JP2631936B2 - 入浴用補助具 - Google Patents

入浴用補助具

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JP2631936B2
JP2631936B2 JP4193026A JP19302692A JP2631936B2 JP 2631936 B2 JP2631936 B2 JP 2631936B2 JP 4193026 A JP4193026 A JP 4193026A JP 19302692 A JP19302692 A JP 19302692A JP 2631936 B2 JP2631936 B2 JP 2631936B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入浴用補助具に関する
ものであり、例えば自力で入浴できない人たちのための
入浴用補助具として利用される.
【0002】
【従来の技術】従来、図10の構成のものが公用されて
いる.ここでは、天井に架設された軌道20に取付られ
て走行自在とされた駆動手段21が取付けられており、
この駆動手段21には昇降手段22が取付けられてい
る.そして、この昇降手段22と昇降フレ−ム24とが
ワイヤロ−プ23を介して連結されて昇降フレ−ム24
が昇降自在とされている.更に、昇降フレ−ム24には
人体保持部材25が取り付けられて人間が腰掛けること
ができるようされている.
【0003】従来技術によれば、自力で入浴できない入
浴者を人体保持部材25に人的作業により着座させた後
は、電動モ−タ等により駆動手段21を作動させて入浴
者を水平移動できると共に昇降手段22を作動させて上
下動できるので、前記入浴者を浴槽から出し入れする
際、入浴援助者の筋肉負担が大幅に軽減されるという利
点がある.
【0004】しかしながら、軌道20を天井に架設する
には天井を補強する等の改造が必要となる.このため、
家屋改造費用をはじめ軌道20や駆動手段21等の装置
一式の価格が高価となり、入浴用補助具が極めて高価に
なる等の問題があった.
【0005】
【解決しようとする課題】解決しようとする問題点は、
既設の家屋に入浴用補助具を設置する際、家屋の改造が
必要となる,また、入浴用補助具の価格が高額という点
にあり、本発明の目的とするところは、家屋の改造が不
要かつ安価で、さらに取り扱い易い入浴用補助具の提供
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の入浴用補助具
は、浴槽内で人を昇降させる入浴用補助具であって、浴
槽内に入れられ湯水の入出により膨縮自在の中空体と、
この中空体に連結されこの中空体の中空部と連通する中
空孔を有し先端が圧力水供給装置に接続可能とされるチ
ューブと、前記中空体の中空部と外部とを連通・遮断可
能とされる開閉手段とを備え、圧力水発生装置から供給
される湯水を前記チューブを介して前記中空体の中空部
に注入して中空体を膨張させることにより中空体の天板
が上昇したり、前記開閉手段により前記中空体の中空部
と外部とを遮断して中空体内に湯水を封入して中空体の
天板が昇降を停止したり、前記開閉手段により前記昇降
部材の中空部と外部とを連通して中空体内の湯水を流出
させて中空体を縮小させることにより中空体の天板が降
下するようにされたことを特徴とする。
【0007】
【実施例】以下に本発明に係わる入浴用補助具の望まし
い実施例を図面に従って説明するが、これにより本発明
は何等限定されるものではない.
【0008】
【実施例1】図1〜図6は本発明に係わる入浴用補助具
の第1実施例を示したものである.図1において、ゴム
引き布で所定の直方体形状に形成された膨縮自在の中空
体1の天板面1dの外面端部に塩化ビニル製チュ−ブ2
が取り付けられて中空体1の中空部と連通されており、
このチュ−ブ2はバルブ6を介して塩化ビニル製チュ−
ブ3と接続されると共にこのチュ−ブ3はポンプ7を介
して塩化ビニル製チュ−ブ4と接続されている.また、
バルブ6には塩化ビニル製チュ−ブ5も接続されてお
り、バルブ6を切り換えることにより,バルブ6を介し
て前記チュ−ブ2と前記チュ−ブ5とが連通されると同
時に前記チュ−ブ2と前記ユ−ブ3との連通状態が遮断
されたり(以下、「バルブ出状態」と記す.)、あるい
はまた、バルブ6を介して前記チュ−ブ2と前記チュ−
ブ5との連通状態が遮断されると同時に前記チュ−ブ2
と前記チュ−ブ3とが連通されるようされたり(以下、
「バルブ入状態」と記す.」、更にまた、バルブ6を介
して前記チュ−ブ2と前記チュ−ブ3と前記チュ−ブ5
とが連通状態を全て遮断できる(以下、「バルブ切状
態」と記す。)ようされている.
