドロチオフエン(1.74g)をアセトニトリル(13m
l)中に溶解し、そして生じた溶液を沸とうさせた。こ
れにヒドロキシルアミン塩酸塩(0.69g)を添加し、そ
してその混合物を5時間還流させた。その反応混合物を
氷中で冷却しそして乾燥エーテル(50ml)を添加すると
粘着性沈殿物が生成し、そしてケイソウ土を用いてて
別した。このケイソウ土を水でスラリー化しそして過
し、液をアンモニアで塩基性にしそしてエーテル(2
回)で抽出した。抽出物を一緒にし、硫酸ナトリウム上
で乾燥し、過しそして蒸発させて融点82〜83゜の標題
の化合物1.1g(64%)を得た。
カルボキシレートの製造 2−メトキシカルボニル−4−メチル−3−オキソテ
トラヒドロチオフエン(1.74g)をアセトニトリル(13m
l)中に溶解し、そして生じた溶液を沸とうさせた。こ
れにヒドロキシルアミン塩酸塩(0.69g)を添加し、そ
してその混合物を5時間還流させた。その反応混合物を
氷中で冷却しそして乾燥エーテル(50ml)を添加すると
粘着性沈殿物が生成し、そしてケイソウ土を用いてて
別した。このケイソウ土を水でスラリー化しそして過
し、液をアンモニアで塩基性にしそしてエーテル(2
回)で抽出した。抽出物を一緒にし、硫酸ナトリウム上
で乾燥し、過しそして蒸発させて融点82〜83゜の標題
の化合物1.1g(64%)を得た。
例5 3−アミノ−4−シアノチオフエン塩酸塩塩の製
造 4−シアノ−3−オキソテトラヒドロチオフエン(1.
2g)を、加熱かつかくはんしながらアセトニトリル(15
ml)中に溶解した。その還流している溶液にヒドロキシ
ルアミン塩酸塩(0.69g)を添加し、そしてその混合物
を1 1/2時間還流させた。冷却後、エーテル(25ml)を
添加し、標題の化合物を別しそして風乾した。収量1.
35g(84%),融点244〜246゜。
造 4−シアノ−3−オキソテトラヒドロチオフエン(1.
2g)を、加熱かつかくはんしながらアセトニトリル(15
ml)中に溶解した。その還流している溶液にヒドロキシ
ルアミン塩酸塩(0.69g)を添加し、そしてその混合物
を1 1/2時間還流させた。冷却後、エーテル(25ml)を
添加し、標題の化合物を別しそして風乾した。収量1.
35g(84%),融点244〜246゜。
δ1H NMR(CDCl3/DMSO−d6) 9.2(br s),8.55(d,J=4Hz), 7.85(d,J=4Hz)。
例6〜10 例1に記載した方法と同様な方法により、次の3−ア
ミノチオフエンを製造した。
ミノチオフエンを製造した。
例11 3−アミノ−4−メトキシカルボニルチオフエン
塩酸塩の製造 3−オキソ−4−メトキシカルボニルテトラヒドロチ
オフエン(28g)を、メタノール(80ml)中でヒドロキ
シルアミン塩酸塩(11.5g)と1時間還流下で加熱し
た。その混合物を次いで冷却し、得られた生成物(第1
の生成物)を別しそして乾燥ジエチルエーテルで洗浄
して融点203〜205℃の課題の化合物(18.4g,57.6%)を
得た。更なる冷却を行つて融点201〜202℃の第2の生成
物(2.7g,8.5%)を得た。従つて、総収率は66.1%であ
つた。
塩酸塩の製造 3−オキソ−4−メトキシカルボニルテトラヒドロチ
オフエン(28g)を、メタノール(80ml)中でヒドロキ
シルアミン塩酸塩(11.5g)と1時間還流下で加熱し
た。その混合物を次いで冷却し、得られた生成物(第1
の生成物)を別しそして乾燥ジエチルエーテルで洗浄
して融点203〜205℃の課題の化合物(18.4g,57.6%)を
得た。更なる冷却を行つて融点201〜202℃の第2の生成
物(2.7g,8.5%)を得た。従つて、総収率は66.1%であ
つた。
例12 3−アミノチオフエンの製造 ヒドロキシルアミン塩酸塩(1g)をメタノール(9m
l)中に溶解し、そして3−オキソテトラヒドロチオフ
エン(1g)を添加した。20℃に16時間維持した後、その
暗褐色の混合物をジエチルエーテル(25ml)中に注い
だ。エーテル層を水(40×10ml)で抽出し、ケイソウ土
を通じて過し、その赤色の溶液を濃厚水性アンモニア
で塩基性にしそしてメチレンクロライドで抽出した。抽