【0009】以上の構成において、その作用や用途を図
2乃至図6に基ずいて説明する.図2において、縮小さ
れている中空体1を天板面1dを上にして浴槽10に入
れる.次いでバルブ6を切り換えて「バルブ入状態」に
した後、前記チュ−ブ4の先端を浴室の湯栓口に接続し
(図示省略)、ポンプ7を常法により作動させて湯栓口
から湯を供給する.
【0010】湯は図3のようにチューブ4,ポンプ7,
チューブ3,バルブ6,チューブ2を経て中空体1の中
空部内に供給され、中空体1は湯栓口からの湯の供給速
度に応じて膨張を続け天板1dが上昇する。この際、中
空体1の側面四周と底面は浴槽によって拘束されている
ので中空部内にある程度以上の湯が供給されると、湯の
供給圧力と中空体1の抵抗とがバランスするまで天板1
dの上昇は可能である。天板1dが浴槽の開口部近傍に
達したらバルブ6を切り換えて「バルブ切状態」にする
と、天板1dがその上昇を停止して中空体に更なる湯の
流入ができないようにされると共に中空体内の湯が外部
に流出できないようにされる。これにより、ポンプを停
止しても天板1dの位置が維持される。
【0011】次に、図4のようにチュ−ブ5の先端を中
空体1の側壁面と浴槽内壁面との隙間に挿入して浴槽底
面に臨ませた後、適宜手段で入浴者を天板1d上に乗せ
る.
【0012】次に、バルブ6を切り換えて「バルブ出状
態」にすると、図5のように中空体1内の湯がチュ−ブ
2,バルブ6,チュ−ブ5を経て浴槽内に移動するため
中空体1は縮小される.これに伴って中空体1の上に乗
っている入浴者は自動的に浴槽内の湯の中に身を沈めら
れる.この際、入浴者の湯中にに没している部分と略同
体積の湯が浴槽から溢れ出る.
【0013】入浴者が適宜温まった頃をみて、チュ−ブ
4の先端を浴槽の湯中に入れてバルブ6を切り換えて
「バルブ入状態」にした後、ポンプ6を作動させると浴
槽内の湯がチュ−ブ4,ポンプ7,チュ−ブ3,バルブ
6,チュ−ブ2を経て中空体1の中に戻される.この
際、中空体1が膨張されて入浴者が浴槽の底面より適宜
浮上したところでバルブ6を切り換えて「バルブ切状
態」にすると入浴者の身体を浴槽開口部近く上昇したと
ころで停止することができ、これにより入浴者の身体を
浴槽内で容易に洗うことができる.バルブ6を切り換え
ずに、引き続き「バルブ入状態」にして浴槽から溢れ出
てしまった湯量に相当する新たな湯を浴室の湯栓口から
浴槽に補給すると、前述のように中空体1が膨張して図
6のように入浴者は自動的に湯中から上げられる.かく
して、水圧を利用して入浴者を自動的に浴槽から出し入
れできるという作用を果たす.
【0014】なお、中空体の天板1dの材質を硬質プラス
チックスや木等の剛性のあるものにし、 対向する両端
に案内板を取り付け浴槽内面に沿って上下動できるよう
にすると浴槽からの入浴者の出し入れの際、入浴者の姿
勢が安定するという効果がある.また、中空体の中空部
を複数の隔室化された部屋に分けてもよい.例えば、図
9のように部屋1a,1b,1cを形成させて、各室に
水の出入り通路を設け適宜、収縮・膨張させることによ
り入浴者の浴槽の底面からの高さや入浴者の姿勢を随時
調節できるという効果がある.
【0015】
【実施例2】図7乃至図8は本考案に係わる入浴用補助
具の第2実施例を示したものである.なお、上記第1実
施例で説明した、中空体1への湯の出し入れ手段は図示
を省略する.
【0016】本第2実施例の特徴とするところは、図7
において、中空体1がその天板面に突設された適数の連
結部材8を介して離間される支持板9と連結されている
点にあり、浴槽内で中空体を最大限膨張させた時の支持
板9と中空体1との間の体積は入浴者の体積より適宜大
きめに設定されている.ここでは、支持板9の連結部材
8が連結されている側の面に紐16を介して係止具15
が取付られている.また、支持板9の紐16が取付られ
ている面と対向する面の左端部に座板13が突設されて
いる.更にまた、支持板9の左端に支持板9の座板13
が突設されている面の延長面の位置から座板13の方向
にのみ選択的に曲折自在とされる補助板14が取り付け
られている.