出物を乾燥し(硫酸ナトリウム)そして蒸発させて3−
アミノチオフエンからなる黒色き油0.52g(53%の収
率)を得た。1H NMR(CDCl3)δ6.1(dd),δ6.6(d
d),δ7.05(dd)。
l)中に溶解し、そして3−オキソテトラヒドロチオフ
エン(1g)を添加した。20℃に16時間維持した後、その
暗褐色の混合物をジエチルエーテル(25ml)中に注い
だ。エーテル層を水(40×10ml)で抽出し、ケイソウ土
を通じて過し、その赤色の溶液を濃厚水性アンモニア
で塩基性にしそしてメチレンクロライドで抽出した。抽
出物を乾燥し(硫酸ナトリウム)そして蒸発させて3−
アミノチオフエンからなる黒色き油0.52g(53%の収
率)を得た。1H NMR(CDCl3)δ6.1(dd),δ6.6(d
d),δ7.05(dd)。
Claims (12)
- 【請求項1】3−アミノチオフエン又はその酸付加塩の
製造法において、極性不活性溶媒の存在下かつ塩基の不
存在下0〜200℃の範囲の温度にて、対応する3−オキ
ソテトラヒドロチオフエンをヒドロキシルアミンの酸付
加塩と反応させる、ことを特徴とする方法。 - 【請求項2】3−オキソテトラヒドロチオフエンが一般
式 (式中、R1、R2及びR3の各々は独立的に、水素原子及び
COR4、シアノ、ニトロ、アルキル、アリール及びアルカ
リール基から選択され、しかして各R4は独立的に、アル
コキシ、ヒドロキシ、アルキル、アミノ、アルキルアミ
ノ及びジアルキルアミノ基から選択される。) の化合物である、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】R1、R2及びR3の各々が独立的に、水素原子
及びアルコキシカルボニル、シアノ、アルキル及びアリ
ール基から選択される、請求項2記載の方法。 - 【請求項4】R1、R2及びR3の少なくとも1つが水素原子
及びアルコキシカルボニル基から選択される、請求項3
記載の方法。 - 【請求項5】R1、R2及びR3のうち1つが水素原子及びア
ルコキシカルボニル基から選択され、R1、R2及びR3のう
ち他の1つが水素原子、アルコキシカルボニル基及びア
ルキル基から選択され、そしてR1、R2及びR3のうち残り
のものが水素原子及びアルコキシカルボニル、シアノ、
アルキル及びアリール基から選択される、請求項4記載
の方法。 - 【請求項6】R1、R2及びR3のうち1つ又はそれ以上が独
立的に、COR4、シアノ及びニトロ基から選択され、そし
て残りのものが独立的に、水素原子及びアルキル、アリ
ール及びアルカリール基から選択され、しかして各R4が
独立的に、アルコキシ、ヒドロキシ、アルキル、アミ
ノ、アルキルアミノ及びジアルキルアミノ基から選択さ
れる、請求項2記載の方法。 - 【請求項7】R1、R2及びR3のうち1つ又は2つが独立的
に、アルコキシカルボニル、アミノカルボニル、アルキ
ルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニル、シ
アノ及びニトロ基から選択され、そして残りのものが独
立的に、水素原子、アルキル基及びアリール基から選択
される、請求項6記載の方法。 - 【請求項8】R1、R2及びR3のいずれか1つがシアノ基で
ありそして残りのものが独立的に、水素原子、アルキル
基及びアリール基から選択されるか、あるいはR1、R2及
びR3のうち1つ又は2つがアルコキシカルボニル基から
選択されそして残りのものが独立的に、水素原子、アル
キル基及びアリール基から選択される、請求項7記載の
方法。 - 【請求項9】3−オキソテトラヒドロチオフエンが4−
アルコキシカルボニル置換基を有し、かつ反応を50〜20
0℃の範囲で温度にて行う、請求項1記載の方法。 - 【請求項10】ヒドロキシアミンの酸付加塩が塩酸塩で
ある、請求項1〜9のいずれか1つの項記載の方法。 - 【請求項11】極性不活性溶媒がアセトニトリルであ
る、請求項1〜10のいずれか1つの項記載の方法。 - 【請求項12】反応を50〜160℃の範囲の温度にて行
う、請求項1〜11のいずれか1つの項記載の方法。
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