【0017】以上の構成において、その作用は第1実施
例と同様である.すなわち、第1実施例同様に縮小され
た中空体1を浴槽10に入れて係止具15を浴槽10の
縁部に係合させ第1実施例同様に中空体1を膨張させる
と支持板9は浴槽10の縁部上方に上昇して略水平にな
る.次いで、補助板14を支持板9の延長面上に伸ば
す.以上の状態で入浴者を支持板9の上に膝を曲げて仰
向けに乗せる.この際、臀部とふくらはぎとの間に座板
13を挿入する.続いて、第1実施例同様、中空体1か
ら浴槽内に湯を移すと中空体1が縮小し、支持板9は係
止具15が係合されている浴槽縁部を支点としてその左
側が湯中に没して傾斜する.この際、補助板14の一部
は座板13側に曲折して浴槽の中に没する.また,支持
板9と中空体1とを適宜離間させ中空体1の延長上支持
板9までの体積を入浴者の体積より適宜大きくしている
ので入浴者が湯中に入っても浴槽内の湯が溢れ出ること
はない.適宜入浴をさせた後、第1実施例同様に中空体
1を膨張させると支持板9は再び略水平となり浴槽縁部
上方に上昇されて、入浴者は自動的に浴槽から上げられ
る.
【0018】以上の実施例では、チュ−ブを介して開閉
手段としてのバルブとポンプとを直列に配設したがこれ
に限るものではない.要するに、中空体内に湯を自在に
入れることができ、この湯を中空体内に止めたり外部に
排出できるならば、開閉手段とポンプはどのような部材
を介してもよいし、どのように配設してもよい.
【0019】また、中空体の材質や構造は中空体内への
湯の入出により膨縮でき水や気体を通さないものであれ
ばどのようなものでもよい.ま た、チュ−ブの材質は
プラスチックス等柔軟性または可撓性があるものが好ま
しい.
【0020】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係わる入浴
用補助具によれば、浴槽内に入れた中空体内に湯を入出
させることで中空体を膨縮させ、その天板を上下させる
ことにより天板上の入浴者を自動的に浴槽から出し入れ
できる.また、本発明の入浴用補助具単体を浴槽内に着
脱自在にセットすればその効果を発揮するので家屋の改
造は全く不要である.また、中空体はプラスチックスを
接着または融着することで形成できると共に中空体とチ
ュ−ブも同様の方法で結合できるので安価に製造でき
る。更にまた、本発明の入浴用補助具はプラスチックス
で造ることができるので極めて軽く、誰にでも取り扱い
しやすい等の優れた実用的な効果がある.
【0021】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例を示す斜視図である.
【図2】 本発明の第1実施例の作用を示す第1動作説
明図である.
【図3】 本発明の第1実施例の作用を示す第2動作説
明図である.
【図4】 本発明の第1実施例の作用を示す第3動作説
明図である.
【図5】 本発明の第1実施例の作用を示す第4動作説
明図である.
【図6】 本発明の第1実施例の作用を示す第5動作説
明図である.
【図7】 本発明の第2実施例の作用を示す第1動作説
明図である.
【図8】 本発明の第2実施例の作用を示す第2動作説
明図である.
【図9】 本発明の中空体の実施態様例を示す要部断面
図である.
【図10】 従来の入浴用補助具を示す要部断面図であ
る.
【符号の説明】
1 中空体 2 ,3,4,5 チュ−ブ 6 バルブ 7 ポンプ 8 連結部材 9 支持板 10 浴槽 11 入浴者 12 湯面 13 座板 14 補助板 15 係止具 16 紐

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽内で人を昇降させる入浴用補助具で
    あって、浴槽内に入れられ湯水の入出により膨縮自在の
    中空体と、この中空体に連結されこの中空体の中空部と
    連通する中空孔を有し先端が圧力水供給装置に接続可能
    されるチューブと、前記中空体の中空部と外部とを連
    通・遮断可能とされる開閉手段とを備え、圧力水発生装
    置から供給される湯水を前記チューブを介して前記中空
    体の中空部に注入して中空体を膨張させることにより中
    空体の天板が上昇したり、前記開閉手段により前記中空
    体の中空部と外部とを遮断して中空体内に湯水を封入し
    て中空体の天板が昇降を停止したり、前記開閉手段によ
    り前記昇降部材の中空部と外部とを連通して中空体内の
    湯水を流出させて中空体を縮小させることにより中空体
    の天板が降下するようにされたことを特徴とする入浴用
    補助具
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JPH0670859A JPH0670859A (ja) 1994-03-15
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JPS6160891U (ja) * 1984-09-28 1986-04-24
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